JP2855245B2 - 電池ケース及びその組み立て方法 - Google Patents

電池ケース及びその組み立て方法

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JP2855245B2
JP2855245B2 JP4226410A JP22641092A JP2855245B2 JP 2855245 B2 JP2855245 B2 JP 2855245B2 JP 4226410 A JP4226410 A JP 4226410A JP 22641092 A JP22641092 A JP 22641092A JP 2855245 B2 JP2855245 B2 JP 2855245B2
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knob
support
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邦行 水本
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯用のディスクプレ
ーヤー等の携帯用電子機器の電源となる電池を収納する
電池ケース及びその組み立て方法、更に詳しくは、携帯
用電子機器に取り付ける際に用いられる接合用螺子及び
その取り付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電池ケースは、一般に、電池を
収納する筐体と、この筐体内に収納された電池の正負の
各電極にそれぞれ接触する正負一対の接触子と、各接触
子に対して電気的に導通可能に配設され且つ上記筐体か
ら外方へ突出する一対の出力端子と、上記筐体の携帯用
電子機器と接合壁の取付孔に取り付けられた接合用螺子
とを備え、上記接合用螺子を介して上記携帯用電子機器
に取り付けられて、上記各出力端子を携帯用電子機器の
接触子に接触させて上記電池から電源を供給するように
構成されている。
【0003】そして、電池ケースを携帯用電子機器に取
り付ける際に用いられる接合用螺子は、一般に、摘み部
に螺子部を押し込み成形して一体的に成形したものが用
いられている。そして、上記筐体の接合用螺子の取付部
には、接合用螺子を取り付ける際に用いられる挿入用孔
と、接合用螺子の螺子部が接合壁の内側から外側へ突出
する取付孔が形成されている。従って、この接合用螺子
を電池ケースに取り付ける場合には、電池ケースの筐体
に形成された矩形状の挿入孔から接合用螺子を内部に入
れてから、その螺子部を接合壁の取付孔から外側へ突出
させ、Eリング等の抜け止め部材によって接合壁に接合
用螺子を取り付けるように構成されている。また、電池
ケースの筐体に取り付けられた接合用螺子は、上記挿入
用孔から摘み部の一部が突出しており、この摘み部を回
転操作することによって携帯用電子機器に電池ケースを
接合するようにしてある。つまり、上記挿入用孔は、上
記接合用螺子の摘み部を操作できるように突出させるた
めの孔を兼用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電池ケースの場合には、上記挿入用孔は、一体的に成形
された接合用螺子を接合壁の内側へ挿入し、その螺子部
を取付孔から外側へ突出させる取付空間を確保するよう
に大きく形成されているため、使用時にゴミが進入しや
すい上に外観上の見栄えが悪く、更には接合用螺子の操
作性に劣るという課題があった。
【0005】また、従来の電池ケースの筐体に接合用螺
子を取り付ける場合には、挿入用孔において接合用螺子
を取り付けるようにしているため、接合用螺子の螺子部
を接合壁の取付孔に通す際に盲作業となってその作業性
に劣るという課題があった。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、操作性に優れた接合用螺子を備えた電池ケ
ースを提供すると共に、その接合用螺子を簡単に取り付
けることができる電池ケースの組み立て方法を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の電池ケースは、電池を収納する筐体と、この筐体の携
帯用電子機器との接合壁の取付孔に取り付けられた接合
用螺子とを備えた電池ケースにおいて、上記接合用螺子
は、多角形の頭部を有する螺子部材と、この螺子部材の
螺子部が貫通する貫通孔及び上記頭部が係合する多角形
の凹部がそれぞれ形成された回転操作用の摘み部材と、
この摘み部材に挿着された上記螺子部材を抜け止めする
抜け止め部材とを備え、また、上記筐体は、上記螺子部
