JPH0542303B2 - - Google Patents

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JPH0542303B2
JPH0542303B2 JP62301646A JP30164687A JPH0542303B2 JP H0542303 B2 JPH0542303 B2 JP H0542303B2 JP 62301646 A JP62301646 A JP 62301646A JP 30164687 A JP30164687 A JP 30164687A JP H0542303 B2 JPH0542303 B2 JP H0542303B2
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tail
coating
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coating device
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JPS63143964A (ja
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Jeikobu Aruheido Robaado
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Beloit Corp
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Publication date
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Publication of JPH0542303B2 publication Critical patent/JPH0542303B2/ja
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H5/00Special paper or cardboard not otherwise provided for
    • D21H5/0005Processes or apparatus specially adapted for applying liquids or other fluent materials to finished paper or board, e.g. impregnating, coating
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21GCALENDERS; ACCESSORIES FOR PAPER-MAKING MACHINES
    • D21G9/00Other accessories for paper-making machines
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H23/00Processes or apparatus for adding material to the pulp or to the paper

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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Fishing Rods (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はウエブのコート方法とその方法に実施
されるコーターに関する。
〔従来の技術〕
ペーパーウエブのコーテイング法において、被
覆された製品の品質と、その製品を生産する速度
とを改善するために、従来、多くの提案がなされ
てきた。これらのコーターは一般に、2つの類型
に属する。第1類型はオンマシンコーターであ
り、第2類型はオフマシンコーターである。
オンマシンコーターの場合、紙は形成され、圧
縮され、乾燥され、その乾燥されたウエブは、次
のコーテイング操作と矛盾しないようなウエブの
表面特性を生じるように、しばしばカレンダーさ
れる。カレンダーから出てくるウエブはコーテイ
ング装置へ送られる。そのコーテイング装置はコ
ーテイング塗着ロールを有する場合があり、また
短時間休止型コーテイング装置を有することもあ
る。これらのオンマシンコーターの場合、ウエブ
は、カレンダーから出るウエブの速度と事実上同
一速度でコーテイング装置を通過する。
従来、ペーパーウエブの製造時、ウエブが約10
m/秒(2000フイート/分)以下の速度でカレン
ダーから出て、そのウエブが次のコーテイング装
置を通つて10m/秒(2000フイート/分)の速度
で供給される場合、殆んど問題は生じなかつた。
しかしながら、今日では、製紙機械は、20m/秒
(4000フイート以上/分)の速度に近づいている。
多くのコーターは、そのような高速度でウエブを
処理し、コーテイングすることができるが、特
に、軽量のコートを行うウエブ等のような、比較
的薄いウエブを被覆する場合に、問題が生じてい
る。
そのような軽量のウエブを高速で被覆する時、
これらの軽量のウエブをオフマシンコーテイング
装置で被覆するのが好ましいとされてきた。
その名称の通り、オフマシンコーターはウエブ
をカレンダリング過程からリールへ巻きとり、そ
れからその巻きとつたリールを巻き戻しステーシ
ヨンへ移し、そこでそのウエブが巻き戻され、適
切なコーテイング速度でコーテイング装置を通つ
て送られるように仕組まれている。製紙機械でウ
エブを製造する速度を上げてさえも、そのオフマ
シンコーターは、広い範囲で使用し続けられるこ
とがわかつている。
オフマシンコーターで被覆する時、そのコータ
ーは、必ずしもウエブを製造する製紙機械と同じ
速度で作動する必要はない。しかしながら、適切
なコーテイング生産率を保持するためには、コー
ターは、製紙機械で製造されるウエブの速度以上
のコーテイング速度で作動しなくてはならない。
