JPH054262B2 - - Google Patents

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JPH054262B2
JPH054262B2 JP2032079A JP3207990A JPH054262B2 JP H054262 B2 JPH054262 B2 JP H054262B2 JP 2032079 A JP2032079 A JP 2032079A JP 3207990 A JP3207990 A JP 3207990A JP H054262 B2 JPH054262 B2 JP H054262B2
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frame
brushing
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speed
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Takeuchi Tekko KK
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 A 発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は、洗車機、特にフレームと、このフレ
ームに昇降可能に設けられて車両上面をブラシン
グし得る上面回転ブラシとを備え、前記フレーム
と車両とを該車両の前後方向に相対運動させなが
ら上面回転ブラシをブラシングし得るようにした
形式の洗車機を用いた洗車方法に関する。
(2) 従来の技術 上記形式の洗車機を用いて車両の上面を洗浄等
のためにブラシングすることは従来普通に行われ
ていた。
(3) 発明が解決しようとする課題 従来、上記ブラシングに際してフレームと車両
とは、上面回転ブラシが車両のボンネツト面を通
過する時も天井面を通過する時も、常に同一速度
で相対運動するように制御されていた。
ところが車両のボンネツト面にはエンジンから
の放熱で水垢等の汚れが強固に付着する傾向があ
るので、その汚れを効果的に除去すべく上面回転
ブラシのボンネツト面通過速度、即ちフレームと
車両との相対運動速度を比較的低めに設定する
と、上面回転ブラシが天井面を必要以上にブラシ
ングすることとなつて処理時間が長くなるという
問題が生じ、一方、斯かる問題を回避すべく上記
相対運動速度を高めに設定すると、上記水垢等の
汚れが強固に付着したボンネツト面に対してブラ
シングを十分には行い得ず、該汚れに対する除去
効果が低下するという、別の問題が生じる。
本発明は上記に鑑み提案されたもので、従来の
上記問題を一挙に解決し得る洗車方法を提供する
ことを目的とする。
B 発明の構成 (1) 課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、フレーム
と、このフレームに昇降可能に設けられて車両上
面をブラシングし得る上面回転ブラシと、前記フ
レームと車両とを該車両の前後方向に相対運動さ
せるための駆動手段とを備えた洗車機を用いる洗
車方法において、前記上面回転ブラシにより車両
のボンネツト面をブラシングする時の、前記フレ
ームと車両との相対運動速度が、同車両の天井面
をブラシングする時のそれよりも低速となるよう
に前記駆動手段を制御することを特徴とする。
(2) 作用 車両のボンネツト面に対するブラシング時に
は、フレームと車両との相対運動速度が低速側に
切換えられるため、そのボンネツト面に水垢等の
汚れが強固に付着していても、該ボンネツト面を
時間をかけ十分にブラシングして該汚れを効果的
に除去することができる。
一方、上記汚れが比較的落ち易い車両天井面に
対するブラシング時には、ボンネツト面に対する
ブラシング時よりも上記相対運動速度が速められ
るから、該天井面を迅速的確にブラシングするこ
とができる。
(3) 実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説
明すると、先ず第1図において、本発明方法を実
施するための洗車機1は、図示しない車両を跨ぐ
門型フレーム2を備え、このフレーム2は前記車
両の側方で地上に敷設された走行レール3に沿つ
