JPH054120A - ワイヤ放電加工装置並びにワイヤ放電加工方法 - Google Patents

ワイヤ放電加工装置並びにワイヤ放電加工方法

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JPH054120A
JPH054120A JP15308891A JP15308891A JPH054120A JP H054120 A JPH054120 A JP H054120A JP 15308891 A JP15308891 A JP 15308891A JP 15308891 A JP15308891 A JP 15308891A JP H054120 A JPH054120 A JP H054120A
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wire electrode
machining program
program
wire
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Shigeaki Naka
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 命令の実行に連動して逐次命令が入力される
運転モードにおいて、ワイヤ電極の断線復帰動作が可能
なワイヤ放電加工装置を作る。 【構成】 加工プログラムを加工プログラムが有するワ
イヤ電極挿入命令で区切り、ワイヤ電極挿入命令を先頭
にする一区切りの命令群を1ブロックの加工プログラム
とし、現在実行中の1ブロックの加工プログラムを加工
プログラム記憶手段に記憶させ、ワイヤ電極断線時には
現在実行中の1ブロックの加工プログラムの加工開始穴
の位置にワイヤ電極と被加工物とを相対移動させた後、
加工プログラム記憶手段に記憶されている内容にもとづ
き現在実行中の1ブロックの加工プログラムを再び実行
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被加工物を加工する
加工手段の動作と連動して通信手段、紙テープリーダ等
より逐次加工プログラムが入力される運転モードにおい
て、ワイヤ電極の断線の複旧が可能なワイヤ放電加工装
置並びにワイヤ放電加工に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来例のワイヤ放電加工装置のブ
ロック構成図である。図において、301はRS232
C等の通信手段(図示せず)、より出力されるプログラ
ムの経路、302は通信手段より出力されるプログラム
が入力されるインターフェース回路である。
【0003】303は被加工物(図示せず)とワイヤ電
極(図示せず)間で放電を発生させることにより、入力
された加工プログラムにもとづき被加工物を加工する加
工手段、304はインターフェース回路より出力された
加工プログラムを一時貯えるメモリファイル、305は
加工手段303と、インターフェース回路302および
メモリファイル304との間に介在し、相互間での加工
プログラムおよび制御信号の授受を行う制御装置であ
る。
【0004】306は制御装置305に設けられ、イン
ターフェース回路302から出力された加工プログラム
とメモリファイル304から出力された加工プログラム
とが入力されるとともに、いずれか一方を選択的に出力
する切換手段、307は切換手段306より出力された
加工プログラムを解釈するとともに加工手段303が受
入可能な指令に変換する解釈手段、308はワイヤ電極
の断線を検出するワイヤ電極断線検出手段である。
【0005】309は加工手段303に入力された1命
令の実行が完了する毎に加工手段303より制御装置3
05に送られるエコー信号の信号線、310はワイヤ電
極断線検出手段308がワイヤ電極の断線を検出したと
きワイヤ電極の断線検出信号を制御装置305に伝える
信号線、311は解釈手段307の出力を加工手段30
3に伝える信号線、312は制御装置305が加工手段
303に信号線311の信号が有効になるタイミングを
伝える信号線である。
【0006】313はインターフェース回路302が加
工プログラムをメモリファイル304または制御装置3
05に送るタイミング信号を制御装置305からインタ
ーフェース回路302に伝える信号線、314は制御装
置305がメモリファイル304に書込、および、読出
タイミング信号とアドレス信号とを送る信号線である。
【0007】315はインターフェース回路302から
メモリファイル304へ加工プログラムを伝える信号
