JP2003275255A - 折畳式ベッド - Google Patents

折畳式ベッド

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JP2003275255A
JP2003275255A JP2002085841A JP2002085841A JP2003275255A JP 2003275255 A JP2003275255 A JP 2003275255A JP 2002085841 A JP2002085841 A JP 2002085841A JP 2002085841 A JP2002085841 A JP 2002085841A JP 2003275255 A JP2003275255 A JP 2003275255A
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JP
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support base
support
handrail
folding bed
axis
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Application number
JP2002085841A
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Tomoaki Nakano
知明 中野
Shuichi Oita
秀一 追田
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Toto Ltd
Daydo Co Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Daydo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車椅子使用者が車椅子から支持台へ移乗する
際のみならず、支持台への移乗後に支持台の中央部へ移
動し、或いは体の位置を微調整する際にも、十分な手掛
かりが得られる折畳式ベッドを提供する。 【解決手段】 平面視長方形の支持台と、支持台長辺に
平行に延在する第1軸線回りに支持台を揺動可能に支持
する固定支持部材と、支持台長辺に平行に延在する第2
軸線回りに揺動可能に、第1軸線から離隔する側の支持
台長辺の近傍で支持台に取り付けられた第1手摺と、第
1軸線に近接する側の支持台長辺の近傍で固定支持部材
に固定された第2手摺とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身障者用トイレブ
ースや多目的トイレブースや介護施設の脱衣所等に設置
される折畳式ベッドに関するものであり、特に車椅子使
用者やおむつ交換に好適な折畳式ベッドに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】平面視長方形の支持台と、支持台長辺に
平行に延在する軸線回りに支持台を揺動可能に支持する
固定支持部材とを備え、前記軸線回りに揺動させて起倒
可能な折畳式ベッドであって、車椅子使用者の車椅子か
ら支持台への移乗を補助するための手摺が、前記軸線か
ら離隔する側の支持台長辺、すなわち車椅子が横付けさ
れる側の支持台長辺に取り付けられた折畳式ベッドが従
来から使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の折畳式ベッドに
は、車椅子が横付けされる側の支持台長辺にのみ手摺が
取り付けられているので、車椅子使用者が車椅子から支
持台へ移乗した後、支持台の中央部へ移動し、或いは体
の位置を微調整する際に、十分な手掛かりが得られない
という問題があった。本発明は上記問題に鑑みてなされ
たものであり、車椅子使用者が車椅子から支持台へ移乗
する際のみならず、支持台への移乗後に支持台の中央部
へ移動し、或いは体の位置を微調整する際にも、十分な
手掛かりが得られる折畳式ベッドを提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、平面視長方形の支持台と、支持
