JPH0541928U - エアクリーナの吸気ダクト取付構造 - Google Patents

エアクリーナの吸気ダクト取付構造

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JPH0541928U
JPH0541928U JP9117591U JP9117591U JPH0541928U JP H0541928 U JPH0541928 U JP H0541928U JP 9117591 U JP9117591 U JP 9117591U JP 9117591 U JP9117591 U JP 9117591U JP H0541928 U JPH0541928 U JP H0541928U
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JP
Japan
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intake duct
opening
radiator support
air cleaner
support upper
Prior art date
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Pending
Application number
JP9117591U
Other languages
English (en)
Inventor
修身 片山
勝博 正田
富夫 小中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸気脈動による騒音を抑制し、また吸気ダク
トの開口面積を大きくとれて出力性能を向上し、かつ雨
や雪の流入を防止する。 【構成】 パワープラントにエアクリーナを取付け、こ
のエアクリーナに一端を接続された吸気ダクトの他端1
bをラジエータサポートアッパー13とヘッドランプ1
4の間に向けて延出し、かつこの吸気ダクト1の開口部
1cの上壁15をラジエータサポートアッパー13の上
面に重ね合わせて支持するとともに下壁をヘッドランプ
14の後部で弾性支持し、ラジエータサポートアッパー
13の下縁をそのまま開口上縁とすることにより開口面
積を大きくして出力性能を向上し、かつラジエータサポ
ートアッパー13と開口部1cの上壁15との間の隙間
を無くして外気とともに雨や雪が吸入されるのを防止
し、さらに吸気ダクト1の他端1bの下部をヘッドラン
プ14で弾性支持することにより吸気ダクト1の振動が
車体に伝達されるのを少なくし、吸気脈動による騒音も
抑制する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車におけるエアクリーナの吸気ダクト取付構造に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車のエアクリーナは車体に取付けられていたが、吸気脈動による振 動が車体に伝達され、車室に不快な騒音を発生させるという問題があった。
【0003】 そこで、例えば実開昭62−130929号公報に開示されているように、エ アクリーナをエンジン側に配設し、このエアクリーナに対して外気を導入する吸 気ダクトの開口部をラジエータサポートに支持させたものが提案されている。こ れは、エンジンの上部にエアクリーナを固定し、このエアクリーナに一端を接続 された吸気ダクトの他端を車体の前部側に延出し、この他端開口の近傍を車体の ラジエータサポートに固定したものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記のような吸気ダクトの取付構造では、外気を吸入するときの吸 気脈動により吸気ダクトがやはり振動し、その振動がラジエータサポートを介し て車体に伝達され、その車体振動によって車室内に低い騒音が発生し、乗員に不 快感を与えるという問題があった。
【0005】 そこで、本出願人は先に、図6に示すように、エアクリーナに一端を接続され た吸気ダクトの他端部31を弾性線材34とグロメット35を介してラジエータ サポートアッパー32とヘッドランプ33にてフローティング支持するとともに ラジエータサポートアッパー32とヘッドランプ33の間の空間に開口部36を 配置し、吸気脈動による振動が車体側に伝達されないようにしたものを提案した 。尚、弾性線材34の両端はそれぞれラジエータサポートアッパー32と吸気ダ クトの他端31の上面に突設された係止突起34a、34bに係止されている。