普通、オフマシンコーターにおけるコーテイング
操作は巻き戻しスタンドからペーパーウエブをほ
どき、それから、補強が行われる第1尾部をウエ
ブから手で裂くことを含む。この第1尾部はそれ
から、低速の挿通(スレツド)速度でプルスタツ
クを通つて挿通される。この第1尾部は、コーテ
イング装置を通つて低速の挿通(スレツド)速度
で供給される。この第1尾部が共働し合う挿通用
ロープ等を使つてコーテイング装置に挿入されこ
れを通過した時、その尾部は、全幅のウエブがコ
ーテイング装置を通つて伸長するまで、巻き戻し
スタンドとプルスタツクとの間で次第に広がる。
次に、巻き戻しスタンドと、プルスタツクと、コ
ーテイング装置とは、低速挿通速度から20〜25
m/秒(4000〜5000フイート/分)もの高速コー
テイング速度まで同時に加速される。そのコーテ
イング速度に達すると、コーテイング装置を通つ
て伸長するウエブのコーテイングが始まる。
また、このようなオフマシンコーターの実際の
操作では、24時間の生産時間中、8回以上、ウエ
ブの破断を経験することは珍らしくない。破断が
生じる毎に、その破断は探知され、緊急信号が発
生し、巻き戻しスタンド、プルスタツク及びコー
テイング装置を含むコーター装置全体が直ちに停
止することになる。破断が生じる毎に、ウエブは
前述のように、コーテイング装置に低い挿通速度
で挿通されねばならない。実際に、コーテイング
装置内で生ずる破断の数と巻き戻しスタンドとプ
ルスタツクとの間に生じる破断の数との割合は
20:1の範囲にある。ウエブが破断する毎に、コ
ーテイング生産ライン全体は停止しなければなら
ず、緊急ストツプの時間からコーテイング生産が
再開する時間までの再挿通(リスレツデイング)
操作に25〜50分を要する。コーテイング装置にお
いてそのような多くの破断が生じるために、製紙
機械によつて生じる紙の供給と調和させるため
に、コーターはそれに対応する製紙機械の製造速
度を大きくこえた速度で作動させる必要がある。
また、オフマシンコーターが製紙機械によつて
製造された紙を受ける時には、製紙機械での製造
を中断する必要があることがわかつた。
明らかに、製紙機械の速度をそのように中断、
又は減退させることは望ましいことではなく、経
済的でない。
前記の従来のウエブのコート方法及びコーター
を以下具体的に説明する。第18図は巻き戻しス
タンド14によつて回転自在に支持される。巻き
戻しリール12を有する典型的な従来のオフマシ
ンコーター10の側面図である。全幅のウエブW
は、そのウエブWがプルスタツク28のそれぞれ
の第1ロール24と第2ロール26との間に形成
された第1ニツプ22へ向つて案内されるように
複数の案内ロール15,16,17,18,1
9,20,21によつて案内される。第1の狭い
尾部分32は、後述するようにこの技術分野でよ
く知られているように、巻き戻しスタンド14と
プルスタツク28との間でウエブから手で裂かれ
る。これによつてプルスタツク28を通つて第1
の狭い尾部分32を挿通させることができる。狭
い尾部分32が挿通速度でプルスタツク28を通
つて通過した時、プルスタツク28から出てくる
第1尾部分32は複数の案内ロール33,34,
35,36,37,38,39を通つて遅い挿通
速度で送られる。この第1尾部分32は、この技
術分野でよく知られているように、コーテイング
装置44のまわりを伸長する共働挿通用ロープ間
に送られる。このコーテイング装置44が低速の
挿通速度で回転する時、第1の狭い尾部分32は
コーテイング装置44を通つて案内され、これを
通過した後、第1の狭い尾部分32はウエブWの
全幅まで広げられる。第1尾部分32がウエブW
の全幅に広げられた時、そのウエブWの全幅はコ
ーテイング装置44へ入つて伸長し、それから巻
き戻しスタンド14と、プルスタツク28と、コ
ーテイング装置44とは、コーテイング速度に加
速され、その後、ウエブWのコーテイングが始ま
る。
従来のオフマシンコーターによる前述の始動操
作を行うには、25〜50分を要する。
さらに、ウエブWがプルスタツク28と巻き直
しドラム46との間のどこかで破断している場
合、次のような再挿通シーケンスが以前から使用
されてきた。第1に、ウエブの破断が探知され、
緊急信号が発生するので、巻き戻しスタンド14
と、プルスタツク28と、コーテイング装置44
とは急速に減速して停止する。そこでコーテイン
グ装置44内に残つている破断ウエブはハイパワ
ーのウオータージエツト等を使用して除去され
る。次に、もうひとつの尾部分32は、ウエブW
から切断され、この尾部分はプルスタツク28か
ら低速の挿通速度で出る。このさらに第1の狭い
尾部分32は、コーテイング装置44が低速の挿
通速度で回転している状態でそのコーテイング装
置44へ挿通される。挿通用ロープが低速の挿通
速度でコーテイング装置44の全長にわたつて狭
い第1尾部分32を挿通させた時、第1の狭い尾
部32は完全な幅に広げられるので完全な幅のウ
エブWがコーテイング装置44を通つて挿通速度
で挿通される。この再挿通操作も同様に、それを
行うには平均25〜50分かかる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
以上説明したように、従来のオフマシンコータ
ーでは、コーターを始動させるときに、ウエブの
先端部に設けられた尾部を低速の挿通速度でコー
テイング装置の全長にわたつて挿通させた上で高
速のコーテイング速度で運転を開始するので、コ
ーテイングが開始される迄に時間を要していた。
また、ウエブの破断時においても、コーターを
停止し、始動時と同様にウエブに尾部を設けて低
速の挿通速度でコーテイング装置の全長にわたつ
て同尾部を再挿通させた上で高速のコーテイング
速度での運転が再開されることにより、始動時と
同様に時間を必要としていた。
本発明は、このようなコーターの始動時及びウ
エブの破断後のコーテイング装置へのウエブの再
挿通という時間のかゝる操作によつて被覆製品の
生産性が低下するという問題を解決しようとする
