JPH0542074U - キヤリヤの車間距離自動調整装置 - Google Patents

キヤリヤの車間距離自動調整装置

Info

Publication number
JPH0542074U
JPH0542074U JP9715691U JP9715691U JPH0542074U JP H0542074 U JPH0542074 U JP H0542074U JP 9715691 U JP9715691 U JP 9715691U JP 9715691 U JP9715691 U JP 9715691U JP H0542074 U JPH0542074 U JP H0542074U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carrier
distance
length
inter
vehicle distance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9715691U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2523305Y2 (ja
Inventor
富士夫 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsubakimoto Chain Co filed Critical Tsubakimoto Chain Co
Priority to JP1991097156U priority Critical patent/JP2523305Y2/ja
Publication of JPH0542074U publication Critical patent/JPH0542074U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2523305Y2 publication Critical patent/JP2523305Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
  • Control Of Conveyors (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャリヤに積載される搬送物の長さに応じて
キャリヤの車間距離を自動的に調整するための装置を提
供すること。 【構成】 車間距離自動調整装置は、搬送物を積載する
キャリヤの前部に具えられ光線を前方に向って投光し、
且つ、反射により戻ってくる前記光線を受光して前方の
キャリヤを検知するキャリヤ検知センサーと、前記キャ
リヤの後部に具えられた反射板と、前記キャリヤの走行
方向と平行な方向の搬送物の長さを搬送物毎に判別し搬
送物に長さに応じて予め設定された前記キャリヤ検知セ
ンサーのキャリヤ検知距離を選択する車間距離選択手段
とを具えている。予め、搬送物の長さ毎に、キャリヤ検
知距離を設定する。次に、車間距離選択手段はキャリヤ
に積載された搬送物の長さを判別し、キャリヤ検知距離
を自動的に選択する。これによって、間接的に車間距離
が選択され、キャリヤはキャリヤ検知距離以下に前方の
キャリヤに接近すると、自動的に速度制御され、選択さ
れた車間距離に保たれる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、キャリヤに積載される搬送物の長さに応じてキャリヤの車間距離を 調整するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、同一の走行路を走行する各キャリヤには、車間距離(キャリヤ同士の間 隔をいう)を一定に保持し、キャリヤの追突、或いは、キャリヤに積載されてい る搬送物同士の接触を防止する車間距離検出装置が具えられている。 この車間距離検出装置は、投光器から前方のキャリヤに光線を投光し、反射し て戻ってくる光線の光量によって前方のキャリヤを検出し、制御回路を作動させ てキャリヤの車間距離を一定に保持するようになっている。 キャリヤは、キャリヤ内に納まる長さの搬送物を搬送する場合のみならず、キ ャリヤの走行方向にはみ出る長さの搬送物も搬送する場合がある[以下、搬送物 (ワーク)の長さとは、キャリヤの走行方向と平行な方向の長さとする。]。