JPH0540536U - 免震アイソレータ - Google Patents
免震アイソレータInfo
- Publication number
- JPH0540536U JPH0540536U JP9119591U JP9119591U JPH0540536U JP H0540536 U JPH0540536 U JP H0540536U JP 9119591 U JP9119591 U JP 9119591U JP 9119591 U JP9119591 U JP 9119591U JP H0540536 U JPH0540536 U JP H0540536U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seismic isolation
- isolation isolator
- fireproof sheet
- sheet
- rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Fluid-Damping Devices (AREA)
- Building Environments (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Vibration Dampers (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 防火シートの取付けが簡単、容易で免震アイ
ソレータ本体が上下,左右方向に変位しても、防火シー
トの取付け部等に隙間が生じないようにする。 【構成】 ゴム状弾性体21と金属板22とを交互に積
層させて積層ゴム23を構成し、上部に空気ばね24を
設置して免震アイソレータ本体25を構成し、積層ゴム
23は、下床Gに接触する下部フランジ31が取付けら
れ、免震アイソレータの周囲には、不燃性の材料からな
る防火シート32が配設され、免震アイソレータを覆っ
ている。防火シート32の円筒体の下端部の構成は、防
火シート32の下端部を外側に折り返して環状の筒部3
6を構成し、この環状の筒部36には、端末部同志をホ
ース金具37を挿入して環状に連結したゴムホース等か
ら成る重り35が挿入され、前記防火シート32の下端
部の折り返し部は、止めネジまたは縫合により固定され
ている。
ソレータ本体が上下,左右方向に変位しても、防火シー
トの取付け部等に隙間が生じないようにする。 【構成】 ゴム状弾性体21と金属板22とを交互に積
層させて積層ゴム23を構成し、上部に空気ばね24を
設置して免震アイソレータ本体25を構成し、積層ゴム
23は、下床Gに接触する下部フランジ31が取付けら
れ、免震アイソレータの周囲には、不燃性の材料からな
る防火シート32が配設され、免震アイソレータを覆っ
ている。防火シート32の円筒体の下端部の構成は、防
火シート32の下端部を外側に折り返して環状の筒部3
6を構成し、この環状の筒部36には、端末部同志をホ
ース金具37を挿入して環状に連結したゴムホース等か
ら成る重り35が挿入され、前記防火シート32の下端
部の折り返し部は、止めネジまたは縫合により固定され
ている。
Description
【0001】
この考案は、建物の床下に設置され、地震等の震動を吸収する免震アイソレー タに係わり、更に詳しくは火災等から保護する防火シートを備えた免震アイソレ ータに関するものである。
【0002】
従来、地震等の震動から建物の損傷を防止するため、建物の床下に地震等の震 動を吸収する免震アイソレータが使用されており、この免震アイソレータとして は、例えば、図4に示すように、ゴム状弾性体1と金属板2とを交互に積層させ て積層ゴム3を構成し、この積層ゴム3の上部に空気ばね4を設置して構成した 免震アイソレータ本体5a、また図5及び図6に示すように、ゴム状弾性体1と 金属板2とを交互に積層させた積層ゴム3から構成される免震アイソレータ本体 5bが知られている。
【0003】 ところで、上記のような免震アイソレータ本体5a,5bは、建物に火災等が 発生した場合に、免震アイソレータ本体5a,5bが損傷しないように、免震ア イソレータ本体5a,5bの周囲を難燃性または不燃性の材料からなる防火シー ト6a,6bによりその周囲を覆っている。 上記、図4に示す免震アイソレータ本体5aの防火シート6aは、その上端部 を上部フランジ7に固定し、また下端部は、下部フランジ8に固定し、免震アイ ソレータ本体5aを火災から保護している。
【0004】 また、図5及び図6に示す免震アイソレータ本体5bの防火シート6bは、例 えば、特開平3-92633 号公報に開示されているように、免震アイソレータ本体5 bの上部フランジ9に、複数の防火シート6bの上端部を重複部分10を設けて 取付け、また防火シート6bの下端部は、免震アイソレータ本体5bの下端部に スプリング11を介して固定したり、また図6に示すように防火シート6bの下 端部と下部フランジ12と接する部分とを複数のスプリング13により係止させ たものが開示されている。
【0005】
