JPH03997Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH03997Y2
JPH03997Y2 JP13384088U JP13384088U JPH03997Y2 JP H03997 Y2 JPH03997 Y2 JP H03997Y2 JP 13384088 U JP13384088 U JP 13384088U JP 13384088 U JP13384088 U JP 13384088U JP H03997 Y2 JPH03997 Y2 JP H03997Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sliding body
regulating plate
opening
elevating bathtub
elevating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13384088U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0253736U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13384088U priority Critical patent/JPH03997Y2/ja
Publication of JPH0253736U publication Critical patent/JPH0253736U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH03997Y2 publication Critical patent/JPH03997Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は寝たきり患者を入浴させる昇降浴槽に
関する。
従来の技術 従来の技術として実公昭61−24255号公報に開
示されている技術があり、この技術は、昇降浴槽
の底面に開口された開口部に支柱が貫通され、こ
の支柱と底面とを液密にシールする部材を支柱に
嵌合された摺動体(スライダ)と可撓膜とで構成
してなるものである。
考案が解決しようとする課題 従来技術として挙げた実公昭61−24255号公報
に開示されている技術では、支柱に嵌合された摺
動体を平板状の可撓膜を用いて昇降浴槽の底面へ
連繋取着しているものであるから、昇降浴槽が昇
降する際、支柱に対して大きな摩擦抵抗を有して
摺動する摺動体を可撓膜が引き上げたり、引き下
げたりしている。この様な構成における可撓膜に
は湯水の圧力に加えて摺動体を移動させるための
過大な張力が高頻度に掛り、可撓膜の疲労及び破
壊が短時日で起きるので可撓膜の耐久性が悪いと
いう問題点があつた。
さらに前記摺動体が昇降移動時に支柱の芯ずれ
により水平方向へ移動すると、可撓膜が平面状で
あるため可撓膜の一方向部分に強い張力が掛り、
可撓膜の耐久性を一層悪化させるという問題があ
つた。
課題を解決しようとする為の手段 本考案は前記従来技術の問題点を解決したもの
で、支柱と昇降浴槽の底壁とをシールしながら支
柱を底壁に摺動させる機構の耐久性を向上させ、
支柱の芯ずれに対して摺動体が容易に追従できる
昇降浴槽の芯ずれ吸収機構を提供することを目的
としている。
即ち、本考案は昇降浴槽部11の底壁12に開
口された支柱3が貫通する開口部20に芯ずれ吸
収機構1を設け、該芯ずれ吸収機構1を、支柱3
に水密に外嵌される摺動体5と、開口部20の上
面に止着される上部規制板17と、開口部20の
下面に止着される下部規制板13と、下部規制板
13の開口端部から一体的に設けられた円筒部1
4と摺動体5との間にわたつて縦方向に外嵌取着
される円筒ベロー9とで構成し、前記摺動体5の
上端には鍔部16を形成し該鍔部16を上部規制
板17と下部規制板13との間に存する間隙に遊
動可能な状態で挿入すると共に摺動体5の外周面
と円筒部14の内周面との間には僅かの間隙を設
けてなることを特徴とする昇降浴槽の芯ずれ吸収
機構である。
作 用 芯ずれ吸収機構を上部規制板、下部規制板、摺
動体及び円筒ベローで構成し、また下部規制板と
上部規制板との間に適宜な間隙を設けたことおよ
び摺動体と下部規制板の円筒部との間に適宜な間
隙を設けたことにより、これらの間隙内で摺動体
が張力を受けず全く自在に遊動できるので、昇降