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このような車間距離検出装置は、搬送物の長さが変更になる度毎に 、手動によって、車間距離を設定し直さなければならず、取扱いが面倒であると いう問題点を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、搬送物を積載するキャリヤの前部に具えられ光線を前方に向って投 光し、且つ、反射により戻ってくる前記光線を受光して前方のキャリヤを検知す るキャリヤ検知センサーと、前記キャリヤの後部に具えられた反射板と、前記キ ャリヤの走行方向と平行な方向の搬送物の長さを搬送物毎に判別し搬送物の長さ に応じて予め設定された前記キャリヤ検知センサーのキャリヤ検知距離を選択す る車間距離選択手段とを具えた装置により、前記の課題を解決したものである。
【0005】
【作用】
予め、搬送物の長さ毎に、キャリヤ検知センサーのキャリヤ検知距離(キャリ ヤ検知距離とは、キャリヤ検知センサーが前方のキャリヤを検知することのでき る、キャリヤ検知センサーと前方のキャリヤの反射板との間の最大距離のことで ある。)を設定する。 キャリヤに搬送物が積載されると、車間距離選択手段は搬送物の長さを判別し 、搬送物の長さに応じてキャリヤ検知センサーのキャリヤ検知距離を自動的に選 択する。キャリヤ検知距離が選択されると間接的に車間距離が選択される。 搬送物は、キャリヤ内に納まっている場合もあるし、キャリヤの走行方向には み出ている場合もあるが、何れの場合においても、上記キャリヤ検知距離が車間 距離選択手段によって自動的に選択される。 走行中のキャリヤが、選択されたキャリヤ検知距離以下に前方のキャリヤに接 近すると、検知センサーは異常接近信号を発する。 この異常接近信号によって、キャリヤは、自動的に速度制御され、調整された 車間距離に保たれ、前方のキャリヤとの追突、或いは、搬送物同士の接触が防止 される。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 キャリヤ10は、例えば自動車組立ラインに使用される一種の搬送車であり、 自動車のボディーであるワーク(搬送物)Wを積載してレールR上を走行するよ うになっている。レールR上には複数台のキャリヤ10が走行するようになって いる。 キャリヤ10は、モータ11によって回転する駆動車輪12と、従動車輪13 と、レールRの側面に接触する複数のガイドローラ14と、ワークWを積載する ハンガー15とで構成されている。 モータ11には減速機とブレーキ(両方とも図示省略)が設けられている。
【0007】 又、キャリヤ10は、前方のキャリヤを検知するキャリヤ検知センサー16を 前部に具え、光線Bを反射する反射板17を後部に具えている。 キャリヤ検知センサー16は、光線Bを投光する投光部(図示省略)と、反射 により戻ってくる光線を受光する受光部(図示省略)とを有しており、投光して 反射により戻ってくる光線の光量によって前方のキャリヤの存在を検知するセン サーである。 投光部が投光する光線の光量と、受光部の受光感度は、段階的に或いは連続的 に調節することができるようになっている。このため、キャリヤ検知センサー1 6は、ワークWの長さに応じたキャリヤ検知距離を予め設定できるようになって いる。キャリヤ検知距離とは、キャリヤ検知センサー16が前方のキャリヤを検 知することのできる、キャリヤ検知センサー16と前方のキャリヤの反射板17 との間の最大距離である。 又、キャリヤ検知センサー16は、反射板17に当たって戻ってくる光線の角 度によって車間距離を検知することができるセンサーであってもよい。 なお、このような検知センサー自体は既に公知であるから、その詳細な説明は 省略する。
【0008】 キャリヤ10は、キャリヤ10のワークWの長さをワーク毎に判別しキャリヤ 検知センサー16のキャリヤ検知距離を選択する車間距離選択手段18(図3参 照)も有している。 車間距離選択手段18は、光電センサー19と、駆動制御回路20とで構成さ れている。 光電センサー19は、ワークWに光線Aを投光し、反射してくる光線D有無に よってワークの長さを判別するセンサーである。
【0009】 なお、光電センサーの替わりに、ワークWに貼り付けたバーコード(図示省略 )を読取り、ワークの長さを判別することができる、例えば、バーコード読取器 (図示省略)であってもよい。 或いは、作業員が差込む記憶カードを受け入れて、記憶カードに記憶されたワ ークの長さを読取り、ワークの長さを判別することができる、例えば、カード読 取装置(図示省略)であってもよい。
