JPH0543729U - 電子機器の電源装置 - Google Patents
電子機器の電源装置Info
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- JPH0543729U JPH0543729U JP1900891U JP1900891U JPH0543729U JP H0543729 U JPH0543729 U JP H0543729U JP 1900891 U JP1900891 U JP 1900891U JP 1900891 U JP1900891 U JP 1900891U JP H0543729 U JPH0543729 U JP H0543729U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】市販のACアダプターをそのまま利用して、超
小型のテープレコーダを駆動させることができるような
構造を有する電源装置を提供する。 【構成】テープレコーダ2の乾電池収容部4に収容され
る乾電池と互換性のある形状を有する本体部6と、この
本体部6から延出され、商用電源から供給される交流電
圧を3Vの直流電圧に変換するACアダプターに接続可
能な接続端子部10と、本体部6に内蔵され、ACアダ
プターから接続端子部10を介して供給される前記3V
の直流電圧を1.5Vの直流電圧に変換する電圧変換回
路12と、を備える。
小型のテープレコーダを駆動させることができるような
構造を有する電源装置を提供する。 【構成】テープレコーダ2の乾電池収容部4に収容され
る乾電池と互換性のある形状を有する本体部6と、この
本体部6から延出され、商用電源から供給される交流電
圧を3Vの直流電圧に変換するACアダプターに接続可
能な接続端子部10と、本体部6に内蔵され、ACアダ
プターから接続端子部10を介して供給される前記3V
の直流電圧を1.5Vの直流電圧に変換する電圧変換回
路12と、を備える。
Description
【0001】
本考案は、例えば、小型のカセットテープレコーダを駆動させる際に必要な電 力を供給するために用いられる電源装置に関する。
【0002】
従来、この種の電源装置は、種々の電子機器に用いられている。具体的には、 実公昭60−9975号公報に開示された電源装置がある。
【0003】 この電源装置は、2本の乾電池が着脱自在な乾電池ケースと、2本の充電池が 着脱自在な充電電池ケースと、AC/DC変換回路を有するACアダプターが内 蔵されたアダプターケースと、を備えている。前記各ケースは、夫々、テープレ コーダと電気的に接続可能に形成されている。これらケースは、夫々、同一の外 径寸法を有し、3Vの電力で駆動可能なテープレコーダの同一箇所に、選択的に 着脱可能に形成されている。 2本の乾電池を乾電池ケース内にセットして、テープレコーダに装着すること で、テープレコーダには、3Vの電力が供給される。
【0004】 また、2本の充電池を充電電池ケース内にセットして、テープレコーダに装着 することで、テープレコーダには、3Vの電力が供給される。更に、この充電電 池ケースには、DCジャックが設けられている。このDCジャックに、ACアダ プターから延出した接続プラグを係合することで、商用電源からAC/DC変換 された3Vの電力が、直接テープレコーダに供給される。
【0005】 また、アダプターケースには、上述したように、ACアダプターが内蔵されて おり、このACアダプターをテープレコーダーに装着することで、商用電源から AC/DC変換された3Vの電力が、直接テープレコーダに供給される。
【0006】 このように、従来の電源装置は、乾電池とACアダプターとは別々のケースに 装着され、その使用の態様により、種々選択してテープレコーダーにセットされ 、用いられている。
【0007】 ところで、近年、テープレコーダの超小型化が進み、このため、外部電源との 接続用の電源装置、即ちジャック、が設けられていない電子機器、例えば、超小 型のテープレコーダが開発されている。このようなテープレコーダは、その電源 電圧が1.5V仕様となり、また、電池スペースも小さくなっている。
【0008】
