JPH0355062Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0355062Y2
JPH0355062Y2 JP19132084U JP19132084U JPH0355062Y2 JP H0355062 Y2 JPH0355062 Y2 JP H0355062Y2 JP 19132084 U JP19132084 U JP 19132084U JP 19132084 U JP19132084 U JP 19132084U JP H0355062 Y2 JPH0355062 Y2 JP H0355062Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yoke
core
inner yoke
cone
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP19132084U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61105822U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP19132084U priority Critical patent/JPH0355062Y2/ja
Publication of JPS61105822U publication Critical patent/JPS61105822U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0355062Y2 publication Critical patent/JPH0355062Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 イ−1 産業上の利用分野 この考案は電磁流量計に関する。
イ−2 従来技術 出願人は先に、内ヨークを紡錘形の絶縁物(以
下コーンと呼ぶ)で覆つて流路の中心部に配置し
たコーン型電磁流量計を提案した。
かゝるコーン型電磁流量計の例を第10図と第
11図に示す。1は流路2の中心部に同心的に配
置された軟質磁性材料からなる円柱形の内ヨーク
で、流れをスムーズにするために紡錘形のコーン
3で覆われている。流路2を形成するパイプ4は
非磁性材料で構成されており内側に絶縁ライニン
グが施され、左右に電極5,6が取付けられてい
る。この電極を結ぶ直径と流体の流れとに直角な
方向に一対の軟質磁性材からなる外ヨーク7,8
がパイプ4の外周に接して設けられ、これら外ヨ
ークの左右延長部の間に強磁性材料からなる柱状
をしたコアー9,10が挿入配置されている。コ
アー9,10にはそれぞれ励磁用のコイル11,
12が巻かれている。
電極5,6の間に誘起する信号電圧は、環状流
路2を流れる流体の各部の流速とその部分の磁束
密度と重み関数の積を電極間にわたり積分した値
となる。
イ−3 本考案が解決しようとする問題点 上記従来技術では、外ヨークの左右延長部にコ
イルを巻いたコアー9,10が配置されているた
め、この付近に外側に向けて漏れ磁束Φ1,Φ2
が生じる。従つて、この付近に鉄材など強磁性体
が近づくと漏れ磁束が増加し、流路2を通る磁束
が減少するため計測誤差が生じる。このような計
測誤差を小さくするには、外ヨーク7,8の左右
両端部や、コアー9,10、コイル11,12に
強磁性体が近づくことがないように、図示されて
ないハウジングを左右方向や流れの方向にヨーク
から十分離す必要があり、流量計全体が大形にな
るという問題点があつた。
又、上記従来技術においてθ1,θ2などの漏
れ磁束を考えない場合の磁気回路のギヤツプ(空
隙)の長さは、外ヨーク7又は8の内径(パイプ
4の外周に接している)と内ヨーク1の外径の差
となりこのギヤツプの大部分を構成する流路2に
必要な磁束密度を生じるために励磁電力を要す
る。
この考案は、磁気回路の構造を工夫し、外部の
強磁性体による悪影響を受けることがない小形の
電磁流量計を提案するのが目的である。さらにこ
の考案は、ギヤツプ(空隙)の磁気抵抗を小さく
して、電磁流量計の感度を向上することが目的で
ある。
ロ 考案の構成 ロ−1 問題点を解決するための手段 この考案の電磁流量計は、軟質磁性材料からな
る内ヨークを絶縁物からなる紡錘形のコーンで覆
つて流路の中心部に配置したコーン型電磁流量計
において、流路の周りを囲む外ヨークと、コーン
と内ヨークの一部分に収納され流路の中心線に対
し直角な向きに配置された励磁用コイルを巻いた
コアーとを設け、このコアーは内ヨークと外ヨー
クとの間に配置されて両ヨークを磁気的に連結す
る磁路を構成することを特徴とするものである。
ロ−2 作用 この考案の電磁流量計では、流路が外ヨークで
囲まれており、しかも内ヨークと外ヨークとの間
がコアーにより磁気的に連結されている。
コイルに一定方向の励磁電流を流すと、磁力線
はコアーから出て内ヨーク、内ヨークから磁路で
ある磁気ギヤツプ(空隙)を通つて外ヨーク、外
ヨークからコアーへと戻つて磁気回路を一周す
る。
励磁電流の向きを変えると磁力線は磁気回路を
逆方向に周回する。
従つて、この考案の電磁流量計は、外ヨークの
外部に漏れ磁束が生じない。又、磁気ギヤツプ
(空隙)の長さは、外ヨークの内径と内ヨークの
外径との差の半分となり、従来技術の半分とな
り、 又、磁気ギヤツプ(空隙)の磁極面積は従来技
術の2倍となり磁気回路の磁気抵抗は従来技術の
1/4となる。磁極面積が2倍になつても磁気抵抗
が1/4になつたため従来技術と同じ励磁エネルギ
ーで、磁気ギヤツプの磁束面積の値は、従来のも
のと変わらなくなる。電極に誘起する電圧は、流
