JPH0540999Y2 - - Google Patents

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JPH0540999Y2
JPH0540999Y2 JP10970590U JP10970590U JPH0540999Y2 JP H0540999 Y2 JPH0540999 Y2 JP H0540999Y2 JP 10970590 U JP10970590 U JP 10970590U JP 10970590 U JP10970590 U JP 10970590U JP H0540999 Y2 JPH0540999 Y2 JP H0540999Y2
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gripping
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clamp
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gripping opening
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はプラスチツク管等の融着可能な管
(例、ガス管、水道管)を同様に融着可能な継手
部材に融着する際に使用するクランプ装置、特
に、チーズT継手、エルボ継手、或いはソケツト
継手等の種々のエレクトロフユージヨン継手に共
用し得るクランプ装置に関する。
〔従来の技術〕
プラスチツク管の配管工事において、プラスチ
ツク管同志を接続する際に、T継手、エルボ継
手、ソケツト継手等の継手管が用いられる。接続
に際しては、プラスチツク管の外周と継手管の内
周とをヒータ等により加熱溶融して、継手管内に
プラスチツク管を挿入するか、或いはプラスチツ
ク管外周にサドル継手を圧着していた。あるいは
管端を塞ぐためのキヤツプ継手の場合も加熱溶融
という点で全く同様である。
而るに、近年、継手内に電熱線を埋め込んだエ
レクトロフユージヨン継手用が開発、多用される
ようになつてきた。この継手によれば、通電する
だけで内部の電熱線が自己発熱する結果、溶融
し、従つて、ヒータ等の特別な外部加熱手段を必
要としないという点で優れている。
本考案はこのようなエレクトロフユージヨン継
手の融着作業において被融着管を定位置にしつか
りと掴持するクランプ装置を対象とするものであ
る。
従来、そのようなクランプ装置として各種エレ
クトロフユージヨン継手に対応した夫々形状の異
なる専用のクランプ装置が用いられていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
而るに、このように各種エレクトロフユージヨ
ン継手毎に異なる専用のクランプ装置を用意した
のでは、その保守、管理が面倒であるのみなら
ず、特に現場作業の場合にはその運搬も大変であ
り、また選択(使用)を間違う可能性も高い。
本考案の目的は各種エレクトロフユージヨン継
手に共用出来る単一のクランプ装置を提供するこ
とにある。
ところで、この様な共用タイプのクランプ装置
の開発に当たつては次のことを考慮しなければな
らない。即ち、「共用」であるが故に、逆に、管
あるいは継手の取付け位置を誤る可能性があり、
その場合には掴持されている管がぐらついたりあ
るいは外れたりする可能性があるということであ
る。従つて、そのような「誤取付け」に対する策
も講ずる必要がある。
そこで、本考案の別の目的は管あるいは継手を
所定位置以外には取り付けることができないよう
に工夫した共用タイプのクランプ装置を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案によれば、
対向する一対の脚部とこれら脚部を連結するウエ
ブ部とから成る略U字形の2つ割可能なクランプ
本体を有し、上記両脚部の対向する位置に一直線
に沿つて延びる第1、第2の掴持用開口を形成す
ると共に、上記ウエブ部にこれら第1、第2掴持
用開口の軸線を結ぶ直線に略直交する軸線を有す
る第3の掴持用開口を形成したエレクトロフユー
ジヨン継手用クランプ装置において、上記第3掴
持用開口はウエブ部の中心から第1、第2掴持用
開口のいずれかの側に偏つた位置に形成される
(請求項1)ことを構成上の特徴とする。
好ましくは、上記クランプ本体は略同一の一対
の上下半体部から構成され、各上下半体部の対応
する位置に上記第1、第2、第3掴持用開口を形
成する略半円形の開口が形成される(請求項2)。
これら上下半体部は該両者を拡開可能に締着す
る締め付け手段により管を挟んだ状態で締め付け
可能である。
第1、第2、第3掴持用開口に、掴持すべき管
径に応じたスペーサを取り付けることも可能であ
る。
〔作用〕
第3掴持用開口はウエブ部の中心から第1、第
2掴持用開口のいずれかの側に所定距離だけ偏つ
た位置に形成されるので、例えば、誤取付けが一
番問題(深刻)となるエルボ継手の場合に、エル
ボの向きを逆に取り付けようとしても、干渉して
取り付けることが出来ない。即ち、第3掴持用開
口の偏り側(近接した側)のクランプ本体の腕の
長さが短くなるので、ここにエルボ継手を取付け