台長辺に平行に延在する第1軸線回りに支持台を揺動可
能に支持する固定支持部材と、支持台長辺に平行に延在
する第2軸線回りに揺動可能に、第1軸線から離隔する
側の支持台長辺の近傍で支持台に取り付けられた第1手
摺と、第1軸線に近接する側の支持台長辺の近傍で固定
支持部材に固定された第2手摺とを備えることを特徴と
する折畳式ベッドを提供する。本発明に係る折畳式ベッ
ドにおいては、支持面が略水平に延在する稼動位置から
支持面が略鉛直に延在する収納位置へ、支持台を揺動さ
せて、支持台を折り畳むことができる。車椅子が横付け
される側の支持台長辺の近傍に配設された第1手摺に加
えて、車椅子が横付けられる側とは反対側の支持台長辺
の近傍に第2手摺が配設されているので、車椅子使用者
は、車椅子から稼動位置に在る支持台へ移乗する際のみ
ならず、支持台への移乗後に支持台の中央部へ移動し、
或いは体の位置を微調整する際にも、第1手摺と第2手
摺とにより十分な手掛かりを得ることができる。
【0005】本発明の好ましい態様においては、第1手
摺は支持台の支持面から略90度起立した第1位置と第
1位置から支持台の裏面側へ略270度揺動した第2位
置との間で揺動可能であり、第2位置に在る第1手摺を
収容する凹部が支持台の裏面に形成されている。支持面
が略鉛直に延在する収納位置に支持台が在る時に、第1
手摺を支持台の裏面に添わせて凹部内に収容することに
より、支持台からの水平突出物を無くすことができ、支
持台収納時の折畳式ベッドの安全性を向上させることが
できる。
【0006】本発明の好ましい態様においては、折畳式
ベッドは、支持台の揺動範囲を、支持面が略水平に延在
する稼動位置と支持面が略鉛直に延在する収納位置との
間に規制する揺動規制機構を備える。揺動規制機構によ
り、支持台が稼動位置を越えて揺動して折畳式ベッドの
使用に支障を来し、或いは支持台が収納位置を越えて揺
動して折畳式ベッドの格納に支障を来す等の不都合な事
態の発生が防止される。
【0007】本発明の好ましい態様においては、折畳式
ベッドは、支持面が略鉛直に延在する収納位置から支持
面が略水平に延在する稼動位置へ支持台が揺動する際に
作動するダンパーを備える。ダンパーにより、支持台が
収納位置から稼動位置へ高速で揺動する事態の発生が防
止され、折畳式ベッドの安全性が向上する。
【0008】本発明の好ましい態様においては、折畳式
ベッドは、支持面が略鉛直に延在する収納位置へ向けて
支持台を付勢する付勢部材を備える。支持台が収納位置
へ向けて付勢されることにより、支持台を稼動位置から
収納位置へ揺動させる際の作業者の負荷が軽減される。
また、収納位置に在る支持台が意図に反して稼動位置へ
揺動する事態の発生が防止される。
【0009】本発明の好ましい態様においては、支持台
はフェノール樹脂を芯材とする樹脂板を有する。フェノ
ール樹脂を芯材とする樹脂板を有する支持台は、耐久性
に優れるので、不特定多数の人によって酷使される可能
性がある折畳式ベッドへの使用に適している。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施例に係る折畳式ベッ
ドを説明する。図1〜5に示すように、折畳式ベッドA
は、平面視長方形の支持台1と、支持台1の長辺1′の
近傍で長辺1′に平行に延在する第1軸線X回りに支持
台1を揺動可能に支持する固定支持部材2と、支持台1
の長辺1′に平行に延在する第2軸線Y回りに揺動可能
に、第1軸線Xから離隔する側の支持台1の長辺1″の
近傍で支持台1に取り付けられた第1手摺3と、第1軸
線Xに近接する側の支持台1の長辺1′の近傍で固定支
持部材2に固定された第2手摺4と、第1軸線Xと第2
軸線Yとの間で長辺1′に平行に延在する第3軸線Z回
りに揺動可能に支持台1に取り付けられた脚5とを備え
ている。
【0011】図1〜6に示すように、支持台1は、金属
製の角パイプから成るフレーム11と、合板と発泡ウレ
タン樹脂とを塩化ビニールシートで包み込んだマットレ
ス12とを有している。マットレス12はフレーム11
に固定されている。図7に示すように、第1軸線Xを中
