JPH0543876Y2 - - Google Patents

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JPH0543876Y2
JPH0543876Y2 JP1988107140U JP10714088U JPH0543876Y2 JP H0543876 Y2 JPH0543876 Y2 JP H0543876Y2 JP 1988107140 U JP1988107140 U JP 1988107140U JP 10714088 U JP10714088 U JP 10714088U JP H0543876 Y2 JPH0543876 Y2 JP H0543876Y2
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JP
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plate
flow
opening
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water
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は直放水とシヤワーと放水との切換等の
ために使用される水路切換装置に関する。
【従来の技術】
この種の水路切換装置でシヤワーヘツド等に組
み込まれたものの中に、直放水口に連なる複数個
の開口と他の放水口に連なる複数個の開口とが周
方向において交互に並んでいる分流板と、周方向
に並んでいる複数個の連通口を有して軸回りの回
転でこの連通口と連通する前記分流板の開口を前
記二種に選択的に切り換える切換プレートとを備
えたタイプのものが採用されている。このタイプ
は、軸方向に動く弁で切り換えを行うものに比し
て、厚みの点や水路切換操作の操作性の点で優れ
ているのであるが、直放水口からの放水に際し、
周方向に間隔をおいて存在している複数個の開口
から直放水口へと水が流れるために、この直放水
口から放水される水流が、例えば図6に示すよう
に、複数個の開口の形状や配置の影響を受けた断
面形状となつてしまう。このような水流の乱れを
防ぐものとして、実公昭62−7725号公報には、直
放水口の内面に整流翼や邪魔板を設けたものが示
されている。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、これら整流翼や邪魔板だけでは
十分な整流効果を得ることができず、依然として
水の流れに乱れがあり、上記影響を排除するに
は、開口から直放水口に至るまでの水路の長さを
かなり長くとらなくてはならなかつた。 本考案はこのような点に鑑みなされたものであ
り、その目的とするところは分流板の開口から直
放水口までの寸法が短くとも、直放水口からの放
水を乱れのない流れとすることができる水路切換
装置を提供するにある。
【課題を解決するための手段】
しかして本考案は、直放水口に連なる複数個の
開口と他の放水口に連なる複数個の開口とが周方
向において交互に並んでいる分流板と、周方向に
並んでいる複数個の連通口を有して軸回りの回転
でこの連通口と連通する前記分流板の開口を前記
二種に選択的に切り換える切換プレートとを備え
た水路切換装置において、前記直放水口とこの直
放水口に連なる分流板の開口との間の直放水口側
に円筒壁面で囲まれた水路を設けるとともに、こ
の水路と分流板の開口とを開口の下流に位置させ
た窪み状受け部を有する屈曲流路で連通させてい
ることに特徴を有している。 [作用] 本考案によれば、窪み状受け部を有する屈曲流
路における水流の緩衝によつて、分流板の開口の
形状や配置の影響のない水流を直放水口から放出
することができる。 [実施例] 以下本考案を図示のシヤワーヘツドに組み込ん
だ実施例に基づいて詳述する。このシヤワーヘツ
ドの本体ハウジング1は、第1図及び第4図に示
すように、上部前面にヘツドカバー17が取り付
けられ、上端面に押釦2が配設され、更に下端が
ホース91との接続口11となつているもので、
上記ヘツドカバー17はその中央部に整流金網が
配された直放水口18を、周部に多数の小孔から
なるシヤワー放水口19を備えている。図中9は
ホルダーである。 そして本体ハウジング1と上記ヘツドカバー1
7との間には、分流板3が挟持固定されている。
この分流板3は、前面の中心側に屈曲した流路3
5を介して連なる開口31と、前面の周部側に連
なる開口32とが第3図に示すように、等ピツチ
で交互に複数個、図示例では三個ずつ形成されて
いるもので、背面側の中心には軸孔33を有し、
更に軸孔33を囲むようにして、複数個のカム3
4が突設されている。図中71,72,73は、
本体ハウジング1と分流板3との間、本体ハウジ
ング1とヘツドカバー17との間、並びに分流板
3とヘツドカバー17との間の防水のためのOリ
ングである。 この分流板3の上記軸孔33で一端が支持さ
れ、他端が本体ハウジング1内に設けられた仕切
板13の軸孔15で支持されている軸6に、切換
プレート4と、送りプレート5とが共に遊転自在
に且つ軸方向に摺動自在に装着されている。分流
板3の背面に位置する切換プレート4は、複数
個、図示例では分流板3の各開口31,32の個
数に一致する三個の連通口41を等ピツチで有し
ており、その分流板3側の面には、複数個のカム
44が環状に配設され、他面には複数個の係合爪
42が同じく環状に配設されている。 切換プレート4の背方に位置する送りプレート
5は、切換プレート4側の面に、切換プレート4
の上記係合爪42とでラチエツト機構を構成する
複数個の送り爪52を有しており、仕切板13と
の間に配されたばね60によつて、切換プレート
4側に付勢されている。そして、送りプレート5
の背面からは、ピン51が突設されている。 前記押釦2は、本体ハウジング1に軸方向に摺
動自在に取り付けられた摺動軸20の一端に着脱
自在に装着されている。この摺動軸20は、シー
ルパツキン21によつて本体ハウジング1の貫通
部における防水がなされると同時に、復帰ばね2
2によつて一方向に付勢されており、更に仕切板
13を貫通することによつて、その軸方向移動の
ガイドがなされているもので、本体ハウジング1
内で且つ仕切板13で囲まれたところに位置する
カム板23が固着されている。 このカム板23は、第2図に示すように、横方