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に係るウエブのコート方法は、低速の挿
通速度で巻き戻しスタンドから巻き戻される全幅
のウエブから第1尾部を分離し、同第1尾部をプ
ルスタツクを通つて前記挿通速度で挿通させ、全
幅のウエブがプルスタツクを通つて伸長するよう
に第1尾部をウエブの全幅まで広げ、前記プルス
タツクから出る全幅のウエブをプルスタツクの下
に配置されたブロークシユートへ投棄し、全幅の
ウエブとコーテイング装置の両方がコーテイング
速度を得るように加速し、巻き戻しスタンドとプ
ルスタツクとの間で全幅のウエブの第2尾部を切
断し、第2尾部を前記コーテイング速度で移動さ
せ全幅のウエブから第2尾部を除いた部分をブロ
ークシユートへ処分し続けながらプルスタツクか
ら出る第2尾部をコーテイング装置を通つて挿通
させ、全幅のウエブがコーテイング装置を通つて
伸長するように第2尾部をウエブの全幅に広げ、
全幅のウエブがコーテイング装置を通過する間に
同全幅のウエブを被覆し、被覆したウエブを巻き
取りロールに巻くようにした。
また本発明は、上記方法を実施するためのコー
ターであつて、被覆すべきウエブをほどくための
巻き戻しスタンドと;前記巻き戻しスタンドの下
流に配置されたプルスタツクと;巻き戻しスタン
ドとプルスタツクとの間でウエブから分離された
第1尾部が前記プルスタツクを通つて挿通され、
前記第1尾部が広げられて全幅のウエブが前記プ
ルスタツクを通つて伸長する時、そのプルスタツ
クから出る前記全幅のウエブが投棄されるように
前記プルスタツクの下方に配置されたブロークシ
ユートと;ウエブを被覆し前記ブロークシユート
へ投下されるウエブが前記コーテイング装置と同
じコーテイング速度を得るように、前記巻き戻し
スタンドと、前記プルスタツクと、全幅のウエブ
と共に、コーテイング速度に加速されるコーテイ
ング装置と;第2尾部がコーテイング速度で前記
コーテイング装置を通つて供給されるように前記
全幅のウエブが前記プルスタツクから出る前に、
全幅のウエブから第2尾部を切断するため、前記
巻き戻しスタンドと前記プルスタツクとの間に配
置され前記コーテイング装置の上流へウエブに対
して相対的に移動可能なカツターとを備え、同カ
ツターの前記コーテイング装置の上流へのウエブ
に対する相対的移動によつて前記第2尾部を広げ
て全幅のウエブがコーテイング速度で前記コーテ
イング装置を通つて伸長することができ、それに
よつて、破断後、前記コーテイング装置を通つて
挿通速度でウエブを挿通させる必要がなく、その
挿通速度でそのような挿通操作に伴つて生じる生
産性の本質的な低下を生じることもないようにし
たことを特徴とする。
また更に本発明に係るウエブのコート方法は、
破断しウエブを再挿通してコートを開始するよう
にしたものであつて、巻き戻しスタンドとプルス
タツクとコーテイング装置とをコーテイング速度
に保持し、プルスタツクから出てくる全幅のウエ
ブを第1ブロークシユートへ投下させ、巻き戻し
スタンドとプルスタツクとの間で全幅のウエブか
ら第2の狭い尾部分を切断し、その第2の狭い尾
部分をコーテイング速度で移動させ、コーテイン
グ速度でコーテイング装置を通つて第2の狭い尾
部分を挿通させ、その時、全幅のウエブの残り部
分は第1ブロークシユートへ投棄し、全幅のウエ
ブがコーテイング装置を通つて伸長するように第
2の狭い尾部分をウエブの全幅まで広げてウエブ
のコーテイングを再開し、被覆されたウエブを巻
きとることとの段階で成り、プルスタツクと被覆
されたウエブのリール巻き取り部との間でウエブ
が破断した時コーテイング装置を通してウエブを
再挿通してコートするようにした。
〔作用〕
本発明に係るウエブのコート方法においては、
挿通速度で巻き戻しスタンドから解かれる全幅の
ウエブから第1尾部を分離し、その第1尾部をプ
ルスタツクを通つて総通速度で挿通させるという
段階を備えている。この第1尾部は、全幅の尾部
がプルスタツクを通つて伸長するようにウエブの
全幅に広げられる。プルスタツクから出てくる全
幅のウエブは、プルスタツクの下に配置された第
1ブロークシユートへ投下される。プルスタツク
を通つて伸長する全幅のウエブと、コーテイング
装置とは、その両者がコーテイング速度を得るよ
うに加速される。巻き戻しスタンドとプルスタツ
クとの間の全幅のウエブにおいて第2尾部が切断
され、この第2尾部は、それがコーテイング速度
で移動しながらコーテイング装置に挿通される。
しばらくの間、全幅のウエブから第2尾部を除い
たウエブの部分がブロークシユートへ連続的に処
分される。コーテイング速度で挿通したのち、第
2尾部は全幅に広げられるので、全幅のウエブが
コーテイング装置を通つて伸長することになる。
最後に、全幅のウエブはコーテイング装置を通過
する間、被覆が行われ、被覆が行われたウエブは
巻きとりリールに巻かれる。
上記本発明の一実施態様としては、第1尾部を
分離する段階は、また巻き戻しスタンドから巻き
取られる全幅のウエブから第1の狭い尾部分を手
で裂くことが含まれる。この第1の狭い尾部は第
1側縁と第2側縁とを有し、その第1と第2側縁
は互いに平行に配置され、それらの側縁は第1尾
部がプルスタツクを通つて挿通し易いように機械
の方向へ伸長する。
その第1尾部を挿通する段階には、またプルス
タツクの共働ロールが挿通速度で回転する時、第
1の狭い尾部分がそのプルスタツクを通つて挿通
されるようにそのプルスタツクの共働ロールによ
つて形成されるニツプへ第1尾部の第1の狭い尾
部分を挿入することが含まれる。
第1尾部を広げる段階には、またプルスタツク
を通つて全幅のウエブが伸長するまで第1尾部を
次第に広げることが含まれ、第1尾部の第1広が
り部分は、第1の狭い尾部分と全幅ウエブとの間
にある。
全幅のウエブを投棄する段階は、また投棄した
ウエブを再生のために戻すことを含む。
全幅のウエブを加速させる段階には、またプル
スタツクから出て投棄される全幅のウエブの部分
が迅速にコーテイング速度へ加速されるように、
巻き戻しスタンドとプルスタツクとを加速させる