しかし、このような超小型のテープレコーダには、上述したように、接続ジャ ック、即ち電源装置、がないため、外部電源から電力が供給できない。1.5V 用の電源装置を前記超小型のテープレコーダに設けることも考えられる。しかし 、市場には、今だ、前述したように3V駆動のテープレコーダが大半を占めてお り、このため、100Vの交流を3Vに落とすACアダプターが一般的である。 この結果、1.5V用のジャックをテープレコーダーに設けた場合には、これに 対応したACアダプターを別に製造しなければならない。従って、電源装置の製 造コストのみならずACアダプターの製造コストも加わることになり、製造コス トが上昇してしまうという問題が生じる。
【0009】 本考案は、このような弊害を除去するためになされ、その目的は、従来のAC アダプターをそのまま利用して、このACアダプターから供給される直流電圧と は異なる定格電圧で駆動されるテープレコーダを駆動させるに適した構造を有す る電源装置を提供することにある。
【0010】
上述の課題を解決するために、本考案の電子機器の電源装置は、電子機器に電 気的に接離可能な本体部と、この本体部から延出され、第1の電圧を第2の電圧 に変換する第1の電圧変換器に接続可能な接続端子部と、前記本体部に内蔵され 、前記第1の電圧変換器から前記接続端子部を介して供給される前記第2の電圧 を第3の電圧に変換する第2の電圧変換器と、を備えたことを特徴とする。
【0011】
本体部を電子機器に電気的に接続させ、接続端子部を第1の変換器に接続させ ることにより、第1の電圧変換器で変換された第2の電圧は、接続端子部を介し て本体部に供給される。この本体部に供給された第2の電圧は、本体部に内蔵さ れた第2の電圧変換器で、第3の電圧に変換される。この第3の電圧によって、 電子機器が駆動される。
【0012】
以下、本考案の第1の実施例に係る電子機器の電源装置について、図1ないし 図6を参照して説明する。 本実施例の電源装置は、以下のような構成を有する。
【0013】 電子機器、即ち、1.5V駆動の超小型のテープレコーダ2(図5参照)、の 電源として用いられる乾電池(図示しない)と同一形状を有し、このテープレコ ーダ2の乾電池収容部4(図5参照)に収容可能で、テープレコーダ2の駆動部 (図示しない)と電気的に接続する本体部6を備えている。また、この本体部6 から延出された接続端子部10を備えている。この接続端子部10は、商用電源 (図示しない)から供給される交流電圧を3Vの直流電圧に変換する第1の変換 器、即ち市販のACアダプター8、に接続可能に構成されている。更に、前記本 体部6には、ACアダプター8から接続端子部10を介して供給される3Vの直 流電圧を1.5Vの直流電圧に変換する電圧変換回路12が内蔵されている。
【0014】 図1及び図3に示すように、前記本体部6は、円筒状を有し、絶縁物質で形成 された外ケース14を備えている。この外ケース14の一端面からは、外ケース 14よりも小径のプラス接片16が、同心状に突設されている。また、外ケース 14の他端面からは、外ケース14よりも小径のマイナス接片18が、同心状に わずかに突設されている。
【0015】 外ケース14内部には、この外ケース14の内径と同一の幅を有し且つ外ケー ス14の長手方向の長さとほぼ同一の長さを有する絶縁性の基板20が設けられ ている。この基板20の四隅は、外ケース14の内周面に支持されており、基板 20の長手方向の両端は、プラス接片16及びマイナス接片18からわずかに離 間させた状態に維持されている。この基板20の面上には、後述する電圧変換回 路12が形成されている。この電圧変換回路12からは、変換された1.5Vの 直流電圧のプラス電圧が前記プラス接片16に印加されるように、プラス通電路 22がプラス接片16まで延出している。更に、電圧変換回路12からは、マイ ナス電圧が前記マイナス接片18に印加されるように、マイナス通電路24がマ イナス接片18まで延出されている。
【0016】 このような構成の外ケース14には、ACアダプター8からの3Vの直流電圧 を電圧変換回路12に供給する接続端子部10が接続されている。この接続端子 部10は、ACアダプター8に接続可能な端子部26と、この端子部26から延 出して外ケース14内の電圧変換回路12に接続された接続部28と、を備えて いる。
