JPH0543062B2 - - Google Patents
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- JPH0543062B2 JPH0543062B2 JP60196779A JP19677985A JPH0543062B2 JP H0543062 B2 JPH0543062 B2 JP H0543062B2 JP 60196779 A JP60196779 A JP 60196779A JP 19677985 A JP19677985 A JP 19677985A JP H0543062 B2 JPH0543062 B2 JP H0543062B2
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Landscapes
- Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は誘導電流に働くローレンツ力を利用し
た非接触型の横波用電磁超音波トランスジユーサ
に関するもので、金属被検体の厚さや内部欠陥な
どを非破壊でチエツクできる送信、受信一体型構
造で反射型のこの種トランスジユーサに関するも
のである。
た非接触型の横波用電磁超音波トランスジユーサ
に関するもので、金属被検体の厚さや内部欠陥な
どを非破壊でチエツクできる送信、受信一体型構
造で反射型のこの種トランスジユーサに関するも
のである。
本出願人は、誘導渦電流に働くローレンツ力を
利用した横波用電磁超音波トランスジユーサを特
願昭59−65180号で提案している。
利用した横波用電磁超音波トランスジユーサを特
願昭59−65180号で提案している。
その原理を第5図により説明する。
第5図において、E形高周波磁心21の中央の
脚に巻装したバイアス磁界発生用励磁コイル(バ
イアスコイル)22に直流の電流を流すと磁心2
1には直流の磁束23が発生し、被検体24の表
面にはこれと垂直になるような磁界が印加され
る。次に送信コイル25はコイル電流の作る磁束
が磁心の外側の両脚を還流するような極性の接続
とし、これに高周波電流を流すと磁心21には図
の波線で示した高周波磁束26が発生するが、こ
の磁束26は被検体24に入り得ないため、被検
体方面には境界条件を満足するように誘導渦電流
27が流れる。この結果E形磁心21の中央の脚
の直下の部分において、バイアス磁界23と誘導
渦電流27の相互作用により被検体表面に平行な
方向にほぼ一様な分布をもつローレンツ力28が
発生し、平面板の横波が励振されることになる。
脚に巻装したバイアス磁界発生用励磁コイル(バ
イアスコイル)22に直流の電流を流すと磁心2
1には直流の磁束23が発生し、被検体24の表
面にはこれと垂直になるような磁界が印加され
る。次に送信コイル25はコイル電流の作る磁束
が磁心の外側の両脚を還流するような極性の接続
とし、これに高周波電流を流すと磁心21には図
の波線で示した高周波磁束26が発生するが、こ
の磁束26は被検体24に入り得ないため、被検
体方面には境界条件を満足するように誘導渦電流
27が流れる。この結果E形磁心21の中央の脚
の直下の部分において、バイアス磁界23と誘導
渦電流27の相互作用により被検体表面に平行な
方向にほぼ一様な分布をもつローレンツ力28が
発生し、平面板の横波が励振されることになる。
上記のように、E形コアと21とバイアスコイ
ル22と送信コイル23とからなる送信部を構成
し、一方この受信部と同じ構造で送信コイルの代
わりに受信コイルを用いて受信部とし、これら送
信部と受信部とを被検体の両側に配置して、送信
コイルに高周波電流を流して、前述のように被検
体へ横波の送信を行なえば、被検体を透過した横
波が受信部の対向する表面に現われ、受信部にて
検出される。この受信部の検出出力から被検体の
厚さや、表面の腐食状況、あるいは内部欠陥をチ
エツクすることができる。
ル22と送信コイル23とからなる送信部を構成
し、一方この受信部と同じ構造で送信コイルの代
わりに受信コイルを用いて受信部とし、これら送
信部と受信部とを被検体の両側に配置して、送信
コイルに高周波電流を流して、前述のように被検
体へ横波の送信を行なえば、被検体を透過した横
波が受信部の対向する表面に現われ、受信部にて
検出される。この受信部の検出出力から被検体の
厚さや、表面の腐食状況、あるいは内部欠陥をチ
エツクすることができる。