浴槽の底壁が昇降動する時に生じる支柱と底壁と
の水平方向の位置ずれや底壁と支柱との角度誤差
が容易に無理なく吸収できる。また円筒ベローに
より水密を図つている。
実施例 本考案の実施例を添付の図面に基づいて詳述す
る。
第1図には本考案の芯ずれ吸収機構1を示して
いる。基底枠部2に立設した支柱3の上端には架
台4が設けられ、支柱3には摺動体5が水密に外
嵌される。摺動体5の摺動面に刻設される溝8
a,8b,8cにはシール6、パツキン7a,7
bが保持されている。
摺動体5の周囲側面には円筒状にかつ蛇腹に形
成してなる円筒ベロー9が縦方向に外嵌され、円
筒ベロー9の下部は摺動体5の側面下方位置に下
バンド10で締着される。
第2図に示す昇降浴槽装置は昇降浴槽部11を
昇降機構部18で昇降させてなり、昇降浴槽部1
1の底壁12には支柱3が貫通される開口部20
が開口されている。該開口部20に摺動体5が遊
動状態で保持されている。
前記円筒ベロー9の上部は、開口部20の周辺
の下面に水密取着された下部規制板13の中央挿
通口21側に垂下取着した円筒部14の外周側面
に外嵌され且つ上バンド15で締着される。
前記摺動体5の上端部に鍔部16を形成し、該
鍔部16の上面の外周部分は底壁12上面に止着
される上部規制板17に対応しており、鍔部16
の外周下面部分は下部規制板13に当接してい
る。
上部規制板17と下部規制板13との間には鍔
部16を遊動させるに必要な間隙が存している。
第2図に示す昇降浴槽装置の基底枠部2には前
記の支柱3が立設され且つ昇降浴槽部11を昇降
させる昇降機構部18が載設されており、また基
底枠部2の四周側面には装置カバー19が取着さ
れる。
作 用 本考案の昇降浴槽装置を用いて患者を入浴させ
るときには、患者を載せた担架(図示省略)を架
台4に載せる。しかる後に昇降機構部18を作動
させて昇降浴槽部11を上昇させる。昇降浴槽部
11が上昇すると架台4は昇降浴槽部11内に注
いだ湯中に漬かり、入浴が行える。退浴時には昇
降浴槽部11を下降させる。
次に芯ずれ吸収機構1の作用を述べる。
昇降浴槽部11を上昇させると、底壁12の開
口部20に設けた下部規制板13が摺動体5の鍔
部16の下面に当接し摺動体5を押し上げる。昇
降浴槽部11を下降させると、上部規制板17が
鍔部16の上面に当接し摺動体5を押し下げる。
即ち昇降浴槽部11が昇降動状態にある時、下
部規制板13及び上部規制板17が摺動体5の鍔
部16の下面及び上面を押し上げまたは押し下
げ、摺動体5が支柱3に添つて昇降摺動する。昇
降浴槽部11が昇降動状態にある時、支柱3と底
壁12との相互の水平方向の位置ずれや角度ずれ
が生じた場合は、位置や角度のずれを芯ずれ吸収
機構1により吸収する。
尚、前記従来技術における摺動体を保持し所定
部位へ到たらしめるよう引つ張る可撓膜に相当す
るものが本考案では存在しないので、摺動体5の
水平方向への移動は自由である。
前記支柱3と摺動体5とはシール6、パツキン
7a及びパツキン7bにより水密が保たれてお
り、さらに摺動体5と底壁12から延設された下
部規制板13とは摺動体5と円筒部14の間にわ
たつて縦方向に締着される円筒ベロー9により水
密が保たれている。なお、円筒ベロー9は水密作
用のみ有し、支柱3上の摺動体5を遊動状態で昇
降移動させる作用は有していない。
考案の効果 可撓膜に昇降浴槽の昇降時に垂直方向の張力が
掛かりさらに支柱の横ぶれに対して可撓膜に水平
方向の張力も加わつていた従来技術の構成に比し
て、本考案においては、摺動体の鍔部が上部規制
板と下部規制板の間に若干の遊びをもつて挿入さ
れた構成を採つているので、上部規制板と下部規
制板の間にある鍔部はこれらの両板で押されて上
下の垂直方向へ移動させられるものであるから、
材料疲労により可撓膜が短時日で破壊するなどの
従来の問題点は解消され、芯ずれ吸収機構の耐久
性を著しく向上させることができる。
更に、上述のように底壁の開口部に止着した下
部規制板及び上部規制板で摺動体を押し上げたり
押し下げたりする構成であり、摺動体を円筒部の
内部に囲つた構成であるから、昇降浴槽部が昇降
する時、円筒ベローの蛇腹部分が変形し摺動体に
自在に追従して動き、円筒ベローに垂直方向及び
水平方向の張力が殆ど加わらない為、円筒ベロー
に材料疲労は殆ど生ぜず、円筒ベローの破損を防
止でき円筒ベローの耐久性を著しく向上させるこ
とができる。