【0017】 端子部26は、特に、図4に示すように、ACアダプタ8から延出した接続プ ラグ30が挿着可能な開口部32を備えており、この開口部32内には、接続プ ラグ30のプラス接続部34が係合するプラス端子36と、プラス接続部34の 外周側に絶縁部38を介装して設けられたマイナス接続部40が係合するマイナ ス端子42と、を備えている。プラス端子36は、端子部26の開口部32に向 かって、接続プラグ30の挿着方向(矢印S方向)に沿って延出している。マイ ナス端子42は、接続プラグ30の外周側に設けられたマイナス接続部40の外 周面に摺接するように、その先端を屈曲して設けられている。 このような構成のプラス端子36及びマイナス端子42からは、夫々、接続部 28を介して前記電圧変換回路12まで、導電路44が延出されている。
【0018】 特に図2に示すように、マイナス端子42から延出した導電路44は、電圧変 換回路12のマイナス側入力端46に接続され、プラス端子36から延出した導 電路44は、電圧変換回路12のプラス側入力端48に接続されている。
【0019】 ACアダプター8からは、電圧変換された3Vの直流電圧が供給されるので、 プラス側入力端48とマイナス側入力端46との間には、3Vの直流電圧が印加 される。 ここで、電圧変換回路12の構成について説明する。
【0020】 この電圧変換回路12は、両入力端46、48に印加された3Vの直流電圧を 、プラス側出力端50とマイナス側出力端52との間で、1.5Vの直流電圧が 出力できるように、以下のように構成されている。
【0021】 この電圧変換回路12には、NPN形のトランジスタ54が設けられており、 このトランジスタ54のコレクタ(C)は、プラス側入力端48に接続されてい る。トランジスタ54のベース(B)は、ツェナーダイオード56を介して負極 側58に接続されている。また、トランジスタ54のエミッタ(E)は、プラス 側出力端50に接続されている。更に、コレクタ(C)とプラス側入力端48と の間からは、所定の電気抵抗を有する抵抗60を介して電流路62が延出され、 ベース(B)とツェナーダイオード56との間の電流路64に接続し、その延出 端は、コンデンサ66のプラス側に接続されている。このコンデンサ66のマイ ナス側は、前記負極側58に接続されている。
【0022】 このような構成の電圧変換回路12によれば、両入力端46、48に3Vの直 流電圧が印加されると、ツェナーダイオード56は、常時、トランジスタ54の ベース(B)側に2.1Vの直流電圧を印加させる。このトランジスタ54は、 印加された直流電圧を0.6Vだけ降圧する特性を有している。この結果、プラ ス側出力端50とマイナス側出力端52との間に、1.5Vの直流電圧が印加さ れる。プラス側出力端50は、前述したプラス通電路22を介してプラス接片1 6に接続されており、マイナス側出力端52は、マイナス通電路24を介してマ イナス接片18に接続されている。従って、電圧変換回路12から出力された1 .5Vの直流電圧は、プラス接片16とマイナス接片18との間に印加される。 このように構成された電源装置は、特に、図5に示すような超小型のテープレ コーダ2に用いられる。
【0023】 このテープレコーダ2は、レコーダ本体3を備えており、このレコーダ本体3 には、テープカセット収容部5と、このテープカセット収容部5に収容されたテ ープカセット(図示しない)内に配置された磁気テープに所定の記録又は再生等 を施すように、駆動部を操作する操作部7と、テープカセット収容部5に併設し たスピーカー部9と、を備えている。
【0024】 レコーダ本体3の側端部(図中下側の部分)には、テープレコーダ2の上部側 70から下部側72に向かって延出した乾電池収容部4が内蔵されている。この 乾電池収容部4は、テープレコーダ2の駆動電源として用いる1本の単四形の乾 電池(図示しない)が収容できるように、以下のような構成を有している。
