JPH0540346A - 微細パターンの形成方法 - Google Patents
微細パターンの形成方法Info
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- JPH0540346A JPH0540346A JP3195640A JP19564091A JPH0540346A JP H0540346 A JPH0540346 A JP H0540346A JP 3195640 A JP3195640 A JP 3195640A JP 19564091 A JP19564091 A JP 19564091A JP H0540346 A JPH0540346 A JP H0540346A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resist
- acid
- alkali
- fine pattern
- chemically amplified
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- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
- Materials For Photolithography (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】断面形状が矩形で、微細加工に適したレジスト
パターンを形成する。 【構成】半導体基板1上に、酸触媒反応を利用したポジ
型レジスト(化学増幅ポジ型レジスト)2を塗布する。
つぎに希塩酸3などの酸処理によりアルカリ現像に可溶
な表面溶化層4を形成する。つぎにエキシマレーザ光6
を用いて露光する。つぎに熱8を加えると、レジスト2
表面だけでなく内部からもベースポリマーからアルカリ
に対する保護基が脱離する反応が起こる。つぎにアルカ
リ現像すると、断面が矩形のレジストパターン7が得ら
れ、エッチング工程において優れた形状の微細パターン
を形成することができる。
パターンを形成する。 【構成】半導体基板1上に、酸触媒反応を利用したポジ
型レジスト(化学増幅ポジ型レジスト)2を塗布する。
つぎに希塩酸3などの酸処理によりアルカリ現像に可溶
な表面溶化層4を形成する。つぎにエキシマレーザ光6
を用いて露光する。つぎに熱8を加えると、レジスト2
表面だけでなく内部からもベースポリマーからアルカリ
に対する保護基が脱離する反応が起こる。つぎにアルカ
リ現像すると、断面が矩形のレジストパターン7が得ら
れ、エッチング工程において優れた形状の微細パターン
を形成することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリソグラフィー工程に関
し、特に酸触媒反応を利用したポシ型レジストに関する
ものである。
し、特に酸触媒反応を利用したポシ型レジストに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】酸触媒反応を利用したポジ型レジスト
(化学増幅ポジ型レジスト)を用いる微細パターンの形
成方法について、伊藤らの著作による「短波長フォトレ
ジスト材料」ぶんしん出版1988年12月発行に詳し
く説明されている。
(化学増幅ポジ型レジスト)を用いる微細パターンの形
成方法について、伊藤らの著作による「短波長フォトレ
ジスト材料」ぶんしん出版1988年12月発行に詳し
く説明されている。
【0003】以下その要旨を述べる。
【0004】化学増幅系レジストは、連鎖反応または触
媒反応を用いる。一個の光量子が作用して生成した活性
種が、多数の化学反応を引き起こす。連鎖反応または触
媒反応を引き起こす活性種としては、酸発生剤が多く用
いられている。酸発生剤はDeeP−UV領域に吸収を
有し、光分解により酸を発生する。酸発生剤の例とし
て、3種類の酸発生剤の化学式をつぎに示す。
媒反応を用いる。一個の光量子が作用して生成した活性
種が、多数の化学反応を引き起こす。連鎖反応または触
媒反応を引き起こす活性種としては、酸発生剤が多く用
いられている。酸発生剤はDeeP−UV領域に吸収を
有し、光分解により酸を発生する。酸発生剤の例とし
て、3種類の酸発生剤の化学式をつぎに示す。
【0005】
【化1】
【0006】極性変化型レジスト法は、酸発生剤と側鎖
にアルカリに対する保護基を有し主鎖がアルカリ可溶性
であるポリマーとを用いる。酸発生剤から発生した酸が
活性種となり、熱によりポリマーの側鎖を連鎖的に分解
させる。この分解によりポリマーは極性溶媒、例えばア
ルコールやアルカリ水溶液に可溶となる。
にアルカリに対する保護基を有し主鎖がアルカリ可溶性
であるポリマーとを用いる。酸発生剤から発生した酸が
活性種となり、熱によりポリマーの側鎖を連鎖的に分解
させる。この分解によりポリマーは極性溶媒、例えばア
ルコールやアルカリ水溶液に可溶となる。
【0007】具体例について、図3(a)〜(d)を参
照して説明する。
照して説明する。
【0008】はじめに図3(a)に示すように、半導体
基板1上に、酸発生剤および主鎖がアルカリ可溶のポリ
マーからなり側鎖にアルカリからの保護基を有する化学
増幅ポジ型レジスト2を塗布する。
基板1上に、酸発生剤および主鎖がアルカリ可溶のポリ
マーからなり側鎖にアルカリからの保護基を有する化学
増幅ポジ型レジスト2を塗布する。
【0009】つぎに図3(b)に示すように、例えばエ
キシマレーザ光6を照射すると、マスク5を透過した露
光部の酸発生剤から酸が発生する。
キシマレーザ光6を照射すると、マスク5を透過した露
光部の酸発生剤から酸が発生する。
【0010】つぎに図3(c)に示すように、熱8処理
することにより酸発生剤から発生した酸が触媒作用をし
て、主鎖がアルカリ可溶であり側鎖にアルカリからの保
護基を有するポリマーを連続的に分解させる。
