JPH054061A - 成形品の塗装方法及び塗装装置 - Google Patents

成形品の塗装方法及び塗装装置

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JPH054061A
JPH054061A JP15708091A JP15708091A JPH054061A JP H054061 A JPH054061 A JP H054061A JP 15708091 A JP15708091 A JP 15708091A JP 15708091 A JP15708091 A JP 15708091A JP H054061 A JPH054061 A JP H054061A
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JP
Japan
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paint
coating
molding
belt
molded product
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Application number
JP15708091A
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English (en)
Inventor
Toshimichi Kawada
敏路 河田
Ryoichi Takada
良一 高田
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗装作業における作業性に優れるとともに、
成形品の側面をもきれいに塗装できる塗装方法及び塗装
装置を提供することにある。 【構成】 成形品としてのサイドモールMを所定の傾動
状態に保持した状態で搬送するとともに、塗料をカーテ
ン状に降らせてサイドモールMの上面と側面の双方を同
時に塗装する塗装方法である。また、サイドモールMを
搬送する搬送部としてのベルト6a,6bを有するベル
トコンベア5と、同ベルトコンベア5の上方に配設され
た塗料供給装置8とを備え、サイドモールMを搬送する
ベルトコンベア5のベルト6a,6bを搬送方向と直交
する方向に傾動可能にする傾動手段としてのエアシリン
ダ3、ピストンロッド4等を設けた塗装装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の両サイドに取
付けられるサイドモール等の成形品の塗装方法及び塗装
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリプロピレン等の合成樹脂製の
サイドモールは押出成形法によって成形された後、次の
ようにして塗装されている。即ち、押出成形装置とは別
工程に移してそこでスプレー塗装により塗装される。図
8に示すように、サイドモールMを複数個平行に並べ、
その上方位置にスプレーガン21を配置し、同図二点鎖
線に沿って移動させる。このようにして、複数個のサイ
ドモールMが順に塗装される。
【0003】また、その他の塗装方法としてフローコー
ターを使用して行う方法がある。このフローコーター
は、薄いカーテン状(フィルム状)にした一定幅の塗料
を連続的に上方から流れ落ちるようにし、その下をコン
ベアに載せた成形品をくぐらせて塗装するものである。
このフローコーターは、木工ボード等の平板状のものを
塗装するために用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ス
プレーガン21を用いる方法では、スプレーガン21を
移動させて複数個のサイドモールMを順にスプレー塗装
してゆかなければならず、またその側面を塗装するには
スプレーガン21により塗装する方向を変えなければな
らず、作業性が悪いという問題点があった。
【0005】また、フローコーターを用いる方法では、
厚さの薄い平板状の成形品の表面しか塗装することがで
きず、厚みのあるものの側面をきれいに塗装することが
できないという問題点があった。
【0006】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は、塗装作業における作業
性に優れるとともに、成形品の側面をもきれいに塗装で
きる塗装方法及び塗装装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明では成形品を所定の傾動状態に保持した
状態で搬送するとともに、塗料をカーテン状に降らせて
前記成形品の上面と側面の双方を同時に塗装することを
特徴とする成形品の塗装方法をその要旨としている。
【0008】また、第2の発明では、成形品を搬送する
搬送部を有する搬送装置と、同搬送装置の上方に配設さ
れ搬送方向と直交する方向にカーテン状に塗料を降らせ
るスリット状のノズルを有する塗料供給装置とを備えた
成形品の塗装装置であって、前記搬送装置の搬送部を搬
送方向と直交する方向に傾動可能にする傾動手段を設け