このように送信部と受信部とを別々に構成する
透過型に対して、E形コアに上記送信コイルと並
べて受信コイルを巻装して、この受信コイルから
検出出力を得るようにした反射型のものも実現で
きる。
透過型に対して、E形コアに上記送信コイルと並
べて受信コイルを巻装して、この受信コイルから
検出出力を得るようにした反射型のものも実現で
きる。
いずれにしても、非接触、非破壊的に非検体内
部をチエツクできるが、透過型では2つのトラン
スジユーサを必要とし、必然的に大型となる。一
方、前述の反射型では、送信コイルに流す電流に
よつて、直接受信コイルに大きな誘導電流が流れ
てしまい、被検体からの受信信号を妨害してしま
う重大な欠陥がある。
部をチエツクできるが、透過型では2つのトラン
スジユーサを必要とし、必然的に大型となる。一
方、前述の反射型では、送信コイルに流す電流に
よつて、直接受信コイルに大きな誘導電流が流れ
てしまい、被検体からの受信信号を妨害してしま
う重大な欠陥がある。
本発明は、反射型の小型である利点に着目し、
送信信号による受信信号への影響を極力抑制した
送受一体構造の横波用電磁超音波トランスジユー
サを提供することを目的とする。
送信信号による受信信号への影響を極力抑制した
送受一体構造の横波用電磁超音波トランスジユー
サを提供することを目的とする。
本発明では、送信コイルから受信コイルへ直接
電磁誘導が生ずることを極力避けるために、受信
コイルを2つの巻き方向を逆向きとした渦巻き形
のコイルを平面的に並べた構造とし、これをバイ
アス磁界と高周波磁界の直交する活性領域にバイ
アス磁界と直交するように配置したものである。
電磁誘導が生ずることを極力避けるために、受信
コイルを2つの巻き方向を逆向きとした渦巻き形
のコイルを平面的に並べた構造とし、これをバイ
アス磁界と高周波磁界の直交する活性領域にバイ
アス磁界と直交するように配置したものである。
すなわち、本発明は、金属被検体の表面にほぼ
垂直にバイアス磁界を与えるためのバイアス磁界
発生手段と、該バイアス磁界領域において上記被
検体表面に平行な高周波磁界を発生するための送
信コイルを備えた高周波磁界発生手段と、上記バ
イアス磁界と高周波磁界と交叉する活性領域に少
なくとも部分的に存在するようにかつ前記被検体
表面に平行となるように並置された2つの互いに
巻方向を逆向きとした渦巻状フラツトコイルから
なる受信コイルとを備え、これにより上記高周波
磁界の方向の振動変位をもつ横波超音波を発生・
検出することを特徴とする横波用電磁超音波トラ
ンスジユーサである。
垂直にバイアス磁界を与えるためのバイアス磁界
発生手段と、該バイアス磁界領域において上記被
検体表面に平行な高周波磁界を発生するための送
信コイルを備えた高周波磁界発生手段と、上記バ
イアス磁界と高周波磁界と交叉する活性領域に少
なくとも部分的に存在するようにかつ前記被検体
表面に平行となるように並置された2つの互いに
巻方向を逆向きとした渦巻状フラツトコイルから
なる受信コイルとを備え、これにより上記高周波
磁界の方向の振動変位をもつ横波超音波を発生・
検出することを特徴とする横波用電磁超音波トラ
ンスジユーサである。
なお、前記2つの渦巻状コイルが高周波磁界の
方向に並ぶように並置され、それぞれの中心より
も互いに近い方の導体部分に流れる受信電流の向
きが同一となるように接続され、かつ該互いに近
い方の導体部分が前記バイアス磁界と鎖交し、遠
い方の導体部分がバイアス磁界の外に位置されて
いることを最善とする。
方向に並ぶように並置され、それぞれの中心より
も互いに近い方の導体部分に流れる受信電流の向
きが同一となるように接続され、かつ該互いに近
い方の導体部分が前記バイアス磁界と鎖交し、遠
い方の導体部分がバイアス磁界の外に位置されて
いることを最善とする。
バイアス磁界発生手段および高周波磁界発生手
段としては、前述の第5図で示したE形のコアに
バイアスコイルと送信コイルを巻装したものを用
いることができる。
段としては、前述の第5図で示したE形のコアに
バイアスコイルと送信コイルを巻装したものを用
いることができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
説明する。
第1図は本願の横波用電磁超音波トランスジユ
ーサーの構造を示すもので、aは断面図、bは送
信コイルを省略した底面図である。
ーサーの構造を示すもので、aは断面図、bは送
信コイルを省略した底面図である。
