JPH0543828B2 - - Google Patents

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JPH0543828B2
JPH0543828B2 JP6559885A JP6559885A JPH0543828B2 JP H0543828 B2 JPH0543828 B2 JP H0543828B2 JP 6559885 A JP6559885 A JP 6559885A JP 6559885 A JP6559885 A JP 6559885A JP H0543828 B2 JPH0543828 B2 JP H0543828B2
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JP
Japan
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wall
exterior wall
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vertical
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Takashi Ishikawa
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IG Technical Research Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は建築、構築物の外壁、例えばモルタル
壁、タイル壁によつて形成された既成外壁を乾式
外壁材を横張り、または縦張りすることによつて
改修する工法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種工法としては特公昭58−17869号
公報が知られている。すなわち、乾式外壁材で葺
成された外壁上に下地骨を垂直に、かつ、既成壁
の水切り端まで延長し、また土台にはライナー材
を直接、あるいは付け土台を介して水平方向に固
定し、このライナー材にスタート材を固定して新
規外壁材の1段目を装着し、順次葺成して外壁を
改修するものであつた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記した工法では下地骨が土台と固定されてい
ないため、安定性に欠けると共に、スタート材が
土台から外側方へ突出する寸法と下地骨が既成外
壁から突出する寸法との間に大きな差が生じ、施
工しにくくなつたり、外観の美観を損なう不利が
あつた。さらに、ライナー材が外気に、しかも風
雨に曝される部分に直接的に露出しているため、
ライナー材、スタート材が腐食する欠点があつ
た。また、新規外壁材を横張り、あるいは縦張り
する際には下地、所謂既成壁の表面が大きな凹凸
になつていることが多く、新規壁下地用の胴縁の
既成壁表面からの高さがバラバラになり、そこに
施工した新規外壁材が不安定になつて目地部の防
水性に欠けると共に、壁全体の外観を損なう不利
があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はこのような欠点を除去するために、既
成外壁上に、胴縁を前記既成外壁表面の凹凸の吸
収できるクツシヨン性を有する高低差吸収材を介
して固定し、この胴縁間に胴縁と同じ厚さの断熱
材を充填し、その後で胴縁上に雄、雌型連結構造
の乾式外壁材を装着することにより、既成外壁の
表面の凹凸が新規外壁材の施工、外観に悪影響を
与えないようにした外壁改修工法を提供するもの
である。
〔作用〕
前記した土台水切りは新規壁の下端部の防水、
化粧機能と縦胴縁下端面の防水と縦胴縁下端面間
の開口部を全部、あるいは幾分閉塞し、また縦、
横胴縁は新規外壁材の取付下地として機能し、か
つ、既成壁と胴縁間に介在した伸縮材は既成壁の
凹凸を吸収して新規壁体の下地を同一平面上に存
在するようにし、しかも既成壁と新規壁間の空間
を断熱材、または防火性もある断熱材で充填し、
外壁全体の断熱性、防火性を強化するものであ
る。
〔実施例〕
以下、図面を用いて本発明に係る外壁改修工法
の一実施例について説明する。第1図a,bは本
発明に係る改修工法の一例を示す斜視図であり、
a図は横張り、b図は縦張りを示し、また、第2
図は本発明に係る改修工法で新規外壁材を横張り
して形成した際の土台部分を示す説明図で、1は