た成形品の塗装装置をその要旨としている。
【0009】
【作用】第1の発明では、成形品を所定の傾動状態と
し、その傾動状態に保持した状態で成形品を搬送する。
一方、この成形品の上方から塗料をカーテン状に流れ落
ちるようにする。このようにして、カーテン状に流れ落
ちる塗料が成形品の上面をはじめその側面にも付着し、
上面及び側面が同時に塗装される。
【0010】第2の発明では、傾動手段にて所定の傾動
状態に保持された搬送装置の搬送部により成形品が傾動
状態にて搬送される。また、前記搬送部の上方位置にお
いて塗料供給装置のノズルから塗料がカーテン状に流れ
落ちるようにする。そして、この塗料が成形品の上面及
び側面に付着し、成形品の上面及び側面が同時に塗装さ
れる。
【0011】
【実施例】以下に本発明を具体化した実施例について図
1〜7に従って説明する。図4〜6に示すように、脚部
を有する基台1上には支持板2が載置されている。前記
基台1の四隅の下面には、それぞれ傾動手段としてのエ
アシリンダ3が取付けられ、そのピストンロッド4が基
台を貫通して前記支持板2の下面に固着されている。な
お、傾動手段としては、油圧シリンダ等であってもよ
い。
【0012】前記支持板2上の前後位置(図4の左右)
には、搬送装置としての一対のベルトコンベア5が回転
可能に支持されている。そして、これらベルトコンベア
5にはそれぞれ搬送部としてのベルト6a,6bが周回
駆動されるようになっている。このベルト6a,6b上
には被塗装部材としての図7に示すような押出成形後の
長尺状のサイドモールMが載置搬送されるようになって
いる。
【0013】なお、両ベルト6a,6bより前方及び後
方位置には、補助ローラ7a,7bが回転可能に支持さ
れ、ベルト6a,6b上にサイドモールMを円滑に案内
できるようになっている。前記支持板2上には、ベルト
コンベア5を回転駆動させるためのモータ16が配設さ
れている。そして、このモータ16によってベルトコン
ベア5が回転駆動されると、サイドモールMが補助ロー
ラ7a、ベルト6aを経て、ベルト6b、補助ローラ7
bへと搬送されるようになっている。
【0014】前記エアシリンダ3のうち左側の2台(図
5に示す上側の2台)を駆動させてピストンロッド4を
上昇させると、前記支持板2が傾いて図2に示すように
ベルト6a,6bが所定角度に傾斜し、逆に右側の2台
のエアシリンダ3を駆動させてピストンロッド4を上昇
させると、支持板2が逆方向へ傾いて図3に示すように
ベルト6a,6bが前記とは逆方向へ傾斜するようにな
っている。
【0015】図4に示すように、前記基台1の中央上方
位置には、塗料供給装置が配置され、その塗料供給槽8
の下部中央に開口された図1に示すスリット状のノズル
9から一定流量の塗料を下方へカーテン状に流れ落ちる
ようにしている。そして、サイドモールMがベルト6a
からベルト6bに移るときにノズル9の下を通過するサ
イドモールMを塗装できるようになっている。
【0016】なお、このノズル9のスリットの幅を変え
て塗布量を調整できるようになっている。この塗料供給
槽8の下方位置には、塗料供給槽8から流れ落ちる余分
な塗料を受ける箱状の塗料受け10が配設されている。
この塗料受け10によって塗料を回収することができ
る。
【0017】また、図5,6に示すように、基台1中央
位置の右側には、塗料を溜めておく塗料貯溜槽11が配
設されている。この塗料貯溜槽11内には、例えばウレ
タン系塗料、アクリル系塗料等の塗料が満たされてい
る。同塗料貯溜槽11の上部には、塗料を前記塗料供給
槽8へ圧送するためのポンプ12が備えられている。
【0018】前記塗料供給槽8には、塗料を塗料貯溜槽
11から塗料供給槽8へ供給したり、供給を停止させた
りするための操作レバー13が設けられている。また、
基台1の後部右側には、ベルトコンベア5を回転駆動さ
せたり、停止させたりするための操作スイッチ14が設
けられている。
【0019】上記のように構成された塗装装置を用いた
サイドモールMの塗装方法について説明する。まず、左
側の2つのエアシリンダ3を作動させて、ピストンロッ
ド4を上昇させると、基台1上の支持板2の片側が上昇
することにより、ベルトコンベア5のベルト6a,6b
が図2に示すように傾斜する。この状態でモータ16を
駆動させてベルトコンベア5のベルト6a,6bを周回
駆動させる。そして、左側のベルトコンベア5上に補助
ローラ7aを介して押出成形後のサイドモールMを載せ
る。すると、サイドモールMはベルト6a上を後方へ移
動する。
【0020】続いて、操作レバー13を操作して塗料供
給槽8へ塗料を供給することにより、ノズル9を介して
塗料がカーテン状に流れ落ちるようにする。そして、前
記ベルト6a上のサイドモールMが後方へ移動し、塗料
供給槽8のノズル9の下方位置に達したとき、サイドモ
ールMの上面及び側面に塗料が流れ落ちる。このように
して、後方へ移動するサイドモールMの上面及び一方の
側面に連続的に塗料が流れ落ちる。そして、サイドモー
ルMの上面及び一方の側面に塗膜層15が形成される。
この塗膜層15が形成されたサイドモールMはベルト6
