JPH0541826A - パノラマスチルビデオカメラとその再生装置 - Google Patents

パノラマスチルビデオカメラとその再生装置

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JPH0541826A
JPH0541826A JP3197904A JP19790491A JPH0541826A JP H0541826 A JPH0541826 A JP H0541826A JP 3197904 A JP3197904 A JP 3197904A JP 19790491 A JP19790491 A JP 19790491A JP H0541826 A JPH0541826 A JP H0541826A
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panoramic
image signal
floppy disk
reflecting mirror
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JP3197904A
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Tetsushi Takaba
哲史 鷹羽
Kazuo Shiozawa
和夫 塩澤
Atsushi Takayama
淳 高山
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一列に並べたモニターテレビに、連続したパ
ノラマ画像を映すことが出来る様に、フロッピーディス
クの複数のトラックへ、パノラマ画像を分割記録するパ
ノラマスチルビデオカメラと、再生時はパノラマ画像の
うちすくなくとも一画像は、フロッピーディスクのトラ
ックからの直接画像信号を使って再生することの出来る
再生装置。 【構成】 撮影レンズの後方に、回転可能な反射鏡を設
け、1ケの撮像素子に反射鏡を回転してパノラマ画像を
結像可能の様にし、撮像素子の画像信号を1枚のフロッ
ピーディスクの複数のトラックに分割記録可能の様に構
成したパノラマスチルビデオカメラと、パノラマ画像を
再生する時は、すくなくとも1画像は、フロッピーディ
スクのトラックからの画像信号、残りはICメモリに記
憶された画像信号により再生する再生装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パノラマ撮影が出来る
パノラマスチルビデオカメラと、このパノラマスチルビ
デオカメラによって撮影記憶されたフロッピーディスク
により再生する再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】写真感光材料を使用する方式のパノラマ
カメラには、撮影レンズの主点を回転中心として、縦長
の露光スリットをレンズと一体的に回転して円弧状の長
尺フィルム上に露光する方式のものがある。この様なパ
ノラマカメラは、180°以上360°の範囲を撮影可能な本
格的なパノラマカメラであるが、上記説明でも判る様に
カメラは大型となり、また構造も複雑で重量も重いもの
であった。
【0003】そこで、簡単にパノラマ写真を得る方法と
して、通常に使用するカメラを三脚に取り付け、雲台で
カメラを水平に回転できる様にし、ファインダにより写
っている範囲を眼で確認しながら1駒撮影する毎に雲台
でカメラを回転してパノラマ写真を撮っていた。そして
パノラマ撮影をしたフィルムは印画紙に1駒ずつ焼き付
け現像し、印画紙上の画像がうまくつながる様に印画紙
をつなげて貼り合わせるという方法でパノラマ画像を得
ていた。
【0004】更に、近年になってもっと簡単にパノラマ
写真が撮影出来る様に、撮影範囲の角度が上記の様な本
格的パノラマカメラよりは狭いが通常のカメラよりはは
るかに広い範囲が写せるパノラマカメラが現れて来た。
この種のカメラは、撮影レンズが焦点距離の極短い広角
レンズを使用し、撮影画面を通常の撮影画面の上下を覆
って不要部は写し込まない様にした横長の画面に写し込
むものである。