線、316はメモリファイル304から制御装置305
の切換手段306へ加工プログラムを伝える信号線、3
17はインターフェース回路302より制御装置305
の切換手段306へ加工プログラムを伝える信号線であ
る。
【0008】次に図3に示される従来装置の動作につい
て、メモリファイル304に格納されている加工プログ
ラムを解釈手段307を経由して加工手段303に入力
するように制御装置305の切換手段306が設定され
ている場合について、図4に示されるフロー図により説
明する。
【0009】図4に示されるステップS401におい
て、まず、インターフェース回路302を介して通信手
段より送られて来るプログラムを一括してメモリファイ
ル304に格納するとともに、メモリファイル304の
アドレスポインタを記憶するアドレスポインタメモリ
(図示せず)を初期設定し、次のステップS402に進
む。
【0010】ステップS402ではメモリファイル30
4から所定単位命令、例えば、命令の加工プログラムを
読出し次のステップS403に進む。
【0011】ステップS403ではステップS402で
読出された1命令が加工終了命令であるか否かを解釈手
段307の出力にもとづき判定し、加工終了命令であれ
ばステップS413の終了ステップに進み、加工終了命
令でなければ次のステップS404に進む。
【0012】ステップS404ではステップS402で
読出された1命令がワイヤ電極挿入命令であるか否かを
ステップS403と同様に判定し、ワイヤ電極挿入命令
でなければステップS406に進み、ワイヤ電極挿入命
令であれば次のステップS405に進む。
【0013】ステップS405ではメモリファイル30
4のアドレスポインタメモリの内容をワイヤ電極挿入命
令アドレスメモリ(図示せず)に記憶するとともに、現
在の被加工物とワイヤ電極の相対位置を示す位置データ
をワイヤ電極挿入位置メモリ(図示せず)に記憶し、次
のステップS406に進む。
【0014】ステップS406では、信号線312の信
号を有意にしステップS402で読出した1命令の加工
プログラムを加工手段303に送出し、次のステップS
407に進む。
【0015】ステップS407ではステップS406で
加工手段303に送出された1命令の加工プログラムの
実行が終了したか否かを信号線309の信号により判定
し、終了していなければ次のステップS408に進み、
終了していればステップS410に進む。
【0016】ステップS407からステップS408に
進んだ場合、ステップS408ではワイヤ電極の断線が
発生しているか否かを信号線310の信号に基づき判定
し、断線が発生していなければ次のステップS409に
進み、断線が発生していればステップS411に進む。
【0017】ステップS409では、加工手段303が
ステップS406で入力された1命令の加工プログラム
を実行し、ステップS407に戻る。
【0018】ステップS407で1命令の加工プログラ
ムの実行が終了したと判定されたときは上述のようにス
テップS410に進む。
【0019】ステップS410では、メモリファイル3
04のアドレスポインタメモリの内容に1を加算し、ス
テップS402に戻り、次の1命令をメモリファイル3
04から読出し実行する。
【0020】ステップS408で断線が発生し、上述の
ようにステップS411に進んだ場合、ステップS41
1では、ステップS405で記憶されたワイヤ電極挿入
位置記憶メモリの内容にもとづき、被加工物とワイヤ電
極とを相対移動させ、ワイヤ電極の位置を現在加工中の
1ブロックの加工プログラムの加工開始穴の位置に戻
し、次のステップS412に進む。
【0021】なお、1ブロックの加工プログラムとは、
加工プログラムを加工プログラムが有するワイヤ電極挿
入命令で区切り、ワイヤ電極挿入命令を始めとする1区
切りの命令群をさすものとする。そしてこの1ブロック
の加工プログラムは通常ワイヤ電極挿入命令により、被
加工物にあらかじめ設けられた加工開始穴にワイヤ電極
を挿入するとともに、ワイヤ電極挿入命令に続く命令群
により所定の加工軌跡を描き、被加工物から1つの切り
落し部を切り落すプログラムのことである。
【0022】図5は加工プログラムの例を示す図であ
る。図において、501はワイヤ電極挿入命令、502
はワイヤ電極挿入命令501に続き実行される所定の加
工軌跡により所定の切り落し部を被加工物から切り落す
プログラム、503はワイヤ電極を切断する命令、50
4はワイヤ電極が次の加工開始穴に位置するようにワイ
ヤ電極と被加工物とを相対移動させる命令である。この
場合、1ブロックの加工プログラム505は、ワイヤ電