ことが含まれる。また、コーテイング装置もその
装置が、投棄される全幅のウエブの速度と同じ速
度であるコーテイング速度を得るように、迅速に
加速される。
第2の尾部を切断する段階は、またカツター
が、投棄される全幅のウエブから第2の狭い尾部
分を切断するように、巻き戻しスタンドとプルス
タツクとの間に配置されたカツターを操作するこ
とが含まれる。この第2の狭い尾部分は、第2の
狭い尾部分をコーテイング装置へ挿通し易くする
ため横方向に間隔をおいて位置する第3と第4の
辺縁部を有する。
第2尾部を挿通する段階には、また巻き戻しス
タンドとプルスタツクとの間でコーテイング速度
で生じた第2尾部が両ロープ間へ供給されるよう
に、第2尾部をコーテイング装置の挿通用ロープ
間へ供給することが含まれる。この第2尾部はコ
ーテイング装置を通つてコーテイング速度で挿通
され、そして全幅のウエブから第2尾部を除いた
ウエブの部分が第1ブロークシユートへ投棄され
る時、その第2尾部はコーテイング装置を通つて
供給される。
第2尾部を広げる段階には、また全幅のウエブ
がカツターに対して相対的に動く時、全幅のウエ
ブがコーテイング装置を通つて伸長するまで第2
の狭い尾部分を次第に広げるように機械と交叉す
る方向へカツターを移動させることが含まれる。
第2広がり部分の第3辺縁は、機械方向へ配置さ
れ、その第5辺縁は第3辺縁に対して斜交するよ
うに配置され、その第2広がり部分は第2の狭い
尾部分と全幅のウエブとの間にある。
本発明のもうひとつの実施態様では、第2尾部
を広げる段階はまた全幅のウエブがコーテイング
装置の第1部分を通つて伸長するまで第2の狭い
尾部分が次第に広がるように機械と交叉する方向
へカツターを移動させることが含まれる。この第
1部分から出る全幅のウエブは第2ブロークシユ
ートへ投棄され、この第1部分と第2ブロークシ
ユートとの間で第3尾部が全幅のウエブから切断
される。この第3尾部はコーテイング装置の下流
第2部分を通つてコーテイング速度で供給され
る。
本発明は、またウエブを被覆するコーターに係
る。即ち、このコーターは被覆されるべきウエブ
を巻き戻す巻き戻しスタンドと、その巻き戻しス
タンドの下流に配置されたプルスタツクとを有す
る。ブロークシユートはプルスタツクの下方に配
置されていて、巻き戻しスタンドとプルスタツク
との間で分離された第1尾部がプルスタツクを通
つて挿通され、その第1尾部がプルスタツクを通
つて全幅のウエブが伸長するように広げられた
時、プルスタツクから出る全幅のウエブが第1ブ
ロークシユートへ投棄される。コーテイング装置
は、第1ブロークシユートへ投下されるウエブが
コーテイング装置と同じコーテイング速度を得る
ように、全幅のウエブと共に、巻き戻しスタンド
とプルスタツクに沿つてコーテイング速度に加速
される。最後に、巻き戻しスタンドとプルスタツ
クとの間に配置された第1カツターは、第2尾部
がコーテイング速度でコーテイング装置を通つて
供給されるように、プルスタツクから出る全幅の
ウエブから第2尾部を切断する。カツターは、第
2尾部が広がつて、全幅の状態でコーテイング速
度でコーテイング装置を通つて伸長するように、
コーテイング装置の上流へ向い、ウエブと相対的
に移動する。この配置にすることによつて、コー
テイング装置を通つて挿通速度でウエブを挿通さ
せる必要がない。低速の挿通速度でこのようにコ
ーテイング装置の全長にわたつて挿通操作を行う
ことは、コーテイング操作中、本質的に生産の低
下を生じさせるが、本発明によれば、この低速の
挿通速度での運転時間を著しく短縮することがで
きる。
本発明は、またプルスタツクと被覆ずみのウエ
ブの巻き取り装置との間でウエブに生じる破断の
後、コーテイング装置を通つてウエブを再挿通し
てコートする方法に係る。この再挿通操作は、巻
き戻しスタンドと、プルスタツクと、コーテイン
グ装置とをコーテイング速度に保持される。プル
スタツクから出てくる全幅のウエブは第1ブロー
クシユートへ投棄される。第2の狭い尾部分は巻
き戻しスタンドとプルスタツクとの間で全幅のウ
エブから切断され、コーテイング速度で移動する
この第2の狭い尾部分はコーテイング速度でコー
テイング装置を通つて挿通され、その時全幅のウ
エブの残り部分はブロークシユートへ投棄され
る。第2の狭い尾部分がコーテイング装置を通つ
て挿通した時、この第2の狭い尾部分はウエブの
全幅へ広げられるので、全幅のウエブがコーテイ
ング装置を通つて伸長することになる。このよう
にして全幅のウエブを速度を低下させることなく
コーテイング速度に保持した状態でコーテイング
装置を通つて再び挿通することができ、短時間で
全幅のウエブのコーテイングが再開される。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を説明する。
コーターの始動時の操作方法 第1図は本発明のコーター10aを示し、巻き
戻しスタンド14aとプルスタツク28aと、第
1ブロークシユート29と、第1カツター40
と、全体を44aでコーテイング装置とを有す
る。
第2〜11図は、このコーター10aを操作す
る時に使用する段階を示す。これらの操作段階
は、コーテイング操作の始動の各段階を示すため
に、第2〜11図に連続的に示される。
第2〜11図は第1図に示すコーターの平面図
である。
第2図は矢印Vtで示すウエブの挿通(スレツ
ド)速度で巻き戻しスタンド14aから巻き戻さ
れた全幅のウエブWaから第1の狭い尾部分32
aを手で分離するところを示す。
第3図は第1図の狭い尾部分32aがプルスタ
ツク28aを通つて挿通速度Vtで挿通されると
ころを示す。
第4図は、全幅のウエブWaがプルスタツク2
8aを通つて伸長するように、第1の狭い尾部分
32aがウエブWaの全幅まで広げられたところ
を示す。
第5図はプルスタツク28aから出た全幅のウ
エブWaがそのプルスタツク28aの下に配置さ
れた第1ブロークシユート29へ投棄されたとこ
ろを示す。
第6図は、プルスタツク28aを通つて伸長す
る全幅のウエブWaがコーテイング速度Vcで移動
する時、コーテイング装置44aもまた、この同