【0006】 ところが、そのような構成では吸気ダクトの開口部36の開口面積が小さくなり 、出力性能が低下するとともに、ラジエータサポートアッパー32と吸気ダクト の開口部36の上壁との間の隙間から矢印の如く侵入した雨や雪が外気とともに 吸入される恐れがあるという問題があった。
【0007】 本考案はこのような従来の問題点に鑑み、吸気脈動による騒音を抑制でき、ま た吸気ダクトの開口面積を大きくとれて出力性能が向上し、かつ雨や雪の流入を 防止できるエアクリーナの吸気ダクト取付構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、パワープラントにエアクリーナを取付け、このエアクリーナに一端 を接続された吸気ダクトの他端側をラジエータサポートアッパーとヘッドランプ の間に向けて延出し、かつこの吸気ダクトの他端開口部の上壁をラジエータサポ ートアッパーの上面に重ね合わせて支持するとともに下壁をヘッドランプの後部 で弾性支持したことを特徴とする。
【0009】
【作用】
本考案によれば、吸気ダクトの他端開口部の上壁をラジエータサポートアッパ ーの上面に重ね合わせているのでラジエータサポートアッパーの下縁がそのまま 開口上縁となり、ラジエータサポートアッパーの下部に吸気ダクトの開口部を挿 入する場合に比して開口面積が大きくなって出力性能が向上し、かつラジエータ サポートアッパーと吸気ダクトの開口部上壁との間の隙間は殆どなく、外気とと もに雨や雪が吸入されることもなくなり、さらに吸気ダクトの他端部はその下部 においてヘッドランプで弾性支持され、ラジエータサポートアッパーには開口部 の上壁が重ね合わされているだけであるため、吸気ダクトの振動がラジエータサ ポートアッパーを介して車体に伝達されることは少なく、吸気脈動による騒音も 抑制できる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1〜図4を参照して説明する。
【0011】 エンジンルームの全体配置構成を示す図1において、エンジンルーム3内に配 設されたパワープラント4にエアクリーナ2が取付けられ、このエアクリーナ2 に吸気ダクト1の一端1aが接続され、その他端1bがエンジンルーム3の前端 のラジエータサポートアッパー13の一側部に向けて延出されている。
【0012】 詳しくは、パワープラント4を構成するエンジン5とトランスミッション6と はエンジンマウント装置(図示省略)を介してエンジンルーム3内に搭載されて いる。エンジン5には、分岐管7を介してサージタンク8が接続され、このサー ジタンク8の一端部にエアクリーナ2が連設されている。このエアクリーナ2に はインレット2aを介して吸気ダクト1の一端1aが接続されている。吸気ダク ト1の曲り管部分は支持ステー9によりエンジン5の側壁に固定されている。
【0013】 車体10の前部10aにはラジエータ11が配設され、その上端を支持するラ ジエータサポートアッパー13が車体幅方向に配設されている。このラジエータ サポートアッパー13の両側部の下部に形成された開口部分にヘッドランプ14 (図2、図3参照)が配設されている。
【0014】 図2、図3において、ラジエータサポートアッパー13の一側部に向けて延出 された吸気ダクト1の他端1bは、ラジエータサポートアッパー13とヘッドラ ンプ14とによって弾性的に支持されている。即ち、吸気ダクト1の開口部1c の上壁15がラジエータサポートアッパー13の上面に重なり合うように延出さ れ、その両側部に突出形成された取付片17が段付きボルト18にてその頭部と ラジエータサポートアッパー13の上面との間に適当な間隙を設けた状態で支持 され、かつ吸気ダクト1の他端1bの下部が緩衝部材16と係止片19を介して ヘッドランプ14の後部で弾性支持されている。緩衝部材16としてはゴム材か ら成るグロメットが用いられ、図2、図4に示すように、その外周部に環状溝1 6aが形成されるとともに軸心部の挿通孔16bに吸気ダクト1の他端1bの下 面から垂下された支軸20が挿通されている。支軸20は軸部20bの先端に円 頭部20aが形成され、緩衝部材16は軸部20bに挿入された状態で円頭部2 0aにて固定されている。係止片19はヘッドランプ14の後側面に水平方向後 方に向けて固着され、先端部に挿入開口19aが形成され、その奥に緩衝部材1 6の環状溝16aより若干小径の係止孔19bが形成され、緩衝部材16が嵌着 固定されている。
