JPH0540479A - 電子楽器装置 - Google Patents

電子楽器装置

Info

Publication number
JPH0540479A
JPH0540479A JP3218087A JP21808791A JPH0540479A JP H0540479 A JPH0540479 A JP H0540479A JP 3218087 A JP3218087 A JP 3218087A JP 21808791 A JP21808791 A JP 21808791A JP H0540479 A JPH0540479 A JP H0540479A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
key
signal
state information
pressed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3218087A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3217813B2 (ja
Inventor
Kiyoshi Kawachi
淨 河内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP21808791A priority Critical patent/JP3217813B2/ja
Publication of JPH0540479A publication Critical patent/JPH0540479A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3217813B2 publication Critical patent/JP3217813B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 押下状態検出手段302は、すべての鍵スイ
ッチに対応した、非押鍵信号及び該信号よりも幅広パル
スの押鍵信号より構成された押下状態情報を出力し、こ
れが分周器7の出力パルスの“H”期間中に重畳され
る。押下状態情報に含まれる幅広の押鍵信号により第1
積分回路26の出力が第1予定レベルを上回るとF/F
27がセットされ、カウンタ25の計数値である鍵番号
がラッチ29にラッチされる。この鍵番号を元に分周比
が決定され、そして該分周比に対応する周波数信号が生
成される。前記F/F27は、分周器7の出力パルスの
“L”期間中に第2積分回路36の作用によりリセット
され、同時にカウンタ25もリセットされる。 【効果】 複数の鍵の押下が行われた場合でも、検出さ
れた複数の押鍵信号の最初のもののみにより楽音として
出力されるべき音の周波数が決定され、常に単音のみが
出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子楽器装置に関する
ものであり、特に単音で楽音を発生する電子楽器装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より各種の電子楽器装置が提案され
ているが、複数の楽音が同時に出力される場合(和音出
力の場合)には、例えば音量調節用のボリュームスイッ
チを操作しすぎてスピーカに接続されたアンプに入力さ
れるべき信号が過大になると、該アンプが飽和してしま
い、アンプの出力信号に混変調が生じて、スピーカから
発生する楽音が濁ったり、割れたりする。
【0003】これに対して、単音出力の場合には、例え
アンプに入力されるべき信号が過大になってアンプが飽
和しても、アンプの出力信号はその波形が崩れるだけな
ので、音色に変化が生じることはあっても、音は濁った
り、割れたりしない。単音出力の場合は、複雑な演奏は
出来ないが、子供や初心者が扱う電子楽器には好適であ
る。
【0004】このような単音による演奏の実行は、例え
ば鍵盤を備えた電子楽器装置においては、例えばパラレ
ルイン/シリアルアウト形式のシフトレジスタを用い
て、予定周期ごとに鍵盤各鍵の押下状態を検出して押鍵
信号(鍵が押下されたことを示す信号)を得、この押鍵
信号に応じて分周比を決定し、該分周比を用いて所定の
クロックパルスを分周することにより押鍵信号に応じた
周波数信号を得、そして、この周波数信号を用いてスピ
ーカを駆動することにより行われることができる。ここ
で、単音出力の場合は、前記周期をあまり小さく設定す
る必要がない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、予定周
期ごとに鍵盤各鍵の押下状態を検出する電子楽器装置で
は、比較的簡単に押鍵信号を検出することができるが、
例えば同時に複数の鍵が押下されているような場合に