b上をさらに移動し、補助ローラ7bを経て取り出され
る。
【0021】上記工程において、サイドモールMの塗装
に使用されなかった塗料は塗料受け10で回収される。
この塗料の回収率は60〜70%であり、従来のスプレ
ー塗装のときの回収率30%に比べて回収効率に優れて
いる。
【0022】次に、前記左側の2つのエアシリンダ3を
作動させて、ピストンロッド4を下降させた後、右側の
2つのエアシリンダ3を作動させて、ピストンロッド4
を上昇させると、基台1上の支持板2の片側が上昇する
ことにより、ベルトコンベア5のベルト6a,6bが図
3に示すように、前記図2とは逆方向に傾斜する。この
状態でモータ16を駆動させて前後のベルト6a,6b
を周回駆動させる。そして、左側のベルトコンベア5上
に補助ローラ7aを介して、前記上面と一方の側面が塗
装されたサイドモールMを載せる。すると、サイドモー
ルMはベルト6a上を後方へ移動する。
【0023】続いて、前記と同様にして操作レバー13
を操作して塗料供給槽8からノズル9を介して塗料がカ
ーテン状に流れ落ちるようにする。そして、前記ベルト
コンベア5上のサイドモールMが移動し、塗料供給槽8
のノズル9の下方位置に達したとき、サイドモールMの
上面及び他方の側面に塗料が流れ落ちる。このようにし
て、サイドモールMの上面及び他方の側面に塗膜層15
が形成される。
【0024】上記のようにして、サイドモールMの上面
及び両側面全体にわたって塗料が容易かつ確実に塗布さ
れ、きれいな塗装が施される。このように、本実施例の
塗装装置によれば、エアシリンダ3を作動させることに
よりベルト6a,6bを所定角度に傾動させ、その上の
サイドモールMをベルト6a,6bの周回により移動さ
せればよく、従来のようにスプレー塗装でスプレーする
角度を逐次変える必要がなく、塗装作業が容易である。
【0025】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、例えば次のように構成してもよい。 (1)前記実施例では、支持板2上に周回駆動されるベ
ルトコンベア5を一対配設したが、このような装置を前
後方向に複数並べ、各支持板2の傾斜角度を変えるとと
もに、塗料供給装置を複数配設し、サイドモールMの側
面を順次連続的に塗装してもよい。このように構成する
ことにより、押出成形から次の乾燥工程まで一貫して連
続的に作業を行うことが可能となる。 (2)前記実施例では、成形品として押出成形法による
ものを被塗装物としたが、射出成形法によるものであっ
てもよい。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、第1の発明によれ
ば、塗装作業における作業性に優れるとともに、成形品
の側面をもきれいに塗装できるという効果を奏する。
【0027】第2の発明によれば、簡易な装置で、成形
品の側面をも容易に塗装できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示し、塗料供給槽から塗料を
カーテン状に流下させている状態の塗装装置の断面図で
ある。
【図2】サイドモールが載置されたベルトの傾動状態を
示す断面図である。
【図3】サイドモールが載置されたベルトの図2とは逆
方向への傾動状態を示す断面図である。
【図4】成形品の塗装装置の概略正面図である。
【図5】塗装装置の概略平面図である。
【図6】塗装装置の概略右側面図である。
【図7】サイドモールを示す斜視図である。
【図8】従来のサイドモールの塗布方法を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
3…傾動手段としてのエアシリンダ、4…傾動手段とし
てのピストンロッド、5…搬送装置としてのベルトコン
ベア、6a,6b…搬送部してのベルト、8…塗料供給
装置としての塗料供給槽、9…塗料供給装置としてのノ
ズル。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形品(M)を所定の傾動状態に保持し
    た状態で搬送するとともに、塗料をカーテン状に降らせ
    て前記成形品の上面と側面の双方を同時に塗装すること
    を特徴とする成形品の塗装方法。
  2. 【請求項2】 成形品(M)を搬送する搬送部(6a,
    6b)を有する搬送装置(5)と、同搬送装置(5)の
    上方に配設され搬送方向と直交する方向にカーテン状に
    塗料を降らせるスリット状のノズル(9)を有する塗料
    供給装置(8)とを備えた成形品(M)の塗装装置であ
    って、前記搬送装置(5)の搬送部(6a,6b)を搬
    送方向と直交する方向に傾動可能にする傾動手段(3,
    4等)を設けたことを特徴とする成形品の塗装装置。
JP15708091A 1991-06-27 1991-06-27 成形品の塗装方法及び塗装装置 Pending JPH054061A (ja)

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