JPH05430A - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

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JPH05430A
JPH05430A JP15208591A JP15208591A JPH05430A JP H05430 A JPH05430 A JP H05430A JP 15208591 A JP15208591 A JP 15208591A JP 15208591 A JP15208591 A JP 15208591A JP H05430 A JPH05430 A JP H05430A
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俊宏 金松
Hidenori Ito
英徳 伊藤
Hisaaki Oseko
久秋 小瀬古
Toshiharu Hatakeyama
寿治 畠山
Akira Fukushima
明 福島
Wataru Otani
渉 大谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、射出成形用金型に関し、ランナーを
通過してキャビティに供給される溶融樹脂の流動経路を
一本化して流動速度分布を均一化することができ、ウエ
ルドや応力の偏在を解消して高精度の成形品を得ること
ができる射出成形用金型を提供することを目的としてい
る。 【構成】第1および第2ランナー23、24からキャビティ
22内に溶融樹脂を供給する際、当接部31a、41aに球状
弁体27を当接させることにより、可動側金型21bおよび
球状弁体27の間を溶融樹脂が通過するのを阻止するとと
もに、固定側金型21aおよび球状弁体27の間から通過さ
せ、支承部材31、41および固定側金型21aの間のランナ
ー部24Rで絞りながら一方向に案内するようにしてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学素子等の精密成形
品を形成する射出成形用金型に関し、詳しくは、射出完
了時にキャビティから溶融樹脂が逆流するのを防止する
ゲート封止機構を備えた射出成形用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光学素子等の精密成形品を射出
成形するにあたっては、射出成形機から射出成形金型へ
の射出条件(射出温度、射出圧力等)を適正に設定する
とともに、射出完了後のキャビティ内の樹脂圧が急変し
ないようにして応力の偏在やヒケ等の発生等を防止する
必要がある。このため、従来の射出成形金型において
は、キャビティから溶融樹脂が逆流するのを防止するゲ
ート封止機構を備えたものがある。
【0003】従来、この種の射出成形用金型としては、
例えば本出願人は既に実願昭63−123809号を出
願しており、図4、5のように示される。図4におい
て、1a、1bは一対の分割金型であり、この金型1
a、1bは型締めされることによってその内周部の型締
め面PLにキャビティ2およびランナー3a、3bが形
成され、キャビティ2には射出ノズルNによって一方の
分割金型1aに形成されたスプルー4からランナー3
a、3bを通して溶融樹脂が充填されるようになってい
る。
【0004】また、図5に示すように分割金型1aおよ
び分割金型1bと共にランナー3を形成する溝部5a、
5bには球状弁体6が遊挿されているとともに、分割金
型1bの溝部5bにおけるキャビティ2側の部位には四
角柱状の支承部材7が取付けられており、分割金型1
a、1bのランナー3a側の溝部5a、5bには球状弁
体6が着座する弁座8が形成されている。
【0005】このような構成を有する射出成形用金型に
あっては、射出ノズルNから溶融樹脂が射出されると、
射出された溶融樹脂(以下、単に射出樹脂という)がス
プルー4、ランナー3a、3bを通してキャビティ2に
供給される。このとき、球状弁体6がスプルー4側から
の射出樹脂圧により弁座8から離隔し、支承部材7に当
接して該部材7に支承される。
【0006】この状態においてランナー3aからランナ
ー3bを通過した溶融樹脂が球状弁体6を包むようにし
てランナー3bの弁室部3Vに流入し、球状弁体6を通
過した射出樹脂の一部が支承部材7に衝突するととも
に、乱流を発生し、その残部と合流して剪断発熱等を生
じながらランナー部3Rに絞り込まれて一方向のみに案
内される。このため、ランナー3bのランナー部3Rに
案内される際に球状弁体6を通過した射出樹脂の流速分