は、前記周期内において複数の押鍵信号が検出されてし
まい、それぞれの周波数信号が前記周期内で交互に出力
されることになる。したがって、複数鍵の押下が持続し
て行われている場合には、前記周期ごとに複数鍵の周波
数信号が交互にアンプに出力されることになる。前述の
ように、単音出力の場合には押鍵信号の検出周期をあま
り小さく設定する必要がないが、この結果、スピーカか
ら出力される音は、単音でも和音でもない、人の耳に複
数音の断続音として聞こえるような音となる。
【0006】本発明は、前述の問題点を解決するために
なされたものであり、その目的は、予定周期ごとに鍵盤
の各鍵の押下状態を検出することにより押鍵信号を検出
するように構成された電子楽器装置において、演奏者が
複数の鍵をほぼ同時に押鍵した場合でも、単音しか出力
されることのない電子楽器装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、本発明は、鍵盤の各鍵の押下状態を示す押下状
態情報を周期的に検出することにより、実際に押下され
た鍵の信号である押鍵信号を検出するように構成された
電子楽器装置において、押鍵信号の検出によりセットさ
れ、前記押下状態情報が各鍵ごとにすべて出力された後
であって、次の周期で押下状態情報が出力される前にリ
セットされるように構成されたフリップフロップを備
え、そして該フリップフロップのセット出力により出力
すべき単音の周波数を決定するようにした点に特徴があ
る。
【0008】また、押鍵信号のパルス幅を、押下されて
いない鍵の信号である非押鍵信号のそれよりも幅広とし
た点にも特徴がある。
【0009】さらに、前記押下状態情報を入力信号とす
る第1積分回路をさらに備えると共に、該第1積分回路
の時定数を、幅広の押鍵信号が入力されたときに、該第
1積分回路の出力が第1予定レベルVset を上回るよう
に設定しておき、そして前記フリップフロップを、前記
第1積分回路の出力が前記第1予定レベルVset を上回
ったときにセットするようにした点にも特徴がある。
【0010】さらにまた、前記押下状態検出手段の出力
信号を、各鍵の押下状態情報がすべて出力された後に予
定時間だけ“L”レベル状態を持続するようにすると共
に、該押下状態情報を入力信号とする第2積分回路をさ
らに備え、そしてこの第2積分回路の時定数を、入力さ
れた押下状態情報が“L”レベルの持続状態となったと
きに、該第2積分回路の出力が第2予定レベルVreset
を下回るように設定しておき、そして前記フリップフロ
ップを、前記第2積分回路の出力が前記第2予定レベル
Vreset を下回ったときにリセットするようにした点に
も特徴がある。
【0011】
【作用】前記フリップフロップは押鍵信号によりセット
され、該セットタイミングにより、押下された鍵に対応
する周波数が決定される。ここで、前記フリップフロッ
プのリセットは、押下状態情報が各鍵ごとにすべて出力
された後に行われるので、該押鍵信号が、1周期内で複
数検出された場合には、前記フリップフロップのセット
は、複数検出された押鍵信号の最初のもののみにより行
われるだけである。
【0012】また、押鍵信号のパルス幅を、非押鍵信号
のそれよりも幅広とすれば、例えば押下状態情報を積分
することにより、押鍵信号の検出を行うことができる。
【0013】さらに、押下状態情報を入力信号とする第
1積分回路をさらに備えた場合には、幅広の押鍵信号が
入力されたときに、該第1積分回路の出力が第1予定レ
ベルVset を上回り、これにより前記フリップフロップ
がセットされる。
【0014】さらにまた、押下状態検出手段の出力信号
を、各鍵の押下状態情報がすべて出力された後に予定時
間だけ“L”レベル状態を持続するようにすると共に、
該押下状態情報を入力信号とする第2積分回路をさらに
備えた場合には、各鍵の押下状態情報がすべて出力され
た後に、該第2積分回路の出力が第2予定レベルVrese
t を下り、これにより前記フリップフロップがリセット
される。
【0015】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説
明する。図2及び図3は本発明の一実施例の構成を示す
回路図であり、図2は鍵スイッチ1−1〜1−Nを有す
る鍵盤1と、鍵スイッチ1−1〜1−Nの押下状態を電
気信号として発生する押鍵信号(音程信号)発生器とよ
り成る操作部101の回路図、図3は押鍵信号に応じた
周波数の信号を発生する周波数信号発生器と、該周波数
信号を増幅する増幅器(アンプ)44及びスピーカ45
と、バッテリ56とより成る楽音発生部102の回路図
である。
【0016】各々の図において、端子L1及びL2、並
びに端子M1及びM2は、それぞれ操作部101及び楽