て走行可能、すなわち、前記車両の前後方向に沿
つて矢符4で示す方向に走行可能である。
前記フレーム2には、洗浄、ワツクス塗布、乾
燥、水垢除去等の処理を行なうために、回転ブラ
シ装置B、乾燥装置D、洗剤噴霧装置C、ワツク
ス塗布装置W、水垢除去剤散布装置M1、M2およ
びリンス水噴霧装置R1、R2がそれぞれ設けられ
る。
またフレーム2には、左右一対の走行用原動機
RMが搭載されており、それらの走行用原動機
RMの出力は減速機40で減速され、さらに減速
機40の出力軸に固定されたスプロケツト41
と、レール3上の駆動輪42に設けられたスプロ
ケツト43との間には無端状チエン44が懸回さ
れる。前記走行用原動機RMは、回転数変換型で
あり、例えば極数変換モータを使用して高速時は
2極、低速時は4極に変換するものであり、高低
2段階に切換可能である。而して前記走行レール
3、駆動輪42、原動機RM、減速機40、両ス
プロケツト41,43及びチエン44は互いに協
働して本発明の駆動手段7を構成する。
第2図を併せて参照して回転ブラシ装置Bは、
上面回転ブラシ5と、一対の側面回転ブラシ6と
を備える。上面回転ブラシ5は、フレーム2に回
動自在に支承された水平な横軸8に揺動腕9を介
して揺動自在に支承される。すなわち、横軸8は
左右で対をなしてフレーム2に回動自在に支承さ
れ、それらの横軸8の先端に直角に固着された一
対の揺動腕9の一端間に上面回転ブラシ5が軸支
される。また一方の揺動腕9の他端には、バラン
スウエイトとしての機能をも果す重量物としての
原動機10が支持されており、この原動機10の
駆動力は、一方の揺動腕9内の伝動機構(図示せ
ず)を介して上面回転ブラシ5に伝達される。さ
らに他方の揺動腕9の他端にはバランスウエイト
50が固定される。このように、両揺動腕9の一
端間に上面回転ブラシ5が軸支され、揺動腕9の
他端には重量物としての原動機10およびバラン
スウエイト50が固定されることにより、横軸8
を中心とする上面回転ブラシ5側のモーメント
と、前記重量物側のモーメントとの差に応じた接
触面圧で上面回転ブラシ5が車両の上面に接触す
る。
一方の横軸8には、スプロケツト11が固定さ
れており、該横軸8の下方でフレーム2には中間
軸12が回動自在に支承される。この中間軸12
には他のスプロケツト13が固定される。両スプ
ロケツト11,13には無端状チエン14が懸回
されており、このチエン14の途中に固着された
取付金具15には、フレーム2に下端を支承され
たエアシリンダ16のピストン棒17が連結され
る。したがつて、エアシリンダ16を縮小駆動す
れば、上面回転ブラシ5を第1図の二点鎖線で示
すように上方格納位置に保持することができる。
またエアシリンダ16を不作動の状態にすると、
上面回転ブラシ5は、車両上面との接触に応じ
て、横軸8を支点としてフレーム2の前後に自由
に揺動することができる。
第3図において、他方の横軸8の途中にはカム
51が固定され、このカム51に対応してフレー
ム2には、本発明の検知器としてのリミツトスイ
ツチ52が配設される。カム51は、横軸8の中
心から中心角αを有して半径方向に延びる一対の
傾斜面53,54と、それらの傾斜面の先端から
屈曲して相互に離反する方向に延びる一対の当接
面55,56と、両当接面55,56の先端間を
結ぶ円弧面57とから成る外周面を有する。これ
によりカム51は、中心角αをなす両傾斜面5
3,54および両当接面55,56間を円板から
切欠いた形状をなし、上面回転ブラシ5が最下方
にあるときにその切欠き部が上方に位置するよう
にして、他方の横軸8に固定される。リミツトス
イツチ52は、そのアクチユエータ58に両当接
面55,56が当接可能となるようにして、カム
51の上方でフレーム2に支持される。しかもリ
ミツトスイツチ52は、アクチユエータ58が第
3図の実線で示すように垂下された状態にあると
きと、二点鎖線で示すように左右両側で上方位置
に回動したときでスイツチング態様を変化させる
ように構成されている。すなわち、上面回転ブラ
シ5の揺動動作に応じてカム51が矢符59で示
すように回動し、両当接面55,56で押圧され
てアクチユエータ58が回動し、さらに当接面5
5,56を乗超えて円弧面57にアクチユエータ
