JPH054383Y2 - - Google Patents

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JPH054383Y2
JPH054383Y2 JP1987193270U JP19327087U JPH054383Y2 JP H054383 Y2 JPH054383 Y2 JP H054383Y2 JP 1987193270 U JP1987193270 U JP 1987193270U JP 19327087 U JP19327087 U JP 19327087U JP H054383 Y2 JPH054383 Y2 JP H054383Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、車両のたとえばインストルメントパ
ネルに設けられたラジオ受信機などの電子機器
を、たとえば後部座席から操作することができる
ようにした操作装置に関する。
背景技術 従来から、車両のたとえばインストルメントパ
ネルなどに取付けられるラジオ受信機等の電子機
器を、該電子機器近傍の主操作装置以外の遠隔操
作装置を用いて、後部座席から操作するような構
成が用いられている。このような構成を実現する
遠隔操作装置からの制御信号は、前記電子機器に
接続コードを介するいわゆるワイヤードで、ある
いは無線や赤外線を用いるワイヤレスで伝達され
る。これらの遠隔操作装置は、通常、運転席また
は助手席シートの後部座席側に固定されている。
このような固定の方法として、いわゆる両面テ
ープを用いて固定したり、あるいは前記シートに
ホルダを設け、該遠隔操作装置の非使用時には、
このホルダ内に収納して固定するような構成があ
る。また前記両面テープに代えて、マジツクテー
プ(商品名)を用いて、遠隔操作装置をシートか
ら着脱自在にする構成が用いられている。さらに
このような遠隔操作装置をシート背面に埋込む構
成も採用されている。
考案が解決すべき問題点 前記マジツクテープや両面テープを用いる方法
では、経年変化によつて保持力が低下するという
問題がある。また遠隔操作装置をシートに固定し
たときには、その遠隔操作装置が対向する後部座
席以外の乗車者は、該遠隔操作装置から遠くなつ
てしまい、操作しにくいという問題がある。さら
にまた操作を行うに当つて、操作者はこの遠隔操
作装置を手に保持する必要があり、繁雑であると
ともに、他の作業を同時に平行して行えないなど
の操作性に劣る。
前記ホルダを用いる方法では、車両の走行中の
振動によつて該遠隔操作装置がホルダから脱落し
てしまう恐れがあり、このような事態を防止する
ためのロツク機構が必要となり、構造が複雑にな
つてしまう。またこのホルダに遠隔操作装置が不
完全に収納されたときには、前記ロツク機構が機
能せず、脱落の恐れがある。
前記シートに埋込む方法では、前述のように遠
隔操作装置が対向する後部座席以外の乗車者は操
作しにくいという問題がある。
本考案の目的は、簡便な構成で操作性に優れた
操作装置を提供することである。
問題点を解決するための手段 本考案は、操作装置本体と、 前記操作装置本体が取付けられる基台と、 前記基台に対して、前記操作装置本体を屈曲お
よび角変位自在に保持する伸縮自在の接続手段と
を含むことを特徴とする操作装置である。
作 用 本考案に従えば、操作装置本体は、伸縮自在の
接続手段を介して、基台に対して、屈曲、かつ、
角変位自在となる。また任意の屈曲・角変位位置
で、操作装置本体は、基台に対して保持される。
したがつて、使用するに当つて、該操作装置本
体を操作に適した屈曲・角変位位置で保持するこ
とができ、操作性が格段に向上する。また非使用
時には、接続手段を縮めたりすることによつて、
操作装置本体を、邪魔にならない位置で保持させ
ればよく、この操作装置本体を非使用時において
保持するための、たとえばホルダなどの別途の構
成が不用となつて、構成を簡略化することができ
る。
実施例 第1図は本考案の一実施例の操作装置1の斜視
図であり、第2図はその正面図であり、第3図は
その平面図であり、第4図はその側面図であり、
第5図はその底面図であり、第6図はその背面図
である。この操作装置1は、大略的に、操作装置
本体2と、この操作装置本体2を伸縮自在に支持
する接続手段3と、この接続手段3が収納される
収納体4とを含んで構成される。この操作装置1
は、第7図および第8図で示されるように、自動
車の車両5の運転席6と、助手席7との間に設け
られるセンタコンソール8のコンソールボツクス
9上において、前記操作装置本体2が後部座席1
3側に向くように取付けられる。
この操作装置1は、運転席6の前面側の、たと
えばインストルメントパネル10内に設けられる
