JPH0543380A - 溶融層法用単結晶成長装置及び該装置を用いた単結晶中の酸素濃度制御方法 - Google Patents

溶融層法用単結晶成長装置及び該装置を用いた単結晶中の酸素濃度制御方法

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JPH0543380A
JPH0543380A JP4634791A JP4634791A JPH0543380A JP H0543380 A JPH0543380 A JP H0543380A JP 4634791 A JP4634791 A JP 4634791A JP 4634791 A JP4634791 A JP 4634791A JP H0543380 A JPH0543380 A JP H0543380A
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crucible
melt
oxygen concentration
jig
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JP4634791A
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Shuichi Inami
修一 稲見
Shunji Miyahara
俊二 宮原
Toshiyuki Fujiwara
俊幸 藤原
Takayuki Kubo
高行 久保
Hideki Fujiwara
秀樹 藤原
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 原料を収容したるつぼ11及び該るつぼ11の周囲に配
設されたヒータ14等を備えた溶融層法用単結晶成長装
置10において、前記るつぼ11内の溶融液17面の上
方近傍にその先端部19aが位置し、該先端部19aの
内径が前記るつぼ11内径の60%以上である上方に向
かって拡開した逆円錐台形状の熱遮へい治具19が、前
記るつぼ11の上方に配設されている溶融層法用単結晶
成長装置。この溶融層法用単結晶成長装置10により単
結晶16を製造する方法により溶融液17表面からのS
iOの蒸発を抑制し、単結晶16への酸素供給量を増大
させることができる。従って、溶融層法による不純物の
偏析の少ない結晶を成長させながら、しかも形成される
単結晶16の高酸素化を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶融層法用単結晶成長装
置及び該装置を用いた単結晶中の酸素濃度制御方法、よ
り詳細には原料を収容したるつぼ及び該るつぼの周囲に
配設されたヒータ等を備えた溶融層法用単結晶成長装置
および該装置を用いた単結晶中の酸素濃度制御方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】単結晶を成長させるには種々の方法があ
るが、半導体等の材料に使用されるシリコン単結晶は、
チョクラルスキー法(CZ法)やフロートゾーン法と呼
ばれる引き上げ方法によって形成される。
【0003】上記CZ法では図7に示したような成長炉
40が用いられる。この成長炉40は主にメインチャン
バー41とプルチャンバー42とから構成され、メイン
チャンバー41とプルチャンバー42との間にはゲート
バルブ43が介装されている。メインチャンバー41内
にはシリコンの溶融液37が充填されたるつぼ31が配
設されるとともに、るつぼ31の外周近傍にはヒータ3
4が周設される一方、プルチャンバー42の上方からは
単結晶36を引き上げるためのワイヤ35が吊設されて
いる。またメインチャンバー41及びプルチャンバー4
2の上部にはそれぞれアルゴンガス等を供給するための
ガス供給管44が接続され、メインチャンバー41の下
部には真空ポンプ(図示せず)に接続される吸引管45
が固着されている。
【0004】図8は従来のCZ法で使用される単結晶成
長装置の模式的要部拡大断面図であり、図中31はるつ
ぼを示している。るつぼ31は有底円筒状の石英製の内
層容器32とこの内層容器32の外側に嵌合された、同
じく有底円筒状の黒鉛製の外層容器33とから構成され
ており、るつぼ31の外側にはヒータ34が同心円筒状
に配設されている。るつぼ31内にはこのヒータ34に