じコーテイング速度Vcで移動するように、巻き
戻しスタンド14aと、プルスタツク28aとコ
ーテイング装置44aとが矢印Vcで示すような
コーテイング速度に加速されたところを示す。
第7図は、巻き戻しスタンド14aとプルスタ
ツク28aとの間で全幅のウエブWaの第2の狭
い尾部分42を切断する第1カツター40を示
す。
第8図は第2の狭い尾部分42がコーテイング
装置44aを通つて挿通され、その時同時第2尾
部42はコーテイング速度で移動し、全幅のウエ
ブの残り、即ち、全幅Waから第2の狭い尾部分
42を除いた部分が第1ブロークシユート29へ
投棄され続けているところを示す。
第9図は、全幅のウエブWaがコーテイング装
置44aを通つて案内されるように、第2の狭い
尾部分42が第1カツター40の横方向の動きに
より広げられて全幅のウエブWaが得られるとこ
ろを示す。
全幅のウエブがコーテイング装置44aを通つ
て伸長する時、全幅のウエブWaが第10図に示
すように、巻き取りドラム46aに巻かれ始め
る。
第11図に示すように、ダブルクロスハツチン
グで示すウエブのコーテイングが始まる。
プルスタツクと巻き直しリールとの間でウエブが
破断したのちのコーテイング装置の再挿通(リス
レツデイング) 普通、コーテイング操作中に破断が生じる時、
ウエブWaのそのような破断はウエブWaがコー
テイング装置44aを通過する間に生じる。ウエ
ブの破断は巻き戻しスタンド14aとプルスタツ
ク28aとの間で時々生じるけれども、巻き戻し
スタンド14aとプルスタツク28aとの間の破
断の数と、プルスタツク28aと巻き取りリー
ル、即ち巻き直しドラム46aとの間の破断の数
との割合は1:20の範囲内にある。ウエブの破断
が生じる時、コーテイング装置44aにウエブの
再挿通を行い、コーテイング工程に戻すために、
第12〜16図に示すように、次のような連続的
な工程が行われる。
第12〜16図は第1図に示すコーテイング装
置44aの平面図であつて、再挿通(リスレツデ
イング)操作シーケンスを示す。
第12図は、プルスタツク28aと巻き取りリ
ール46aとの間でウエブが破断した時、巻き戻
しスタンド14aと、プルスタツク28aとコー
テイング装置44aとがどのようにしてコーテイ
ング速度Vcに保持されるかを示す。
第12図はまた、プルスタツクから出る全幅の
ウエブが第1ブロークシユート29内へ下向きに
投下され、第1カツター40が第2尾部42を切
断し始めるところを示す。
第13図は、第1カツター40が全幅ウエブか
ら第2の狭い尾部分42を切断し始め、コーテイ
ング速度Vcで回転するコーテイング装置44a
を通つて第2尾部42を方向づけるところを示
す。
第14図は全幅のウエブがコーテイング速度
Vcで移動するコーテイング装置44aを通つて
伸長するように、第2尾部42が全幅まで広がる
ために、第2カツター40が第2の狭い尾部分4
2に対して側方へ移動するところを示す。
第15図は全幅のウエブWaがコーテイング装
置44aを通つて伸長し始めたところを示す。
第16図はダブルクロスハツチングで示すよう
に、全幅のウエブのコーテイングが再開され、被
覆されたウエブが巻きとりリール46aに巻かれ
るところを示す。
コーテイング操作の開始とウエブの破断後のウ
エブの再挿通操作の前述の両操作において、第2
尾部42はコーテイング速度Vcでコーテイング
装置を通つて挿通され、それによつて、挿通速度
Vtでコーテイング装置の全長に尾部を挿通し、
その後、コーター全体をコーテイング速度Vcま
で加速させるという従来の時間のかかるやり方を
止めることができる。
第2〜16図に示すように、第1尾部32aを
分離する段階には、また全幅のウエブWaが巻き
戻しスタンド14aから巻き戻される時、その全
幅のウエブWaから第1の狭い尾部分32aを手
で裂くことが含まれる。第3図に示すように、第
1の狭い尾部32aは互いに平行に配置された第
1及び第2の側縁部48,50を有し、これらの
側縁部はプルスタツク28aを通つて第1尾部3
2aが挿通するのを容易にするために機械方向へ
伸長する。
第2〜6図に示す第1尾部32aを挿通する段
階には、またプルスタツク28aの共働ロール2
4a,26aとが挿通速度Vtで回転する時、第
1の狭い尾部分32aがプルスタツク28aを通
つて挿通されるように、第1尾部の狭い尾部分3
2aをプルスタツク28aの共働ロール24a,
26aとによつて形成される第1ニツプ22aへ
挿入することが含まれる。
第2〜6図に示すように、第1尾部32aを広
げる段階は、また全幅のウエブWaがプルスタツ
ク28aを通つて伸長するまで第1尾部32aを
次第に広げることが含まれる。第4図に示すよう
に第1尾部32aのこの広がり部分52は、第1
の狭い尾部分32aと全幅のウエブWaとの間に
位置する。この第1の広がり部分52は機械方向
へ配置されたその第1辺縁部48を有する。
第6〜8図及び第12〜14図に示すように、
全幅のウエブWaを投棄させる段階には、投下さ
れたウエブをパルプへの再生のために戻されるこ
とが含まれる。
第6図に示すように、全幅のウエブWaを加速
させる段階には、またプルスタツク28aから出
て投下される全幅のウエブWaが急速にコーテイ
ング速度Vcまで加速されるように、巻き戻しス
タンド14aとプルスタツク28aとを加速させ
ることが含まれる。また、コーテイング装置44
aも、それが投棄される全幅のウエブの速度と同
じ速度であるコーテイング速度Vcを得るように、
コーテイング速度Vcまで急速に加速される。
第7〜9図及び第12〜14図に示すように、
第2尾部を切断する段階には、第1カツター40
が投棄される全幅のウエブWaから第2の狭い尾
部分42を切断するように、巻き戻しスタンドと
プルスタツクとの間に配置される第1カツターを
操作することが含まれる。第9図に示すように、
第2の狭い尾部分42はこの第2の狭い尾部分4
2をコーテイング装置44aへ挿通させ易くする
ために、横方向に間隔をおいて位置する平行な第
3、第4の辺縁部56,58を有する。