材の頭部を回転自在に支持する支持孔を有し且つ上記接
合壁との間に上記摘み部材を介在させるように形成され
た支持部を備え、上記接合用螺子は、上記螺子部材が上
記接合壁と上記支持部間との間に介在する上記摘み部材
に挿着され且つ上記螺子部材の頭部が上記摘み部材の凹
部に係合すると共に上記支持部の支持孔で支持され、こ
れら両部材が上記接合壁で上記抜け止め部材によって回
転自在に一体化して保持されたものである。
【0008】また、本発明の請求項2に記載の電池ケー
スの組み立て方法は、電池を収納する筐体と、この筐体
の携帯用電子機器との接合壁の取付孔に取り付けられた
接合用螺子とを備えた電池ケースを組み立てる方法にお
いて、上記接合壁とこの内側に形成された支持部との間
に摘み部材を装着する第1工程と、第1工程で装着され
て上記接合壁と上記支持部の間に介在する上記摘み部材
の貫通孔に螺子部材を挿通してその多角形の頭部を上記
摘み部材の多角形の凹部に係合させて上記接合壁で上記
摘み部材と上記螺子部材とを一体化する第2工程と、第
2工程で上記摘み部材に一体化した上記螺子部材を抜け
止め部材によって上記接合壁に回転自在に保持する第3
工程とを備えた方法である。
【0009】
【作用】本発明の請求項1に記載の発明によれば、接合
用螺子を摘み部材と螺子部材とで構成してあるため、接
合壁と支持部との間に介在した摘み部材の貫通孔に対し
て螺子部材が筐体の支持部の支持孔を介して貫通し、そ
の頭部が摘み部材の凹部に係合した状態で螺子部材に抜
け止め部材が取り付けられて接合壁で一体化して回転自
在に保持され、携帯用電子機器に接合する際には摘み部
材をガタツキなく円滑に回転操作することができる。
【0010】また、本発明の請求項2に記載の発明によ
れば、電池ケースの筐体の接合壁と支持部との間に摘み
部材を装着した後、この接合壁と支持部間に介在する摘
み部材の貫通孔に螺子部材を貫通してその多角形の頭部
を摘み部材の多角形の凹部に係合させて接合壁で摘み部
材と螺子部材とを一体化し、次いで、この摘み部材と一
体化した螺子部材を抜け止め部材によって接合壁に回転
自在に保持することによって接合用螺子を筐体に簡単に
取り付けることができる。
【0011】
【実施例】以下、図1〜図7に示す実施例に基づいて本
発明を説明する。尚、各図中、図1は本発明の電池ケー
スの一実施例を示す図で、同図(a)はその正面図、同
図(b)はその平面図、図2は図1に示す電池ケースの
接合用螺子の取付部を拡大して示す断面図、図3は図2
に示す接合用螺子を筐体から取り外して示す分解斜視
図、図4は図1の電池ケースの正極側を中心にして示す
図で、同図(a)はその内部の平面図、同図(b)は同
図(a)のB−B線に沿う断面図、図5は図4(a)に
示す電池ケースのV−V線に沿う断面図、図6は図1
(a)に示す電池ケースのVI−VI線に沿う断面図、
図7は図6に示す負極側の接触子であるコイル接触子を
取り出して示す側面図である。
【0012】本実施例の電池ケースは、図1に示すよう
に、2個の電池Bを収納する筐体1と、この筐体1内に
収納された電池Bの正負の各電極にそれぞれ接触する一
対の正極側の板バネ接触子2及び負極側のコイル接触子
3Aと、これら両接触子2、3Aに対してそれぞれ電気
的に導通可能に配設さ且つ上記筐体1内から外方へ突出
する一対の正極側出力端子4A及び負極側出力端子3B
と、上記板バネ接触子2を内方へ押圧して上記出力端子
4Aに導通させるアクチュエータ5とを備え、この電池
ケースを携帯用電子機器(図示せず)に接合した際に、
上記アクチュエータ5が作動して各接触子2、3Aをそ
れぞれの出力端子4A、3Bへ電気的に導通させて上記
電池Bから携帯用電子機器へ電源を供給するように構成
されている。そして、上記正極側の出力端子4Aは、そ
の板バネ接触子2に対して隙間を介して接触可能な位置
から延設された、導電性ワイヤー等の第1導電性線材
(以下、「第1導電性ワイヤー」で代表する。)4によ
って形成されており、また、上記負極側の出力端子3B
は、上記コイル接触子3Aを形成する、導電性ワイヤー
等の第2導電性線材(以下、「第2導電性ワイヤー」で
代表する。)3がそのまま延設された延設端部にコイル
接触子3Aと一体的に形成されている。尚、上記筐体1
は、電池Bを収納する収納体11と、この収納体11の
開口部を覆うカバー体12とから構成されている。
【0013】而して、上記筐体1は、その一側面が上記
携帯用電子機器に接合する接合壁11Aとして形成され
ている。そして、この接合壁11Aには長手方向の左右
の端部近傍に位置する一対のガイド突起11B、11B
