JPH0540874Y2 - - Google Patents

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JPH0540874Y2
JPH0540874Y2 JP6901487U JP6901487U JPH0540874Y2 JP H0540874 Y2 JPH0540874 Y2 JP H0540874Y2 JP 6901487 U JP6901487 U JP 6901487U JP 6901487 U JP6901487 U JP 6901487U JP H0540874 Y2 JPH0540874 Y2 JP H0540874Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、布端縁部に縁かがり縫を行なうオー
バーロツクミシンに関するものである。
[従来の技術および問題点] 従来、この種のオーバーロツクミシンでは、布
端のカール部を矯正する装置を備え、カール部の
矯正を圧縮エアーの噴射で行うもの(例えば、実
開昭58−11471号公報)が知られている。このミ
シンでは、縫製時にミシンの回転をマイクロスイ
ツチで検出し、この検出信号により電磁バルブを
オンして布押えの布送り込み側に設けたノズルか
ら圧縮エアーを噴出することにより、カール部を
矯正している。
しかし、従来の技術では、ミシンの駆動時にし
か圧縮エアーが吹き出さない。このため、布を布
押えにセツテイングする際には、布端縁部のカー
ル部を手で押さえて矯正しなければならず、布の
セツトが面倒であつた。
一方、オーバーロツクミシンには、布端から連
続して形成された糸の空環(空環)をエアーポン
プにより吸引してカツターで切断する空環切断装
置を備えたもの(例えば、実公昭58−20232号公
報)が知られている。
本考案は、上記従来の問題点を解消するととも
に、カール矯正用の圧縮エアーおよび空環の切断
用の圧縮エアーの供給を簡単な構成の空気圧回路
により実現することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するためになされた本考案の
オーバーロツクミシンは、縫目形成点よりも布送
り出し側に設置され、加工布に連なる糸の空環を
吸い込んで切断する空環切断機構と、布の端縁部
に生じる外巻あるいは内巻状のカール部に対して
圧縮エアーを噴射するエアーノズルを縫目形成点
の布送り込み側に設置した布端のカール矯正機構
とを備えたオーバーロツクミシンにおいて、 エアーポンプと、このエアーポンプと上記ノズ
ルおよび空環切断機構との間に接続されて、エア
ーの供給・遮断を行う空気圧回路とを備え、上記
空気圧回路は、布押えの昇降に連動し、布押えの
上昇位置時に圧縮エアーをノズルに供給する第1
のエアーバルブと、ミシンの駆動に連動し、ミシ
ンの駆動時に圧縮エアーをノズル、および空環切
断機構の両方に供給する第2のエアーバルブとを
備えたことを特徴とする。
[作用] 本考案のオーバーロツクミシンでは、布押えを
針板に対して上昇させると同時に、空気圧回路の
第1のエアーバルブが作動して、布端縁部のカー
ル部を矯正するノズルに圧縮エアーが供給され
る。
また、ミシンを駆動すると、空気圧回路の第2
のエアーバルブが作動して、圧縮エアーが上記ノ
ズルに供給されると同時に、空環切断機構にも供
給されて、布端縁部のカールの矯正を行うととも
に、布端に連なつて形成される空環を空環切断機
構で吸い込んで切断する。
[実施例] 以下本考案の一実施例を図面にしたがつて説明
する。第1図は布端縁部のカール矯正装置付ミシ
ンを示す斜視図、第2図は第1図のミシン本体の
拡大図である。
第1図において、1はミシン本体であり、この
ミシン本体1の側部に布支持板3および針板5が
設けられ、この針板5上に布押え7が設置されて
いる。上記ミシン本体1の下方には、モータ9が
設置されている。このモータ9は、踏み板11に
連結された連結機構13およびクラツチレバー1
5を介して駆動されるように構成されている。
上記連結機構13は、クラツチレバー15に連
結された接続棒17と、この接続棒17の一端に
固定され、かつエアーバルブ19の一部を構成す
るバルブ本体21と、バルブ本体21の下端に連
結された連結棒23と、この連結棒23に接続調
整部材25によつて連結されるとともに踏み板1
1に接続される連結棒27とから構成されてい
る。
上記エアーバルブ19は、管路29を通じてエ
アーポンプ31(第5図参照)に接続され、後述
する空気圧回路の一部を構成している。
また、上記踏み板11に隣接して、押え上げ踏
み板41が設けられており、この押え上げ踏み板
41は、チエーン43を介して第3図に示す押え
昇降機構45の押え上げレバー47の自由端47
aに接続されている。この押え上げレバー47
は、図示しない機枠後部の軸に基部47cにて回
動可能に支持され、基部47cに装着されたばね
49により常時上方へ回動付勢されている。ま
た、上記レバー47の中程には、連結部材51が
固定されている。この連結部材51の一端は、機
枠に回動可能に支承された押え軸53に固定され
たレバー55に連結されている。上記押え軸53
と一体のアーム57には押え腕59が軸61を介
して連結され、この押え腕59の先端に布押え7
がネジ等により装着されている。また、押え腕5
9の上縁部に当接し、かつ上方に向けて配置され
た押え棒63が機枠に支持されており、この押え
棒63に取り付けられたばね65により押え腕5
9を下方に押し下げている。
上記押え上げレバー47の下方には、空気圧回
路を構成する機械式のエアーバルブ71が設置さ
れており、このエアーバルブ71は、切換レバー
73のローラ73aが上記押え上げレバー47の
回動により該レバー47の下端で押圧または釈放
されて開閉動作を行うように構成されている。
また、第1図に示すように、上記押え上げレバ
ー47に隣接したミシン本体1の側部には、布の
送り出し方向に挿通空環切断機構75(図示では
取り外した状態)が設置されている。この空環切
断機構75は、第5図に示すように、空環吸入管
76の先端側部に開口77を有し、この開口77
に固定刃と可動刃とからなる切断機構78が設け
られている。そして、空環吸入管76には、エア
ーポンプ31からの圧縮エアーを導入する管路7
9が接続されており、この管路79からの圧縮エ
アーにより、空環吸入管76の開口77付近に負
圧を発生させる。したがつて、本空環切断機構7
5では、布端に連なつた空環を開口77から吸引
して、固定刃と可動刃によりこれを切断して空環
吸入管76に接続されたパイプ(図示省略)を通
じて空環を糸屑溜に導く。
次に、空気圧回路の構成するバルブの構成を第
4図にしたがつて、そして空気圧潰回路の構成を
第5図にしたがつて説明する。
第1図に示すエアーバルブ19は、第4図の断
面に示すように構成されている。すなわち、バル
ブ本体21内には、嵌合孔81が軸方向に形成さ
れ、この嵌合孔81に連通する入口孔83および
出口孔85が軸方向と垂直方向に形成されてい
る。また、上記嵌合孔内81には、上記連結棒1
7の先端に一体的な弁体87が摺動自在に嵌合さ
れ、その開口が封止部材88で気密に封止され、
該嵌合孔81内にばね89が収納され、このばね
89により弁体87に閉じ方向のばね力が付勢さ
れている。また、バルブ本体21の下端には、連
結棒27が螺着されている。
空気圧回路は、第5図に示すように接続されて
いる。すなわち、エアーポンプ31に、管路29
を通じて踏み板11に連通する機械式のエアーバ
ルブ19が接続され、また管路91を通じて押し
上げレバー47に連動し、かつばね70のばね力
で開閉するエアーバルブ71が接続されている。
上記エアーバルブ71の下流側は、管路93を経
て管路95,97に分岐し、それぞれ流量調整弁
99,101を介して、カール矯正用の上ノズル
103および下ノズル105にそれぞれ連通して
いる。なお、第2図に示すように、両ノズル10
3,105は、布押え7に対して手前(布送り込
み側)に設置されるとともに、上ノズル103
は、1つの噴射口でミシン本体1の側方の管路9
5に接続され、一方、下ノズル105は2つの噴
射口を有し、布支持板3の端部に内接された管路
97を介して接続されている。一方、エアーバル
ブ19の下流側には、管路111を介して空環切
断機構75の管路79に接続されている。そし
て、両エアーバルブ19,71の下流側には、チ
エツクバルブ113を有する管路115に接続さ
れている。
次に上記構成の動作について説明する。
まず、押え上げ踏み板41を踏むと、チエーン
43を介して押え上げレバー47(第2図)がば
ね49のばね力に抗して軸(図示省略)を中心に
矢印方向に回動し、この回動で連結部材51、レ
バー55、押え軸53、アーム57、軸61、押
え腕59を介して押え棒63のばね65のばね力
に抗して布押え7が上昇する。
また、押え上げ踏み板41を踏んで押え上げレ
バー47が矢印方向に回動すると、該レバー47
の下端でエアーバルブ71から突出している切換
レバー73のローラ73aを押す。これにより、
切換レバー73が下方へ回動する。この動作は、
第5図に示す空気圧回路にて説明すると、エアー
バルブ71が図示の遮断位置から連通位置に切り
替わる。この切換でエアーポンプ31から管路9
1→エアーバルブ71→管路93,95→流量調
整弁95を介して上ノズル103から圧縮エアー
が噴射されるとともに、エアーバルブ71→管路
93,97→流量調整弁101を介して下ノズル
105からも圧縮エアーが噴射される。なお、こ
のとき、空環切断機構75には、遮断位置のエア
ーバルブ19、チエツクバルブ113により圧縮
エアーが供給されない。
そして、押え上げ踏み板41から足を離すと、
ばね49のばね力により押え上げレバー47が上
方向に回動復帰し、該レバー47の下端で押され
ていたエアーバルブ71の切換レバー73がエア
ーバルブ71のばね70で押し上げられる。これ
により、エアーバルブ71が遮断位置に切り替わ
り、エアーポンプ31からの圧縮エアーはノズル
103,105へ供給されなくなる。
