JPH0542758U - 継手用シールカバー - Google Patents

継手用シールカバー

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JPH0542758U
JPH0542758U JP9772291U JP9772291U JPH0542758U JP H0542758 U JPH0542758 U JP H0542758U JP 9772291 U JP9772291 U JP 9772291U JP 9772291 U JP9772291 U JP 9772291U JP H0542758 U JPH0542758 U JP H0542758U
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JP
Japan
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spherical shell
spherical
outer race
inner peripheral
seal cover
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9772291U
Other languages
English (en)
Inventor
公志 奥山
千代太 緒方
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アウターレース4の外周に球面殻7を装着す
る際の嵌着力を小さくして装着性を向上させる。また球
面殻7とアウターレース4の間に泥等が侵入するのを防
止する。 【構成】 球面殻7の軸方向端面20に所要数の凹部2
1を設けて球面殻7の最先端部を径方向に弾性変形し易
くし、該球面殻7をアウターレース4へ装着し易くす
る。また球面殻7の端部内周縁に内周方向へ向けてスク
レーパ突起23を設けて作動時にアウターレース4に付
着した泥等を掻き落す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、継手用シールカバーに係り、更に詳しくは、自在継手の開口部を被 覆して潤滑剤の漏失とダスト等の侵入を防止する継手用シールカバーの改良に関 する。
【0002】
【従来の技術】
本願出願人は、先に、図7に示す継手用シールカバーを実用新案登録出願して いる(実開平2−150419号公報参照)。 すなわち、この継手用シールカバーは、同軸上に配置した2本の軸1,2を揺 動自在に接続し、アウターレース4を備え、アウターレース4に球面状の外周面 5を設けた自在継手3の開口部6を被覆するものであって、アウターレース4に 摺動自在に外挿され、アウターレース4に対して相対揺動する一方の軸1側の端 部(以下、小径側端部と称する)に球面状溝8を設け、球面状溝8に球面状内壁 9と球面状外壁10を設けた第1の球面殻7と、一方の軸1に取り付けられ、球 面状溝8に挿入される球面状本体13を設け、球面状本体13に球面状内面14 と球面状外面15を設け、球面状内面14を球面状内壁9に摺動させる第2の球 面殻12と、を有している。第1の球面殻7の小径側端部に第2の球面殻12の 球面状外面15に摺動する第1のシール部16が設けられ、同じく他方の軸2側 の端部(以下、大径側端部と称する)にアウターレース4の外周面5に摺動する 第2のシール部17が設けられている。両シール部16,17はそれぞれゴム製 のシールリップを備えている。第2の球面殻12はゴム製のキャップ18を介し て軸1に取り付けられている。
【0003】 上記継手用シールカバーは次のように作動する。すなわち、2本の軸1,2の 揺動角度が所定角度に達するまでは、第1の球面殻7と第2の球面殻12とが球 面状内壁9と球面状内面14において摺動する。第1の球面殻7はアウターレー ス4に対して静止したままである。2本の軸1,2の揺動角度が所定角度に達す ると、図示したように、球面状本体13の先端部が球面状溝8の奥端壁11に当 接し、更に、揺動角度が所定角度を越えると、球面状本体13の先端部が奥端壁 11を押すために第1の球面殻7がアウターレース4に対して矢示方向に摺動す る。
【0004】 図8は図7の要部を拡大して示している。第1の球面殻7にはアウターレース 4の球面状の外周面5と摺動する球面状の内周面19が設けられ、該外周面5の 径寸法と内周面19の径寸法は同じ大きさD0 に設定されている。この径寸法D 0 は球の直径寸法であり、かつアウターレース4の最大外径寸法である。第1の 球面殻7をアウターレース4の外周に装着した後、該第1の球面殻7がアウター レース4から簡単に離脱しないように、第1の球面殻7の大径側端部の最先端部 の内径寸法D1 はアウターレース4の最大外径寸法D0 より若干小さく設定され ている(D1 <D0 )。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術には次の問題がある。すなわち、第1の球面殻7の大径側端部の 最先端部の内径寸法D1 がアウターレース4の最大外径寸法D0 より小さく設定 されているために、装着時に第1の球面殻7の大径側端部の最先端部がアウター レース4の最大外径部を乗り越える必要があり、この乗り越えの際に嵌合力が過 大となって装着性が良くない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は以上の点に鑑み、上記先行技術にみられる問題を解消するために案出 されたものであって、この目的を達成するため、同軸上に配置した2本の軸を揺 動自在に接続し、アウターレースを備え、前記アウターレースに球面状の外周面 を設けた自在継手の開口部を被覆する継手用シールカバーであって、前記アウタ ーレースに外挿される球面殻を備え、前記球面殻に前記外周面と摺動する球面状 の内周面を設け、前記球面殻の最先端部の内径寸法を前記アウターレースの最大 外径寸法より小さく設定した継手用シールカバーにおいて、前記球面殻の軸方向 端面に所要数の凹部を設け、前記球面殻の端部内周縁に内周方向へ向けてスクレ ーパ突起を設けたことを特徴とする継手用シールカバーを提供する。
【0007】
【作用】
