JPH0543380Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0543380Y2 JPH0543380Y2 JP11734787U JP11734787U JPH0543380Y2 JP H0543380 Y2 JPH0543380 Y2 JP H0543380Y2 JP 11734787 U JP11734787 U JP 11734787U JP 11734787 U JP11734787 U JP 11734787U JP H0543380 Y2 JPH0543380 Y2 JP H0543380Y2
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- Japan
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- magnetic field
- electromotive force
- electrodes
- flow path
- pairs
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- Expired - Lifetime
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- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 12
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- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
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Landscapes
- Measuring Volume Flow (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本考案は、電磁流量計に係り、特に微小流量を
測定することができる電磁流量計に関する。
測定することができる電磁流量計に関する。
〈従来の技術〉
従来の電磁流量計における起電力は、例えば流
路の内径をD、磁束密度をB、流量をQ、流速を
v、発生する起電力をeとすれば、 e=4BQ/πD=BDv ……(1) で示される。
路の内径をD、磁束密度をB、流量をQ、流速を
v、発生する起電力をeとすれば、 e=4BQ/πD=BDv ……(1) で示される。
従つて、D=1(mm)の内径でQ=1(cc/
min)の流量を流したときに、例えばe=0.1(m
V)の起電力を発生させようとすれば B=πeD/4Q =π・10-4(V)×・1×10-3(m) /4・(10-6/60(m3/s))=4.7(テスラ) 程度の磁束密度Bを発生すれば、口径が1mm程度
の微小口径の電磁流量計で1cc/minの流量に対
して0.1mVの起電力を得ることができる。
min)の流量を流したときに、例えばe=0.1(m
V)の起電力を発生させようとすれば B=πeD/4Q =π・10-4(V)×・1×10-3(m) /4・(10-6/60(m3/s))=4.7(テスラ) 程度の磁束密度Bを発生すれば、口径が1mm程度
の微小口径の電磁流量計で1cc/minの流量に対
して0.1mVの起電力を得ることができる。
〈考案が解決しようとする問題点〉
しかしながら、この様な従来の電磁流量計では
以上の説明でも解るように磁束密度Bを4.7テス
ラにもなるような通常の強磁性体の飽和磁束密度
の限界を越える値としなければならず、この様な
強い磁場を作ることは非常に難しい。
以上の説明でも解るように磁束密度Bを4.7テス
ラにもなるような通常の強磁性体の飽和磁束密度
の限界を越える値としなければならず、この様な
強い磁場を作ることは非常に難しい。
〈問題点を解決するための手段〉
この考案は、以上の問題点を解決するために、
磁場を形成する磁場形成部と、この磁場の方向と
垂直な面に配置された測定板と、この測定板の中
に前記磁場の方向に垂直で渦巻状に形成された測
定流体を流す流路と、この流路を渦巻の中心から
外側に横切る方向に配置された複数対の電極と、
これ等の複数対の電極に発生する起電力を加算的
に合成する手段とを具備するようにしたものであ
る。
磁場を形成する磁場形成部と、この磁場の方向と
垂直な面に配置された測定板と、この測定板の中
に前記磁場の方向に垂直で渦巻状に形成された測
定流体を流す流路と、この流路を渦巻の中心から
外側に横切る方向に配置された複数対の電極と、
これ等の複数対の電極に発生する起電力を加算的
に合成する手段とを具備するようにしたものであ
る。
〈作用〉
渦巻状の流路を横切る複数の電極対に発生する
起電力を加算して起電力を増加させ、磁場を等価
的に小さくして所定の起電力を得る。
起電力を加算して起電力を増加させ、磁場を等価
的に小さくして所定の起電力を得る。
〈実施例〉
以下、本考案の実施例について図面に基づき説
明する。第1図は本考案の1実施例を示す縦断面