58が当接するようになると、リミツトスイツチ
52のスイツチング態様が変化する。したがつ
て、中心角αを適宜設定することにより、上面回
転ブラシ5が設定した高さ以上になつたことをリ
ミツトスイツチ52で検知することができる。
一対の側面回転ブラシ6の回転軸18は保持筒
19に保持されており、その保持筒19は軸線を
鉛直にして移動枠20に固着される。移動枠20
は、フレーム2に横架した案内レール21に摺動
自在に係合されており、案内レール21の支軸2
2はフレーム2に回動自在に支承される。したが
つて、案内レール21、移動枠20、保持筒1
9、回転軸18および側面回転ブラシ6は、支軸
22を支点として走行方向4に揺動可能である。
移動枠20には、原動機23が支持されており、
この原動機23の出力軸に固定されたスプロケツ
ト24と、回転軸18の端部に固定されたスプロ
ケツト25とには無端状チエン26が懸回され、
原動機23によつて側面回転ブラシ6が回転駆動
される。
乾燥装置Dは、フレーム2の両側で内方に向け
て開口する一対の側面送風ノズル27と、上部で
下方に向けて開口する上面送風ノズル28とが送
風機29に接続されて成り、上面送風ノズル28
は図示しない昇降作動手段により、乾燥すべき車
両の車高に対応して昇降作動される。
洗剤噴霧装置Cは、門型に設けられた洗剤供給
ヘツダ46に複数の噴霧ノズル47を設けて成
り、ワツクス塗布装置Wは門型に設けられたワツ
クス供給ヘツダ48に複数の噴霧ノズル49を設
けて成る。
このような乾燥装置D、洗剤噴霧装置C、ワツ
クス塗布装置Wは、洗車機に従来装備されている
もであり、その構成も従来周知である。
水垢除去散布装置M1、M2は、前記走行方向4
に沿つて回転ブラシ装置Bの前後でフレーム2に
設けられ、それらの水垢除去散布装置M1、M2
回転ブラシ装置Bとの間にリンス水噴霧装置R1
R2がそれぞれ設けられる。
第4図において、水垢除去散布装置M1、M2
は、フレーム2の内側に支持された門型の供給ヘ
ツダ31,32に、車両(図示せず)に向けて複
数の散布ノズル33,34を取付けて構成され
る。これらの散布ノズル33,34はその散布方
向を調節し得るように供給ヘツダ31,32にそ
れぞれ取付けられており、しかもその開口面積は
比較的大きく設定される。またリンス水噴霧装置
R1、R2は、フレーム2の内側に支持された門型
の供給ヘツダ35,36に、車両に向けた複数の
噴霧ノズル37,38を取付けて構成される。
上記水垢除去散布装置M1、M2には、給水ポン
プP、空気源A、水垢除去剤貯留タンクT1およ
び下地ワツクス貯留タンクT2がそれぞれ接続さ
れる。すなわち、供給ポンプPには第1電磁弁S1
および第1エジエクタE1がこの順に接続され、
空気源Aには第2電磁弁S2、減圧弁CVおよび第
2エジエクタE2がこの順に接続され、第2エジ
エクタE2に直角に第1エジエクタE1が接続され
る。水垢除去剤貯留タンクT1には第3電磁弁S3
が接続され、下地ワツクス貯留タンクT2には第
4電磁弁S4が接続され、これらは並列に接続され
るとともに第1エジエクタE1に直角に接続され
る。さらに第2エジエクタE2は第5電磁弁S5
介して一方の水垢除去剤散布装置M1における供
給ヘツダ31の上部中央に接続されるとともに、
第6電磁弁S6を介して他方の水垢除去剤散布装置
M2における供給ヘツダ32の上部中央に接続さ
れる。
給水ポンプPは、またリンス水噴霧装置R1
R2に給水するために、それらの供給ヘツダ35、
36の上部中央に第7、第8電磁弁S7、S8を介し
てそれぞれ接続される。
水垢除去剤貯留タンクT1に貯留される水垢除
去剤としては、原液でPH14を示す強いアルカリ性
のものをPH12〜14程度に調整したものが用いられ
る。これは本発明者が実験した結果、従来のPH8
〜10程度の洗剤では水垢を除去することができ
ず、上記PH12〜14程度の水垢除去剤によれば、車
両塗装面から水垢を浮き上がらせて剥離すること
ができることを見出したことに基づくものであ
る。
このような回転ブラシ装置B、乾燥装置D、洗
剤噴霧装置C、ワツクス塗布装置W、リンス水噴
霧装置R1、R2および水垢除去散布装置M1、M2
の作動、ならびにフレーム2の走行作動すなわち
走行用原動機RMの作動は、フレーム2に設けた
