JPH0355061Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0355061Y2
JPH0355061Y2 JP11901984U JP11901984U JPH0355061Y2 JP H0355061 Y2 JPH0355061 Y2 JP H0355061Y2 JP 11901984 U JP11901984 U JP 11901984U JP 11901984 U JP11901984 U JP 11901984U JP H0355061 Y2 JPH0355061 Y2 JP H0355061Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yoke
flow path
shaped yoke
width
magnetic flux
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11901984U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6134422U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11901984U priority Critical patent/JPS6134422U/ja
Publication of JPS6134422U publication Critical patent/JPS6134422U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0355061Y2 publication Critical patent/JPH0355061Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 この考案は電磁流量計に関する。
ロ 従来技術 出願人は先に、感度を向上するために、内ヨー
クを紡錘形の絶縁物(以下コーンと呼ぶ)で覆つ
て流路の中心部に配置したコーン型電磁流量計を
提案した。
かゝるコーン型電磁流量計の二つの例を第13
図乃至第15図に示す。
第13図と第14図の従来例で、1は流路2の
中心部に同心的に配置された円柱形の内ヨーク
で、流れをスムーズにするために絶縁材料で形成
された紡錘形のコーン3で覆われている。
前記流路2を形成するパイプ4は内側に絶縁材
料でライニング5が施されている。6と7は水密
用のOリング8と9をそれぞれはさんでパイプ4
の両端に固定された環状のアース電極で、環状部
の内周から流路中心に延びる複数のスポークと、
このスポークにより流路中心に支持されている紡
錘頭部10,11とが一体に形成されている。こ
の紡錘頭部10と11には前記コーン3の(流
れ)の前後両端が嵌合するくぼみ12,13がそ
れぞれ形成されてコーン3を支持する。そして、
コーン3とその前後に密着配置された紡錘頭部1
0と11は全体として流線形をしている。流体は
第14図で矢印Fで示すように、一方のアース電
極6のスポークの間を通り抜け、コーン3とパイ
プ4の間の流路2を通り、他方のアース電極7の
スポークの間を抜けて流れる。アース電極6と7
は図示されてない通常の方法でハウジング14に
ねじ止め等で固定されている。
パイプ4には直径上に一対の電極15が電気的
に絶縁して設けてある。この電極を結ぶ直径と流
体の流れとに直角な方向に一対の外ヨーク16,
17がパイプ4の外周に接して設けられ、これら
外ヨークの左右延長部の間に強磁性材料からなる
柱状をしたコアー18,19が挿入配置されてい
る。コアー18,19にはそれぞれコイル20,
21が巻かれ、両コイルは直列に接続され、図示
されてない外部の電気回路から励磁電流が供給さ
れる。励磁電流により磁束Φ1〜Φ6が発生し、
磁束Φ2〜Φ5はコアー18,19、外ヨーク1
6,17、内ヨーク1と流路2を通り、磁束Φ
1,Φ6はコアー18,19、外ヨーク16,1
7と外部空間を通る。
一対の電極15の間に誘起する信号電圧は、磁
束Φ2〜Φ5の流路2の部分の磁束密度と環状流
路2を流れる流体の各部の流速と重み関数の積を
電極間にわたり積分した値になる。
ところで上記従来技術では、パイプ4をはさん