図である。
明する。第1図は本考案の1実施例を示す縦断面
図である。
10は強磁性体で形成された円盤状のコアであ
り、その内部の中心には同心円上に細い空隙δが
形成されており、その外側に励磁コイルを収納す
るドーナツ状の空間部11が形成されている。
り、その内部の中心には同心円上に細い空隙δが
形成されており、その外側に励磁コイルを収納す
るドーナツ状の空間部11が形成されている。
12,13は励磁コイルであり、空間部11の
中に収納されている。この励磁コイルにより磁場
Bが形成され、空隙δを貫通する。
中に収納されている。この励磁コイルにより磁場
Bが形成され、空隙δを貫通する。
空隙δの間に例えばアルミナ製の測定板14が
配置されており、この測定板に測定流体を導入す
る導入管15が固定されている。
配置されており、この測定板に測定流体を導入す
る導入管15が固定されている。
第2図はこの測定板14の内部の詳細な構成を
示す平面図である。導入管15から導入された測
定流体は渦巻状の流路16の中を流れて導出管1
7から流れ去る。この流路16には十文字状に電
極18a,18b〜18n,19a,19b〜1
9n,20a,20b〜20n,21a,21b
〜21nが配置されている。この場合、例えば1
8aと18bは1対の電極を成し18bと18c
も1対の電極を成しているが、18bは(18a
と18bの電極対)と(18bと18cの電極
対)とに共通する接続電極としても機能してい
る。これ等の電極は白金とアルミナのサーメツト
状で測定板14の中に一体的に成形されている。
示す平面図である。導入管15から導入された測
定流体は渦巻状の流路16の中を流れて導出管1
7から流れ去る。この流路16には十文字状に電
極18a,18b〜18n,19a,19b〜1
9n,20a,20b〜20n,21a,21b
〜21nが配置されている。この場合、例えば1
8aと18bは1対の電極を成し18bと18c
も1対の電極を成しているが、18bは(18a
と18bの電極対)と(18bと18cの電極
対)とに共通する接続電極としても機能してい
る。これ等の電極は白金とアルミナのサーメツト
状で測定板14の中に一体的に成形されている。
以上の電極の接続について第3図を用いて更に
詳細に説明する。
詳細に説明する。
電極18a,18b〜18nで加算された起電
力は電極18aと18nとの間から取り出され、
差動増幅器22に入力される。また、電極19
a,19b〜19nで加算された起電力は電極1
9aと19nとの間から取り出され、差動増幅器
23に入力される。さらに、電極20a,20b
〜20nで加算された起電力は電極20aと20
nとの間から取り出され、差動増幅器24に入力
され、その出力が反転増幅器25で反転されて出
力される。そして、電極21a,21b〜21n
で加算された起電力は電極21aと21nとの間
から取り出され、差動増幅器26に入力され、そ
の出力が反転増幅器27で反転されて出力され
る。
力は電極18aと18nとの間から取り出され、
差動増幅器22に入力される。また、電極19
a,19b〜19nで加算された起電力は電極1
9aと19nとの間から取り出され、差動増幅器
23に入力される。さらに、電極20a,20b
〜20nで加算された起電力は電極20aと20
nとの間から取り出され、差動増幅器24に入力
され、その出力が反転増幅器25で反転されて出
力される。そして、電極21a,21b〜21n
で加算された起電力は電極21aと21nとの間
から取り出され、差動増幅器26に入力され、そ
の出力が反転増幅器27で反転されて出力され
る。
以上の各差動増幅器22,23と各反転増幅器
25,27の出力は加算器28で加算され、これ
等の和の電圧がその出力にEとして得られる。
25,27の出力は加算器28で加算され、これ
等の和の電圧がその出力にEとして得られる。
この場合の出力電圧Eは次のようになる。
流路16の径をd、磁束密度をBとすると、1
本の放射状の電極対には例えば10本の流路と横切
るものとする流路の径が等価的に10倍になる。さ
らに、第2図に示す実施例では4列の放射状の電
極対があるので、上記の4倍の起電力となる。従
つて、合計の起電力Eは E=40×4QB/πD ……(2) となる。
本の放射状の電極対には例えば10本の流路と横切
るものとする流路の径が等価的に10倍になる。さ
らに、第2図に示す実施例では4列の放射状の電
極対があるので、上記の4倍の起電力となる。従
つて、合計の起電力Eは E=40×4QB/πD ……(2) となる。
各電極対で発生する起電力を0.1mV、Q=
1cc/min、d=1mmとすれば磁束密度BはB=
4.7T/40〜0.12テスラで良い。この程度の磁束密
度であればコアも飽和せず、充分に製作可能な値
であり、しかも従来の1/25程度の流量を測定する
ことができる。
1cc/min、d=1mmとすれば磁束密度BはB=
4.7T/40〜0.12テスラで良い。この程度の磁束密
度であればコアも飽和せず、充分に製作可能な値
であり、しかも従来の1/25程度の流量を測定する
ことができる。
今までの説明では、測定板14をアルミナを主
