JPH054328U - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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Publication number
JPH054328U
JPH054328U JP4265691U JP4265691U JPH054328U JP H054328 U JPH054328 U JP H054328U JP 4265691 U JP4265691 U JP 4265691U JP 4265691 U JP4265691 U JP 4265691U JP H054328 U JPH054328 U JP H054328U
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JP
Japan
Prior art keywords
track
pilot signal
magnetic recording
tracking
reproducing apparatus
Prior art date
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Pending
Application number
JP4265691U
Other languages
English (en)
Inventor
和人 梅林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP4265691U priority Critical patent/JPH054328U/ja
Publication of JPH054328U publication Critical patent/JPH054328U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 DATなどの磁気記録再生装置において、パ
イロット信号などのオーバーライト消去率の悪いセット
においても、正確なトラッキング制御を実現できる。 【構成】 エンベロープ検波回路3からの出力側に、再
生時に走査すべきトラックの両隣接トラックより検出し
たトラッキング用パイロット信号のクロストーク成分を
減衰するアッテネータ7を接続して、オフトラックのな
い位置でトラッキング制御を行なうように構成してい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えばディジタル・オーディオ・テープレコーダ(以下、DAT と称す)などに適用されるもので、磁気テープ上に音楽信号などの情報を回転ヘ ッドにより記録し再生するように構成された磁気記録再生装置に関するもので、 特に再生時におけるトラッキング制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は、例えば日経エレクトロニクス 1987.6.29(No.424) の第211頁に開示されているDATのAuto Track Finding (以下、ATFと称す)信号の記録パターンであり、DATでは、このATF信 号を検出して再生時にトラッキング制御を行なっている。
【0003】 図4は従来から知られているDATにおけるATFシステムの構成を示すブロ ック図であり、同図において、1は回転ヘッド(図示せず)により再生した信号 を増幅する再生アンプ、2はパイロット信号f1 を抽出するフィルタ、3はパイ ロット信号成分を電圧レベルに変換するエンベロープ検波回路、4はシンク信号 f2 およびf3 の検出を行ないサンプリングパルスSP1 ,SP2 を送出するシ ンク検出回路、5はサンプリングパルスSP1 によりパイロット信号成分を保持 する第1のサンプルホールド回路(以下、第1のS/Hと称す)、6はサンプリ ングパルスSP2 によりパイロット信号成分を保持する第2のサンプルホールド 回路(以下、第2のS/Hと称す)である。
【0004】 つぎに、上記構成の動作について説明する。DATは通常トラック幅の1.5 倍幅のヘッドを用いて、記録時には重ね書きし、再生時は複数トラックにまたが って走査する。パイロット信号は十分に低い周波数のため逆アジマスのトラック からでも高い出力が得られる。
【0005】 図3において、ヘッド8がトラックAのATF2領域を走査する場合を考えて みると、フィルタ2により抽出されるパイロット信号成分はその両側の隣接トラ ックからのクロストーク成分PR ,PL と走査すべきトラックからのパイロット 信号成分PH とからなつている。
【0006】 一方、シンク検出回路4において、シンク信号f2 が検出されてサンプリング パルスSP1 が発生される。これにより、まず右隣接トラックからのクロストー ク成分PR を第1のS/H5に保持する。つぎに、一定時間経過後、サンプリン グパルスSP2 が発生され、左隣接トラックからのクロストーク成分PL と第1 のS/H5に保持されたクロストーク成分PR の差が第2のS/H6に保持され てATF誤差信号とする。このATF誤差信号がキャプスタン制御回路(図示せ ず)に与えられてATF誤差信号が零となるように、すなわち、PR とPL とが 等しくなるように制御される。
【0007】 図5は、従来のトラッキングのオフセット量に対するATF誤差信号のレベル を示す図であり、これは一般にSカーブといわれるもので、オフセット量が零に おいてATF誤差信号も零となり、この位置でトラッキングが行なわれる。ここ では、ヘッドの細かい形状効果などは無視して、単純にヘッド幅とパイロット信 号の交差する長さより求めている。
【0008】 つぎに、記録時の重ね書きについて説明する。図6は図3のATF信号の記録 パターンの一部を拡大して示しており、通常トラック幅の1.5倍幅のヘッドで 重ね書き記録され、この場合のヘッドの位置は図6に示すとおりである。前のヘ ッドにより書かれたトラックは次のヘッドにより、(1/2)トラック幅消去さ れ(オーバーライト消去)ながら新たなトラックとして書かれていく。したがっ て、実際にテープ上に書かれるパイロット信号の領域はf1 とf1Eであり、その 後、f1Eの領域はオーバーライトにより消去されることになる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】 従来の磁気記録再生装置は以上のように構成されているので、理論的には正確 なトラッキング制御が行なえるが、実際にはパイロット信号f1 のオーバーライ ト消去率がよくないために、重ね書きによるパイロット信号f1 の消し残り成分 f1E(図6)の影響が大きくなり、特に、トラッキングのセンター付近では左隣 りトラックよりのクロストーク成分が増大するので、正確なトラッキング制御に 支障を生じるという問題点があった。