が形成され、これら両者11B、11Bが上記携帯用電
子機器に接合する際のガイド部材になるように構成され
ている。更に、上記接合壁11Aの上記両ガイド突起1
1B、11B間の中央には接合用螺子6がその螺子部材
61を筐体1の内部から外方へ突出させて取り付けら
れ、この接合用螺子6の摘み部材(操作部材)62の回
動によって上記ガイド突起11B、11Bで位置合わせ
された筐体1を上記携帯用電子機器に接合し、あるいは
接合を解除するように構成されている。
【0014】ここで上記接合用螺子6について詳述する
と、上記接合用螺子6は、図2、図3に示すように、多
角形(本実施例では六角形)の頭部61Aを有する上記
螺子部材61と、この螺子部材61の螺子軸部61Bが
貫通する貫通孔62A及び上記頭部61Aが係合する多
角形(本実施例では六角形)の凹部62Bがそれぞれ形
成された回転操作用の上記操作部材62と、この操作部
材62に挿着された上記螺子部材61の抜け止めをする
抜け止め部材63とを備えて構成されている。そして、
上記頭部61Aは、上記操作部材62の凹部62Bに係
合した状態でその一部を操作部材62の片面から突出し
後述する支持部111に形成された支持孔111Aに遊
嵌している。
【0015】また、上記筐体1には、上記螺子部材61
の頭部61Aを回転自在に支持する支持孔111Aを有
し且つ上記接合壁11Aとの間に上記操作部材62を介
在させる支持部111が上記接合壁11との間に隙間δ
を隔てて上記接合壁11Aと一体的に形成されている。
そして、この支持部111と上記接合壁11Aとの隙間
δは上記操作部材62にガタツキがないようにその厚さ
と略等しい間隔に形成されている。また、上記支持部1
11の支持孔111Aは、上記接合壁11Aとの間に介
在する上記操作部材62に上記螺子部材61を挿着する
際にその頭部61Aが自在に挿通するように形成され、
しかも、この支持孔111Aは上記頭部61Aが自在に
回転し得る大きさに形成されている。一方、上記接合壁
11Aには上記支持孔111Aに対応し且つ上記螺子部
材61の螺子軸部61Bが挿通する取付孔111Bが形
成されている。また、上記螺子部材62は、螺子軸部6
1Bが段部を介してその頭部側の軸部よりも太く形成さ
れ、上記接合壁11Aと上記支持部111間に介在する
上記操作部材62に上記螺子部材62を挿着して上記接
合壁11Aの取付孔111Bから突出した上記段部に上
記抜け止め部材63を装着するとによって接合用螺子6
が構成され、この接合用螺子6は上記接合壁11A及び
上記支持部111において回転自在に一体化して保持さ
れた構成を有している。
【0016】一方、上記板バネ接触子2は、図4の
(a)、(b)に示すように、上記電池Bの正極との接
触部2Aと、この接触部2Aの一端部から仮想線で示す
ように90°よりやや大きな角度を持って折曲して延設
された細長形状の延設部2Bと、この延設部2Bの延設
端が折り返しされた可動接点部2Cとを有している。そ
して、この板バネ接触子2は、その接触部2Aで上記収
納体11Aの端部に形成された第1固定用壁面11Cで
固定されている。
【0017】即ち、上記接触部2Aは、図4(a)及び
図5に示すように、その延設部2Bよりやや広幅に形成
され、その両側縁部が上記第1固定用壁面11Cに形成
された溝を有する係合部11D、11Dにそれぞれ支持
された状態で係合し、また、上記延設部2Bは上記接触
部2Aと90°の角度を形成して所定のバネ力を持った
状態で上記接合壁11Aの内面に突出形成された支承部
11Eで弾力的に支承されている。更に、図5に示すよ
うに上記接触部2Aの中央部には略コ字状の切り込みが
形成され、この切り込みで囲まれた部分がバネ力で外方
へ傾斜する係止部2Dを形成している。そして、板バネ
接触子2を第1固定用壁面11Cに固定する際に、上記
接触部2Aの両側縁部を第1固定用壁面11Cの係合部
11D、11Dに嵌入すると上記係止部2Dがそのバネ
力で第1固定用壁面11Cの下端から突出してその下端
で係止されて板バネ接触子2の抜け止めを防止し(図4
(b)参照)、もって板バネ接触子2を第1固定用壁面
11Cに固定できるように構成されている。
【0018】そして、上述のようにして固定された板バ
ネ接触子2の可動接点部2Cの上方には、隙間を介して
上記出力端子4Aを形成する第1導電性ワイヤー4がそ
のまま延設された線状の固定接点部4Bが位置してい
る。この固定接点部4Bは、図1の(a)に示すよう
に、上記出力端子4Aを成す第1導電性ワイヤー4が上
記接合壁11Aの内面に沿って長手方向へ延設された延