制御装置としての制御盤39(第1図参照)にて
制御される。またリミツトスイツチ52の検知信
号は制御盤39に入力されており、上面回転ブラ
シ5でブラシングすべき車両上面の高さに応じて
駆動手段7によるフレーム2の走行速度が後述す
る如く高低2段階に切換えられる。
次にこの実施例の作用について説明するが、特
に水垢除去行程に注目して、上面回転ブラシ5お
よびフレーム2の作動を詳しく説明する。
ところで水垢除去行程では、水垢除去剤を泡状
にして車両の表面に散布し、その表面をブラシン
グして車両表面の汚れ、主として水垢を除去する
が、従来のように車両のボンネツト面等の高位面
と、天井面等の低位面とを同じ走行速度でブラシ
ングすると、乗用車の場合、低位面では高位面に
比べて上面回転ブラシ5の接触面圧が小さくなつ
て上記汚れに対する除去効果が劣り、特にボンネ
ツト面においてはエンジンからの放熱で上記汚れ
が極めて強固に付着しているので、その汚れに対
する除去効果が著しく劣ることになる。このた
め、特に白色塗装の車両では、ボンネツト面には
水垢等の黒ずみが残り、天井面に比べて処理面の
仕上がりが不均等になることがある。
そこで本発明では、ボンネツト面に対するブラ
シング時には天井面に対するブラツシング時より
も低速で車両とフレームとを相対運動させること
により、ボンネツト面と天井面とで上面回転ブラ
シ5によるブラシング効果(即ち上記汚れに対す
る除去処理効果)に大きな差異が生じるのを極力
抑えるようにしており、以下にその水垢除去行程
の詳細をについて、第5図〜第8図、ならびに第
9図および第10図を参照しなから説明する。な
お、第5図〜第8図において、上方の(a)は簡略化
した側面を示し、下方の(b)はその簡略化した平面
を示すものである。
先ず車両Vの水垢除去にあたつては、回転ブラ
シ装置B、洗剤噴霧装置Cおよび乾燥装置Dによ
り、従来の洗車機と同様に車両Vのブラシング洗
浄および乾燥が行なわれる。
次に、制御盤39上の図示しないスタートキー
を押圧操作する。これにより、フレーム2は第5
図の矢符で示すように往行する。これとともに第
1、第2、第3、第5電磁弁S1、S2、S3、S5が開
弁し、第4、第6、第7、第8電磁弁S4、S6
S7、S8は閉弁状態に保たれる。したがつて、給水
ポンプPからの水は、第1エジエクタE1で水垢
除去剤を吸い上げて第2エジエクタE2に至り、
この第2エジエクタE2で空気源Aからの空気に
よつて泡状にされる。泡状となつた水垢除去剤は
一方の水垢除去剤散布装置M1の供給ヘツダ31
に至り、各散布ノズル33から泡状で車両Vに向
けて散布される。この際、散布ノズル33の開口
面積は比較的大きく設定されているので、水垢除
去剤の泡はつぶれることなく車両Vの表面に付着
する。このように水垢除去剤を泡状にして散布す
るのは、車両Vの表面に散布された水垢除去剤が
直ちに流下してしまうことを防止し、車両表面の
汚れ、主として水垢の、車両V表面からの浮き上
りに必要な反応時間を確保し、均一な処理面を得
るためである。また、実験によれば、泡状とする
ことにより、単に、液状に散布した場合に比べ優
れた除去効果を得ることができる。さらに、回転
ブラシ装置Bのブラシングにより、手作業の場合
のこすり取り作業と同じ作用をさせると共に、車
両Vの面に散布された水垢除去剤を、車両Vの全
表面にさらに均一に付着せしめる。
この水垢除去剤の散布およびブラシング時にお
けるフレーム2の走行速度について、第9図を参
照しながら詳しく説明すると、フレーム2が往行
を開始したときには、上面回転ブラシ5は下方位
置にあり、リミツトスイツチ52のアクチユエー
タ58はカム51に当接していない状態にある。
この際、走行用原動機RMの回転速度は低速側と
されており、上面回転ブラシ5はフレーム2が低
速で走行するのに応じて車両Vのボンネツト面
BT上をブラシングする。そしてこのフレーム2
の低速走行に応じて、水垢除去剤散布装置M1
らの水垢除去剤も比較的大量にボンネツト面BT
上に散布されることになる。
次いで、上面回転ブラシ5がボンネツト面BT
上を通過してフロントウインド面FW上の位置P1
に達すると、揺動腕9の揺動に応じてカム51が
回動し、アクチユエータ58が押圧されてリミツ
トスイツチ52のスイツチング態様が変化する。
