JPH0542814Y2 - - Google Patents

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JPH0542814Y2
JPH0542814Y2 JP1869489U JP1869489U JPH0542814Y2 JP H0542814 Y2 JPH0542814 Y2 JP H0542814Y2 JP 1869489 U JP1869489 U JP 1869489U JP 1869489 U JP1869489 U JP 1869489U JP H0542814 Y2 JPH0542814 Y2 JP H0542814Y2
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bracket
spring
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hook
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば、医療用のストレツチヤーや
ベツドとして使用される移動台車に係り、特に、
台車を支持する脚部に振動を吸収する緩衝機構を
設けたものにおいて、その緩衝機能を解除したり
ロツクしたりできる移動台車に関する。
(従来の技術) 第6図を参照して従来例を説明する。第6図は
従来の医療用ベツドの構成を示す斜視図であり、
枠体101上に、ソフアー103を載置して構成
されている。
上記枠体101には、4本の脚部105が取付
けられており、これら脚部105の下端には、移
動用の車輪107が取付けられている。
又、脚部105には、図示しない緩衝機構が設
けられており、この緩衝機構により、フロアの凹
凸等による振動を吸収して、ソフアー103上に
横たわる患者への衝撃を緩和する。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来の構成によると次のような問題があ
る。
例えば、医療用ストレツチヤーで患者を所定の
場所に搬送する場合に、搬送途中で患者に心臓マ
ツサージを施すことがある。
ところが、医療用ベツドの脚部には、既に述べ
たように、緩衝機構が設置されているので、心臓
マツサージを施したとき、上記緩衝機構が機能し
てしまい、心臓マツサージの効果が半減していま
うという問題があつた。
本考案はこのような点に基づいてなされたもの
で、その目的とするところは、緩衝機構を適宜解
除することを可能とし、それによつて、例えば、
心臓マツサージを施す場合に、その効果が十分に
発揮されるようにした移動台車を提供することに
ある。
(課題を解決するための手段) この考案は、枠体に伸縮自在な複数の脚柱を設
け、この脚柱に対して揺動自在にしたブラケツト
を設けるとともに、このブラケツトに車輪を設
け、しかも、このブラケツトの揺動端部分には油
圧ダンパ等からなる緩衝機構を備えた移動台車を
前提にするものである。
上記の移動台車を前提にしつつ、この考案は、
ブラケツトに対して回動自在にしたロツク片を設
けるとともに、このロツク片の先端には車輪の回
転軸にはまるフツクを形成する一方、ブラケツト
とロツク片の回動中心外側とにスプリングを掛け
渡し、ロツク片を回動して、そのフツクを上記回
転軸にはめたとき、スプリングの両端がロツク片
の回動中心を乗り越え、スプリングのばね力が、
ロツク状態を保つ方向に作用する構成にした点に
特徴を有する。
(作用) この考案は、上記のように構成したので、ロツ
ク片を回して、その先端のフツクを車輪の回転軸
にはめれば、この車輪は、その回転軸と上記ブラ
ケツトの枠体側取付け部分との間でロツクされ
る。このようにブラケツトがロツクされれば、緩
衝機構の機能が停止されることになる。
(実施例) 以下第1図及び第2図を参照して本考案の第1
の実施例を説明する、この実施例は本考案を医療
用ストレツチヤーニ適用したものである。第1図
は医療用ストレツチヤーの脚部の下端部を示す図
であり、第2図は第1図の−矢視図である。
ソフアーを保持する図示しない枠体からは脚注
1が下方に向かつて複数本延長されている。この
脚注1の下端には伸縮棒3が摺動自在に取付けら
れており、この伸縮棒3には、揺動軸5を介して
ブラケツト6が取付けられている。このブラケツ
ト6の一対の支持板7,7間には、アーム9が配
置されており、このアーム9は上記揺動軸5に回
転可能に支持されている。
上記アーム9は一対の支持片11,11間に
は、車輪13が回転軸15を介して取付けられて
いる。
上記アーム9とブラケツト6との間には、油圧
ダンパからなる緩衝機構17が取付けられてい
る。すなわち、ブラケツト6の一対の支持板7,
7間には、取付軸19を介して外管21が取付け
られており、この外管21には、軸23が下方に
出没可能に付けられている。上記軸23の下端
は、取付軸25を介して上記アーム9の一対の支
持板11,11間に連結されている。
上記外管21の上部外周には鍔27が固定され
ており、一方、上記軸23の下部外周にも別の鍔
29が固着されている。これら鍔27,29に
は、スプリング31が張設されている。
そして、上記軸23はスプリング31により、
常時下方向に付勢されており、医療用揺台車が平
坦なフロア32を移動する場合には、常にその状
態が維持される。これに対して、フロア32に凹
凸等があつた場合には、その衝撃が車輪13を介
して伝わるが、この衝撃は、緩衝機構17で吸収
される。
尚、上記スプリング31は、スプリングケース
33により覆われている。
前記ブラケツト6には、ロツク片35が取付け
られている。このロツク片35は、ブラケツト6
の一対の支持板7,7の外側に、一対のストツパ
部37,37を配置し、これらストツパ部37、
37は連結部材39により連結されている。又、
一方のストツパ部37とブラケツト6の支持板1
1との間にはスプリング41が張設されている。
又、上記一対のストツパ部37,37間には、軸
43が貫通され、、ストツパ部37,37はこの
軸43によりブラケツト6に回転可能に支持され
ている。
上記ストツパ部37の先端には、フツク45が
形成され、ストツパ部37が回動してフツク45
を車輪13の回転軸15に係合させることによ
