JPH0539952A - 追焚機能付き給湯器 - Google Patents

追焚機能付き給湯器

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JPH0539952A
JPH0539952A JP3196681A JP19668191A JPH0539952A JP H0539952 A JPH0539952 A JP H0539952A JP 3196681 A JP3196681 A JP 3196681A JP 19668191 A JP19668191 A JP 19668191A JP H0539952 A JPH0539952 A JP H0539952A
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water supply
burner
ignition
additional heating
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Ikuro Adachi
郁朗 足立
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Rinnai Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 追焚運転と給湯運転とを、共通の比例弁によ
って燃焼量を調節する給湯器であって、給湯運転中の追
焚点火動作中に給湯運転を停止する指示があった場合
や、追焚運転中の給湯点火動作中に追焚運転を停止する
指示があった場合に、使い勝手に優れ、かつ簡単な制御
によって制御装置にかかる費用を抑える。 【構成】 追焚機能付き給湯器100 の制御装置600 に搭
載されるマイクロコンピュータ602 には、給湯運転中の
追焚点火中に、給湯停止指示が与えられると、給湯運転
と給湯中追焚点火機能605aによる点火動作を停止して、
追焚単独点火機能604aによって、最初の点火ステップか
ら追焚点火動作を開始する点火ステップ変更機能606 が
プログラミングされている。また、マイクロコンピュー
タ602 には、追焚運転中の給湯点火中に、追焚停止指示
が与えられると、追焚運転を停止するとともに、指示が
与えられた時に実施していた追焚中給湯点火機能605bの
点火ステップから、給湯単独点火機能603aの点火ステッ
プへ移行させて、点火動作を継続する点火ステップ移行
機能607 がプログラミングされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給湯バーナおよび追焚
バーナへの燃料の供給を、共通の比例弁によって行う追
焚機能付き給湯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】追焚機能付き給湯器を、小型、薄型化す
るとともに、部品点数を減らす目的で、給湯運転と追焚
運転との燃料調節を、共通の比例弁で行うように設けた
ものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の追焚機能付き
給湯器では、給湯運転中に追焚運転が開始される場合が
ある。給湯単独運転中の比例弁の開度は、給湯要求に基
づいて制御される。つまり、比例弁の開度は、給湯温度
の設定温度や水温、水量等によって燃焼量を変化させる
ため、比例弁の開度が常に変化する可能性がある。そし
て、比例弁の開度が変化する状態では、追焚バーナに点
火を行っても、着火しにくい問題点を備えていた。ま
た、追焚バーナの点火のために、比例弁の開度を、追焚
バーナ点火の為の開度にすると、出湯温度が、使用者の
希望する温度にはならなくなってしまう。そこで、給湯
運転中に追焚運転を開始する場合、給湯バーナに供給さ
れる燃料供給量を、追焚運転を開始する時点の量で一定
に保持しながら、追焚バーナに燃料を供給して追焚バー
ナに点火動作を行う給湯中追焚点火機能を設けることを
考案した(公知技術ではない)。
【0004】この給湯中追焚点火機能の動作中、つまり
給湯中追焚点火動作を行っている際は、追焚バーナに供
給される燃料の供給量は毎回、一定しない。一方、追焚
単独点火動作による追焚バーナへの燃料の供給量は、常
に点火のための所定量とされる。このため、給湯中追焚
点火動作を行っている際に、給湯運転を停止する指示が
なされた場合は、給湯中追焚点火動作の点火ステップか
ら追焚単独点火動作の点火ステップへそのまま移行させ
るのは困難で、移行させるには、複雑な制御が必要とな
ってしまう。
【0005】一方、追焚運転中に給湯運転が開始される
場合がある。追焚単独運転中の比例弁の開度は、追焚バ
ーナで最大の燃焼量が得られるように制御される。この
ように、追焚バーナで最大の燃焼量が得られる比例弁の
開度で、給湯バーナに点火を行っても、燃料の供給量が
多過ぎ、着火しにくい。そこで、追焚運転中に給湯運転
を開始する場合、追焚バーナに供給される燃料供給量
を、給湯バーナの着火しやすい所定量に変更して、給湯
バーナに点火動作を行う追焚中給湯点火機能を設けるこ
とを考案した(公知技術ではない)。
【0006】この追焚中給湯点火機能の動作中、つまり
追焚中給湯点火動作を行っている際に、追焚運転を停止
する指示がなされた場合、制御を簡単にするために、追
焚中給湯点火動作を停止し、新たに給湯単独点火動作を
行うと、使用者の出湯要求に対して、出湯が遅れてしま
い、使い勝手が悪くなってしまう。