布が均一化されて、一様な流動速度の溶融樹脂がキャビ
ティ2に供給される。
【0007】キャビティ2内に射出樹脂が完全に充填さ
れると、キャビティ2内の樹脂圧が所定値まで高まると
ともに、射出ノズルNからの溶融樹脂の射出が停止され
る。このとき、ランナー3b内でキャビティ2側から逆
流しようとする樹脂圧により球状弁体6が弁座8に即座
に付勢されて着座してランナー3aおよびランナー3b
が液密的に遮断される。このため、溶融樹脂の射出完了
時に、キャビティ2内に充填された溶融樹脂が逆流する
のが阻止され、キャビティ2内の圧力が急変するのが防
止される。
【0008】そして、上述したようにキャビティ2内に
樹脂を供給する際、支承部材7がランナー3bの一部を
構成し、一対の分割金型1a、1bと協働して球状弁体
6を通過した溶融樹脂を絞りながら一方向のみに案内す
るようにしているので、ランナー3bの球状弁体6より
キャビティ2側の部位を絞ってキャビティ2に供給され
る溶融樹脂の流速速度分布を均一化してウエルドや応力
の偏在を解消して高精度な成形品を得ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の射出成形用金型にあっては、支承部材7が四
角柱状に形成されていたため、球状弁体6が支承部材7
に支承される溶融樹脂の射出時に、溶融樹脂が球状弁体
7を包み込むようにして矢印aに示す流動経路を取る他
に、矢印bに示すように球状弁体6の下側を流動する経
路を取ってしまった。このため、溶融樹脂が球状弁体6
を挟んで2分されてしまい、これら2分された溶融樹脂
が支承部材7の入口付近の合流部分で合流する際に流動
速度分布が充分に均一にならず、ウエルドや応力の偏在
を充分に解消することはできなかった。
【0010】そこで本発明は、ランナーを通過してキャ
ビティに供給される溶融樹脂の流動経路を一本化して流
動速度分布を均一化することができ、ウエルドや応力の
偏在を解消して高精度の成形品を得ることができる射出
成形用金型を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を達成するために、型締め時に型締め面にキャ
ビティと該キャビティに連通するランナーとが形成され
た一対の分割金型と、該分割金型の少なくとも一方側の
型締め面に形成され、前記ランナーを画成する溝部と、
前記一方の分割金型に形成され、溝部と連通してキャビ
ティに溶融樹脂を供給するスプルーと、前記ランナー内
に遊挿された球状弁体と、前記溝部のスプルー側の分割
金型の型締め面に形成され、該球状弁体が着座可能な弁
座と、分割金型の何れか一方側のランナーを画成する型
締め面に設けられ、他方側の分割金型の型締め面との間
を通してキャビティに溶融樹脂を通過させつつ前記球状
弁体を支承する支承手段と、を備えた射出成形用金型に
おいて、前記支承手段は、球状弁体と対向する部位に球
状弁体が当接する所定形状の当接部を有し、ランナーか
らキャビティ内に溶融樹脂が供給される際、該当接部に
球状弁体が当接することにより、一方の分割金型および
球状弁体の間を溶融樹脂が通過するのを阻止するととも
に他方の分割金型および球状弁体の間を溶融樹脂が通過
するのを可能にして、支承部材および他方の分割金型の
間で溶融樹脂を絞りながら一方向に案内すること特徴と
している。
【0012】請求項2記載の発明は、上記課題を達成す
るために、前記当接部が、球状弁体と線接触するように
半円弧状に形成されていることを特徴としている。請求
項3記載の発明は、上記課題を達成するために、前記当
接部が、球状弁体と面接触するように球状弁体の外周部
の一部と同径状に形成されていることを特徴としてい
る。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明では、支承部材の球状弁体
と対向する部位に球状弁体が当接する所定形状の当接部
が形成され、ランナーからキャビティ内に溶融樹脂が供
給される際、該当接部に球状弁体が当接されることによ
り、一方の分割金型および球状弁体の間を溶融樹脂が通
過することが阻止されるとともに溶融樹脂が他方の分割
金型および球状弁体の間を通過可能になり、溶融樹脂が
支承部材および他方の分割金型の間で絞られながら一方
向に案内される。したがって、溶融樹脂の一部が球状弁
体の下側に回り込むことによって溶融樹脂が球状弁体を
境にして2分化されず、支承部材の入口付近で溶融樹脂
が合流することがない。この結果、ランナーを通過して
キャビティに供給される溶融樹脂の流動経路が一本化さ
