JPH0541507U - 画像診断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 診断用画像から目を離すことなく指示を入力
することが出来る画像診断装置を提供する。 【構成】 タッチセンサ４上の指Ｆの位置を検出する光
電式指位置センサ１０と、入力指示位置に対する指Ｆの
相対位置をディスプレイ２に表示させるマスタコントロ
ーラ６とを備える。 【効果】 診断用画像を表示する同一画面上に入力指示
位置の画像と指の位置を表示させるため、診断用画像か
ら目を離すことなく、所望の指示内容を確実に実行させ
ることが出来る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、画像診断装置に関し、さらに詳しくは、診断用画像を表示するデ ィスプレイとは別の場所に入力指示用のタッチセンサを備えた画像診断装置に関 する。

【０００２】

【従来の技術】

図３は、従来の超音波診断装置の一例の外観図である。 この超音波診断装置５１は、診断用画像Ｄを表示するディスプレイ５２とは別 の場所である超音波診断装置本体上面５３に、入力指示用のタッチセンサ５４を 備えている。

【０００３】 タッチセンサ５４は、図４の（ａ）に示すようにアイコンＢを表示するタッチ センサ画面５８Ｇの前面に設置されており、例えば抵抗膜式や容量式のものがあ る。図４の（ｂ）に示すように、タッチセンサ画面５８Ｇに表示する画像パター ンは、指示内容セットに応じて切り換えられるようになっている。 オペレータが所望の指示内容に対応するアイコンを指Ｆで押圧すると、その押 圧位置に対応する入力指示位置がタッチセンサ５４に検知され、その入力指示位 置に対応する指示内容が実行される。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

上記タッチセンサ５４では、オペレータが所望の指示内容に対応するアイコン を探すために、診断用画像Ｄを表示するディスプレイ５２からタッチセンサ画面 ５８Ｇに目を移している。 しかし、診断用画像を観察しながら実行させたい指示内容（例えば、診断用画 像Ｄを静止させるフリーズなど）の場合にも、ディスプレイ５２からタッチセン サ画面５８Ｇに目を移さねばならないのは不便である。

【０００５】 そこで、この考案の目的は、ディスプレイ５２から目を離すことなくタッチセ ンサから所望の指示内容を実行させることが出来る画像診断装置を提供すること にある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

この考案の画像診断装置は、診断用画像を表示するディスプレイとは別の場所 に入力指示用のタッチセンサを備えた画像診断装置において、タッチセンサ上の 入力指示位置に対する指などの相対位置を検出する指位置検出手段と、その指位 置検出手段により検出した前記相対位置をディスプレイに表示させる指位置表示 制御手段とを具備したことを構成上の特徴とするものである。

【０００７】

【作用】

この考案の画像診断装置では、指位置検出手段が、タッチセンサ上の入力指示 位置に対する指や指示器具などの相対位置を検出する。表示制御手段は、前記指 位置検出手段によって検出された相対位置をディスプレイに表示させる。 そこで、オペレータは、診断用画像と同一画面上で入力指示位置に対する指な どの相対位置を確認できるので、ディスプレイから目を離す必要がなくなる。

【０００８】

【実施例】

以下、図に示す実施例に基づいてこの考案をさらに詳細に説明する。なお、こ れによりこの考案が限定されるものではない。 図１は、この考案の一実施例の超音波診断装置１の外観図である。 この超音波診断装置１は、診断用画像Ｄを表示するディスプレイ２とは別の場 所である超音波診断装置本体上面３に、タッチセンサ４を備えている。 ディスプレイ２の一部には、後で詳述するように、タッチセンサ４と指の相対 位置を示す指位置表示ウインドウＷが表示されている。

【０００９】 図２は、超音波診断装置１の要部ブロック図である。 超音波診断装置１は、生体信号センサ群５で生体信号を得て、マスタコントロ ーラ６で処理し、ＣＲＴ制御部７で画像化し、ディスプレイ２で診断用画像Ｄの 表示を行う。

【００１０】 タッチセンサ４は、ＬＣＤ８の上面に設置されており、抵抗膜式のものである 。 タッチセンサ４の上面には、光電式指位置センサ１０が設置されており、光電 式指位置センサ１０とタッチセンサ４を通して上方からＬＣＤ画面８Ｇが見える ようになっている。

【００１１】 ＬＣＤ８は、マスタコントローラ６およびＬＣＤ制御部８Ｃの制御下で、指示 内容セットに応じた画像パターンで、入力指示位置を示すアイコンＡをＬＣＤ画 面８Ｇに表示している。 タッチセンサ４は、指Ｆなどによって押圧された押圧位置を検知する。その押 圧位置の情報は、抵抗膜式タッチセンサ制御部９Ｃにより、マスタコントローラ へ送られる。 マスタコントローラ６は、前記押圧位置の情報から対応する入力指示位置を割 り出し、その入力指示位置に応じた指示内容を判定し、実行する。

【００１２】 光電式指位置センサ１０は、タッチセンサ４の上面から所定距離内に近接する 指Ｆなどの位置（以下、指位置と言う。）を検出する。その指位置の情報は、光 電式指位置センサ制御部１０Ｃにより、マスタコントローラ６へ送られる。

【００１３】 マスタコントローラ６は、ＣＲＴ制御部７を介し、ＬＣＤ画面を模式化した指 位置表示ウインドウＷをディスプレイ２の一部に表示する。また、マスタコント ローラ６は、前記指位置の情報を受けて、ＣＲＴ制御部７を介し、指位置表示ウ インドウＷ内に指位置を表示する。

【００１４】 オペレータは、ディスプレイ２の指位置表示ウインドウＷを見ると入力指示位 置ａに対する指位置ＦＫが分るから、ＬＣＤ画面８Ｇを見なくても指を所望の指 示内容に対応する入力指示位置に的確に移動して押下し指示を入力することが出 来る。従って、オペレータは、ディスプレイ２に表示される診断用画像Ｄを観察 しながら所望の指示内容を実行させることが出来るようになる。

【００１５】

【考案の効果】

この考案の画像診断装置によれば、診断用画像を表示するディスプレイにタッ チセンサの入力指示位置と指の相対位置が表示されるため、診断用画像から目を 離すことなく、所望の指示内容を確実に実行させることが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の超音波診断装置の一実施例の外観図
である。

【図２】この考案の超音波診断装置の一実施例の要部ブ
ロック図である。

【図３】従来の超音波診断装置の一例の外観図である。

【図４】従来の超音波診断装置に係るタッチセンサの画
像についての例示図である。

【符号の説明】

１ 超音波診断装置 ２ ディスプレイ ４ タッチセンサ ６ マスタコントローラ ８ ＬＣＤ １０ 光電式指位置センサ ＦＫ 指位置マーク

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 診断用画像を表示するディスプレイとは
   別の場所に入力指示用のタッチセンサを備えた画像診断
   装置において、 タッチセンサ上の入力指示位置に対する指などの相対位
   置を検出する指位置検出手段と、その指位置検出手段に
   より検出した前記相対位置をディスプレイに表示させる
   指位置表示制御手段とを具備したことを特徴とする画像
   診断装置。