で左右両側にコアー18と19が配置され、この
付近に外側に向けて漏れ磁束Φ1,Φ6が生じ
る。従つて、この付近に鉄材など強磁性体が近づ
くと漏れ磁束が増加し、流路2を通る磁束Φ2〜
Φ5が減少するため、計測誤差が生じる。このよ
うな計測誤差を小さくするためにはコアー18,
19やコイル20,21に強磁性体が近づくこと
がないように、ハウジング14を左右方向に十分
コアーから離す必要があつた。又、左右方向だけ
でなく、コアー,コイルから流れの方向へもハウ
ジング14を十分離して、外部の強磁性体が接近
しないようにする必要があつた。
第15図の従来例は、パイプ4の上下に軟質磁
性材料からなる磁極22,23と、コイル24,
25をそれぞれ巻いたコアー26,27と、環状
の外ヨーク28と、内ヨーク1で磁気回路が構成
されたコーン型電磁流量計で、外ヨーク28がシ
ールドの働きをして磁束が外ヨーク28の外周方
向へ漏れない。そのため外部の強磁性体の悪影響
を受けないが、特に励磁電力の小さい電磁流量計
を実現するときはコイルの巻数が増加しコアー2
6,27が長くなり、外ヨーク28の直径が大き
くなり、電磁流量計全体が大形になる。
ハ 本考案が解決しようとする問題点 上述のように、従来技術では磁気回路の構造か
ら、電磁流量計全体が大形になる欠点があつた。
そこで、この考案では小形でしかも外部強磁性
体の影響を受けにくいコーン型電磁流量計を提案
するのが目的である。
ニ 問題点を解決するための手段 コーン型流量計における上記問題点を解決する
ために、この考案では、流路外周三方向を囲むU
字形の軟質磁性材料からなるヨークを設け、この
ヨークの底部に内方に向う突極を形成し、別に軟
質磁性材料からなる逆Y字形のヨークを設け、そ
の二叉部を流路をはさんで前記突極に対向配置し
て磁極となし、さらに前記U字形のヨークの両端
内側と逆Y字形ヨークの基部との間に強磁性材料
からなる一対のコアとこのコアに巻いたコイルを
設け、前記突極の巾を前記二叉部からなる磁極の
巾より小さく定めた。
ホ 作用 磁束は、コアーから逆Y字形のヨークの基部、
二叉部、流路、内ヨーク、流路、U字形ヨークの
突極、U字形の直線部、U字形の両端部を通つて
コアーに戻る磁路を流れ、二叉部と突極部近くの
流路の磁束分布の広がりが殆ど同じになり、しか
も、磁束分布が重み関数とほゞ逆の関係になる。
従つて、磁束分布の差が実用上問題にならな
い。又、流路の外周三方向がU字形ヨークで囲ま
れるため、この三方向は強磁性体の影響を受けな
い。
コアー、コイルはU字形ヨークの一方(上部)
に配置されるので、これらに接近して、電子回路
等を配置でき、前記三方向については、ハウジン
グをU字形ヨークに密着できる。
ヘ 実施例 第1図はこの考案の基本構造を示す図で、電子
回路やハウジング等は図示してない。一対の電極
15を通る(パイプの)直径に直角な上下方向
に、逆Y字形のヨーク29の二叉部30とU字形
のヨーク31の突極32を対向配置し、U字形ヨ
ーク31の両端33,34の内側と逆Y字形ヨー
ク29の基部35との間に一対の強磁性材料から
なるコアー36,37とを設けている。38,3
9はそれぞれコアー36,37に巻いたコイルで
直列に接続されている。
二叉部30からなる磁極の巾(円周角)に比
し、突極32の巾(円周角)は小さく定められて
いる。内ヨーク1、流路2、コーン3、パイプ
4、ライニング5、電極15等は従来技術と同じ
である。
磁束は、矢印で示すように内ヨーク1を通る有
効磁束Φ3〜Φ6と、漏れ磁束Φ1,Φ2、Φ
7,Φ8となるが、二叉部30の磁極と内ヨーク
1間では、磁束Φ3〜Φ6による磁束密度が磁極
の巾全体にわたりほゞ均一となるが、突極32と
内ヨーク1間では、磁束が広がり易く均一になり
にくい。そして、磁束密度の分布状態は突極32
の巾と二叉部磁極の巾との比率により変化する。
第2図と第3図はこの関係を説明するための図
で、第2図は二叉部30の磁極巾を円周角でθ
1、突極32の巾を円周角θ2で示し、この第2
図では、θ1=θ2の場合を示している。又第3
図は突極32の巾(円周角でθ2)を二叉部30
の磁極巾(円周角でθ1)より小さく定めた場合
を示している。両方の巾が等しい第2図では、内
ヨーク1から下方の流路を通つて突極32の方向