【0025】 乾電池の外周面を長手方向に両側から挟持する一対の挟持部74を備えている 。これら挟持部74は、その上部側70に乾電池挿入開口76を備えており、下 部側72には、挿入された乾電池のマイナス接片がテープレコーダ2の駆動部と 電気的に接続可能なマイナス当接部(図示しない)が設けられている。また、レ コーダ本体3の上部側70には、挟持部74に乾電池を出し入れする際に、開閉 される蓋部78が回動自在に枢支されている。
【0026】 この蓋部78は、挟持部74で挟持された乾電池のプラス接片に電気的に接続 可能なプラス当接部84を有する第1の側面部80と、この第1の側面部80か ら屈曲して延出した第2の側面部82と、を備えている。プラス当接部84は、 蓋部78を閉じた際、乾電池のプラス接片に当接して、テープレコーダ2の駆動 部と電気的に接続されるように、プラス接片に対向する第1の側面部80の内面 に設けられている。このプラス当接部84は、導電性の金属片からなり乾電池の プラス接片に当接する部分は、凸状に隆起されている。また、このプラス当接部 84からは、テープレコーダ2の駆動部に電気的に接続し、この駆動部に所定の 電圧を印加させる電気コード86が延出されている。なお、この電気コード86 は、駆動部及びプラス当接部84以外の部分での電気的接触を防止するため、絶 縁被覆が施されている。
【0027】 また、第2の側面部82の延出端は、前記プラス当接部84と並列する方向に 沿って突出した第1の嵌合部83が設けられている。この第1の嵌合部83は、 蓋部78を閉じた際、挟持部74で挟持された乾電池が、乾電池挿入開口76か ら飛びでないように、後述する一対の第2の嵌合部92と嵌合して、乾電池を乾 電池収容部4内に維持させるためのものである。
【0028】 第2の嵌合部92は、上端部70側に一対の挟持部74と並列して、前記第1 の嵌合部83が嵌合可能な位置に設けられている。このような第2の嵌合部92 は、第1の嵌合部83の外形よりもわずかに大きく、第1及び第2の嵌合部83 、92が互いに摺接状態で嵌合するような凹部形状を有している。このため、第 1及び第2の嵌合部83、92が互いに嵌合することにより、蓋部78の外面は 、レコーダ本体3の外面と同一平面となるように維持され(図6参照)る。
【0029】 このような蓋部78は、上部側70から下部側72に向かう方向に延出した薄 板状の板ばね88で、操作部7方向に付勢されている。そして、この板ばね88 の延出端は、蓋部78を回動自在に軸支する回動軸に摺接して巻き付けられてい る(図5では、板ばね88が、回動軸に巻き付いた状態が示されているので、回 動軸が示されていない)。また、回動軸の両端は、テープレコーダ2の操作部7 が設けられている側の面に形成された案内溝90(図中、その一方のみを示す) に摺動自在に嵌合されている。なお、これら案内溝90は、前記面が延出した方 向に沿って形成されている。
【0030】 挟持部74に乾電池を挟持させてから、蓋部78を閉める場合、この蓋部78 を、回動軸を中心に第2の嵌合部92方向に回動する。回動していくと、まず、 第1の嵌合部83が、第2の嵌合部92の上部側70に形成されたテーパ面93 に当接する。更に、回動させると、第1の嵌合部83は前記テーパ面93を乗り 越えようとして、この結果、蓋部78が操作部7とは反対方向に移動する。この 移動は、前述したように、案内溝90に沿って回動軸が移動することに伴い、こ の回動軸に回動自在に軸支された蓋部78が移動して行われる。このように蓋部 78が移動して、第1の嵌合部83が前記テーパ面93を乗り越えると、前述し たように回動軸には、この回動軸を操作部7方向に付勢する板ばね88が巻き付 けられているため、回動軸は、案内溝90に沿って、操作部7方向に引き戻され る。このような回動軸の引き戻しに伴って、蓋部78も同方向に引っ張られる。 この結果、第1の嵌合部83も第2の嵌合部92の凹部内に引き寄せられる。か くして、第1の嵌合部83は、第2の嵌合部92の凹部内に嵌合する。
【0031】 なお、前述したように、挟持部74の下部側72に設けられたマイナス当接部 は(図示しない)、常時、乾電池のマイナス接片を付勢して、乾電池を乾電池挿 入開口76方向に押圧している。このため、蓋部78が閉じられた状態では、乾 電池のプラス接片は、常時、プラス当接部84に押圧された状態になる。この結 果、乾電池の両接片がマイナス当接部とプラス当接部84との間に挟持され、乾 電池は、乾電池収容部4内に維持されると共に、テープレコーダ2の駆動部と導 通した状態になる。