然しながら、上記図4に示す免震アイソレータ本体5aの防火シート6aの場 合には、防火シート6aの上下端部を上部フランジ7及び下部フランジ8に固定 しなければならず、取付け作業に多くの手間と時間を要すると言う問題があり、 また、図5及び図6に示す免震アイソレータ本体5bの防火シート6bの場合に は、免震アイソレータ本体5bの上下,左右方向の変位等によって防火シート6 bの重複部分10に隙間が出来、この隙間から火災時に発生する炎が侵入して免 震アイソレータ本体5bを損傷させると言う問題があった。
【0006】 この考案は、かかる従来の課題に着目して案出されたもので、防火シートの取 付けに、多くの手間と時間を要することなく、簡単にしかも容易に取付けること が出来、また免震アイソレータ本体が上下,左右方向に変位しても、防火シート の取付け部等に隙間が生じないようにした免震アイソレータを提供することを目 的とするものである。
【0007】
この考案は上記目的を達成するため、防火シートを円筒状に構成し、この防火 シートの円筒体の上端部を免震アイソレータ本体の上部に固定すると共に、防火 シートの円筒体の下端部に、可撓性を有する重りを取付け、前記円筒体の上端部 と下床上に載置される重りとの間の防火シートに弛みを持たせたことを要旨とす るものである。
【0008】
この考案は上記のように構成され、免震アイソレータ本体を覆う所定長さの円 筒状の防火シートの円筒体の上端部を免震アイソレータ本体の上端部に固定する と共に、下端部に可撓性を有する重りを取付け、円筒体の上端部と床上に載置さ れる重りとの間の防火シートに弛みを持たせたことにより、防火シートの取付け を容易に行うことが出来ると共に、免震アイソレータ本体の上下,左右方向の変 位に追従出来るように弛みを設けることで、隙間ができず、従って火災時に発生 する炎が侵入して免震アイソレータ本体を損傷させると言う問題も未然に防止出 来るものである。
【0009】
以下、添付図面に基づき、この考案の実施例を説明する。 図1は、この考案の第1実施例を示す免震アイソレータの断面図を示し、この免 震アイソレータは、ゴム状弾性体21と金属板22とを交互に積層させて積層ゴ ム23を構成し、この積層ゴム23の上部に空気ばね24を設置して免震アイソ レータ本体25を構成してある。
【0010】 前記空気ばね24は、内部に補強層(図示せず)を埋設したゴム膜26と、内 筒27、外筒28及び空気室29から構成され、空気ばね24の上端部には、空 気の給排口30が設けてある。また、前記積層ゴム23は、下床Gに接触する下 部フランジ31が取付けられている。前記、免震アイソレータの周囲には、難燃 ゴム等の難燃性材料またはガラス布,セラミック布等の不燃性の材料からなる防 火シート32が配設され、免震アイソレータを覆っている。
【0011】 前記防火シート32は、図2に示すように、免震アイソレータの設置時に免震 アイソレータ本体25の垂直及び水平変位の最大値以上の弛みQが生じるように 長さLで円筒状に丸めて構成され、この防火シート32の重複部32aは止めネ ジ33または縫合により締結され、この防火シート32の円筒体の上端部は、免 震アイソレータ本体25の上端部部材を構成する外筒28の裾部外周面28aに 金属バンド34を介して固定されている。また、防火シート32の円筒体の下端 部は、可撓性を有する重り35が取付けてある。
【0012】 この防火シート32の円筒体の下端部の構成は、防火シート32の下端部を外 側に折り返して環状の筒部36を構成し、この環状の筒部36には、端末部同志 をホース金具37を挿入して環状に連結したゴムホース等から成る重り35が挿 入され、前記防火シート32の下端部の折り返し部は、止めネジ38または縫合 により固定されている。
【0013】 以上のように防火シート32を構成することにより、前記防火シート32の円 筒体の上端部と下床Gに載置される重り35との間には、免震アイソレータ本体 25の上下,作用方向の変位に追従出来るような弛みQが設けられ、従って防火 シート32の下端部を固定しなくても下端部が下床Gから持ち上がって下床Gと の間に間隙が生ずることがなく、火災時に発生する炎が防火シート32内の免震 アイソレータ本体25に侵入する心配がなく、アイソレータ本体25を損傷させ ると言う問題も未然に防止出来るものである。
【0014】 また、図3は、この考案の第2実施例を示し、この実施例は、上記第1実施例 の空気ばね24を除いた免震アイソレータ本体25aに、上記と同様な防火シー ト32を取付けたもので、その他の構成は、上記実施例と全く同様なので、同一 符号を付して説明は省略する。 また、上記の各実施例においては、重り35としては、環状のゴムホースを使 用しているが、この実施例に限定されず、砂等の粒状体や液体を封入した袋体、 或いは棒状弾性体であっても良く、防火シート32の下端部を下床Gの凹凸形状 に追従出来る可撓性材料であれば、特に限定されない。
【0015】
この考案は、上記のように防火シートを円筒状に構成し、この防火シートの円 筒体の上端部を免震アイソレータ本体の上部に固定すると共に、防火シートの円 筒体の下端部に、可撓性を有する重りを取付け、前記円筒体の上端部と床上に載 置される重りとの間の防火シートに弛みを持たせて構成したので、防火シートの 取付けに、多くの手間と時間を要することなく、簡単にしかも容易に取付けるこ とが出来、また免震アイソレータ本体が上下,左右方向に変位しても、防火シー トの取付け部等に隙間が生じないので、免震アイソレータ本体を損傷することな く、耐火性を著しく向上させることが出来る効果がある。