第1図において1はE形高周波磁心で、中央脚
1cにバイアス磁界発生用バイアスコイル2を巻
装し、両脚1a,1cに送信用コイル3を巻装す
る。このE字状磁心1の開口端に対向して金属被
検体を第5図と同様に配置し、それぞれのコイル
2,3に通電すると、第5図と同様に、バイアス
コイル2により中央脚からのバイアス磁界は被検
体の表面に垂直(第1図Z方向)に印加され、ま
た、送信コイル3に流れる高周波電流により両脚
1a,1b間に被検体表面をはうよう(第1図X
方向)に高周波磁界が発生する。
1cにバイアス磁界発生用バイアスコイル2を巻
装し、両脚1a,1cに送信用コイル3を巻装す
る。このE字状磁心1の開口端に対向して金属被
検体を第5図と同様に配置し、それぞれのコイル
2,3に通電すると、第5図と同様に、バイアス
コイル2により中央脚からのバイアス磁界は被検
体の表面に垂直(第1図Z方向)に印加され、ま
た、送信コイル3に流れる高周波電流により両脚
1a,1b間に被検体表面をはうよう(第1図X
方向)に高周波磁界が発生する。
中央脚1cの真下では、バイアス磁界と高周波
磁界とは直交し、活性領域を形成し、第5図で説
明したと全く同じように、2つの磁界の相互作用
によりX方向に変位を持つ横波の超音波(ローレ
ンツ力)が発生する。そして、この横波はその変
位方向をとりながら、被検体下方に伝搬してい
く。
磁界とは直交し、活性領域を形成し、第5図で説
明したと全く同じように、2つの磁界の相互作用
によりX方向に変位を持つ横波の超音波(ローレ
ンツ力)が発生する。そして、この横波はその変
位方向をとりながら、被検体下方に伝搬してい
く。
4は受信コイルで、2つの渦巻形フラツトコイ
ル4a,4bを並置したもので、両渦巻形コイル
の隣部が中央部1cの直下の活性領域にあるよう
に配置される。
ル4a,4bを並置したもので、両渦巻形コイル
の隣部が中央部1cの直下の活性領域にあるよう
に配置される。
第2図を参照して、受信コイル4は、左巻きの
コイル4aと右巻きのコイル4bとを高周波磁界
の方向(X方向)に並べたものである。2のコイ
ル4a,4bの中心部より互いに近い方の導体部
分4a′,4b′とは同じ巻回方向であり、この両導
体部分が活性領域にあるように配置されている。
またコイル4a,4bの中心部より互いに遠い方
の導体部分4a″,4b″も同じ巻回方向であるが、
活性領域外に置かれている。
コイル4aと右巻きのコイル4bとを高周波磁界
の方向(X方向)に並べたものである。2のコイ
ル4a,4bの中心部より互いに近い方の導体部
分4a′,4b′とは同じ巻回方向であり、この両導
体部分が活性領域にあるように配置されている。
またコイル4a,4bの中心部より互いに遠い方
の導体部分4a″,4b″も同じ巻回方向であるが、
活性領域外に置かれている。
以上の構造によれば、超音波の送受を行うのは
中央脚1cの真下だけで、この活性領域ではバイ
アス磁界は被検体表面に垂直である。送信コイル
3に高周波電流を流すと被検体表面に誘導渦電流
が流れ、バイアス磁界との相互作用で図のX方向
に変位をもつ横波の超音波が発生する。同時に、
いわゆる無バイアス電磁超音波トランスジユーサ
の原理で、送信電流の2倍の周波数の縦食も送信
される。受信はX方向の変位の横波に対しY方向
に電流が流れ、双渦巻状フラツトコイル4で受信
される。フラツトコイルの活性領域からはずれた
部分では、バイアス磁界が被検体表面に平行にな
り、縦波が受信されるが、バイアス磁界の向きが
左右で逆になるので、互いに打ち消されて実際に
は受信されない。また、送信の高周波磁界にたい
しても左右のコイル4a,4bの向きが逆だから
打ち消しあつて、原理的には誘導を受けない。
中央脚1cの真下だけで、この活性領域ではバイ
アス磁界は被検体表面に垂直である。送信コイル
3に高周波電流を流すと被検体表面に誘導渦電流
が流れ、バイアス磁界との相互作用で図のX方向
に変位をもつ横波の超音波が発生する。同時に、
いわゆる無バイアス電磁超音波トランスジユーサ
の原理で、送信電流の2倍の周波数の縦食も送信
される。受信はX方向の変位の横波に対しY方向
に電流が流れ、双渦巻状フラツトコイル4で受信
される。フラツトコイルの活性領域からはずれた
部分では、バイアス磁界が被検体表面に平行にな
り、縦波が受信されるが、バイアス磁界の向きが
左右で逆になるので、互いに打ち消されて実際に
は受信されない。また、送信の高周波磁界にたい
しても左右のコイル4a,4bの向きが逆だから
打ち消しあつて、原理的には誘導を受けない。
なお、第1図において、5は銅板で磁心表面や
コイル巻線の表面絶縁材等に渦電流の発生するこ
とを抑制するためのものである。6は磁心開口部
を塞ぐベークライト板である。
コイル巻線の表面絶縁材等に渦電流の発生するこ
とを抑制するためのものである。6は磁心開口部
を塞ぐベークライト板である。
受信用コイル4としては、マグネツトワイヤを
渦巻状に巻いて成型したものでも良い、プリント
基板上にエツチングによつて渦巻き状導電パター
ンを形成したプリント型のものでも良い。被検体
との距離を小さくする上で、プリント型の方が好
ましい。
渦巻状に巻いて成型したものでも良い、プリント
基板上にエツチングによつて渦巻き状導電パター
ンを形成したプリント型のものでも良い。被検体
との距離を小さくする上で、プリント型の方が好
ましい。
第3図は第1図のトランスジユーサを用い、鉄
を被検体とした場合の受信信号を示すものであ
る。この場合のトランスジユーサの仕用は次のと
おりである。
を被検体とした場合の受信信号を示すものであ
る。この場合のトランスジユーサの仕用は次のと
おりである。
断面15×15mmで高さ40mのU字形磁心に同じ断
面のI形磁石を組合わせてE字形磁心1とした。
バイアスコイル2は25回巻きとし、送信コイル3
としては片脚1a,1bにそれぞれ5回巻きのも
のを並列接続した。受信コイル4としてはテフロ
ン上にプリントしたものを用いた。送信はコンデ
ンサの放電によるほぼ0.5μs幅(1MHz)の単パル
スに近い電流で行つた。送信側は1:3のトラン
ス、バツフアアンプ、帯域通過フイルタ(650k
Hz〜1650kHz)、アンプ(40dB)を通してオシロ
スコープで観測した。ノイズを軽減するために、
受信信号を4回または8回加算平均した(ソニー
テクトロ製デジタルストレイジオシロ468使用)。
バイアス電流は約1ms幅の単パルスで行つた
が、これは超音波の送受の時間に比べ十分長いの
で直流と考えてさしつかえない。
面のI形磁石を組合わせてE字形磁心1とした。
バイアスコイル2は25回巻きとし、送信コイル3
としては片脚1a,1bにそれぞれ5回巻きのも
のを並列接続した。受信コイル4としてはテフロ
ン上にプリントしたものを用いた。送信はコンデ
ンサの放電によるほぼ0.5μs幅(1MHz)の単パル
スに近い電流で行つた。送信側は1:3のトラン
ス、バツフアアンプ、帯域通過フイルタ(650k
Hz〜1650kHz)、アンプ(40dB)を通してオシロ
スコープで観測した。ノイズを軽減するために、
受信信号を4回または8回加算平均した(ソニー
テクトロ製デジタルストレイジオシロ468使用)。
バイアス電流は約1ms幅の単パルスで行つた
が、これは超音波の送受の時間に比べ十分長いの
で直流と考えてさしつかえない。
第3図を参照して、第1回目のエコーは送信の
高周波磁界にうもれて明確ではないが、第2回目
以降のエコーB2,B3……が得られ、隣りあう時
間差が、被検体での横波伝搬時間である。これか
ら被検体中の音速が明らかであれば被検体の厚さ
が測定できる。
高周波磁界にうもれて明確ではないが、第2回目
以降のエコーB2,B3……が得られ、隣りあう時
間差が、被検体での横波伝搬時間である。これか
ら被検体中の音速が明らかであれば被検体の厚さ
が測定できる。
第4図は本発明の他の実施例を示すもので、こ
の実施例ではE字状磁心1にはその中央脚にバイ
アスコイル2を巻装しただけでバイアス磁界発生
装置とし、別にU字形磁心7を用意し、この両脚
に送信コイル3を巻装して高周波磁界発生装置と
し、両磁心1と7を互いに直角をなすように角度
をずらせて組み合わせたものである。
の実施例ではE字状磁心1にはその中央脚にバイ
アスコイル2を巻装しただけでバイアス磁界発生
装置とし、別にU字形磁心7を用意し、この両脚
に送信コイル3を巻装して高周波磁界発生装置と
し、両磁心1と7を互いに直角をなすように角度
をずらせて組み合わせたものである。
この場合でも、バイアス磁界と高周波磁界とは
E字型磁心の中央脚の直下で直交し活性領域を形
成する。
E字型磁心の中央脚の直下で直交し活性領域を形
成する。
送信コイル4は第1図の場合と同様に2つの渦
巻状コイルを活性領域に並列させたものである。
巻状コイルを活性領域に並列させたものである。
このトランスジユーサは、第1図の場合と同様
の動作を行なう。
の動作を行なう。
この構成では、バイアス磁界発生用磁心と高周
波磁界発生用磁心とを別々の磁心としたので、被
検体の探傷などの際には、不要な応答の原因と考
えられる縦波はほとんど励磁されないために、検
知精度を向上させるのに有効である。
波磁界発生用磁心とを別々の磁心としたので、被
検体の探傷などの際には、不要な応答の原因と考
えられる縦波はほとんど励磁されないために、検
知精度を向上させるのに有効である。
以上実施例について説明したが、バイアス磁界
発生用には被検体に垂直に磁界を印加するように
永久磁石を用いることもできる。
発生用には被検体に垂直に磁界を印加するように
永久磁石を用いることもできる。
本発明では反射型の横波用電磁超音波トランシ
ジユーサにおいて、受信コイルを2つの互いに逆
向きに巻いた渦巻き状のフラツトコイルとして、
バイアス磁界と高周波磁界との直交する活性領域
に配置したので、送信側の高周波磁界によつて受
信コイルに誘導される電流が2つの渦巻きコイル
間で打ち消され、受信信号を妨害することなく、
精度の良い測定を行なうことができる。また受信
コイルも小さくできるので、更に小型の反射型ト
ランスズジユーサを得ることができる。
ジユーサにおいて、受信コイルを2つの互いに逆
向きに巻いた渦巻き状のフラツトコイルとして、
バイアス磁界と高周波磁界との直交する活性領域
に配置したので、送信側の高周波磁界によつて受
信コイルに誘導される電流が2つの渦巻きコイル
間で打ち消され、受信信号を妨害することなく、
精度の良い測定を行なうことができる。また受信
コイルも小さくできるので、更に小型の反射型ト
ランスズジユーサを得ることができる。
第1図は本発明の一実施例を示す図で、a図は
断面図、b図は送信コイルを省略した底面図、第
2図は拡大図で、a図は送信コイルを省略した底
面図、b図は受信コイルの部分を示す断面図、第
3図は、第1図のトランスジユーサを用いて被検
体を鉄とした場合の受信波形の一例を示す図、第
4図は他の実施例を示す図で、a図は側面図、b
図は底面図、第5図は、従来の送信用トランスジ
ユーサの動作を説明するための図である。 図において、1,21……E形高周波磁心、
2,22……バイアスコイル、3,25……送信
コイル、4……受信コイル、4a,4b……渦巻
き状フラツトコイル、7……U字形コイル、24
……被検体。
断面図、b図は送信コイルを省略した底面図、第
2図は拡大図で、a図は送信コイルを省略した底
面図、b図は受信コイルの部分を示す断面図、第
3図は、第1図のトランスジユーサを用いて被検
体を鉄とした場合の受信波形の一例を示す図、第
4図は他の実施例を示す図で、a図は側面図、b
図は底面図、第5図は、従来の送信用トランスジ
ユーサの動作を説明するための図である。 図において、1,21……E形高周波磁心、
2,22……バイアスコイル、3,25……送信
コイル、4……受信コイル、4a,4b……渦巻
き状フラツトコイル、7……U字形コイル、24
……被検体。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 金属被検体の表面にほぼ垂直にバイアス磁界
を与えるためのバイアス磁界発生手段と、前記金
属被検体の表面側に前記バイアス発生手段を挾ん
で配された該バイアス磁界領域において上記被検
体表面に平行な高周波磁界を発生するための送信
コイルを備えた高周波磁界発生手段と、前記被検
体に平行になるように並置された2つの互いに巻
き方向を逆向きとした渦巻状フラツトコイルから
なり、両渦巻状フラツトコイルのそれぞれが上記
バイアス磁界と高周波磁界が交叉する活性領域に
少なくとも部分的に存在するように配置されてな
る受信コイルとを備え、これにより上記高周波磁
界の方向の振動変位をもつ横波超音波を発生・検
出することを特徴とする横波用電磁超音波トラン
スジユーサ。 2 請求項1記載の横波用電磁超音波ランスジユ
ーサにおいて、前2つの渦巻状フラツトコイルが
高周波磁界の方向に並ぶように並置され、それぞ
れの中心よりもお互いに近い方の導体部分に流れ
る受信電流の向きが同一となるように接続され、
かつ該互いに近い方の導体部分が前記バイアス磁
界と鎖交し、遠い方の導体部分がバイアス磁界の
外に位置されていることを特徴とする横波用電磁
超音波トランスジユーサ。 3 請求項1或いは2記載の横波用電磁超音波ラ
ンスジユーサにおいて、E形の形状を有する高周
波磁心、または略U形の高周波磁心の中央にI形
の鉄心を付してE形の形状にした磁心を用い、該
磁心の中央の脚にはバイアス磁界発生用の励磁コ
イルを巻装し、外側の両脚には上記送信コイルを
巻装し、上記高周波磁束が外側の両脚を通つて還
流するように、前記バイアス磁界発生手段と前記
高周波磁界発生手段とを構成し、前記受信コイル
が上記中央の脚の先端に部分的に対向するように
配置してなることを特徴とする横波用電磁超音波
トランスジユーサ。 4 請求項1記載の横波用電磁超音波トランスジ
ユーサにおいて、前記バイアス磁界発生手段が中
央脚の直下に垂直なバイアス磁界を発生するよう
に励磁コイルを巻装したE形の上記磁心からな
り、前記高周波磁界発生手段がコイルを巻装した
略U形の上記高周波磁心からなり、前記E形の磁
心と該略U形の磁心とを立体的に交差するように
配置したことを特徴とする横波用電磁超音波トラ
ンスジユーサ。 5 請求項3或いは4記載の横波用電磁超音波ト
ランスジユーサにおいて、E形の上記磁心の一部
を永久磁石にすることにより、上記励磁コイルを
省き、励磁電流を不要としたことを特徴とする横
波用電磁超音波トランスジユーサ。 6 請求項1記載の横波用電磁超音波ランスジユ
ーサにおいて、前記受信コイルがプリント型コイ
ルからなることを特徴とする横波用電磁超音波ト
ランスジユーサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19677985A JPS6256857A (ja) | 1985-09-05 | 1985-09-05 | 高周波磁心を用いた横波用電磁超音波トランスジユ−サ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19677985A JPS6256857A (ja) | 1985-09-05 | 1985-09-05 | 高周波磁心を用いた横波用電磁超音波トランスジユ−サ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6256857A JPS6256857A (ja) | 1987-03-12 |
JPH0543062B2 true JPH0543062B2 (ja) | 1993-06-30 |
Family
ID=16363492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19677985A Granted JPS6256857A (ja) | 1985-09-05 | 1985-09-05 | 高周波磁心を用いた横波用電磁超音波トランスジユ−サ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6256857A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100584758B1 (ko) * | 2001-12-26 | 2006-05-30 | 주식회사 포스코 | 초음파 센서 및 이를 이용한 강판 용접부의 원거리 검사장치 |
GB201419219D0 (en) * | 2014-10-29 | 2014-12-10 | Imp Innovations Ltd | Electromagnetic accoustic transducer |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53143388A (en) * | 1977-05-20 | 1978-12-13 | Nippon Steel Corp | Ultrasonic wave reception of electromagnetic type |
-
1985
- 1985-09-05 JP JP19677985A patent/JPS6256857A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53143388A (en) * | 1977-05-20 | 1978-12-13 | Nippon Steel Corp | Ultrasonic wave reception of electromagnetic type |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6256857A (ja) | 1987-03-12 |
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