JPH0542317A - 間接押出プレスのマンドレルクリーニング装置 - Google Patents

間接押出プレスのマンドレルクリーニング装置

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JPH0542317A
JPH0542317A JP19657291A JP19657291A JPH0542317A JP H0542317 A JPH0542317 A JP H0542317A JP 19657291 A JP19657291 A JP 19657291A JP 19657291 A JP19657291 A JP 19657291A JP H0542317 A JPH0542317 A JP H0542317A
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JP
Japan
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mandrel
ring
stem
shell
inner hole
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Application number
JP19657291A
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JP2757602B2 (ja
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Takeji Yamamoto
武治 山本
Masato Matsui
正登 松井
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Ube Corp
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Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シェル掻き取りのための準備工程が著しく短
縮され、アイドルタイムがきわめて短かくなるようにす
る。 【構成】 間接押出プレスのステム22の内孔内にマン
ドレル24が配置されており、マンドレル本体24にリ
ング70が外嵌されている。リング70はシリンダ74
によりステム長手方向への移動が阻止されている。 【効果】 ステムの内孔内にリングをステム長手方向移
動を阻止しうるように配置し、マンドレルを後退させた
ときにその外周面のシェルを該リングで掻き取りうるよ
うにしたものであり、シェル掻き取り作業のための準備
作業を実質的に不要とできる。このため、アイドルタイ
ムがきわめて短くなり、間接押出プレスの生産性が著し
く向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中空管状製品を押出プ
レス成形するための間接押出プレスのマンドレルクリー
ニング装置に係り、特にマンドレルからシェルを掻取る
作業時間が短縮されるよう改良された間接押出プレスの
マンドレルクリーニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】間接押出プレスは、ビレットを保持した
コンテナをステムと一緒に前進させて金属材を押出成形
する装置である。中空管状製品を間接押出プレスにて成
形する場合、加圧ステムからマンドレルをダイス内に延
在させる。第3図はこの中空管状製品を成形するための
間接押出プレスの概略図である。エンドプラテン10に
ダイステム12が固着され、その先端にダイス14が配
置されている。コンテナスリーブ16aを有したコンテ
ナ16内のビレット18はダミーブロック20を介して
コンテナスリーブ16aの内径よりも小さい外径を有す
る中空筒状の加圧ステム22により押圧される。マンド
レル24は、この加圧ステム22の内孔内に配置され、
ダイス14の押出孔内にまで延設されている。
【0003】加圧ステム22を前進させると、コンテナ
16は加圧ステム22と一緒に前進し、中空管状製品2
6がダイス14から押し出されると共に、ダイス14及
びダイステム12が相対的にコンテナ16内に挿入され
てくる。
【0004】上記押出は、ビレット18が十分に短くな
るまで行なわれ、その後、コンテナ16を後退させ、プ
ラテン10とコンテナ16との間の部分にて製品26を
切断する。そして、ビレットの残余(ディスカード)を
コンテナ16外に取り出す。
【0005】この間接押出プレスにおいては、押出成形
時に、ダミーブロック20の内孔の内周面とマンドレル
24の外周面との間のごく小さいクリアランスにビレッ
ト18の一部が入り込み、マンドレル24の外周面に付
着する。この付着物(シェルと称されている。)がマン
ドレル24の外周面に残留すると、マンドレル24の芯
出しができない;次サイクルの押出時にマンドレル24
がダミーブロック20の内孔に入らない;などの弊害が
生じる。
【0006】そこで、マンドレルの外周面からシェルを
除去するためのクリーニング装置が用いられる。
【0007】従来のこの種のクリーニング装置として、
実公昭59−12093号公報には、マンドレルにリン
グを外嵌させ、シェルを掻き落すようにした装置が提案
されている。同号公報においては、第3図のAの箇所に
リングを外嵌させておき、押出終了後に、第2図の如く
マンドレル24を前進させてリング70を加圧ステム2
2外に配置する。次いで、加圧ステム22の先端面とリ
ング70との間にバックアップ体72を介在させ、この
状態でマンドレル24を後退させる。そうすると、マン
ドレル24の外周面に付着していたシェルが該リング7
0で掻き取られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】実公昭59−1209
3号公報の間接押出プレスのマンドレルクリーニング装
置においては、リング70を第2図の如く配置するため
に、押出終了後に加圧ステム22及びマンドレル24を
コンテナ16から離反させ、次いでマンドレル24を前
進させてリング70を加圧ステム22外に抜き出す。そ
の後、リング70を加圧ステム22の先端面との間にバ
ックアップ体72を挿入し、それからマンドレル24を
後退させる。このように、実際にシェルを掻き取る前の
前準備工程が多作業工程からなるものであり、作業効率
が悪く、それだけアイドルタイムが長いものとなってい
た。
【0009】本発明は、かかるシェル掻き取りのための
準備工程が著しく短縮され、アイドルタイムがきわめて
短かくなる間接押出プレスのマンドレルクリーニング装