【0010】 駆動制御回路20(図3参照)は、キャリヤ10のコントロールボックス21 内に収納され、光電センサー19と、キャリヤ検知センサー16と、モータ11 とに接続されている。 駆動制御回路20は、レールRに沿って敷設された制御信号用ケーブル22, 22を通じて地上に設置された制御ユニット23に接続されている。又、駆動制 御回路20は、レールRに沿って敷設された電源ケーブル24,24,24にも 接続されている。 駆動制御回路20と各ケーブル22,24は、キャリヤ10に設けられた5つ の集電子25を介して接続されている。 以上の構成の内、キャリヤ検知センサー16と、反射板17と、車間距離選択 手段18は、車間距離自動調整装置30(図3参照)を構成している。
【0011】 次に、動作を説明する。 予め、キャリヤ検知センサー16にワークWの長さに応じたキャリヤ検知距離 を設定する。図1に示すように、ワークWの長さがL1のときは、キャリヤ検知 距離をS1の距離に設定する。図2に示すように、ワークWの長さがL2のとき は、キャリヤ検知距離をS2の距離に設定する。 キャリヤ検知センサー16にキャリヤ検知距離を設定した後、ハンガー15に ワークWを積載する。すると、光電センサー19は下方に向けて光線Aを投光す る。
【0012】 図1に示すように、ワークWがキャリヤからはみ出る長さL1の場合、光電セ ンサー19の光線AはワークWに当たって反射し光電センサー19に検知される 。この検知によって、駆動制御回路20は、ワークが長いと判断して、キャリヤ 検知センサー16にS1のキャリヤ検知距離を選択する選択信号を送る。 選択信号を受けたキャリヤ検知センサー16は、投光部が投光する光線Bの光 量、或いは、受光部の受光感度を予め設定された状態に自動的に調節して、キャ リヤ検知距離をS1の距離にする。
【0013】 もし、図2に示すように、ワークWがキャリヤ10内に納まる長さの場合、光 電センサー19の光線Aは、ワークWに当たることなく、ワークWの後部を通過 し、反射することがない。このため、光電センサー19に反射光線が検知されず 、駆動制御回路20は、ワークが短いと判断して、キャリヤ検知センサー16に S2のキャリヤ検知距離を選択する信号を送る。これによって、キャリヤ検知セ ンサー16は、キャリヤ検知距離をS2の距離に自動的に調節する。
【0014】 なお、光電センサーの替わりに、バーコード読取器や、カード読取装置を用い た場合は、バーコードや、カードの読取り信号によって、ワークWの長さが判断 され、キャリヤ検知センサー16のキャリヤ検知距離が選択される。
【0015】 キャリヤ10の走行中、選択されたキャリヤ検知距離より前方のキャリヤに接 近すると、キャリヤ検知センサー16は、異常接近信号を駆動制御回路10に送 る。 駆動制御回路20は、異常接近信号に基づいて、制動信号をモータ11に送り 、キャリヤ10を減速、又は、停止させる。 これによって、車間距離自動調整装置30(図3参照)は、ワークが長いとき 車間距離をC1に、ワークが短いとき車間距離をC2に夫々保持し、ワークW同 士の接触、或いは、前方のキャリヤ10との追突を防止することができる。 即ち、キャリヤ検知距離S1を調整すると間接的に車間距離C1が調整され、 キャリヤ検知距離S2を選択すると間接的に車間距離C2が選択されることにな る。
【0016】 さらに、車間距離自動調整装置30は、ワークの長さが変わってもキャリヤを 共用しながら、ワークの長さに応じてキャリヤを詰めることができ、図4に示す ように、長さのL1のワークを積載した3台のキャリヤの長さに相当する距離P 内に、長さL2のワークを積載したキャリヤを4台走行させることができ、キャ リヤを共用しながら、スペースの有効利用を図ることできる。
【0017】
【考案の効果】
本考案の車間距離自動調整装置は、キャリヤに積載される搬送物の長さを判別 してキャリヤ検知センサーのキャリヤ検知距離を自動的に選択し、このキャリヤ 検知距離以下にキャリヤ同士が接近したとき、キャリヤの速度を制御するように なっている。このため、搬送物の長さに応じてキャリヤの車間距離を選択し、一 定に保つことができ、キャリヤの追突や、搬送物同士の接触を防止することがで きる。 又、搬送物の長さに応じてキャリヤの車間距離を選択し、一定に保つことがで きることから、キャリヤを共用しながら、搬送物の長さに応じて、キャリヤを前 詰めさせることができ、スペースの有効利用を図ることができるとともに、搬送 物の加工、組立等の作業性を向上させることができる。