より溶融させた原料の溶融液37が充填されており、る
つぼ31の中心軸上にワイヤ35が吊設されて、このワ
イヤ35の先には種結晶(図示せず)が取り付けられて
いる。
【0005】単結晶36を成長させる際には、種結晶を
溶融液37の表面に接触させてワイヤ35を引き上げて
いくことにより、溶融液37が凝固して形成される単結
晶36を成長させている。
【0006】ところで、半導体単結晶36をこの方法で
成長させる場合、単結晶36の引き上げ前に溶融液37
中に不純物元素を添加することが多いが、この際添加し
た不純物が単結晶36の結晶成長方向に沿って偏析する
という現象が生じ、その結果、結晶成長方向に均一な電
気的特性を有する単結晶36が得られず、歩留まりが低
いという問題があった。
【0007】上記不純物の偏析を抑制しながら結晶を成
長させる方法として、溶融層法がある。溶融層法は図9
に示したごとく、図8に示したものと同様に構成された
るつぼ11内の原料の上部のみをヒータ14にて溶融さ
せることにより、るつぼ11内の上部には溶融液層1
7、下部には固体層18を形成して単結晶16を成長さ
せる。
【0008】このように構成された装置を操作する場合
は、固体層18を溶融させながら溶融液層17に種結晶
(図示せず)の下端を浸漬し、ワイヤ15を回転させな
がら引き上げることによって種結晶の下端から不純物濃
度が一定の単結晶16を成長させることができる。
【0009】また、例えば特公昭57−40119号公
報にはCZ法において結晶及びるつぼ内壁に付着するS
iOが溶融液にもどって起こる多結晶化を防止するとと
もに、るつぼ及び溶融液から結晶への熱輻射を低減し、
結晶の冷却を促すことにより引き上げ速度を向上させる
方法が提案されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】通常CZ法において
は、使用目的に応じて12〜17×1017/cm3 の酸
素濃度を有する単結晶36が引き上げられている。CZ
法および溶融層法による単結晶16、36中の酸素濃度
の調整はるつぼ11、31の回転及び種結晶の回転を変
更することにより行なわれており、溶融液17、37へ
の酸素の供給は内層容器12、32のSiO2 の溶け出
しにより行なわれる。溶融液17、37へ供給された酸
素の大部分は溶融液17、37表面より出ていくが、そ
の一部が単結晶16、36に取り入れられる。
【0011】ところが、上記した溶融層法においては歩
留まりは高いが、溶融液17が内層容器12と接触する
面積が固体層18によって減少して約半分程度となる結
果、溶融液17への酸素の供給量が減少するので高酸素
化を実現することができなくなるという課題があった。
【0012】本発明はこのような課題に鑑み発明された
ものであって、形成された単結晶の高酸素化を図ること
ができる溶融層法用単結晶成長装置及び該装置を用いた
単結晶中の酸素濃度制御方法を提供することを目的とし
ている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る溶融層法用単結晶成長装置は、原料を収
容したるつぼ及び該るつぼの周囲に配設されたヒータ等
を備えた溶融層法用単結晶成長装置において、前記るつ
ぼ内の溶融液面の上方近傍にその先端部が位置し、該先
端部の内径が前記るつぼ内径の60%以上である上方に
向かって拡開した逆円錐台形状の熱遮へい治具が、前記
るつぼの上方に配設されていることを特徴としている。
【0014】本発明に係る単結晶中の酸素濃度制御方法
は上記溶融層法用単結晶成長装置を用い、前記熱遮へい
治具の上方から不活性ガスを溶融液面に供給することを
特徴とし、また、上記単結晶中の酸素濃度制御方法にお
いて、上記溶融層法用単結晶成長装置を用い、炉内圧力
を調整することにより単結晶中の酸素濃度を制御するこ
とを特徴としている。
【0015】
【作用】一般に、CZ法及び溶融層法による単結晶中の
酸素供給は溶融液への石英るつぼのSiO2 の溶け出し
により行なわれるが、石英るつぼから供給された酸素は
溶融液表面を介してその大部分が溶融液から蒸発する。
この際、溶融液中及び溶融液表面上の気体中の両方に、
酸素(あるいはSiO)の拡散層が形成され、この拡散
層の拡散係数が酸素(あるいはSiO)の流れを決定し