することにより酸発生剤から発生した酸が触媒作用をし
て、主鎖がアルカリ可溶であり側鎖にアルカリからの保
護基を有するポリマーを連続的に分解させる。
【0011】つぎに図3(d)に示すように、極性溶
媒、例えばアルコールやアルカリ水溶液で現像すると、
露光部が溶解してポジ型の微細パターン7が残る。
媒、例えばアルコールやアルカリ水溶液で現像すると、
露光部が溶解してポジ型の微細パターン7が残る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の化学増幅ポジ型
レジストは、レジスト表面での酸濃度が低いので、図3
(d)に示すようにレジストパターン7上部に突起が発
生する。そのため、エッチングの際に、エッチングの活
性種がレジストパターン上部の突起で妨げられ、レジス
トパターンの下地への正確な転写が困難であるという欠
点がある。
レジストは、レジスト表面での酸濃度が低いので、図3
(d)に示すようにレジストパターン7上部に突起が発
生する。そのため、エッチングの際に、エッチングの活
性種がレジストパターン上部の突起で妨げられ、レジス
トパターンの下地への正確な転写が困難であるという欠
点がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の微細パターンの
形成方法は、酸触媒反応を用いる化学増幅ポジ型レジス
トを半導体基板の一主面に塗布する工程と、酸濃度0.
01〜0.5Nの酸または弱酸性塩を用いて前記レジス
ト表面を酸処理する工程とを含むものである。
形成方法は、酸触媒反応を用いる化学増幅ポジ型レジス
トを半導体基板の一主面に塗布する工程と、酸濃度0.
01〜0.5Nの酸または弱酸性塩を用いて前記レジス
ト表面を酸処理する工程とを含むものである。
【0014】
【作用】酸触媒反応を利用したレジスト(化学増幅ポジ
型レジスト)を塗布してから、酸濃度0.001〜0.
5Nの塩酸、硫酸、硝酸、酢酸、リン酸、しゅう酸など
の酸、または塩酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、リ
ン酸アンモニウムなどの弱酸性塩でレジスト表面を処理
することにより、アルカリ現像に可溶の表面溶化層を形
成することができる。
型レジスト)を塗布してから、酸濃度0.001〜0.
5Nの塩酸、硫酸、硝酸、酢酸、リン酸、しゅう酸など
の酸、または塩酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、リ
ン酸アンモニウムなどの弱酸性塩でレジスト表面を処理
することにより、アルカリ現像に可溶の表面溶化層を形
成することができる。
【0015】
【実施例】本発明の第1の実施例について、図1(a)
〜(e)を参照して説明する。
〜(e)を参照して説明する。
【0016】はじめに図1(a)に示すように、半導体
基板1上に化学増幅ポジ型レジスト2を塗布する。
基板1上に化学増幅ポジ型レジスト2を塗布する。
【0017】つぎに図1(b)に示すように、0.01
Nの希塩酸3に浸してレジスト2表面を処理し、レジス
ト2表面にアルカリ現像に可溶の表面溶化層4を形成す
る。
Nの希塩酸3に浸してレジスト2表面を処理し、レジス
ト2表面にアルカリ現像に可溶の表面溶化層4を形成す
る。
【0018】つぎに図1(c)に示すように、エキシマ
レーザ光6を照射すると、マスク5を透過した露光部の
酸発生剤から酸が発生する。
レーザ光6を照射すると、マスク5を透過した露光部の
酸発生剤から酸が発生する。
【0019】つぎに図1(d)に示すように、熱8処理
する。
する。
【0020】つぎに図1(e)に示すように、アルカリ
現像することにより微細パターン7が形成される。
現像することにより微細パターン7が形成される。
【0021】つぎに本発明の第2の実施例について、図
2(a)〜(e)を参照して説明する。
2(a)〜(e)を参照して説明する。
【0022】はじめに図2(a)に示すように、半導体
基板1上に化学増幅ポジ型レジスト2を塗布する。
基板1上に化学増幅ポジ型レジスト2を塗布する。
【0023】つぎに図2(b)に示すように、50〜1
00℃に加熱しながら0.01Nの希塩酸3aを噴霧す
ることにより、レジスト2表面にアルカリ現像に可溶の
表面溶化層4を形成する。
00℃に加熱しながら0.01Nの希塩酸3aを噴霧す
ることにより、レジスト2表面にアルカリ現像に可溶の
表面溶化層4を形成する。
【0024】つぎに図2(c)に示すように、エキシマ
レーザー光6を照射すると、マスク5を透過した露光部
の酸発生剤から酸が発生する。
レーザー光6を照射すると、マスク5を透過した露光部
の酸発生剤から酸が発生する。
【0025】つぎに図2(d)に示すように、熱8処理
する。
する。
【0026】つぎに図2(e)に示すように、アルカリ
現像することにより微細パターン7が形成される。
現像することにより微細パターン7が形成される。
【0027】
【発明の効果】酸触媒反応を利用した化学増幅ポジ型レ
ジストを用いてポジパターンを形成する方法において、
レジスト塗布後にレジスト表面を酸処理することによ
り、レジスト表面にアルカリ現像に可溶な溶化層が形成
される。その結果、レジストパターンの断面が矩形とな
り、エッチング工程において優れた形状の微細パターン
を形成することができるという効果がある。
ジストを用いてポジパターンを形成する方法において、
レジスト塗布後にレジスト表面を酸処理することによ
り、レジスト表面にアルカリ現像に可溶な溶化層が形成
される。その結果、レジストパターンの断面が矩形とな
り、エッチング工程において優れた形状の微細パターン
を形成することができるという効果がある。
【図1】本発明の第1の実施例を工程順に示す断面図で
ある。
ある。
【図2】本発明の第2の実施例を工程順に示す断面図で
ある。
ある。
【図3】従来技術によって化学増幅ポジ型レジストを用
