JPH0543916Y2 - - Google Patents

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JPH0543916Y2
JPH0543916Y2 JP4278690U JP4278690U JPH0543916Y2 JP H0543916 Y2 JPH0543916 Y2 JP H0543916Y2 JP 4278690 U JP4278690 U JP 4278690U JP 4278690 U JP4278690 U JP 4278690U JP H0543916 Y2 JPH0543916 Y2 JP H0543916Y2
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cleaning
cleaning tank
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rod
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、機械部品、電子部品等の被洗浄物
を、洗浄槽内で上下動しながら洗浄し得るように
した洗浄装置に係るものであつて、溶剤ガスの拡
散防止を目的とするものである。
従来の技術 従来、洗浄槽の外側に上下動手段を位置し、こ
の上下動手段に接続して上下動する上下動杆の下
端に、被洗浄物載置用の洗浄台を固定するととも
にこの上下動杆を、洗浄槽の天板に摺動自在に貫
通したものが、特公昭61−50669号公報記載の発
明、実公昭63−30536号公報記載の考案等として
知られている。
この従来公知の洗浄装置は、被洗浄物を上下動
するのみで、被洗浄物の浸漬洗浄、蒸気洗浄等を
行う事ができ、装置の占有面積を少なくできる点
で、優れた機能を持つている。
しかしながら、上下動杆が洗浄槽の天板を貫通
し、溶剤と接触した上下動杆が天板から出入する
ため、この貫通部及び上下動杆の表面から溶剤ガ
スの拡散を生じ易い欠点を有するものであつた。
また、貫通部から溶剤ガスが拡散する事を防止
する目的で提案されたものに、実開昭59−65792
号公報記載の考案が存在する。この考案は、上下
動杆の外周を、洗浄槽内に於て伸縮自在な被覆体
で被覆するものである。そのため、洗浄液と上下
動杆が直接接触することなく、上下動杆が溶剤で
汚染されない利点を有している。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、この考案は、被覆体の上端を洗
浄槽内面に密着固定し、被覆体内を気密的に形成
しているため、上下動杆の上下動に伴つて被覆体
内部の圧力が著しく変化するものとなる。従つて
上下動杆が、上昇位置から下降位置に移動する
と、被覆体は伸張し内部の圧力が著しく低下す
る。その結果、洗浄槽内の溶剤ガスを被覆体内に
導入し易いものとなり、特に、被覆体にピンホー
ル等が存在すると多量の溶剤ガスを導入するもの
となる。
また、溶剤ガスを被覆体内部に導入した後、上
下動杆を下降位置から上昇位置に移動すると、被
覆体は収縮し、内部の圧力は著しく上昇する。そ
のため、被覆体内部の溶剤ガスは、貫通部から外
部に導出し易いものとなる欠点を有していた。
また、洗浄槽内に被覆体を設けているから、被
覆体が、溶剤液および濃厚な溶剤ガスと常に接触
することになり、被覆体が溶剤によつて劣化する
欠点を有していた。
本考案は上述のごとき課題を解決しようとする
ものであつて、洗浄槽の外側に設けた上下動手段
によつて上下動するよう、洗浄槽の天板を貫通し
て上下動杆を設けたものに於て、この上下動杆の
貫通部からの溶剤ガスの拡散を確実に防止しよう
とするものである。
課題を解決するための手段 本考案は上述のごとき課題を解決するため、洗
浄槽の外側に位置する上下動手段に上下動杆を接
続して上下動可能とし、この上下動杆を、天板を
貫通して洗浄槽内に挿入するとともに下端に被洗
浄物載置用の洗浄台を固定したものに於て、この
上下動杆の外周を天板の上面位置で、伸縮自在な
第1被覆体にて被覆し、この第1被覆体の下端を
天板外面に密接固定するとともに上端を、上下動
手段に連結して上下動する連結体の下端に連結
し、この連結体の上端に、伸縮自在な第2被覆体
の下端を連結し、この第2被覆体と第1被覆体と
を、連結体を介して連通接続するとともに第2被
