JPH0543740U - 無停電電源装置 - Google Patents
無停電電源装置Info
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- JPH0543740U JPH0543740U JP9173891U JP9173891U JPH0543740U JP H0543740 U JPH0543740 U JP H0543740U JP 9173891 U JP9173891 U JP 9173891U JP 9173891 U JP9173891 U JP 9173891U JP H0543740 U JPH0543740 U JP H0543740U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】負荷までの電圧降下を減らすことができる無停
電電源装置を得ること。 【構成】電磁接触器3のパイパス電源側にサイリスタス
イッチ4とリアクトル5の直列回路を並列に接続する。
電電源装置を得ること。 【構成】電磁接触器3のパイパス電源側にサイリスタス
イッチ4とリアクトル5の直列回路を並列に接続する。
Description
【0001】
本考案は、とくに切換回路を備えた並列冗長方式の無停電電源装置に関する。
【0002】
図4は、切換回路を備えた従来の無停電電源装置を示す主回路単線結線図であ る。図4において、符号1A,1Bは、交流又は直流電源、符号2A,2Bは電 源1A,1Bから供給された電力を定電圧定周波数の交流電力として出力する無 停電電源装置(Uninterruptible Power Supply、以下、UPSと記す)、符号23 は、UPS2A,2Bのうちのどちらを使用するかを選択するための切換スイッ チ、符号25は、UPS2A,2B間に流れる横流を抑制するリアクトル、6は例 えば電子計算機などの負荷である。
【0003】 次に、このように構成された無停電電源装置の作用を説明する。 まず、UPS2A,2Bは定常状態ではいずれも運転状態にあり、切換スイッ チ23は、接点23aが閉、接点23bが開となっていて、負荷6への電力の供給はU PS2Aで行われているときで説明する。
【0004】 ここで、もし、UPS2Aで故障が発生すると、負荷6への電力供給が停止し ないようにUPS2Bに切り換えなければならないので、図示しない切換制御盤 の内部に設けられた図示しない切換制御回路でUPS2Aの故障を検出したら、 瞬時に切換スイッチ23の接点23bを閉として、負荷6への電力供給をUPS2B で行うとともに、切換スイッチ23の接点23aの開動作で、故障したUPS2Aを 負荷6から切り離す。このときの電源切換えは、切換え中において負荷6への給 電を無停電としなければならないので、切換スイッチ23の接点23aと接点23bは 、若干の重なり時間が必要となる。
【0005】 ところが、UPS2A,2Bの出力インピーダンスは非常に小さくなるように 製作されているので、上述の重なり時間内において、UPS2A,2Bの相互間 の若干の電圧差、位相差で横流が生じ、健全なUPS2Bが過負荷となり、イン バータ素子を保護するための過電流検出部が動作して停止することが考えられる 。したがって、従来の無停電電源装置においては、図4に示すように、切換スイ ッチ23と負荷6の間にリアクトル25を設けて、相互の横流が最少となるように考 慮されている。
【0006】
ところが、このように構成された無停電電源装置においては、UPS2A,2 Bのうち、どちらで供給するときも、リアクトル25には負荷電流が流れるので、 リアクトル4の両端では電圧降下が発生する。しかも、その値は、負荷5の大小 によって変化するため、UPS2A,2Bで高精度に電圧や周波数が制御され出 力された電力が負荷6にそのまま供給されなくなって、無停電電源装置の特長を 損う。又、リアクトル6は常時電流が流れるため、負荷6の最大値に連続して耐 える容量を準備する必要がある。 そこで、本考案の目的は、無停電電源装置から負荷までの連続通電時の電圧降 下を減らすことのできる無停電電源装置を得ることである。
【0007】
本考案は、単位無停電電源装置とパイパス電源の負荷側に切換スイッチが接続 された無停電電源装置において、切換スイッチのパイパス電源側に、サイリスタ スイッチとリアクトルの直列回路を並列に接続したことを特徴とする。
【0008】
常用側の無停電電源装置が故障すると、サイリスタスイッチが点弧され、続い て切換スイッチがパイパス電源側に切り換えられる。リアクトルには、サイリス タスイッチが点弧して切換スイッチが電源側に切り換えられるまでの瞬時だけ負 荷電流が流れる。
【0009】
以下、本考案の無停電電源装置の一実施例を図面を参照して説明する。図1は 、本考案の無停電電源装置を示す主回路単線結線図である。図1において、符号 1A,1Bは交流又は直流電源、符号2A,2BはUPS、符号6は負荷、符号 3はUPS2A,2Bの出力を切り換えるための双投式電磁接触器、符号4はU PS2A,2Bの出力を電磁接触器3で切り換えるときに無停電となるように過 渡的に通電するサイリスタスイッチ、符号5はリアクトルである。
【0010】 次に、図1を用いて、本考案の無停電電源装置の作用を説明する。まず、UP S2Aの出力が電磁接触器3を介して負荷6へ供給され、UPS2Bは、運転状 態で待機しているときで説明する。 いま、UPS2Aに故障が発生すると、図示しない切換盤の内部に設けられた 図示しない電源切換制御回路によって、UPS2Aの故障が検出され、サイリス タスイッチ4に点弧指令を出す。サイリスタスイッチ4が点弧すると、UPS2 A,2Bの相互の出力側が接続するので、負荷6にはUPS2A,2Bの双方か ら一時的に電力が供給され、完全無停電となる。点弧指令と同時に、図示しない 電源切換制御回路は、電磁接触器3をUPS2B側へ切り換えるように図示しな い電磁接触器操作回路に信号を出す。すると、サイリスタスイッチ4の点弧に続 いて電磁接触器3がUPS2B側に切り換えられ、負荷6への電力供給は、UP S2Bだけとなり、電源の重なりはなくなる。