ラジオ受信機や、磁気テープ再生装置などの電子
機器11を遠隔操作することができる。電子機器
11には、インストルメントパネル10に設けら
れる主操作装置12から、常時、制御操作を行う
ことが可能である。
操作装置本体2には、たとえば磁気テープの再
生操作に関して、第2図に示されるように、電源
スイツチS1と、磁気テープの演奏を開始する走
行スイツチS2と、前記走行の停止または磁気テ
ープの排出を行う停止/排出スイツチS3と、磁
気テープの早送りまたは巻戻しを行う早送り/巻
戻しスイツチS4と、演奏曲順のプログラムを入
力するためのプログラムスイツチS5と、音質調
整のためのスイツチS6と、同じ曲を繰返して再
生するための繰返しスイツチS7と、曲の頭を順
次的に再生してゆくスキツプスイツチS8と、所
望とする曲を検索するための検索スイツチS9
と、ノイズ低減回路のためのスイツチS10と、
音量調整スイツチS11と、照明スイツチS12
とが設けられる。
第9図は、接続手段3および収納体4の断面図
である。収納体4は、前記コンソールボツクス9
上に取付けられる基台31と、接続手段3を収納
するカバー体32とを含んで構成される。
カバー体32は、樹脂などから成る枠体38
と、この枠体38の外表面に張付けられ、たとえ
ばPEF(ウレタン系発泡樹脂)などから成る緩衝
材39と、この緩衝材39の外表面を覆い、布な
どから成る内装材40とから構成される。このカ
バー体32の上方側端面32aは、比較的平坦に
形成されており、またこの上方側端面32aにお
いて、緩衝材39は参照符39a,39bで示さ
れるように2層に形成される。
第10図は、接続手段3の連結部14を簡略化
して示す平面図である。第9図および第10図を
参照して、接続手段3は、大略的に、自己支持性
を有する可撓パイプ21と、前記操作装置本体2
と電子機器11とを接続するコード束22とが四
角筒状の被覆体23内を緩挿して構成される連結
部14と、この連結部14を伸縮自在に支持する
伸縮手段33とを含んで構成される。被覆体23
は、ゴムなどの材料から成り、蛇腹状に形成され
る。可撓パイプ21の両端部には、第11図で示
される固定部材25が取付けられる。
固定部材25は、筒部25aと、円柱部25b
と、固定部25eとから構成されており、筒部2
5aによつて形成される凹所25c内に、前記可
撓パイプ21の両端部が嵌込まれて、この筒部2
5aの外周をかしめることによつて、固定部材2
5は可撓パイプ21に固定される。固定部25e
の厚みは、長さdを有するように形成され、また
この固定部25eの中心には、ねじ孔25dが形
成される。
伸縮手段33は、第12図で示されるように、
前記連結部14が取付けられる摺動部材34と、
この摺動部材34を摺動自在に支持する一対の案
内レール35,36と、この案内レール35,3
6を支持する支持枠37とを含んで構成される。
摺動部材34には、第13図に示されるように、
一対の取付け突起41,42と、一対の固定突起
43,44と、位置決め部材45とが形成され
る。
摺動部材34にはまた、固定突起43,44間
において、該摺動部材33,34の摺動方向に貫
通した挿通孔46が形成される。固定突起43と
固定突起44とは、前記長さdだけ隔てて形成さ
れる。固定突起43,44間には、前記固定部材
25の固定部25eが嵌入し、挿通孔46を挿通
したボルト47が前記ねじ孔25dに螺着される
ことによつて、可撓パイプ21はこの摺動部材3
4に固定される。
取付突起41,42は、その軸直角断面がL字
状に形成されており、その先端部41a,42a
が相互に離反する方向に延びるように配置され
る。したがつてこの取付突起41,42と、摺動
部材34とによつて凹溝41b,42bが形成さ
れ、これらの凹溝41b,42bに、前記被覆体
23の収納体4側の端部を配置した状態で、大略
的にコの字状の固定片48を嵌込み、この固定片
48に形成された挿通孔48a,48bを挿通し
たボルト49a,49bをそれぞれ取付突起4
1,42のねじ孔41c,42cに螺着すること
によつて、被覆体23の収納体4側の端部を摺動
部材34に固定することができる。
また前記コード束22は、第14図で示される
ように、カバー片50がボルト50a,50bに
よつて摺動部材34の底面に取付けられることに
よつて、固定されて支持される。さらにこのコー
ド束22は、伸縮手段33の伸縮による該コード
束22の移動を規制し、保護するために、基台3
1上において、樹脂製のスパイラルチユーブ90
によつてその周囲が覆われている。
このように連結部14が摺動部材34に取付け
られ、またこの連結部14が支持枠37に形成さ
れた収納孔51を緩挿した状態で、この摺動部材