れて流動速度分布が均一化され、ウエルドや応力の偏在
が解消されて高精度の成形品が得られる。
【0014】請求項2記載の発明では、当接部が球状弁
体と線接触するように半円弧状に形成される。したがっ
て、支承部材の加工が容易になり、支承部材のコストが
低減する。請求項3記載の発明では、当接部が球状弁体
と面接触するように球状弁体の外周部の一部と同径状に
形成される。したがって、樹脂の射出時に球状弁体が当
接部に当接される際に該当接部に比較的広い面積で当接
され、高圧の樹脂の流動によって支承部材が破損するこ
とが防止される。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
図1、2は本発明に係る射出成形用金型の一実施例を示
す図である。まず、構成を説明する。図1において、21
a、21bは固定側金型および可動側金型からなる一対の
分割金型であり、固定側金型21aおよび可動側金型21b
は可動側金型21bが固定側金型21aに当接、押圧および
離隔することにより型閉じ、型締めおよび型開きできる
ように図示しない射出成形機本体に支持されている。
【0016】少なくとも一方の分割金型である固定側金
型21aの型締め面には型締め面PL側に開口する所定形
状の凹部22aと溝部23a〜25aが形成されており、本実
施例においてはこれらに対向して可動側金型21bにも凹
部22bと溝部23b〜25bが形成されている。そして、固
定側金型21aおよび可動側金型21bの型締め時に、凹部
22a、22bからなる成形品を形成するためのキャビティ
22と、溝部23a、23b、24a、24bからなる第1ランナ
ー23および第2ランナー24(ランナー)と、溝部25a、
25bからなる弁座通路部25とがそれぞれ画成される。
【0017】また、固定側金型21aには溝部23aと連通
して射出成形機の噴射ノズルN1に接続されるスプルー
26が形成されており、スプルー26は射出ノズルN1から
の溶融樹脂を第1ランナー23、弁座通路部25および第2
ランナー24を通してキャビティ22に供給するようになっ
ている。また、第2ランナー24内には球状弁体27が遊挿
されており、弁座通路部25の第2ランナー24側の端部、
すなわち、溝部24a、24bのスプルー26側の固定側金型
21aおよび可動側金型21bの型締め面は球状弁体27が着
座可能な弁体28として形成されており、射出ノズルN1
からの樹脂圧(射出圧)あるいはキャビティ22からの樹
脂圧を受けた球状弁体27の移動により弁座通路部25が閉
塞あるいは開放される。可動側金型21bの第2ランナー
24を画成する型締め面には支承部材31が取付けられてお
り、支承部材31はスプルー26側から射出圧を受けた球状
弁体27を支承するとともに、第2ランナー24内の樹脂を
固定側金型21aの間を通してキャビティ22側に供給でき
るように配設されている。
【0018】一方、支承部材31は可動側金型21bから固
定側金型21aに突出しているとともに、第2ランナー24
の幅方向、すなわち、矢印AーB方向と直交する紙面方
向に延在して第2ランナー24の一部を構成しており、ス
プルー26から第1ランナー23および座通路部25を通して
第2ランナー24に供給された溶融樹脂は支承部材31およ
び固定側金型21aの間のランナー部24Rを通してキャビ
ティ22に供給される。
【0019】また、支承部材31の球状弁体27に対向する
部位には所定形状の当接部31aが成形されており、この
当接部31aは図2に示すように球状弁体27と線接触する
ように半円弧状に形成されている。そして、当接部31a
に球状弁体27が当接したときに球状弁体27が線接触で当
接部31aに密着するため、上述したようにスプルー26か
ら供給される溶融樹脂が可動側金型21bおよび球状弁体
27の間を通過せず、固定側金型21aおよび球状弁体27の
間のランナー部24Rのみから通過され、この通過時に溶
融樹脂は支承部材31および固定側金型21aの間で絞られ
ながら一方向に案内されるようになっている。
【0020】次に、作用を説明する。まず、可動側金型
21bの移動により固定側金型21aおよび可動側金型21b
が型閉じされ、型閉めされると、キャビティ22、第1ラ
ンナー23、第2ランナー24および弁座通路部25等が形成
され、スプルー26からキャビティ22に溶融樹脂が供給可
能となる。次いで、射出成形機本体の作動により固定側
金型21aに当接した射出ノズルN1から溶融樹脂が射出
されると、射出された溶融樹脂(以下、単に射出樹脂と
いう)がスプルー26、第1ランナー23、弁座通路部25お
