JPH0542749U - 転がり軸受運転状態監視装置 - Google Patents
転がり軸受運転状態監視装置Info
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- JPH0542749U JPH0542749U JP9906891U JP9906891U JPH0542749U JP H0542749 U JPH0542749 U JP H0542749U JP 9906891 U JP9906891 U JP 9906891U JP 9906891 U JP9906891 U JP 9906891U JP H0542749 U JPH0542749 U JP H0542749U
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- strain gauge
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- rolling bearing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は転がり軸受が受ける荷重、温度上
昇、回転速度、回転加速度、異常振動等の運転状態をハ
ウジング又はスリ−ブに取り付けた歪ゲ−ジにより監視
することを目的としている。 【構成】 転がり軸受の外輪を固定したハウジング、又
は軸受の内輪を固定したスリ−ブに溝を設け歪ゲ−ジを
埋設又は貼付し、該歪ゲ−ジをブリッジ回路の隣接辺に
接続し、該ブリッジ回路の出力端子より軸受の荷重、温
度、回転速度、回転加速度、異常振動を測定し得る如く
なっている。
昇、回転速度、回転加速度、異常振動等の運転状態をハ
ウジング又はスリ−ブに取り付けた歪ゲ−ジにより監視
することを目的としている。 【構成】 転がり軸受の外輪を固定したハウジング、又
は軸受の内輪を固定したスリ−ブに溝を設け歪ゲ−ジを
埋設又は貼付し、該歪ゲ−ジをブリッジ回路の隣接辺に
接続し、該ブリッジ回路の出力端子より軸受の荷重、温
度、回転速度、回転加速度、異常振動を測定し得る如く
なっている。
Description
【0001】
本考案は、転がり軸受が受ける荷重、温度上昇、回転速度、回転加速度、異常 振動等の運転状態をハウジング又はスリ−ブに取り付けた歪ゲ−ジにより監視す る装置に関する。
【0002】
従来は、特開平1−206113号公報に示すように、転がり軸受の固定輪の 外側に2個の歪ゲ−ジを埋設または貼付し、その一方は円周方向に、他方は軸方 向に向くようにすると共に、両歪ゲ−ジをブリッジ回路の隣接辺に接続し、該ブ リッジ回路の出力端子に、ピ−クツ−ピ−ク振幅を測定する手段と、周波数測定 手段と、周波数の変化率を測定する手段と、高周波成分の振幅を測定する手段と の少なくとも一つを接続すると共に、軸方向の歪ゲ−ジの端子電圧測定手段を備 えることを特徴とするセンサ−付き転がり軸受が知られている。
【0003】
上記従来技術にあっては、軸受そのものに歪ゲ−ジ及びリ−ド線が配設されて いるので、軸受をハウジング又はスリ−ブに組み込み等の取扱いが困難であり、 又軸受そのものが損傷した場合、歪ゲ−ジが損傷を受けていなくても軸受と一緒 に交換しなければならないという問題点があった。
【0004】
本考案は上記問題点を解決することを目的とし、転がり軸受の外輪を固定した ハウジング、又は軸受の内輪を固定したスリ−ブに溝を設け歪ゲ−ジを埋設又は 貼付し、該歪ゲ−ジをブリッジ回路の隣接辺に接続し、該ブリッジ回路の出力端 子より軸受の荷重、温度、回転速度、回転加速度、異常振動を測定し得る如くな したことを特徴とする。
【0005】
図1乃至図5は本考案の第1実施例で、転がり軸受の外輪1をハウジング2に 固定し、該ハウジング2外周一部に溝3を形成し歪ゲ−ジ7を貼付してある。5 は内輪である。歪ゲ−ジ7と外輪1の外周面との間隔δは5mmである。歪ゲ−ジ 7はその長手方向を円周方向に向けて配置した歪ゲ−ジ71と、それと直交する 方向に向けて配置した歪ゲ−ジ72とから構成されている。
【0006】 歪ゲ−ジ71と歪ゲ−ジ72は図4に示すように、抵抗R1,R2と共に構成さ れるブリッジ回路の隣接辺に接続される。ブリッジ回路の出力信号Aは図5に示 す処理回路の入力端子Aに供給され、歪ゲ−ジ72の両端から取り出した出力信 号Bは入力端子Bに供給される。
【0007】 出力信号Aは転動体が歪ゲ−ジ7の設置位置を通過する際の外輪1の反復した 歪に基づくものであるから、その振幅は荷重情報を含み、その周波数は速度情報 を含む。そして、温度による影響は両歪ゲ−ジ71,72が同一の影響を受けるた め打ち消されて出力されない。
【0008】 出力信号Bは軸方向に向けて配置した歪ゲ−ジ72の端子電圧であるため、外 輪1の歪の影響を受けにくゝ、温度の影響は受ける。従って、その出力信号は温 度情報を含んでいる。
【0009】 入力端子Aに供給された出力信号Aはアンプ10で増幅されたのち三つに分岐 され、そのうちの一つのピ−クツ−ピ−ク振幅測定回路11に供給され、その出 力信号は平均化回路12を経て表示(制御)回路13に供給される。第2の信号 は周波数測定回路14に供給され、その出力信号は直接及び微分回路15を経て 表示(制御)回路13に供給される。第3の出力信号はハイパスフィルタ16を 経てレベル測定回路17でレベルを測定され、その結果が表示(制御)回路13 に供給される。
【0010】 一方、入力端子Bに供給された出力信号Bはアンプ18、平滑回路19、レベ ル測定回路20を経て表示(制御)回路13に供給される。
【0011】 ピ−クツ−ピ−ク振幅測定回路11の出力信号は、転動体による外輪1の反復 歪の振幅を示し、転がり軸受の荷重を示すものであるが、変動成分を含むのでこ れを平均化回路12によって取り除き、表示(制御)回路13に荷重として表示 する。必要に応じて警報機を作動させてもよい(以下同様)。
【0012】 周波数測定回路14の出力信号は歪ゲ−ジ7の設置位置を通過するボ−ルの単 位時間当たりの数を示し、回転速度を意味する。又、その微分信号は回転加速度 を意味する。
【0013】 ハイパスフィルタ16は出力信号Aの高周波成分を選択出力するので、レベル 測定回路17の出力信号は転がり軸受の高周波振動を示すことゝなり、これによ り異常振動が検出できる。