いる微細パターンの形成方法を工程順に示す断面図であ
る。
いる微細パターンの形成方法を工程順に示す断面図であ
る。
1 半導体基板 2 化学増幅ポジ型レジスト 3 希塩酸 3a 噴霧希塩酸 4 表面溶化層 5 マスク 6 エキシマレーザ光 7 形成された微細パターン 8 熱
Claims (3)
- 【請求項1】 酸触媒反応を用いる化学増幅ポジ型レジ
ストを半導体基板の一主面に塗布する工程と、前記レジ
スト表面を酸処理する工程とを含む、微細パターンの形
成方法。 - 【請求項2】 酸および弱酸性塩のうち1つを用いて酸
処理する請求項1記載の微細パターンの形成方法。 - 【請求項3】 酸濃度0.01〜0.5Nの水溶液を用
いて酸処理する請求項1記載の微細パターンの形成方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3195640A JP2961975B2 (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | 微細パターンの形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3195640A JP2961975B2 (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | 微細パターンの形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0540346A true JPH0540346A (ja) | 1993-02-19 |
JP2961975B2 JP2961975B2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=16344534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3195640A Expired - Fee Related JP2961975B2 (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | 微細パターンの形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2961975B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002041081A1 (fr) * | 2000-11-15 | 2002-05-23 | Clariant International Ltd. | Procede de formation de motif et agent de traitement a utiliser dans ce dernier |
DE19857094B4 (de) * | 1998-03-09 | 2004-03-25 | Mitsubishi Denki K.K. | Verfahren zum Verringern/zum lokalen Verringern eines Resistmusters in einer Hableitervorrichtung |
WO2014088018A1 (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-12 | 富士フイルム株式会社 | 硬化膜の製造方法、硬化膜、液晶表示装置および有機el表示装置 |
-
1991
- 1991-08-06 JP JP3195640A patent/JP2961975B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19857094B4 (de) * | 1998-03-09 | 2004-03-25 | Mitsubishi Denki K.K. | Verfahren zum Verringern/zum lokalen Verringern eines Resistmusters in einer Hableitervorrichtung |
WO2002041081A1 (fr) * | 2000-11-15 | 2002-05-23 | Clariant International Ltd. | Procede de formation de motif et agent de traitement a utiliser dans ce dernier |
US7018785B2 (en) | 2000-11-15 | 2006-03-28 | Az Electronic Materials Usa Corp. | Method for forming pattern and treating agent for use therein |
KR100825657B1 (ko) * | 2000-11-15 | 2008-04-29 | 에이제토 엘렉토로닉 마티리알즈 가부시키가이샤 | 내식막 패턴의 형성방법 |
WO2014088018A1 (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-12 | 富士フイルム株式会社 | 硬化膜の製造方法、硬化膜、液晶表示装置および有機el表示装置 |
CN104838316A (zh) * | 2012-12-07 | 2015-08-12 | 富士胶片株式会社 | 硬化膜的制造方法、硬化膜、液晶显示装置以及有机el显示装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2961975B2 (ja) | 1999-10-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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