【0005】一方、スチルビデオカメラでパノラマ撮影
をする場合は、上記写真感光材料を使用して通常のカメ
ラでパノラマ撮影をする場合と同様に、1画面ずつに区
切って撮影する毎にカメラを回転する方法でパノラマ撮
影をし、画像が記憶されたフロッピーディスクより各画
面が記憶されているトラック毎に一度ICメモリに記憶
させる。そしてこの記憶されたICメモリから画像信号
を受けて、一列に横方向に密着して並べた必要台数のモ
ニターテレビに映し出してパノラマ画像を得ていた。あ
るいは、上記フロッピーディスクによりプリンタを使っ
てハードコピーを作成し、上記と同様にこれらの画像が
うまくつながる様にハードコピーをつなげて貼り合わせ
るという方法でパノラマ画像を得ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の様に、スチルビ
デオカメラでパノラマ撮影をする場合は、カメラを三脚
に取り付け、雲台でカメラを水平に回転出来る様にし、
ファインダにより写っている範囲を眼で確認しながら1
駒撮影する毎に雲台でカメラを回転してパノラマ写真を
撮らねばならなかった。
【0007】そのために、ファインダの中に表示されて
いる視野枠を一つの目安として写る範囲を眼で確認し、
1画面撮影する毎に前画面の視野枠の端が次に写す画面
の反対側の視野枠の端に来る様にカメラを回転して撮影
する方法で撮られていたが、この場合は次の様な問題が
あった。
【0008】すなわち、カメラにより実際に撮影される
範囲に対するファインダの視野枠の中に見える撮影範囲
を表示する比率である視野率は、通常80%位である。従
って上記で説明した様に、1画面撮影する毎に前画面の
視野枠の端が次に写す画面の反対側の視野枠の端に来る
様に、カメラを回転してパノラマ写真を撮影すると、実
際に撮影される画面の範囲が広すぎて画面の両端では画
像が重なって写っている事になった。
【0009】この様なパノラマ画像が記憶されているフ
ロッピーディスクによりプリンタを使ってハードコピー
を作成し、これらのハードコピーをつなげてパノラマ画
像を作成する場合は、画像が重なっている部分はカット
してつなげれば良いので特に問題では無い。しかし、モ
ニターテレビに映してパノラマ画像を見る時には、隣り
合った画像の端の同一個所が隣り合ったモニターテレビ
上に同時に映る事になりパノラマ画像として見にくいも
のとなった。
【0010】従って、この画像の重なりの無い様に写す
ためには、モニターテレビを含めてスチルビデオカメラ
の機種を一定に固定し、カメラの実際の視野枠よりどの
位広い範囲を視野枠として撮影すれば画像の重なりが無
いかを実写してモニターテレビに映して確認しておく必
要があった。そして、その様に画像の重なりの無いもの
として確認されたその時の視野枠が、実際のファインダ
の視野枠に対しどの位置にあるかをメモとして記録にと
っておく。そして、パノラマ撮影をする時は上記メモに
より、1画面撮影する毎に前画面のメモ上の視野枠の端
が次に写す画面の反対側のメモ上の視野枠の端に来る様
にカメラを回転して撮影する事になった。従って、この
様な方法で撮影したパノラマ画像がモニターテレビ上で
うまくつながったパノラマ画像となるかは不確実なもの
であった。
【0011】そこで、もっと確実な方法としては、画面
重なりのない視野率をもった視野枠を組み込んだファイ
ンダを特別に作り、これを組み込んだカメラで撮影する
ことであった。しかし、この様なカメラは、パノラマ撮
影以外に使うと視野に余裕が無いので写したつもりでも
写っていない部分のある撮影となったりし、また特注フ
ァインダの価格も大変高価なものとなった。
【0012】また別な方法としては、カメラの視野枠は
そのまま生かして使い、上記の方法によりパノラマ撮影
をしてモニターテレビに映し、テレビ画面に映っている
余分な重なり部分は枠を作って覆ってしまう方法であっ
た。しかしこれだと画面が小さくなり、隣の画像との間
隔が広がってしまい一つのつながったパノラマ画像とし
ての存在感が薄れることになった。
【0013】また、別の問題として、上記の様に視野を