34に形成された挿通孔52,53内を案内レー
ル35,36がそれぞれ挿通され、これらの案内
レール35,36の両端部が支持枠37に形成さ
れた挿通孔54a,54b,55a,55bをそ
れぞれ挿通し、案内レール35,36の前記両端
部に形成された無端環状の凹溝35a,35b,
36a,36bにEリング56が嵌込まれ、こう
して摺動部材34は案内レール35,36に沿つ
て摺動自在に支持枠37に支持される。このよう
に案内レール35,36を支持するに当つて、ガ
タツキを防止するために、Eリング56と支持枠
37との間に介在するように、凹溝35a,36
aにはまた、樹脂製のリング89が嵌込まれる。
支持枠37は、ボルト59によつて収納体4の基
台31に固定される。
支持枠37の両端部付近には、前記位置決め部
材45に対応して、板ばね57A,57Bがそれ
ぞれ設けられる。また第15図で示されるよう
に、操作装置本体2の後部カバー61の傾斜部6
1dにおいて、第15図上下両面には、位置決め
凹溝62a,62bが形成されており、これに対
応して、前記カバー体32とこの操作装置本体2
との間に介在される収容体58には、係止突条5
8a,58bが設けられる。
したがつて、連結部14が収納体4内に確実に
収納された状態では、係止突条58a,58bが
位置決め凹溝62a,62bにそれぞれ嵌入し、
また前記板ばね57Aの押圧部57aが位置決め
部材45の位置決め凹所45aに嵌入し、こうし
て前記車両5の振動などによつて連結部14が収
納体4内から飛出さないように保持される。また
連結部14の最大伸長時には、板ばね57Bの押
圧部57bが位置決め部材45の位置決め凹所4
5aに嵌入し、連結部14が収納体4に対して固
定される。
第16図は、操作装置本体2の断面図である。
前記後部カバー61は四角錐台状に形成されてお
り、その基端部61aの内周面には、取付板63
が固定される。この取付板63と基端部61aと
を連通して取付孔64が形成されており、この取
付孔64を挿通したボルト65が前記固定部材2
5のねじ孔25dに螺着されることによつて、操
作装置本体2は可撓パイプ21に固定される。
被覆体23の操作装置本体2側の端部におい
て、その外周面には凹溝85が形成されており、
この凹溝85には前記基端部61aから延びる筒
部61eの内周面に形成された凸条61fが嵌入
する。こうして被覆体23を操作装置本体2に取
付けることができる。
操作装置本体2の前面枠66には、前述のよう
なスイツチS1〜S12が配置されており、その
背面には回路基板67が取付けられる。この回路
基板67には、前記基端部61aに形成された挿
通孔61bを緩挿したコード束22が接続され
る。操作装置本体2の下面(第16図下方)に
は、照明装置71が設けられる。
第17図は操作装置本体2の底面図であり、第
18図は照明装置71の取付状態を示す分解斜視
図であり、第19図は照明装置71の断面図であ
る。照明装置71は、大略的に、前記回路基板6
7に取付けられる反射板72と、回路基板67に
搭載された光源73と、反射板72の外周縁部に
取付けられる光学部材74とを含んで構成され
る。反射板72は、光源73から遠去かるにつれ
て相互に離反する方向に延びる一対の反射部72
a,72bと、これらの反射部72a,72bを
連結する連結部材72cとから構成される。光学
部材74の外周には、凸条75が形成されてお
り、この凸条75を前記前面枠66の下面に形成
された取付孔68の凹溝69に嵌入し、回路基板
67をボルト等を用いて前面枠66に固定するこ
とによつて、照明装置71を前面枠66に取付け
ることができる。
光学部材74は、凸レンズの機能を有する導光
部76と、たとえば粗面化などによつて、いわゆ
るスモーク処理の施された散光部77とから構成
される。導光部76は、スポツトライトとしての
機能を有する。
第20図は電子機器11と、主操作装置12
と、操作装置本体2との接続関係を示すブロツク
図である。操作装置本体2には、前述のように、
電子機器11の制御操作を行うために複数のスイ
ツチS1〜S11が設けられており、これらのス
イツチS1〜S11の一方の端子は、共通に、強
制切換スイツチ81からライン85を介して接地
される。主操作装置12には、前記スイツチS1
〜S11に対応して、同様の機能を有するスイツ
チs1〜s11が設けられており、これらのスイ
ツチs1〜s11の一方の端子は共通に接地され
る。スイツチS1〜S11の他方の端子は、それ
ぞれ対応するスイツチs1〜s11の他方の端子
と並列に接続されて、電子機器11のマイクロコ
ンピユータ82に接続される。このマイクロコン
ピユータ82は、これらスイツチS1〜S11,
s1〜s11からの操作に対応して、ラジオ受信