【0032】 一方、乾電池を取り出す場合、蓋部78は、前述したように、板ばね88で常 時操作部7方向に付勢されているので、まず、蓋部78を操作部7とは反対方向 に、前記板ばね88の付勢力に抗した力で引っ張る。そして、第1の嵌合部83 と第2の嵌合部92との嵌合状態を解除させる。このとき、蓋部78は、回動軸 を中心に回動可能となる。蓋部78を操作部7方向に回動させると、同時に、回 動軸も、前記板ばね88の付勢力により案内溝90に沿って操作部7方向に移動 する。かくして、蓋部78は、乾電池が乾電池挿入開口76に挿入可能な位置に セットされる。
【0033】 本考案の電源装置の構成である外ケース14も前記乾電池と同一形状を有して いるため、この外ケース14も乾電池と同様に、把持部74に挿着させ、蓋部7 8を閉じて乾電池収容部4内に維持させることができる。また、蓋部78を前述 のように開けることで、乾電池収容部4内に維持された外ケース14を取り出す ことができる。
【0034】 この外ケース14には、接続端子部10が設けられているため、前記テープレ コーダ2は、外ケース14を乾電池収容部4内に収容した際、接続端子部10を テープレコーダ2の外側に引き出すための開閉窓98(図5及び図6参照)を備 えている。この開閉窓98は、レコーダ本体3の上部側70に、前記蓋部78が 閉じられた際、第2の側面部82と並列するように設けられている。
【0035】 この開閉窓98は、その下部側72の一端側が、レコーダ本体3に回動自在に 軸支されている。他端側には、開閉窓98を閉じた際、この開閉窓98の外面と レコーダ本体3の外面とが同一平面となり(図5参照)、この状態に開閉窓98 を維持させるため、レコーダ本体3と対向する面に、夫々、係合凸部97(図6 中、その一部のみを示す)が設けられている。一方、この開閉窓98が閉じられ た際、係合凸部97に対向するレコーダ本体3側の面には、係合凸部97が係合 可能な係合凹部99(図6中、その一部のみを示す)が設けられている。開閉窓 98を閉じると、係合凸部97と係合凹部99とが互いに係合し、開閉窓98は 、レコーダ本体3内に維持される。
【0036】 このような本実施例の電源装置は、超小型のテープレコーダ2の乾電池収容部 4にセットさせる場合、閉じられている蓋部78を前述したように操作部7と反 対方向に引張って第1及び第2の嵌合部83、92の嵌合状態を解除してから、 蓋部78を操作部7方向に回動して開ける。外ケース14をマイナス接片18( 図1参照)側から、乾電池挿入開口76を介して一対の挟持部74間に挿入する 。挿入する場合には、接続端子部10の接続部28を、一対の挟持部74の間の 間隙部102(図5参照)に整合させ、この間隙部102の間に接続部28を挿 通しつつ、前記外ケース14を挿入する。開閉窓98は、挿入前に開けておいて もよいし、あるいは、挿入中又は挿入後に開けてもよい。外ケース14の挿入が 終了した後、蓋部78を操作部7と反対方向に、前述したように回動し、第1及 び第2の嵌合部83、92を互いに嵌合させて閉める。
【0037】 図6には、本実施例の電源装置の外ケース14が乾電池収容部4内に収容され 、接続端子部10が、開かれた開閉窓98から引き出された状態が示されている 。 そして、端子部26を市販のACアダプター8にプラグ30を介して接続す る。この状態で、商用電源から供給される交流電圧は、ACアダプター8で3V の直流電圧に変換され、この3Vの直流電圧は、接続端子部10を介して、外ケ ース14に内蔵された電圧変換回路12に供給される。この電圧変換回路12で は、供給された3Vの直流電圧が1.5Vの直流電圧に変換されて出力される。 かくして、テープレコーダ2は、この1.5Vの直流電圧により駆動可能となる 。
【0038】 使用後に、乾電池収容部4から外ケース14を取り出す場合、まず、前述した ように、蓋部78を開ける。そして、外ケース14を乾電池挿入開口76に見え ているプラス接片16側から引き抜く。同時に、接続端子部10もこの外ケース 14に追従して引き抜かれる。この後、開閉窓98を操作部7方向に、係合凸部 97と係合凹部99とが互いに係合するまで回動する。開閉窓98が閉まった後 、開いている蓋部78を操作部7と反対方向に回動し、第1及び第2の嵌合部8 3、92が互いに嵌合するように閉める。