したがつて、押え上げ踏み板41を踏むことに
より、布押え7が上昇すると同時に、両ノズル1
03,105から圧縮エアーが噴射されて上布2
00の端部、および下布300の端部に生じるカ
ール部200A,300Bを矯正することができ
る。よつて、手作業による布端のカール部の矯正
を行わなくてもよいので、縫製作業の効率化を図
ることができる。
また、踏み板11を踏むと、連結機構13の連
結棒27、連結調整材25、連結棒23を介して
バルブ19のバルブ本体21が下方に移動する。
このとき、第4図に示す弁体87がばね89のば
ね力に抗して嵌合孔81の上方の封止部材88の
下面に当接する。そして、これ以上踏み板11を
踏み込むと、連結機構13が一体的になつてクラ
ツチレバー15を介してミシンが駆動される。こ
の動作で、第4図の弁体87が嵌合孔81内を上
方へ移動すると、弁体87によつて閉じられてい
た入口孔83と出口孔85との通路が開かれる。
したがつて、第5図の空気圧回路において、エア
ーポンプ31からの圧縮エアーは、管理29→エ
アーバルブ19→管路115→チエツクバルブ1
13→管路93→管路95→流量調整弁99を介
して上ノズル103へ噴射されると同時に、管路
97→流量調整弁101を介して下ノズル105
から噴射される。また、圧縮エアーは、エアーバ
ルブ19から管路11を通じて空環切断機構75
の管路に供給される。
したがつて、上記実施例によれば、ミシンの駆
動時だけでなく、布のセツト時にも両ノズル10
3,105から圧縮エアーが噴射されて布端のカ
ールが自動的に矯正されるので、布のセツトを容
易にすることができる。また、ミシンの駆動時に
は、空環切断機構75に圧縮エアーが供給され
て、布端から連なつて生じる空環を吸引した後に
切断するので空環の処理も簡単である。
しかも、空気圧回路は、従来の技術のように電
磁バルブを用いないで、布押え昇降機構45およ
びミシンの駆動と機械的に連動した連結機構によ
り作動するエアーバルブ19,71を用いている
ので、構成も簡単である。
なお、上記空気圧回路のエアーバルブは、機械
式のものを用いたが、これに限らず電磁式のバル
ブを用いてもよい。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、布押え
の下に布をセツトする際に、ノズルから布端に対
して圧縮エアーが供給されて布端のカール部が矯
正されるので、手作業によりカール部を矯正する
必要がなくなり、縫製作業が向上する。
また、ミシンの駆動時には、ノズルから圧縮エ
アーが供給されて、カール部の矯正が行われると
ともに、布端に連なつて形成された空環は、空環
切断機構によつて吸引して切断されるので、縫製
作業性が向上する。
しかも、圧縮エアーの供給および切換も空気圧
回路の第1、第2のエアーバルブで行われるので
構成も簡単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるカール矯正装
置付ミシンの斜視図、第2図は第1図のミシン本
体の拡大斜視図、第3図は同実施例の布押えの昇
降機構の周辺部を示す斜視図、第4図はエアーバ
ルブを示す断面図、第5図は同実施例の空気圧回
路である。 1……ミシン本体、7……布押え、11……踏
み板、13……連結機構、19……エアーバルブ
(第2のエアーバルブ)、31……エアーポンプ、
45……押え昇降機構、71……エアーバルブ
(第1のエアーバルブ)、75……空環切断機構、
103……上ノズル、105……下ノズル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 縫目形成点よりも布送り出し側に設置され、加
    工布に連なる糸の空環を吸い込んで切断する空環
    切断機構と、 布の端縁部に生じる外巻あるいは内巻状のカー
    ル部に対して圧縮エアーを噴射するエアーノズル
    を縫目形成点の布送り込み側に設置した布端のカ
    ール矯正機構と を備えたオーバーロツクミシンにおいて、 エアーポンプと、 このエアーポンプと上記ノズルおよび空環切断
    機構との間に接続されて、エアーの供給・遮断を
    行う空気圧回路と、を備え、 上記空気圧回路は、 布押えの昇降に連動し、布押えの上昇位置時に
    圧縮エアーをノズルに供給する第1のエアーバル
    ブと、 ミシンの駆動に連動し、ミシンの駆動時に圧縮
    エアーをノズル、および空環切断機構の両方に供
    給する第2のエアーバルブとを備えたことを特徴
    とするオーバーロツクミシン。
JP6901487U 1987-05-07 1987-05-07 Expired - Lifetime JPH0540874Y2 (ja)

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JPS63177482U JPS63177482U (ja) 1988-11-17
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