【0010】 この考案は上記のような問題点を解決するためになされたもので、パイロット 信号のオーバーライト消去率がよくない電磁系をもつセットにおいても、正確な トラッキング制御を行なうことができる磁気記録再生装置を提供することを目的 とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この考案に係る磁気記録再生装置は、再生時に走査すべきトラックの両側隣接 トラックからのトラッキング用パイロット信号のクロストーク成分を検出する手 段と、その検出された両クロストーク成分の減算比を可変してトラッキング用誤 差信号を生成する手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
【作用】
この考案によれば、再生時に走査すべきトラックの両側隣接トラックから検出 されたトラッキング用パイロット信号のクロストーク成分の減算比を可変してト ラッキング用誤差信号を生成することにより、トラッキング用パイロット信号の オーバーライトによる消し残りの影響を打ち消し、オフトラックのない正確なト ラッキング制御を実現することができる。
【0013】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面について説明する。 図1はこの考案の一実施例による磁気記録再生装置の一例としてのDATのA TFシステムの構成を示すブロック図であり、同図において、7はアッテネータ (以下、ATTと称す)で、エンベロープ検波回路3の出力を倍率Aに変換する 。その他の構成は図4に示す従来例と同一であるため、該当部分に同一の符号を 付して、それらの詳しい説明を省略する。
【0014】 つぎに、上記構成の動作について説明する。図6において、再生時にヘッドが 真中のトラックを走査している状態では、すでに左隣接トラックよりのクロスト ーク成分が増大しているけれども、右隣接トラックよりのクロストーク成分はト ラック幅の(3/4)の135度以上オフトラックしなければ影響はない。この 場合のSカーブは図7に示すとおりである。
【0015】 図7においては、パイロット信号のオーバーライト消去率を12dB、すなわ ち、磁力の強さPL :PLE=4:1として計算している。ATF誤差信号が零と なっているのは、トラックの右側に約10度、つまりトラック幅の(1/16) オフセットした位置であり、ここでトラッキング制御が行なわれる。
【0016】 ところが、図1に示す実施例では、エンベロープ検波回路3からの出力をAT T7に入力させて、倍率Aに変換することで、左隣接トラックよりのクロストー ク成分を減衰させ、センター位置においてATF誤差信号が零になるように制御 する。ここで、上記ATT7の減衰量Aを0.6とした場合、図2に示すような Sカーブとなる。
【0017】 なお、上記実施例では、エンベロープ検波回路3の出力側にATT7を介挿し て、左隣接トラックよりのクロストーク成分を減衰させるようにしたものを示し たが、第1のS/H5の出力側に増幅器を介挿して、右隣接トラックよりのクロ ストーク成分を増幅させるようにしても、上記実施例と同様な効果を奏する。
【0018】 また、上記実施例では、パイロット信号のオーバーライト消去率が12dBの 時について説明したが、これ以外であっても、減衰量を調整すればよく、上記実 施例と同様な効果を奏する。
【0019】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、オーバーライト消去率の悪さによるトラッ キングのずれを、両側隣接トラックから検出されたトラッキング用パイロット信 号のクロストーク成分の減算比の可変するといった簡単な構成にて修正すること ができるので、オフトラックのない位置で精度の高いトラッキング制御を行なう ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による磁気記録再生装置の
一例であるDATのATFシステムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】この考案によるトラッキングのオフセット量に
対するATF誤差信号のレベルを示す図である。
【図3】DATのATF信号の記録パターン図である。
【図4】従来の磁気記録再生装置の一例であるDATの
ATFシステムの構成を示すブロック図である。
【図5】従来のトラッキングのオフセット量に対するA
TF誤差信号のレベルを示す図である。
【図6】重ね書きによるオーバーライト消去の消し残り
を示す図である。
【図7】従来例において、オーバーライト消去の消し残
りを考慮したトラッキングのオフセット量に対するAT
F誤差信号のレベルを示す図である。
【符号の説明】
1 再生アンプ 2 フィルタ 3 エンベロープ検波回路 5,6 第1,第2のサンプルホールド回路(S/H) 7 アッテネータ(ATT)

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 回転ヘッドにより磁気テープ上に情報を
    斜めのトラックに重ね書きして記録し、それを再生する
    ように構成された磁気記録再生装置において、再生時に
    走査すべきトラックの両側隣接トラックからのトラッキ
    ング用パイロット信号のクロストーク成分を検出する手
    段と、その検出された両クロストーク成分の減算比を可
    変してトラッキング用誤差信号を生成する手段とを備え
    たことを特徴とする磁気記録再生装置。
JP4265691U 1991-06-07 1991-06-07 磁気記録再生装置 Pending JPH054328U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4265691U JPH054328U (ja) 1991-06-07 1991-06-07 磁気記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4265691U JPH054328U (ja) 1991-06-07 1991-06-07 磁気記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH054328U true JPH054328U (ja) 1993-01-22

Family

ID=12642054

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4265691U Pending JPH054328U (ja) 1991-06-07 1991-06-07 磁気記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH054328U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5169444U (ja) * 1974-11-28 1976-06-01
JPH0524870U (ja) * 1991-09-13 1993-03-30 昭和鋼機株式会社 格子付き内倒し窓

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5169444U (ja) * 1974-11-28 1976-06-01
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