に向う磁束は比較的広がるため、下方の流路での
磁束分布が均一でなくなる度合が大きい。
第4図は、パイプ4の内側のライニング5の内
径2R0とコーン3の外径2Riと、一対の電極1
5を通る直径と、流路の環状断面の平均半径
(Ri+R0)/2の関係を示す。角度ψは平均半径
(Ri+R0)/2の円周上にとつた点Ρの動径が前
記直径の角度の基準点ψ=0の位置との間でなす
角度を意味する。
この角度ψを横軸にとつて、Ρ点の位置の磁束
密度Bと電磁流量計における電極の重み関数を第
5図と第6図に示す。なお重み関数とは、その関
数の分布範囲内で、流速と磁束密度が均一の場合
の、微小点における流速と磁束密度による電圧信
号を電極がいかなる値として検出するかの分布全
体の積分値に対する比の分布であり、分布全体の
積分値を1としたとき、電極近くでは1より大き
くなり、電極より遠ざかるにつれ1より小さくな
る性質をもつている。よつて磁束密度の分布を重
み関数の分布と逆の関数にすれば、流速の分布が
いかなるものであつても、電極に生じる流速信号
は流速の平均値を表わす。
第2図に示すように二叉部30の磁極の巾に対
応する円周角θ1と、電極32の巾に対応する円
周角θ2との比率が同じであると、内ヨーク1の
上方の流路における磁束Φによる磁束密度Bと、
内ヨーク1の下方の流路における磁束Φ′による
磁束密度B′の分布は第5図のようになる。
第5図は横軸を前記角度ψで目盛り、縦軸に磁
束密度と、重み関数の重みを示し、前記磁束密度
B,B′を重ね合して示している。この図で明ら
かなように、第2図のようにθ1=θ2では、磁
極32側、つまり内ヨーク1の下方の流路におけ
る磁束密度Bの分布は磁束密度Bの分布に比較し
て角度ψが0と−180度に近いところまで広がり、
重み関数Wの逆の分布から大巾にはずれる。
こうなると、一対の電極15を結ぶ直径より上
側の流路における流速分布の影響と下側の流路に
おける流速分布の影響とが異なる。そして、電磁
流量計に接続されるバルブやエルボの影響で流速
分布が上又は下に偏流すると電磁流量計の感度が
異なつたものとなる。
第3図は、この考案における突極32の巾と二
叉部30の磁極巾を示すもので、両極の巾θ1と
θ2の関数がθ1>θ2になつている。このよう
にすると、磁束Φ′で突極32の巾を外れて角度
ψの0度や−180度近くまで広がる成分は無くな
り、磁束B,B′の分布は第6図に示すように、
磁束密度BとB′の分布の差が第2図と第6図の
場合より小さくなり、電磁流量計として、上側の
流速分布と下側の流速分布が異なる場合の感度の
違いが実用上問題にならない程小さくなる。具体
的には、逆Y字形のヨーク29の二叉部30で構
成される磁極の巾(円周角でθ1)と突極32の
巾(円周角でθ2)は次のように決める。
先ず、内ヨーク1の外径とパイプ4の外周の磁
極、突極の内径、近似的には第4図について説明
した半径RiとRoとの比が、流量計の呼び径と測
定流量範囲に基いてRi/Ro=0.5〜0.9に選択され
る。そして、この数値により、逆Y字形のヨーク
で形成した磁極の巾を円周角θ1=60〜140度に
決める。Ri/Roが小さい程円周角θ1を小さく
定める。突極32の巾に対応する円周角θ2は前
記円周角θ1の0.5〜0.9倍とするが、この数値
は、呼び径が小さく、パイプ4の径に対するU字
形ヨークの突極32の出つぱりの高さの比率が比
較的大きいときは0.9に近く、呼び径が大きい場
合や突極32の出つぱり高さを大きく取れないと
きは0.5近く定める。
第7図と第8図の実施例は第1図と同じ磁気回
路を有する実施例で、電磁流量計としての全体を
示している。1は内ヨークで、この図ではコーン
は示してないが、第1図のように内ヨーク1を覆
つている。4は内側にライニング5をしたパイ
プ、40は電子回路で、電極15とリード線41
で接続され、さらにコイル38,39に励磁電流
を供給する。電極15に誘起した流量信号は電子
回路40で処理され、瞬間流量値又は積算値とし
て表示器42に表示される。
43は電子回路40に電力を供給する電池、4
4と45はハウジングで、上部に窓ガラス46を
備えている。電子回路40はコイル38,39を
巻いたコアー36,37の上部に配置されてい
る。その結果、コイルやコアーからの上方のハウ
ジング迄の距離が大きくなつている。
