JPS6133139B2 - - Google Patents

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JPS6133139B2
JPS6133139B2 JP52019317A JP1931777A JPS6133139B2 JP S6133139 B2 JPS6133139 B2 JP S6133139B2 JP 52019317 A JP52019317 A JP 52019317A JP 1931777 A JP1931777 A JP 1931777A JP S6133139 B2 JPS6133139 B2 JP S6133139B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmitting
coil
subject
electromagnets
ultrasonic
Prior art date
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Expired
Application number
JP52019317A
Other languages
English (en)
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JPS53105282A (en
Inventor
Kazuo Myagawa
Yukito Sasaki
Shinichiro Kimura
Naoya Matsuda
Shuichi Sato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
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Publication of JPS53105282A publication Critical patent/JPS53105282A/ja
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、導電性材料の超音波探傷装置に関す
る。
超音波探傷装置は材料の内部欠陥検出法として
優れており、製品半製品の検査に広く利用されて
いる。しかし、従来の水晶ジルコンチタン酸鉛系
磁器、チタン酸バリウム系磁器等の圧電素子を用
いた超音波探触子は、最高使用可能温度が低いた
めに高温材料の探傷に大きな制約があり、また超
音波の送受信に水、油等の接触媒質を必要とする
ことから高温材料の探傷や高速で移動する生産ラ
イン上での探傷に困難があつた。これらの問題を
解決するものとして、前記の圧電素子を使わない
超音波探触子がいくつか提案されているが、その
うちでも磁界、電流の相互作用によるローレンツ
力を利用した電磁式超音波探触子は導電性材料へ
の超音波送受信手段として最も有望と思われる。
電磁式超音波探触子は、超音波を直接材料中で
発生させるので接触媒質が不要であり、また探触
子の構造を変えることにより縦波、横波を自由に
送受信できるという優れた特徴を持つている。し
かしその反面、圧電素子を用いた探触子と比べる
と探傷感度が低く雑音が多いという欠点がある。
本発明は、この電磁式超音波探触子を用い、板
状の導電性材料に対して縦波の超音波を送受信す
る時の感度を向上させることを目的となされたも
のであり、その特徴は、電磁石と送受信とを備
え、導電性の被検体に超音波を発信または受信す
る電磁式超音波送受信装置に於いて、板状の被検
体の両面に相対向させて一対の電磁石を配置し、
該一対の電磁石の一方または両方に送受信コイル
を設け、両電磁石の対向する磁極が同極となる如
く各電磁石を励磁する励磁装置を設けた点にあ
る。
以下、図面に基づき、本発明を詳細に説明す
る。
第1図は、本発明の電磁式超音波送受信装置の
1実施例を示す構成図である。同図において、板
状の被検体100の上面側に配置した電磁式超音
波探触子10は、従来公知の構成になる探触子で
あり、磁芯12、励磁コイル11よりなる電磁石
と、被検体100に近接され前記電磁石の近傍に
配置された平板状の送受信コイル13、受信コイ
ル14により構成されている。被検体100が高
温の場合は、探触子の保護のため探触子10は図
示していない耐熱性保護用ケースに内蔵される。
励磁コイル11に電流を流すと、被検体100
内部に磁場φが発生し、送信コイル13に高周波
パルス電流源15から高周波パルス電流を印加す
ると、導電性の被検体100の表層部に渦電流I
が誘起される。前記磁場φと渦電子Iのベクトル
方向が垂直に交わることによりローレンツ力が発
生し、被検体100の表層部に変化歪が発生し、
高周波パルス電流と同調した周波数で振動Fが起
こる。その振動が超音波となり、被検体表面10
1と垂直方向のY方向に伝播する。伝播した超音
波は、被検体の裏面102と欠陥Cで反射し、再
び被検体表面101に時間差を生じて到達する。
発生のメカニズムと逆の作用により、到達した振
動Fと前記の磁場φにより被検体表面には渦電流
が透起され、これが受信コイル14に受信され、
つぎに検出装置16により欠陥の位置ぶ前記の受
信の時間差から判定されることになる。
本発明では、第1図に示すように、板状の被検
体100の一方の面(図では上面)側に配置した
電磁式超音波探触子10の電磁石に対向する如く
被検体100の他方の面(図では下面)側に電磁
石を配置し、この二つの電磁石が発生する磁場が
相反発するように、すなわち両電磁石の対向する
磁極が同極となるごとく電磁石を励磁する。この
ことにより、送、受信コイル13,14の直下の
被検体表層で被検体表面に平行なX方向に分布す
る磁場が強くなり、超音波縦波の送受信の感度が
著しく向上される。第1図においては、送信コイ
ル13と受信コイル14とを別々にし、これらを
被検体100の両面に対向する如く配置した2つ
の電磁石の一方のみに設け送受信を行なつている
が、被検体の種類、あるいは欠陥の内容により送
受信コイルを一つの平板状コイルで構成させるこ
とも可能であり、さらに受信コイルを被検体の両
面に配置した両方の電磁石に設けることも可能で
ある。
さらに、本発明の特徴および効果を第2図およ
び第3図により説明する。
第2図は、本発明の基本原理を説明するための
構成図であり、対向する磁極が同極となるように
励磁させた同寸法の磁芯22,22′の先端を被
検体100をはさんで相対向させ、一方の磁芯2
2の回りに送受信コイル23を設置したものであ
る。
第3図は、被検体100の一方の面側だけに磁
