JPH05423U - ビードロツクドラム用シールカバー - Google Patents

ビードロツクドラム用シールカバー

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JPH05423U
JPH05423U JP4753391U JP4753391U JPH05423U JP H05423 U JPH05423 U JP H05423U JP 4753391 U JP4753391 U JP 4753391U JP 4753391 U JP4753391 U JP 4753391U JP H05423 U JPH05423 U JP H05423U
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JP
Japan
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rubber sheet
lock drum
tire bead
tire
bead lock
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JP4753391U
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隆夫 中北
孝宏 美濃
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ビードロックドラムに使用するゴムシート
と、タイヤビード部との剥離性を良好にし、2段階成形
機における工数を低減すると共に、剥離剤の使用量を低
減させ、生産性を向上させることが出来るビードロック
ドラム用シールカバーを提供することを目的とするもの
である。 【構成】 ゴムシート10の表面10a側の少なくとも
タイヤビード部5と接触する部分には、表面のラジアル
方向に繊維コードを配列した繊維コード層11が配設し
てある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ビードロックドラム用シールカバーに係わり、更に詳しくはドラ ムセグメントの表面に形成された凹部に配設されるゴムシートと、タイヤビード 部との剥離性を向上させたビードロックドラム用シールカバーに関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
従来、ラジアルタイヤの2段階成形機で使用されるビードロックドラムは、例 えば図2に示すように、シリンダー1のピストンロッド2の先端に、リンク機構 3を介して拡縮可能なドラムセグメント4が取付けられ、そしてシリンダー1を 伸縮作動させることにより、前記ドラムセグメント4をリンク機構3を介して拡 縮させるように構成したものである。また、ドラムセグメント4の表面には、タ イヤビード部5を係合させるための凹部6が形成されており、タイヤビード部5 を係止させる場合には、タイヤの内圧をシールするために、ゴムシート7を凹部 6に被せた状態でタイヤビード部5を係合させるようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】
ところで、上記のようなゴムシート7は、ゴム材料のみで作られているため、 未加硫状態のタイヤビード部5を前記ゴムシート7を介して係合した場合、密着 性が良いため、内圧のシール性は保持することが出来るが、反面ドラムセグメン ト4からタイヤビード部5を取外す場合、ゴムシート7に密着してゴムシート7 と一緒に外れてしまうと言う問題があった。
【0004】 そこで、従来ではゴムシート7とタイヤビード部5との密着を防止し、かつ内 圧を保持した状態で使用するため、数タイヤに1回毎にゴムシート7の表面にシ リコン液等の剥離剤を塗布することが行われている。 また、ゴムシートの表面にシリコンゴムをコーティングする方法も提案されて いるが、いずれも耐久性に問題があり、また剥離効果も充分でなく、剥離剤の塗 布頻度が半減する程度であった。
【0005】 この考案は、かかる従来の課題に着目して案出されたもので、ビードロックド ラムに使用するゴムシートと、タイヤビード部との剥離性を良好にし、2段階成 形機における工数を低減すると共に、剥離剤の使用量を低減させ、生産性を向上 させることが出来るビードロックドラム用シールカバーを提供することを目的と するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記目的を達成するため、ゴムシートの表面側の少なくともタイヤ ビード部と接触する部分に、表面にコードが露出した繊維コード層を配設したこ とを要旨とするものである。
【0007】
【考案の作用】
この考案は上記のように構成され、ゴムシートの表面側の少なくともタイヤビ ード部と接触する部分に、繊維コードが露出しているので、未加硫状態のタイヤ ビードを係合させても剥離性が良く、また露出している繊維コードには、剥離剤 が浸透するので、剥離剤の保持効果が大きい上に、剥離剤の使用量も低減でき、 成形工程の工数減を図ることが出来るものである。
【0008】
【考案の実施例】
以下、添付図面に基づき、この考案の実施例を説明する。 なお、従来例と同一構成要素は、同一符号を付して説明は省略する。 図1は、この考案を実施したゴムシート10の斜視図を示し、このゴムシート 10の表面10a側の少なくともタイヤビード部5と接触する部分には、表面の ラジアル方向に繊維コードを配列した繊維コード層11が配設してある。この繊 維コード層11の繊維コードは、ゴムシート10の表面10a側に露出するよう に構成されている。
【0009】 このようなゴムシート10の製造方法としては、ゴムシート10の表面10a 側に、ラジアル方向に繊維コードを配列した片面コートしたシートを、プレス等 によりドラムセグメント5の凹部6と嵌合するように加硫成形して一体的にした もので、繊維コードは、ゴムシート10の表面10a側に常に露出した状態とな っている。
【0010】 以上のように構成したゴムシート10を介してタイヤビード部5をドラムセグ メント4の凹部6に係止させる場合には、まずゴムシート10を凹部6に被せた 状態で未加硫状態のタイヤビード部5を係合させると、タイヤビード部5とゴム シート10との間には、ゴムシート10の表面10aから露出した繊維コード層 11があるため、タイヤビード部5はゴムシート10の表面10aに所定の微小 間隙を隔てて保持される結果、密着が少なくなり剥離性も良くなるものである。
【0011】 また、実際には更に剥離性を良くするために、ゴムシート10の表面10aか ら露出した繊維コード層11に剥離剤を塗布するので、剥離性は更に良好となり 、また剥離剤は露出している繊維コード層11に浸透するので、タイヤの交換毎 に剥離剤を塗布する必要がなく、従って剥離剤の保持効果も大きいものである。
【0012】
【考案の効果】
この考案は、上記のようにゴムシートの表面側の少なくともタイヤビード部と 接触する部分に、表面にコードが露出した繊維コード層を配設したので、ビード ロックドラムに使用するゴムシートと、タイヤビード部との剥離性を良好にする ことが出来、従って2段階成形機における工数を低減させることが出来ると共に 、剥離剤の使用量を低減させることが出来、ブラダーの耐久性を向上させること が出来る上に環境の改善も出来、更にタイヤの生産性も向上させることが出来る 効果がある。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案を実施したゴムシートの斜視図であ
る。
【図2】従来の2段階ラジアル成形機で使用するビード
ロックドラムの説明図である。
【符号の説明】
4 ドラムセグメント 5 タイヤビード
部 6 凹部 10 ゴムシート 10a ゴムシートの表面 11 繊維コード

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 拡縮可能なドラムセグメントの表面に形
    成された凹部に、タイヤ内圧をシールするためのゴムシ
    ートを介してタイヤビード部を固定するビードロックド
    ラム用シールカバーにおいて、前記ゴムシートの表面側
    の少なくともタイヤビード部と接触する部分に、表面に
    コードが露出した繊維コード層を配設したことを特徴と
    するビードロックドラム用シールカバー。
JP4753391U 1991-06-24 1991-06-24 ビ―ドロックドラム用シ―ルカバ― Expired - Lifetime JP2509820Y2 (ja)

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JPH05423U true JPH05423U (ja) 1993-01-08
JP2509820Y2 JP2509820Y2 (ja) 1996-09-04

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100289030B1 (ko) * 1998-05-12 2001-05-02 조충환 타이어의 반제품성형용 비드고정커버

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100289030B1 (ko) * 1998-05-12 2001-05-02 조충환 타이어의 반제품성형용 비드고정커버

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JP2509820Y2 (ja) 1996-09-04

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