機83および磁気テープ再生装置84の制御を行
う。
強制切換スイツチ81は、第4図、第6図およ
び第9図に示されるように、操作装置1において
運転席6および助手席7側に設けられる。この強
制切換スイツチ81は、通常時には導通されてお
り、操作装置本体2は主操作装置12と同様に、
電子機器11の制御操作を行うことができる。ま
たこの強制切換スイツチ81を遮断することによ
つて、操作装置本体2からの制御操作は停止され
る。
第21図および第22図は、線体であるコード
束22のコンソールボツクス9内での配線方法を
説明するための斜視図である。コンソールボツク
ス9は、センタコンソール8に取付けられる第1
収納部91と、この第1収納部91の蓋としての
機能を有する第2収納部92とを含んで構成され
る。収納体4の基台31の底面に形成された引出
孔93(第5図および第9図参照)から引出され
たコード束22は、第2収納部92の蓋94に形
成された引込孔95から引込まれる。
蓋94は、前記後部座席13側(第21図右
方)の端部において、ヒンジ96によつて、第2
収納部本体97の開口90を開閉自在となるよう
に支持される。またこの蓋94は、レバー98に
よつて第2収納部本体97から予め定めた以上に
角変位しないように、すなわちこの蓋94の上面
に取付けられる操作装置1が、前記車両5の後部
座席13側に倒れないように支持される。
第2収納部92内に引込まれたコード束22
は、第2収納部本体97の前記後部座席13側の
端部97aにおいて、第23図で示される複数の
固定治具100と、ボルト105とによつて所定
長さに亘つて固定される。すなわち、固定治具1
00の一端部100aには挿通孔100bが形成
されており、この挿通孔100bを挿通したボル
ト105は、第2収納部本体97の前記端部97
aに螺着される。これによつて固定治具100の
他端部に形成された押圧部100cによつて、コ
ード束22は第2収納部本体97の内壁97bに
押圧されて固定される。
この場合、引込孔95からこの固定治具100
までのコード束22の長さは、前述のように蓋9
4を全開にした状態で、無理な張力がかからず、
かつ、たるまない程度とされる。このようにして
第2収納部92内を乙字状に引回されたコード束
22は、第2収納部92の底面に形成された引出
孔101から引出される。
第1収納部91の蓋としての機能を有する第2
収納部92は、前記後部座席13側の端部におい
て、ヒンジ102によつて、第1収納部91の開
口89を開閉自在となるように支持される。この
第2収納部92はまた、前述の蓋94と同様に、
レバー103によつて予め定めた以上の角変位が
阻止される。
第1収納部91内に引込まれたコード束22
は、前記後部座席13側の端部91aにおいて、
第24図で示される固定治具104と、ボルト1
06とによつて所定長さに亘つて固定される。す
なわち、前述の固定治具100と同様に、固定治
具104の一端部104aには挿通孔104bが
形成されており、この挿通孔104bを挿通した
ボルト106は、第1収納部91の前記端部91
aに螺着される。これによつて固定治具104の
他端部に形成された押圧部104cによつて、コ
ード束22は第1収納部91の内壁91bに押圧
されて固定される。
引出孔101から固定治具104までのコード
束22の長さは、前述の第2収納部92における
場合と同様に、第2収納部92を全開にした状態
で、無理な張力がかからず、かつ、たるまない程
度とされる。このようにして第1収納部91内を
乙字状に引回されたコード束22は、前述のセン
タコンソール8を介してインストルメントパネル
10に取付けられた電子機器11に導かれる。
第25図は、操作装置1の蓋94への取付方法
を説明するための斜視図である。前記第2収納部
92の蓋94は、内装材110と外被材111と
を含んで構成されており、両者は密着しておら
ず、したがつて両者間には隙間が生じている。こ
のため本実施例では、この蓋94に操作装置1を
取付けるに当つて、内装材110と外被材111
との間に直円筒状のスペーサ112を挟込み、内
装材110に形成された挿通孔113、スペーサ
112、および外被材111に形成された挿通孔
114を連通したボルト115が、前記収納体4
の基台31に形成されたねじ孔116(第5図お
よび第9図参照)に螺着される。こうして内装材
110および外被材111にひび割れなどの損傷
を生じることなく、操作装置1を蓋94に取付け
ることができる。
上述のようにして構成されてコンソールボツク
ス9に取付けられた操作装置1において、第26
図で示されるように、操作装置本体2は接続手段
3を介して、収納体4から伸縮自在に構成され、