ようとした場合に、エルボ継手の腕と干渉してし
まい、従つて、エルボ継手は必ず一定の向きでし
か取り付けることが出来ない。その結果、エレク
トロフユージヨン継手の種類を問わず、本考案の
クランプ装置を使用することが出来る。
クランプ本体の上下半体部はこれを開いて管を
取り付けた後締め付け手段を締め付けることによ
り管を挟みつけることが出来る。
第1、第2、第3掴持用開口に、掴持すべき管
径に応じたスペーサを取り付けることにより本考
案のクランプ装置を種々の径の管に適用出来る。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の好ましい実施例
につき詳細に説明する。
第1〜4図に本考案に係るエレクトロフユージ
ヨン継手用クランプ装置の構造の概要を示す。
このクランプ装置は実質上同一形状の一対の上
下半体部(アーム)11a,11bにより形成さ
れる略U字状のクランプ本体11を有する。これ
ら上下半体部11a,11bはその一端でヒンジ
13により拡開自在に連結される。即ち、上下半
体部11a,11bは夫々のヒンジ軸15,17
を中心として回転可能である。各クランプ半体部
11a,11bは左右の脚部12a,12bとそ
れら脚部を連結するウエブ部14a,14bとを
有する。上半体部11aの両脚部12aには第1
掴持用開口19A及び第2掴持用開口19Bを形
成する略半円状の開口(凹所)21A,21Bが
形成される。同様に、下半体部11bの両脚部1
2bには第1掴持用開口19A及び第2掴持用開
口19Bを形成する略半円状の開口(凹所)23
A,23Bが形成される。半円状開口21Aと2
3Aとで略円形の第1掴持用開口19Aを形成
し、半円状開口21Bと23Bとで略円形の第2
掴持用開口19Bを形成する。
また、上半体部11aのウエブ部14aには第
3掴持用開口19Cを形成する略半円状の開口
(凹所)25が形成され、同様に、下半体部11
bのウエブ部14bには第3掴持用開口19Cを
形成する略半円状の開口(凹所)27が形成され
る。半円状開口25と27とで略円形の第3掴持
用開口19Cを形成する。これら第1、第2、第
3掴持用開口19A,19B,19Cは掴持すべ
き管(プラスチツク管)P1,P2(第5図)の外径
に略等しい径の同一の大きさの円孔を形成する。
第1掴持用開口19Aの中心軸線x1と第2掴持
用開口19Bの中心軸線x2とは同一直線X上に位
置し、第3掴持用開口開口19Cの中心軸線y1
直線Xに直交する直線Y上に位置する(第5図)。
以上の構成により、本考案のクランプは直交3点
掴持クランプを形成する。
上クランプ半体部11aにはノブ(ハンドル)
31を有する締め付けボルト33が回転自在に取
り付けられ、その下端に形成されるネジ軸34が
下クランプ半体部11bに形成される対応ねじ孔
35(第3図)に係脱自在に螺合せしめられる。
従つて、ノブ31により締め付けボルト33を緩
める、あるいは下クランプ半体部11bの対応ね
じ孔35から外すことにより、両クランプ半体部
11a,11bを開放することが出来る。管を
夫々の管掴持用開口に挿着する時に両クランプ半
体部11a,11bを開放し、その後両クランプ
半体部11a,11bを締め付けボルト33によ
り締め付けることにより管を所定の掴持用開口内
にしつかりと掴持することが出来る。
締め付けボルト33は平面図で見て、第5図に
示す如く、第1あるいは第2掴持用開口19Aあ
るいは19Bの何れか一方の側に偏心した位置に
設けられる。図示実施例の場合は、第1掴持用開
口19B側に近接している。
好ましくは、各掴持用開口19A,19B,1
9Cを形成する半円状凹所21A,21B,23
A,23B,25,27の内周にはスペーサ41
(第4図にのみ図示)が取り付けられ、このスペ
ーサ41を適当な径のものに交換することによ
り、掴持されるべき管P1,P2の径に応じて掴持
用開口19A,19B,19Cの径を変化させる
ことが出来る。スペーサ41は例えば、各掴持用
開口19A,19B,19Cを形成するクランプ
半体部11a,11bの半円状隆起部に形成した
孔43を通して固定ねじ47(第4図)を挿通す
ることにより脱落しないように固定される。この
場合、スペーサ41には固定ねじ47に対応する
ねじ孔が形成されていることは勿論である。
本考案の特徴によれば、第3掴持用開口19C
は第5A図に示す如く、平面図で見て第1掴持用
開口19Aと第2掴持用開口19Bとの間隔の中
心に対し、締め付けボルト33とは反対側に偏心
した位置に形成される。即ち、第3掴持用開口1
9Cの中心軸線y1(従つて、軸線Y)は第2掴持
用開口19B側に偏つて位置する。詰まり、第5
A図において、軸線Yから第1掴持用開口19A
の距離L1は軸線Yから第2掴持用開口19Bの
距離L2より大きい(L1>L2)。
また、距離L2はエルボ継手E(第5C図)の一
方の腕長さL3(第5D図)よりも小さいか等しい
(L3≧L2)。
次に、以上の如く構成したクランプ装置の使用
方法について説明する。
先ず初めに、第5A図において、管P1,P2(第
5B図)を掴持する場合に第2掴持用開口19B
と第3掴持用開口19Cとを使用すると、第2掴
持用開口19Bにクランプされた管がしつかりと