音発生部102に設けられていて、一対の接続線(図示
せず)を介して、前記端子L1は端子M1に、また端子
L2は端子M2に接続される。そして、操作部101か
らは押鍵信号が楽音発生部102に伝送され、楽音発生
部102からはバッテリ56による電源が操作部101
に供給される。
【0017】この実施例の動作を、図4のタイムチャー
トを用いて詳細に説明する。まず、図3において、楽音
発生部102に設けられたバッテリ56は、抵抗23を
有する電源回路20を介して端子M1に接続されてい
る。
【0018】次に図2において、ダイオード12及びコ
ンデンサ(蓄電器手段)13の接続点には、後述するよ
うに所定の電位Vccが生じ、該Vccが当該操作部101
の電源電圧として用いられる。
【0019】パルス発生器5は、クロック発生器3で発
生されるクロックパルスと同一の周期でパルスを発生
し、これをオアゲート6の一方の端子に出力する(図4
A)。
【0020】シフトレジスタ4は、パラレルイン/シリ
アルアウトの形式であり、各段の入力端子には、鍵盤1
のN個の鍵に対応するN個の鍵スイッチ1−1〜1−N
の一端が接続されている。前記シフトレジスタ4は、例
えば4014型のシフトレジスタ、あるいは該シフトレ
ジスタを複数個直列接続したものであることができる。
【0021】前記鍵スイッチ1−1〜1−Nの他端はそ
れぞれ共通接続され、これらには抵抗2を介して電源電
圧Vccが供給される。これら鍵スイッチ1−1〜1−N
は常時はオフであるが、図示されない鍵の押下によりオ
ンとなる。
【0022】分周器7は、クロックパルス(N+n)個
(nは正の整数)分を半周期とする周期Tで、アンドゲ
ート(データ重畳手段)8の一方の入力端子及びシフト
レジスタ4の制御端子4Aに対して方形波を出力する
(図4D)。そして、シフトレジスタ4は、前記方形波
の“H”信号の立上がりにより、そのときの鍵スイッチ
1−1〜1−Nのオン/オフ状態を示す信号(押下状態
情報)を、同時(パラレル)に取り込む。その後、シフ
トレジスタ4は、入力されるクロックパルスに同期し
て、前記オン/オフ状態を示す信号をオアゲート6の他
方の端子に順次(シリアル)に出力する。図4(B)は
シフトレジスタ4の出力信号を示している。
【0023】前記分周器7の“H”立上がり時にパルス
発生器5より出力されるパルスは、鍵盤1の最高音の鍵
又は最低音の鍵に対応するものであるから、前記シフト
レジスタ4の出力パルスは、最高音の鍵又は最低音の鍵
から、押鍵された鍵に該当する位置(タイミング)で出
力されることになる。図示の例では、押鍵された鍵の位
置は、最高音の鍵又は最低音の鍵から3番目である。
【0024】この結果、オアゲート6の出力は、図4
(C)のようになり、押下された鍵に対応する位置のパ
ルス幅が大きくなる。このオアゲート6の出力は、前記
アンドゲート8の他方の入力端子に出力される。したが
って、アンドゲート8の出力は図4(E)のようにな
る。
【0025】このアンドゲート8の出力は抵抗9を介し
てトランジスタ(第1スイッチング手段)11のベース
に供給されるので、該トランジスタ11も同図(E)と
同様にオン/オフ動作する。前述のように、端子L1は
楽音発生部102の端子M1に接続されるから、トラン
ジスタ11のオン/オフにより、該トランジスタ11の
コレクタ電圧は、図4(F)に示されるように、同図
(E)の反転波形となる。
【0026】トランジスタ11がオフで、そのコレクタ
電圧が“H”であるときには、ダイオード12を介して
コンデンサ13に充電が行われる。前述のように、分周
器7の出力が“L”であるときにトランジスタ11のコ
レクタ電位が連続して“H”となり、また分周器7の出
力が“H”であるときには、前記コレクタ電位は“H”
及び“L”を繰り返すから、このコンデンサ13の充電
電圧Vccは、ほぼ同一値を維持することができ、当該操
作部101の電源電圧として利用されることができる。
【0027】次に図3において、まず、トランジスタ
(第2スイッチング手段)22のコレクタは、抵抗24
を介してバッテリ56に接続されている。また端子M1
の電位は図4(F)と同一であり、該電位が“H”であ
るときにトランジスタ22がオンとなる。したがって、
トランジスタ22のコレクタ電位の変化は、図4(G)
に示すように、同図(E)と再び同一となる。このコレ
クタ電位の“H”パルスは、カウンタ25に入力され、
その数が計数される。また前記コレクタ電位は、第1積
分回路26に入力される。
【0028】前述のように、トランジスタ22のコレク
タでは、押下された鍵に対応する部分のパルス幅が大き
くなっているので、第1積分回路26の出力電圧は、そ
の時定数により図4(H)に示されるように、そのパル
ス幅の大きい部分において高くなる。