極挿入命令501、プログラム502、命令503およ
び命令504より構成される。
【0023】また、506は命令504に続き実行され
るワイヤ電極を次の加工開始穴に挿入するワイヤ電極挿
入命令、507はワイヤ電極挿入命令に続き実行される
所定の加工軌跡により所定の切り落し部を被加工物より
切り落すプログラム、508はワイヤ電極を切断する命
令、509はさらに次の加工開始穴にワイヤ電極が位置
するように被加工物とワイヤ電極とを相対移動する命令
である。また、ワイヤ電極挿入命令506、プログラム
507、命令508、および、命令509により1ブロ
ックの加工プログラム510が構成される。
【0024】511は、1ブロックの加工プログラム5
10に続く1つまたは、複数の1ブロックの加工プログ
ラム、512は加工プログラム511に続き実行される
終了命令である。
【0025】ステップS412では、メモリファイル3
04のアドレスポインタメモリの内容をステップS40
5で記憶したワイヤ電極挿入命令アドレスメモリの内容
でおきかえ、メモリファイル304のアドレスポインタ
メモリの内容を現在加工中の1ブロックの加工プログラ
ムのワイヤ電極挿入命令が記憶されているアドレスに設
定するとともに、ステップS402に戻る。なお、ステ
ップS412に続くステップS402以降の動作によ
り、現在加工中の1ブロックの加工プログラムのワイヤ
電極挿入命令に戻って加工が進められるので、断線した
ワイヤ電極は複旧され加工を続行することができる。
【0026】この従来例によれば、加工プログラムはメ
モリファイル304に格納できる大きさ、または、それ
以下のものに限られるという問題点がある。また、この
従来例によれば、加工手段303が1命令実行する毎に
信号線317を経由して、インターフェース回路302
から加工手段303に制御装置305の制御のもとに加
工プログラムを直接逐次入力することも可能である。こ
の場合、加工プログラムの大きさに制限はないが、ワイ
ヤ電極が断線したとき、現在加工中の1ブロックの加工
プログラムの加工開始穴に戻るための情報が記憶されて
いないので、断線の複旧は人手によらなければならな
い。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来のワ
イヤ放電加工装置においては、所定単位命令毎に加工手
段の動作に連動して加工プログラムが逐次ワイヤ放電加
工装置に入力される動作モードでる加工中にワイヤ電極
の断線が発生すると、人手によりワイヤ電極を挿入しな
おす必要があり、連続的な運転が困難であるなどの問題
点を有していた。
【0028】この発明が解決しようとする課題は、所定
単位命令毎に加工手段の動作に連動して加工プログラム
が逐次ワイヤ放電加工装置に入力される動作モードでの
加工中にワイヤ電極の断線が発生しても連続的な運転が
できるワイヤ放電加工装置及びワイヤ放電加工方法を得
ることである。
【0029】
【課題を解決するための手段】上述の課題を達成するた
め、この発明によるワイヤ放電加工装置では、入力され
た加工プログラムにもとづき被加工物とワイヤ電極とを
相対移動させるとともに、被加工物とワイヤ電極との間
で放電を発生させ被加工物を所定の形状に加工する加工
手段、ワイヤ電極の断線を検出するワイヤ電極断線検出
手段、被加工物に予め設けられた加工開始穴にワイヤ電
極を挿入させ、この加工開始穴に続く加工軌跡に沿って
加工を行わせる命令を含んでなる1ブロックの加工プロ
グラムを1つまたは複数有するプログラム加が入力さ
れ、この入力されたプログラムを所定単位命令毎に加工
手段の動作に連動して順次出力するインターフェース回
路、このインターフェース回路より出力される単位命令
を含む現在実行中の上記1ブロックの加工プログラムを
記憶する加工プログラム記憶手段、ワイヤ電極断線検出
手段の断線検出にもとづき、加工手段の動作に連動して
加工プログラム記憶手段に記憶された1ブロックの加工
プログラムを順次読出す読出制御手段、この読出制御手
段により読出された加工プログラムとインターフェース
回路から出力された加工プログラムとを切換えて加工手
段に入力する切換手段、を備えるようにしたものであ
る。
【0030】また、インターフェース回路より出力され
る加工プログラムの単位命令がワイヤ電極挿入命令であ
るか否かを検出するワイヤ電極挿入命令検出手段を有
し、加工プログラム記憶手段はインターフェース回路よ
り出力された加工プログラムを記憶するとともに、ワイ
ヤ電極挿入命令検出手段のワイヤ電極挿入命令の検出に
より、この検出されたワイヤ電極挿入命令以前のすでに
