JPH0541092Y2 - - Google Patents

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JPH0541092Y2
JPH0541092Y2 JP7124688U JP7124688U JPH0541092Y2 JP H0541092 Y2 JPH0541092 Y2 JP H0541092Y2 JP 7124688 U JP7124688 U JP 7124688U JP 7124688 U JP7124688 U JP 7124688U JP H0541092 Y2 JPH0541092 Y2 JP H0541092Y2
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  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 本考案は、一定角度以上の傾斜地でのアウトリ
ガの接地操作及び格納操作を規制する作業車のア
ウトリガ操作安全装置に関するものである。
(2) 従来の技術 アウトリガにより車体を支持しないと作業装置
を作動できない作業車は、例えば特公昭59−
43390号公報に記載されているように従来より公
知であり、第6図に示すように、車体の前後左右
に設けたアウトリガと車体上に備えたブームを有
する作業車において、ブーム起伏用の起伏シリン
ダ6への圧油供給管路20に電磁切換弁21を介
装し、この電磁切換弁21が閉路しているときは
圧油供給管路20を通じて起伏シリンダ6への圧
油供給を許容し、電磁切換弁21が開路している
ときは圧油をタンク22へ帰還させるようにし、
各アウトリガにそれぞれ取付けたアウトリガの接
地状態を検出する接地検出器のスイツチ23の全
てがアウトリガの接地を検出したときに電磁切換
弁21は閉路され、アウトリガを縮小させる操作
をしたときに作動する縮小検知スイツチ24が作
動したときに電磁切換弁21が開路されるように
構成されている。
(3) 考案が解決しようとする問題点 しかし、従来の作業車は、アウトリガを接地さ
せることによりブームの作動を可能にするもの
で、アウトリガの接地順序に関しては規制してお
らず、また、作業車の駐車ブレーキがデフロツク
式であるために、一定角度以上の傾斜地において
アウトリガを接地させるときに、リヤアウトリガ
を先に接地させてしまうと、後輪が持ち上つて駐
車ブレーキのブレーキ効果がなくなつてしまい、
作業車が滑つてしまうという問題があつた。
(4) 問題点を解決するための手段 本考案は、上記の問題点を解決するために、後
輪を制動する駐車ブレーキを備えた作業車のアウ
トリガ操作安全装置であつて、車体の左右の前後
に設けられ車体を水平に支持するアウトリガと、
フロントアウトリガの接地を検出する第1接地検
出器と、リヤアウトリガの接地を検出する第2接
地検出器と、車体の傾斜角度を検出する傾斜角度
検出器と、この傾斜角度検出器と第1接地検出器
及び第2接地検出器からの信号により一定角度以
上の傾斜地において、アウトリガを接地させると
きはフロントアウトリガが接地するまではリヤア
ウトリガの接地操作を不能にし、アウトリガを格
納するときはリヤアウトリガが格納されるまでは
フロントアウトリガの格納操作を不能にする操作
規制装置と、を備えたものである。
(5) 作用 上記の構成により、一定角度以上の傾斜地でア
ウトリガを接地させるときは、フロントアウトリ
ガを先に接地させないと、傾斜角度検出器からの
信号により操作規制装置が作動してリヤアウトリ
ガの接地操作を不能にし、フロントアウトリガを
接地させると第1接地検出器からの信号により操
作規制装置の作動が停止して、リヤアウトリガの
接地操作が可能になる。また、アウトリガを格納
するときは、リヤアウトリガを先に格納させない
と、傾斜角度検出器からの信号により操作規制装
置が作動してフロントアウトリガの格納操作を不
能にし、リヤアウトリガを格納すると第2接地検
出器からの信号により操作規制装置の作動が停止
して、フロントアウトリガの格納操作が可能にな
る。
(6) 実施例 以下、図面により本考案の実施例について説明
する。
第3図に示すように、高所作業車は、デフロツ
ク式等の後輪を制動する駐車ブレーキ(図示せ
ず)を備え、車体1の左右の前後に車体1を支持
するアウトリガ2a,2b,3a,3b)がそれ
ぞれ設けられ、車体1上には旋回自在にターンテ
ーブル4が設けられ、このターンテーブル4には
テレスコープ状に連結された伸縮ブーム5の基端
が枢支され、伸縮ブーム5は内蔵された伸縮装置