既成壁の躯体、例えば間柱、2は既成のモルタル
壁構造(以下、単に壁という)、3は基礎、4は
土台、5は土台水切り、6は高低差吸収材、7は
縦胴縁、はスタータ、は新規外壁、10は新
規外壁材、11は釘、12は断熱材である。さら
に説明すると、壁2は躯体1の外側面に例えば、
木摺、防水シート、ラスシート、モルタル壁材の
順に施工したモルタル壁構造からなるものであ
る。また、土台水切り5は壁2の下端縁と平行に
釘11を介して土台4に固定するものであり、主
にスタータを装着すると共に、縦胴縁7を案内
し、かつ、躯体1に対応して配設した縦胴縁7の
下端面間の開口部を幾分閉塞するものである。そ
の具体例としての土台水切り5は第3図a〜eに
示すように垂直な取付部5a、水平、あるいは傾
斜した水切り部5b、垂直状のカバー部5cとか
らなる長尺体であり、金属板(Al、Cu、Fe)か
らなるものである。前記高低差吸収材6(以下、
単に吸収材という)は主に壁2の表面の高低差を
吸収してほぼ同一平面上に縦胴縁7の新規外壁材
10を装着する面を位置させて新規外壁の表面
をほぼ面一な面とし、かつ、壁2と縦胴縁7とが
直接接触しないように遮断して結露等によつて縦
胴縁7が腐食するのを阻止するものである。その
具体例としては合成樹脂発泡体、無機質発泡体、
例えばクツシヨン性のある軟質ポリウレタンフオ
ーム、ポリエチレンフオーム、ポリスチレンフオ
ーム、フエノールフオーム、KGシート(商品
名)、グラスマツトの1種以上からなる厚さ1〜
10mmのフエルト状のものである。勿論、吸収材6
は接着剤、接着剤付テープ、ステープル、ピン等
によつて壁2、あるいは縦胴縁7に固定されるも
のである。その形状としては例えば第4図a〜e
に示すように形成するものである。すなわち、
a,b図は帯状の吸収材、cは広幅の吸収材、d
図は短片の吸収材、e図は吸収材6に不通気性シ
ート、例えばフツソ樹脂フイルム、ポリエチレン
フイルムを一体にコーテング等した吸収材であ
る。なお、b図は両面に接着テープ6aを添付着
した吸収材である。勿論、図示しないが吸収材6
の片面には接着剤のみを塗布することも可能であ
る。また、縦胴縁7は新規外壁を形成する新規
外壁材10を固定するためのものであり、壁2の
躯体1に対応する位置に垂直に、かつ、壁2の下
端から適当な高さまで適宜の間隔で釘11を介し
て躯体1に固定したものである。すなわち、縦胴
縁7の下端面7aは土台水切り5の水切り部に当
接するか、幾分の間隙を有して釘11を介して躯
体1に固定するものである。なお、吸収材6を縦
胴縁7と一体にして装着する場合には第5図a〜
dに示すように形成するものである。すなわち、
a図は縦胴縁7と同じ長さ、幅の吸収材6を縦胴
縁7に固定する場合、b図は幅の広い吸収材6を
固定する場合、c図は縦胴縁7の下端部の高さH
まで吸収材6を固定した場合、d図は釘11の打
設位置ごとのピツチPで吸収材6を固定した場合
である。また、前記したスタータは縦胴縁7の
下端部に固定し、外壁材10を係止するものであ
り、その形状としては第6図a〜fに示すような
断面の長尺体からなるものであり、a〜c図は引
掛けタイプ、d〜fは落し込みタイプの新規外壁
材10を取付けるのに好適なスタータである。
すなわち、第6図a〜fに示すように、金属製薄
板を略コ字状に成形して、釘打設部8a、底面部
8b、断面U字状の係合部8cを設けたものであ
る。また、新規外壁を葺成する新規外壁材10
は第7図a〜lに示すような断面からなる長尺体
であり、その連結部構造は引掛け型、落し込み型
のいずれかである。12は防水シートで新規外壁
材10と縦胴縁7間に必要に応じて設けるもので
ある。防水シート12の一例としてはアスフアル
トフエルト、ターフエルト等であり、主に防水材
として機能するものである。また、断熱材13は
壁2と新規外壁の裏面と縦胴縁7間に形成され
る空間に充填するものであり、主に断熱材、防火
材(防火性ある材料の場合のみ)として機能する
ものである。その材料としてはポリウレタンフオ
ーム、ポリイソシアヌレートフオーム、フエノー
ルフオーム、ポリスチレンフオーム、ポリエチレ
ンフオーム、グラスウール、ロツクウール等の1
種以上からなるものである。さらに、その形状と
しては第8図a〜cに示すように長尺体、矩形波
状、連通空隙を形成したものなどの1つからな
り、特にb,c図に示す断面の断熱材としてはエ
アサイクル用の部材としても機能するものであ