なお、パイプ4、内ヨーク1を覆うコーン、電
極15の固定方法は従来技術と同じである。又、
コアー36,37、コイル38,39、U字形ヨ
ーク31、逆Y字形ヨーク29、表示器42を上
部に取り付けた電子回路40をパイプ4に固定す
るにはプラスチツク製のホルダやネジを用いる周
知の方法が利用できる。
第9図乃至第12図の実施例は、U字形のヨー
ク31の下方と左右の三方向に非常に近接したハ
ウジングを有している。この実施例では、第12
図に示すように、流路2の外周を形成するパイプ
4が合成樹脂で成形され、しかも、後述するU字
形ヨーク、逆Y字形ヨーク、コア、コイル、電子
回路、電池等を装着するための部分が一体的に成
形されている。第12図で47は後述擦るコーン
ホルダの環状部を支持する大径部、48はU字形
ヨーク31を嵌め込む溝、49は電極15を取り
付ける孔、50は逆Y字形ヨーク29を装着する
くぼみ、51はコアとコイルを保持する支持部、
52は電子回路を支持する4本の柱、53は電池
を保持する6個のピツトで、これらがパイプ4に
一体成形されている。
第9,第10図に示すように、パイプ4の穴4
9にはOリング54と非磁性で耐食性のオーステ
ナイト系ステンレス合金の電極15が内側より嵌
められ、パイプの外側部分で、電極15にリード
線41の一端を接続し、電極の雄ねじにナツト5
5を嵌めて締めつけ固定する。リード線41はパ
イプ4に設けたスリツト56を通して上方に導
く。次に中心に向つて延びる断面が翼形の複数の
スポークを有する環状のコーンホルダ57をパイ
プ4の前記大径部47に第10図に示すように嵌
めて支持させる。コーンホルダ57は合成樹脂製
で、中心部にはスポークに支持されるほゞ円柱状
の中心部58が一体成形されている。この中心部
58の中心内側にはくぼみ59が形成され、この
くぼみ59にコーン3の前後の端が嵌められ支持
される。次にパイプ4の溝48にU字形ヨーク3
1を嵌め、くぼみ50に逆Y字形ヨーク29を装
着し、コイル38,39を巻いたコアー36,3
7を支持部51に保持させ、電池43をピツト5
3に保持させそれぞれ固定する。上面に表示器4
2を取り付けた電子回路40は上方から4本の柱
52に固定する。リード線41、コイル38,3
9、電池43は周知の方法で電子回路40に電気
的に接続される。なお、電池43はピツト53に
接着剤で固定されている。これだけのサブ組立品
は全体でパイプユニツトを構成し、このユニツト
は流量計測に必要な全ての機能を持つている。
このパイプユニツトは、第9図の合成樹脂製ハ
ウジング60に上方から嵌め込んで接着固定され
る。接着剤は予めパイプユニツトのパイプ4の表
面とハウジング60の内面下部に塗布しておく。
ハウジング60には、第9図に示すように、電
子回路40の左右に近い位置に小孔が明けてあ
り、これにスプリング61の一端を差し込んで電
子回路40のアースリード62と電気的に接続
し、小孔は接着剤で埋める。ハウジング60の左
右両側面には第9図のように金属製のレバー63
をハウジング60と一体のピン64に揺動可能に
支承させ、前記スプリング61で押しつける。ハ
ウジング60の上部開口には透明な窓ガラス65
が接着固定される。このようにして出来たサブ組
立品は第11図に符号66で示す流量計ユニツト
を構成する。
この流量計ユニツトは第11図に示すガスケツ
ト67と共にケース68に収納装置される。ケー
ス68は流体に対して耐食性を有する金属、例え
ばステンレススチール、青銅、黄銅等を鍛造又は
鋳造して形成する。そして第11図に示すよう
に、中央部には前記計測ユニツト66の下方部分
を収納するため上方に開口する(流れ方向に直角
な断面が)U字形の空間69と、空間69の上部
周囲をとり囲むつば70と、このつばの内周に設
けたガスケツト溝71と、空間69と連通する断
面円形の一対の流体通路72と、この流体通路7
2の端部に設けた大径部73を備えている。ケー
ス68の両端の前記流体通路72を形成する円筒
状部分74の外周には、図示されてない流路配管
と連結するための雄ねじ75が刻んである。6と
7はケース68の両端大径部73に圧入固定され
た環状のアース電極で、耐食性金属製であり、中
心に延びる複数のスポークと、このスポークによ