心軸線とする丸パイプ13が、ブラケットを介してフレ
ーム11に固定されている。丸パイプ13の両端13
a、13bは開放されている。一端13a近傍に挿入固
定された仕切板に矩形穴13cが形成されている。
【0012】図1〜5、7に示すように、軸受金具14
が、ネジ、ボルト等を用いて固定支持部材2の頂部に着
脱可能に固定されている。軸受金具14は、基板14a
と、基板14aに固定され基板14aから起立する一対
の支持腕14b、14cと、一対の軸受14d、14e
とを有している。軸受け14dは半部分14d′、14
d″を有している。半部分14d′、14d″は、支持
腕14bを挟持した状態で、複数のネジ14fにより一
体に締結されて支持腕14bに固定されている。軸受け
14eは半部分14e′、14e″を有している。半部
分14e′、14e″は、支持腕14cを挟持した状態
で、複数のネジ14gにより一体に締結されて支持腕1
4cに固定されている。
【0013】丸パイプ13の一端13aが軸受14dの
半部分14d′に嵌入し、他端13bが軸受14eの半
部分14e′に嵌入することにより、支持台1は、固定
支持部材2によって第1軸線X回りに揺動可能に支持さ
れている。積層された複数の板バネから成るトーション
バー6が、一端13bから丸パイプ13へ挿入されてい
る。トーションバー6の一端6aは、仕切板に形成され
た矩形穴13cに挿通されている。トーションバー6の
他端6bは、軸受14eの半部分14e″に形成された
矩形穴14hに挿通されている。半部分14e″に形成
されたネジ14gの挿通穴14iは、円弧状の長穴であ
り、ネジ14gを緩めると半部分14e″を第1軸線X
回りに回動させることができる。ネジ14gを緩め、半
部分14eを第1軸線X回りに回動させてトーションバ
ー6を第1軸線X回りに捩じり、ネジ14gを締め付け
て、軸受け14eを支持腕14cに固定している。この
結果、図1〜4に示すように、マットレス12の表面平
坦部、すなわち支持台1の支持面1aが略水平に延在す
る稼動位置から、図5に示すように支持台1の支持面1
aが略鉛直に延在する収納位置へ向けて、支持台機1を
付勢する付勢力が、トーションバー6から支持台1に印
加されている。
【0014】図7に示すように、フレーム11にネジ止
めされたブラケットに、ロータリーダンパー7がネジ止
めされている。ロータリーダンパー7の回転軸7aは、
第1軸線Xと同軸に延在している。回転軸7aの一端
が、軸受14dの半部分14d″に係止されたキー7b
に係合することにより、回転軸7aの第1軸線X回りの
回転が禁止されている。支持台1が第1軸線X回りに収
納位置から稼動位置へ揺動すると、ロータリーダンパー
7の内部部材が回転軸7aに対して相対回転し、支持台
1の揺動角速度に比例する抵抗トルクがロータリーダン
パー7に発生する。
【0015】図8に示すように、第1手摺3は、手摺部
3aと、一対の脚部3b、3cとを有している。脚部3
b、3cに軸部材3d、3eが固定されている。軸部材
3d、3eにフランジ3f、3gが固定されている。軸
部材3d、フランジ3fと、軸部材3e、フランジ3g
とに、同軸に延在するネジ穴3hと3iとが形成されて
いる。フランジ3fに穴3jが形成されている。フラン
ジ3gにピン3mが固定されている。
【0016】図6、9、10に示すように、フレーム1
1に一対の支持腕15、16が固定されている。支持腕
15、16に、第2軸線Yと同軸に配設された穴15
a、16aが形成されている。支持面1aに直交する方
向に且つ支持面1aに接近する方向に穴15aから距離
を隔てて、支持腕15に係止穴15bが形成されてい
る。穴15aの中心と係止穴15bの中心との間の距離
は、ネジ穴3hの中心と穴3jの中心との間の距離と同
一値に設定されている。ピン17が係止穴15bに挿通
されている。ピン17はバネ17aにより、支持腕16
の方向へ付勢されている。バネ17aは支持腕15に取
り付けられたケース17b内に収容されている。ピン1
7の支持腕16から離隔する側の端部にツマミ17cが
固定されている。穴16aと同心に配設され、略270
