JPH0542213U - 物品搬送装置のガイド装置 - Google Patents

物品搬送装置のガイド装置

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JPH0542213U
JPH0542213U JP6308391U JP6308391U JPH0542213U JP H0542213 U JPH0542213 U JP H0542213U JP 6308391 U JP6308391 U JP 6308391U JP 6308391 U JP6308391 U JP 6308391U JP H0542213 U JPH0542213 U JP H0542213U
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正寛 小高
英夫 池田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガイド装置全体の軽量化を図ることにより装
置コストの低減を図ることができるとともに、物品の搬
送幅を調整するためにガイド位置を調整する場合に迅速
且つ簡易に行うことができる物品搬送装置のガイド装置
を提供することを目的とする。 【構成】 物品搬送装置の搬送方向に沿って設けられ搬
送される物品の案内を行うガイド装置において、搬送方
向に対して略直交する方向に設けられ搬送方向に互いに
離間して設けられた一対の案内部材7,7と、一対の案
内部材7,7にそれぞれ移動可能に支持された一対のワ
イヤ支持部材10,10と、一対のワイヤ支持部材1
0,10間に張設されたワイヤ11とを備え、ワイヤ1
1の少なくとも一端にはワイヤ11に張力を付与するス
プリング12が設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は物品搬送装置のガイド装置に係り、特に物品の搬送を行うコンベア等 の物品搬送装置において、物品の落下防止及び姿勢制御をするために物品を案内 する物品搬送装置のガイド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
物品の搬送を行うコンベア等の物品搬送装置は、搬送方向に沿って、その両側 部にガイド装置を備えている。一般に、従来のガイド装置は、図5に示されるよ うに、フレーム31に固定されたブラケット32に支持部材33を介してガイド レール34を取付けている構造をなしている。ここにガイドレール34は丸棒、 平板等をそのまま使用するか(図5(b)参照)、もしくは樹脂をかぶせること により使用している(図5(a),図5(c)参照)。
【0003】 前記ガイドレール34を前後に動かしてガイド位置を調整する場合には、図5 に示すガイド装置においては支持部材33を固定しているナット35を緩め、ガ イドレール34及び全ての支持部材33を一体に前後に動かして再びナットを締 めることにより行う。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、物品の搬送状態としては、物品が強くガイドに接触している状態と 、軽く接触するか若しくは時々接触する状態とがある。後者のような状態におい ては頑丈なガイドは必要なく簡単なもので充分であった。また、搬送される物品 が軽い場合、例えばダンボール製の空箱のような場合にも、同様に頑丈なガイド は不必要であった。しかしながら、従来のガイド装置は、図5に示すように丸棒 、平板等の比較的頑丈なガイドレールを用いており、そのためガイド装置全体の 重量が増加するとともに、ガイドレールを支持するためのブラケットや支持部材 の個数が増加し、ガイド装置がコスト高になるという問題点があった。
【0005】 また、搬送物品のサイズ変更時に、物品の搬送部の幅を調節するためにガイド 位置を調整する際には、ガイドレールの支持点間の長さを変えることが出来ない ため、ガイドレール及び全ての支持部材を同時に前後に動かすか、或いはガイド レールの支持部材に長孔等を作っておく必要があった。
【0006】 本考案は、前述した点に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、ガイド 装置全体の軽量化を図ることにより装置コストの低減を図ることができるととも に、物品の搬送幅を調整するためにガイド位置を調整する場合に簡易に行うこと ができる物品搬送装置のガイド装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するため、本考案の物品搬送装置のガイド装置は、物品搬 送装置の搬送方向に沿って設けられ搬送される物品の案内を行うガイド装置にお いて、前記搬送方向に対して略直交する方向に設けられ前記搬送方向に互いに離 間して設けられた一対の案内部材と、前記一対の案内部材にそれぞれ移動可能に 支持された一対の線材支持部材と、前記一対の線材支持部材間に張設された線材 とを備え、前記線材の少なくとも一端には前記線材に張力を付与するスプリング が設けられていることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
前述した構成からなる本考案によれば、物品を案内するためのガイド部材を線 材により構成したため、ガイド部材自体が軽量になり、ガイド部材の支持間隔を 長くとることができ、ガイド部材を支持するための支持部材数を削減することが できる。したがってガイド装置全体の小型軽量化、低コスト化を図ることができ る。
【0009】 また、搬送物品の寸法変更時にガイド位置を調整する場合、線材の一端にスプ リングを設けたため、一方の線材支持部材を案内部材に沿って移動させた後、他 方の線材支持部材を他の案内部材に沿って移動させることができ、極めて簡易に ガイド位置を調整することができる。しかも、このガイド位置の調整作業を前述 のように一方づつ行うことができるために単独の作業員でも行うことができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案に係る物品搬送装置のガイド装置の一実施例を図1乃至図4を参 照して説明する。図1は本ガイド装置の斜視図、図2はその平面図、図3は図2 のA矢視図である。
【0011】 図1乃至図3において、符号1は搬送コンベアであり、搬送コンベア1はその 両側部にコンベアフレーム2及び3(図3参照)を備えている。コンベアフレー ム2,3間には多数のローラ4が架設されている。そして、搬送コンベア1の一 側には、物品を案内するためのガイド装置5が配設されている。