【0029】この第1積分回路26の出力電圧は、フリ
ップフロップ(以下、「F/F」という。)27のセッ
ト入力端子Sに入力される。ここで前記セット入力端子
Sのしきい値(第1予定レベル)Vset (図4(H)参
照)は、押下されていない鍵に対応するパルス(非押鍵
信号)が入力されたときの第1積分回路26の出力電圧
よりも大きく、押下された鍵に対応する、前記パルスよ
りも幅広のパルス(押鍵信号)が入力されたときの第1
積分回路26の出力電圧よりも小さく設定されているの
で、該幅広パルスが第1積分回路26に入力されたとき
に、F/F27がセットされる。
【0030】これにより、F/F27の出力Qが“H”
となり(図4(L)参照)、パルス発生器28が所定の
トリガパルスを発生(図4(N)参照)し、これにより
ラッチ29がカウンタ25の計数値をラッチする。これ
により、ラッチ29は、最高音又は最低音の鍵から押鍵
された鍵までの鍵の数(以下、「鍵番号」という。)を
ラッチすることになる。
【0031】コード変換器30には、鍵番号と、該鍵番
号に対応する分周比データとが予め複数対応付けられて
記憶されていて、前記ラッチ29より出力される鍵番号
に応じて、分周比データをプログラマブル分周器31に
出力する。
【0032】プログラマブル分周器31は、入力される
分周比データを用いて、クロック発生器32より発生さ
れるクロックパルスを分周し、入力データ、すなわち押
下された鍵に対応する周波数のパルス信号を音色設定器
33に出力する。
【0033】音色設定器33は、この例においては4種
類の音色を発生するように構成されており、詳しくは分
周器51、及び4つのアンドゲート52〜55より構成
されている。前記分周器51は、入力周波数信号を分周
せずにそのまま出力する出力端子51A、並びに入力周
波数信号を1/2、1/4及び1/8分周して出力する
出力端子51B〜51Dを備えている。そして、出力端
子51A及び出力端子51Dは、図示されるようにアン
ドゲート52〜55を用いた論理回路に接続されてい
る。この音色設定器33の出力は、切換スイッチ34に
接続されている。前記音色設定器33の各部の出力波形
を図5に示す。
【0034】切換スイッチ34は音色切換用であり、そ
の切換位置に応じた音色の周波数信号がトランジスタ3
5のベースに出力される。
【0035】さて、前記トランジスタ22のコレクタ電
位は、第2積分回路36にも入力される。この第2積分
回路36の時定数は、前記第1積分回路26のそれより
も大きく設定してあり、この結果、該第2積分回路36
の出力は、図4(I)のようになる。そして、第2積分
回路36の時定数は、分周器7の出力が“L”となった
後に、該第2積分回路36の出力が第2予定レベルVre
setを下回るように設定されている。
【0036】ゲート37は、前記第2積分回路36の出
力がそのしきい値(第2予定レベル)Vreset (図4
(I)参照)を下回っているときに“H”信号を出力す
るように、構成されている(図4J)。したがって、ゲ
ート37の出力線に接続されたコンデンサ38の出力は
図4(K)のようになる。
【0037】このコンデンサ38の出力は、カウンタ2
5のリセット端子25Rに入力され、このうちの“H”
出力により該カウンタ25がリセットされると共に、さ
らにF/F27のリセット入力端子Rにも入力され、同
様に前記“H”信号により該F/F27がリセットされ
る。
【0038】F/F27のリセットにより、その出力Q
(図4L)が“L”になると共に、出力 notQが“H”
となる(図4M)。この notQの“H”の立上がりによ
り、リトリガラブルマルチ39が付勢され、前記分周器
7(図2)の出力パルスの周期T(図4(D)参照、す
なわちパルス発生器5が2(N+n)個のパルスを出力
する時間)よりも少し長い時間だけ、パルスを第3積分
回路40に出力する(図4O)。
【0039】前記 notQは、第1積分回路26の出力
(図4H)がしきい値Vset を超え、F/F27がセッ
トされた後でなければ、“H”に立ち上がらない。した
がって、リトリガラブルマルチ39は、押鍵がなされた
後にパルスを発生することになる。また、このパルス
は、前述のように分周器7の出力パルスの周期Tよりも
長い周期で発生するので、押鍵が持続されると、リトリ
ガラブルマルチ39がパルスの出力を終了する前に、再
度付勢されることになる。したがって、押鍵が持続され
た場合には、そのほぼ持続時間だけ、該リトリガラブル
マルチ39の出力パルスも持続する。
【0040】リトリガラブルマルチ39の出力パルス
は、第3積分回路40に入力される。この第3積分回路
40は、所定の時定数を有しているので、その出力波形
は図4(P)のようになる。
