JPH0543276Y2 - - Google Patents

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JPH0543276Y2
JPH0543276Y2 JP1986000419U JP41986U JPH0543276Y2 JP H0543276 Y2 JPH0543276 Y2 JP H0543276Y2 JP 1986000419 U JP1986000419 U JP 1986000419U JP 41986 U JP41986 U JP 41986U JP H0543276 Y2 JPH0543276 Y2 JP H0543276Y2
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radius
impeller
water
curved surface
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は潅水渦巻ポンプのインペラー、即ち、
羽根車の構造に関するものである。
(ロ) 従来の技術 従来から渦巻ポンプに関する技術は公知とされ
ているのである。例えば、『ポンプ機械設計図集
上巻』東京製図工業社編(昭和54−3−5)や、
実公昭33−19168号公報に記載の技術の如くであ
る。
また、渦巻ポンプにおいて、インペラーの羽根
部の部分の終端部を除々に逆曲面とした技術は公
知とされているのである。例えば実公昭26−
13669号公報に記載の技術の如くである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案は、上記のような構成にて揚水作業をす
る場合において、従来よりも更に吸水開始迄に要
する時間を短くし、更に吸水揚程を長くし、排気
温度の低下を図り揚水効率を上げる為の改良に関
するものである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案は以上の点に鑑み、次の如く構成したも
のである。
半径Raの潅水ポンプのインペラー23におい
て、半径Raより小径で中央部より外周に向かつ
て渦巻き状に突出させた半径Rzの羽根部23b
の中間部を、該始端部の半径Rzより小径の半径
Ryの曲面とし、更に該半径Ryの曲面の終端部を
半径Ryよりも更に小径の半径Rxを具備した逆曲
面部23dとし、該逆曲面部23dに繋がる面
を、インペラー23の半径Raの削り面23eと
したものである。
(ホ) 実施例と作用 本考案の目的は以上の如くであり、添付の図面
に示した実施例の構成に基づいて、本考案の構成
及び作用を説明する。
第1図は潅水セツトポンプ全体斜視図、第2図
は潅水ポンプ側面断面図、第3図は同じく正面図
一部断面図、第4図はインペラー一部側面図、第
5図はインペラー正面図、第6図は同じく側面断
面図、第7図はインペラー羽根部拡大正面図、第
8図は潅水ポンプの性能を示すグラフ、第9図は
同じくデータを示す表である。
第1図にて潅水セツトポンプ全体構成から説明
する。潅水ポンプ2及びエンジン3はセツト枠1
内のセツト台4上に載置されており、該潅水ポン
プ2の駆動軸が、エンジン3の出力軸に直結され
ている。5は燃料タンク、6は移動用ハンドル、
7は呼び水を入れるための注水口である。
第2図、第3図にて、潅水ポンプ2の構成を説
明する。10は吐出口、11は吸水口である。
吐出口10はエルボ12を介してケーシング1
4に固設され、該エルボ12の頂部には呼び水を
入れるための開口部が設けられ、前記注水口7を
取り付けるのであるが、第2図、第3図ではキヤ
ツプ13にて蓋をしている。
吸水口11はジヨイント25に固設され、該ジ
ヨイント25は吸水バルブ24を介してケーシン
グ14に固設され、後述するケーシング14内の
ボリユートケース22より吐出口10に連通して
いる。
また、ケーシング14の後面にベアリングケー
ス15が固設され、ベアリング20,21を介し
て駆動軸26を軸支している。該駆動軸26の後
端はエンジン3の出力軸とジヨイントを介して直
結される。第2図、第3図は潅水ポンプ単体を示
しており、入力プーリー17を固設して、他の動
力から駆動できるようにしている。16はプーリ
ーカバーである。
他方、駆動軸26の前端には、本考案のインペ
ラー23が固設され、該インペラー23をボリユ
ートケース22にて覆つている。19はオイルシ
ール、27はドレインキヤツプである。
本考案のインペラー23の構成は、第4図〜第
6図に示す如く、円板の中央に駆動軸26に対し
固定するための螺装部23aを設け、板上に中央
部から外周に向かつて渦巻き状に突出した羽根部