向に長い長孔42を有しているもので、前記送り
プレート5から突設されたピン51が、仕切板1
3に設けられた円弧状の長孔14を通じて、長孔
24に挿通されている。 しかして、このシヤワーヘツドにおいては、押
釦2を押し込むと、摺動軸20と共に下方に移動
するカム板23が、その長孔24にピン51を係
合させている送りプレート5を一方向に回転させ
る。そして送りプレート5のこの回転は、上記ラ
チエツト機構を介して切換プレート4に伝えら
れ、切換プレート4も同方向に1ピツチ分回転し
て、連通口41が連通する開口31,32を切り
換える。開口31に連通口41が一致した時に
は、直放水口18からの放水がなされ、開口32
が連通口41が一致した時には、シヤワー放水口
19からの放水がなされるものである。 そして、上記の切換プレート4の回転の際は、
分流板3に設けられたカム34と、切換プレート
4のカム44との係合によつて、切換プレート4
が分流板3から浮かされて、切換プレート4の分
流板3側の面に取り付けられたゴムビード45が
分流板3から話されている状態で、上記1ピツチ
分の回転がなされる。 すなわち、ここにおける上記カム34,44
は、係合爪42と送り爪52とから構成されるも
のと同じく、一方向にのみ噛み合うラチエツト機
構を構成しているのであるが、係合爪42及び送
り爪52によるラチエツト機構に対し、逆方向の
ラチエツト機構を構成していることから、送りプ
レート4が切換プレート4を回転させる時、切換
プレート4のカム44と分流板3のカム34と
は、相互の傾斜面が摺接して、分流板3から切換
プレート4を浮き上がらせるものであり、傾斜面
を昇りきつた時点でばね60による付勢で送りプ
レート5及び切換プレート4が分流板3側に移動
して、切換プレート4が再度分流板3に接する。 そして、押釦2から指を離せば、復帰ばね22
による付勢で摺動軸20及び押釦2が復帰すると
ともに、カム板23にピン51を係合させている
送りプレート5も逆回転する。この方向の送りプ
レート5の回転は、送り爪52と係合爪42との
傾斜面同士の摺接によつて送りプレート5が切換
プレート4から浮きつつ回転するだけで、切換プ
レート4はそのカム44と分流板3のカム34と
の係合もあつて、回転することはなく、分流板3
から浮くこともない。 ここにおいて、前述のように分流板3の開口3
1を通じて直放水口18から水を放出する時、本
来ならば、複数の開口31の配置の関係上、直放
水口18から出る水の断面形状が第6図に示すよ
うに三角形状となつてしまうのであるが、ここで
は、直放水口18が一端に位置する分流板3内部
の円筒壁面で囲まれた水路と、各開口31との間
に、開口31を通過した水流が当たる窪み状受け
部を有してZ字形に屈曲した流路35を設けて、
水流の勢いを流路35の形状で緩衝させているた
めに、各開口31から流入して合流した水は、直
放水口18から乱れのない断面円形の水流として
放出されるものである。 第5図に示すように、分流板3の円筒壁面で囲
まれる水路部分の長さを長くとれば、更に水の乱
れがなくなる。尚、屈曲した流路35の入り口、
つまりは開口31の断面積Bよりも、流路35の
出口側の断面積Aの方を大きくしておく。出口で
の流速が遅くなるために、更に水の流れを乱れの
ないものとすることができる。
【考案の効果】
以上のように本考案においては、周方向に間隔
をおいて存在している複数個の開口を通過した水
流は、窪み状受け部を有する屈曲流路で折り返さ
れるような流れとなることで緩衝された上で円筒
壁面で囲まれた水路を経て直放水口に至るもので
あり、分流板から直放水口までの寸法が短くと
も、分流板に設けられた開口の形状の影響あるい
は開口の配置の影響による乱れのない水流を直放
水口から放出することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の縦断面図、第2図は
第1図中のX−X線断面図、第3図は同上の分解
斜視図、第4図は斜視図、第5図は他の実施例の
縦断面図、第6図は従来例の斜視図であつて、3
は分流板、4は切換プレート、18は直放水口、
31,32は開口、35は流路を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 直放水口に連なる複数個の開口と他の放水口に
    連なる複数個の開口とが周方向において交互に並
    んでいる分流板と、 周方向に並んでいる複数個の連通口を有して軸
    回りの回転でこの連通口と連通する前記分流板の
    開口を前記二種に選択的に切り換える切換プレー
    トとを備えた水路切換装置において、 前記直放水口とこの直放水口に連なる分流板の
    開口との間の直放水口側に円筒壁面で囲まれた水
    路を設けるとともに、この水路と分流板の開口と
    を開口の下流に位置させた窪み状受け部を有する
    屈曲流路で連通させていることを特徴とする水路
    切換装置。
JP1988107140U 1988-08-12 1988-08-12 Expired - Lifetime JPH0543876Y2 (ja)

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JP1988107140U JPH0543876Y2 (ja) 1988-08-12 1988-08-12

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JPH0228742U JPH0228742U (ja) 1990-02-23
JPH0543876Y2 true JPH0543876Y2 (ja) 1993-11-05

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5233488Y2 (ja) * 1973-12-29 1977-07-30
JPS59158453U (ja) * 1983-04-11 1984-10-24 パロマ工業株式会社 シヤワ−蛇口

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JPH0228742U (ja) 1990-02-23

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