確認しながら雲台を回転してパノラマ撮影をするため、
撮影が終了する迄に時間がかかることになった。このた
めパノラマ被写体の中に動体があった場合は、動体がい
くつも重なって撮影されるといった不都合が生じること
となった。
【0014】また、上記で述べた様にモニターテレビに
パノラマ画像を映す場合は、パノラマ画像が記憶された
フロッピーディスクより、各画面が記憶されているトラ
ック毎に一旦ICメモリに記憶させ、この記憶されたI
Cメモリから画像信号を受けてモニターテレビに映し出
す方法を採用している。そのためパノラマ撮影範囲の角
度をカバーするモニターテレビ台数分のICメモリが必
要となり、それに伴って当然のことながら1ケのICメ
モリに1ケずつのD/A変換回路及び信号処理回路が必
要となりそれだけ再生装置としてのコストが上がること
となった。
【0015】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものである。すなわち、一列に並べたモニターテレビ
のパノラマ画像が、自然につながったパノラマ画像とし
て見られる様に撮影することが可能な、構造が簡単でコ
ストの安いパノラマスチルビデオカメラと、コストの安
い再生装置を提供することを目的としたものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的は、撮影する画
像を結像する結像手段と、通過光量を制御する絞り制御
手段と、撮影画像を画像信号として読み出す1ケの画像
信号手段と、該画像信号手段の前側には前記撮影画像の
光軸を曲げる可動の反射鏡手段と、撮影時の前記画像信
号を記憶する記憶手段とを設けたことを特徴とするパノ
ラマスチルビデオカメラによって達成される。
【0017】更に上記目的は、前記可動の反射鏡手段の
反射鏡が、前記結像手段の撮影レンズの光軸に垂直な方
向の回転軸であって、且つパノラマ画面の広がり方向に
も垂直な回転軸を中心にして、前記画像信号手段の撮像
チップを覆う角度毎に分割された各画像が、連続したパ
ノラマ画像となる様な角度の前記反射鏡の回転であっ
て、前記画像信号を読み出して前記記憶手段へ記憶する
時間か、前記撮像チップへの露光時間か、どちらか長い
方の時間によって定められた時間の間隔毎に回転する様
に制御する反射鏡手段を有していることを特徴とする請
求項1記載のパノラマスチルビデオカメラであって、ま
た、前記撮像チップを覆う角度毎に分割された各画像
が、連続したパノラマ画像となる様な角度の前記反射鏡
の回転による分割画像毎の画像信号を、前記記憶手段は
記憶する事を特徴とする請求項1記載のパノラマスチル
ビデオカメラによって達成される。
【0018】また、上記目的は、前記分割画像毎に記憶
する記憶手段が、1枚のフロッピーディスクへ記憶する
記憶手段であって、前記フロッピーディスクへ記憶され
た画像信号により再生する時は、該画像信号のうち少な
くとも1トラック分は、前記フロッピーディスクに記憶
された画像信号を使って再生することを特徴とする再生
装置によって達成されるものである。
【0019】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面によって
説明する。
【0020】図1は、本発明のパノラマスチルビデオカ
メラの一実施例の図である。図1において、パノラマス
チルビデオカメラ10は、撮影する画像を結像する結像手
段としての撮影レンズLによって得られる被写体の撮影
画像を、内蔵されたCCD等の画像信号手段によって画
像信号として読み出し、記憶手段の記憶素子としてのフ
ロッピーディスクFDにアナログ記録するものである。
【0021】パノラマスチルビデオカメラ10の本体11の
グリップ12の上面には、撮影者の押し操作によって画像
を撮影し記憶を開始するレリーズ釦13が設けられてお
り、本体11の上面には表示用液晶部14が設けられてお
り、各種の撮影情報が表示される。カメラ本体11の前面
には、撮影レンズL、測光窓15、採光式ファインダ窓1
6、測距窓17、ストロボ発光部18等が設けられている。
カメラ本体11の後面には、図示しない採光式ファインダ