【図1】この考案の第1実施例を示す免震アイソレータ
の断面図である。
の断面図である。
【図2】この考案を実施した防火シートの断面図であ
る。
る。
【図3】この考案の第2実施例を示す免震アイソレータ
の断面図である。
の断面図である。
【図4】従来の空気ばねを備えた免震アイソレータの断
面図である。
面図である。
【図5】従来の免震アイソレータの断面図である。
【図6】従来の免震アイソレータの断面図である。
21 ゴム状弾性体 22 金属板 23 積層ゴム 24 空気ばね 25 免震アイソレータ本体 31 下部フラン
ジ 32 防火シート 35 重り G 下床 Q 弛み
ジ 32 防火シート 35 重り G 下床 Q 弛み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // E04B 1/36 Z 7121−2E
Claims (2)
- 【請求項1】 ゴム状弾性体と金属板とを交互に積層さ
せて積層ゴムを構成し、この積層ゴムの上部に空気ばね
を設置して免震アイソレータ本体を構成し、この免震ア
イソレータ本体の周囲を防火シートにより覆った免震ア
イソレータにおいて、前記防火シートを円筒状に構成
し、この防火シートの円筒体の上端部を免震アイソレー
タ本体の上部に固定すると共に、防火シートの円筒体の
下端部に、可撓性を有する重りを取付け、前記円筒体の
上端部と下床上に載置される重りとの間の防火シートに
弛みを持たせたことを特徴とする免震アイソレータ。 - 【請求項2】 ゴム状弾性体と金属板とを交互に積層さ
せた積層ゴムから成る免震アイソレータ本体を構成し、
この免震アイソレータ本体の周囲を防火シートにより覆
った免震アイソレータにおいて、前記防火シートを円筒
状に構成し、この防火シートの円筒体の上端部を免震ア
イソレータ本体の上部に固定すると共に、防火シートの
円筒体の下端部に、可撓性を有する重りを取付け、前記
円筒体の上端部と下床上に載置される重りとの間の防火
シートに弛みを持たせたことを特徴とする免震アイソレ
ータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9119591U JPH0540536U (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | 免震アイソレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9119591U JPH0540536U (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | 免震アイソレータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0540536U true JPH0540536U (ja) | 1993-06-01 |
Family
ID=14019668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9119591U Pending JPH0540536U (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | 免震アイソレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0540536U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005127460A (ja) * | 2003-10-27 | 2005-05-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 免震除振床システム |
JP2016173129A (ja) * | 2015-03-17 | 2016-09-29 | 東洋ゴム工業株式会社 | 防火カバー付き空気ばね |
JP2016173122A (ja) * | 2015-03-17 | 2016-09-29 | 東洋ゴム工業株式会社 | 空気ばね |
KR101684575B1 (ko) * | 2015-06-01 | 2016-12-09 | 현대건설 주식회사 | 면진장치 |
-
1991
- 1991-11-07 JP JP9119591U patent/JPH0540536U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005127460A (ja) * | 2003-10-27 | 2005-05-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 免震除振床システム |
JP2016173129A (ja) * | 2015-03-17 | 2016-09-29 | 東洋ゴム工業株式会社 | 防火カバー付き空気ばね |
JP2016173122A (ja) * | 2015-03-17 | 2016-09-29 | 東洋ゴム工業株式会社 | 空気ばね |
KR101684575B1 (ko) * | 2015-06-01 | 2016-12-09 | 현대건설 주식회사 | 면진장치 |
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