第9,10,14,15図に示すように、第2
尾部42を挿通する段階にはまた、巻き戻しスタ
ンドとプルスタツク28aとの間でコーテイング
速度Vcで生じた第2尾部42がコーテイング装
置44aの共働する挿通用ロープ間に供給され、
それからコーテイング速度Vcでコーテイング装
置44aに挿通されるように、第2尾部42を前
記ロープ間に供給することが含まれる。第2尾部
42がコーテイング装置44aを通つて供給され
る時、全幅のウエブから小さい第2尾部42を除
いた部分は第1ブロークシユートへ投下される。
第9,13,14図に示すように、第2尾部4
2を広げる段階は、また全幅のウエブが第1カツ
ター40に対して相対的に移動する時第2の狭い
尾部分42が次第に広がつて遂に全幅のウエブが
コーテイング装置44aを通つて伸長するよう
に、第1カツター40を機械に対して横断方向へ
移動させることを含む。第9図に示すような第2
広がり部分60の第3辺縁部56は、機械方向へ
配向され、第5辺縁部62は第3辺縁部に対して斜
交するように配置され、その第2広がり部分60
は、第2の狭い尾部分42と全幅のウエブWaと
の間に配置される。
第17図に示すように、本発明のもうひとつの
実施例において、第2尾部を広げる段階は、また
コーテイング装置44bの第1部分64を通つて
全幅のウエブWbが伸長するまで第2の狭い尾部
分42bを次第に広げるように、第1カツター4
0bを機械に対して横断方向へ移動させることを
含む。上記の第1部分64から出る全幅のウエブ
Wbは、第2ブロークシユート66へ投下され
る。第3尾部は、第2尾部42bを切断した時と
同じ方法で第1部分64と第2ブロークシユート
66との間で第2カツター67によつて全幅のウ
エブから切断される。この第3尾部はコーテイン
グ装置44bの下流第2部分68を通つてコーテ
イング速度Vcで供給される。
第1〜16図に示すウエブのコート方法を実施
するコーターは、被覆されるべきウエブを巻き戻
すための巻き戻しスタンド14aと、その巻き戻
しスタンドの下流に配置されたプルスタツク28
aとを有する。プルスタツクの下方に、第1ブロ
ークシユート29が配置されるので、第1尾部が
プルスタツクを通つて挿通され、そしてそれが広
げられて、全幅のウエブがプルスタツクを通つて
伸長する時、そのプルスタツクから出る全幅のウ
エブは第1ブロークシユート29に投棄されるよ
うになつている。ウエブを被覆するコーテイング
装置44aは、第1ブロークシユートへ投下され
るウエブがコーテイング装置と同じコーテイング
速度を得るように、巻き戻しスタンド14a、プ
ルスタツク22a及び全幅のウエブと共にコーテ
イング速度に加速される。第2尾部がコーテイン
グ速度でコーテイング装置を通つて供給されるよ
うに、プルスタツクから出る全幅のウエブから第
2尾部を切断するために、巻き戻しスタンド14
aとプルスタツク22aとの間に、第1カツター
40が配置される。その第1カツター40は、第
2尾部が広がつて全幅のウエブがコーテイング速
度でコーテイング装置を通つて伸長するように、
コーテイング装置の上流へウエブに対して相対的
に移動する。このような配置すると、ウエブの破
断後、コーテイング装置を通つて挿通速度でウエ
ブを挿通させる必要がない。前述の方法でこの装
置を使用することによつて、そのような挿通操作
を挿通速度で行う場合に伴う生産の低下を防ぐこ
とができる。
ここに示す配置を利用することによつて、製紙
機械はコーターから完全に独立して作動すること
ができ、コーターも基本的には、製紙機械と同一
速度で作動でき、そしてコーターへ達する前に、
不良紙を引出すことができる。
1つの例によれば、20m/秒(4000フイート/
分)で作動するコーターの場合、定速作動型のオ
ンマシンコーターは、一日当り、8個の破断を生
じ、一日当り、リールに738トンの量を生産する。
しかしながら、従来の方法による、これに対応
するオフマシンコーター装置では、一日当り、
624トンしか生産できない。この事から、オンマ
シンコーターはそれに対応するオフマシンコータ
ーより18%も生産性が高いことがわかる。実際
に、この事は、オンマシンコーターの場合、ウエ
ブが29.73m/秒(3891フイート/分)で被覆さ
れるのに対して、オフマシンコーターでは、紙の
平均生産性を17.88m/秒(3527フイート/分)
に低下させねばならないことを意味する。
本発明は、上記実施例について説明したよう
に、ペーパーウエブを被覆するためのオフマシン
コーターの生産率を上げるのに特に有効であるけ
れども、本発明の方法及び装置は、ペーパーウエ
ブを被覆するオフマシンコーターに制限されるも
のではない。むしろ、本発明は、本文に説明する
ように基本的概念の多くの変形を可能にする。こ
れらの変形は特許請求の範囲に限定した発明の本
旨と範囲から逸脱するものではなく、あらゆる種
類の材料で成るウエブのコーテイングをも包含す
る。
〔発明の効果〕
本発明に係る方法は以上説明したように、コー
ターの始動時におけるウエブの挿通に要する低速
の挿通速度による運転時間を著しく短縮すること
ができその生産性を高めることができる。
また本発明に係る方法は、ウエブがプルスタツ
クから巻き取り部との間で破断したときに、ウエ
ブの速度を低下させることなくコーテイング速度
に保持した状態でウエブの再挿通を行うことがで
き、その生産性を高めることができる。
更にまた本発明に係るコーターは、上記の方法
を実施するものであつて、以上説明したようにコ
ーターの始動時及び破断したウエブの再挿通時に
効果的に短時間にウエブの挿通及び再挿通を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であるオフマシンコ
ーターの側面図であつて、第1カツターが巻き戻
しスタンドとプルスタツクとの間にあり、そのプ
ルスタツクの下にブロークシユートが配置されて
いる状態を示す。第2図は第1図の装置の平面図
であつてウエブから第1尾部を手で分離する状態
を示す。第3図は第2図の類似図で、第1尾部が
挿通速度でプルスタツクを通つて挿通される状態