る。
次に本発明に係る外壁改修工法の一実施例につ
いて詳細に説明する。いま、第1図aに示すよう
な既成の壁構造体において、まず第2図に示すよ
うに土台水切り5を壁2の下端部に釘11を介し
て水平方向に固定する。次に土台水切り5の水切
り部5bの上方に当接して第5図aに示すような
縦胴縁7を垂直に、かつ、躯体1と対応して配設
し、これを釘11を介して適宜位置を固定するも
のである。次に第8図aに示すポリウレタンフオ
ーム製の断熱材13を縦胴縁7間に挿入し、その
後でスタータを縦胴縁7に固定し、第1段目の
新規外壁材10を係合し、上端部を釘11で固定
する。従つて、新規外壁を形成するには、下段
の新規外壁材10に上段となる新規外壁材10を
装着する工程を繰り返して例えば、軒まで順次葺
成できるものである。勿論、軒部には周知役物を
固定する。
以上説明したのは本発明に係る横張り用の外壁
改修工法の一実施例にすぎず、縦張りの場合も施
工できるものである。この場合横張りと異なる点
としてはスタータが不要となるのと施工順序が
構築物の左右側面のいずれかからなることと、胴
縁が横胴縁となることである。
〔発明の効果〕
上述したように本発明に係る外壁改修工法によ
れば、既成の外壁を解体する必要がないため施工
上の工数を省略できると共に、工期を大幅に短縮
することができ、しかも施工中の居住に何等支障
を来さない特徴がある。また、壁と胴縁間に吸収
材を介在させたため、壁の表面が凹凸になつてい
ても新規外壁材を装着する下地、所謂胴縁の壁か
らの高さはほぼ同一平面上に位置し、安定性のあ
る下地と美しい外観の新規外壁となる特徴があ
る。しかも、新規外壁の裏面と壁と胴縁とによつ
て形成された空隙に断熱材を充填したため、壁全
体の断熱性、防火性が大きく改善された特徴があ
る。また、新規外壁材は壁の下端から軒等まで同
一の胴縁上に装着する施工のため、施工が容易
で、しかも美しい外観となる特徴がある。さら
に、また、本発明に係る外壁改修工法による外壁
を形成すると、既成の壁と二重壁構造となり、断
熱性、防音性、防火性に富む壁構造となる特徴が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本発明に係る外壁改修工法の一
例を示す斜視図、第2図は本発明に係る外壁改修
工法により改修した横張り外壁の土台部分を示す
説明図、第3図a〜eは土台水切りの一例を示す
斜視図、第4図a〜eは高低差吸収材の一例を示
す斜視図、第5図a〜dは胴縁の一例を示す斜視
図、第6図a〜fはスタータの一例を示す説明
図、第7図a〜lは新規外壁材の一例を示す説明
図、第8図a〜cは断熱材の一例を示す斜視図で
ある。 1……躯体、4……土台、5……土台水切り、
6……高低差吸収材、7……縦胴縁、……スタ
ータ、……新規外壁、10……新規外壁材、1
3……断熱材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 建築、構築物のモルタル壁からなる既成外壁
    の下端縁に土台水切りを水平方向に配設固定し、
    次に縦、または横胴縁を前記既成外壁表面の凹凸
    を吸収できるクツシヨン性を有する高低差吸収材
    を介して固定し、次に該胴縁間に該胴縁と同じ厚
    さの断熱材を充填し、その後で前記胴縁上に雄、
    雌型連結構造の乾式外壁材を装着して新規外壁を
    葺成したことを特徴とする建物の外壁改修工法。
JP6559885A 1985-03-28 1985-03-28 外壁改修工法 Granted JPS61225461A (ja)

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JP6559885A JPS61225461A (ja) 1985-03-28 1985-03-28 外壁改修工法

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JPS61225461A JPS61225461A (ja) 1986-10-07
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JP6869789B2 (ja) * 2017-04-17 2021-05-12 アイジー工業株式会社 外壁改修構造

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