度に亘って延在する円弧状の穴16bが、支持腕16に
形成されている。穴16bの配設円の半径はネジ穴3i
の中心とピン3mの中心軸線との間の距離と同一値に設
定されている。フランジ3fが支持腕15に対峙し、フ
ランジ3gが支持腕16に対峙した状態で、第1手摺3
は支持腕15、16の間に挿入されている。支持腕15
の穴15aに挿通されフランジ3fと軸部材3dとのネ
ジ穴3hに螺合するボルト3nと、支持腕16の穴16
aに挿通されフランジ3gと軸部材3eとのネジ穴3i
に螺合するボルト3nと同様のボルトとにより、第1手
摺3は、第2軸線Y回りに揺動可能に支持台1に取り付
けられている。ピン3mが円弧状の穴16bに係合する
ことにより、第1手摺3の揺動範囲は、第1手摺3が支
持面1aから略90度起立する第1位置と、第1位置か
ら支持台1の裏面へ向けて略270度揺動した第2位置
との間に規制される。第1手摺3が支持面1aから略9
0度起立した第1位置に在る時、バネ17aにより付勢
されたピン17が穴3jに嵌入して第1手摺3を揺動不
能にする。バネ17aの付勢力に抗してツマミ17cを
引くことにより、ピン17を穴3jから離脱させること
ができる。
【0017】図11に示すように、脚5は正面視U形の
本体5aを有している。両端が閉鎖された筒状の軸部材
5b、5cが本体5aの両端に固定されている。軸部材
5b、5cの両端に穴が形成されている。軸部材5cの
一端にカムプレート5dが固定されている。カムプレー
ト5dにピン5eが固定されている。ピン5eは軸部材
5cと平行に延在している。両端部が折り曲げられたコ
字状の支持部材18a、18bが、図6(a)に示すよ
うにフレーム11に固定されている。支持部材18a、
18bの折り曲げられた両端部に、第3軸線Zと同軸に
穴が形成されている。軸部材5bの両端の穴と支持部材
18aの両端部の穴とに挿通した通しボルトの両端にナ
ットを螺合させ、軸部材5cの両端の穴と支持部材18
bの両端部の穴とに挿通した通しボルトの両端にナット
を螺合させることにより、脚5は第3軸線Z回りに揺動
可能に支持台1に取り付けられている。図7に示すよう
に、軸受金具14の支持腕14cにピン14jが固定さ
れている。ピン14jは第1軸線Xと平行に延在してい
る。図1、4、5に示すように、リンクアーム8の一端
がピン5eに回動可能に係合し、他端がピン14jに回
動可能に係合している。リンクアーム8とカムプレート
5dと支持腕14cとフレーム11とにより、リンク機
構9が構成されている。
【0018】第2手摺4は、ネジ、ボルト等を用いて固
定支持部材4の頂部に着脱可能に固定されている。
【0019】折畳式ベッドAの作動を説明する。折畳式
ベッドAを使用しない時、支持台1は、図5に示すよう
に、支持面1aが略鉛直に延在する収納位置に在る。支
持台1が収納位置に在る時、第1軸線X回りに支持台1
を二重矢印方向へ揺動させる付勢力がトーションバー6
から支持台1に印加されると共に、支持台1の長辺1′
近傍部が支持腕14b、14cに当接して支持台1の二
重矢印方向への揺動が規制されている。この結果、支持
台1は収納位置に保持されている。ピン17は穴3jか
ら離脱しており、第1手摺3は、自重により下方へ垂れ
下がり、支持台1の裏面に添った第2位置に在る。脚5
の本体5aは支持面1aに平行に延在している。
【0020】折畳式ベッドAを使用する際には、ベッド
使用者が支持台1の長辺1″に手を掛け、トーションバ
ー6の付勢力に抗して、支持面1aが略鉛直に延在する
収納位置から支持面1aが略水平に延在する稼動位置ま
で、第1軸線X回りに支持台1を略90度揺動させる。
ロータリーダンパー7が作動し、支持台1は低速で揺動
する。支持台1が収納位置から稼動位置へ揺動する際
に、リンク機構9が作動して、脚5が第3軸線Z回りに
揺動する。支持台1が稼動位置に達すると、図4に示す
ように、脚5の本体5aは支持面1aに直交し、本体5
aの下端が床面に当接する。稼動位置に支持台1が在る
時、支持台1は自重により第1軸線X回りに三重矢印方
向へ付勢されると共に、脚5の本体5aの下端が床面に
当接して支持台1の三重矢印方向への揺動が規制されて