ている。
【0016】熱遮へい治具の配設により、溶融液表面の
温度は熱遮へい治具を境として単結晶近傍である内側は
低温、るつぼ側である外側は高温となる。つまり、図6
に示した(a)の場合、すなわち熱遮へい治具19の先
端部19aの内径が大きい場合は溶融液17表面近傍で
ある図中Aの部分が低温となることから、拡散層の温度
が低温となり、拡散係数も小さくなる。その結果溶融液
17表面からの酸素の放出が抑制され、単結晶16への
酸素供給量が増加する。一方(b)の場合、すなわち熱
遮へい治具19の先端部19aの内径が小さい場合は、
溶融液17表面近傍である図中Bの部分が高温のまま保
持されることから、拡散層の温度が高温となり、拡散係
数も大きくなる。その結果溶融液17表面からの酸素の
放出が促進され、単結晶16への酸素供給量が減少す
る。
【0017】従って、上記した構成によれば、原料を収
容したるつぼ及び該るつぼの周囲に配設されたヒータ等
を備えた溶融層法用単結晶成長装置において、前記るつ
ぼ内の溶融液面の上方近傍にその先端部が位置し、該先
端部の内径が前記るつぼ内径の60%以上である上方に
向かって拡開した逆円錐台形状の熱遮へい治具が、前記
るつぼの上方に配設されているので、溶融液表面からの
SiOの蒸発が調節され、形成される単結晶中の酸素濃
度が増大する。
【0018】また、上記した方法によれば、上記溶融層
法用単結晶成長装置を用い、熱遮へい治具の上方から不
活性ガスを溶融液面に供給するので、SiOが溶融液表
面から蒸発して前記熱遮へい治具内壁等に付着し、溶融
液に落下して単結晶化を阻害することが防止される。
【0019】さらに、炉内圧を変更することによっても
溶融液表面の温度が変化する。つまり、不活性ガスの流
量を一定にして炉内圧を変化させた場合、例えば、炉内
圧を低圧とした場合は溶融液面上での不活性ガスの流速
が大きくなり、溶融液表面近傍が低温となることから拡
散層の温度が低温となり、拡散係数も小さくなる。その
結果溶融液表面からの酸素の放出が抑制され、単結晶へ
の酸素供給量が増大する。一方炉内圧を高圧とした場合
は溶融液面上での不活性ガスの流速が小さくなり、溶融
液表面近傍が高温のまま保持されることから拡散層の温
度が高温となり、拡散係数も大きくなる。その結果溶融
液表面からの酸素の放出が促進され、単結晶への酸素供
給量が減少する。
【0020】従って上記した方法によれば、上記の単結
晶中の酸素濃度制御方法において、上記溶融層法用単結
晶成長装置を用い、炉内圧力を調整することにより熱遮
へい治具の形態を変化させることなく、容易に溶融液表
面からのSiOの蒸発が調節され、形成される単結晶の
酸素濃度が増大する。
【0021】
【実施例】以下、本発明に係る溶融層法用単結晶成長装
置及び該装置を用いた単結晶中の酸素濃度制御方法の実
施例を図面に基づいて説明する。なお、熱遮へい治具を
除いた溶融層法用単結晶成長装置の構成は従来のものと
同一であるため、その説明を省略する。
【0022】図1は本発明に係る溶融層法用単結晶成長
装置を示す要部の拡大断面図であり、図中11はるつぼ
を示している。るつぼ11の上方にはワイヤ15が吊設
されており、ワイヤ15の下端には単結晶16が形成さ
れている。また、単結晶16の周囲には熱遮へい治具1
9が配設されている。熱遮へい治具19はカーボンによ
って形成されており、図2に示したように、るつぼ11
内の溶融液17面の上方近傍にその先端部19aが位置
している。先端部19aの内径D1 は190〜320m
m程度に設定され上方に向かって拡開した逆円錐台形状
に形成され、先端部19aと溶融液17面との間隔Lは
15mm程度に設定されている。
【0023】上記した溶融層法用単結晶成長装置10を
使用して直径6インチのシリコン単結晶の引き上げを行
ない、熱遮へい治具19による高酸素化への影響を調べ
た。この場合の溶融層法用単結晶成長装置10における
ヒータ14は長さ150mm、るつぼ11は内径D2
390mm、厚さが10mm、高さが355mmのもの
を用い、炉内圧は10Torr、アルゴン流量は30l
/min(標準状態1気圧、0℃)、シリコン原料は6
5kg、引き上げ速度は1.0mm/minの各条件で
成長を行なわせた。そしてさらに、熱遮へい治具19の
先端部19a内径を190mm、230mm、270m
m、320mmに変更して成長を行なわせた。また、ド
ーパントとしてはリンを用いた。
【0024】このようにして、引き上げた単結晶16の
酸素濃度分布と抵抗率分布を図3に示した。
【0025】図3より明らかなように、酸素濃度につい
ては熱遮へい治具19の先端部19aの内径D1 がるつ
ぼ11の内径の約60%である230mm以下の場合で
は高酸素化の効果が少なく、内径D1 が270mm以上
から内径の拡大とともに高酸素化が実現されており、内
径D1 が320mmの場合では単結晶1000mm全長
にわたり17×1017/cm3 以上の酸素濃度を実現す
ることができた。このことは、本実施例に係る装置及び
方法によれば通常の溶融層法による酸素濃度(15×1
17/cm3 以下)を顕著に増加させ、CZ法による酸
素濃度(12〜17×1017/cm3 )を溶融層法によ
り実現できることを示している。
【0026】また、抵抗率分布に関しては、溶融層法で
の熱遮へい治具19の先端部19aの内径D1 を変更す
ることにより溶融液17中の温度分布が変化し、下部固
体層18の量が変化し軸方向の抵抗率分布に悪影響を及
ぼすことが懸念されていたが、単結晶1000mm全長
にわたり1:1.3の範囲に入り問題のないことが分か
った。
【0027】このように溶融層法によって形成される単
結晶の高酸素化を実現することができ、現在使用されて
いるウェハの酸素濃度範囲(12〜17×1017/cm
3 )を溶融層法によっても満足させることができた。
【0028】さらに、上記した溶融層法用単結晶成長装
置10を使用して直径6インチのシリコン単結晶の引き
上げを行ない、炉内圧を変化させた場合の高酸素化への
影響を調べた。この場合の炉内圧は3〜15Torr、
アルゴン流量は30l/min(標準状態1気圧、0
℃)、シリコン原料は65kg、引き上げ速度は1.0
mm/minの各条件で成長を行なわせ、さらに、熱遮
へい治具19の先端部19aの内径D1 を190mmの
一定とし、ドーパントとしてはリンを用いた。また、る
つぼ11及びシードの回転は一定とした。
【0029】このようにして、引き上げた単結晶(10
00mm長)の平均酸素濃度と炉内圧との関係を図4に
示した。また、図4中A点における軸方向の酸素濃度分
布及び抵抗率分布を図5に示した。
【0030】図4より明らかなように、炉内圧を変更し
た際の平均酸素濃度は通常操業である10Torrでは
15×1017/cm3 、6Torrでは17×1017
cm3 となり、炉内圧の低下とともに酸素濃度が上昇す
ることが分かる。
【0031】また、図5より明らかなように、約5To
rrの炉内圧で成長させた単結晶は1000mm全長に
わたり17×1017/cm3 以上の高酸素濃度を実現す
ることができた。さらに抵抗率分布に関しては、溶融層
法での炉内圧を変更することにより溶融液17中の温度
分布が変化して下部固体層18の量が変化し、軸方向の
抵抗率分布に悪影響を及ぼすことが懸念されたが、単結
晶1000mm全長にわたり1:1.3の範囲に入り問
題のないことが分かった。
【0032】このように、溶融層法によって形成される
単結晶の高酸素化を容易に実現することができ、現在使
用されているウェハの酸素濃度範囲を溶融層法によって
も満足させることができた。
【0033】従って、溶融層法による不純物の偏析が少
ない結晶を成長させながら、使用目的に応じて単結晶中
の酸素濃度を調整することができる。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る溶融層
法用単結晶成長装置にあっては、原料を収容したるつぼ
及び該るつぼの周囲に配設されたヒータ等を備えた溶融
層法用単結晶成長装置において、前記るつぼ内の溶融液
面の上方近傍にその先端部が位置し、該先端部の内径が
前記るつぼ内径の60%以上である上方に向かって拡開
した逆円錐台形状の熱遮へい治具が、前記るつぼの上方
に配設されているので、前記熱遮へい治具が溶融液表面
からのSiOの蒸発を抑制し、単結晶への酸素供給量を
増加させることができる。
【0035】また、本発明に係る単結晶中の酸素濃度制
御方法にあっては、上記溶融層法用単結晶成長装置を用
い、前記熱遮へい治具の上方から不活性ガスを溶融液面