任意の伸縮位置で保持することができる。このよ
うな伸縮のための構造として、たとえば蛇腹など
を用いると、伸長された状態では操作装置本体2
を支持することができず、これに対して本件操作
装置1では、前述のように操作装置本体2を自己
支持性のある可撓パイプ21によつて支持し、ま
た伸縮のための構造として伸縮手段33を用いた
ため、簡便な構成によつて任意の伸縮位置で操作
装置本体2を保持することができる。したがつて
操作者は操作に当つて操作装置本体2を保持する
必要はなく、他の動作を同時に行うことができ、
後部座席13からの操作性が格段に向上されると
ともに、車両5の振動などによつて操作装置本体
2が脱落したりすることなく、またこの操作装置
本体2の非使用時には、連結部14を収納体4内
に縮退させればよく、操作装置本体2が邪魔にな
ることもない。
また接続手段3には、可撓パイプ21を用いた
ので、第27図で示されるように、連結部14を
屈曲して、操作装置本体2を左右どちらの後部座
席13側にも向けることができ、また第28図で
示されるように操作装置本体2を可撓パイプ21
の軸線回りに角変位することができる。これによ
つてさらに操作性を向上することができる。
さらにまた操作装置本体2には、第16図〜第
19図に示されるように照明装置71が設けられ
ており、加えてこの操作装置本体2は第29図に
示されるように、伸縮、屈曲、角変位自在であ
り、これによつて所望とするときには、ルームラ
ンプ120(第7図参照)によることなく、後部
座席13の乗車者の手元においても充分な照度を
得ることができる。また照明装置71の光学部材
74は導光部76と散光部77とから構成されて
おり、したがつてたとえば導光部76の光は比較
的収束されており、スポツトライトとして利用す
ることができ、地図などの確認作業に好適に利用
することができる。また一般的にコンソールボツ
クス9の後部座席13側の下部には灰皿121
(第8図参照)が設けられており、したがつて連
結部14を収納体4内に縮退した状態では、照明
装置71をこの灰皿121の照明として用いるこ
とができ、灰をこぼしたりすることがなくなり、
車内の汚損や危険を防止することができる。
またコンソールボツクス9に本件操作装置1を
一体的に取付けることによつて、操作装置1を異
和感なく取付けることができるとともに、カバー
体32の上方側端面32aは、肘を乗せるのに適
当な高さとなる。加えて第9図で示されるよう
に、カバー体32の上方側端面32aにおいて、
緩衝材39は参照符39a,39bで示されるよ
うに2層構造とされる。したがつて運転者または
助手席7の乗車者を肘を乗せた場合、いわゆるク
ツシヨンとしての機能を有する緩衝材39は適度
な硬さを有し、肘が適度にめり込んだ状態とな
る。またこのカバー体32の上方側端面32aは
比較的平坦に形成されており、こうして運転者ま
たは助手席7の乗車者の肘がずり落ちることな
く、安定して支持することができるようになり、
運転者は安定した運転姿勢を確保することがで
き、あるいは助手席7の乗車者は安楽な姿勢を得
ることができる。
さらにまたコンソールボツクス9内に引込まれ
たコード束22は、第21図および第22図に示
されるように、蓋94および第2収納部92の開
閉に伴つて無理な張力がかからない程度に、か
つ、たるまない程度に、複数の固定治具100,
104によつて所定長さに亘つて固定される。こ
うして簡便な構成で、コード束22が蓋94と第
2収納部本体97、あるいは第2収納部92と第
1収納部91との間に噛込まれることが防止さ
れ、これによつてコード束22の断線、あるいは
蓋94や第2収納部本体97の破損などの不所望
な事態を未然に防ぐことができる。
また操作装置1の運転席6および助手席7側、
すなわち前面側には、第4図、第6図、第7図、
第9図および第20図で示されるように、強制切
換スイツチ81を設けたので、この強制切換スイ
ツチ81を遮断することによつて操作装置本体2
の制御操作が停止され、たとえば後部座席13に
乗車した子供のいたずらなどによる電子機器11
の不所望な制御操作を防止することができる。ま
た後部座席13に大人が乗車した場合には、この
強制切換スイツチ81を導通することによつて操
作装置本体2からは主操作装置12と同様の制御
操作を行うことができ、これによつて後部座席1
3から電子機器11を遠隔操作することができる
ようになり、操作性を向上することができる。
接続手段3を前記インストルメントパネル10
に取付けることによつて、照明装置71を備える
操作装置本体2が運転席6および助手席7で用い
られるようにしてもよい。また操作装置本体2
は、電子機器11の制御に限らず、たとえば空調
機などの制御に用いられてもよい。