覆体の上端を、上下動杆の延長方向に設けた固定
部に密接固定して成るものである。
作 用 本考案は上述のごとく構成したものであるか
ら、洗浄作業に伴つて上下動杆を、上下動杆の上
昇位置から下降位置に移動すると、伸縮自在な第
1被覆体は収縮し内部容積を減少する。しかしな
がら、第1被覆体は上下動手段に連結した連結体
を介して第2被覆体に連通しているから、減少し
た内部容積に相当する分の気体は、上下動杆の移
動により伸長した第2被覆体内部に流動する。
また、上下動杆を、洗浄作業に伴つて下降位置
から上昇位置に移動すると、第1被覆体は伸張
し、内部容積を増加する。しかしながら、第1被
覆体は、上下動手段に連結した連結体を介して第
2被覆体に連通しているから、増加した内部容積
に相当する分の気体は、収縮した第2被覆体から
流入する。
上述のごとく、上下動杆の上下動によつては、
第1被覆体及び第2被覆体の内部圧力に変化を生
じないから、洗浄槽内の用事ガスを被覆体内に導
入することがなく、また被覆体内部に誤つて溶剤
ガスを導入しても、外部に放出することがないも
のである。
また、被覆体は溶剤液とは接触することがない
し、誤つて溶剤ガスを導入しても、従来例のごと
く洗浄槽の内部に被覆体を直接挿入した場合と比
較し、著しく溶剤ガスの濃度が低く、被覆体の劣
化を生じる虞れは極めて少ないものである。
実施例 以下本考案の一実施例を図面に於いて説明すれ
ば、1は上下動手段で、洗浄槽2の側面上下方向
に設置している。この上下動手段は、エアーシリ
ンダー、チエーン駆動、オイルシリンダー等の任
意の機構を用いることができるが、一実施例では
オイルシリンダー3を用い、上部方向にピストン
杆4を突出している。
そして、このピストン杆4の上端の洗浄槽2側
の側面に、固定部材5を突出固定するとともに洗
浄槽2とは反対側に、ガイドローラー6を突出し
ている。このガイドローラー6は、上下動手段1
の外側上下方向に位置したガイドフレーム7に、
上下方向摺動自在に係合し、ピストン杆4の安定
の良い上下動を可能としている。
また、前記固定部材5は、連結体8を介して上
下動杆9に接続固定することにより、上下動杆9
とピストン杆4を連結している。
この上下動杆9は、洗浄槽2の側壁11と平行
に位置し、洗浄槽2の天板12を貫通して、洗浄
槽2内に挿入するとともに下端に、被洗浄物13
載置用の洗浄台14を固定している。
また、この上下動杆9によつて洗浄台14が上
下動し得る洗浄槽2内に、被洗浄物13の液洗浄
を行う洗浄液相15と、被洗浄物13の蒸気洗浄
を行う蒸気洗浄相16と、冷却コイル17を洗浄
槽2の内周に設け洗浄蒸気の凝縮を行う冷却相1
8と、被洗浄物13の出入部19とを、洗浄槽2
の下底から上方に順次形成している。また、この
出入部19には、被洗浄物13を出入するための
出入口21を、一側に設けるとともにこの出入口
21を、シヤツター22により閉止している。
また、上下動杆9の外周を天板12の上面位置
で、第1被覆体23にて被覆している。この第1
被覆体23は、上下動杆9の移動に伴い気密性を
保ちながら内部の容積を自在に変化し得るよう、
ゴム引布等の素材を用いて蛇腹状に形成してい
る。
また、この第1被覆体23の下端を、天板12
の外面に密接固定するとともに上端を、上下動手
段1のピストン杆4に固定した固定部材5の連結
体8の下端に固定している。この連結体8の上端
に、伸縮自在な第2被覆体24の下端を連結し、
この第2被覆体24と第1被覆体23とを、連結
体8を介して連通接続する。
また、第2被覆体24は、第1被覆体23と同
様に、上下動杆9の移動に伴い気密性を保ちなが
ら内部容積を自在に変化し得るよう、ゴム引布等
の素材を用いて蛇腹状に形成している。そしてこ
の第2被覆体24の上端を、上下動杆9の延長方
向に設けたガイドフレーム7の固定部25に密接
固定している。
また、この固定部25は、ピストン杆4の上昇
限界時に、ピストン杆4の上端を突き当てる突当
突部26を設け、ピストン杆4の抜け出しを防止
している。
上述の如く構成したものに於て、被洗浄物13
の洗浄を行うには、第1図に示すごとく、まず上
下動杆9を上昇限界に位置する。そして、シヤツ
ター22を開放し、出入口21から被洗浄物13
を洗浄台14に載置して、シヤツター22を閉止
する。
次に、第2図に示すごとく、上下動杆9を下降
限界に移動し、被洗浄物13を載置した洗浄台1