路を流れる各部の流速とその部分の磁束密度と重
み関数の積を電極間にわたり積分した値となる。
この考案では積分距離が2倍になるため同じ励磁
エネルギーでほぼ2倍の誘起電圧が得られる。
ロ−3 実施例 第1図乃至第5図に示す実施例で、1は軟質磁
性材料からなる内ヨークで全体がほゞ円柱形で、
その一部分に凹部を有し後述するコイルとコアー
がこの凹部に嵌まる。3は絶縁物からなる紡錘形
のコーンで内ヨーク1を覆つている。13は流路
2の周りを囲む管状の外ヨークで軟質強磁性材料
で作られ、内周に絶縁ライニング14が施されて
いる。この外ヨーク13は流路を形成するパイプ
としての役目も果す。外ヨーク13の上流と下流
の端には、流量計を図示されてない配管に装着す
るための口金15と16がそれぞれ固着され、外
ヨーク13と両口金との間には水密を保つための
Oリング17,18が設けてある。30は口金1
5と16にボルトで取付けたハウジングである。
口金15と16は第2図に示すように、コーン3
の上流と下流の端をそれぞれ支承するとともに、
半球形部分15a,15bを有し、この半球形部
分15aと15bがコーン3の上流端と下流端に
連結された状態で全体として紡錘形を形成するよ
うに、コーンと半球形部分の形状が定めてある。
コーン3には紡錘形部分の上方へ突出する突出
部3aが一体的に形成されていて、その上面には
組立時に外ヨーク13の内面のライニング14と
の間を水密に保ち、後述の空所3cや凹部1aに
水が侵入しないようにするためのOリング19を
装着する溝3bが設けてある(第1,3,4,5
図)。突出部3aの左右両側には、電極20,2
1がガスケツト22,23を介して水密的に固着
されている(第1,4図)。
内ヨーク1の中心部には上方に開口する凹部1
aが、又、コーン3の突出部3aには上方に開口
する空所3cが設けてあり、この凹部1aと空所
3cとに励磁用コイル24を巻いたコアー25が
収納され、コアー25の下端は内ヨーク1に嵌着
されている。電極20,21とコイル24のリー
ド線は外ヨーク13に明けた穴を通してハウジン
グ30内の(図示されてない)電子回路に接続さ
れる。なおコアー25は強磁性体材料であれば軟
質、硬質又は半硬質の何れでも良い。コアー25
の上端は組立状態では第1図と第2図に示すよう
に外ヨーク13の貫通穴の内側に密着し、コアー
25が外ヨーク13と内ヨーク1の中心部とを磁
気的に連結している。
上述の実施例において、コイル24に一定方向
の励磁電流を流すと、磁力線がコアー25から内
ヨーク1、内ヨーク1から流路2を通つて放射状
に外ヨーク13へ、外ヨーク13を通つてコアー
25へ戻るように生じ、流体が流路2内を第1図
で紙面に直角に表から裏に向かつて流れていると
すると、同図に矢印Aで示すように電極20から
21へ周方向に誘起電圧が生じ、これを流量信号
電圧として取り出すことができる。
励磁電流の向きを反転すれば信号電圧も逆向き
となる。
磁気回路のギヤツプ(空隙)の長さは、内ヨー
ク1の外周から外ヨーク13の内周までの半径方
向の距離であり、従来技術の第10図の場合に比
し半分に減少する。又、ギヤツプの断面積は従来
の約2倍となる。
第6図と第7図に示す実施例は、上記実施例の
ようなライニング加工を無くしたもので、プラス
チツク材料を用いて、コーン3′とその上方突出
部3a′と円筒状の管路14′と支柱26とを一体
的に形成したもので、内ヨーク1と短絡電極27
をインサートして射出成形又は注型で製造する。
紡錘形のコーン3′が、突出部3a′と支柱26と
により管路14′の中心に同心的に支承された一
体構造となつており、管路14′の中央外周に外
ヨーク13が嵌着される。
第8図A,B,Cにこの考案の電磁流量計の磁
気回路のそれぞれ異なる形状を示す。
コアー25の内ヨーク1と密着している部分、
すなわち磁気的に結合している。(図で網目状に
ハツチングを施した)部分が、同図Aでは内ヨー
クの中心より上方に、同図Bでは内ヨークの中心
に、同図Cでは内ヨークの中心より下方に位置し
ている。内ヨーク1の半径をRi、外ヨーク13
の内周の半径をRo、コーン1の中心とコアー2
5の中心を通る線を角度の基準として、コーン1
の中心を通る動径までの角度ψの関数として流路
の磁束密度の分布を第9図に示す。
なお、第9図の磁束密度は、第8図においてコ
ーン1の中心から半径Rm=(Ro+Ri)/2の点
mにおける値で、両図A,B,Cはそれぞれ対応
している。
第8図Aの形状では、第9図Aに示すように、
コアー25と反対側にあるψ=180°の流路では、
電極に近い角度ψが0°又は360°近辺における値よ
りも磁束密度が下がり、第8図Cの形状ではこの
傾向が第9図Cに示すように逆の傾向になる。
電極には、平均的には、重み関数Wと磁束密度
の積の値にその点の流速を掛けた値を電極間につ
いて積分した値が検出される。従つて、第9図に
示すように重み関数Wとほゞ逆の傾向の同図Cの
ような磁束分布になる第8図Cに示す磁気回路の
形状に内ヨーク1とコアー25の形状を定める
と、流速分布が変化しても検出感度が変わらない
ため、流量特性の曲がりやヒステリシスの無い電
磁流量計ができる。又、第8図Bでは内ヨーク1
の一部aを削ぐことで、電極近くに磁束が集中し
ないように磁束分布を制御している。
ハ 考案の効果 この考案によれば、磁束発生部分が流速とほゞ
同径の外ヨーク内部に配置されるので、流量計を
小形化できるばかりでなく、外部の強磁性体の悪
影響をう受けることが無い。すなわち、流量検出
安定性がすぐれている。このことは、ハウジング
の材料として従来は非磁性体しか使えなかつたの
を、どのような材料でも使えることとなり、コス
トを下げることができる。又、磁気回路の磁気抵
