JPH0540175A - 車載用測距装置 - Google Patents

車載用測距装置

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JPH0540175A
JPH0540175A JP3197658A JP19765891A JPH0540175A JP H0540175 A JPH0540175 A JP H0540175A JP 3197658 A JP3197658 A JP 3197658A JP 19765891 A JP19765891 A JP 19765891A JP H0540175 A JPH0540175 A JP H0540175A
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JP
Japan
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light
thyristor
distance
discharge
capacitor
Prior art date
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Pending
Application number
JP3197658A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihiro Tamiya
則宏 田宮
Tadatomi Ishigami
忠富 石上
Yuuichi Fudewaki
雄一 筆脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノイズなどにより外乱によってサイリスタが
導通し放しでも正常に動作復帰を可能とする。 【構成】 サイリスタのスイッチングにより充電された
コンデンサの電荷を発光素子に流して送光パルスを反射
体に照射し、その反射した受光パルスを受光部で受光
し、受光パルスと送光パルスのタイミング信号から距離
検出部で反射体の測距を行い、測距停止期間に放電回路
制御部からの放電制御信号により強制放電回路がコンデ
ンサの電荷を放電させる。 【効果】 サイリスタの導通し放しを防止し、測距機能
を損うことなく、信頼性のある測距ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被測距体に送光パル
スを送り、この被測距体から反射してきたパルス光を受
光して、被測距体までの距離を検知する車載用測距装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車載用測距装置としては、たとえ
ば、論文「STUDYOF LASER RADAR」,THE TWELFTH INTER
NATIONAL TECHNICAL CONFERENCE ON EXPERIMETAL SAFTY
VEHICLES,MAY 29 TO JUNE 1.1989,Paper Number:8
9−4B−0−020 に開示されているものがある。
【0003】図5は従来の車載用測距装置の概略構成を
示すブロック図であり、図6は従来の測距装置のレーザ
ダイオード駆動回路を示す。
【0004】まず、図5において、1はパルス光を送光
するための送光部、2は被測距体である反射体(図示せ
ず)からの反射パルス光を受光する受光部、3は送光部
1からの送出タイミングと受光部2からの受光タイミン
グより距離を検出する距離検出部である。
【0005】次に、図6について説明する。この図6に
おける4は電荷を蓄えるコンデンサであり、5はこのコ
ンデンサを充電するための抵抗である。抵抗5とコンデ
ンサ4は直列回路を形成し、この直列回路は電源とアー
ス間に接続されている。
【0006】また、電源とアース間には、上記抵抗5、
サイリスタ6、レーザダイオード7との直列回路が接続
されている。サイリスタ6はコンデンサ4に充電された
電荷をスイッチングにより流すためのサイリスタであ
り、レーザダイオード7は流れた電流に応じて発光する
発光素子としてのレーザダイオードである。
【0007】次に、図5にしたがって動作について説明
する。送光部1では、測距のための送光パルスを発生さ
せて送出する。送出されたパルス光は反射体に当って帰
ってきて、受光部2で受光される。
【0008】距離検出部3には、送光部1からの送光の
タイミング信号と受光部2からの受光タイミング信号が
入力され、送光パルスと受光パルスの時間間隔から反射
体までの距離が検出されて、距離データが出力される。
【0009】次に、図6により、レーザダイオード駆動