掴持できないという問題がある。即ち、締め付け
ボルト33を締め付けた場合に、締め付けボルト
33が第1掴持用開口19A側に偏心しているた
めに、第3掴持用開口19Cにクランプされた管
の影響で第2掴持用開口19Bによる締め付け力
が不十分となり第2掴持用開口19Bによりクラ
ンプされた管がぐらつき易いという問題がある。
即ち、締め付け力は主として第3掴持用開口19
Cにクランプされた管により決まつてしまう。換
言すれば、本考案の如きクランプ装置を用いて2
本の管をクランプする場合の使用すべき掴持用開
口の組合せとしては、第1−第2あるいは第1−
第3にしなければならず、第2−第3を避けなけ
ればならない。第1−第2あるいは第1−第3の
組合せの場合は管のぐらつきは全くなく、また第
2−第3の組合せの場合は上述の如く、第2掴持
用開口にクランプされた管がぐらつき易いという
ことは実験的に確認済みである。
チーズ継手C(T形)の場合には、第5B図に
示す如く、左右対象形であるので、管P1,P2
第5B図に示す如く第1、第2掴持用開口19
A,19Bに取り付けることによりぐらつきの問
題は全く生じない。
エルボ継手Eの場合には、第5C図に示す如
く、エルボの一方の腕が必ず第1掴持用開口19
A側に向くようにする。この場合、若しも作業者
が第5D図に示す如く、エルボの一方の腕を第2
掴持用開口19B側に向けて取りつけようとして
も、上述の如くL3≧L2であるために、この腕と
クランプ装置の腕とが干渉してエルボ継手をクラ
ンプ装置内に取り付けることが出来ない。即ち、
第5D図に示すような取付け方は作業者の意思に
かかわらず物理的に回避されることになる。こう
して、第2−第3掴持用開口の組合せ使用は禁止
される。
尚、上記の説明はその他のエレクトロフユージ
ヨン継手(ソケツト、キヤツプ等)に対しても全
く同様である。
〔考案の効果〕
以上の如く、本考案によれば、各種エレクトロ
フユージヨン継手に共用出来る単一のクランプ装
置が実現出来る。
また、管の掴持部に適当なスペーサを使用する
ことにより種々の管径にも対処し得る。
さらに、本考案によれば、第3の掴持用開口を
第1あるいは第2掴持用開口のいずれかの側に偏
心させることにより管あるいは継手を指定位置
(方向)以外には取り付けることができなず、従
つて、誤取付けに起因する管のぐらつきの問題も
解消される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るエレクトロフユージヨン
継手用クランプ装置の斜視図、第2図、第3図及
び第4図は第1図に示すエレクトロフユージヨン
継手用クランプ装置の平面図、正面図及び側面
図、第5A〜5D図は第1図に示すエレクトロフ
ユージヨン継手の種々の使用状態を示すスケルト
ン図解図。 11……クランプ本体、11a,11b……上
下半体部、12a,12b……脚部、14a,1
4b……ウエブ部、19A,19B,19C……
掴持用開口、21A,21B,23A,23B、
25,27……略半円形開口、31,33……締
め付け手段、41……スペーサ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 対向する一対の脚部12a,12bとこれら
    脚部を連結するウエブ部14a,14bとから
    成る略U字形の2つ割可能なクランプ本体11
    を有し、上記両脚部の対向する位置に一直線に
    沿つて延びる第1,第2の掴持用開口19A,
    19Bを形成すると共に、上記ウエブ部にこれ
    ら第1、第2掴持用開口の軸線を結ぶ直線Xに
    略直交する軸線Yを有する第3の掴持用開口1
    9Cを形成したエレクトロフユージヨン継手用
    クランプ装置であつて、上記第3掴持用開口は
    ウエブ部の中心から第1、第2掴持用開口のい
    ずれかの側に所定距離だけ偏つた位置に形成さ
    れることを特徴とするエレクトロフユージヨン
    継手用クランプ装置。 (2) 上記クランプ本体は略同一の一対の上下半体
    部11a,11bから構成され、各上下半体部
    の対応する位置に上記第1、第2、第3掴持用
    開口を形成する略半円形の開口21A,21
    B,23A,23B,25,27が形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレクトロ
    フユージヨン継手用クランプ装置。 (3) 上記上下半体部間に該両者を拡開可能に締着
    する締め付け手段31,33等が付設されるこ
    とを特徴とする請求項2に記載のエレクトロフ
    ユージヨン継手用クランプ装置。 (4) 上記第1、第2、第3掴持用開口に、掴持す
    べき管径に応じたスペーサ41を取り付けるこ
    とを特徴する請求項1に記載のエレクトロフユ
    ージヨン継手用クランプ装置。
JP10970590U 1990-10-22 1990-10-22 Expired - Lifetime JPH0540999Y2 (ja)

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