【提出日】平成5年1月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、キャリヤに積載される搬送物の長さに応じてキャリヤの車間距離を 調整するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、同一の走行路を走行する各キャリヤには、車間距離(キャリヤ同士の間 隔をいう)を一定に保持し、キャリヤの追突、或いは、キャリヤに積載されてい る搬送物同士の接触を防止する車間距離検出装置が具えられている。 この車間距離検出装置は、投光器から前方のキャリヤに光線を投光し、反射し て戻ってくる光線の光量によって前方のキャリヤを検出し、制御回路を作動させ てキャリヤの車間距離を一定に保持するようになっている。 キャリヤは、キャリヤ内に納まる長さの搬送物を搬送する場合のみならず、キ ャリヤの走行方向にはみ出る長さの搬送物も搬送する場合がある[以下、搬送物 (ワーク)の長さとは、キャリヤの走行方向と平行な方向の長さとする。]。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このような車間距離検出装置は、搬送物の長さが変更になる度毎に 、手動によって、車間距離を設定し直さなければならず、取扱いが面倒であると いう問題点を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、搬送物を積載するキャリヤの前部に具えられ光線、超音波等を前方 に向って投し、且つ、反射により戻ってくる前記光線、超音波等受けて前方 のキャリヤを検知するキャリヤ検知センサーと、前記キャリヤの後部に具えられ た反射板と、前記キャリヤの走行方向と平行な方向の搬送物の長さを搬送物毎に 判別し搬送物の長さに応じて予め設定された前記キャリヤ検知センサーのキャリ ヤ検知距離を選択する車間距離選択手段とを具えた装置により、前記の課題を解 決したものである。
【0005】
【作用】
予め、搬送物の長さ毎に、キャリヤ検知センサーのキャリヤ検知距離(キャリ ヤ検知距離とは、キャリヤ検知センサーが前方のキャリヤを検知することのでき る、キャリヤ検知センサーと前方のキャリヤの反射板との間の最大距離のことで ある。)を設定する。 キャリヤに搬送物が積載されると、車間距離選択手段は搬送物の種類(長さ) を判別し、搬送物の長さに応じてキャリヤ検知センサーのキャリヤ検知距離を自 動的に選択する。キャリヤ検知距離が選択されると間接的に車間距離が選択され る。 搬送物は、キャリヤ内に納まっている場合もあるし、キャリヤの走行方向には み出ている場合もあるが、何れの場合においても、上記キャリヤ検知距離が車間 距離選択手段によって自動的に選択される。 走行中のキャリヤが、選択されたキャリヤ検知距離以下に前方のキャリヤに接 近すると、検知センサーは異常接近信号を発する。 この異常接近信号によって、キャリヤは、自動的に速度制御され、調整された 車間距離に保たれ、前方のキャリヤとの追突、或いは、搬送物同士の接触が防止 される。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 キャリヤ10は、例えば自動車組立ラインに使用される一種の搬送車であり、 自動車のボディーであるワーク(搬送物)Wを積載してレールR上を走行するよ うになっている。レールR上には複数台のキャリヤ10が走行するようになって いる。 キャリヤ10は、モータ11によって回転する駆動車輪12と、従動車輪13 と、レールRの側面に接触する複数のガイドローラ14と、ワークWを積載する ハンガー15とで構成されている。 モータ11には減速機とブレーキ(両方とも図示省略)が設けられている。
【0007】 又、キャリヤ10は、前方のキャリヤを検知するキャリヤ検知センサー16を 前部に具え、光線Bを反射する反射板17を後部に具えている。 キャリヤ検知センサー16は、光線Bを投光する投光部(図示省略)と、反射 により戻ってくる光線を受光する受光部(図示省略)とを有しており、投光して 反射により戻ってくる光線の光量によって前方のキャリヤの存在を検知するセン サーである。 投光部が投光する光線の光量と、受光部の受光感度は、段階的に或いは連続的 に調節することができるようになっている。このため、キャリヤ検知センサー1 6は、ワークWの種類(長さ)に応じたキャリヤ検知距離を予め設定できるよう になっている。キャリヤ検知距離とは、キャリヤ検知センサー16が前方のキャ リヤを検知することのできる、キャリヤ検知センサー16と前方のキャリヤの反 射板17との間の最大距離である。 又、キャリヤ検知センサー16は、反射板17に当たって戻ってくる光線の角 度によって車間距離を検知することができるセンサーであってもよい。 なお、このような検知センサー自体は既に公知であるから、その詳細な説明は 省略する。