【0039】 このような本実施例の電源装置によれば、乾電池と互換性のある形状で、内部 に3Vの直流電圧を1.5Vの直流電圧に変換する電圧変換回路12を有し、こ の電圧変換回路12に市販のACアダプター8から3Vの直流電圧を供給可能な 接続端子部10を接続させた外ケース14を備えたことにより、テープレコーダ 2に対応した1,5V用のACアダプターを別生産することなく、市販されてい るACアダプターを、そのまま利用して、テープレコーダ2を駆動させることが できる。
【0040】 なお、本実施例に用いられた超小型のテープレコーダ2は、市販されている単 四形の乾電池を乾電池収容部4に収容しても駆動させることができるということ はいうまでもない。
【0041】 また、本実施例の電源装置は、乾電池収容部4がテープレコーダの裏側にあっ て、乾電池収容部4用の蓋を取り外した後、乾電池を収容させるタイプのテープ レコーダに用いることもできる。この場合、接続端子部10用の開閉窓98が形 成されていないので、蓋は取り外したままで使用することになる。
【0042】 次に、本考案の第2の実施例に係る電子機器の電源装置について、図7ないし 図9を参照して説明する。なお、本実施例の説明に際し、前記第1の実施例の構 成と同一の構成には、同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
【0043】 本実施例の電源装置は、前述した電圧変換回路12(図1及び図2参照)が内 蔵された外ケース14を有する本体部6を備え、この外ケース14のうち、前記 プラス接片16が設けられていた一端面に、前記端子部26を一体的に設けて構 成されている。
【0044】 この端子部26の構成は、前記第1の実施例の構成と同一であり、この端子部 26のプラス端子36は、前記導電路44(図4参照)を介して電圧変換回路1 2のプラス側入力端48に接続されている。また、マイナス端子42(図4参照 )は、電圧変換回路12のマイナス側入力端46に接続されている。
【0045】 このような端子部26には、前述したように市販のACアダプター8(図6参 照)が接続され、このACアダプター8で電圧変換された3Vの直流電圧が、電 圧変換回路12のプラス側入力端48とマイナス側入力端46との間に印加され る。印加された3Vの直流電圧は、前述したように1.5Vの直流電圧に変換さ れて出力される。従って、電圧変換回路12から出力された1.5Vの直流電圧 は、プラス接片16とマイナス接片18(図1参照)との間に印加される。
【0046】 本実施例の場合、マイナス接片18は、前述したように外ケース14の他端面 に、後述するプラス当接部84に当接可能に突設されている。一端面には、前述 のように端子部26が設けられており、このため、プラス接片16は、この端子 部26の裏面、即ち開口部32が形成されている側面と反対側の面、の面上に突 設されている。従って、電圧変換回路12から出力された1.5Vの直流電圧は 、外ケース14の他端面のプラス接片16と、端子部26の裏面のマイナス接片 18と、の間に印加される。
【0047】 また、端子部26の外ケース14側の面と反対側の面には、第3の嵌合部10 4が突設されている。この第3の嵌合部104は、後述する蓋部78の第2の側 面部82に設けられた第1の嵌合部83と嵌合可能な形状を有している。
【0048】 本実施例の電源装置が用いられる超小型のテープレコーダ2は、図9に示すよ うに、外ケース14を挟持可能な一対の挟持部74と蓋部78とを備えている。 この蓋部78は、プラス当接部84を有する第1の側面部80とこの第1の側面 部80から屈曲して延出した第2の側面部82とを備えている。この第2の側面 部82の延出端には、前記プラス当接部84と並列する方向に沿って突出した第 1の嵌合部83が設けられている。本実施例の場合、第1の側面部80と第1の 嵌合部83との間に延在する第2の側面部82の長さは、前述した第3の嵌合部 104が、第1の側面部80と第1の嵌合部83との間、詳しくは、第1の側面 部80のプラス当接部84と第1の嵌合部83との間、に嵌合するような長さを 有している。