よび第2ランナー24を通してキャビティ22に供給され
る。
【0021】このとき、球状弁体27がスプルー26側から
の射出樹脂圧により弁座28から離隔し、支承部材31の当
接部31aに線接触して該部材31に支承される。この状態
において、上述したようにスプルー26から供給される溶
融樹脂が可動側金型21bおよび球状弁体27の間を通過せ
ず、固定側金型21aおよび球状弁体27の間のランナー部
24Rのみから通過され、この通過時に支承部材31および
固定側金型21aの間で絞られながら一方向に案内され
る。したがって、第2ランナー24のランナー部24Rに案
内される際に球状弁体27を通過した射出樹脂の流動速度
分布が均一化され、一様な流動速度でキャビティ22に供
給される。
【0022】キャビティ22内に射出樹脂が完全に充填さ
れるとキャビティ22内の樹脂圧が所定値まで高まるとと
もに、射出ノズルN1からの溶融樹脂の射出が停止され
る。このとき、第2ランナー24内でキャビティ22側から
逆流しようとする樹脂圧により球状弁体27が弁座28に即
座に付勢されて着座し、第1ランナー23と第2ランナー
24とが液密的に遮断される。
【0023】したがって、溶融樹脂の射出完了時にキャ
ビティ22に充填された溶融樹脂が逆流するのが阻止さ
れ、キャビティ22内の圧力が急変するのが防止される。
そして、キャビティ22内の溶融樹脂温度の低下に伴って
キャビティ22内の圧力が徐々に低下し、キャビティ22内
の樹脂が固化するだけの時間が経過すると、射出成形機
本体により固定側金型21aおよび可動側金型21bの型開
きが行われ、成形品が取り出される。
【0024】このように本実施例では、第1および第2
ランナー23、24からキャビティ22内に溶融樹脂が供給す
る際、当接部31aに球状弁体27を当接させることによ
り、可動側金型21bおよび球状弁体27の間を溶融樹脂が
通過するのを阻止するとともに、固定側金型21aおよび
球状弁体27の間のみから通過させ、支承部材31および固
定側金型21aの間のランナー部24Rで絞りながら一方向
に案内しているため、溶融樹脂の一部が球状弁体27の下
側に回り込んで溶融樹脂が球状弁体27を境にして2分化
されるのを防止することができ、ランナー部24Rの入口
付近で溶融樹脂が合流するのを防止することができる。
この結果、従来に比べて第1、2ランナーを23、24を通
過してキャビティ22に供給される溶融樹脂の流動経路を
一本化して流動速度分布を均一化することができ、ウエ
ルドや応力の偏在を解消して高精度な成形品を得ること
ができる。また、支承部材31の当接部31aを球状弁体27
と線接触するように半円弧状に形成しているため、支承
部材31の加工を容易に行うことができ、支承部材31のコ
ストを低減することができる。
【0025】なお、本実施例では、支承部材31の当接部
31aを半円弧状に形成しているが、これに限らず、図3
に示すように、当接部41aを球状弁体27と面接触するよ
うに球状弁体27の外周部の一部と同径状に形成し、当接
部41aに球状弁体27を当接させることにより、可動側金
型21bおよび球状弁体27の間を溶融樹脂が通過するのを
阻止するとともに、固定側金型21aおよび球状弁体27の
間のみから通過させ、溶融樹脂を支承部材41および固定
側金型21aの間のランナー部24Rで絞りながら一方向に
案内させるようにしてもよい。
【0026】このようにしても溶融樹脂の一部が球状弁
体27の下側に回り込んで溶融樹脂が球状弁体27を境にし
て2分化されるのを防止することができ、上記実施例と
同様の効果を得ることができる。また、このような効果
に加えて樹脂の射出時に球状弁体27が当接部41aに当接
される際に当接部41aに比較的広い面積で当接させるこ
とができ、高圧の樹脂の流動によって支承部材が破損す
るのを防止することができる。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、溶融樹脂
の一部が球状弁体の下側に回り込んで溶融樹脂が球状弁
体を境にして2分化されるのを防止することができ、支
承部材の入口付近で溶融樹脂が合流するのを防止するこ
とができる。このため、ランナーを通過してキャビティ
に供給される溶融樹脂の流動経路を一本化して流動速度
分布を均一化することができ、ウエルドや応力の偏在を
解消して高精度な成形品を得ることができる。
【0028】請求項2記載の発明によれば、当接部を球
状弁体と線接触するように半円弧状に形成しているの
で、支承部材の加工を容易に行うことができ、支承部材