効 果 以上のように本考案によれば、接続手段によつ
て操作装置本体を任意の屈曲・角変位位置で保持
することができるようにしたので、使用するに当
つて、該操作装置本体を操作に適した屈曲・角変
位位置で保持することができ、操作性が格段に向
上される。また非使用時には、接続手段を縮めた
りすることによつて、操作装置本体を、邪魔にな
らない位置で保持させればよく、背景技術の項で
述べたホルダなどの、この操作装置本体を非使用
時において保持するための別途の構成が不用とな
つて、構成を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の操作装置1の斜視
図、第2図は操作装置1の正面図、第3図は操作
装置1の平面図、第4図は操作装置1の側面図、
第5図は操作装置1の底面図、第6図は操作装置
1の背面図、第7図は操作装置1の取付状態を示
す斜視図、第8図は操作装置1をセンタコンソー
ル8のコンソールボツクス9上に取付た状態を拡
大して示す斜視図、第9図は接続手段3および収
納体4の断面図、第10図は接続手段3の連結部
14を簡略化して示す平面図、第11図は可撓パ
イプ21に固定部材25を取付た状態を示す斜視
図、第12図は伸縮手段33の分解斜視図、第1
3図は摺動部材34の正面図、第14図はコード
束22の固定方法を説明するための摺動部材34
を底面から見た斜視図、第15図は操作装置本体
2を背面から見た斜視図、第16図は操作装置本
体2の断面図、第17図は操作装置本体2の底面
図、第18図は照明装置71の取付状態を示す分
解斜視図、第19図は照明装置71の断面図、第
20図は電子機器11と主操作装置12と操作装
置本体2との接続関係を示すブロツク図、第21
図および第22図はコード束22のコンソールボ
ツクス9内における配線方法を説明するための斜
視図、第23図は固定治具100の斜視図、第2
4図は固定治具104の斜視図、第25図は操作
装置1の蓋94への取付方法を示す斜視図、第2
6図は操作装置本体2の伸縮操作を説明するため
の側面図、第27図は操作装置本体2の屈曲操作
を説明するための平面図、第28図は操作装置本
体2の角変位操作を説明するための正面図、第2
9図は照明装置71の機能を説明するための側面
図である。 1……操作装置、2……操作装置本体、3……
接続手段、4……収納体、5……車両、6……運
転席、7……助手席、8……センタコンソール、
9……コンソールボツクス、10……インストル
メントパネル、11……電子機器、12……主操
作装置、13……後部座席、14……連結部、2
1……可撓パイプ、22……コード束、23……
被覆体、25……固定部材、31……基台、32
……カバー体、33……伸縮手段、58……収容
体、67……回路基板、71……照明装置、81
……強制切換スイツチ、82……マイクロコンピ
ユータ、83……ラジオ受信機、84……磁気テ
ープ再生装置、89,90……開口、91……第
1収納部、91b,97b……内壁、92……第
2収納部、94……蓋、100,104……固定
治具、101c,104c……押圧部、S1〜S
12,s1〜s11……スイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 操作装置本体と、 前記操作装置本体が取付けられる基台と、 前記基台に対して、前記操作装置本体を屈曲お
    よび角変位自在に保持する伸縮自在の接続手段と
    を含むことを特徴とする操作装置。
JP1987193270U 1987-12-17 1987-12-17 Expired - Lifetime JPH054383Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6132624A (ja) * 1984-07-25 1986-02-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線機の操作部保持装置

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JPS56121370U (ja) * 1980-02-15 1981-09-16

Patent Citations (1)

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JPS6132624A (ja) * 1984-07-25 1986-02-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線機の操作部保持装置

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