置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の間接押出プレス
のマンドレルクリーニング装置は、筒状の加圧ステムの
内孔に該ステムの長手方向に進退可能に設置されたマン
ドレルの外周面からシェルを除去するための間接押出プ
レスのマンドレルクリーニング装置において、該ステム
内孔内において該マンドレルに外嵌されたシェル掻取用
リングと、該リングを常時、該ステム内孔内に係止して
おり、該リングのステム長手方向の移動を阻止している
リングストッパとを備えてなるものである。
【0011】
【作用】かかる本発明の間接押出プレスのマンドレルク
リーニング装置にあっては、押出終了後に直ちにマンド
レルを後退させることによりシェルを掻き取ることがで
きる。即ち、リングがストッパによりステム内孔内にお
いてステム長手方向に進退不能とされているため、マン
ドレルを後退させるとマンドレル外周面がリング内周面
と摺動し、この際、シェルが掻き取られる。
【0012】
【実施例】第1図は実施例に係る間接押出プレスのマン
ドレルクリーニング装置を示す断面図である。本実施例
では、マンドレル24は、ダミイブロック20内を摺動
可能な小径部からなるマンドレル本体24aと、加圧ス
テム22中の後側にあるマンドレル基体24bと、両者
を結合するジョイント24cからなり、マンドレル本体
24aの後端部のテーパ状部はジョイント24cの先端
部のテーパ状部にねじ込まれている。
【0013】加圧ステム22の内孔内においては、マン
ドレル本体24aに外嵌し、先端側内周面の角がきっち
りと形成されているリング70が配置されており、この
リング70はストッパとして設置されているシリンダ7
4のロッド74aにより、加圧ステム22の長手方向へ
の移動が阻止されている。
【0014】なお、本実施例では、加圧ステム22の外
径をコンテナスリーブ16aの内径よりも大きくし、加
圧ステム22自体と加圧ステム22内に設置しているマ
ンドレル24全体の強度を高めている。
【0015】第1図のその他の符合は第3図と同一部材
を示している。
【0016】かかる間接押出プレスのマンドレルクリー
ニング装置においては、押出終了後にマンドレル後退用
駆動装置(図示略)によりマンドレル24を後退させる
と、マンドレル本体24aの外周面に付着していたシェ
ルがリング70によって掻き取られる。
【0017】従って、リング70を加圧ステム22外に
抜き出したりバックアップ体を差し込んだりする作業が
不要となり、シェル掻き取のための前準備作業が実質的
に省略される。このため、間接押出プレスのアイドルタ
イムがきわめて短くなる。
【0018】なお、コンテナ16を加圧ステム22から
離した状態において、マンドレル本体24aの先端部を
リング70の先端面位置よりも若干後まで後退させ、マ
ンドレル本体24aから加圧ステム22の先端部内に落
ちたシェルを外にかき出す。
【0019】なお、押出中には、シリンダ74はロッド
74aを後退させておく。
【0020】第4図は本発明の別の実施例を示すもので
ある。本実施例では、加圧ステム22の先端に縦穴8
2、84が設けられている。リング70をシリンダ74
で押えている状態で、マンドレル本体24aの先端をリ
ング70の左面より内側まで後退させる。そうすると、
シェルEがリング70の先端面にくっついて残ってい
る。そこで、コンテナ16を加圧ステム22から離して
おいて、ノッカー80を縦穴82内に入れ(下降させ
て)シェルEを落とす。シェルEは縦穴84から下へ落
ちる。
【0021】なお、マンドレル本体24aを後退させた
とき、シェルがリング70に付着しておらずに自然に落
ちればそれでも良い。この場合は、ノッカー80を使わ
なくてもすむ。しかし、通常は、マンドレル本体24a
の表面のシェルをリング70とダミーブロック20間で
縮めるので、シェルはリング70の前面に付着した状態
で縮められる。
【0022】コンテナシャーノッカーの場合であるとコ
ンテナ16に付属させているが、これに、必ずしもコン
テナ16に付属させずに外から動かしてくることも可能
である。
【0023】なお、上記動作で加圧ステム22の先端部
内にシェルEが落ちたら、シリンダロッド74bを後退
させ、マンドレル本体24aとリング70を少し前進さ
せ、(リング70を加圧ステム22の先端面の所まで前
進させる。リング70が落ちないようにする。)シェル
Eを加圧ステム22の先端から外へ落とす。このシェル
は自然に落としても良く、コンテナに付けていないノッ
カーで落としても良い。
【0024】
【発明の効果】以上の通り、本発明の間接押出プレスの
マンドレルクリーニング装置にあっては、ステムの内孔
内にリングをステム長手方向移動を阻止しうるように配
置し、マンドレルを後退させたときにその外周面のシェ
ルを該リングで掻き取りうるようにしたものであり、シ
ェル掻き取り作業のための準備作業を実質的に不要とで
きる。このため、アイドルタイムがきわめて短くなり、
間接押出プレスの生産性が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る間接押出プレスのマンドレルクリ
ーニング装置を示す断面図である。
【図2】従来例に係る間接押出プレスの断面図である。
【図3】従来のマンドレルクリーニング装置を示す断面
図である。
【図4】別の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 エンドプラテン 12 ダイステム 14 ダイス 16 コンテナ 18 ビレット 20 ダミーブロック 22 加圧ステム 24 マンドレル 70 リング 74 シリンダ(ストッパ) 76,78 開口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の加圧ステムの内孔に該ステムの長
    手方向に進退可能に設置されたマンドレルの外周面から
    シェルを除去するための間接押出プレスのマンドレルク
    リーニング装置において、 該ステム内孔内において該マンドレルに外嵌されたシェ
    ル掻取用リングと、 該リングを常時、該ステム内孔内に係止しており、該リ
    ングのステム長手方向の移動を阻止しているリングスト
    ッパと、を備えてなる間接押出プレスのマンドレルクリ
    ーニング装置。
JP19657291A 1991-08-06 1991-08-06 間接押出プレスのマンドレルクリーニング装置 Expired - Lifetime JP2757602B2 (ja)

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