を示す。第4図は第2図の類似図で、第1尾部は
全幅のウエブがプルスタツクを通つて伸長するよ
うに全幅まで次第に広げられる状態を示す。第5
図はプルスタツクを通つて伸長するウエブの第1
広がり部分を示す説明図である。第6図は第5図
の類似図で、プルスタツクから出る全幅のウエブ
が第1ブロークシユートへ投下され、全幅のウエ
ブとコーテイング装置とがコーテイング速度まで
加速される状態を示す。第7図は第6図の類似図
で、第2尾部が全幅のウエブから切断される状態
を示す。第8図は第7図の類似図で、第2尾部が
コーテイング速度でコーテイング装置を通つて供
給され、全幅のウエブの残り部分が第1ブローク
シユートに投下される状態を示す。第9図は第8
図を類似図で、全幅のウエブがコーテイング装置
を通つて伸長するように、第2尾部がウエブの全
幅まで広げられる状態を示す。第10図は第9図
の類似図で、全幅のウエブがコーテイング装置の
殆んどを通つて伸長する状態を示す。第11図は
第10図の類似図で、再開されたコーテイング操
作を示す。第12図は第2図の類似図で、プルス
タツクと巻きとりリールとの間でウエブの破断が
生じた後の、操作シーケンスの第1段階を示し、
また、巻き戻しスタンドと、プルスタツクと、コ
ーテイング装置とがコーテイング速度で回転し続
け、その時、破断した全幅のウエブが第1ブロー
クシユートへ投棄されている状態を示す。第13
図は第12図の類似図で、巻き戻しスタンドとプ
ルスタツクとの間の全幅のウエブから第2の狭い
尾部分を切断する第2段階を示す。この第13図
はまた、第2の狭い尾部分がコーテイング速度で
コーテイング装置を通つて挿通され、その時、全
幅のウエブの残り部分は第1ブロークシユートへ
投下される状態を示す。第14図は第13図の類
似図で、第2の狭い尾部分が全幅まで広げられ
て、全幅のウエブがコーテイング速度でコーテイ
ング装置を通つて伸長しうるようになつている状
態を示す。第15図は、第14図の類似図で、全
幅のウエブがコーテイング装置を通つて伸長し始
めた状態を示す。第16図はコーテイング装置を
通つて伸長する再挿入されるウエブのコーテイン
グが再開された状態を示す。第17図は本発明の
他の実施例の側面図である。第18図は典型的な
従来のオフマシンコーターの側面図であつて、コ
ーテイング装置でウエブが破断した後、コーター
全体が停止し、コーテイング装置は、低速の挿通
速度で挿通される状態を示す。 10,10a……コーター、12……巻き戻し
リール、14,14a,14b……巻き戻しスタ
ンド、15〜21……案内ロール、22……ニツ
プ、24,26……第1及び第2ロール、W……
ペーパーウエブ、28……プルスタツク、29…
…第1ブロークシユート、32,32a……第1
の狭い尾部分、33〜39……案内ロール、4
4,44a,44b……コーテイング装置、46
……巻取りリール、40……第1カツター、4
2,42a……第2の狭い尾部分、48,50…
…第1、第2側縁部、52……第1広がり部分、
56,58……第3、第4側縁部、64……コー
テイング装置の第1部分、66……第2ブローク
シユート、68……コーテイング装置の第2部
分。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 低速の挿通(スレツド)速度で巻き戻しスタ
    ンドから巻き戻される全幅のウエブから第1尾部
    を分離し、その第1尾部をプルスタツクを通つて
    前記挿通速度で挿通させ、全幅のウエブがプルス
    タツクを通つて伸長するように第1尾部をウエブ
    の全幅まで広げ、前記プルスタツクから出る全幅
    のウエブをプルスタツクの下に配置されたブロー
    クシユートへ投棄し、全幅のウエブとコーテイン
    グ装置の両方がコーテイング速度を得るようにプ
    ルスタツクを通つて伸長する全幅のウエブとコー
    テイング装置とをコーテイング速度に加速し、巻
    き戻しスタンドとプルスタツクとの間で全幅のウ
    エブの第2尾部を切断し、第2尾部を前記コーテ
    イング速度で移動させ全幅のウエブから第2尾部
    を除いた部分をブロークシユートへ処分し続けな
    がらプルスタツクから出る第2尾部をコーテイン
    グ装置を通つて挿通させ、全幅のウエブがコーテ
    イング装置を通つて伸長するように第2尾部をウ
    エブの全幅に広げ、全幅のウエブがコーテイング
    装置を通過する間に同全幅のウエブを被覆し、被
    覆したウエブを巻き取りリールに巻くことの段階
    で成るウエブのコート方法。 2 前記第1尾部を分離する段階は、さらに巻き
    取りスタンドから巻き戻される全幅のウエブから
    第1の狭い尾部分を裂くことを含み、前記狭い尾
    部は互いに平行に配置された第1及び第2の側縁
    部を有し、それらは第1尾部がプルスタツクを通
    つて挿通し易くするために機械方向へ伸長してい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    の方法。 3 前記第1尾部を挿通させる段階は、さらにプ
    ルスタツクの共働ロールが挿通速度で回転する
    時、第1の狭い尾部分がプルスタツクを通つて挿
    通されるように、前記共働ロールによつて限定さ
    れたニツプへ第1尾部の第1の狭い部分を挿入す
    ることを含むことを特徴とする特許請求の範囲第
    2項に記載の方法。 4 前記第1尾部を広げる段階はさらに、全幅の
    ウエブがプルスタツクを通つて伸長するまで第1
    の狭い尾部分を次第に広げることを含み、その第
    1尾部の第1広がり部分は前記第1の狭い尾部分
    と全幅のウエブとの間に配置されることを特徴と
    する特許請求の範囲第2項に記載の方法。 5 前記全幅のウエブを投棄する段階は、さらに
    投下したウエブをパルプ用に再生するために戻す
    ことを含むことを特徴とする、特許請求の範囲第
    1項に記載の方法。 6 全幅のウエブを加速させる段階は、さらにプ