【0041】第3積分回路40の出力は、抵抗41を介
してトランジスタ35のコレクタに印加される。したが
って、このコレクタ電位は、図4(Q)のようになる。
そしてトランジスタ35のコレクタ電位は、ダイオード
42及び音量調節用の可変抵抗器43を介して増幅器4
4に入力され、これによりスピーカ45が駆動される。
なお、図4(P)に示すように、第3積分回路40が時
定数を持っているので、スピーカ45からは緩やかに楽
音が発生し、そして、この楽音は緩やかに消滅する。
【0042】さて、前記実施例では、操作部101及び
楽音発生部102は切り離されていて、それらが一対の
接続線を用いて接続されているものとして説明したが、
それらは一体化されていても良い。この場合には、トラ
ンジスタ11及び22、並びにダイオード12及びコン
デンサ13等を省略し、アンドゲート8の出力をトラン
ジスタ22のコレクタに相当する位置に接続すれば良
い。そして、操作部101の電源電圧Vccは、バッテリ
56から直接供給される。
【0043】前記した実施例を簡略化した構成図を図1
に示す。図1において、図2及び図3と同一の符号は、
同一又は同等部分をあらわしている。
【0044】図1において、鍵スイッチ301は図2の
鍵スイッチ1−1〜1−Nに相当し、押下状態検出手段
302は同図のシフトレジスタ4、パルス発生器5及び
オアゲート6に相当する。またスイッチング手段35A
は図3のトランジスタ35に対応する。
【0045】アンドゲート8の出力、あるいはそれに相
当する信号(図4E、G参照)は、カウンタ25、第1
積分回路26及び第2積分回路36に出力される。第1
積分回路26は、押下された鍵に対応するタイミングで
出力された幅広パルスによりVset を超える出力を生
じ、これによりF/F27がセットされ、カウンタ25
の計数値すなわち鍵番号がラッチ29にラッチされる。
【0046】複数の鍵がほぼ同時に押下され、分周器7
の“H”出力期間中(図4D)にアンドゲート8から複
数の幅広パルスが出力された場合には、F/F27は、
前記複数の幅広パルスのうち、アンドゲート8より出力
される最初のパルス(押下された鍵のうちの最高音又は
最低音の鍵)によりセットされ、該パルスに対応する鍵
番号がラッチ29にラッチされる。ここで、F/F27
は、分周器7の出力が“L”とならないとリセットされ
ない(図4I〜M参照)から、分周器7の“H”出力期
間中に複数の押鍵があっても、該分周器7の出力周期T
の期間中には、押下状態検出手段302より出力される
最初の幅広パルスに対応する鍵の楽音しかスピーカ45
からは出力されない。
【0047】さて、前述の説明においては、分周器7の
周期Tは、鍵盤1の鍵数Nに正の整数nを加算した値の
2倍であるものとしたが、nは0であっても良い。
【0048】また、図3に示したリトリガラブルマルチ
39は、F/F27の出力 notQの立上がりで起動され
るものとしたが、音色設定器33からトランジスタ35
のベースに周波数信号が出力されるタイミングと、第3
積分回路40の出力信号がトランジスタ35のコレクタ
に印加されるタイミングとが一致すれば、前記リトリガ
ラブルマルチ39は、F/F27の出力Qの立上がり、
あるいは他の信号により、トリガされても良い。
【0049】さらに、当該電子楽器装置は鍵スイッチ3
01を有する鍵盤を備えるものとして説明したが、該鍵
スイッチ301は、鍵盤の鍵スイッチのみに限定され
ず、例えば管楽器のバルブスイッチ、弦楽器あるいは打
楽器の各種操作スイッチであっても良い。すなわち、鍵
は、各種楽器の操作スイッチである。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、次のような効果が達成される。
【0051】(1) 請求項1記載の電子楽器装置によれ
ば、複数の鍵の押下が行われた場合でも、検出された複
数の押鍵信号の最初のもののみにより、楽音として出力
されるべき周波数が決定される。したがって、常に単音
のみを出力することができる。
【0052】(2) 請求項2記載の電子楽器装置によれ
ば、押下状態情報を積分することにより押鍵信号の検出
を行うことができるので、積分回路を用いた、比較的簡
単な構成により、押鍵信号を検出することができる。
【0053】(3) 請求項3記載の電子楽器装置によれ
ば、第1積分回路を設けるだけで、出力すべき単音の周
波数を決定するためのフリップフロップのセットが行え
るので、比較的簡単に当該電子楽器装置を構成すること
ができる。
【0054】(4) 請求項4記載の電子楽器装置によれ
ば、第2積分回路を設けるだけで、出力すべき単音の周
波数を決定するためのフリップフロップのリセットが行