いる。この結果、支持台1は稼動位置に保持されてい
る。支持台1が収納位置から稼動位置へ揺動する際に、
第1手摺り3は自重で第2位置から揺動し、支持台1が
稼動位置に達すると、支持台1から下方へ垂れ下がる。
第1手摺3を使用する場合には、ベッド使用者は、支持
台1から下方へ垂れ下がった第1手摺3を第2軸線Y回
りに第1位置まで揺動させる。バネ17aの付勢力を受
けたピン17が穴3jに嵌入し、図2、3に示すよう
に、第1手摺3を第1位置にロックする。この結果、折
畳式ベッドAは使用可能状態となる。
【0021】折畳式ベッドAの使用が停止されると、ベ
ッド使用者は、上記と逆の手順で、支持台1を第1軸線
X回りに収納位置まて揺動させて折り畳む。トーション
バー6から支持台1に印加される付勢力により、支持台
1を収納位置へ向けて揺動させる際の介護者の負荷が軽
減される。収納位置まで揺動した支持台1は収納位置に
保持される。ツマミ17cを引いてピン17を穴3jか
ら離脱させ、第1手摺3を第1位置から支持台1の裏面
へ向けて90度以上揺動させると、第1手摺3は自重に
より第2位置まで揺動して第2位置に保持される。
【0022】折畳式ベッドAにおいては、車椅子が横付
けされる側の支持台長辺1″の近傍に配設された第1手
摺3に加えて、車椅子が横付けられる側とは反対側の支
持台長辺1′の近傍に第2手摺4が配設されているの
で、車椅子使用者は、車椅子から支持台1のマットレス
12へ移乗する際のみならず、マットレス12への移乗
後にマットレス12の中央部へ移動し、或いは体の位置
を微調整する際にも、十分な手掛かりを得ることができ
る。
【0023】第1手摺3を、支持台1の支持面1aから
略90度起立した第1位置において揺動不能とすること
により、車椅子から支持台1のマットレス12へ移乗す
る際、移乗後にマットレス12の中央部へ移動する際、
体の位置を微調整する際の、第1手摺3による手掛かり
が安定する。支持台1が収納位置に在る時に、第1手摺
3を、自重により、支持台1の裏面に添った第2位置に
保持することができ、支持台1からの水平突出物を無く
すことができ、支持台1収納時の折畳式ベッドAの安全
性を向上させることができる。折畳式ベッドAは、第1
手摺3を第1位置において揺動不能とするピン17を有
するロック機構を備えているので、同様のロック機構を
後付けする必要が無く、使い勝手が良い。
【0024】バネ17aで付勢されたピン17を有する
ロック機構においては、第1手摺3が揺動して第1位置
に到達すると、支持腕15の係止穴15bに挿通された
ピン17がバネ17aの付勢力を受けて第1手摺3の穴
3jにも挿通されて、第1手摺3は第1位置において揺
動不能となる。ピン17を操作することなく第1手摺3
を第1位置にロックできるので、便利である。
【0025】折畳式ベッドAにおいては、支持腕14
b、14c、脚5により、支持台1の揺動範囲が、支持
面1aが略水平に延在する稼動位置と支持面1aが略鉛
直に延在する収納位置との間に規制されているので、支
持台1が稼動位置を越えて揺動して折畳式ベッドAの使
用に支障を来し、或いは支持台1が収納位置を越えて揺
動して折畳式ベッドAの格納に支障を来す等の不都合な
事態は発生しない。
【0026】折畳式ベッドAにおいては、ダンパー7に
より、支持台1が収納位置から稼動位置へ高速で揺動す
る事態の発生が防止されており、安全性が向上してい
る。折畳式ベッドAにおいては、トーションバー6によ
り、支持面1aが略鉛直に延在する収納位置へ向けて支
持台1が付勢されているので、支持台1を稼動位置から
収納位置へ揺動させる際の介護者の負荷が軽減される。
また、収納位置に在る支持台1が意図に反して稼動位置
へ揺動する事態の発生が防止される。
【0027】折畳式ベッドAにおいて、マットレス12
に代えてフェノール樹脂を芯材とする樹脂板をフレーム
1に固定しても良い。フェノール樹脂を芯材とする樹脂
板を有する支持台1は、耐久性に優れるので、不特定多
数の人によって酷使される可能性がある折畳式ベッドへ
の使用に適している。
【0028】板バネを積層したトーションバー6には、
板バネの積層数を調整して、トーションバー6から支持