【0008】 キャリヤ10は、キャリヤ10のワークWの種類(長さ)をワーク毎に判別し キャリヤ検知センサー16のキャリヤ検知距離を選択する車間距離選択手段18 (図3参照)も有している。 車間距離選択手段18は、光電センサー19と、駆動制御回路20内の演算回 路(図示省略) とで構成されている。駆動制御回路20の内部には、光電センサ ー19の検知信号に基づいてキャリヤ検知距離を演算する演算回路(図示省略) と、モータの回転数を制御する速度制御回路(図示省略)が含まれている。 光電センサー19は、ワークWに光線Aを投光し、反射してくる光線D有無 によってワークの長さを判別するセンサーである。
【0009】 なお、光電センサーの替わりに、ワークWに貼り付けたバーコード(図示省略 )を読取り、ワークの長さを判別することができる、例えば、バーコード読取器 (図示省賂)であってもよい。 或いは、作業員が差込む記憶カードを受け入れて、記憶カードに記憶されたワ ークの長さを読取り、ワークの長さを判別することができる、例えば、カード読 取装置(図示省略)であってもよい。
【0010】 駆動制御回路20(図3参照)は、キャリヤ10のコントロールボックス21 内に収納され、光電センサー19と、キャリヤ検知センサー16と、モータ11 とに接続されている。 駆動制御回路20は、レールRに沿って敷設された制御信号用ケーブル22, 22を通じて地上に設置された制御ユニット23に接続されている。又、駆動制 御回路20は、レールRに沿って敷設された電源ケーブル24,24,24にも 接続されている。 駆動制御回路20と各ケーブル22,24は、キャリヤ10に設けられた5つ の集電子25を介して接続されている。 以上の構成の内、キャリヤ検知センサー16と、反射板17と、車間距離選択 手段18は、車間距離自動調整装置30(図3参照)を構成している。
【0011】 次に、動作を説明する。 予め、キャリヤ検知センサー16にワークWの長さに応じたキャリヤ検知距離 を設定する。図1に示すように、ワークWの長さがL1のときは、キャリヤ検知 距離をS1の距離に設定する。図2に示すように、ワークWの長さがL2のとき は、キャリヤ検知距離をS2の距離に設定する。 キャリヤ検知センサー16にキャリヤ検知距離を設定した後、ハンガー15に ワークWを積載する。すると、光電センサー19は下方に向けて光線Aを投光す る。
【0012】 図1に示すように、ワークWがキャリヤからはみ出る長さL1の場合、光電セ ンサー19の光線AはワークWに当たって反射し光電センサー19に検知される 。この検知によって、駆動制御回路20は、ワークが長いと判断して、キャリヤ 検知センサー16にS1のキャリヤ検知距離を選択する選択信号を送る。 選択信号を受けたキャリヤ検知センサー16は、投光部が投光する光線Bの光 量、或いは、受光部の受光感度を予め設定された状態に自動的に調節して、キャ リヤ検知距離をS1の距離にする。
【0013】 もし、図2に示すように、ワークWがキャリヤ10内に納まる長さの場合、光 電センサー19の光線Aは、ワークWに当たることなく、ワークWの後部を通過 し、反射することがない。このため、光電センサー19に反射光線が検知されず 、駆動制御回路20は、ワークが短いと判断して、キャリヤ検知センサー16に S2のキャリヤ検知距離を選択する信号を送る。これによって、キャリヤ検知セ ンサー16は、キャリヤ検知距離をS2の距離に自動的に調節する。
【0014】 なお、光電センサーの替わりに、バーコード読取器や、カード読取装置を用い た場合は、バーコードや、カードの読取り信号によって、ワークWの長さが判断 され、キャリヤ検知センサー16のキャリヤ検知距離が選択される。