に供給するので、SiOが溶融液表面から蒸発して前記
熱遮へい治具内壁等に付着し、SiOの液滴が溶融液に
落下して単結晶化を阻害することを防止することができ
る。
【0036】さらに、上記の単結晶中の酸素濃度制御方
法において、上記溶融層法用単結晶成長装置を用い、炉
内圧力を調整することにより単結晶中の酸素濃度を制御
するので、前記熱遮へい治具の形態を変化させることな
く、容易に溶融液表面からのSiOの蒸発量を調節する
ことができ、形成される単結晶の酸素濃度を増大させる
ことができる。
【0037】従って、溶融層法による不純物の偏析が少
ない結晶を成長させながら、しかも形成された単結晶の
高酸素化を実現することができ、使用目的に応じて単結
晶中の酸素濃度を容易に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る溶融層法用単結晶成長装置を示す
模式的断面図である。
【図2】熱遮へい治具の構成を説明するための要部拡大
断面図である。
【図3】溶融層法用単結晶成長装置を用いて単結晶を形
成した際の熱遮へい治具の内径をパラメータとした結晶
長に対する酸素濃度分布及び抵抗率分布の関係を示すグ
ラフである。
【図4】溶融層法用単結晶成長装置の炉内圧と単結晶の
平均酸素濃度との関係を示すグラフである。
【図5】溶融層法用単結晶成長装置の炉内圧及び熱遮へ
い治具の内径を一定にした際の結晶長に対する酸素濃度
分布及び抵抗率分布の関係を示すグラフである。
【図6】(a)(b)は熱遮へい治具配設による溶融液
表面の温度変化を説明するための溶融層法用単結晶成長
装置の要部を示す断面図である。
【図7】従来のCZ法による単結晶成長装置を示す部分
断面図である。
【図8】従来のCZ法による単結晶成長装置を示す要部
の拡大断面図である。
【図9】従来の溶融層法による単結晶成長装置を示す要
部の拡大断面図である。
【符号の説明】
10 溶融層法用単結晶成長装置 11 るつぼ 14 ヒータ 17 溶融液 19 熱遮へい治具 19a 先端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保 高行 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金属工業株式会社内 (72)発明者 藤原 秀樹 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金属工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料を収容したるつぼ及び該るつぼの周
    囲に配設されたヒータ等を備えた溶融層法用単結晶成長
    装置において、前記るつぼ内の溶融液面の上方近傍にそ
    の先端部が位置し、該先端部の内径が前記るつぼ内径の
    60%以上である上方に向かって拡開した逆円錐台形状
    の熱遮へい治具が、前記るつぼの上方に配設されている
    ことを特徴とする溶融層法用単結晶成長装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の溶融層法用単結晶成長装
    置を用い、熱遮へい治具の上方から不活性ガスを溶融液
    面に供給する単結晶中の酸素濃度制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の溶融層法用単結晶成長装
    置を用い、炉内圧力を調整することにより単結晶中の酸
    素濃度を制御する請求項2記載の単結晶中の酸素濃度制
    御方法。
JP4634791A 1991-03-12 1991-03-12 溶融層法用単結晶成長装置及び該装置を用いた単結晶中の酸素濃度制御方法 Pending JPH0543380A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011162436A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Siltronic Ag るつぼに含まれた融液からシリコンから成る単結晶を引き上げる方法、及びこの方法によって製造された単結晶

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