23bを数枚設けている。
該羽根部23bは第7図に示す如く、従来は一
点鎖線23cで示すような滑らかな曲線状であつ
た。
本考案では終端において小径の半径Rxの逆曲
面部23dを設けている。即ち、羽根部23bの
外側の曲面は、従来半径Rzの曲面であつたが、
本考案では終端近くより、半径を小さくして半径
Ryとし、最終端を逆曲面として半径Rxの曲面と
して、該逆曲面として半径Rxの曲面に繋がる部
分を、インペラー23の外径を沿つた削り面23
eとしたのである。該削り面23eにより液体と
の当接面積を広げている。放出角度も従来c方向
であつたのを、b方向に変えているのである。
例えば、半径60mmのインペラーの場合、Rxは
3mm、Ryは43mm、Rzは46mmとしている。
以上のように構成することにより、ケーシング
内に呼び水を入れた後にエンジン3により駆動軸
26を回動して、インペラー23を矢印a方向に
回動すると、インペラー23から見て吸水側が真
空状となつて、吸水口11より液体を吸い上げ、
インペラー23の羽根部23bに案内され、液体
の遠心力により円周方向へ導かれる。
この時に、インペラー終端部の逆曲面部23d
に液体が沿つて流れて、従来よりも更に吸水量が
多くなり、効率も良くなつて液体は吐水口10よ
り排出されるのである。
この潅水ポンプの性能を従来と比較すると、第
8図の如く従来はeの曲線の如く吸水揚程が長く
なると時間がかかつていたが、本考案のインペラ
ーによればdの如く吸水揚程が長くなつても短時
間で吸い上げることができるのである。また、第
9図の如く排気温度も低くなり、吐水量も多くな
つたのである。
(ヘ) 考案の効果 以上のような構成により、本考案は次のような
効果が得られるのである。
第1に、インペラー23の形状を、最初の半径
Rzから半径Ryに徐々に移行したことにより、吸
引された水が円滑にインペラー23の先端方向に
移送されるので、ポンプ内及び呼び水の温度上昇
を低くすることができたのである。また最終的に
半径Rxの逆曲面を設けた為に発生する吐出量の
低下を補うことが出来るのである。
第2に、更に半径Rxの逆曲面とし最終的には
半径Raの削り面23eとしたので、吸水作業の
開始直後において、空気を吸い上げて、最終的に
水を汲み上げる迄の、吸水管より吸う空気の分離
が良くなり、これにより空気を吐出してしまう迄
の時間が短くなり、初期吸水開始能力が向上し、
初期吸水開始時間を速くすることが出来たのであ
る。また、吸水揚程を長くできるようになつたの
である。
第3に、特にインペラー23の最終部分を、半
径Rxの逆曲面から、次の半径Raの削り面23e
としたので、水との当接面積を広げることがで
き、この部分により、ボリユートケース22から
反射する水を受けることが出来るので、インペラ
ー23の基部への戻り水の量を減少させることが
出来るので、各種の性能を向上させることが出来
るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は潅水セツトポンプ全体斜視図、第2図
は潅水ポンプ側面断面図、第3図は同じく正面図
一部断面図、第4図はインペラー一部側面図、第
5図はインペラー正面図、第6図は同じく側面断
面図、第7図はインペラー羽根部拡大正面図、第
8図は潅水ポンプの性能を示すグラフ、第9図は
同じくデータを示す表である。 2……潅水ポンプ、23……インペラー、23
b……羽根部、23d……逆曲面部、23e……
削り面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 半径Raの潅水ポンプのインペラー23におい
    て、半径Raより小径で中央部より外周に向かつ
    て渦巻き状に突出させた半径Rzの羽根部23b
    の中間部を、該始端部の半径Rzより小径の半径
    Ryの曲面とし、更に該半径Ryの曲面の終端部を
    半径Ryよりも更に小径の半径Rxを具備した逆曲
    面部23dとし、該逆曲面部23dに繋がる面
    を、インペラー23の半径Raの削り面23eと
    したことを特徴とする潅水ポンプにおけるインペ
    ラー。
JP1986000419U 1986-01-06 1986-01-06 Expired - Lifetime JPH0543276Y2 (ja)

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JPS62111989U JPS62111989U (ja) 1987-07-16
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