【0014】 出力信号Bは温度情報を含むが振動成分も含むので、それを平滑化したものを 温度として表示する。この場合、レベル測定回路20あるいは表示(制御)回路 13が応答性の遅いものであれば平滑回路を省略できる。
【0015】 なお、前記実施例としてはブリッジの電源として直流を用いたが、交流を用い てもよい。その場合には出力信号の処理に際して同期整流が必要になる。
【0016】 図6は本考案の第2実施例で、転がり軸受の内輪5をスリ−ブ6に固定し、該 スリ−ブ6の内周一部に溝3を形成し、第1実施例と同様の歪ゲ−ジ4を貼付し てある。
【0017】 図7は本考案のラジアル荷重と反復歪の振幅のグラフで、Aは本考案、Bは外 輪外径中心に歪ゲ−ジを貼付した場合を示す。本考案Aは従来Bに比較して出力 は約45%であるが問題はない。
【0018】
本考案によると、転がり軸受の外輪を固定したハウジング、又は軸受の内輪を 固定したスリ−ブに溝を設け歪ゲ−ジを埋設又は貼付し、該歪ゲ−ジをブリッジ 回路の隣接辺に接続し、該ブリッジ回路の出力端子より軸受の荷重、温度、回転 速度、回転加速度、異常振動を測定し得る如くなしてあるので、軸受に歪ゲ−ジ を貼付していた従来装置にない下記の効果を有する。
【0019】 1) 軸受組込時等の取扱いが容易(軸受にセンサやリ−ド線がついていない)。 2) 軸受の交換は任意にできる(軸受が損傷してもセンサは再利用できる)。
【図1】本考案の第1実施例正断面図である。
【図2】図1の要部斜視図である。
【図3】図1の歪ゲ−ジ平面図である。
【図4】図1のブリッジ回路の回路図である。
【図5】図1の信号処理回路のブロック図である。
【図6】本考案の第2実施例正断面図である。
【図7】本考案第1実施例ラジアル荷重と反復歪の振幅
のグラフである。
のグラフである。
1 転がり軸受の外輪 2 ハウジング 3 溝 5 転がり軸受の内輪 6 スリ−ブ 7 歪ゲ−ジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 久保園 秀隆 東京都港区南麻布五丁目10番27号 アンリ ツ株式会社内 (72)考案者 関 恭一郎 東京都港区南麻布五丁目10番27号 アンリ ツ株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 転がり軸受の外輪を固定したハウジン
グ、又は軸受の内輪を固定したスリ−ブに溝を設け歪ゲ
−ジを埋設又は貼付し、該歪ゲ−ジをブリッジ回路の隣
接辺に接続し、該ブリッジ回路の出力端子より軸受の荷
重、温度、回転速度、回転加速度、異常振動を測定し得
る如くなした転がり軸受運転状態監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9906891U JPH0542749U (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 転がり軸受運転状態監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9906891U JPH0542749U (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 転がり軸受運転状態監視装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0542749U true JPH0542749U (ja) | 1993-06-11 |
Family
ID=14237513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9906891U Pending JPH0542749U (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 転がり軸受運転状態監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0542749U (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003042151A (ja) * | 2001-02-22 | 2003-02-13 | Nsk Ltd | 転がり軸受装置及びこの軸受装置のセンサ付きリング |
WO2003102434A1 (fr) * | 2002-05-17 | 2003-12-11 | Koyo Seiko Co., Ltd. | Unite de roulement a rouleaux avec capteur et unite de moyeu avec capteur |
WO2010052864A1 (ja) * | 2008-11-05 | 2010-05-14 | Ntn株式会社 | センサ付車輪用軸受 |
JP2018194432A (ja) * | 2017-05-17 | 2018-12-06 | 日本精工株式会社 | 回転体支持装置とその診断システムおよび診断方法 |
WO2022075157A1 (ja) * | 2020-10-05 | 2022-04-14 | ミネベアミツミ株式会社 | モータ |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS61228120A (ja) * | 1985-04-03 | 1986-10-11 | Koyo Seiko Co Ltd | 異常検出手段を備えた軸受装置 |
JPH01206113A (ja) * | 1988-02-12 | 1989-08-18 | Agency Of Ind Science & Technol | センサー付き転がり軸受 |
JPH03163214A (ja) * | 1989-11-17 | 1991-07-15 | Takano:Kk | 軸受装置 |
-
1991
- 1991-11-05 JP JP9906891U patent/JPH0542749U/ja active Pending
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