JPH0541126A - 送電線用支持装置 - Google Patents

送電線用支持装置

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Publication number
JPH0541126A
JPH0541126A JP3221035A JP22103591A JPH0541126A JP H0541126 A JPH0541126 A JP H0541126A JP 3221035 A JP3221035 A JP 3221035A JP 22103591 A JP22103591 A JP 22103591A JP H0541126 A JPH0541126 A JP H0541126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission line
insulator
power transmission
steel tower
arc horn
Prior art date
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Pending
Application number
JP3221035A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kato
賢治 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH0541126A publication Critical patent/JPH0541126A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 碍子装置の近傍に雷が直撃しても碍子装置の
アークホーン間における閃絡を防止することによって地
絡事故の発生を防止する送電線用支持装置を提供する。 【構成】 酸化亜鉛形避雷器6と、鉄塔1と送電線3間
に張設された状態で送電線3を支持する一対の碍子装置
4、4とを備え、一対の碍子装置4、4は、碍子4Aの
鉄塔側端に第一のアークホーン4Bを、また碍子4Aの
送電線側端に第二のアークホーン4Cをそれぞれ有し、
第一のアークホーン4Bと第二のアークホーン4Cがそ
れぞれ碍子4Aの長手方向内側へ延長されて延長端に所
定の間隔を形成してなる送電線用支持装置において、各
アークホーン4B、4Cと避雷器6に対してコンデンサ
7を並設したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送電線を支持する碍子
にアークホーンを設けた送電線用支持装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の送電線用支持装置として
は、例えば、特開昭61−240514号公報に記載の
ものが知られている。この公報に記載された送電線用支
持装置を示したものが図2である。同図において、1は
鉄塔、2は鉄塔1の鉄塔アーム、3は送電線、4、4は
それぞれ送電線3を鉄塔アーム2側に引っ張った状態で
支持する耐張碍子装置で、碍子装置4は、主として碍子
4Aと碍子4Aの鉄塔アーム2側の端部からその長手方
向内側へ延設された第一のアークホーン4Bと、第一の
アークホーン4Bとと対をなして送電線2側の端部から
その長手方向内側へ延設された第二のアークホーン4C
とを備えて構成されている。また、5は一対の耐張碍子
装置4によって支持されている送電線3を結ぶジャンパ
ー線、6はジャンパー線5と鉄塔アーム2との間に配設
された酸化亜鉛形の避雷器である。
【0003】次に動作について図3を参照しながら説明
する。従来の送電線用支持装置では、雷雲11が発生し
て架空地線12に落雷すると、同図に示すように、雷雲
11と架空地線12との間、あるいは雷雲11と送電線
3との間にストリーマ13、14が発生する。このよう
にストリーマ13が発生した場合、鉄塔1の電位が上昇
して鉄塔1と送電線3との電位差が広がってくる。この
時、避雷器6がないと、碍子装置4に過電圧が印加され
てアークホーン4B、4Cが閃絡し、地絡事故を起こす
ことになる。しかし、避雷器6あると、避雷器6が碍子
装置4にかかる過電圧を抑制してアークホーン4B、4
C間の閃絡による地絡事故を防止することができる。上
述のように送電線3に雷撃があった場合も同様に避雷器
6が過電圧を抑制して地絡事故を防止することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
避雷器6を備えた送電線用支持装置であっても、碍子装
置4の近傍に雷が直撃した場合にアークホーン4B、4
C間で閃絡する現象が確認されている。従来の送電線用
支持装置においては、鉄塔1に落雷があった時には鉄塔
1の過渡サージインピーダンスによって鉄塔1の電位が
上昇して生じる過電圧は避雷器6によって抑制されて碍
子装置4にかかる過電圧が抑制するものの、過電圧が抑
制された状況下であっても鉄塔側の第一アークホーン4
Bからストリーマ13が進展し、ある条件下ではその進
展によってリーダに移行してアークホーン4B、4C間
で閃絡するという課題があった。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、碍子装置の近傍に雷が直撃しても碍子装置
のアークホーン間における閃絡を防止することによって
地絡事故の発生を防止することができる送電線用支持装
置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の送電線用支持装
置は、鉄塔と送電線との間に設けられた酸化亜鉛形避雷
器と、酸化亜鉛形避雷器の近傍位置させて鉄塔と送電線
間に張設された状態で送電線を支持する一対の碍子装置
とを備え、上記一対の碍子装置は、碍子の鉄塔側端に第
一のアークホーンを、また碍子の送電線側端に第二のア
ークホーンをそれぞれ有し、第一のアークホーンと第二
のアークホーンがそれぞれ碍子の長手方向内側へ延長さ
れて延長端に所定の間隔を形成してなる送電線用支持装
置において、上記各アークホーンと避雷器に対してコン
デンサを並設して構成されたものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、送電線用支持装置の近傍、鉄
塔に雷撃があった場合、一対のアークホーン及び避雷器