【0049】 このような電源装置は、その使用の際、前述したように蓋部78を開け、挟持 部74内に、外ケース14をマイナス接片18側から挿入する。そして、第3の 嵌合部104が以下のように、第1の側面部80と第1の嵌合部83との間に嵌 合される。
【0050】 挟持部74内に外ケース14を挿入した状態では、この外ケース14は、前述 したように、挟持部74の下部側72に設けられたマイナス当接部によって、乾 電池挿入開口76(図5参照)方向に押圧された状態にある。このため、外ケー ス14を更にマイナス当接部方向に押圧し、外ケース14を挟持部74内に押し 込む。この状態を維持して、蓋部78を操作部7と反対方向に回動する。そして 、蓋部78の位置を、第1の側面部80と第1の嵌合部83との間の部分が、第 3の嵌合部104と整合するように、調節する。整合したときに、マイナス当接 部方向に押圧されている外ケース14を解放する。この結果、外ケース14は、 マイナス当接部の押圧力により乾電池挿入開口76(図5参照)方向、即ち第1 の側面部80と第1の嵌合部83との間に嵌合する方向、に移動する。かくして 、外ケースの第3の嵌合部104は、第1の側面部80と第1の嵌合部83との 間、詳しくは、第1の側面部80のプラス当接部84と第1の嵌合部83との間 、に嵌合する。この結果、本実施例の電源装置は、一対の挟持部74、及び、マ イナス当接部と第2の側面部82との間、そして、第1の側面部80と第1の嵌 合部83との間で支持される。このような状態で、端子部26の裏面のプラス接 片16は、第1の側面部80のプラス当接部84と当接し、テープレコーダ2の 駆動部と電気的に接続される。
【0051】 この結果、端子部26に、前述したように市販のACアダプター8(図6参照 )を接続することによって、このACアダプター8で電圧変換された3Vの直流 電圧が、電圧変換回路12のプラス側入力端48とマイナス側入力端46との間 に印加される。印加された3Vの直流電圧は、前述したように1.5Vの直流電 圧に変換されて出力される。従って、電圧変換回路12から出力された1.5V の直流電圧は、プラス接片16とマイナス接片18(図1参照)とを介してテー プレコーダ2の駆動部に印加される。かくして、テープレコーダ2は、この1. 5Vの直流電圧により、駆動される。
【0052】 電源装置を取り外す場合、前述の方法とは逆に、外ケース14を押し下げて嵌 合状態を解除した後、蓋部78を操作部7方向に回動する。そして、外ケース1 4を挟持部74から引き抜く。この後、蓋部78を操作部7と反対方向、即ち第 2の嵌合部92方向、に回動し、第1の嵌合部83と第2の嵌合部92とを互い に嵌合させる。この結果、蓋部78は、レコーダ本体3内に収納される。
【0053】 このような本実施例の電源装置によれば、乾電池と互換性のある形状で、内部 に3Vの直流電圧を1.5Vの直流電圧に変換する電圧変換回路12を有し、こ の電圧変換回路12に市販のACアダプター8から3Vの直流電圧を供給可能な 端子部26を一体的に突設させた外ケース14を備えたことにより、テープレコ ーダ2に対応した1.5V用のACアダプターを別生産することなく、市販され ているACアダプターを、そのまま利用して、テープレコーダ2を駆動させるこ とができる。 なお、本実施例の電源装置も上述の構成に限定されることなく、種々変更可能 であることはいうまでもない。
【0054】
第1の電圧変換器から供給される第2の電圧を第3の電圧に変換する第2の電 圧変換器を本体部に内蔵させたことにより、第1の電圧変換器から供給される第 2の電圧を、そのまま、電子機器の電源電圧として用いることができる。
【図1】本考案の第1の実施例に係る電源装置の全体を
概略的に示す部分断面図。
概略的に示す部分断面図。
【図2】図1の電源装置の構成である電圧変換回路の回
路図。
路図。
【図3】図1の電源装置の斜視図。
【図4】図1の電源装置の構成である端子部と、この端
子部に挿着される接続プラグの断面図。
子部に挿着される接続プラグの断面図。