窓の覗き口、ビデオ出力端子、リモコン端子等が設けら
れ、カメラ本体11の側面には、図示しないフロッピーデ
ィスクFDの挿入口が設けられている。
【0022】次に、図2により本発明のパノラマスチル
ビデオカメラの撮影制御システムの構成を説明する。
【0023】まず図2の撮影光学系図において、撮影す
る画像を結像する結像手段の撮影レンズLの後方には、
通過光量を制御する絞り制御手段の絞りIと、撮影画像
の光軸を曲げる可動の反射鏡手段の反射鏡M、光学フィ
ルタFと、撮影画像を画像信号として読み出す1ケの画
像信号手段の撮像素子CCDとが順に配設されている。
【0024】そして、図2(a)の撮影光学系図は、A
からCに広がるパノラマ被写体のうち被写体Aの撮影画
像を、反射鏡MをMAの位置にセットして撮像素子CC
Dの撮像チップCH上に結像する状況を示している。図
2(b),(c)の撮影光学系図は、パノラマ被写体の
それぞれB,Cの撮影画像を、反射鏡MをMB,MCの
位置にセットし撮像素子CCDの撮像チップCH上に結
像する状況を示している。
【0025】次に、反射鏡Mを上記MA,MB,MCの
位置へセットする構成について説明する。
【0026】図2(a)において、反射鏡Mは点Oを中
心に回転しうる様に軸支されていて、この軸には大歯車
G1が取付けられている。大歯車G1には小型のステッ
ピングモータSTMの回転軸に取付けられた小歯車G2
が噛み合っている。なお、噛み合っている歯車G1,G
2のバックラッシュによる反射鏡Mの回転位置不安定を
防止するため、反射鏡Mには一方向の回転力を与える図
示していないばねが組み込まれている。
【0027】カメラが後述の撮影態勢になると、パノラ
マ被写体Aの撮影画像が撮像チップCH上に結像可能の
様にステッピングモータSTMが回転し、反射鏡MはM
Aの位置へ回転しセットされる。そしてパノラマ被写体
Aが撮影されると、反射鏡Mは次のパノラマ被写体Bの
撮像画像が撮像チップCH上に結像可能の様にステッピ
ングモータSTMが回転し、反射鏡MはMBの位置へ回
転しセットされる。この時、撮像チップCHを覆う角度
毎に分割された画像のパノラマ被写体Aの画像とパノラ
マ被写体Bの画像を、連続したパノラマ画像となる様な
角度の反射鏡の回転が、反射鏡手段の反射鏡駆動回路38
と、この回路により駆動されるステッピングモータST
Mにより行われる。そしてパノラマ被写体Bが撮影され
る。以下同様にして、パノラマ被写体Cが撮影可能の様
に反射鏡MはMCの位置へ回転しセットされ、パノラマ
被写体Cが撮影される。
【0028】上記説明では、パノラマ撮影される分割画
面の数が3画面の場合について説明したが、分割画面の
数が異なった場合でも上記と同様にして撮影される。
【0029】次に図2(a)のブロック図により、本カ
メラの撮影制御システムを説明する。
【0030】撮影レンズLを通過した光は、絞りIを通
り、反射鏡Mで撮影画像光軸を曲げられ、光学フィルタ
Fを通って、CCDのチップCHに入射し、電気信号に
変換され、サンプルホールド回路34と信号処理回路35を
通り、ガンマ補正、Y/C分離、ホワイトバランス調整
等の信号処理がなされる。信号処理された画像信号は、
変調回路36でFM変調された後、記録アンプ37と記録再
生ヘッドRPHによりフロッピーディスクに磁気記録さ
れ画像信号は記憶される。そして記録再生ヘッドRPH
はトラック送り回路40により駆動する機構により送られ
る。
【0031】タイミング発生回路32は、反射鏡駆動回路
38、CCD駆動回路33、サンプルホールド回路34、信号
処理回路35、変調回路36、記録アンプ37に必要なパルス
を出力している。前記絞りIは、メインCPU31がコン
トロールする絞り駆動回路39により制御される。又、前
記フロッピーディスクFDは、スピンドルモータSMと
サーボ回路41により毎分3,600回転で定速回転してい
る。
【0032】上記メインCPU31は、全体のシステムの
コントロールと各部への給電コントロールを行ってい
る。測距回路42は、赤外LEDとPSDの様な受光素子
により被写体までの距離を測定するものである。測光回