これにより走行用原動機RMの回転速度は高速側
に切換えられ、フレーム2が高速が走行する。こ
れにより、水垢除去剤散布装置M1からの水垢除
去剤は、フレーム2で高速で走行するのに応じて
天井面RF上に比較的少なく散布され、上面回転
ブラシ5は比較的短時間の間に天井面RF上をブ
ラシングする。
上面回転ブラシ5が天井面RF上を通過してリ
ヤウインドRW上の位置P2に来ると、カム51が
前述とは逆方向に回動し、アクチユエータ58は
カム51による押圧状態から解放され、リミツト
スイツチ52のスイツチング態様が変化する。こ
れにより、走行用原動機RMの回転速度は低速側
に切換えられ、フレーム2は低速で走行するよう
になる。したがつて、フレーム2の低速走行状態
で、水垢除去剤散布装置M1からの水垢除去剤が
トランク面TK上に散布されるとともに、上面回
転ブラシ5でブラングされる。
次に、フレーム2を第6図の矢符で示すように
復行させるとともに、第1、第2、第3、第6電
磁弁S1、S2、S3、S6を開弁し、第4、第5、第
7、第8電磁弁S4、S5、S7、S8を閉弁する。これ
により他方の水垢除去剤散布装置M2から水垢除
去剤が車両Vに向けて泡状で散布され、さらに前
記ブラシングと同様に回転ブラシ装置Bのブラシ
ングが行われる。
この際のフレーム2の走行速度の変化につい
て、第10図を参照しながら説明すると、フレー
ム2の復行開始時にはフレーム2の走行速度は低
速であり、上面回転ブラシ5がトランク面TK上
を通過してリヤウインドRW上の位置P3に達した
ときに、アクチユエータ58がカム51に押圧さ
れて回動し、リミツトスイツチ52のスイチング
態様が変化する。これにより、フレーム2の走行
速度が高速に切換えられる。上面回転ブラシ5が
天井面RF上を通過してフロントウインドFW上
の位置P4に達すると、アクチユエータ58はカ
ム51による押圧状態から解放され、リミツトス
イツチ52のスイツチング態様の変化に伴つてフ
レーム2の走行速度が低速側に切換えられる。こ
の状態で上面回転ブラシ5はボンネツト面BT上
を通過して、往行開始前の元の位置に戻る。
フレーム2が水垢除去スタート位置に戻つた段
階で、たとえば5〜10分間休止する。これによ
り、車両Vの表面に付着した水垢が水垢除去剤に
よつて車両Vの表面から浮き上がる。また、この
間に、回転ブラシ装置Bによるブラシングが行な
われにくい部分を、手作業で手直しをする。
前記5〜10分間程度の休止後には、制御盤39
上の図示しないすすぎスタートキーを押圧し、第
7図の矢符で示すようにフレーム2を往行させ
る。これとともに、第7および第8電磁弁S7、S8
を開弁し、第1〜第6電磁弁S1〜S6を閉弁する。
したがつて両リンス水噴霧装置R1、R2から車両
Vに向けて水が噴霧され、回転ブラシ装置Bによ
るブラシング動作が行われる。これにより、浮き
上つた水垢等の汚れ及び余剰の水垢除去剤が車両
Vの表面から洗浄される。この際、各リンス水噴
霧装置R1、R2の供給ヘツダ35,36に設けた
噴霧ノズル37,38の孔径を小さく、かつ噴霧
ノズル37,38の個数を多くすることにより車
両Vの表面に万遍なく水を噴霧することができ
る。
なお、一方のリンス水噴霧装置R2からの水噴
霧は、回転ブラシ装置Bのブラシングにより一旦
除去された水垢等の一部が、各回転ブラシ5,6
の遠心力によつて車両Vの表面に付着するので、
それを洗い流すためのものである。
さらに、第8図で示すように、フレーム2を矢
符で示すように復行させるとともに第7、第8電
磁弁S7、S8のみを開弁し、他の電磁弁S1〜S6を閉
弁する。これによつて、両リンス水噴霧装置R1
R2から水噴霧が行われ、前記第7図で示したす
すぎ洗い行程でを洗い残しが洗い流される。この
ときは、水垢除去剤が車両Vの表面に残されてお
らず、ブラシングの回数が多いので、車両Vの塗
装面が傷付くことを避けるために回転ブラシ装置
Bは休止したままとする。
このようにして水垢除去行程を終了するが、車
両Vの少なくともボンネツト面BTに対するブラ
シング時には、フレーム2の走行速度が低速側に
切換えられるので、ボンネツト面BTにエンジン
からの放熱で水垢等の汚れが強固に付着していて
も、該ボンネツト面BTを時間をかけ十分にブラ