台1に印加する付勢力を容易に調整できるという利点が
ある。トーションバー6とロータリーダンパー7とを同
軸に配設することにより、両者の配置がコンパクト化さ
れる。第2手摺4は着脱可能に固定支持部材2に固定さ
れているので、損傷し或いは外力により変形した場合に
は、容易に取り替えることができる。軸受金具14は着
脱可能に固定支持部材2に固定されているので、軸受金
具14を固定支持部材2から取り外し、折畳式ベッドA
を、固定支持部材2と第2手摺4とを含む下部と、残余
の部材を含む上部とに分離することができる。下部と上
部とを適正に組み合わせて梱包すれば、折畳式ベッドA
を一体化したまま梱包する場合に比べて梱包体の体積が
減少し、折畳式ベッドAの搬送が容易になる。
【0029】板バネが積層されたトーションバー6に代
えて丸棒のトーションバーを使用しても良い。マットレ
ス12に代えてフェノール樹脂を芯材とする樹脂板をフ
レーム1に固定しても良い。フェノール樹脂を芯材とす
る樹脂板を有する支持台1は、耐久性に優れるので、不
特定多数の人によって酷使される可能性がある折畳式ベ
ッドへの使用に適している。
【0030】図8(b)で一点鎖線で示すように、フラ
ンジ3fに、穴3jから周方向に略270度の間隔を隔
てて穴3kを形成しても良い。第1手摺3が第2位置ま
で揺動するとバネ17aにより付勢されたピン17が穴
3kに嵌入して、第1手摺3を自動的に第2位置にロッ
クするので、支持台1収納時の安全性が高い折畳式ベッ
ドAが得られる。
【0031】支持台1は、フレーム11とマットレス1
2とに加えて、図12、13に示すように、フレーム1
1を覆うカバー19を有するが、カバー19の表面すな
わち支持台1の裏面に凹部19aを形成し、第2位置に
在る第1手摺3を凹部19aに収容しても良い。支持面
1aが略鉛直に延在する収納位置に支持台1が在る時
に、第1手摺3を支持台1の裏面に添わせて凹部19a
内に収容することにより、支持台1からの水平突出物を
無くすことができ、支持台1収納時の折畳式ベッドAの
安全性を向上させることができる。
【0032】
【発明の効果】上記説明から分かるように、本発明に係
る折畳式ベッドにおいては、支持面が水平に延在する稼
動位置から支持面が鉛直に延在する収納位置へ、支持台
を揺動させて、支持台を折り畳むことができる。車椅子
が横付けされる側の支持台長辺の近傍に配設された第1
手摺に加えて、車椅子が横付けられる側とは反対側の支
持台長辺の近傍に第2手摺が配設されているので、車椅
子使用者は、車椅子から稼動位置に在る支持台へ移乗す
る際のみならず、支持台への移乗後に支持台の中央部へ
移動し、或いは体の位置を微調整する際にも、第1手摺
と第2手摺とにより十分な手掛かりを得ることができ
る。第1手摺を支持台の裏面側へ揺動させることによ
り、支持台を収納位置から稼動位置へ揺動させる際に、
第1手摺を手掛かりとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る折畳式ベッドの構造図で
あり、支持台が稼動位置に在る時の透視上面図である。
【図2】本発明の実施例に係る折畳式ベッドの構造図で
あり、支持台が稼動位置に在る時の正面図である。
【図3】本発明の実施例に係る折畳式ベッドの構造図で
あり、支持台が稼動位置に在る時の左側面図である。
【図4】本発明の実施例に係る折畳式ベッドの構造図で
あり、支持台が稼動位置に在る時の右側面図である。
【図5】本発明の実施例に係る折畳式ベッドの構造図で
あり、支持台が収納位置に在る時の左側面図である。
【図6】本発明の実施例に係る折畳式ベッドの支持台を
構成するフレームの構造図である。(a)は平面図であ
り、(b)は背面図であり、(c)は左側面図であり、
(d)は右側面図である。
【図7】本発明の実施例に係る折畳式ベッドの支持台の
固定支持部材への取付部の分解斜視図である。
【図8】本発明の実施例に係る折畳式ベッドの第1手摺
の構造図である。(a)は正面図であり、(b)は左側
面図であり、(c)は右側面図であり、(d)は上面図
である。
【図9】本発明の実施例に係る折畳式ベッドの第1手摺