回路の動作について説明する。ここでは、測距のための
パルス光を発生させている。まず、サイリスタ6が非導
通状態のとき、コンデンサ4には、抵抗5を通して、規
定電圧Vに達するまで電荷が充電される。
【0010】次いで、送光開始のためのトリガ信号がサ
イリスタ6のゲートに加えられると、サイリスタ6は点
弧され、導通状態となる。これにより、コンデンサ4に
蓄えられた電荷はサイリスタ6、レーザダイオード7を
通って放電され、パルス電流となってレーザダイオード
7を流れる。
【0011】このときの放電はサイリスタ6のスイッチ
ングとともに、急速に行われるので、回路の寄生タイミ
ングにより、サイリスタ6のアノード側には、パルス電
流の消失とともに、電磁誘導により、逆電圧が印加さ
れ、サイリスタ6は自然消弧され、非導通状態となる。
そして、最初に戻って、再びコンデンサ4は抵抗5を通
して規定電圧Vまで充電され、次のトリガ信号を待つ。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の車載用測距装置
は以上のように構成されているので、レーザダイオード
7のパルス駆動をサイリスタ6のスイッチングにより行
っている測距装置においては、送光のためのトリガ信号
がサイリスタ6のゲートに入力され、サイリスタ6が点
弧された後は、点弧をこのような自然消弧によってい
る。
【0013】しかしながら、コンデンサ4が規定の電圧
Vまで十分に充電されていないときに、ノイズなどの外
乱が入って、サイリスタ6がその外乱によって点弧され
ると、サイリスタ6、レーザダイオード7を通る放電が
急速には行われず、サイリスタ6が導通後の消弧に十分
な逆電圧を確保することができなくなる。
【0014】すなわち、サイリスタ6の自己消弧ができ
なくなり、導通し放しとなる。その結果、パルス光を送
出できなくなり、測距が行えないという課題があった。
【0015】請求項1の発明は、上記のような課題を解
消するためになされたもので、ノイズなどの外乱によっ
て、サイリスタが導通し放しになっても、正常な動作に
復帰でき、信頼性のある測距を行うことができる車載用
測距装置を得ることを目的とする。
【0016】請求項2の発明は、複数の発光素子を正常
に発光させることができるとともに、ノイズなどによる
サイリスタの導通し放し防止が1系統の放電制御回路で
容易に行うことができる車載用測距装置を得ることを目
的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る車
載用測距装置は、サイリスタのスイッチングにより充電
されたコンデンサの電荷を発光素子に流してパルス光を
反射体に送出するとともに上記コンデンサの電荷を放電
させる強制放電手段を有する送光手段と、測距停止期間
に上記強制手段に上記コンデンサの電荷を放電させる放
電回路制御手段とを設けたものである。
【0018】請求項2の発明に係る車載用測距装置は、
サイリスタのスイッチングにより充電されたコンデンサ
の電荷を発光素子に流してパルス光を反射体に送出する
回路を複数個有し、かつこの複数個の回路の上記各コン
デンサと1個の強制放電回路との間にダイオードを挿入
して構成された発光手段を設けたものである。
【0019】
【作用】請求項1の発明における発光手段はサイリスタ
のオフの間にコンデンサに充電し、サイリスタを点弧さ
せることにより、コンデンサに充電された電荷を発光素
子に流してパルス光を発生させ、測距停止期間に放電回
路制御部から放電制御信号を強制放電回路に出力して、
強制放電回路を作動させることにより、コンデンサの電
荷を強制的に放電させる。
【0020】請求項2の発明における発光手段は、各サ
イリスタに順次トリガ信号を加えてサイリスタを点弧す
ることにより、コンデンサの電荷を順次発光素子に流し
て各発光素子からパルス光を順次発光させ、所定の発光
素子の発光中ダイオードにより他の発光素子に属するコ
ンデンサの放電を阻止して、同時に他の発光阻止を駆動
しないように作用する。
【0021】
【実施例】以下、この発明の車載用測距装置の実施例に
ついて図面に基づき説明する。図1はその一実施例の構
成を示すブロック図である。この図1において、図5と
同一部分には同一符号を付してその重複説明を避け、図
5とは異なる部分を主体に述べる。
【0022】この図1において、符号1〜3で示す部分
は図5と同じであり、図12はこの図1で新たに付加さ
れた部分であり、放電制御信号を出力するための放電回
路制御部である。
【0023】図2は測距サイクル(1回分)の説明図で
あり、図3は図1における送光部1の内部構成と、この