芯32および送受信コイル33を配置した従来の
装置の構成図である。
超音波の送受信は、何れの場合も、前述の如く
送受信コイル23または33の直下の被検体表層
部でもつて行なわれる。すなわち、送信感度およ
び受信感度を向上させるためには、被検体表層部
に誘起される渦電流Iと表層部に分布する磁場φ
とのベクトル積を大きくすることが必要である。
本発明の超音波送受信装置は、送受信コイルの
直下の被検体表層部に分布する磁場に着目して、
上記のベクトル積を大にするように構成したもの
である。第2図は示したY方向に大きな高周波振
動を起こすためには、X方向の磁場分布の大きい
ことが必要である。第3図に示した従来装置の如
く、板状の被検体の一方の面側だけから磁場分布
を起こす場合、被検体が強磁性体あるいは常磁性
体のどちらの場合でも、磁場φは送受信コイル3
3の直下の被検体表層部ではY方向成分の強い磁
場分布となり、X方向の磁場分布が希薄となり、
渦電流Iとのベクトル積が小さくなるため超音波
の送受信感度が上がらない。そこで本発明では、
第2図に示した如く、被検体100の他方の面側
に一方の面側の磁芯22と同極に励磁させた磁芯
22を対向させて設ける。これにより、被検体1
00の送受信コイル23の直下においてX方向成
分の磁場が濃厚となり、効率よく磁場を利用で
き、超音波送受信の感度を大幅に向上させること
が可能となる。
また、本発明による超音波送受信装置は、上記
の効果以外に次のような利点も有する。すなわ
ち、本発明の1実施例である第1図の装置では、
送信コイル13および受信コイル14を被検体1
00の1方の面側に配置した電磁石に設けて送受
信を行なつているが、送受信コイル13と受信コ
イル14とを分離させ、1方の電磁石に送信コイ
ル13を他方の電磁石に受信コイル14を設け
て、1方の面側から送信され伝播してきた超音波
の透過波を他方の面側で受信するような構成とす
ることもできる。
第4図および第5図は、本発明の別の実施例を
示す構成図で、各々磁芯の形状を変えたものであ
る。第4図は送受信コイル43を1方の面側の電
磁石に設けたものであり、第5図は一方の面側の
電磁石に送信コイル53を設け、他方の面側の電
磁石に受信コイル54を設けたものである。
以上述べた如く、本発明は被検体をさはんで被
検体の両面に相対向させて1対の電磁石を配置
し、両電磁石の対向する磁極が同極となるごとく
構成して超音波の送受信感度を高くした電磁式超
音波送受信装置であり、導電性材料の超音波探傷
における探傷感度と向上させた点で極めて有用な
発明である。
【図面の簡単な説明】
第1図、第4図、第5図は本発明の実施例を示
す説明図、第2図、第3図は本発明のメカニズム
を説明する説明図である。 100……被検体、101……被検体の表面、
102……被検体の裏面、11,11′,41,
41′,51,51′……励磁コイル、12,1
2′,22,22′,32,42,42′,52,
52′……磁芯、13,53……送信コイル、1
4,54……受信コイル、23,33,43……
送受信コイル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 電磁石と送受信コイルとを備え、導電性の被
    検体に超音波を発信または受信する電磁式超音波
    送受信装置に於いて、板状の被検体の両面に相対
    向させて一対の電磁石を配置し、該一対の電磁石
    の一方または両方に送受信コイルを設け、両電磁
    石の対向する磁極や同極となる如く各電磁石を励
    磁する励磁装置を設けたことを特徴とする電磁式
    超音波送受信装置。
JP1931777A 1977-02-25 1977-02-25 Electromagnetic type ultrasonic transmitter-receiver Granted JPS53105282A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1931777A JPS53105282A (en) 1977-02-25 1977-02-25 Electromagnetic type ultrasonic transmitter-receiver

Applications Claiming Priority (1)

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JP1931777A JPS53105282A (en) 1977-02-25 1977-02-25 Electromagnetic type ultrasonic transmitter-receiver

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS53105282A JPS53105282A (en) 1978-09-13
JPS6133139B2 true JPS6133139B2 (ja) 1986-07-31

Family

ID=11996025

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1931777A Granted JPS53105282A (en) 1977-02-25 1977-02-25 Electromagnetic type ultrasonic transmitter-receiver

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57203949A (en) * 1981-06-10 1982-12-14 Sumitomo Metal Ind Ltd Electromagnetic ultrasonic flaw detector
JPS57203950A (en) * 1981-06-10 1982-12-14 Sumitomo Metal Ind Ltd Electromagnetic ultrasonic flaw detector

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5017887A (ja) * 1973-06-01 1975-02-25

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5017887A (ja) * 1973-06-01 1975-02-25

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