にコンデンサを並設してあるため、送電線と鉄塔間の結
合がよくなり、鉄塔の電位が上昇するのをコンデンサに
よって抑制し、送電線と鉄塔間の電位差を抑制して第一
アークホーンと第二アークホーン間の閃絡を防止するこ
とができる。
【0008】
【実施例】以下、図1に示す実施例に基づいて従来と同
一または相当部分には同一符号を付して本発明の特徴を
中心に説明する。尚、図1は本発明の送電線用支持装置
の一実施例の要部を示す正面図である。
【0009】本実施例の送電線用支持装置は、図1に示
すように、鉄塔1と送電線3との間に設けられた酸化亜
鉛形避雷器6と、酸化亜鉛形避雷器6の近傍に位置させ
て鉄塔1の鉄塔アーム2と送電線3間に張設された状態
で送電線を鉄塔1に支持する一対の碍子装置4とを備
え、一対の碍子装置4は、碍子4Aの鉄塔側の端部に第
一のアークホーン4Bを、また送電線側の端部に第二の
アークホーン4Cをそれぞれ有し、第一のアークホーン
4Bと第二のアークホーン4Cがそれぞれ碍子4Aの長
手方向内側へ延長され、それぞそれぞれの延長端間に所
定の間隔を形成している。
【0010】而して、本実施例の送電線用支持装置は、
第一のアークホーン4B、第二のアークホーン4Cと避
雷器に対してコンデンサ7を並設し、鉄塔1と送電線3
との結合をよくして鉄塔1と送電線3間の電位差の上昇
を抑制したものである。更に、碍子装置にかかる波頭峻
度の大きい電圧を鉄塔インピーダンスとコンデンサ及び
避雷器の静電容量の時定数によって碍子装置4にかかる
波頭峻度を緩やかにすることにより、ストリーマ及びリ
ーダの発生を抑制することによって第一アークホーンと
第二アークホーン間の閃絡を防止することができる。
尚、一般に、ストリーマの進展時間は106 〜108
m/secとされており、上記時定数はこれよりも大き
く採る必要がある。
【0011】以上説明したように本実施例によれば、碍
子装置4の第一のアークホーン4B、第二のアークホー
ン4C及び避雷器6に対してコンデンサ7を並設したた
め、ストリーマ、リーダの発生を抑制し、もって各アー
クホーン4B、4C間の閃絡の発生確率を低減させて地
絡事故を防止することができ、延いては低コストで信頼
性の高い送電線用支持装置を提供することができる。
【0012】尚、本発明の送電線用支持装置は、碍子装
置の第一のアークホーン、第二のアークホーン及び避雷
器とコンデンサを並設して構成されたものであれば、上
記実施例に何等制限されるものではない。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、碍
子装置の近傍に雷が直撃しても碍子装置のアークホーン
間における閃絡を防止することによって地絡事故の発生
を防止することができ、延いては低コストで信頼性の高
い送電線用支持装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の送電線用支持装置の一実施例の要部を
示す正面図である。
【図2】従来の送電線用支持装置の一例の要部を示す正
面図である。
【図3】図1に示す送電線用支持装置における雷撃の状
態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 鉄塔 3 送電線 4 碍子装置 4A 碍子 4B 第一のアークホーン 4C 第二のアークホーン 6 避雷器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄塔と送電線との間に設けられた酸化亜
    鉛形避雷器と、酸化亜鉛形避雷器の近傍位置させて鉄塔
    と送電線間に張設された状態で送電線を支持する一対の
    碍子装置とを備え、上記一対の碍子装置は、碍子の鉄塔
    側端に第一のアークホーンを、また碍子の送電線側端に
    第二のアークホーンをそれぞれ有し、第一のアークホー
    ンと第二のアークホーンがそれぞれ碍子の長手方向内側
    へ延長されて延長端に所定の間隔を形成してなる送電線
    用支持装置において、上記各アークホーンと避雷器に対
    してコンデンサを並設したことを特徴とする送電線用支
    持装置。
JP3221035A 1991-08-06 1991-08-06 送電線用支持装置 Pending JPH0541126A (ja)

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JP3221035A JPH0541126A (ja) 1991-08-06 1991-08-06 送電線用支持装置

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JP3221035A JPH0541126A (ja) 1991-08-06 1991-08-06 送電線用支持装置

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JPH0541126A true JPH0541126A (ja) 1993-02-19

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ID=16760468

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JP3221035A Pending JPH0541126A (ja) 1991-08-06 1991-08-06 送電線用支持装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150139653A (ko) * 2014-06-03 2015-12-14 한국전력공사 직류송전 방식 철탑
CN105334593A (zh) * 2015-12-11 2016-02-17 国网四川省电力公司成都供电公司 一种电力光缆防电蚀挂件

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150139653A (ko) * 2014-06-03 2015-12-14 한국전력공사 직류송전 방식 철탑
CN105334593A (zh) * 2015-12-11 2016-02-17 国网四川省电力公司成都供电公司 一种电力光缆防电蚀挂件
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