    ルスタツクから出て投棄される全幅のウエブがコ
    ーテイング速度に急速に加速されるように巻き戻
    しスタンドとプルスタツクとを加速させ、前記コ
    ーテイング装置が、投棄される全幅のウエブの速
    度と同一速度であるコーテイング速度を得るよう
    にコーテイング装置をコーテイング速度まで急速
    に加速させることを含むことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の方法。 7 前記第2尾部を切断する段階は、さらにカツ
    ターが投下される全幅のウエブから第2の狭い尾
    部分を切断するように巻き戻しスタンドとプルス
    タツクとの間に配置されたカツターを操作するこ
    とを含み、前記第2の狭い尾部分はその第2の狭
    い尾部分をコーテイング装置へ挿通し易くするた
    めに横方向に間隔をおいて、平行に位置する第3
    と第4辺縁部を有することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項に記載の方法。 8 前記第2尾部を挿通させる段階は、さらにコ
    ーテイング速度でプルスタツクとブロークシユー
    トとの間に生じる第2尾部が、コーテイング装置
    の共働する挿通用ロープ間へ供給され、そしてコ
    ーテイング速度でコーテイング装置を通つて挿通
    されるように前記ロープ間へ第2尾部を挿通させ
    ることを含み、前記第2尾部はコーテイング装置
    を通つて供給され、その時、全幅のウエブから第
    2尾部を除いた部分がブロークシユートへ投下さ
    れることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
    載の方法。 9 前記第2尾部を広げる段階は、さらに全幅の
    ウエブがカツターに対して相対的に移動する時、
    第2の狭い尾部分は全幅のウエブがコーテイング
    装置を通つて伸長するまで次第に広がるように、
    カツターを機械方向に対して横断方向へ移動させ
    ることを含み、前記第2の広がり部分の第3辺縁
    部は機械方向へ配置され、第5辺縁部は第3辺縁
    部に対して斜交するように配置され、さらに前記
    第2の広がり部分が第2の狭い尾部分と全幅のウ
    エブとの間に配置されることを特徴とする特許請
    求の範囲第7項に記載の方法。 10 前記第2尾部を広げる段階は、さらに全幅
    のウエブがコーテイング装置の第1部分を通つて
    伸長するまで第2の狭い尾部分が次第に広がるよ
    うにカツターを機械方向に対して横断方向へ移動
    させ、第1部分から出る全幅のウエブを第2のブ
    ロークシユートへ投下させ、第1部分と第2ブロ
    ークシユートとの間で全幅のウエブから第3尾部
    を切断し、コーテイング装置の下流第2部分を通
    つて第3尾部をコーテイング速度で供給すること
    を含むことを特徴とする特許請求の範囲第9項に
    記載の方法。 11 被覆すべきウエブをほどくための巻き戻し
    スタンドと;前記巻き戻しスタンドの下流に配置
    されたプルスタツクと;巻き戻しスタンドとプル
    スタツクとの間でウエブから分離された第1尾部
    が前記プルスタツクを通つて挿通され、前記第1
    尾部が広げられて全幅のウエブが前記プルスタツ
    クを通つて伸長する時、そのプルスタツクから出
    る前記全幅のウエブが投棄されるように前記プル
    スタツクの下方に配置されたブロークシユート
    と;ウエブを被覆し前記ブロークシユートへ投下
    されるウエブが前記コーテイング装置と同じコー
    テイング速度を得るように、前記巻き戻しスタン
    ドと、前記プルスタツクと、全幅のウエブと共
    に、コーテイング速度に加速されるコーテイング
    装置と;第2尾部がコーテイング速度で前記コー
    テイング装置を通つて供給されるように前記全幅
    のウエブが前記プルスタツクから出る前に全幅の
    ウエブから第2尾部を切断するため、前記巻き戻
    しスタンドと前記プルスタツクとの間に配置され
    前記コーテイング装置の上流へウエブに対して相
    対的に移動可能なカツターとを備え、同カツター
    の前記コーテイング装置の上流へのウエブに対す
    る相対的移動によつて前記第2尾部を広げて全幅
    のウエブがコーテイング速度で前記コーテイング
    装置を通つて伸長することができ、それによつ
    て、破断後、前記コーテイング装置を通つて挿通
    速度でウエブを挿通させる必要がなく、その挿通
    速度でのそのような挿通操作に伴つて生じる生産
    性の本質的な低下を生じることもないようにした
    ことを特徴とするウエブを被覆するコーター。 12 巻き戻しスタンドとプルスタツクとコーテ
    イング装置とをコーテイング速度に保持し、プル
    スタツクから出てくる全幅のウエブを第1ブロー
    クシユートへ投下させ、巻き戻しスタンドとプル
    スタツクとの間で全幅のウエブから第2の狭い尾
    部分を切断し、その第2の狭い尾部分をコーテイ
    ング速度で移動させ、コーテイング速度でコーテ
    イング装置を通つて第2の狭い尾部分を挿通さ
    せ、その時、全幅のウエブの残り部分は第1ブロ
    ークシユートへ投棄し、全幅のウエブがコーテイ
    ング装置を通つて伸長するように第2の狭い尾部
    分をウエブの全幅まで広げてウエブのコーテイン
    グを再開し、被覆されたウエブを巻きとることの
    段階で成り、プルスタツクと被覆されたウエブの
    リール巻き取り部との間でウエブが破断した時コ
    ーテイング装置を通してウエブを再挿通してコー
    トする方法。
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