路43は、フォトダイオードにより、被写体の明るさを測
定する。調光回路44は、被写体からのストロボ光の反射
光を積分し、適性露出をメインCPUに知らせる。スト
ロボ回路45は、良く知られているように、昇圧回路やコ
ンデンサからなり、メインCPU31により、充電と発光
とが制御される。
【0033】そして、メインCPU31には、測距回路42
における受光素子や測光回路43におけるフォトダイオー
ド等の各種のセンサからの検出信号が入力され、メイン
CPU31は予め記憶してある制御プログラムに従ってフ
ォーカス、絞り、露光等の撮影制御を全体的にコントロ
ールする。
【0034】次に、図3の1番目のパノラマ撮影のタイ
ミングチャートにより、本発明のパノラマスチルビデオ
カメラの各構成要素の作動を説明する。
【0035】図3において、(1),(2)はレリーズ
釦の動きを示しており、(1)はレリーズ釦をT1にお
いて最初のストロークS1押し、T32において押しを止
めた状態、(2)はレリーズ釦T6において更にストロ
ークS2を押し、(1)のT32において押しを止めたの
でその少し前のT31においてストロークS2が戻った状
態を示している。
【0036】T1において(1)のレリーズ釦をストロ
ークS1を押すと、電源スイッチが入り(3)の電源
と、(5)のスピンドルモータが同時に立上る事にな
る。スピンドルモータが回転するとフロッピーディスク
の回転信号を受けて(12)のパルスジェネレータPGの
パルス信号が図の様にP1,P2,P3,…と発生する
ことになる。そして、(4)のAE,測光回路、AF,
測距回路がT2からT3の間作動し測光及び測距が行な
われる。一方(11)の反射鏡は、図2で示すMAの状態
にT4で作動開始してT5で作動終了しセットが完了す
る。
【0037】そして、T6において(2)のレリーズ釦
を更にストロークS2を押すと、次の様にして撮影が行
なわれる。すなわち、T6において(2)のレリーズ釦
を更にストロークS2を押すと、既に(4)のAE・A
Fで測光、測距された測光回路、測距回路の結果によ
り、(7)の絞りが駆動回路によりT7において、また
撮影レンズ駆動もT7において作動して所定の絞り値及
びレンズ位置に設定される。T1で回転を始めたスピン
ドルモータは、T8でサーボロックが掛かり、スピンド
ルモータの回転が3,600rpmに固定される。そこで(8)
のCCDシャッタによるT9からT10の間の、反射鏡M
Aの位置におけるCCDへの露光が行なわれる。このC
CDへの露光は、露光終了後順次読み出されて露光が終
了したT10の次の最初のPGパルスの立上りであるP4
の立上りを受けて、(9)の記録ゲートがT11で開いて
記録が開始し、16.6msec後のPGパルスP5の立上りの
T12においてフロッピーディスクへの記録が終了する。
そして(11)の反射鏡の回転による次の位置であるMB
の位置へのセットがT13から開始してT14で終了する。
なお、反射鏡の回転は、CCDへの露光が行なわれてい
ない(8)のCCDシャッタが閉じているT10からT17
の間で行なわれれば良い。そして(10)の第1トラック
から第2トラックへの記録ヘッド送りが、T15で開始し
T16で終了する。この(10)の記録ヘッド送りも、フロ
ッピーディスクへの記録が行なわれていない、(9)の
記録ゲートが閉じている間であるT12かT19の間で行な
われれば良い。
【0038】以下同様にして、反射鏡のMBの位置にお
ける露光がT17で開始してT18で終了し、フロッピーデ
ィスクへの記録がT19で開始してT20で終了する。そし
て、反射鏡のMCの位置へのセットがT21で開始してT
22で終了し、第2トラックから第3トラックへの記録ヘ
ッド送りがT23で開始してT24で終了する。
【0039】さらに、反射鏡のMCの位置における露光
及びフロッピーディスクへの記録は、今迄と同じなので
説明は省略する。そしてフロッピーディスクへの記録が
終ると、第3トラックから第4トラックへの記録ヘッド
送りがT29で開始してT30で終了し、一連のパノラマ撮
影は終了する。
