JPH0639956Y2 - ホットランナ - Google Patents

ホットランナ

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JPH0639956Y2
JPH0639956Y2 JP8360788U JP8360788U JPH0639956Y2 JP H0639956 Y2 JPH0639956 Y2 JP H0639956Y2 JP 8360788 U JP8360788 U JP 8360788U JP 8360788 U JP8360788 U JP 8360788U JP H0639956 Y2 JPH0639956 Y2 JP H0639956Y2
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JP
Japan
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valve body
molten resin
pressure
gate
valve
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JP8360788U
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JPH0210013U (ja
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勇 菅沢
英徳 伊藤
渉 大谷
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、射出成形におけるホットランナに関し、詳し
くは、簡単な構造で確実に保圧を行うホットランナに関
する。
(従来の技術) 近時、射出成形による加工を行う際、キャビティ以外の
部位、例えばランナ等に残溜する溶融樹脂が固化しない
ように、ランナ部近傍にヒータを設けたホットランナが
用いられている。このホットランナでは、ランナに残溜
する溶融樹脂をヒータで加熱保温することにより、溶融
樹脂の無駄をなくし、効率を向上させている。このよう
に効率よく射出成形を行うために、ホットランナには種
々の工夫がなされている。
従来のこの種のホットランナとしては、例えば、第6図
に示されるようなものがある。
第6図において、図外の射出成形機から供給される溶融
樹脂がランナ1、ゲート2を通してノズル3から図外の
キャビティに射出される。ランナ1内の中央には熱電対
付カートリッジヒータ4を組込んだトーピド5が設けら
れており、熱電対付カートリッジヒータ4は接続ライン
6を介して図外の温度制御装置に接続されている。この
ため、キャビティに溶融樹脂を射出充填後、ランナ1内
に残溜する溶融樹脂は熱電対付カートリッジヒータ4に
よって固化しないように加熱保温されるので、溶融樹脂
を無駄にすることなく連続して射出することができる。
なお、射出充填後、キャビティ内の溶融樹脂が異常収縮
して成形品が変形しないように、冷却固化するまでキャ
ビティ内の圧力を保持するようにしている。すなわち、
キャビティに射出充填後も射出成形機は溶融樹脂に所定
の圧力をかけてキャビティ内の圧力を保持するようにし
ており、このような圧力保持を保圧と呼んでいる。
上述のようなキャビティ内の保圧をゲートを封止する機
構によって行うホットランナが知られており、第7図の
ように示される。
第7図において、ホットランナ7には、内部にランナ8
を有するカートリッジヒータ9を貫通し、ゲート10に嵌
入可能なバルブピン11が設けられている。バルブピン11
は油圧シリンダ、空気シリンダおよびスプリング等から
なるバルブピン作動機構12に連結しており、バルブピン
作動機構12の作動により、バルブピン11はゲート10を封
止することができる。そして、樹脂流路14、ランナ8、
ゲート10を介してキャビティ13内に溶融樹脂を射出充填
後、バルブピン11によってゲート10を封止し、キャビテ
ィ13内を保圧するようにしている。したがって、図外の
射出成形機によって溶融樹脂にかけられていた圧力を射
出後すぐに除去することができるようになっている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、第6図に示した前者の従来例にあって
は、射出成形機から溶融樹脂にかけられた圧力でキャビ
ティ内を保圧する構造となっていたため、保圧を行って
いる時間、所定の射出圧力を保持する必要があり、射出
成形機の負荷が増大していた。さらに、上述のような構
造では、保圧のための圧力調節が難しく、保圧が不確実
になったり、保圧時間が長くなったりして、成形品の品
質が低下したり、成形品のコストが高くなったりしてい
た。
また、第7図に示した後者の従来例にあっては、バルブ
ピン11およびバルブ作動機構12によってキャビティ13内
を保圧する構造となっていたため、保圧は確実に行える
ものの、ホットランナ7が大型化するとともに、ホット
ランナ7の組付構造が複雑になり、装置のコストが高く
なっていた。
(考案の目的) そこで本考案は、簡単な構造で保圧を確実に行い、射出
成形機の負荷を軽減すること、成形品のコスト低減およ
び品質向上を図ること、並びに、装置コストの低減を図
ることを目的としている。
(考案の構成) 本考案は、上記目的を達成するため、ゲートを通して溶
融樹脂をノズルから射出するホットランナにおいて、弁
体と、前記ゲートに隣接して形成され、ゲートを通過し
た溶融樹脂を流入させる入口および溶融樹脂を流出させ
る出口を有し、前記弁体を収納する弁体室と、前記弁体
室の入口近傍に形成され、該入口の連通を遮断するよう
弁体を液密に着座させる弁座と、弁体室の出口近傍に形
成され、該出口の連通を妨げないよう弁体を支承する支
承部と、を設け、前記弁体は弁体室内に入口から流入す
る溶融樹脂の圧力により移動して支承部に支承され、ま
たは出口から流入する溶融樹脂の圧力により移動して弁
座に着座することを特徴とするものである。
以下、本考案の実施例に基づいて具体的に説明する。
第1〜5図は本考案の一実施例を示す図である。
まず、構成を説明する。
第1、2図において、符号21はホットランナであり、ホ
ットランナ21はゲート22を通してノズル23から溶融樹脂
を射出するものである。符号24は弁体であり、弁体24は
例えば球状の形をしたものである。符号25は弁体室であ
り、弁体室25はゲート22に隣接して形成されている。弁
体室25はゲート22を通過した溶融樹脂を流入させる入口
25aおよび流出させる出口25bを有しており、入口25aま
たは出口25b方向へ移動可能に弁体24を収納している。
弁体室25の入口25a近傍に弁座26が形成されており、弁
座26は入口25aの連通を遮断するよう出口25bから流入す
る溶融樹脂の圧力により押圧され移動する弁体24を液密
に着座させるようになっている。弁体室25の出口25b近
傍に支承部27が形成されており、支承部27は出口25bの
連通を妨げないよう入口25aから流入する溶融樹脂の圧
力により押圧され移動する支承するようになっている。
すなわち、弁体24が支承部27に支承された場合、第3図
に示すように、支承部27に四方向から或る角度を持って
設けられた樹脂流路27aによって、弁体室25は出口25bに
連通されるようになっている。再び第1図において、符
号28は内部にゲート22、弁体室25を形成しているハウジ
ングであり、ハウジング28内部には他に図外の射出成形
機のノズルから射出される溶融樹脂を導く流路28aおよ
びランナ29が形成されている。ハウジング28の流路28a
はランナ29を介してゲート22に連通している。ランナ29
の中央にはトーピドを形成するスペースヒータ30が設け
られている。ハウジング28の外周面28bにはバンドヒー
タ31が巻き付けられており、スペースヒータ30およびバ
ンドヒータ31は図外のヒータ制御装置により、通電加熱
され、ランナ29の溶融樹脂が所定の温度に保持されるよ
うになっている。
次に、作用を説明する。
まず、射出成形機のノズルから溶融樹脂が射出される
と、流路28aを通してランナ29内に溶融樹脂が流入す
る。ランナ29内の溶融樹脂がスペースヒータ30およびバ
ルブヒータ31によって加熱保温されるので、溶融樹脂の
流動性が損なわれることなく、溶融樹脂がゲート22を介
して入口25aから弁体室25に流入する。次いで、第4図
に示すように、弁体室25内の弁体24が入口25aから流入
する溶融樹脂の圧力によって矢印A方向に押圧され、支
承部27に支承される。この状態で、溶融樹脂が樹脂流路
27aおよび出口25bを介してノズル23からキャビティに射
出される。キャビティ内に溶融樹脂が充填されると、各
流路内の溶融樹脂の圧力が上昇する。溶融樹脂の圧力が
所定値に達すると、射出成形機の射出圧力が除去され
る。そして、ランナ29内の溶融樹脂の圧力が急激に低下
し、第5図に示すように、キャビティ内の溶融樹脂がラ
ンナ29に逆流しようとするが、溶融樹脂の圧力によっ
て、射出圧力が除去されるのとほぼ同時に弁体24が図の
矢印B方向に押圧され、弁体24は弁座26に液密に着座さ
れ、ゲート22が封止される。このため、キャビティ内の
溶融樹脂が変形する心配のない圧力に低下するまで(射
出充填後、長くて数秒間)、キャビティ内が確実に保圧
される。この保圧が終了し、所定の冷却時間経過後、型
開きが行われ、キャビティ内の成形品が取り出される。
ただし、弁体室25内の樹脂はまだ溶融状態にあるので、
成形品はノズル23の口近傍の箇所で弁体室側の樹脂と分
離される。
したがって、上述のように、ゲート22の近傍に弁体24お
よび弁体24を液密に着座させる弁座26を設けて、ゲート
22を封止しているので、射出成形機による保圧のための
圧力保持が不必要になり、射出成形機の負荷が軽減され
る。また、簡単な構造で保圧が確実に行われるため、装
置コストが低減するとともに、成形品のコストが低減
し、品質が向上する。
(効果) 本考案によれば、射出成形機による保圧のための圧力保
持をなくすことができ、射出成形機の負荷を軽減するこ
とができる。また、保圧を確実に行うことができ、成形
品のコストの低減および品質向上を図ることができる。
さらに、簡単な構造で保圧を行うことができ、装置コス
トの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は本考案に係るホットランナの一実施例を示
す図であり、第1図はその断面図、第2図はその要部断
面図、第3図は第2図におけるX-X矢視断面図、第4、
5図は作用を説明するためのその要部断面図、第6図は
従来のホットランナの一部断面を含む斜視図、第7図は
従来の他のホットランナの断面図である。 21……ホットランナ、 22……ゲート、 23……ノズル、 24……弁体、 25……弁体室、 25a……入口、 25b……出口、 26……弁座、 27……支承部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゲートを通して溶融樹脂をノズルから射出
    するホットランナにおいて、弁体と、前記ゲートに隣接
    して形成され、ゲートを通過した溶融樹脂を流入させる
    入口および溶融樹脂を流出させる出口を有し、前記弁体
    を移動可能に収容する弁体室と、前記弁体室の入口近傍
    に形成され、該入口の連通を遮断するよう弁体を液密に
    着座させる弁座と、弁体室の出口近傍に形成され、該出
    口の連通を妨げないよう弁体を支承する支承部と、を設
    け、前記弁体は弁体室内に入口から流入する溶融樹脂の
    圧力により移動して支承部に支承され、または出口から
    流入する溶融樹脂の圧力により移動して弁座に着座する
    ことを特徴とするホットランナ。
JP8360788U 1988-06-23 1988-06-23 ホットランナ Expired - Lifetime JPH0639956Y2 (ja)

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JP8360788U JPH0639956Y2 (ja) 1988-06-23 1988-06-23 ホットランナ

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JP8360788U JPH0639956Y2 (ja) 1988-06-23 1988-06-23 ホットランナ

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Publication Number Publication Date
JPH0210013U JPH0210013U (ja) 1990-01-23
JPH0639956Y2 true JPH0639956Y2 (ja) 1994-10-19

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ID=31308321

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