JPH0540430U - 住宅用壁面パネル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 空調用の配管及び電源コードが露出せず、室
内に室内機を別に取り付けないで済む住宅用壁面パネル
を得る。 【構成】 壁面パネル１内に冷暖房用熱交換器５、６を
組み込み、壁面パネル１を建物の建築時に他の壁と同じ
ようにして施工する。 【効果】 壁面パネル１内に冷暖房用の熱交換器５、６
が組み込まれているため、壁面パネル１を施工するだけ
で冷暖房設備を取り付けることができると共に室内側に
出っ張りがなく、室内スペースを広く利用でき、更に配
管が露出しないので美観を損ねることもない。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、建物の壁面を構成する住宅用壁面パネルに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の住宅において、空調用の室外機０３と配管０４で結ばれた室内機０１は 図３に示すように壁面０２の上部とか天井に露出して取り付けられている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このため、次のような欠点がある。

【０００４】 ａ．室外機０３或いは熱源機とを結ぶ配管０４の工事に手間を要し、配管０４ が壁面に露出して美観を損ねる。

【０００５】 ｂ．室内機０１が室内に突出しているため室内を広く使えない。

【０００６】 本考案の目的は空調設備を取り付けるに際して配管の手間が省け、かつ配管が 露出しないために美観が良く、室内スペースを有効利用できる住宅用壁面パネル を提供することである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

本考案に係る住宅用壁面パネルの構成は次のとおりである。

【０００８】 内部に熱交換器と送風ファンを組み込むと共に建物に施工する場合の内側に相 当する面に吹出口と吸込口を形成し、下部に配管及び電源ジョイントを取り付け て成る住宅用壁面パネル。

【０００９】

【作用】 パネルは、建物施工時に施工され、通常は壁として機能する。同時に、空調運 転に際しては、運転スイッチをＯＮにすると、ファンが回転して、吸込口から室 内の空気を吸引し、熱交換器で熱交換したものを吹出口から室内に吹き出し、暖 房又は冷房を行う。

【００１０】

【実施例】

図１において、１は壁面パネル、２は冷房用吹出口（暖房用吸込口）、３は暖 房用吹出口（冷房用吸込口）、４はファン、５は冷房用熱交換器（暖房用熱交換 器）、６は暖房用熱交換器（冷房用熱交換器）である。７は室外機（又は熱源機 ）とのジョイント部にして、熱媒配管及び電源コードはこのジョイント部７で接 続される。

【００１１】 上記壁面パネル１は図２に示すように、建物８を建築する際、他の壁と同じよ うにして施工され、ジョイント部７にて熱媒配管は室外機９側と夫々ジョイント される。なお、運転スイッチは壁面パネル１に取り付けてもよく、或いは遠隔操 作で装置の運転を行うように構成してもよい。

【００１２】

【考案の効果】

本考案は以上の如き構成と作用から成り、次の如き効果を奏する。

【００１３】 ａ．壁面パネルを施工するだけで空調用室内機を設置できるので、配管等の手 間が一切いらないと共に配管が露出しないので美観を損ねることもない。

【００１４】 ｂ．室内機が突出していない分、室内スペースを広く使うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る壁面パネルの斜視図。

【図２】建物に壁面パネルを施工した状態の説明図。

【図３】従来例の説明図。

【符号の説明】 １ 壁面パネル ２ 冷房用吹出口（暖房用吸込口） ３ 暖房用吹出口（冷房用吸込口） ４ ファン ５ 冷房用熱交換器（暖房用熱交換器） ６ 暖房用熱交換器（冷房用熱交換器） ７ ジョイント部 ８ 建物 ９ 室外機

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 内部に熱交換器と送風ファンを組み込む
   と共に建物に施工する場合の内側に相当する面に吹出口
   と吸込口を形成し、下部に配管及び電源ジョイントを取
   り付けて成る住宅用壁面パネル。