記憶されている加工プログラム記憶手段の加工プログラ
ムを消去するようにしたものである。
【0031】また、この発明によるワイヤ放電加工方法
では、被加工物に予め設けられた加工開始穴にワイヤ電
極を挿入させ、この加工開始穴に続く所定の加工軌跡に
沿って加工を行わせる命令を含んでなる1ブロックの加
工プログラムを1つまたは複数有するプログラムをイン
ターフェース回路に入力し、被加工物を加工する加工手
段の動作に連動して加工プログラムの所定単位命令毎に
順次インターフェース回路から出力する段階、インター
フェース回路から出力される上記単位命令を含む現在実
行中の1ブロックの加工プログラムを加工プログラム記
憶手段に記憶させる段階、ワイヤ電極断線検出手段によ
りワイヤ電極の断線を検出した時、加工手段に入力する
加工プログラムを、インターフェース回路より出力され
る加工プログラムから加工プログラム記憶手段に記憶さ
れた加工プログラムに切換手段により切換え、加工手段
の動作に連動して読出制御手段により読出す段階、を有
するようにしたものである。
【0032】
【作用】この発明では、加工手段に入力する加工プログ
ラムのうちワイヤ電極挿入命令より始まる現在実行中の
1ブロックの加工プログラムを加工プログラム記憶手段
が記憶し、ワイヤ電極の断線発生により、加工プログラ
ム記憶手段に記憶されている内容にもとづき、ワイヤ電
極挿入命令より始まる現在実行中の1ブロックの加工プ
ログラムを再び加工手段に入力する。
【0033】
【実施例】
実施例1.図1は、この発明の一実施例を示すワイヤ放
電加工装置のブロック構成図である。図1において、3
01〜304、307、309〜317は従来例を示す
図3に示されるものと同様であり説明は省略する。
【0034】101は現在実行中の1ブロックの加工プ
ログラムを記憶する加工プログラム記憶手段、102は
メモリファイル304、インターフェース回路302、
および、加工プログラム記憶手段101と、加工手段3
03との間に介在し、それぞれの相互間での加工プログ
ラムおよび制御信号の授受を制御する制御装置である。
【0035】103はインターフェース回路302より
出力された加工プログラムのワイヤ電極挿入命令を検出
するワイヤ電極挿入命令検出手段、104は加工プログ
ラム記憶手段101に記憶されている内容を読出す読出
制御手段、105はメモリファイル304から読出され
た加工プログラムと、インターフェース回路302より
出力された加工プログラムと、加工プログラム記憶手段
101より読み出された加工プログラムと、が入力され
るとともに、入力された加工プログラムのうちいずれか
を選択的に出力する切換手段である。
【0036】106はインターフェース回路302より
加工プログラム記憶手段101に加工プログラムを伝え
る信号線、107は加工プログラム記憶手段101より
読出された加工プログラムを制御装置102の切換手段
105に伝える信号線、108はインターフェース回路
302より出力された加工プログラムをワイヤ電極挿入
命令検出手段103に伝える信号線である。
【0037】109はインターフェース回路302より
出力された加工プログラムを加工プログラム記憶手段1
01に書込むタイミング信号、アドレス信号、および、
消去信号などを制御装置102より加工プログラム記憶
手段101に伝える信号線、110は加工プログラム記
憶手段101に記憶されている内容を読出すタイミング
信号、アドレス信号などを制御装置102より加工プロ
グラム記憶手段101に伝える信号線である。
【0038】次に図1に示されるこの発明の一実施例を
示すワイヤ放電加工装置において、メモリファイル30
4を使用しない場合の動作について図2のフロー図によ
り説明する。
【0039】図2のフローの動作が開始されるとステッ
プS201で、まず、インターフェース回路302から
出力された加工プログラムが解釈手段307に入力され
るように切換手段105を設定し、次のステップS20
2に進む。
【0040】ステップS202ではインターフェース回
路302に入力されたプログラムの所定単位命令、例え
ば、1命令をインターフェース回路302より出力し、
次のステップS203に進む。
【0041】ステップS203ではインターフェース回
路302より出力された1命令が加工終了か否かを解釈
手段307の解釈にもとづき判定し、加工終了命令であ
れば終了ステップS213に進み、加工終了命令でなけ
れば次のステップS204に進む。
【0042】ステップS204ではインターフェース回
路302より出力された命令がワイヤ電極挿入命令か否
かを解釈手段307の解釈にもとづき判定し、ワイヤ電