【0040】なお、(1),(2)のレリーズ釦押し
は、(2)のレリーズ釦を更にストロークS2を押した
後は、レリーズ釦の押しを途中で中止しても、一連のパ
ノラマ撮影はT30迄継続される。従って(3)の電源は
T30迄ONの状態が続く。また、(5)のスピンドルモ
ータも(6)のサーボロックも、反射鏡のMCの位置で
の露光が、記録終了するT28迄は作動は継続する。同様
に、(7)の絞りも、撮影レンズ駆動による位置も、反
射鏡のMの位置での露光が終了するT26迄は作動が継続
する。
【0041】また上記説明は、露光時間がフロッピーデ
ィスクへの記録時間、すなわち2つのPGパルスの立上
り間隔16.6msecより短い露光時間の場合であったが、例
えば暗い場所等で露光時間が長く、露光時間がフロッピ
ーディスクへの記録時間より長い場合について、図4の
n番目のパノラマ撮影のタイミングチャートにより説明
する。
【0042】図4において、前図、図3の(1)のレリ
ーズ釦S1押しから(7)の絞り、レンズ駆動迄は説明
が図4においても同じであるが、説明の都合上図4では
(5)のスピンドルモータ迄を省略してあり、(6)の
サーボロック以降が書いてある。
【0043】パノラマ撮影のn番目の比較的暗い被写体
の撮影において、レリーズ釦を押した後(7)の絞りと
レンズ駆動がT7において作動して所定の絞り値及びレ
ンズ位置に設定された後、フロッピーディスクを回転す
るスピンドルモータにサーボロックがT8で掛り3,600r
pmに固定される。そこで(8)のCCDシャッタによる
T9からT10の間の、反射鏡MAの位置における露光が
行なわれる。そしてフロッピーディスクへの記録は、
(9)の記録ゲートが露光の終了したT10の立下り後の
次の最初のPGパルスP6の立上りT11で開いて記録を
開始し16.6msec後のPGパルスP7の立上りT12におい
て記録が終了する。そして(11)の反射鏡のMBの位置
へのセットが露光の終了したT10から次の露光が開始す
るT17の間であるT13で開始して、T14で終了する。そ
して(10)の第(3n−2)トラックから第(3n−
1)トラックへの記録ヘッド送りが、記録の終了したT
12から次の記録が開始するT19の間のT15で開始してT
16で終了する。
【0044】以下同様にして反射鏡MBの位置、MCの
位置における露光、記録、反射鏡のセット、記録ヘッド
の次のトラックへの送りが行われてn番目の一連パノラ
マ撮影は終了する。
【0045】以上の説明でも判る様に、露光時間がフロ
ッピーディスクへ画像信号を記憶する画像の記録時間で
あるPGパルス間隔の16.6mseeより短い露光時間の場合
は、逆に言うと記録時間の方が露光時間より長い場合
は、反射鏡は図3のT4からT13、T13からT21の定っ
た時間間隔毎にMAからMBへ、MBからMCへ回転し
セットする様に制御される。そして、露光時間が、フロ
ッピーディスクへ画像信号を記憶する画像の記録時間で
あるPGパルス間隔の16.6mseeより長い露光時間の場
合、その露光時間の長さにより反射鏡は図4のT4から
T13、T13からT21の定った時間間隔毎にMAからMB
へ、MBからMCへ回転しセットする様に制御される。
【0046】次に図5と図6により本発明の再生装置を
説明する。
【0047】図5は、本発明の再生装置の一実施例であ
る。図5において、再生装置100は、パノラマ画像が記
録されたフロッピーディスクFDをフロッピーディスク
挿入口101より挿入して装填し、装置内部のフロッピー
ディスク再生装置によりフロッピーディスクの画像信号
を読み出し、信号処理回路等で処理した後ICメモリに
記憶し、その後再び信号処理回路等で処理した後モニタ
ーテレビの例えば110A、110Bによって映し出し、1つ
の画像信号はICメモリを通さないで、フロッピーディ
スクの信号をFM変調して信号処理回路で処理した信号
で直接モニターテレビ110Cによって映し出すものであ
る。
【0048】再生装置100の前面には、フロッピーディ
スクFDを再生装置100に出し入れするフロッピーディ
スク挿入口101が設けられ、裏面には、モニターテレビ1
