JPH0543483B2 - - Google Patents
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- JPH0543483B2 JPH0543483B2 JP59056523A JP5652384A JPH0543483B2 JP H0543483 B2 JPH0543483 B2 JP H0543483B2 JP 59056523 A JP59056523 A JP 59056523A JP 5652384 A JP5652384 A JP 5652384A JP H0543483 B2 JPH0543483 B2 JP H0543483B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyethyleneimine
- veneer
- impregnated
- veneers
- laminated decorative
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Finished Plywoods (AREA)
- Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
Description
〔技術分野〕
この発明は、内装建材等に用いられる集成化粧
単板の製法に関する。 〔背景技術〕 住宅の内装材として、従来より表面に木目が表
現された化粧合板が好んで使用される。しかし、
その際、表面材(突き板)として天然銘木を使用
するとなれば、非常に高価であるので、一般には
天然銘木単板に類以の集成化粧単板が使用されて
いる。集成化粧単板は、安価な樹木の製材からス
ライスされた素材単板に脱色、および染色を施
し、これを積層成形して得たフリツチをスライス
することによつて得られる。 従来、積層装着されたフリツチをスライスする
際、木材強度の低い単板では目ボレが発生しやす
く、特に0.20ミリ(t)以下にスライスするほとんど
に目ボレが生じていた。目ボレが発生すると歩留
りが悪くなり、満性的接着不良となる。そのた
め、うすくスライスすることができにくい。ま
た、成形前に、含水率20〜80%に素材単板を調湿
して2日〜1ケ月養生しておくことがあるが、こ
の際にカビが発生しやすく歩留りの低下を招いて
いる。過去種々の防バイ剤が使用されてきたが、
工程処理途中で防バイ剤が抜けたりして、効果を
持続させることができなかつた。 〔発明の目的〕 この発明は、上記のような現状に鑑みてなされ
たものであり、素材単板に目ボレやカビが発生し
ない集成化粧単板の製法を提供することをその目
的としている。 〔発明の開示〕 以上の目的を達成するために、この発明は、木
材素材単板を積層接着してフリツチを得、これを
スライスして集成化粧単板を得る方法において、
あらかじめ素材単板に、含浸量10%以上のポリエ
チレンイミンおよび防バイ剤を含浸させておくこ
とを特徴とする集成化粧単板の製法をその要旨と
している。以下にこれを詳しく説明する。 まず、木材単板にポリエチレンイミンを含浸さ
せる。含浸の方法は問わない。湯洗浴あるいは染
色浴中にポリエチレンイミンを投入し、同時に煮
沸処理して含浸させてもよいし、木材単板を乾燥
後、ポリエチレンイミン水溶液をスプレー、ロー
ルコータ、デイツピング等で塗布し、養生または
蒸気等による熱処理を行つてもよい。この際、ポ
リエチレンイミンと防バイ剤を併せて使用する。
その後、積層成形して得たフリツチをスライスす
ると、目ボレのない集成化粧単板が得られるので
ある。防バイ剤を併用したときは、併せてカビの
発生しにくい集成化粧単板が得られるのである。 ポリエチレンイミン含浸量と目ボレ不良率およ
び接着不良率との関係は第1図の通りである。こ
れは、M.C.20〜30%でE=200Kg/m2の材を0.25
ミリ(t)にスライスしたものである。図にみるとお
り、ポリエチレンイミン含浸量がほぼ15%に達し
たところで目ボレ率(図中×印)、接着不良率
(図中○印)がゼロとなる。第2図はポリエチレ
ンイミン含浸量とスライス可能な厚みとの関係を
あらわしている。フリツチは、ポリエチレンイミ
ン含浸量10%以上であれば、0.13ミリ(t)の厚みま
でスライスしても目ボレをまつたく生じない。こ
のように、木材単板内に高分子のポリエチレンイ
ミンを含浸させることにより、素材単板が補強あ
るいは軟化され、スライスの目ボレ率が改善さ
れ、0.13ミリ(t)の厚みまでスライスすることがで
きるようになるのである。また、寸法も安定化
し、工程内にワレを生じる割合も減る。 特にポリウレタン系接着剤で素材単板を積層接
着する場合には、接着強度の向上および安定化を
はかることができる。それはすなわち以下の理由
による。 −〔CH2CH2NH−〕o−の化学式であらわされ
るポリエチレンイミンには
単板の製法に関する。 〔背景技術〕 住宅の内装材として、従来より表面に木目が表
現された化粧合板が好んで使用される。しかし、
その際、表面材(突き板)として天然銘木を使用
するとなれば、非常に高価であるので、一般には
天然銘木単板に類以の集成化粧単板が使用されて
いる。集成化粧単板は、安価な樹木の製材からス
ライスされた素材単板に脱色、および染色を施
し、これを積層成形して得たフリツチをスライス
することによつて得られる。 従来、積層装着されたフリツチをスライスする
際、木材強度の低い単板では目ボレが発生しやす
く、特に0.20ミリ(t)以下にスライスするほとんど
に目ボレが生じていた。目ボレが発生すると歩留
りが悪くなり、満性的接着不良となる。そのた
め、うすくスライスすることができにくい。ま
た、成形前に、含水率20〜80%に素材単板を調湿
して2日〜1ケ月養生しておくことがあるが、こ
の際にカビが発生しやすく歩留りの低下を招いて
いる。過去種々の防バイ剤が使用されてきたが、
工程処理途中で防バイ剤が抜けたりして、効果を
持続させることができなかつた。 〔発明の目的〕 この発明は、上記のような現状に鑑みてなされ
たものであり、素材単板に目ボレやカビが発生し
ない集成化粧単板の製法を提供することをその目
的としている。 〔発明の開示〕 以上の目的を達成するために、この発明は、木
材素材単板を積層接着してフリツチを得、これを
スライスして集成化粧単板を得る方法において、
あらかじめ素材単板に、含浸量10%以上のポリエ
チレンイミンおよび防バイ剤を含浸させておくこ
とを特徴とする集成化粧単板の製法をその要旨と
している。以下にこれを詳しく説明する。 まず、木材単板にポリエチレンイミンを含浸さ
せる。含浸の方法は問わない。湯洗浴あるいは染
色浴中にポリエチレンイミンを投入し、同時に煮
