JPH0543759U - ブラシ保持装置 - Google Patents

ブラシ保持装置

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JPH0543759U
JPH0543759U JP10093991U JP10093991U JPH0543759U JP H0543759 U JPH0543759 U JP H0543759U JP 10093991 U JP10093991 U JP 10093991U JP 10093991 U JP10093991 U JP 10093991U JP H0543759 U JPH0543759 U JP H0543759U
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brush
brush box
box
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holding device
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雄三 荒川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブラシの摺動不良の発生を防止する。 【構成】 ブラシ箱4と、ブラシ箱4の収容部5内に収
納されるブラシ1と、ブラシ箱4の後端側を閉塞するキ
ャップ10と、ブラシ箱4の収容部5内に収容されてブ
ラシ1をコミテータ16側へ付勢するブラシスプリング
9とを備え、ブラシ箱4がベース3に固定されているブ
ラシ保持装置において、ブラシ箱4がベース3とは別体
となって耐熱性樹脂で構成され、ブラシ箱4はベース3
の開口部7内に着脱自在に装着されている。 【効果】 耐熱性樹脂から成るブラシ箱はブラシの温度
上昇下でも変形しないので、ブラシ箱の変形によるブラ
シの摺動性の低下は防止される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、直流機におけるブラシ保持装置に関し、特に、ブラシ箱の変形を防 止する技術に係り、例えば、直流モータに利用して有効なものに関する。
【0002】
【従来の技術】
直流モータに使用されるブラシ保持装置として、ブラシが摺動自在に嵌挿され るブラシ箱がこれを固定するためのベースと共に、樹脂を用いられて一体的に成 形されているとともに、ブラシ箱の一端部にはキャップがこれを閉塞するように 冠着されており、このキャップでブラシスプリングの反力を受けてブラシをコミ テータに摺接させるように構成されているものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このようなブラシ保持装置においては、樹脂により成形されているブラシ箱の 側壁が熱により内側に倒れ易いため、ブラシが摺動しにくくなる傾向がある。
【0004】 すなわち、ベースとブラシ箱とが共にナイロン系樹脂等の熱可塑性樹脂を用い られて成形されているため、ブラシの温度が高くなると、ブラシ箱のブラシとの 接触面が変形してブラシの摺動性が悪くなる。
【0005】 また、ベースとブラシ箱とが一体成形されていると、型割の関係からブラシ箱 の開口端側にバリが発生するため、ブラシの摺動性が阻害されることがある。
【0006】 本考案の目的は、ブラシの摺動不良の発生を防止することができるブラシ保持 装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るブラシ保持装置は、両端が開口された角筒形状に形成されており 、筒の中空部が収容部を形成しているブラシ箱と、収容部内にその前端部が装置 の前端開口から突出するように配されて筒心方向に摺動自在に嵌入されているブ ラシと、前記ブラシのピグテールが挿通され、ブラシ箱の一側壁に筒心方向に延 びて一端において開口するように開設されているピグテール挿通孔と、前記ブラ シ箱の後端に収容部を閉塞するように冠着されているキャップと、後端が前記キ ャップに当接するように前記収容部に収容され、前記ブラシをコミテータの方向 に付勢するブラシスプリングとを備えており、前記ブラシ箱が樹脂製ベースに固 定されているブラシ保持装置において、 前記ブラシ箱が耐熱性樹脂を用いられて成形され、このブラシ箱の側面にスト ッパが膨出形成されており、 前記ベースにブラシ箱が挿入可能な開口部が開設されているとともに、前記ス トッパと嵌合されたストッパ溝が前記開口部に形成されていることを特徴とする 。
【0008】
【作用】
前記した手段によれば、ブラシ箱がベースと別体で成形され、しかも、ブラシ 箱が耐熱性樹脂が用いられて成形されているため、ブラシの温度が高くなっても ブラシ箱が変形するのが抑制される。その結果、ブラシの温度上昇に伴って、ブ ラシ箱のブラシとの接触抵抗が増加するのを抑制することができる。
【0009】
【実施例】
図1は本考案の一実施例であるブラシ保持装置を示す分解斜視図、図2はその 組立状態における一部省略正面断面図である。
【0010】 本実施例において、本考案に係るブラシ保持装置は、ピグテール2が植設され ているブラシ1を保持するためのブラシ箱4を一対(一方のみが図示されている 。他の構成要素についても同じ。)備えており、ブラシ箱4はこのブラシ保持装 置を直流モータ等に固装するためのベース3に着脱自在に装着されるようになっ ている。なお、ブラシ箱4を含めて他の構成要素は中心を挟んで対称形に形成さ れているため、一方について代表的に説明する。
【0011】 ベース3は熱可塑性樹脂の一例であるナイロン系樹脂が用いられて、コミテー タ16を囲むように円形リング形状に一体成形されており、このベース3にはブ ラシ箱4を着脱自在に挿入するための開口部7が一対、直径方向において互いに 対向するように配されて、径方向両端および上面が開口した一定幅一定深さの溝 形状に開設されている。さらに、この開口部7の両側壁面にはストッパ溝8が一 対、ベース3の底部側に径方向に延在するように没設されている。また、ベース 3の上面における外側位置には開口部7に隣接して、後述するキャップの抜け止 め爪と係合するための係合部12が一対、垂直方向上向きにそれぞれ膨出形成さ れている。