昇降浴槽の開口部と支柱との間の水密は下部規
制板の円筒部と摺動体の下方部とに止着された円
筒ベローで行う構成である。この構成によると製
造工程において円筒ベローを取り付ける作業は昇
降浴槽の底壁の下方の一方向のみから能率よく行
えることとなり、円筒ベローの取り替えなどのメ
ンテナンスの作業は容易であり、また製造工程の
作業も容易である。
【図面の簡単な説明】
添付の図面は本考案の実施例を示しており、第
1図は芯ずれ吸収機構の断面図、第2図は昇降浴
槽装置の断面図である。 1……芯ずれ吸収機構、3……支柱、5……摺
動体、9……円筒ベロー、11……昇降浴槽部、
2……底壁、13……下部規制板、14……円筒
部、16……鍔部、17……上部規制板、20…
…開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 昇降浴槽部11の底壁12に開口された支柱3
    が貫通する開口部20に芯ずれ吸収機構1を設
    け、該芯ずれ吸収機構1を、支柱3に水密に外嵌
    される摺動体5と、開口部20の上面に止着され
    る上部規制板17と、開口部20の下面に止着さ
    れる下部規制板13と、下部規制板13の開口端
    部から一体的に設けられた円筒部14と摺動体5
    との間にわたつて縦方向に外嵌取着される円筒ベ
    ロー9とで構成し、前記摺動体5の上端には鍔部
    16を形成し該鍔部16を上部規制板17と下部
    規制板13との間に存する間隙に遊動可能な状態
    で挿入すると共に摺動体5の外周面と円筒部14
    の内周面との間には僅かの間隙を設けてなること
    を特徴とする昇降浴槽の芯ずれ吸収機構。
JP13384088U 1988-10-12 1988-10-12 Expired JPH03997Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13384088U JPH03997Y2 (ja) 1988-10-12 1988-10-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13384088U JPH03997Y2 (ja) 1988-10-12 1988-10-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0253736U JPH0253736U (ja) 1990-04-18
JPH03997Y2 true JPH03997Y2 (ja) 1991-01-14

Family

ID=31392074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13384088U Expired JPH03997Y2 (ja) 1988-10-12 1988-10-12

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03997Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0253736U (ja) 1990-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03997Y2 (ja)
JPH0111225Y2 (ja)
JPS6124255Y2 (ja)
JPH032544B2 (ja)
JPH0546818B2 (ja)
JPS6124256Y2 (ja)
JPS63171559A (ja) 昇降式入浴装置
JPH0529114Y2 (ja)
JPS6244064Y2 (ja)
JPH0546817B2 (ja)
JPH0543916Y2 (ja)
JPH01107332U (ja)
JPH0450032U (ja)
JPS62787Y2 (ja)
JPS62171799U (ja)
JPH0533569Y2 (ja)
JPH0286527U (ja)
JPH02161947A (ja) 昇降式入浴装置におけるシール装置
JPH08117308A (ja) 浴 槽
JPS637156Y2 (ja)
JP3069250B2 (ja) リフト式入浴装置
JPH0450777Y2 (ja)
JP4429113B2 (ja) 湯灌用洗浄槽
JPS61206784U (ja)
JPS585702Y2 (ja) フロ−ト式表面取水装置