【図5】図1の電源装置が用いられる超小型のテープレ
コーダの斜視図。
コーダの斜視図。
【図6】図1の電源装置が挿着された状態を示す図5の
テープレコーダの斜視図。
テープレコーダの斜視図。
【図7】本考案の第2の実施例に係る電源装置の正面側
を表した斜視図。
を表した斜視図。
【図8】本考案の第2の実施例に係る電源装置の裏面側
を表した斜視図。
を表した斜視図。
【図9】図7の電源装置が挿着された状態を示す超小型
のテープレコーダーの斜視図。
のテープレコーダーの斜視図。
2…テープレコーダー、4…乾電池収容部、6…本体
部、8…ACアダプター、10…接続端子部、12…電
圧変換回路。
部、8…ACアダプター、10…接続端子部、12…電
圧変換回路。
フロントページの続き (72)考案者 今野 博文 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 岩瀬 滋 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 電子機器に電気的に接離可能な本体部
と、この本体部から延出され、第1の電圧を第2の電圧
に変換する第1の電圧変換器に接続可能な接続端子部
と、前記本体部に内蔵され、前記第1の電圧変換器から
前記接続端子部を介して供給される前記第2の電圧を第
3の電圧に変換する第2の電圧変換器と、を備えたこと
を特徴とする電子機器の電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1900891U JPH0543729U (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 電子機器の電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1900891U JPH0543729U (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 電子機器の電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0543729U true JPH0543729U (ja) | 1993-06-11 |
Family
ID=11987484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1900891U Pending JPH0543729U (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 電子機器の電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0543729U (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5368934A (en) * | 1976-12-02 | 1978-06-19 | Toshiba Corp | Data print system |
JPS649424B2 (ja) * | 1984-07-10 | 1989-02-17 | Shunji Suga | |
JPH052543A (ja) * | 1991-06-25 | 1993-01-08 | Fujitsu Ltd | 通信処理方法 |
-
1991
- 1991-03-27 JP JP1900891U patent/JPH0543729U/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5368934A (en) * | 1976-12-02 | 1978-06-19 | Toshiba Corp | Data print system |
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JPH052543A (ja) * | 1991-06-25 | 1993-01-08 | Fujitsu Ltd | 通信処理方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980120 |