【0012】 ガイド装置5は、コンベアフレーム2上に所定距離をおいて立設された支柱6 ,6上に支持された水平方向に伸びる一対の案内部材7,7を備えている。なお 、支柱6に対向した位置に案内部材7を支持するもう一方の支柱が配設されてい るが、図1では省略されている。案内部材7は搬送コンベア1の搬送方向と略直 交する方向に延びている。
【0013】 また、一対の案内部材7,7には、それぞれスライダ8,8が移動可能に支持 されており、そして、各スライダ8にプレートサポート9が固定されている。各 プレートサポート9の下端にはワイヤ支持部材10が固定されている。そして、 一対のワイヤ支持部材10,10間にワイヤ11が張設されている。なお、スラ イダ8は止めねじ(図示せず)等によって案内部材7に固定される。
【0014】 前記ワイヤ11は、その一端に引張りコイルスプリング12が接続されており 、ワイヤ11は引張りコイルスプリング12を介してワイヤ支持部材10に固定 されている。また、ワイヤ11の他端は直接にワイヤ支持部材10に固定されて いる。
【0015】 一方、前記ガイド装置5のワイヤ11の対向する位置には搬送コンベア1に沿 って固定ガイド15が配設されている。
【0016】 図4はワイヤ11と引張りコイルスプリング12との関係を示す図であり、図 4(a)はワイヤ11の一端に引張りコイルスプリング12を設けた場合、図4 (b)はワイヤ11の両端に引張りコイルスプリング12を設けた場合をそれぞ れ示す。このように、引張りコイルスプリング12はワイヤ11の一端に設けて も良いし、ワイヤ11の両端に設けても良い。
【0017】 次に前述のように構成された物品搬送装置のガイド装置の動作を図1を参照し て説明する。
【0018】 搬送コンベア1に隣接して搬送コンベア20が設置されている。そして、搬送 コンベア20上に載置された箱21は搬送コンベア20の搬送に伴って矢印方向 に進行し、そして、搬送コンベア1に乗り移る。この時、搬送コンベア1の搬送 面のやや上方に設けられたワイヤ支持部材10は、その一側面がテーパ面10a になっているため、箱21は円滑に搬送コンベア1上に乗り移る。次に、搬送コ ンベア1によって箱21は搬送される。この時、箱21はガイド装置5のワイヤ 11によって案内される。なお、引張りコイルスプリング12はワイヤ11に一 定の張力を与えている。
【0019】 箱21は、ガイド装置5のワイヤ11によって案内されながら搬送コンベア1 上を進行し、やがて、他方のワイヤ支持部材10のテーパ面10aに案内されな がら、搬送コンベア1から排出される。
【0020】 しかして、搬送物品のサイズ変更時にガイド位置を調節する場合には、一方の ワイヤ支持部材10を案内部材7に沿って移動させた後、他方のワイヤ支持部材 10を案内部材7に沿って移動させることによりガイド位置を変更することがで きる。この時、一方のワイヤ支持部材10をそのままの状態で、他方のワイヤ支 持部材10を動かして両ワイヤ支持部材10,10間の距離が長くなったとして も、両ワイヤ支持部材10,10間には引張りコイルスプリング12が介装され ているために、この距離の変化を吸収することができる。従って、ワイヤ支持部 材10を片方ずつ案内部材7に沿って動かすことにより、一人の作業員でも極め て容易にガイド位置の調節をすることができる。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の物品搬送装置によれば、物品を案内するための ガイド部材を線材により構成したため、ガイド部材自体が軽量になり、これに伴 いガイド部材の支持間隔を長くとることができ、ガイド部材を支持するための支 持部材の数を削減することができる。したがって、ガイド装置全体の小型軽量化 、低コスト化を図ることができる。
【0022】 また、本考案によれば、搬送物品のサイズ変更時にガイド位置を調整する場合 、一方の線材支持部材を案内部材に沿って移動させた後、他方の線材支持部材を 案内部材に沿って移動させることができ、単独の作業員でもこのガイド位置の調 整作業を極めて簡易に行うことができる。
【0023】 さらに、本考案によれば、物品搬送装置にガイド装置を組み込む場合、線材か らなるガイド部材を使用したため、ガイド部材の支持間隔が長くとれ、物品搬送 装置の入口と出口のみに支持部を設ければよく、物品搬送装置全体の構成が簡単 になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る物品搬送装置の一実施例の基本構
成を示す斜視図。
【図2】本考案に係る物品搬送装置のガイド装置の一実
施例を示す平面図。
【図3】図2のA矢視図。
【図4】本考案に係る物品搬送装置のガイド装置のワイ
ヤと引張りコイルスプリングとの関係を説明する説明
図。
【図5】従来の物品搬送装置のガイド装置を示す側面
図。
【符号の説明】
1 搬送コンベア 2,3 コンベアフレーム 4 ローラ 5 ガイド装置 6 支柱 7 案内部材 8 スライダ 9 プレートサポート 10 ワイヤ支持部材 11 ワイヤ 12 引張りコイルスプリング 15 固定ガイド 20 搬送コンベア

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品搬送装置の搬送方向に沿って設けら
    れ搬送される物品の案内を行うガイド装置において、前
    記搬送方向に対して略直交する方向に設けられ前記搬送
    方向に互いに離間して設けられた一対の案内部材と、前
    記一対の案内部材にそれぞれ移動可能に支持された一対
    の線材支持部材と、前記一対の線材支持部材間に張設さ
    れた線材とを備え、前記線材の少なくとも一端には前記
    線材に張力を付与するスプリングが設けられていること
    を特徴とする物品搬送装置のガイド装置。
  2. 【請求項2】 前記一対の線材支持部材は個別に移動さ
    せることができることを特徴とする請求項1記載の物品
    搬送装置のガイド装置。
JP6308391U 1991-07-15 1991-07-15 物品搬送装置のガイド装置 Expired - Fee Related JP2523913Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013233968A (ja) * 2012-05-08 2013-11-21 Brother Industries Ltd 包装装置
JP2015143157A (ja) * 2008-05-29 2015-08-06 コーニング インコーポレイテッド ガラスシートを案内するためのガラスシート案内システム及び方法

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