抗が小さくなり、同じ励磁エネルギーでも流量感
度が向上することになり、高感度流量計の実現に
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図はこの考案の一実施例で、第1
図は流れに直角な断面、第2図は流れに平行な断
面、第3図はコイル、コア、内ヨークをコーンに
組み付けた状態の上面図、第4図は第3図の−
断面、第5図は第3図の−断面、第6図と
第7図は他の実施例の流れと直角な断面と流れに
平行な断面、第8図A,B,Cはこの考案の磁気
回路の異なる形状を説明する図、第9図は磁束分
布と重み関数を説明する線図、第10図は従来の
電磁流量計の流れに直角な断面、第11図は従来
の電磁流量計のコーンと内ヨークの関係を示す縦
断面図である。 1……内ヨーク、2……流量、3,3′……コ
ーン、13……外ヨーク、24……コイル、25
……コアー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 軟質磁性体材料からなる内ヨークを絶縁物か
    らなる紡錘形のコーンで覆つて流路の中心部に
    配置したコーン型電磁流量計において、流路の
    周りを囲む外ヨークと、コーンと内ヨークの一
    部分に収納され流路の中心線に対し直角な向き
    に配置された励磁用コイルを巻いたコアーとを
    設け、このコアーは内ヨークと外ヨークとの間
    に配置されて両ヨークを磁気的に連結する磁路
    を構成することを特徴とする電磁流量計。 2 内ヨークとコアーが連結する位置を、電極の
    重み関数と逆の磁束分布となるように、内ヨー
    クの中心からずらしたことを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の電磁流量計。 3 コアーを構成する強磁性体が軟質磁性材料で
    ある実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項
    記載の電磁流量計。 4 コアーを構成する強磁性体が硬質又は半硬質
    磁性材料である実用新案登録請求の範囲第1項
    又は第2項記載の電磁流量計。
JP19132084U 1984-12-17 1984-12-17 Expired JPH0355062Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19132084U JPH0355062Y2 (ja) 1984-12-17 1984-12-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19132084U JPH0355062Y2 (ja) 1984-12-17 1984-12-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61105822U JPS61105822U (ja) 1986-07-05
JPH0355062Y2 true JPH0355062Y2 (ja) 1991-12-06

Family

ID=30748756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19132084U Expired JPH0355062Y2 (ja) 1984-12-17 1984-12-17

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0355062Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61105822U (ja) 1986-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0399229A (ja) 電磁流量計
US3620079A (en) Fluid flow measuring apparatus
US7908932B2 (en) Magneto-inductive measuring transducer
US4358963A (en) Unitary electromagnetic flowmeter with sealed coils
EP0069456B1 (en) Measuring device of electromagnetic flowmeter
JP3043087B2 (ja) 残留磁気式電磁流量計
US4420982A (en) Unitary electromagnetic flowmeter with sealed coils
JPH0355062Y2 (ja)
US4497212A (en) Flangeless electromagnetic flowmeter
US4716769A (en) Radial field electromagnetic flow meter
EP0069459B1 (en) Measuring device of electromagnetic flowmeter
JP3914113B2 (ja) 電磁流量計
JPH0226025Y2 (ja)
JPH0355061Y2 (ja)
JPH038984Y2 (ja)
JPH022544B2 (ja)
JP2763604B2 (ja) 電磁流量計
JPH076490Y2 (ja) 電磁流量計
JPS59584Y2 (ja) デンジリユウリヨウケイ
JPH0317223Y2 (ja)
JPS58213215A (ja) 電磁流量計
JPH0519778Y2 (ja)
JPH0127054Y2 (ja)
JPS6120496Y2 (ja)
JPS5842904Y2 (ja) 電磁流量計検出器