極挿入命令であれば次のステップS205に進み、ワイ
ヤ電極挿入命令でなければステップS206に進む。
【0043】ステップS205では、加工プログラム記
憶手段101に記憶されている加工プログラムがあれば
消去するかまたは所定の情報を書込み無効にするととも
に、現在の被加工物とワイヤ電極との相対位置を示すワ
イヤ電極挿入位置をワイヤ電極挿入位置記憶メモリ(図
示せず)に記憶し、次のステップS206に進む。
【0044】ステップS206では、信号線312を有
意にし、ステップS202でインターフェース回路30
2より出力された1命令を解釈手段307を介して加工
手段303に入力するとともに加工プログラム記憶手段
に記憶し、次のステップS207に進む。
【0045】ステップS207では、ステップS206
で加工手段303に入力された1命令の実行が終了した
か否かを信号線309の信号にもとづき判定し、終了し
なければ次のステップS208に進み、終了していれば
ステップS202に戻り次の1命令の動作に移る。
【0046】ステップS208では、ワイヤ電極の断線
が発生したか否かを信号線310の信号にもとづき判定
し、断線が発生していなければ次のステップS209に
進み、断線が発生していなければステップS210に進
む。
【0047】ステップS209では、加工を行いステッ
プS207に戻る。すなわち断線が発生しない限り1命
令の実行を終了するまで、ステップS207→ステップ
S208→ステップS209→ステップS207を繰返
し、1命令の実行が終了するとステップS202に戻り
次の命令の動作に移る。
【0048】ステップS210では、ステップS205
でワイヤ電極挿入位置を記憶しているワイヤ電極挿入位
置記憶メモリの内容にもとづきワイヤ電極と被加工物と
を相対移動させ、ワイヤ電極の位置を加工開始穴の位置
に戻すとともに、解釈手段307を介して加工手段30
3に入力する加工プログラムを加工プログラム記憶手段
101から読出制御手段104の制御のもとに読出され
た加工プログラムにするように切換手段105を設定す
る。
【0049】ステップS211では加工プログラム記憶
手段101に記憶されている加工プログラムをすべて実
行したか否か、または、予め記憶しておいたワイヤ電極
の断線発生時のワイヤ電極と被加工物の相対位置を示す
位置データに等しい位置まで移動したか否か等にもとづ
き断線発生位置までワイヤ電極と被加工物が相対移動し
たか否かを判定する。断線位置まで相対移動していれば
ステップS201に戻り、断線位置まで相対移動してい
なければステップS212に進む。
【0050】ステップS212では、読出制御手段10
4の制御のもとに加工プログラム記憶手段101より加
工プログラムを読出し、解釈手段307を介して加工手
段303に入力し、ステップS211に戻る。すなわ
ち、ステップS211→ステップS212→ステップS
211の動作を繰返し実行し、ワイヤ電極と被加工物と
が断線位置まで相対移動するとステップS201に戻
り、断線発生により中断した被加工物の加工を続行す
る。
【0051】また、この発明の一実施例によれば、ワイ
ヤ電極挿入命令検出手段103がワイヤ電極挿入命令を
検出すると加工プログラム記憶手段101のすでに記憶
されている内容を消去または無効にするので、加工プロ
グラム記憶手段101には常に現在実行中の1ブロック
の加工プログラムのみが記憶されており、ステップS2
12では単に加工プログラム記憶手段101の内容を順
次読出すのみでよく、読出制御手段104は複雑な制御
を必要としない。
【0052】また、この実施例1によれば、1ブロック
の加工プログラムが加工プログラム記憶手段に記憶でき
る長さであれば、例えば、多数個の切り落し部を切り落
すいずれの長さのプログラムもワイヤ電極の断線により
中断せずに連続運転できる効果がある。
【0053】実施例2.図1において、ワイヤ電極挿入
命令検出手段103を設けずに、読出し制御手段104
が現在実行中の1ブロックの加工プログラムを検索し、
読出すようにしてもよい。
【0054】実施例3.実施例1および実施例2におい
ては、インターフェース回路302に入力される加工プ
ログラムはRSC232C等の通信手段を介するものと
したが、紙テープリーダ、または、シーケンシャルに読
出される磁気媒体の記憶装置から出力されるものであっ
てもよい。
【0055】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ており、加工手段に入力する加工プログラムのうちワイ
ヤ電極挿入命令に始まる現在実行中の1ブロックの加工