送光部1におけるコンデンサの強制放電を行う強制放電
回路を示す回路図である。
【0024】この図3において、符号4〜7で示す部分
は図6と同じであり、この図6の構成に強制放電回路が
付加されている。この強制放電回路8はトランジスタ9
を主体に構成され、トランジスタ9のベースには、抵抗
11を通して放電制御信号が図1の放電回路制御部12
から印加されるようになっている。
【0025】トランジスタ9のベースは抵抗10を介し
てアースされており、トランジスタ10のエミッタはア
ースされ、コレクタは上記コンデンサ4と抵抗5との接
続点に接続されている。
【0026】次に、動作について説明する。図1におい
て、送光部1では、測距のための送光パルスを発生させ
て、反射体に送出する。送出された送光パルスは反射体
に当って帰ってきて受光部2で受光される。
【0027】距離検出部3では、送光部1からの送光パ
ルスの送光タイミング信号と、受光部2からの受光タイ
ミング信号が入力され、送光パルスと受光パルスの時間
間隔から反射体までの距離が検出され、距離データが出
力される。
【0028】一方、放電回路制御部12は測距期間以外
の測距停止期間に送光部1の強制放電回路8に放電制御
信号出力する。この放電制御信号の発生に関しては、図
2の測距サイクル(1回分のみ図示)を例にとって説明
する。
【0029】この図2においては、たとえば、測距デー
タをさらに後段の信号処理部へ転送するような場合の測
距サイクルである。1回の測距サイクルをたとえば、1
00msとし、そのうち、90msを測距期間とする。
【0030】測距終了と同時にデータ転送を開始し、残
りの10msを距離データ出力期間とする。このような測
距方法の場合、測距停止期間、すなわち、距離データ出
力期間に、上記の強制放電手段を実行する。このように
することにより、本来の測距期間の障害にならずに実行
できる。
【0031】なお、この強制放電手段は、測距サイクル
ごとに、毎回行ってもよいし、任意の頻度で行ってもよ
い。
【0032】また、サイリスタ6の導通し放しなどの異
常を検出して、異常時のみ行うようにしてもよい。
【0033】次に、この発明の送光部1におけるレーザ
ダイオード駆動回路を図3により説明する。この図3で
は、従来のレーザダイオード駆動回路のコンデンサ4に
蓄積されている電荷を上述したように、放電制御信号に
よって強制的に放電させる強制放電回路8を付加してい
るものであり、この強制放電回路8に放電制御信号が加
えられると、抵抗10,11によって、トランジスタ9
のベースに駆動電流が流れ、トランジスタ9が導通す
る。
【0034】トランジスタ9が導通することによって、
コンデンサ4に蓄えられている電荷はこのトランジスタ
9を通ってアースに放電される。この結果、サイリスタ
6のアノードは約アース電位(0V)に落ちる。
【0035】したがって、サイリスタ6がノイズなどの
外乱のため導通し放しになったとしても、この強制放電
によって、サイリスタ6には逆電圧がかかることにな
り、サイリスタ6の消弧が行われ、サイリスタ6は確実
に非導通状態になる。
【0036】トランジスタ9のベースに加えられていた
放電制御信号がなくなると、コンデンサ4は充電され、
次のトリガ信号を待つという正常な状態に復帰する。
【0037】図4はレーザダイオード駆動回路を複数個
(図では、3個の場合を示している)で1系の放電制御
を行う場合の例を示している。この図4では、コンデン
サ4a,4b,4cからトランジスタ9のコレクタへの
接続する回路にそれぞれダイオード13a,13b,1
3cが挿入されている。
【0038】また、サイリスタ6、レーザダイオード
7、抵抗5のそれぞれには、各回路の部材の符号に添字
「a」,「b},「c」が付されている。
【0039】このように構成することにより、1個の駆
動回路に送信のためのトリガ信号が入って、たとえば、
レーザダイオード7aがパルス駆動されても、挿入した
ダイオード13aが他の駆動回路のコンデンサ4b,4
cの電荷が放電されるのを阻止することにより、他のレ
ーザダイオード7b,7cが同時にパルス駆動されるこ
とはない。
【0040】したがって、複数のレーザダイオードを順
に正常に発光させることが可能であり、かつノイズなど
によるサイリスタの導通し放し防止が一系統の放電制御
回路で容易に行えるという効果がある。
【0041】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、充電されたコンデンサの電荷をサイリスタのスイッ
チングによって放電してパルス光を発生させる送光部に