体として説明したが、これに限られることはなく
絶縁性の材質であれば他のセラミツクス、プラス
チツクでも良い。電極も流路と一体に成形可能な
材質で導電性があれば白金、アルミナ以外でも良
い。
体として説明したが、これに限られることはなく
絶縁性の材質であれば他のセラミツクス、プラス
チツクでも良い。電極も流路と一体に成形可能な
材質で導電性があれば白金、アルミナ以外でも良
い。
また、電極対の配列は十文字状でなくても互い
に起電力がシヨートしない範囲であればさらに増
加しても良い。また、電極18a,18b〜18
n,19a,19b〜19n,20a,20b〜
20n及び21a,21b〜21nの各出力がす
べて加算されるように接続して1個の差動増幅器
で起電力を検出するようにしても良い。
に起電力がシヨートしない範囲であればさらに増
加しても良い。また、電極18a,18b〜18
n,19a,19b〜19n,20a,20b〜
20n及び21a,21b〜21nの各出力がす
べて加算されるように接続して1個の差動増幅器
で起電力を検出するようにしても良い。
磁場は全体を1個でカバーしないで、流路の存
在する部分に1対づつ複数対配置しても良い。
在する部分に1対づつ複数対配置しても良い。
〈考案の効果〉
以上、実施例と共に具体的に説明したように本
考案によれば、渦巻き状の流路に複数対の電極列
を配置しこれ等に発生する起電力を加算して出力
するようにしたので、その分だけ磁場の強さを低
減でき、このため微小口径の電磁流量計でも十分
な起電力を得ながらコアの飽和を防止することが
できる。
考案によれば、渦巻き状の流路に複数対の電極列
を配置しこれ等に発生する起電力を加算して出力
するようにしたので、その分だけ磁場の強さを低
減でき、このため微小口径の電磁流量計でも十分
な起電力を得ながらコアの飽和を防止することが
できる。
第1図は本考案の1実施例を示す縦断面図、第
2図は第1図に示す測定板の内部の詳細な構成を
示す流路配置図、第3図は第2図に示す流路配置
図においてその起電力を加算する構成を示す説明
図である。 10……コア、11……空間部、12,13…
…励磁コイル、14……測定板、15……導入
管、16……流路、17……導出管、18a,1
8b〜18n,19a,19b〜19n,20
a,20b〜20n,21a,21b〜21n…
…電極、22,23,24,26……差動増幅
器、25,27……反転増幅器。
2図は第1図に示す測定板の内部の詳細な構成を
示す流路配置図、第3図は第2図に示す流路配置
図においてその起電力を加算する構成を示す説明
図である。 10……コア、11……空間部、12,13…
…励磁コイル、14……測定板、15……導入
管、16……流路、17……導出管、18a,1
8b〜18n,19a,19b〜19n,20
a,20b〜20n,21a,21b〜21n…
…電極、22,23,24,26……差動増幅
器、25,27……反転増幅器。
Claims (1)
- 磁場を形成する磁場形成部と、この磁場の方向
と垂直な面に配置された測定板と、この測定板の
中に前記磁場の方向に垂直で渦巻状に形成された
測定流体を流す流路と、この流路を渦巻の中心か
ら外側に横切る方向に配置された複数対の電極
と、これ等の複数対の電極に発生する起電力を加
算的に合成する手段とを具備することを特徴とす
る電磁流量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11734787U JPH0543380Y2 (ja) | 1987-07-30 | 1987-07-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11734787U JPH0543380Y2 (ja) | 1987-07-30 | 1987-07-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6421332U JPS6421332U (ja) | 1989-02-02 |
JPH0543380Y2 true JPH0543380Y2 (ja) | 1993-11-01 |
Family
ID=31360727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11734787U Expired - Lifetime JPH0543380Y2 (ja) | 1987-07-30 | 1987-07-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0543380Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-07-30 JP JP11734787U patent/JPH0543380Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6421332U (ja) | 1989-02-02 |
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