【0012】 一方、ブラシ箱4はフェノール系樹脂等の耐熱性樹脂であって熱硬化性樹脂と して構成された樹脂が用いられて、両端(以下、前後端と称する。)が開口され た略正方形の角筒形状に形成されている。ブラシ箱4の中空部によって形成され ている収容部5内にはその内径形状と略同一形状に形成されたブラシ1が、前端 開口から前端部が突出し得るように配されて前後方向に摺動自在に嵌入されてい る。
【0013】 このブラシ箱4の上壁にはピグテール挿通孔6が、中央において前後方向に細 長く開設されており、この挿通孔6にはブラシ1に植設されたピグテール2が摺 動自在に挿通されている。そして、ブラシ箱4の両側壁にはストッパ溝8と嵌合 可能なストッパ15が一対、底部において前後方向に延在するように配されてそ れぞれ膨出形成されている。
【0014】 このように構成されているブラシ箱4の後端部にはキャップ10が後端開口を 閉塞するとともに、収容部5内に収容されたブラシスプリング9の反力を受け得 るように冠着されている。このキャップ10はナイロン系樹脂等の通常の樹脂が 用いられて一体成形されており、ブラシ箱4の端面外形形状より大きい長方形平 盤形状に形成されている。このキャップ10にはブラシスプリング位置決め突起 11が、ブラシ箱側を向く端面の略中央部に配されて一体的に突設されており、 ブラシスプリング9はこの突起11に同心円的に配されることにより、位置決め されている。
【0015】 キャップ10には抜け止め部片13が一対、左右の端辺における略中央部にそ れぞれ配されて、互いに平行な状態で前方向に延びるように一体的に突設されて おり、両抜け止め部片13、13の先端部には各係合爪14がそれぞれ内向きに 突設されている。そして、キャップ10のブラシ箱4への冠着状態において、両 抜け止め部片13、13の各係合爪14は各係合部7、7それぞれに係合されて いる。これにより、キャップ10はブラシ箱4の後端部に抜け止め状態で冠着さ れている。したがって、キャップ10はブラシスプリング9の反力を受けてブラ シ5を前方に付勢することにより、ブラシ5をコミテータ16に所定の弾性力下 で摺接させることになる。
【0016】 このブラシ保持装置が回転電機に用いられてブラシ保持装置がヨーク17に固 定されると、キャップ10はその外側面がヨーク17に当接した状態になり、こ れによって背面側を支持されるようになっている。このため、キャップ10によ ってブラシ箱4をベース3に確実に固定することができる。
【0017】 次に、前記構成にかかるブラシ保持装置におけるブラシ箱の変形防止作用につ いて説明する。
【0018】 直流モータの発熱等に伴う温度サイクルにより、樹脂によりそれぞれ製作され ているベース3およびブラシ箱4はそれぞれ膨張および収縮する。しかも、ブラ シ箱4内にはブラシ1が挿入されているため、ブラシ1の温度上昇に伴う影響を 受けることになる。
【0019】 しかし、本実施例においては、ブラシ箱4はベース3と別体に成形され、しか も、ベース3が熱可塑性樹脂のナイロン系樹脂によって成形されているのに対し て、ブラシ箱4は熱硬化性樹脂のフェノール系樹脂によって成形されているので 、ベース3が変形するのよりもブラシ箱4が変形されるのが抑制される。このた め、ブラシ箱4のブラシ1との接触面が変形するのが防止され、ブラシ1の摺動 性が悪化するのを防止することができる。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、ベースとブラシ箱とが別体にそれぞれ 構成されており、しかも、ブラシ箱が耐熱性樹脂により一体成形されて、ブラシ 箱がベースに着脱自在に装着されているため、ブラシの温度上昇によってブラシ 箱のブラシとの接触面が変形するのを防止することができ、ブラシの摺動性が低 下するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるブラシ保持装置を示す
分解斜視図である。
【図2】その組立状態における一部省略正面断面図であ
る。
【符号の説明】
1…ブラシ、2…ピグテール、3…ベース、4…ブラシ
箱、5…収容箱、6…ピグテール挿通孔、7…開口部、
8…ストッパ溝、9…ブラシスプリング、10…キャッ
プ、11…ブラシスプリング位置決め突起、12…係合
部、13…抜け止め部片、14…係合爪、15…ストッ
パ、16…コミテータ、17…ヨーク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端が開口された角筒形状に形成されて
    おり、筒の中空部が収容部を形成しているブラシ箱と、
    収容部内にその前端部が装置の前端開口から突出するよ
    うに配されて筒心方向に摺動自在に嵌入されているブラ
    シと、前記ブラシのピグテールが挿通され、ブラシ箱の
    一側壁に筒心方向に延びて一端において開口するように
    開設されているピグテール挿通孔と、前記ブラシ箱の後
    端に収容部を閉塞するように冠着されているキャップ
    と、後端が前記キャップに当接するように前記収容部に
    収容され、前記ブラシをコミテータの方向に付勢するブ
    ラシスプリングとを備えており、前記ブラシ箱が樹脂製
    ベースに固定されているブラシ保持装置において、 前記ブラシ箱が耐熱性樹脂を用いられて成形され、この
    ブラシ箱の側面にストッパが膨出形成されており、 前記ベースにブラシ箱が挿入可能な開口部が開設されて
    いるとともに、前記ストッパと嵌合されたストッパ溝が
    前記開口部に形成されていることを特徴とするブラシ保
    持装置。
JP1991100939U 1991-11-12 1991-11-12 ブラシ保持装置 Expired - Fee Related JP2580435Y2 (ja)

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Cited By (4)

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