【0015】 キャリヤ10の走行中、選択されたキャリヤ検知距離より前方のキャリヤに接 近すると、キャリヤ検知センサー16は、異常接近信号を駆動制御回路10に送 る。 駆動制御回路20は、異常接近信号に基づいて、制動信号をモータ11に送り 、キャリヤ10を減速、又は、停止させる。 これによって、車間距離自動調整装置30(図3参照)は、ワークが長いとき 車間距離をC1に、ワークが短いとき車間距離をC2に夫々保持し、ワークW同 士の接触、或いは、前方のキャリヤ10との追突を防止することができる。 即ち、キャリヤ検知距離S1を調整すると間接的に車間距離C1が調整され、 キャリヤ検知距離S2を選択すると間接的に車間距離C2が選択されることにな る。
【0016】 さらに、車間距離自動調整装置30は、ワークの長さが変わってもキャリヤを 共用しながら、ワークの長さに応じてキャリヤを詰めることができ、図4に示す ように、長さのL1のワークを積載した3台のキャリヤの長さに相当する距離P 内に、長さL2のワークを積載したキャリヤを4台走行させることができ、キャ リヤを共用しながら、スペースの有効利用を図ることできる。 なお、以上の実施例の車間距離自動調整装置30は単なる光線を使用している が、超音波、レーザ光線等を使用してもよい。 又、反射板17はキャリヤ10の後部に具えられているが、キャリヤの一部分 、或いは、ワークの一部分を反射板の替わりに使用してもよい。従って、実用新 案登録請求の範囲における「反射板」は、反射板の替わりに使用される反射板と 同等のものを含む概念である。
【0017】
【考案の効果】
本考案の車間距離自動調整装置は、キャリヤに積載される搬送物の長さを判別 してキャリヤ検知センサーのキャリヤ検知距離を自動的に選択し、このキャリヤ 検知距離以下にキャリヤ同士が接近したとき、キャリヤの速度を制御するように なっている。このため、搬送物の長さに応じてキャリヤの車間距離を選択し、一 定に保つことができ、キャリヤの追突や、搬送物同士の接触を防止することがで きる。 又、搬送物の長さに応じてキャリヤの車間距離を選択し、一定に保つことがで きることから、キャリヤを共用しながら、搬送物の長さに応じて、キャリヤを前 詰めさせることができ、スペースの有効利用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の車間距離自動調整装置を具えたキャリ
ヤの正面図である。
【図2】本考案の車間距離自動調整装置を具えたキャリ
ヤの正面図であって、車間距離を短くした場合の図であ
る。
【図3】車間距離選択手段の回路図である。
【図4】キャリヤを前詰めすることができることを説明
するための図である。
【符号の説明】
W ワーク(搬送物) 10 キャリヤ 16 キャリヤ検知センサー 17 反射板 18 車間距離選択手段 30 車間距離自動調整装置
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 キャリヤの車間距離自動調整装
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の車間距離自動調整装置を具えたキャリ
ヤの正面図である。
【図2】本考案の車間距離自動調整装置を具えたキャリ
ヤの正面図であって、車間距離 を短くした場合の図である。
【図3】車間距離選択手段の回路図である。
【図4】キャリヤを前詰めすることができることを説明
するための図である。
【符号の説明】 W ワーク(搬送物) 10 キャリヤ 16 キャリヤ検知センサー 17 反射板 18 車間距離選択手段 30 車間距離自動調整装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送物を積載するキャリヤの前部に具え
    られ光線を前方に向って投光し、且つ、反射により戻っ
    てくる前記光線を受光して前方のキャリヤを検知するキ
    ャリヤ検知センサーと、前記キャリヤの後部に具えられ
    た反射板と、前記キャリヤの走行方向と平行な方向の搬
    送物の長さを搬送物毎に判別し搬送物の長さに応じて予
    め設定された前記キャリヤ検知センサーのキャリヤ検知
    距離を選択する車間距離選択手段とを具えたことを特徴
    とする、キャリヤの車間距離自動調整装置。
JP1991097156U 1991-10-31 1991-10-31 キャリヤの車間距離自動調整装置 Expired - Lifetime JP2523305Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991097156U JP2523305Y2 (ja) 1991-10-31 1991-10-31 キャリヤの車間距離自動調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991097156U JP2523305Y2 (ja) 1991-10-31 1991-10-31 キャリヤの車間距離自動調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0542074U true JPH0542074U (ja) 1993-06-08