球面殻の軸方向端面に所要数の凹部を設け、この凹部があることにより球面殻 の最先端部を径方向に弾性変形し易くし、球面殻をアウターレースへ装着し易く する。弾性変形し易くなるのは最先端部の、凹部より内周側の部分である。また この内周側の部分が作動時に開き勝手となって該部分とアウターレースの間に泥 等が侵入するのを防止するために端部内周縁に内周方向へ向けてスクレーパ突起 を設けてなる。
【0008】
【実施例】
つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説明すると、当該継手用シールカバ ーは上記従来技術に対して次の特徴を備えている。
【0009】 すなわち、図1および図2に示すように、第1の球面殻7の大径側端部の軸方 向端面20に多数の丸穴状の凹部21が等配に設けられ、該凹部21があること によって該球面殻7の大径側端部の最先端部が凹部21より内周側の部分22に おいて径方向に弾性変形し易くなっており、該球面殻7をアウターレース4へ装 着し易くなっている。また、このように凹部21を設けると内周側の部分22が 作動時に開き勝手となって該部分22とアウターレース4の間に泥等が侵入する ことが懸念されるが、該球面殻7の大径側端部の内周縁に内周方向へ向けてスク レーパ突起23を設けておくことにより作動時にアウターレース4に付着した泥 等を掻き落し、泥等が侵入するのを防止することができる。スクレーパ突起23 は環状であって、該スクレーパ突起23に隣接して環状凹部24が設けられてい る。環状凹部24は摺動時における球面殻7の熱膨張を吸収する。 凹部21の数、位置および大きさは球面殻7の材質や要求仕様(嵌合力、離脱 力)によって適宜設定する。凹部21の位置が内周寄りであるとスクレーパ突起 23にリップ機能を持たせることができる。第1の球面殻7は、図7に示したよ うに、内周側のウレタン樹脂製のソック7aと外周側の金属製のシェル7bとを 備えており、凹部21の位置が外周寄りであるとソック7aのシェル7bに対す る装着性を向上することができる。図1の凹部21はアウターレース4の中心軸 と平行であるが、図3に実線または鎖線で示すように中心軸対して角度を持たせ ても良い。
【0010】 凹部21は図4および図5に示すように角穴形でも良い。また図6に示すよう に互いに隣り合う凹部21と凹部21の間の仕切り25を開口部26から後退さ せることとし、この仕切り25をどれだけ後退させるかにより嵌合力を調整する ようにしても良い。
【0011】
【考案の効果】
本考案は次の効果を奏する。すなわち、球面殻の軸方向端面に所要数の凹部を 設けたために球面殻の最先端部が径方向に弾性変形し易くなり、該球面殻をアウ ターレースへ装着し易くなる。また球面殻の端部内周縁に内周方向へ向けてスク レーパ突起を設けたために該スクレーパ突起によって作動時にアウターレースに 付着した泥等を掻き落し、泥等が球面殻とアウターレースの間に侵入するのを防 止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る継手用シールカバーの要
部断面図
【図2】図1におけるA方向矢視図
【図3】本考案の他の実施例に係る継手用シールカバー
の要部断面図
【図4】本考案の他の実施例に係る継手用シールカバー
の要部断面図
【図5】図4におけるB方向矢視図
【図6】本考案の他の実施例に係る継手用シールカバー
の要部断面図
【図7】従来例に係る継手用シールカバーの断面図
【図8】同継手用シールカバーの要部拡大断面図
【符号の説明】 1,2 軸 3 自在継手 4 アウターレース 5 外周面 6 開口部 7 第1の球面殻(球面殻) 7a ソック 7b シェル 8 球面状溝 9 球面状内壁 10 球面状外壁 11 奥端壁 12 第2の球面殻 13 球面状本体 14 球面状内面 15 球面状外面 16 第1のシール部 17 第2のシール部 18 キャップ 19 内周面 20 軸方向端面 21 凹部 22 内周側部分 23 スクレーパ突起 24 環状凹部 25 仕切り 26 開口部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸上に配置した2本の軸1,2を揺動
    自在に接続し、アウターレース4を備え、前記アウター
    レース4に球面状の外周面5を設けた自在継手3の開口
    部6を被覆する継手用シールカバーであって、前記アウ
    ターレース4に外挿される球面殻7を備え、前記球面殻
    7に前記外周面5と摺動する球面状の内周面19を設
    け、前記球面殻7の最先端部の内径寸法D1 を前記アウ
    ターレース4の最大外径寸法D0 より小さく設定した継
    手用シールカバーにおいて、前記球面殻7の軸方向端面
    20に所要数の凹部21を設け、前記球面殻7の端部内
    周縁に内周方向へ向けてスクレーパ突起23を設けたこ
    とを特徴とする継手用シールカバー。
JP9772291U 1991-11-01 1991-11-01 継手用シールカバー Withdrawn JPH0542758U (ja)

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JP9772291U Withdrawn JPH0542758U (ja) 1991-11-01 1991-11-01 継手用シールカバー

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180026523A (ko) * 2015-07-24 2018-03-12 생-고뱅 퍼포먼스 플라스틱스 코포레이션 스크레이퍼 링

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180026523A (ko) * 2015-07-24 2018-03-12 생-고뱅 퍼포먼스 플라스틱스 코포레이션 스크레이퍼 링
US10626994B2 (en) 2015-07-24 2020-04-21 Saint-Gobain Performance Plastics Corporation Scraper ring

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Effective date: 19960208