(図示せず)により伸縮するとともに、起伏シリ
ンダ6の伸縮により起伏し、伸縮ブーム5の先端
には作業台7が平衡保持され、左のフロントアウ
トリガ2aにはフロントアウトリガ2aの接地を
検出する第1接地検出器8aが取付けられ、右の
フロントアウトリガ2bにはフロントアウトリガ
2bの接地を検出する第1接地検出器8bが取付
けられ、左のリヤアウトリガ3aにはリヤアウト
リガ3aの接地を検出する第2接地検出器9aが
取付けられ、右のリヤアウトリガ3bにはリヤア
ウトリガ3bの接地を検出する第2接地検出器9
bが取付けられ、車体1には車体の前後方向の傾
斜角度を検出する第1傾斜角度検出器10aと、
車体の左右方向の傾斜角度を検出する第2傾斜角
度検出器10bが設けられている。
第2図はアウトリガの操作回路を示し、高所作
業車のエンジンによつて駆動されるポンプ11は
電磁切換弁12を介して各アウトリガをそれぞれ
操作する操作弁13a,13b,13c,13d
と作業台に備えられ伸縮ブーム等の作動を制御す
る操作弁(図示せず)に選択的に連結され、各操
作弁13a,13b,13c,13dと各アウト
リガを伸縮させるシリンダ14a,14b,14
c,14dとがそれぞれ連結され、操作弁13
a,13b,13c,13dとシリンダ14a,
14b,14c,14dの伸長側油室とを連結す
る管路にはそれぞれ電磁シヤツトオフ弁15a,
15b,15c,15dが挿入されており、各操
作弁13a,13b,13c,13dにはシリン
ダ14a,14b,14c,14dを縮小させる
方向に操作弁を操作することを検出する操作検出
器26が取付けられている。
第1図はアウトリガ操作安全装置の回路を示
し、第1傾斜角度検出器10aと第2傾斜角度検
出器10b及び第1接地検出器8a,8bと第2
接地検出器9a,9b及び操作検出器26が車体
の傾斜及び車体が左右どちらに傾斜してるか、ど
のアウトリガが接地されているかあるいは格納さ
れているか、アウトリガの格納操作をしているか
を比較する比較器16にそれぞれ連結され、この
比較器16からの信号により操作を規制するアウ
トリガを演算する演算器17に連結され、この演
算器17は演算器17からの信号により規制する
アウトリガの操作を不能にする操作規制装置18
に連結され、操作規制装置18は電磁シヤツトオ
フ弁15a,15b,15c,15dの各ソレノ
イド19a,19b,19c,19dにそれぞれ
接続され、操作規制装置18からの信号によりソ
レノイド19a,19b,19c,19dが励磁
されて電磁シヤツトオフ弁15a,15b,15
c,15dが切換わる。上記の構成により、アウ
トリガの接地操作を第4図のフローチヤートによ
り説明する。アウトリガの接地操作を行うとき
は、初めにステツプS1において第1傾斜角度検
出器10aからの信号により比較器16が車体1
の前後方向の傾斜の有無を比較し、傾斜がないと
判断したときはステツプS2へ進む一方、傾斜が
あると判断したときはステツプS3へ進む。ステ
ツプS2では、車体1の前後方向への傾斜がない
ので操作規制装置18は出力せず、各電磁シヤツ
トオフ弁15a,15b,15c,15dは
(I)位置に保持されて各操作弁13a,13b,
13c,13dが操作可能なので、操作弁13
a,13b,13c,13dを操作することによ
り各シリンダ14a,14b,14c,14dが
伸長してアウトリガ2a,2b,3a,3bが接
地する。ステツプS3では、車体1の前後方向へ
の傾斜があるので、比較器16からの信号により
演算器17が規制するアウトリガを演算し、演算
器17からの信号により操作規制装置18がリヤ
アウトリガ3a,3bを規制するソレノイド19
c,19dを励磁し、電磁シヤツトオフ弁15
c,15dを()位置に切換えてリヤアウトリ
ガ3a,3bの操作弁13c,13dを操作不能
にし、フロントアウトリガ2a,2bの操作弁1
3a,13bのみを操作可能にするので、操作弁
13a,13bを操作することによりシリンダ1
4a,14bが伸長してフロントアウトリガ2
a,2bが接地する。ステツプS4では、第2傾
斜角度検出器10bからの信号により比較器16
が車体1の左右方向への傾斜の有無及び傾斜方向
を比較し、傾斜がないときはステツプS6へ進む
一方、傾斜があるときはステツプS5へ進む。ス
テツプS5では、車体1の左右方向への傾斜があ
るので、比較器16からの信号により演算器17
が車体1の左右方向への傾斜が大きくなるフロン
トアウトリガ2aあるいは2bを演算し、演算器
17からの信号により操作規制装置18が出力し
て傾斜が大きくなるフロントアウトリガ2aある