設部に形成され、その延設途上が上記接合壁11Aの内
面に上記支承部11Eより高く突出形成された3箇所の
固定部11Fで固定された状態で上記板バネ接触子2の
可動接点部2Cの上方をその幅方向で横切るように配置
されている。また、上記出力端子4Aは、第1導電性ワ
イヤー4によって上記接合壁11Aの長手方向中央近傍
に形成された孔11Gから突出するようにコ字状に折曲
形成され、この第1導電性ワイヤー4の端部4Cが上記
接合壁11Aの内面で係止するように折曲されている。
【0019】また、上記コイル接触子3Aは、図1
(a)及び図6、図7に示すように、第2導電性ワイヤ
ー3によって一端が漸次縮径するコイルバネ状に形成さ
れ、その縮径端が上記電池Bの負極に弾力的に接触し、
その他端がコイル接触部3Aの最大径部から上記接合壁
11A側へそのまま延設され、第2導電性ワイヤー3が
更に90°折曲されて上記接合壁11Aの内面に沿って
長手方向へ延設されている。更に、この第2導電性ワイ
ヤー3の延設端部が上記出力端子4Aと同様にコ字状の
出力端子3Bとして一体的に連続形成され、その端部3
Cが上記接合壁11Aの内面で係止するように折曲され
ている。そして、上記コイル接触子3Aは、図6に示す
ように、その最大径部の両側が上記収納体11Aの他端
部に形成された第2固定用壁面11Hで固定され、この
状態で上記出力端子3Bに至る第2導電性ワイヤー3は
第2固定用壁面11H及び上記接合壁11Aに沿って延
設された部分がその内面に突出形成されたフック状の固
定部11Fで固定されている。また、図7に示すように
上記接合壁11Aに沿った延設部は、図7に示すよう
に、その途上で接合壁11A側に折曲形成されており、
上記接合壁11Aに形成された孔11Iから突出した上
記出力端子3Bがそのバネ力で常時外方へ弾力的に付勢
されている。
【0020】更に、上記アクチュエータ5は、図4の
(b)に示すように、フランジ部を有する柱状に形成さ
れて上記接合壁11Aの孔11Jに遊嵌され、上記収納
体11内に固定された板バネ接触子2の延設部2Bによ
って常時弾力的に外方へ付勢さている。尚、図4及び図
6において、11Kは電池Bの動きを規制する規制部で
ある。
【0021】次に、本発明の電池ケースの組み立て方法
の好ましい一実施態様について説明する。まず、電池ケ
ースの筐体1の上記接合壁11Aとこの内側に形成され
た支持部111との間の隙間δに操作部材62を装着し
てこれら両者11A、111間に操作部材62を介在さ
せる。このとき、操作部材62の貫通孔62A及び凹部
62Bの中心がそれぞれ支持部111の支持孔111A
の中心に略一致した状態にある。この状態下で螺子部材
61の螺子軸部61Bを支持部111の支持孔111A
に通すと、その螺子軸部61Bが操作部材62の貫通孔
62A及び接合壁11Aの取付孔111Bを貫通する一
方、その頭部61Aは操作部材62の凹部62Bに係合
して螺子部材61と操作部材62との相対回転が規制さ
れた状態になると共に支持孔111Aで回転自在に支持
された状態になっている。然る後、接合壁11Aの取付
孔111Bから突出した螺子部材61の軸部にEリング
等の抜け止め部材63を装着すると、この抜け止め部材
63が段部に係合して接合用螺子6として接合壁11A
で一体化する。この状態で接合用螺子6は接合壁11A
の取付孔111Bから螺子軸部62Bと突出させた状態
で回転自在になっている。
【0022】而して、本実施例の電池ケースを使用する
場合には、電池Bを筐体1内に収納した状態で携帯用電
子機器に取り付ける。それにはまず、ガイド突起11
B、11Bをこれに対応して形成された携帯用電子機器
の凹部に合わせた後、接合用螺子6の操作部6Bを回転
させて携帯用電子機器の対応する雌螺子に螺合させる
と、これに伴って電池ケースの接合壁11Aが徐々に携
帯用電子機器の接合壁に向けて前進し、遂にはこれら両
者が接合して一体化する。
【0023】上述の動作に従って、電池ケースの接合壁
11Aの孔11Jから弾力的に突出したアクチュエータ
5が筐体1内へ押し込まれ、これによって上記板バネ接
触子2の延設部2Bを図4(b)、図5の仮想線で示す
ように押し込み、もってこの接触子2の可動接点部2C
を上記出力端子4Aから延設された第1導電性ワイヤー
4の固定接点部4Bに接触させて給電可能な状態にす
る。後は、携帯用電子機器のスイッチを付勢すれば、電
池ケースの電池Bから電源を給電することができる。
【0024】以上説明したように本実施例の電池ケース
によれば、接合用螺子6の操作部材62が接合壁11A
と支持部111間に介在させた状態で筐体1にガタツキ