り流路中心に支持されている紡錘頭部10,11
とが一体に形成されている。
アース電極6,7を圧入したケース68を図示
されてない流路配管に周知の方法で連結し、その
ガスケツト溝71に第11図のガスケツト76を
嵌め、その上から、計測ユニツト66の下部U字
形部分66aが空間69に収納されるように嵌合
させ、前記レバー63の爪をフランジ70に係合
させると、ケース68に計測ユニツト66が水漏
れしないようしつかりと装着される。レバー63
は前記スプリング61で押されているため、つば
70から外れる恐れはない。
電子回路40はスプリング61とレバー63を
介してケース68に電気的に接続アースされる。
表示器42に瞬間流量や積算流量が表示される。
第9図乃至第12図の実施例では、電池の消
耗、電極や流路の汚れ、電子回路の故障等の場合
に、流量計ユニツト66をすばやく交換できるた
め、保守管理が容易である。又、この考案の特徴
である、流路の下方と左右の三方向に対して磁気
回路が小形であり、かつ外部強磁性体の影響を受
けない利点を生かし、ケース68を小型にしてい
る。又、このケースは、強磁性材料を使用できる
ためオーステナイト系ステンレスチールに比し安
価なマルテンサイト系又はフエライト系ステンレ
ススチールを用いることができる。又、ケース6
8の大径部47以外の表面に塗装やライニングを
施行するか、全表面にメツキ等をすれば、鉄を材
料として使用できる。なお、コアーに軟質磁性材
料を用いればコイルに周期的に極性の異なる定電
流か、極性が同じで値の異なる定電流を流して励
磁し、この定電流によつて磁束を発生させるいわ
ゆる電流型磁気回路を用いることができる。又、
コアーに半硬質又は硬質磁性材料を用い、周期的
に巾の短かい極性が異なるパルス状の励磁電流を
コイルに流してコアーを磁化し、その残留磁束で
計測用の磁束を発生させる残留型磁気回路として
用いることもできる。
ト 考案の効果 この考案では、流路の下方と左右の三方向がU
字形のヨークで囲まれるため、外部強磁性体の影
響を受けないで、小形にすることができる。U字
形ヨークの上方開口部には一対のコアとコイルが
配置されるが、両コア、コイル共、U字形ヨーク
の上部にのみ配置されるため、その上部に電子回
路などを配置することで、外部強磁性体が、コア
やコイルに近ずくことが防止され、全体として、
小形でコストの安い電磁流量計が実現できた。さ
らに又、逆Y字形のヨークの磁極の巾に比し、U
字形ヨークの突極の巾を小さく定めたため、U字
形ヨークの使用で磁気回路を小形化したにかゝわ
らず、偏流による計測誤差を実用上支障ない程度
に抑えることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の基本構造を示す縦断面図、
第2図と第3図は磁気回路の略図、第4図は流れ
に直角な断面における流路内の点Pの位置を説明
する図、第5図と第6図は、磁束密度分布と重み
関数を説明する線図、第7図と第8図はこの考案
の電磁流量計の一実施例の流れに直角な縦断面
と、流れに平行な縦断面図、第9図乃至第12図
は他の実施例で、第9図は流れに直角な縦断面
図、第10図は流れに平行な水平断面図、第11
図は分解斜視図、第12図はパイプの斜面図、第
13図は従来技術の一例で流れに直角な縦断面
図、第14図は第13図のものゝ、流れに平行な
縦断面図、第15図は他の従来技術の流れに直角
な縦断面図である。 1……内ヨーク、2……流路、13……紡錘形
の絶縁物からなるコーン、29……逆Y字形のヨ
ーク、30……二叉部、31……U字形のヨー
ク、32……突極、33,34……U字形ヨーク
の両端、35……逆Y字形ヨークの基部、36,
37……コア、38,39……コイル、θ1……
二叉部の磁極の巾に相当する内周角、θ2……突
極の巾に相当する円周角。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 内ヨークを紡錘形の絶縁物で覆つて流路の中
    心部に配置したコーン型電磁流量計において、
    流路外周三方向を囲むU字形の軟質磁性材料か
    らなるヨークを設け、このヨークの底部に内方
    に向う突極を形成し、別に軟質磁性材料からな
    る逆Y字形のヨークを設け、その二叉部を流路