の支持台への取付部の詳細構造図である。
【図10】本発明の実施例に係る折畳式ベッドの第1手
摺の支持台への取付部の詳細構造図である。
【図11】本発明の実施例に係る折畳式ベッドの脚の構
造図である。(a)は正面図であり、(b)は右側面図
であり、(c)は上面図である。
【図12】本発明の他の実施例に係る折畳式ベッドの構
造図である。(a)は支持台が収納位置に在る時の左側
面図であり、(b)は(a)のb−b矢視図である。
【図13】本発明の他の実施例に係る折畳式ベッドの、
支持台が収納位置に在る時の斜視図である。
【符号の説明】
A 折畳式ベッド 1 支持台 1a 支持面 2 固定支持部材 3 第1手摺 4 第2手摺 5 脚 6 トーションバー 7 ロータリーダンパー 8 リンクアーム 9 リンク機構 19 カバー 19a 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 追田 秀一 大阪府河内長野市上原町250−2 Fターム(参考) 4C040 AA08 AA14 BB02 EE04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面視長方形の支持台と、支持台長辺に
    平行に延在する第1軸線回りに支持台を揺動可能に支持
    する固定支持部材と、支持台長辺に平行に延在する第2
    軸線回りに揺動可能に、第1軸線から離隔する側の支持
    台長辺の近傍で支持台に取り付けられた第1手摺と、第
    1軸線に近接する側の支持台長辺の近傍で固定支持部材
    に固定された第2手摺とを備えることを特徴とする折畳
    式ベッド。
  2. 【請求項2】 第1手摺は支持台の支持面から略90度
    起立した第1位置と第1位置から支持台の裏面側へ略2
    70度揺動した第2位置との間で揺動可能であり、第2
    位置に在る第1手摺を収容する凹部が支持台の裏面に形
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の折畳式
    ベッド。
  3. 【請求項3】 支持台の揺動範囲を、支持面が略水平に
    延在する稼動位置と支持面が略鉛直に延在する収納位置
    との間に規制する揺動規制機構を備えることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の折畳式ベッド。
  4. 【請求項4】 支持面が略鉛直に延在する収納位置から
    支持面が略水平に延在する稼動位置へ支持台が揺動する
    際に作動するダンパーを備えることを特徴とする請求項
    1乃至3の何れか1項に記載の折畳式ベッド。
  5. 【請求項5】 支持面が略鉛直に延在する収納位置へ向
    けて支持台を付勢する付勢部材を備えることを特徴とす
    ることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載
    の折畳式ベッド。
  6. 【請求項6】 支持台はフェノール樹脂を芯材とする樹
    脂板を有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか
    1項に記載の折畳式ベッド。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100709310B1 (ko) * 2006-08-18 2007-04-20 김진양 판재 절단장치
JP2010201074A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Toto Ltd 収納式多目的シート
JP2010201075A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Toto Ltd 収納式多目的シート
JP2010220656A (ja) * 2009-03-19 2010-10-07 Toto Ltd 収納式多目的シート

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