4を洗浄液相15に浸漬して液洗浄を行う。そし
て、液洗浄完了後、上下動杆9を上昇し洗浄液相
15の上部で蒸気洗浄を行う。そして上下動杆9
を再び上昇し、冷却相18で蒸気の凝縮を行い、
最後に上下動杆9をさらに上昇し、出入部19で
シヤツター22を開放して、出入口21から被洗
浄物13を取り出すことによつて洗浄を完了す
る。
上述のごとく、被洗浄物13の洗浄工程におい
て、上下動杆9は多数回の上下動を繰り返すもの
である。例えば、上昇位置にある上下動杆9を下
降位置に移動すると、第1被覆体23は伸縮自在
に形成されているから、内部容積を減少し、内部
を減圧状態とする。しかしながら、第1被覆体2
3は固定部材5に形成した連結体8を介して、第
2被覆値24に連通しているから、減少した内部
容積に相当する分の気体は、上下動杆9の移動に
より伸張した第2被覆体24内部に流動し、第
1,第2の被覆体23,24とも内圧を変化させ
る事がない。
また、第2図に示すごとく、下降位置にある上
下動杆9を上昇位置に移動すると、第1被覆体2
3は伸張し内部容積を増加する。しかしながら、
第1被覆体23は固定部材5に形成した連結体8
を介して第2被覆体24に連通しているから、増
加した内部容積に相当する分の気体は、上下動杆
9の移動により収縮した第2被覆体24から流入
する。従つてこの場合も、第1,第2の被覆体2
3,24は内圧を変化させる事がない。
上述のごとく、上下動杆19の上下動によつて
は、第1,第2の被覆体23,24の内部圧力に
変化を生じないから、洗浄槽2内の溶剤ガスを、
第1,第2の被覆体23,24内に導入すること
がない。また第1,第2の被覆体23,24の内
部に誤つて溶剤ガスを導入しても、この溶剤ガス
を外部に放出することがないものである。
考案の効果 本考案は上述のごとく構成したものであるか
ら、上下動手段に接続して上下動可能とした上下
動杆を、洗浄槽の天板を貫通して洗浄槽内に挿入
する洗浄装置に於て、貫通部及び上下動杆の表面
からの溶剤ガスの拡散を確実に防止することが可
能となる。
また、被覆体は溶剤液とは接触することがない
し、誤つて溶剤ガスを導入しても、従来例のごと
く洗浄槽の内部に被覆体を直接挿入した場合と比
較し、著しく溶剤ガスの濃度が近く、被覆体の劣
化を生じる虞れは極めて少ないものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図は上下動杆の下降限界状態の断面図、第2
図は上下動杆の上昇限界状態の断面図である。 1……上下動手段、2……洗浄槽、8……連結
体、9……上下動杆、12……天板、13……被
洗浄物、14……洗浄台、23……第1被覆体、
24……第2被覆体、26……固定部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 洗浄槽の外側に位置する上下動手段に上下動杆
    を接続して上下動可能とし、この上下動杆を、天
    板を貫通して洗浄槽内に挿入するとともに下端に
    被洗浄物載置用の洗浄台を固定したものに於て、
    この上下動杆の外周を天板の上面位置で、伸縮自
    在な第1被覆体にて被覆し、この第1被覆体の下
    端を天板外面に密接固定するとともに上端を、上
    下動手段に連結して上下動する連結体の下端に連
    結し、この連結体の上端に、伸縮自在な第2被覆
    体の下端を連結し、この第2被覆体と第1被覆体
    とを、連結体を介して連通接続するとともに第2
    被覆体の上端を、上下動杆の延長方向に設けた固
    定部に密接固定した事を特徴とする洗浄装置。
JP4278690U 1990-04-20 1990-04-20 Expired - Lifetime JPH0543916Y2 (ja)

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JP4278690U JPH0543916Y2 (ja) 1990-04-20 1990-04-20

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JPH04973U JPH04973U (ja) 1992-01-07
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