沸処理して含浸させてもよいし、木材単板を乾燥
後、ポリエチレンイミン水溶液をスプレー、ロー
ルコータ、デイツピング等で塗布し、養生または
蒸気等による熱処理を行つてもよい。この際、ポ
リエチレンイミンと防バイ剤を併せて使用する。
その後、積層成形して得たフリツチをスライスす
ると、目ボレのない集成化粧単板が得られるので
ある。防バイ剤を併用したときは、併せてカビの
発生しにくい集成化粧単板が得られるのである。 ポリエチレンイミン含浸量と目ボレ不良率およ
び接着不良率との関係は第1図の通りである。こ
れは、M.C.20〜30%でE=200Kg/m2の材を0.25
ミリ(t)にスライスしたものである。図にみるとお
り、ポリエチレンイミン含浸量がほぼ15%に達し
たところで目ボレ率(図中×印)、接着不良率
(図中○印)がゼロとなる。第2図はポリエチレ
ンイミン含浸量とスライス可能な厚みとの関係を
あらわしている。フリツチは、ポリエチレンイミ
ン含浸量10%以上であれば、0.13ミリ(t)の厚みま
でスライスしても目ボレをまつたく生じない。こ
のように、木材単板内に高分子のポリエチレンイ
ミンを含浸させることにより、素材単板が補強あ
るいは軟化され、スライスの目ボレ率が改善さ
れ、0.13ミリ(t)の厚みまでスライスすることがで
きるようになるのである。また、寸法も安定化
し、工程内にワレを生じる割合も減る。 特にポリウレタン系接着剤で素材単板を積層接
着する場合には、接着強度の向上および安定化を
はかることができる。それはすなわち以下の理由
による。 −〔CH2CH2NH−〕o−の化学式であらわされ
るポリエチレンイミンには
【式】基が存在し、
これがウレタン接着剤と下記の結合を作るため強
度を向上させることができると考えられる。 ポリエチレンイミンはまた、潮解性を有するた
めに、含水率にバラツキが生じることがない。す
なわち、常に水分が存在するようになるので、部
分的に低含水率部(ほぼ全乾部)を生じるような
ことがなく、安定した接着が可能となるのであ
る。その上、ポリエチレンイミンは窒素化合物で
あるため、難燃性も付加される。 防バイ材をポリエチレンイミンと混合して素材
単板に含浸させた場合の、ストツク中におけるカ
ビ発生による不良率を下記の表にあらわした。
度を向上させることができると考えられる。 ポリエチレンイミンはまた、潮解性を有するた
めに、含水率にバラツキが生じることがない。す
なわち、常に水分が存在するようになるので、部
分的に低含水率部(ほぼ全乾部)を生じるような
ことがなく、安定した接着が可能となるのであ
る。その上、ポリエチレンイミンは窒素化合物で
あるため、難燃性も付加される。 防バイ材をポリエチレンイミンと混合して素材
単板に含浸させた場合の、ストツク中におけるカ
ビ発生による不良率を下記の表にあらわした。
この発明は以上のように構成されているので、
目ボレやカビが発生せず歩留りが高い。
目ボレやカビが発生せず歩留りが高い。
第1図はこの発明にかかる集成化粧単板の製法
において用いられるポリエチレンイミン含浸量と
目ボレ不良率および接着不良率の関係を折れ線で
あらわすグラフ、第2図は同上のスライス可能な
厚みとの関係を折れ線であらわすグラフである。
において用いられるポリエチレンイミン含浸量と
目ボレ不良率および接着不良率の関係を折れ線で
あらわすグラフ、第2図は同上のスライス可能な
厚みとの関係を折れ線であらわすグラフである。
Claims (1)
- 1 木材素材単板を積層接着してフリツチを得、
これをスライスして集成化粧単板を得る方法にお
いて、あらかじめ素材単板に、含浸量10%以上の
ポリエチレンイミンおよび防バイ剤を含浸させて
おくことを特徴とする集成化粧単板の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5652384A JPS60199601A (ja) | 1984-03-23 | 1984-03-23 | 集成化粧単板の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5652384A JPS60199601A (ja) | 1984-03-23 | 1984-03-23 | 集成化粧単板の製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60199601A JPS60199601A (ja) | 1985-10-09 |
JPH0543483B2 true JPH0543483B2 (ja) | 1993-07-01 |
Family
ID=13029470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5652384A Granted JPS60199601A (ja) | 1984-03-23 | 1984-03-23 | 集成化粧単板の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60199601A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2726567B1 (fr) * | 1994-11-03 | 1996-12-20 | Hospal Ind | Utilisation de la polyethyleneimine comme promoteur d'adhesion d'une composition adhesive de polyurethane |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5634405A (en) * | 1979-08-31 | 1981-04-06 | Matsushita Electric Works Ltd | Manufacture of dressing veneer |
-
1984
- 1984-03-23 JP JP5652384A patent/JPS60199601A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5634405A (en) * | 1979-08-31 | 1981-04-06 | Matsushita Electric Works Ltd | Manufacture of dressing veneer |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60199601A (ja) | 1985-10-09 |
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