のコストを低減することができる。請求項3記載の発明
によれば、当接部を球状弁体と面接触するように球状弁
体の外周部の一部と同径状に形成しているので、樹脂の
射出時に球状弁体が当接部に当接する際に該当接部に比
較的広い面積で当接させることができ、高圧の樹脂の流
動によって支承部材が破損するのを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る射出成形用金型の一実施例を示す
その断面構成図である。
【図2】図1における球状弁体および支承部材の一部を
示す図であり、(a)はその要部断面構成図、(b)は
(a)のAーA矢視図である。
【図3】本発明に係る射出成形用金型の他の実施例を示
す図であり、(a)は球状弁体および支承部材の一部を
示すその要部断面構成図、(b)は(a)のBーB矢視
図である。
【図4】従来の射出成形用金型を示すその断面構成図で
ある。
【図5】図4における球状弁体および支承部材の一部を
示す図であり、(a)はその要部断面構成図、(b)は
(a)のCーC矢視図である。
【符号の説明】
21a 固定側金型(一方の金型) 21b 可動側金型(他方の金型) 22 キャビティ 23 第1ランナー(ランナー) 23a 溝部 24 第2ランナー(ランナー) 24a 溝部 26 スプルー 27 球状弁体 28 弁座 31、41 支承部材 31a、41a 当接部 PL 型締め面
フロントページの続き (72)発明者 畠山 寿治 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 福島 明 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 大谷 渉 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】型締め時に型締め面にキャビティと該キャ
    ビティに連通するランナーとが形成された一対の分割金
    型と、該分割金型の少なくとも一方側の型締め面に形成
    され、前記ランナーを画成する溝部と、前記一方の分割
    金型に形成され、溝部と連通してキャビティに溶融樹脂
    を供給するスプルーと、前記ランナー内に遊挿された球
    状弁体と、前記溝部のスプルー側の分割金型の型締め面
    に形成され、該球状弁体が着座可能な弁座と、分割金型
    の何れか一方側のランナーを画成する型締め面に設けら
    れ、他方側の分割金型の型締め面との間を通してキャビ
    ティに溶融樹脂を通過させつつ前記球状弁体を支承する
    支承手段と、を備えた射出成形用金型において、前記支
    承手段は、球状弁体と対向する部位に球状弁体が当接す
    る所定形状の当接部を有し、ランナーからキャビティ内
    に溶融樹脂が供給される際、該当接部に球状弁体が当接
    することにより、一方の分割金型および球状弁体の間を
    溶融樹脂が通過するのを阻止するとともに他方の分割金
    型および球状弁体の間を溶融樹脂が通過するのを可能に
    して、支承部材および他方の分割金型の間で溶融樹脂を
    絞りながら一方向に案内すること特徴とする射出成形用
    金型。
  2. 【請求項2】前記当接部が、球状弁体と線接触するよう
    に半円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の射出成形用金型。
  3. 【請求項3】前記当接部が、球状弁体と面接触するよう
    に球状弁体の外周部の一部と同径状に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の射出成形用金型。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103773035A (zh) * 2014-01-21 2014-05-07 南通东南公路工程有限公司 一种纤维增强环氧沥青路面材料及其制备方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103773035A (zh) * 2014-01-21 2014-05-07 南通东南公路工程有限公司 一种纤维增强环氧沥青路面材料及其制备方法

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JP3113695B2 (ja) 2000-12-04

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