いは2bを規制するソレノイド19aあるいは1
9bを励磁し、電磁シヤツトオフ弁15aあるい
は15bを()位置に切換えて車体1の左右方
向への傾斜が大きくなるフロントアウトリガ2a
あるいは2bの操作弁13aあるいは13bの操
作を不能にし、車体1の左右方向への傾斜が小さ
くなるフロントアウトリガ2bあるいは2aの操
作弁13bあるいは13aのみを操作可能にする
ので、操作弁13bあるいは13aを操作するこ
とによりシリンダ14bあるいは14aが伸長し
て左右方向への車体1の傾斜をなくす。ステツプ
S6では、第1接地検出器8a,8bからの信号
により比較器16がフロントアウトリガ2a,2
bの接地の有無を比較し、接地したときはステツ
プS7へ進む一方、設置していないときはステツ
プS3へ戻る。ステツプS7では、フロントアウト
リガ2a,2bが接地しているので、比較器16
からの信号により演算器17の出力が停止して操
作規制装置18が出力せず、ソレノイド19c,
19dの励磁が解放されて電磁シヤツトオフ弁1
5c,15dが(I)位置に切換わり、リヤアウ
トリガ3a,3bを操作可能にするので、操作弁
13c,13dを操作することによりシリンダ1
4c,14dが伸長してリヤアウトリガ3a,3
bが接地する。ステツプS8では、第2傾斜角度
検出器10bからの信号により比較器16が車体
1の左右方向への傾斜の有無及び傾斜方向を比較
し、傾斜がないときはステツプS10へ進む一方、
傾斜があるときはステツプS9へ進む。ステツプ
S9では車体1の左右方向への傾斜があるので、
比較器16からの信号により演算器17が車体1
の左右方向への傾斜が大きくなるリヤアウトリガ
3aあるいは3bを演算し、演算器17からの信
号により操作規制装置18が出力して傾斜が大き
くなるリヤアウトリガ3aあるいは3bを規制す
るソレノイド19cあるいは19dを励磁し、電
磁シヤツトオフ弁15cあるいは15dを()
位置に切換えて車体1の左右方向への傾斜が大き
くなるリヤアウトリガ3aあるいは3bの操作弁
13cあるいは13dの操作を不能にし、車体1
の左右方向への傾斜が小さくなるリヤアウトリガ
3bあるいは3aの操作弁13dあるいは13c
のみを操作可能にするので、操作弁13dあるい
は13cを操作することによりシリンダ14dあ
るいは14cが伸長して左右方向への車体1の傾
斜をなくす。ステツプS10では、第2接地検出器
9a,9bからの信号により比較器16がリヤア
ウトリガ3a,3bの接地の有無を比較し、接地
したときはアウトリガの接地が終了し、接地して
いないときはステツプS7へ戻る。
また、アウトリガの格納操作を第5図のフロー
チヤートにより説明する。アウトリガの格納操作
を行うときは、初めにステツプS11において、操
作弁13a,13b,13c,13dをシリンダ
14a,14b,14c,14dを縮小させる方
向に操作すると、操作検出器26からの信号によ
り比較器16が出力し、比較器16からの信号に
より演算器17が規制するアウトリガを演算し、
演算器17からの信号により操作規制装置18が
フロントアウトリガ2a,2bを規制するソレノ
イド19a,19bを励磁し、電磁シヤツトオフ
弁15a,15bを()位置に切換えてフロン
トアウトリガ2a,2bの操作弁13a,13b
を操作不能にし、リヤアウトリガ3a,3bの操
作弁13c,13dのみを操作可能にするので、
操作弁13c,13dを操作することによりシリ
ンダ14c,14dが縮小してリヤアウトリガ3
a,3bが格納される。ステツプS12では、第2
傾斜角度検出器10bからの信号により比較器1
6が車体1の左右方向への傾斜の有無及び傾斜方
向を比較し、傾斜がないときはステツプS14へ進
む一方、傾斜があるときはステツプS13へ進む。
ステツプS13では、車体1の左右方向への傾斜が
あるので、比較器16からの信号により演算器1
7が車体1の左右方向への傾斜が大きくなるリヤ
アウトリガ3aあるいは3bを演算し、演算器1
7からの信号により操作規制装置18が出力して
傾斜が大きくなるリヤアウトリガ3aあるいは3
bを規制するソレノイド19cあるいは19dを
励磁し、電磁シヤツトオフ弁15cあるいは15
dを()位置に切換えて車体1の左右方向への
傾斜が大きくなるリヤアウトリガ3aあるいは3
bの操作弁13cあるいは13dの操作を不能に
し、車体1の左右方向への傾斜が小さくなるリヤ
アウトリガ3bあるいは3aの操作弁13dある
いは13cのみを操作可能にするので、操作弁1
3dあるいは13cを操作することによりシリン