えるので、比較的簡単に当該電子楽器装置を構成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の概略構成図である。
【図2】 本発明の一実施例のうち、鍵スイッチ1−1
〜1−Nを有する鍵盤1と、鍵スイッチ1−1〜1−N
の押下状態を電気信号として発生する押鍵信号発生器と
より成る操作部101の回路図である。
【図3】 本発明の一実施例のうち、押鍵信号に応じた
周波数の信号を発生する周波数信号発生器と、該周波数
信号を増幅する増幅器44及びスピーカ45と、バッテ
リ56とより成る楽音発生部102の回路図である。
【図4】 図2及び図3の動作を示すタイムチャートで
ある。
【図5】 音色設定器33の各部の動作を示すタイムチ
ャートである。
【符号の説明】
1…鍵盤、1−1〜1−N…鍵スイッチ、4…シフトレ
ジスタ、5…パルス発生器、6…オアゲート、7…分周
器、8…アンドゲート、25…カウンタ、26…第1積
分回路、27…F/F、29…ラッチ、30…コード変
換器、31…プログラマブル分周器、35A…スイッチ
ング手段、36…第2積分回路、37…ゲート、39…
リトリガラブルマルチ、40…第3積分回路、43…可
変抵抗器、44…増幅器、45…スピーカ、101…操
作部、102…楽音発生部、301…鍵スイッチ、30
2…押下状態検出手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍵の押下状態をすべての鍵について周期
    的に検出し、検出された押下状態情報を各鍵ごとに順次
    出力する押下状態検出手段と、検出された押下状態情報
    のうちの、実際に押下された鍵の信号である押鍵信号に
    応じて分周比を設定する分周比設定手段と、設定された
    分周比で所定のクロックパルスを分周する分周手段と、
    分周されたクロックパルスを増幅する増幅器と、該増幅
    器に接続されたスピーカとを具備した電子楽器装置にお
    いて、 押鍵信号の検出によりセットされ、前記押下状態情報が
    各鍵ごとにすべて出力された後であって、次の周期で押
    下状態情報が出力される前にリセットされるフリップフ
    ロップをさらに備え、 前記分周比設定手段は、前記フリップフロップのセット
    出力に応答して分周比を設定することを特徴とする電子
    楽器装置。
  2. 【請求項2】 前記押下状態検出手段より出力される押
    下状態情報は、予定幅の非押鍵信号と、該幅より幅広の
    押鍵信号とより成ることを特徴とする請求項1記載の電
    子楽器装置。
  3. 【請求項3】 前記押下状態情報を入力信号とする第1
    積分回路をさらに備え、 前記第1積分回路の時定数は、入力された押下状態情報
    に含まれる幅広の押鍵信号が入力されたときに、該第1
    積分回路の出力が第1予定レベルVset を上回るように
    設定され、 前記フリップフロップは、前記第1積分回路の出力が前
    記第1予定レベルVset を上回ったことに応答してセッ
    トされることを特徴とする請求項2記載の電子楽器装
    置。
  4. 【請求項4】 前記押下状態情報を入力信号とする第2
    積分回路をさらに備え、 前記押下状態検出手段の出力信号は、各鍵の押下状態情
    報がすべて出力された後であり、かつ次の周期で押下状
    態情報が出力される前に、“L”レベル持続状態とな
    り、 前記第2積分回路の時定数は、入力された押下状態情報
    が前記の“L”レベル持続状態となった後に、該第2積
    分回路の出力が第2予定レベルVreset を下回るように
    設定され、 前記フリップフロップは、前記第2積分回路の出力が前
    記第2予定レベルVreset を下回ったことに応答してリ
    セットされることを特徴とする請求項2又は3記載の電
    子楽器装置。
JP21808791A 1991-08-05 1991-08-05 電子楽器装置 Expired - Fee Related JP3217813B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21808791A JP3217813B2 (ja) 1991-08-05 1991-08-05 電子楽器装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21808791A JP3217813B2 (ja) 1991-08-05 1991-08-05 電子楽器装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0540479A true JPH0540479A (ja) 1993-02-19