    をはさんで前記突極に対向配置して磁極とな
    し、さらに前記U字形のヨークの両端内側と逆
    Y字形ヨークの基部との間に強磁性材料からな
    る一対のコアとこのコアに巻いたコイルを設
    け、前記突極の巾を前記二叉部からなる磁極の
    巾より小さく定めたことを特徴とする電磁流量
    計。 2 コアを構成する強磁性材料が軟質磁性材料で
    ある実用新案登録請求の範囲第1項記載の電磁
    流量計。 3 コアを構成する強磁性材料が半硬質又は硬質
    磁性材料である実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の電磁流量計。
JP11901984U 1984-07-31 1984-07-31 電磁流量計 Granted JPS6134422U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11901984U JPS6134422U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 電磁流量計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11901984U JPS6134422U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 電磁流量計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6134422U JPS6134422U (ja) 1986-03-03
JPH0355061Y2 true JPH0355061Y2 (ja) 1991-12-06

Family

ID=14750971

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11901984U Granted JPS6134422U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 電磁流量計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6134422U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6134422U (ja) 1986-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2016299404B2 (en) Electromagnetic flow sensor
US4470309A (en) Electromagnetic flowmeter
JPH0355061Y2 (ja)
JP3043087B2 (ja) 残留磁気式電磁流量計
NO783364L (no) Anordning for maaling av vaeskestroem
US4716769A (en) Radial field electromagnetic flow meter
JPH0355062Y2 (ja)
EP0069459A1 (en) Measuring device of electromagnetic flowmeter
JPH0432327B2 (ja)
JP2686142B2 (ja) コーン型電磁流量計
JP3666703B2 (ja) 液体の導電率測定センサ及び導電率測定センサ用アダプタ
JP3914113B2 (ja) 電磁流量計
JPH05135974A (ja) 電流変成器
JPH0317223Y2 (ja)
JPH0622220Y2 (ja) 電流電圧変換装置
JPH038984Y2 (ja)
EP4375679A1 (en) Dual-channel current sensor
JPH03218414A (ja) 電磁流量計
JPH08261807A (ja) 電磁流量計
JPH0355063Y2 (ja)
JP2590920Y2 (ja) 電磁流量計
JPS5822151Y2 (ja) 埋設金属管探知用電磁装置
JP3316114B2 (ja) 流量発信器
JPS588449B2 (ja) 電磁流量計
JP3431680B2 (ja) 電磁流量計