【0011】 したがって、UPS2A,2Bの双方から電力が供給されている時間は、サイ リスタスイッチ4が点弧した後、電磁接触器3のUPS2B側の接点が接触する までの時間だけとなる。サイリスタスイッチ4には、直列にリアクトル5が接続 されているので、UPS2A,2B相互間の横流は従来と同様に抑制される。こ の結果、リアクトル5は、上述したように、サイリスタスイッチ4が点弧された 後、電磁接触器3のUPS2B側の接点が接触するまでの通常 100ms程度の通電 時間だけとなるので、連続通電容量は不要で、大幅に小形化することができる。
【0012】 また、サイリスタスイッチ4、リアクトル5は、UPS2による通常給電中は 電磁接触器3で短絡されているため、UPS2の出力電圧が直接負荷6に印加さ れ、従来のようなリアクトルによる電圧降下は生じない。したがって、UPS2 A又はUPS2Bで高精度に制御された電力を負荷6に直接供給することができ 、無停電電源装置の特長を発揮することのできる無停電電源装置となる。
【0013】 次に、図2は、本考案の無停電電源装置の他の実施例を示す主回路単線結線図 である。図2においては、図1のUPS2Bを商用電源1Cに置きかえたもので あり、一般に単機パイパス給電システムと呼ばれるものである。 又、図3は、本考案の無停電電源装置の異なる他の実施例を示す主回路単線結 線図で、図2の単機パイパスシステムを複数用いて構成したもので、図2のバッ クアップ電源1Cが商用電源であるに対し、図3では、UPS7AがUPS7B ,7Cのバックアップ電源として接続されている。各部の動作は、上記実施例と 同じであり、符号1C,1Dは電源、符号2C,2DはUPS、符号13A,13B は電磁接触器、符号14A,14Bはサイリスタスイッチ、符号15A,15Bはリアク トル、符号16A,16Bは電子計算機などの負荷である。
【0014】
以上、本考案によれば、単位無停電電源装置とパイパス電源の負荷側に切換ス イッチが接続された無停電電源装置において、切換スイッチのパイパス電源側に 、サイリスタスイッチとリアクトルの直列回路を並列に接続することで、サイリ スタスイッチの点呼に続いて切換スイッチを作動してパイパス電源から負荷に電 力を供給するようにして、連続通電時のリアクトルによる電圧降下を解消したの で、無停電電源装置の出力電圧を直接負荷に印加,供給することのできる無停電 電源装置を得ることができる。
【図1】本考案の無停電電源装置の一実施例を示す主回
路単線結線図。
路単線結線図。
【図2】本考案の無停電電源装置の他の実施例を示す主
回路単線結線図。
回路単線結線図。
【図3】本考案の無停電電源装置の異なる他の実施例を
示す主回路単線結線図。
示す主回路単線結線図。
【図4】従来の無停電電源装置の一例を示す主回路単線
結線図。
結線図。
1A,1B…電源、2A,2B…無停電電源装置、3…
電磁接触器、5…リアクトル、6…負荷。
電磁接触器、5…リアクトル、6…負荷。
Claims (1)
- 【請求項1】 単位無停電電源装置とパイパス電源の負
荷側に切換スイッチが接続された無停電電源装置におい
て、前記切換スイッチの前記パイパス電源側に、サイリ
スタスイッチとリアクトルの直列回路を並列に接続した
ことを特徴とする無停電電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9173891U JPH0543740U (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | 無停電電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9173891U JPH0543740U (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | 無停電電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0543740U true JPH0543740U (ja) | 1993-06-11 |
Family
ID=14034866
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9173891U Pending JPH0543740U (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | 無停電電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0543740U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003088000A (ja) * | 2001-09-17 | 2003-03-20 | Toshiba Corp | 電源切換装置 |
-
1991
- 1991-11-08 JP JP9173891U patent/JPH0543740U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003088000A (ja) * | 2001-09-17 | 2003-03-20 | Toshiba Corp | 電源切換装置 |
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