ダ14dあるいは14cが縮小して左右方向への
車体1の傾斜をなくす。ステツプS14では、第2
接地検出器9a,9bからの信号により比較器1
6がリヤアウトリガ3a,3bの格納の有無を比
較し、格納したときはステツプS15へ進む一方、
格納していないときはステツプS11へ戻る。ステ
ツプS15では、リヤアウトリガ3a,3bが格納
されているので、比較器16からの信号により演
算器17の出力が停止して操作規制装置18が出
力せず、ソレノイド19a,19bの励磁が解放
されて電磁シヤツトオフ弁15a,15bが
(I)位置に切換わり、フロントアウトリガ2a,
2bの操作を可能にするので、操作弁13a,1
3bを操作することによりシリンダ14a,14
bが縮小して、フロントアウトリガ2a,2bが
格納される。ステツプS16では、第2傾斜角度検
出器10bからの信号により比較器16が車体1
の左右方向への傾斜の有無及び傾斜方向を比較
し、傾斜がないときはステツプS18へ進む一方、
傾斜があるときはステツプS17へ進む。ステツプ
S17では、車体1の左右方向への傾斜があるの
で、比較器16からの信号により演算器17が車
体1の左右方向への傾斜が大きくなるフロントア
ウトリガ3aあるいは3bを演算し、演算器17
からの信号により操作規制装置18が出力して傾
斜が大きくなるフロントアウトリガ2aあるいは
2bを規制するソレノイド19aあるいは19b
を励磁し、電磁シヤツトオフ弁15aあるいは1
5bを()位置に切換えて車体1の左右方向へ
の傾斜が大きくなるフロントアウトリガ2aある
いは2bの操作弁13aあるいは13bの操作を
不能にし、車体1の左右方向への傾斜が小さくな
るフロントアウトリガ2bあるいは2aの操作弁
13bあるいは13aのみを操作可能にするの
で、操作弁13bあるいは13aを操作すること
によりシリンダ14bあるいは14aが縮小して
左右方向への車体1の傾斜をなくす。ステツプ
S18では、第1接地検出器8a,8bからの信号
により比較器16がフロントアウトリガ2a,2
bの格納の有無を比較し、格納したときはアウト
リガの格納が終了し、格納していないときはステ
ツプS15へ戻る。
(7) 考案の効果 以上のように、本考案は、傾斜地においてアウ
トリガを接地させるときは、フロントアウトリガ
を接地させた後にリヤアウトリガを接地させるよ
うにするとともに、アウトリガを格納させるとき
は、リヤアウトリガを格納させた後にフロントア
ウトリガを格納するようにアウトリガ操作装置を
規制するので、駐車ブレーキのブレーキ効果がな
くなることがなく、作業車が滑ることのない作業
車のアウトリガ操作安全装置が提供され、本考案
は作業車の安全性の向上に有効である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はアウト
リガ操作安全装置の回路図、第2図はアウトリガ
の操作回路図、第3図は高所作業車の側面図、第
4図はアウトリガの接地操作時の作用を示すフロ
ーチヤート、第5図はアウトリガの格納操作時の
作用を示すフローチヤート、第6図は従来の安全
装置の回路図である。 1……車体、2a,2b……フロントアウトリ
ガ、3a,3b……リヤアウトリガ、8a,8b
……第1接地検出器、9a,9b……第2接地検
出器、10a……第1傾斜角度検出器、10b…
…第2傾斜角度検出器、16……比較器、17…
…演算器、18……操作規制装置、19a,19
b,19c,19d……ソレノイド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 後輪を制動する駐車ブレーキを備えた作業車の
    アウトリガ操作安全装置であつて、車体の左右の
    前後に設けられ車体を水平に支持するアウトリガ
    と、フロントアウトリガの接地を検出する第1接
    地検出器と、リヤアウトリガの接地を検出する第
    2接地検出器と、車体の傾斜角度を検出する傾斜
    角度検出器と、この傾斜角度検出器と第1接地検
    出器及び第2接地検出器からの信号により一定角
    度以上の傾斜地において、アウトリガを接地させ
    るときはフロントアウトリガが接地するまではリ
    ヤアウトリガの接地操作を不能にし、アウトリガ
    を格納するときはリヤアウトリガが格納されるま
    ではフロントアウトリガの格納操作を不能にする
    操作規制装置と、を備えたことを特徴とする作業
    車のアウトリガ操作安全装置。
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