10A、110B、110Cへ画像信号を送るケーブルのコネク
タ等が配設されている。また、再生装置100の前面に
は、電源をON、OFFする電源スイッチ102、フロッ
ピーディスクFDを再生装置100より取り出す時に押す
とフロッピーディスクFDが取り出せるイジェクト釦10
3、フロッピーディスクFDの画像をモニターテレビ110
A、110B、110Cへ映し出す時の再生釦104、再生を中
止する時のストップ釦105、フロッピーディスクFDの
画像を進める時の画像送り釦106、フロッピーディスク
FDの画像を逆戻りさせる時の画像逆送り釦107等の釦
が設けられている。
【0049】次に図6のブロック図により本発明の再生
装置の画像信号処理システムの構成を説明する。フロッ
ピーディスクFDに磁気記録された信号は、記録再生ヘ
ッドRPHにより電気信号として読み出され、再生アン
プ133で増幅し、復調回路134でFM復調して信号処理回
路135で信号処理した後、A/D変換回路136によりアナ
ログ信号よりデジタル信号に変換され、ICメモリのメ
モリ(A)の137Aに記録される。このメモリAの137Aに
記憶された画像信号は、フロッピーディスクFDのトラ
ックに記載された図2(a)のパノラマ被写体Aの画像
信号である。メモリ(A)の137Aに記憶された画像形
成信号は読み出されてD/A変換回路138Aによりデジ
タル信号より再びアナログ信号に変換され、信号処理回
路139Aで信号処理されてモニターテレビ(A)の110Aに
よりパノラマ被写体Aの画像として映し出される。
【0050】フロッピーディスクFDのパノラマ被写体
Aの次のトラックに記録されているパノラマ被写体Bの
信号は、記録再生ヘッドRPHが移動して、記録再生ヘ
ッドRPHにより電気信号として読み出され、前の場合
と同様に再生アンプ133、復調回路134、信号処理回路13
5、A/D変換回路136を通って各種の信号処理をされた
後にICメモリ(B)の137Bに記憶される。そして、
前の場合と同様にメモリ(B)の137Bに記憶された画
像信号は読み出され、D/A変換回路138B、信号処理
回路139Bを通って信号処理されてモニターテレビ
(B)の110Bによりパノラマ被写体Bの画像として映
し出される。
【0051】フロッピーディスクFDのパノラマ被写体
Bの次のトラックに記録されているパノラマ被写体Cの
信号は記録再生ヘッドRPHにより電気信号として読み
出され、再生アンプ133、復調回路134、信号処理回路13
5までは前の場合と同じ信号処理をされ、SWを下側に
倒してモニターテレビ(C)の110Cに接続されて、パ
ノラマ被写体Cの画像として映し出される。この様にし
て被写体A,B,Cの画像は、モニターテレビ(A),
(B),(C)の110A,110B,110Cに一連のパノラマ
画像として映し出されることになる。
【0052】この再生装置は、ICメモリのメモリ
(C)の137C,D/A変換回路138C、信号処理回路13
9Cを持っているので、今迄の画像信号と同様に135の信
号処理回路で信号処理された画像信号を136のA/D変
換回路を通してICメモリーのメモリ(C)の137Cに
記憶させて、この画像信号によりSWを上側に倒してモ
ニターテレビ(C)の110Cに接続させて、パノラマ被
写体Cの画像として映し出すことも出来る。
【0053】この再生装置が、パノラマ被写体がA,
B,Cの3画像を再生する専用再生装置であればICメ
モリのメモリー(C)の137C、D/A変換回路138C、
信号処理回路139Cは不要であり、それだけコストは安
く出来ることになる。本再生装置はもっと写角の広いパ
ノラマ被写体A,B,C,Dの4画像を再生出来る様にし
たもので、パノラマ被写体のA,B,CをICメモリーに
記憶させた後3台のモニターテレビに映し出し、パノラ
マ被写体のDをフロッピーディスクの4番目のトラック
から画像信号で4台目のモニターテレビに映し出すこと
が出来る再生装置となっている。もちろん、どの画像を
ICメモリーに記憶し、どの画像をフロッピーディスク
のトラックからの信号による画像とするかは任意に可能
である。