強制放電手段を設け、測距停止期間に強制放電手段によ
りコンデンサの充電電荷を放電するように構成したの
で、サイリスタの導通し放しを防止でき、かつ測距機能
を損うことなく、信頼性のある測距が行えるという効果
がある。
【0042】また、請求項2の発明によれば、複数のレ
ーザダイオード駆動回路で1系統の送光部を構成し、各
レーザダイオードにパルス電流を与える各サイリスタと
強制放電制御手段との間にダイオードを挿入し、複数の
レーザダイオードを順次発光させ、発光しているレーザ
ダイオード以外のレーザダイオード駆動回路のコンデン
サの電荷の放電を阻止するようにしたので、ノイズなど
によるサイリスタの導通し放し防止が一系統の放電制御
回路で容易に行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による車載用測距装置の概
略的構成を示すブロック図である。
【図2】同上実施例測距サイクルの説明図である。
【図3】同上実施例における送光部を構成するレーザダ
イオード駆動回路の回路図である。
【図4】この発明の車載用測距装置における送光部を構
成するレーザダイオード駆動回路の他の実施例の回路図
である。
【図5】従来の車載用測距装置の概略的構成を示すブロ
ック図である。
【図6】図5の車載用測距装置の送光部を構成するレー
ザダイオード駆動回路の回路図である。
【符号の説明】
1 送光部 2 受光部 3 距離検出部 4 コンデンサ 4a コンデンサ 4b コンデンサ 4c コンデンサ 5 抵抗 5a 抵抗 5b 抵抗 5c 抵抗 6 サイリスタ 6a サイリスタ 6b サイリスタ 6c サイリスタ 7 レーザダイオード 7a レーザダイオード 7b レーザダイオード 7c レーザダイオード 8 放電制御回路 9 トランジスタ 10 抵抗 11 抵抗
【手続補正書】
【提出日】平成4年1月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】このときの放電はサイリスタ6のスイッチ
ングとともに、急速に行われるので、回路の寄生インダ
クタにより、サイリスタ6のアノード側には、パルス電
流の消失とともに、電磁誘導により、逆電圧が印加さ
れ、サイリスタ6は自然消弧され、非導通状態となる。
そして、最初に戻って、再びコンデンサ4は抵抗5を通
して規定電圧Vまで充電され、次のトリガ信号を待つ。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の車載用測距装置
は以上のように構成されているので、レーザダイオード
7のパルス駆動をサイリスタ6のスイッチングにより行
っている測距装置においては、送光のためのトリガ信号
がサイリスタ6のゲートに入力され、サイリスタ6が点
弧された後は、弧をこのような自然消弧によってい
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】トランジスタ9のベースは抵抗10を介し
てアースされており、トランジスタのエミッタはアー
スされ、コレクタは上記コンデンサ4と抵抗5との接続
点に接続されている。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイリスタのスイッチングにより充電さ
    れたコンデンサの電荷を発光素子に流してパルス光を反
    射体に送出するとともに上記コンデンサの電荷を放電さ
    せる強制放電手段を有する送光手段と、この送光手段で
    送出されるパルス光の被測距体から反射してきたパルス
    光を受光する受光手段と、上記送光手段で送出された送
    光パルスと上記受光手段で受光された受光パルスとの時
    間差から上記被測距体までの距離を検出する距離検出手
    段と、測距停止期間に上記強制放電手段に上記コンデン
    サの電荷を放電させる放電回路制御手段とを備えた車載
    用測距装置。
  2. 【請求項2】 上記発光手段はサイリスタのスイッチン
    グにより充電されたコンデンサの電荷を発光素子に流し
    てパルス光を反射体に送出する回路を複数個有しかつこ
    の複数個の回路の上記各コンデンサと1個の強制放電回
    路との間にダイオードを挿入して構成されることを特徴
    とする請求項1記載の車載用測距装置。
JP3197658A 1991-08-07 1991-08-07 車載用測距装置 Pending JPH0540175A (ja)

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