プログラムを加工プログラム記憶手段が記憶し、ワイヤ
電極断線の発生により加工プログラム記憶手段に記憶さ
れている内容にもとづき現在実行中の1ブロックの加工
プログラムを再び実行するので、所定単位命令毎に加工
手段の動作に連動して加工プログラムが逐次ワイヤ放電
加工装置に入力される動作モードでワイヤ電極の断線が
発生しても連続的な運転ができ、自動化を図れる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示すワイヤ放電加工装置
のブロック構成図である。
【図2】この発明の実施例1を示すワイヤ放電加工装置
の動作を示すフロー図である。
【図3】従来のワイヤ放電加工装置のブロック構成図で
ある。
【図4】従来のワイヤ放電加工装置の動作を示すフロー
図である。
【図5】加工プログラムの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
101 加工プログラム記憶手段 103 ワイヤ電極挿入命令検出手段 104 読出制御手段 105 切換手段 302 インターフェース回路 303 加工手段 308 ワイヤ電極断線検出手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された加工プログラムにもとづき被
    加工物とワイヤ電極とを相対移動させるとともに、上記
    被加工物とワイヤ電極との間で放電を発生させ上記被加
    工物を所定の形状に加工する加工手段、上記ワイヤ電極
    の断線を検出するワイヤ電極断線検出手段、上記被加工
    物に予め設けられた加工開始穴に上記ワイヤ電極を挿入
    させ、この加工開始穴に続く加工軌跡に沿って加工を行
    わせる命令を含んでなる1ブロックの加工プログラムを
    1つまたは複数有するプログラムが入力され、この入力
    されたプログラムを所定単位命令毎に上記加工手段の動
    作に連動して順次出力するインターフェース回路、この
    インターフェース回路より出力される上記単位命令を含
    む現在実行中の上記1ブロックの加工プログラムを記憶
    する加工プログラム記憶手段、上記ワイヤ電極断線検出
    手段の断線検出にもとづき、上記加工手段の動作に連動
    して上記加工プログラム記憶手段に記憶された1ブロッ
    クの加工プログラムを順次読出す読出制御手段、この読
    出制御手段により読出された加工プログラムと上記イン
    ターフェース回路から出力された加工プログラムとを切
    換えて上記加工手段に入力する切換手段、を備えたこと
    を特徴とするワイヤ放電加工装置。
  2. 【請求項2】 インターフェース回路より出力される加
    工プログラムの単位命令がワイヤ電極挿入命令であるか
    否かを検出するワイヤ電極挿入命令検出手段を有し、加
    工プログラム記憶手段は上記インターフェース回路より
    出力された加工プログラムを記憶するとともに、上記ワ
    イヤ電極挿入命令検出手段のワイヤ電極挿入命令の検出
    により、この検出されたワイヤ電極挿入命令以前のすで
    に記憶されている上記加工プログラム記憶手段の上記加
    工プログラムを消去することを特徴とする請求項第1項
    記載のワイヤ放電加工装置。
  3. 【請求項3】 被加工物に予め設けられた加工開始穴に
    ワイヤ電極を挿入させ、この加工開始穴に続く所定の加
    工軌跡に沿って加工を行わせる命令を含んでなる1ブロ
    ックの加工プログラムを1つまたは複数有するプログラ
    ムをインターフェース回路に入力し、上記被加工物を加
    工する加工手段の動作に連動して上記加工プログラムの
    所定単位命令毎に順次上記インターフェース回路から出
    力する段階、上記インターフェース回路から出力される
    上記単位命令を含む現在実行中の上記1ブロックの加工
    プログラムを加工プログラム記憶手段に記憶させる段
    階、ワイヤ電極断線検出手段により上記ワイヤ電極の断
    線を検出した時、上記加工手段に入力する加工プログラ
    ムを、上記インターフェース回路より出力される加工プ
    ログラムから上記加工プログラム記憶手段に記憶された
    加工プログラムに切換手段により切換え、上記加工手段
    の動作に連動して読出制御手段により読出す段階、を有
    することを特徴とするワイヤ放電加工方法。
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