【0054】上記の様に、記録再生ヘッドRPHはトラ
ック送り回路140により駆動する機構により送られ移動
する。また、タイミング発生回路132は、記録再生ヘッ
ドRPHにより電気信号として取り出され、再生アンプ
133で増幅した後の復調回路134、信号処理回路135、A
/D変換回路136、更にメモリ(A),(B),(C)
の137A,137B,137C、D/A変換回路の138A,138
B,138C、信号処理回路の139A,139B,139Cに必要
なパルスを出力している。前記フロッピーディスクFD
は、スピンドルモータSMとサーボ回路141により毎分
3,600回転で定速回転している。そしてメインCPU131
は全体のシステムのコントロールと各部への給電コント
ロールを行なっている。
【0055】
【発明の効果】本発明により、一列に並べたモニターテ
レビのパノラマ画像が、自然につながったパノラマ画像
として見られる様に撮影することが可能な構造が簡単で
コストの安いパノラマスチルビデオカメラと、コストの
安い再生装置が提供されることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパノラマスチルビデオカメラの斜視
図。
【図2】本発明のパノラマスチルビデオカメラのブロッ
ク図と光学系の主要図。
【図3】本発明のパノラマスチルビデオカメラの1番目
のパノラマ撮影のタイムチャート。
【図4】本発明のパノラマスチルビデオカメラのn番目
のパノラマ撮影のタイムチャート。
【図5】本発明の再生装置の斜視図。
【図6】本発明の再生装置のブロック図。
【符号の説明】
10 パノラマスチルビデオカメラ 38 反射鏡駆動回路 39 絞り駆動回路 42 測距回路 43 測光回路 100 再生装置 110A,110B,110C,110D モニターテレビ 137A,137B,137C ICメモリ L 撮影レンズ I 絞り CCD 撮影素子 CH 撮像チップ M 反射鏡 STM ステッピングモータ G1 大歯車 G2 小歯車 FD フロッピーディスク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影する画像を結像する結像手段と、通
    過光量を制御する絞り制御手段と、撮影画像を画像信号
    として読み出す1ケの画像信号手段と、該画像信号手段
    の前側には前記撮影画像の光軸を曲げる可動の反射鏡手
    段と、撮影時の前記画像信号を記憶する記憶手段とを設
    けたことを特徴とするパノラマスチルビデオカメラ。
  2. 【請求項2】 前記可動の反射鏡手段の反射鏡が、前記
    結像手段の撮影レンズの光軸に垂直な方向の回転軸であ
    って、且つパノラマ画面の広がり方向にも垂直な回転軸
    を中心にして、前記画像信号手段の撮像チップを覆う角
    度毎に分割された各画像が、連続したパノラマ画像とな
    る様な角度の前記反射鏡の回転であって、前記画像信号
    を読み出して前記記憶手段へ記憶する時間か、前記撮像
    チップへの露光時間か、どちらか長い方の時間によって
    定められた時間の間隔毎に回転する様に制御する反射鏡
    手段を有していることを特徴とする請求項1記載のパノ
    ラマスチルビデオカメラ。
  3. 【請求項3】 前記撮像チップを覆う角度毎に分割され
    た各画像が、連続したパノラマ画像となる様な角度の前
    記反射鏡の回転による分割画像毎の画像信号を、前記記
    憶手段は記憶する事を特徴とする請求項1記載のパノラ
    マスチルビデオカメラ。
  4. 【請求項4】 前記分割画像毎に記憶する記憶手段が、
    1枚のフロッピーディスクへ記憶する記憶手段であっ
    て、前記フロッピーディスクへ記憶された画像信号によ
    り再生する時は、該画像信号のうち少なくとも1トラッ
    ク分は、前記フロッピーディスクに記憶された画像信号
    を使って再生することを特徴とする再生装置。
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