JP2523305Y2 JP2523305Y2 (ja) 1997-01-22

Family

ID=14184711

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991097156U Expired - Lifetime JP2523305Y2 (ja) 1991-10-31 1991-10-31 キャリヤの車間距離自動調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2523305Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004175569A (ja) * 2002-11-12 2004-06-24 Kongo Co Ltd 移動棚の制御方法
JP2018144957A (ja) * 2017-03-07 2018-09-20 マツダ株式会社 コンベア

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02193890A (ja) * 1989-01-19 1990-07-31 Nakanishi Kinzoku Kogyo Kk キャリヤ自走式コンベヤ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02193890A (ja) * 1989-01-19 1990-07-31 Nakanishi Kinzoku Kogyo Kk キャリヤ自走式コンベヤ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004175569A (ja) * 2002-11-12 2004-06-24 Kongo Co Ltd 移動棚の制御方法
JP2018144957A (ja) * 2017-03-07 2018-09-20 マツダ株式会社 コンベア

Also Published As

Publication number Publication date
JP2523305Y2 (ja) 1997-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0542074U (ja) キヤリヤの車間距離自動調整装置
JPH10124799A (ja) 車両用走行安全検知装置及び車両用走行制御装置
JPH10161745A (ja) 無人走行車の制御装置
JP7390817B2 (ja) 進行方向状態検出装置及びそれを用いた台車
JP3886252B2 (ja) 無人搬送車の走行制御方法
JP2000293227A (ja) 走行車両
CN117295652A (zh) 寻找用于机动车的停车空位的方法和机动车
JPH0588746A (ja) 走行車の安全装置
JPH0276009A (ja) 無人車運行システム
JP3233253B2 (ja) 移動車の走行制御装置
JP2910245B2 (ja) 無人車の安全装置
JP2000016117A (ja) 追従走行装置
JP2503203Y2 (ja) キャリヤの車間距離検出装置
JP3241906B2 (ja) レーザ光を用いた車載用対象物検出装置
EP1090810A3 (en) Infrared sensor for detecting an overtaking vehicle
JP2001249718A (ja) レール搬送装置における搬送車の衝突防止装置
JPH1159818A (ja) 有軌道台車システム
JP3098349B2 (ja) スキャンレーザレーダによる車両認識方法
JP2788524B2 (ja) 無人フォークリフトの障害物検出装置
JP2005067870A (ja) 物品搬送車
JPH0863230A (ja) 無人走行車
JPS63201804A (ja) 無人車システム
CN115762227A (zh) 一种车辆定位方法和车库
JP3234007B2 (ja) 自動車の渋滞検出装置
JPS6264669A (ja) 搬送台車の停止制御装置