JP3217813B2 JP3217813B2 (ja) 2001-10-15

Family

ID=16714437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21808791A Expired - Fee Related JP3217813B2 (ja) 1991-08-05 1991-08-05 電子楽器装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3217813B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0826394A2 (en) 1996-08-30 1998-03-04 Hitachi, Ltd. Charged particle beam apparatus and method for operating the same
JP2006030300A (ja) * 2004-07-12 2006-02-02 Yamaha Corp 演奏装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0826394A2 (en) 1996-08-30 1998-03-04 Hitachi, Ltd. Charged particle beam apparatus and method for operating the same
EP1378266A1 (en) 1996-08-30 2004-01-07 Hitachi, Ltd. Charged particle beam apparatus
EP1378265A1 (en) 1996-08-30 2004-01-07 Hitachi, Ltd. Charged particle beam apparatus
JP2006030300A (ja) * 2004-07-12 2006-02-02 Yamaha Corp 演奏装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3217813B2 (ja) 2001-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4297934A (en) Display device for automatic rhythm performance apparatus
US3549774A (en) Rhythmic accompaniment system employing an asynchronous chain of delay circuits
JP3217813B2 (ja) 電子楽器装置
US4397211A (en) Circuit for producing musical tones
JP3187466B2 (ja) 電子楽器装置
US5144876A (en) Electronic musical instrument capable of performing a tone control responsive to an after-touch operation
US4018123A (en) Automatic rhythm performing apparatus capable of expressing stressed and relaxed beats of rhythm
JP2661211B2 (ja) 音信号発生装置,音信号発生方法及びこれを含む楽音発生装置
JPH0360119B2 (ja)
JP2822960B2 (ja) 音信号発生装置、音信号発生方法及びこれを含む楽音発生装置
JPS61179494A (ja) 電子楽器
JPH0314719Y2 (ja)
JP3264377B2 (ja) データ伝送装置
JPS62183495A (ja) 自動演奏装置
JPS646557Y2 (ja)
JPH02134696A (ja) 音発生装置
JP2517966B2 (ja) オ−トリズム装置
JPH0617194Y2 (ja) エンベロープ発生装置
SU1270785A1 (ru) Электромузыкальный инструмент
JPS636781Y2 (ja)
US4322996A (en) Alternating repeat keying signal generator
JPH0437440B2 (ja)
US4016791A (en) Automatic rhythm playing apparatus
KR930008333Y1 (ko) 전자 건반악기의 음량 조절장치
JPH0610398Y2 (ja) 単音電子楽器

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees