JPH0543646U - ハンドセツト構造 - Google Patents

ハンドセツト構造

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JPH0543646U
JPH0543646U JP9853891U JP9853891U JPH0543646U JP H0543646 U JPH0543646 U JP H0543646U JP 9853891 U JP9853891 U JP 9853891U JP 9853891 U JP9853891 U JP 9853891U JP H0543646 U JPH0543646 U JP H0543646U
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handset
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井 清 石
橋 続 高
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハンドセットの握り部に強い力が加えられて
も、ハンドセット本体とハンドセットカバーとの間が分
離することのない構造を得るにある。 【構成】 背面を開放された中空のハンドセット本体1
及び腹面を開放された中空のハンドセットカバー2の両
端部に係止突起8及び係止溝7を成形し、これらのハン
ドセット本体1とハンドセットカバー2との間を組立ね
じ3で固定するハンドセット構造において、ハンドセッ
トカバー2の長さ方向に対して略直角な方向に延長しか
つ同長さ方向外側を向く接触面9aを有する複数の方向
規制片9A,9Bを前記ハンドセットカバー2の送話部
2b及び受話部2cの内部に一体成形し、前記接触面9
aに対して平行な方向でかつ前記長さ方向内側を向きか
つ対応接触面9aに接触するガイド面10a を有する複数
の規制片ガイド10A,10B を前記ハンドセット本体1の送
話器取付部1c及び受話器取付部1dの内部に一体成形
したハンドセット構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電話機等のハンドセットに関し、特に、無理な取扱いによっても分解 しないハンドセット構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、電話機等に用いられる最近のハンドセットは、図5に示すよう に、背面を開放された中空の樹脂成形ハンドセット本体A及び腹面を開放された 中空の樹脂成形ハンドセットカバーBから作られ、これらのハンドセット本体A の握り部a1 とハンドセットカバーBの握り部b1 との間を複数の組立ねじCで 固定することにより完成される。つまり、従来のハンドセットにおいては、送話 器D及び受話器Eをそれぞれ組付けられるハンドセット本体Aの送話器取付部a 2 及び受話器取付部a3 とハンドセットカバーBの送話部b2 及び受話部b3 と の間が不用意に分解しないように、ハンドセット本体Aの両端開口縁部に係止溝 Fを、ハンドセットカバーBの両端開口縁部に係止溝Fに係合できる係止突起G を一体成形しておき、対応係止溝Fに係止突起Gを弾力的に係合させて、ハンド セット本体AとハンドセットカバーBとを組立てた後、組立ねじCで同ハンドセ ット本体AとハンドセットカバーBとの間を完全に組立てる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、最近のハンドセットにあっては、成形性の点や色彩の自由度の点等 から、ハンドセット本体AおよびハンドセットカバーBをABS樹脂や塩化ビニ ル樹脂等の比較的軟質の樹脂で成形する傾向にあり、これらのハンドセット本体 A及びハンドセットカバーBの肉厚も材料の節約等の見地から極力薄くする傾向 にある。
【0004】 このため、前述したような従来のハンドセットにあっては、ハンドセット本体 Aの握り部a1 とハンドセットカバーBの握り部b1 との間に矢印で示したよう な強い力Pが加えられると、ハンドセット本体Aの送話器取付部a2 及び受話器 取付部a3 、並びに、ハンドセットカバーBの送話部b2 及び受話部b3 が図5 の仮想線で示したような方向に変形する。即ち、ハンドセット本体Aの送話器取 付部a2 及び受話器取付部a3 、並びに、ハンドセットカバーBの送話部b2 及 び受話部b3 は、曲げ支点となる組立ねじCの部分からそれぞれ仮想線示の状態 に変形するが、ハンドセット本体Aの送話器取付部a2 及び受話器取付部a3 の 変形軌跡は、対応するハンドセットカバーBの送話部b2 及び受話部b3 の変形 軌跡とは異なった軌跡となる。このため、前述したような強い力Pが握り部a1 と握り部b1 との間に加えられた場合、ハンドセット本体Aとハンドセットカバ ーBとの独立した変形のため、両者間の係止突起Gが係止溝Fから離脱すること があり、この離脱によりハンドセット本体AとハンドセットカバーBとの間が分 解して使用に耐えなくなる場合があった。
【0005】 このような従来の問題を解決するためには、係止突起Gと係止溝Fとの間の係 合”シロ”を大に設計してハンドセット本体AとハンドセットカバーBとの分離 を防止することもできるけれども、このような対策では、係合”シロ”の増大に よりハンドセット本体AとハンドセットカバーBとの自動組立化が困難になり、 人力組立てが余儀なくされるので、製品原価が割高なものとなる。 本考案の目的は、以上に述べたような従来のハンドセット構造の課題を解決す るため、ハンドセットの握り部に強い力が加えられても、ハンドセット本体とハ ンドセットカバーとの間が分離することのない構造を得るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本考案は、背面を開放された中空のハンドセット本 体及び腹面を開放された中空のハンドセットカバーの両端部に係止突起及び係止 溝を成形し、これらのハンドセット本体とハンドセットカバーとの間を組立ねじ で固定するハンドセット構造において、ハンドセットカバーの長さ方向に対して 略直角な方向に延長しかつ同長さ方向外側を向く接触面を有する複数の方向規制 片を前記ハンドセットカバーの送話部及び受話部の内部に一体成形し、前記接触 面に対して平行な方向でかつ前記長さ方向内側を向きかつ対応接触面に接触する ガイド面を有する複数の規制片ガイドを前記ハンドセット本体の送話器取付部及 び受話器取付部の内部に一体成形したハンドセット構造を提案するものである。
【0007】
【実施例】
以下、図1から図4について本考案の実施例の詳細を説明する。 図1は本考案によるハンドセットの全体断面図であって、このハンドセットは 、従来と同様に、背面を開放された中空の樹脂成形ハンドセット本体1と、腹面 を開放された中空の樹脂成形ハンドセットカバー2から構成される。即ち、これ らのハンドセットカバー2の握り部2aの内部両端には、組立ねじ3をねじ込む ことができる一対の取付座2b,2bが一体成形され、また、これらの取付座2 b,2bに対応するハンドセット本体1の握り部1aの下面には、貫通した一対 の取付孔4,4が形成され、これらの取付孔4,4からねじ込まれる一対の組立 ねじ3によりハンドセット本体1に対してハンドセットカバー2が固定される。
【0008】 そして、前記ハンドセット本体1の送話器取付部1c及び受話器取付部1dの 内部には、送話器5及び受話器6がそれぞれ組付けられるけれども、ハンドセッ ト本体1の送話器取付部1c及び受話器取付部1dとハンドセットカバー2の送 話部2c及び受話部2dとの間が不用意に分解しないように、ハンドセット本体 1の両端開口縁部には係止溝7,7が、ハンドセットカバー2の両端開口縁部に はこれらの係止溝7,7に係合できる係止突起8,8が予め成形され、対応係止 溝7,7に係止突起8,8を弾力的に係合させて、ハンドセット本体1とハンド セットカバー2とを予備的に組立てた後、前述した組立ねじ3で同ハンドセット 本体1とハンドセットカバー2との間が完全に組立てられることになる。
【0009】 また、本考案によれば、図2に示すように、前記ハンドセットカバー2の送話 部2c及び受話部2dの内部には、ハンドセットカバー2の幅方向に対向した2 対の方向規制片9A,9Bがハンドセット本体1の内部に突出した状態で一体成 形される。これらの方向規制片9A,9Bは、ハンドセットカバー2の長さ方向 に対して略直角な方向に延長しかつ同長さ方向外側を向く接触面9aを有してい る。
【0010】 図3に示すように、前記ハンドセット本体1の送話器取付部1c及び受話器取 付部1dの内部には、前記各方向規制片9A,9Bに接触できる2対の規制片ガ イド10A,10B が一体成形されている。即ち、これらの規制片ガイド10A,10B は、 対応する方向規制片9A,9Bの接触面9aに対して平行な方向でかつ前記長さ 方向内側を向きかつ対応接触面9aに接触するガイド面10a を有するものである 。
【0011】 図示実施例によるハンドセットは、以上に述べたような構造であるから、ハン ドセットカバー2に設ける方向規制片9A,9Bの接触面9aはハンドセットカ バー2の長さ方向に対して略直角な方向を向くので、ハンドセット本体1の送話 器取付部1c及び受話器取付部1dに送話器5及び受話器6をそれぞれ組付けた 後、ハンドセット本体1の上方からハンドセットカバー2を下降させるだけで、 自動化ラインでハンドセット本体1に対してハンドセットカバー2を予備組立て できる。つまり、規制片ガイド10A,10B と方向規制片9A,9Bとの接触により ハンドセット本体1に対するハンドセットカバー2の移動方向が規制されるため 、ハンドセットカバー2の係止突起8,8がハンドセット本体1の係止溝7,7 に一致されるから、ハンドセット本体1に対してハンドセットカバー2を強く押 付けるだけで、係止突起8,8が係止溝7,7に弾力的に係合し、ハンドセット 本体1とハンドセットカバー2とを組立てることができる。したがって、各取付 孔4,4に挿入する組立ねじ3によりハンドセット本体1にハンドセットカバー 2を完全に固定することによりハンドセットを完成できる。
【0012】 また、ハンドセットの握り部1aと握り部2aとの間に図5で説明した強い外 力が働いても、本考案のハンドセットは、分解しない。即ち、このような外力が 握り部1aと握り部2aとの間に働いた場合、ハンドセットカバー2とハンドセ ット本体1との間には、ハンドセットカバー2と方向規制片9A,9Bとが存在 するから、図4の仮装線で示すように、ハンドセットカバー2の受話器取付部1 dが変形しようとする場合、方向規制片9A,9Bの接触面9aが規制片ガイド 10A,10B のガイド面10a に強く押付けられるから、ハンドセット本体1はハンド セットカバー2と同じ方向にしか変形できない状態になる。この結果、ハンドセ ットカバー2の係止突起8,8とハンドセット本体1の係止溝7,7との間には 、直接に分離方向の外力が伝達されることがなくなるので、外力の作用によって ハンドセット本体1とハンドセットカバー2とが分解するのを防止できる。
【0013】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、ハンドセットカバーの内部 に方向規制片を、ハンドセット本体の内部に規制片ガイドを一体成形しておくだ けで、後発的にハンドセット本体とハンドセットカバーとが分解することのない 、堅牢なハンドセット構造を得ることができ、ハンドセットカバーの内部に方向 規制片をかつハンドセット本体の内部に規制片ガイドを一体成形するだけでよい ので、製品原価が割高となることもない効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるハンドセットの全体断面図であ
る。
【図2】同ハンドセットのハンドセットカバーの底面図
である。
【図3】同ハンドセットのハンドセット本体の平面図で
ある。
【図4】同ハンドセットの変形状態の説明図である。
【図5】従来のハンドセットの全体断面図である。
【符号の説明】
1 ハンドセット本体 2 ハンドセットカバー 3 組立ねじ 7 係止溝 8 係止突起 9A,9B 方向規制片 9a 接触面 10A,10B 規制片ガイド 10a ガイド面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背面を開放された中空のハンドセット本
    体及び腹面を開放された中空のハンドセットカバーの両
    端部に係止突起及び係止溝を成形し、これらのハンドセ
    ット本体とハンドセットカバーとの間を組立ねじで固定
    するハンドセット構造において、ハンドセットカバーの
    長さ方向に対して略直角な方向に延長しかつ同長さ方向
    外側を向く接触面を有する複数の方向規制片を前記ハン
    ドセットカバーの送話部及び受話部の内部に一体成形
    し、前記接触面に対して平行な方向でかつ前記長さ方向
    内側を向きかつ対応接触面に接触するガイド面を有する
    複数の規制片ガイドを前記ハンドセット本体の送話器取
    付部取付部及び受話器取付部の内部に一体成形したこと
    を特徴とするハンドセット構造。
JP1991098538U 1991-11-01 1991-11-01 ハンドセット構造 Expired - Lifetime JPH0735482Y2 (ja)

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JPH0543646U true JPH0543646U (ja) 1993-06-11
JPH0735482Y2 JPH0735482Y2 (ja) 1995-08-09

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6242360U (ja) * 1985-08-31 1987-03-13
JPS6438051U (ja) * 1987-08-27 1989-03-07
JPH025954U (ja) * 1988-06-23 1990-01-16

Patent Citations (3)

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JPH0735482Y2 (ja) 1995-08-09

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