【0015】 以上の構成によると、吸気ダクト1の他端開口部1cの上壁15をラジエータ サポートアッパー13の上面に重ね合わせているのでラジエータサポートアッパ ー13の下縁がそのまま開口上縁となり、開口部1cの下壁とラジエータサポー トアッパー13の下面との間が吸気開口となり、ラジエータサポートアッパー1 3の下部に吸気ダクト1の開口部を挿入する場合に比して開口面積を大きくとれ るため出力性能が向上する。
【0016】 又、ラジエータサポートアッパー13と吸気ダクト1の開口部1cの上壁15 との間には隙間が殆どなく、外気とともに雨や雪が吸入されることもなくなる。
【0017】 又、開口部1cがヘッドランプ14の上方に配置されているので、このヘッドラ ンプ14が防水ガードとなり、車両の走行時に撥ね上げられた水が開口部1cか ら吸気ダクト1内に侵入するのが防止される。
【0018】 さらに、吸気ダクト1の他端1bはその下部において緩衝部材16を介してヘ ッドランプ14にて弾性支持され、ラジエータサポートアッパー13には開口部 1cの上壁15が重ね合わせされているだけであるため、吸気ダクト1の振動が ラジエータサポートアッパー13を介して車体に伝達されることは少なく、吸気 脈動による騒音も抑制される。
【0019】 上記実施例では、吸気ダクト1の開口部1cの上壁15をラジエータサポート アッパー13の上面で支持するのに、段付きボルト18を用いて開口部1cの上 壁15を上下に多少変位可能に浮動状態で支持した例を示したが、上壁15の剛 性が小さい場合には図5に示すように普通のボルト21とナットにてラジエータ サポートアッパー13に締結固定してもよい。
【0020】
【考案の効果】
本考案のエアクリーナの吸気ダクト取付構造によれば、吸気ダクトの他端開口 部の上壁をラジエータサポートアッパーの上面に重ね合わせているのでラジエー タサポートアッパーの下縁がそのまま開口上縁となり、吸気ダクトの開口部の開 口面積を大きくできて出力性能が向上し、かつラジエータサポートアッパーと吸 気ダクトの開口部上壁との間に隙間が殆どなく、外気とともに雨や雪が吸入され ることもなくなり、さらに吸気ダクトの他端部は大部分がヘッドランプで弾性支 持され、ラジエータサポートアッパーには開口部の上壁が重ね合わせされている だけであるため、吸気ダクトの振動がラジエータサポートアッパーを介して車体 に伝達されることは少なく、吸気脈動による騒音も抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のエアクリーナの吸気ダクト取付構造の
一実施例に係るエンジンルームの平面図である。
【図2】同実施例の吸気ダクト取付構造の要部の縦断側
面図である。
【図3】同実施例の吸気ダクト取付構造の要部の斜視図
である。
【図4】同実施例の緩衝部材の係止状態を示す横断平面
図である。
【図5】本考案の他の実施例の吸気ダクト取付構造の要
部の縦断側面図である。
【図6】従来例における吸気ダクト取付構造の要部の縦
断側面図である。
【符号の説明】
1 吸気ダクト 1b 吸気ダクト1の他端 1c 開口部 13 ラジエータサポートアッパー 14 ヘッドランプ 15 開口部1cの上壁 16 緩衝部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パワープラントにエアクリーナを取付
    け、このエアクリーナに一端を接続された吸気ダクトの
    他端側をラジエータサポートアッパーとヘッドライトの
    間に向けて延出し、かつこの吸気ダクトの他端開口部の
    上壁をラジエータサポートアッパーの上面に重ね合わせ
    て支持するとともに下壁をヘッドランプの後部で弾性支
    持したことを特徴とするエアクリーナの吸気ダクト取付
    構造。
JP9117591U 1991-11-07 1991-11-07 エアクリーナの吸気ダクト取付構造 Pending JPH0541928U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005324609A (ja) * 2004-05-12 2005-11-24 Toyota Motor Corp レゾネータの取付構造
JP2007331473A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Daihatsu Motor Co Ltd エンジン部品の取付け装置
JP2016142214A (ja) * 2015-02-03 2016-08-08 トヨタ自動車株式会社 吸気ダクトの取付構造

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