なく簡単に取り付けることができ、接合用螺子6の操作
部材62を操作するときに、螺子部材61の頭部61A
が支持部111の支持孔111Aで支持された状態にあ
るため、接合用螺子6をガタツキなく円滑に回転させる
ことができ、携帯用電子機器への取付操作性よく、簡単
に取り付けることができると共に、接合用螺子6にガタ
ツキがなく外観上見栄えにも優れている。しかも、接合
用螺子6は、螺子部材61と操作部材62が分割されて
いるため、特注品としてでなく、それぞれより低コスト
で製造することができる。
【0025】また、本実施例の電池ケースの組み立て方
法によれば、筐体1の接合壁11Aと支持部111に操
作部材62を装着し、次いで、支持孔111Aへ螺子部
材61を通した後、抜け止め部材63を段部に取り付け
るだけで接合用螺子6を筐体1にガタツキなく簡単に取
り付けることができる。
【0026】尚、本発明は、上記実施例に何等制限され
るものではないことはいうまでもない。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、操
作性に優れた接合用螺子を備えた電池ケースを提供する
と共に、その接合用螺子を簡単に取り付けることができ
る電池ケースの組み立て方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電池ケースの一実施例を示す図で、同
図(a)はその正面図、同図(b)はその平面図であ
る。
【図2】図1に示す電池ケースの接合用螺子の取付部を
拡大して示す断面図である。
【図3】図2に示す接合用螺子を筐体から取り外して示
す分解斜視図である。
【図4】図1の電池ケースの正極側を中心にして示す図
で、同図(a)はその内部の平面図、同図(b)は同図
(a)のB−B線に沿う断面図である。
【図5】図4(a)に示す電池ケースのV−V線に沿う
断面図である。
【図6】図1(a)に示す電池ケースのVI−VI線に
沿う断面図である。
【図7】図6に示す負極側の接触子であるコイルバネを
取り出して示す側面図である。
【符号の説明】
1 筐体 6 接合用螺子 11A 接合壁 61 螺子部材 61A 頭部 61B 螺子軸部 62 操作部材(摘み部材) 62A 貫通孔 62B 凹部 111 支持部 111A 支持孔 111B 取付孔 B 電池
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01M 2/10 H05K 5/00 - 5/03

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池を収納する筐体と、この筐体の携帯
    用電子機器との接合壁の取付孔に取り付けられた接合用
    螺子とを備えた電池ケースにおいて、 上記接合用螺子は、多角形の頭部を有する螺子部材と、
    この螺子部材の螺子部が貫通する貫通孔及び上記頭部が
    係合する多角形の凹部がそれぞれ形成された回転操作用
    の摘み部材と、この摘み部材に挿着された上記螺子部材
    を抜け止めする抜け止め部材とを備え、 また、上記筐体は、上記螺子部材の頭部を回転自在に支
    持する支持孔を有し且つ上記接合壁との間に上記摘み部
    材を介在させるように形成された支持部を備え、 上記接合用螺子は、上記螺子部材が上記接合壁と上記支
    持部間との間に介在する上記摘み部材に挿着され且つ上
    記螺子部材の頭部が上記摘み部材の凹部に係合すると共
    に上記支持部の支持孔で支持され、これら両部材が上記
    接合壁で上記抜け止め部材によって回転自在に一体化し
    て保持されたことを特徴とする電池ケース。
  2. 【請求項2】 電池を収納する筐体と、この筐体の携帯
    用電子機器との接合壁の取付孔に取り付けられた接合用
    螺子とを備えた電池ケースを組み立てる方法において、 上記接合壁とこの内側に形成された支持部との間に摘み
    部材を装着する第1工程と、 第1工程で装着されて上記接合壁と上記支持部の間に介
    在する上記摘み部材の貫通孔に螺子部材を挿通してその
    多角形の頭部を上記摘み部材の多角形の凹部に係合させ
    て上記接合壁で上記摘み部材と上記螺子部材とを一体化
    する第2工程と、 第2工程で上記摘み部材に一体化した上記螺子部材を抜
    け止め部材によって上記接合壁に回転自在に保持する第
    3工程とを備えたことを特徴とする電池ケースを組み立
    てる方法。
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