シングして上記汚れを効果的に除去することがで
き、一方、上記汚れが比較的落ち易い天井面RF
をブラシングする時には、上記走行速度を高速側
に切換えて該天井面RFを迅速的確にブラシング
することができ、従つて車両Vのボンネツト面
BTと天井面RFとで上記汚れに対する除去処理
効果に差異が生じるのを極力抑えることができ
る。また天井面RFを必要以上にブラシングしな
いで済むので、作業時間の短縮化と水垢除去剤の
散布量節減を図ることができる。
このような水垢除去行程終了後、ワツクス塗布
装置Wにおよびリンス水噴霧装置R2を用いて、
本出願人が開発した車両の艶出し方法(特公昭58
−4657号)などにより、車両の艶出しを行つて乾
燥させる。これによつて、従来より優れた艶のあ
る塗装面を得ることができる。この際、水垢除去
剤散布装置M2では、下地ワツクス液と水垢除去
剤とが流通するが、下地ワツクス液および水垢除
去剤は、他の物が少量混入してもその効果が変わ
ることがないので、水垢除去剤散布装置を共用す
ることができる。
以上の実施例では、水垢除去行程におけるブラ
シング時についてのみ説明したが、本発明は洗浄
行程におけるブラシング時にも適用され得ること
は言うまでもない。即ち、洗浄水を用いたブラシ
ング洗浄を行う際にも、上面回転ブラシが車両の
ボンネツト面に対応した位置にある時にはフレー
ム2の走行速度を低速とし、また天井面に対応し
た位置にある時にはフレーム2の走行速度を高速
とすることにより、車両表面の汚れに対して、前
実施例と同様の除去処理効果が得られると共に、
処理作業の迅速化を図ることができる。
C 発明の効果 以上のように本発明によれば、上面回転ブラシ
により車両のボンネツト面をブラシングする時
の、フレームと車両との相対運動速度が、同車両
の天井面をブラシングする時のそれよりも低速と
なるよう前記相対運動の駆動手段を制御するよう
にしたので、ボンネツト面に対するブラシング時
にはフレームと車両とを低速で相対運動させるこ
とができ、そのためボンネツト面に水垢等の汚れ
が強固に付着していても、該ボンネツト面を時間
をかけ十分にブラシングして上記汚れを効果的に
除去することができ、一方、上記汚れが比較的落
ち易い車両天井面をブラシングする時には、上記
ボンネツト面をブラシングする時よりも上記相対
運動速度を速めることができて該天井面を迅速的
確にブラシングすることができ、それらの効果、
車両のボンネツト面と天井面とで上記汚れに対す
る除去処理効果に差異が生じることを極力抑える
ことができると共に、全体として処理作業の能率
向上に大いに寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明方法を実施するための洗車機
の一実施例を示す全体縦断側面図、第2図は前記
洗車機における上面回転ブラシおよびその駆動系
を示す正面図、第3図は第2図の−線拡大断
面図、第4図は水垢除去剤散布装置およびリンス
水噴霧装置の配管系統を示す斜視図、第5図〜第
8図は水垢除去時の動作を順次示すもので、aは
簡略化した側面図、bはその簡略化した平面図、
第9図および第10図は第5図および第6図の動
作時のフレームの速度変化をそれぞれ説明するた
めの図である。 1……洗車機、2……フレーム、5……上面回
転ブラシ、7……駆動手段、39……制御装置と
しての制御盤、51……カム、52……検知器と
してのリミツトスイツチ、V……車両。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 フレーム2と、このフレーム2に昇降可能に
    設けられて車両V上面をブラシングし得る上面回
    転ブラシ5と、前記フレーム2と車両Vとを該車
    両Vの前後方向に相対運動させるための駆動手段
    7とを備えた洗車機を用いる洗車方法において、
    前記上面回転ブラシ5により車両Vのボンネツト
    面BTをブラシングする時の、前記フレーム2と
    車両Vとの相対運動速度が、同車両Vの天井面
    RFをブラシングする時のそれよりも低速となる
    よう前記駆動手段7を制御することを特徴とす
    る、洗車方法。
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