り、車輪13をストツパ部37及びブラケツト6
を介して、脚部に剛な状態で連結し、それによつ
て緩衝機構17の動作を規制するものである。
又、ストツパ部37,37は、通常時は、スプ
リング41により、第1図反時計方向に回動付勢
されてロツク解除の状態にある。これに対して、
上記連結部材39を、例えば、脚で踏むことによ
り、上記スプリング41の付勢力に抗して、スト
ツパ部37,37を、第1図中時計方向に回動さ
せ、そのフツク45,45を回動軸15の両端に
係合させる。その際、ストツパ部37,37をあ
る位置まで回動させれば(スプリング41が最高
に伸びて、逆に収縮し始める位置)、あとはスプ
リング41のにより回動する。そして、上記フツ
ク45,45と回転軸15の両端との係合状態
は、スプリング41の付勢力により保持される。
以上の構成を基にその作用を説明する。
まず、通常時、すなわち緩衝機構17にその機
能を発揮させた状態で使用する場合には、ロツク
片35を第1図に示すような状態としておく。そ
の状態で、例えば、患者の搬送等を行う。その
際、フロア32に凹凸等があつて、そこを通過す
る際の衝撃が車輪13に作用しても、緩衝機構1
7が機能してその衝撃を吸収する。
次に、ロツク片35により、緩衝機構17にロ
ツクをかける場合について説明する。このような
場合としては、例えば、患者に心臓マツサージを
施すような場合であり、そのマツサージ効果の半
減を防止する場合である。
まず、ロツク片35の連結部材39を踏んで、
ストツパ部37、37を回動させ、そのフツク4
5,45を、車輪13の回転軸15の両端に係合
させる。この状態はスプリング41により保持さ
れる。上記フツク45,45と車輪13の回転軸
15の両端との係合により、車輪13は、ストツ
パ部37,37、ブラケツト6を介して、脚部に
剛な状態で連結されることになり、揺動軸5を中
心とした揺動は規制される。
したがつて、緩衝機構17が機能することはな
く、患者への心臓マツサージの効果の半減は防止
される。
以上本実施例によると以下のような効果を奏す
ることができる。
まず、ロツク片35により、緩衝機構17をロ
ツクして、その機能を適宜停止させることができ
るので、患者に心臓マツサージ等を施す場合に
も、十分にその効果を発揮させることができる。
ロツク片35の操作は、連結部材39を踏む、
あるいは引き上げるという、極めて簡単なもので
あるので、緊急な場合であつても、迅速に対応す
ることができる。
ロツク状態、及び非ロツク状態の両方の状態を
1つのスプリング41のみで保持するようになつ
ているので、構成が簡単であり、多くの部品を要
することなく所望のロツク機構を得ることができ
る。
次に、第3図及び第4図を参照して第2の実施
例を説明する。この第2の実施例は、前記第1の
実施例の場合と異なる構成のロツク機構51を示
すものである。
ブラケツト6の一方の支持板7の外側には、ス
トツパ部53が、揺動軸5を中心にして回動可能
に取付けられている。このストツパ部53からは
レバー55が突設されている。一方、上記支持板
7には円弧状の切欠き57が形成されており、上
記レバー55はこの切欠き57を介して支持板7
の内側であつて、アーム9の上方に突出してい
る。
又、上記ストツパ部53の一端側には、第4図
にも示すように、凸部59,59が形成されてい
る。一方 同位置の支持板7側には、凹部61,
61が形成されている。これら凸部59,59、
凹部61,61の選択的な嵌合により、ストツパ
部53の回動位置が保持される。又、ストツパ部
53には、操作部63が形成されている。
上記構成によると、緩衝機構17にロツクをか
ける場合には、ストツパ部53の操作部63を足
で踏んで、ストツパ部53を第3図中時計方向に
回動させ、そのレバー55をアーム9の真上に位
置させる。これによつて、アーム9、車輪13の
揺動は規制され、緩衝機構17はロツクされた状
態となる。
又、ロツクを解除する場合には、上記操作部6
3を引上げればよく、ストツパ部53は第1図中
反時計方向に回動して、レバー55も引上げら
れ、アーム9,車輪13の揺動規制、すなわち緩
衝機構17のロツク状態は解除される。
したがつて、前記第1の実施例の場合と同様の
効果を奏することができるのはもとより、さらに
簡単な構成でロツク機構を構成することができ
る。
(考案の効果) 以上詳述したように本考案による移動台車によ
ると、緩衝機構による緩衝機能をロツク機構によ
り、適宜解除することができるので、移動台車の
使いがつてを高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の第1の実施例を示
す図で、第1図は脚部下端の構成を示す図、第2
図は第1図の−矢視図、第3図ないし第5図
は第2の実施例を示す図で、第3図は脚部下端の
構成を示す図、第4図は第3図の−矢視図、
第5図は第3図の−断面図、第6図は従来の
医療用ストレツチヤーの斜視図である。 1……脚注、13……車輪、15……回転軸、
17……緩衝機構、31……スプリング、32…
…フロア(移動面)、35……ロツク片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 枠体に伸縮自在な複数の脚柱を設け、一端を枠
    体側に回動自在に取付け、他端を脚柱に対して回
    動自在にしたブラケツトを設けるとともに、この
    ブラケツトに車輪を設け、しかも、このブラケツ
    トの揺動に対して緩衝力を発揮する油圧ダンパ等
    からなる緩衝機構を備えた移動台車において、上
    記ブラケツトに対して回動自在にしたロツク片を
    設けるとともに、このロツク片の先端には車輪の
    回転軸にはまるフツクを形成する一方、ブラケツ
    トとロツク片の回動中心外側とにスプリングを掛
    け渡し、ロツク片を回動して、そのフツクを上記
    回転軸にはめたとき、スプリングの両端がロツク
    片の回動中心を乗り越え、スプリングのばね力
    が、ロツク状態を保つ方向に作用する構成にした
    移動台車。
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