【0007】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、給湯運転と追焚運転とを共通の比
例弁によって燃焼量を調節するものであって、使い勝手
に優れ、かつ制御を簡素化した追焚機能付き給湯器の提
供にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の追焚機能付き給
湯器は、次の3つの技術的手段を採用した。
【0009】第1本発明の概略を図1のブロック図に示
す。第1発明の追焚機能付き給湯器1は、給湯バーナ2
と、追焚バーナ3と、前記給湯バーナ2および前記追焚
バーナ3へ、燃料の供給を行う燃料供給路4に設けら
れ、通電量に応じた燃料を、前記各バーナ2、3へ供給
する1つの比例弁5と、この比例弁5と前記給湯バーナ
2との間に設けられ、前記給湯バーナ2への燃料の供給
の断続を行う給湯開閉弁6と、前記比例弁5と前記追焚
バーナ3との間に設けられ、前記追焚バーナ3への燃料
の供給の断続を行う追焚開閉弁7と、前記給湯バーナ2
で発生した熱と給水口から供給され出湯口より流出する
水とを熱交換する給湯熱交換器8と、前記追焚バーナ3
で発生した熱と浴槽から供給され再び前記浴槽へ流出す
る浴槽の水とを熱交換する追焚熱交換器9と、前記比例
弁5、前記給湯開閉弁6、前記追焚開閉弁7を通電制御
して、給湯および追焚を行う制御装置10とを備える。
そして、前記制御装置10は、追焚単独運転を開始する
べく、前記追焚バーナ3に点火を行う場合、前記追焚バ
ーナ3に供給される燃料供給量を、前記追焚バーナ3が
着火し易い所定の追焚点火用供給量として前記追焚バー
ナ3に点火動作を行う追焚単独点火機能11と、給湯運
転中に、前記追焚バーナ3に点火を行う場合、前記給湯
バーナ2に供給される燃料供給量を、追焚運転を開始す
る時点の量で一定に保持し、この保持した状態で、前記
追焚バーナ3に燃料を供給して前記追焚バーナ3に点火
動作を行う給湯中追焚点火機能12と、給湯運転中にお
ける追焚点火動作中に、給湯運転を停止する指示が与え
られた場合、給湯運転を停止するとともに前記給湯中追
焚点火機能12の点火動作も停止し、前記追焚単独機能
11による点火動作によって、最初の点火ステップから
追焚点火動作を開始する点火ステップ変更機能13とを
備える。
【0010】第2本発明の概略を図2のブロック図に示
す。第2発明の追焚機能付き給湯器1は、上記の第1発
明と同様、給湯バーナ2、追焚バーナ3、燃料供給路4
に設けられた比例弁5、給湯開閉弁6、追焚開閉弁7、
給湯熱交換器8、追焚熱交換器9、制御装置10を備え
る。そして、前記制御装置10は、給湯単独運転を開始
するべく、前記給湯バーナ2に点火を行う場合、前記給
湯バーナ2に供給される燃料供給量を、前記給湯バーナ
2が着火し易い所定の給湯点火用供給量として前記給湯
バーナ2に点火動作を行う給湯単独点火機能14と、追
焚運転中に、前記給湯バーナ2に点火を行う場合、前記
追焚バーナ3に供給される燃料供給量を、所定量に変更
して、前記給湯バーナ2に供給される燃料の供給量を前
記給湯点火用供給量と同じまたは近くし、前記給湯バー
ナ2に点火動作を行う追焚中給湯点火機能15と、追焚
運転中における給湯点火動作中に、追焚運転を停止する
指示が与えられた場合、追焚運転を停止するとともに、
前記追焚中給湯点火機能15による点火動作の点火ステ
ップから、実行中の追焚中給湯点火動作の点火ステップ
に相当する前記給湯単独点火機能14の点火動作の点火
ステップに移行させて給湯点火動作を継続する点火ステ
ップ移行機能16とを備える。
【0011】第3本発明の概略を図3のブロック図に示
す。第3発明の追焚機能付き給湯器1は、上記の第1、
第2発明と同様、給湯バーナ2、追焚バーナ3、燃料供
給路4に設けられた比例弁5、給湯開閉弁6、追焚開閉
弁7、給湯熱交換器8、追焚熱交換器9、制御装置10
を備える。そして、前記制御装置10は、追焚単独運転
を開始するべく、前記追焚バーナ3に点火を行う場合、
前記追焚バーナ3に供給される燃料供給量を、前記追焚
バーナ3が着火し易い所定の追焚点火用供給量として前
記追焚バーナ3に点火動作を行う追焚単独点火機能11
と、給湯単独運転を開始するべく、前記給湯バーナ2に
点火を行う場合、前記給湯バーナ2に供給される燃料供
給量を、前記給湯バーナ2が着火し易い所定の給湯点火
用供給量として前記給湯バーナ2に点火動作を行う給湯
単独点火機能14とを備える。また、前記制御装置10
は、給湯運転中に、前記追焚バーナ3に点火を行う場
合、前記給湯バーナ2に供給される燃料供給量を、追焚
運転を開始する時点の量で一定に保持し、この保持した
状態で、前記追焚バーナ3に燃料を供給して前記追焚バ
ーナ3に点火動作を行う給湯中追焚点火機能12と、追
焚運転中に、前記給湯バーナ2に点火を行う場合、前記
追焚バーナ3に供給される燃料供給量を、所定量に変更
して、前記給湯バーナ2に供給される燃料の供給量を前
記給湯点火用供給量と同じまたは近くし、前記給湯バー
ナ2に点火動作を行う追焚中給湯点火機能15とを備え
る。さらに、前記制御装置10は、給湯運転中における
追焚点火動作中に、給湯運転を停止する指示が与えられ
た場合、給湯運転を停止するとともに前記給湯中追焚点
火機能12の点火動作も停止し、前記追焚単独機能11
による点火動作によって、最初の点火ステップから追焚
点火動作を開始する点火ステップ変更機能13と、追焚
運転中における給湯点火動作中に、追焚運転を停止する
指示が与えられた場合、追焚運転を停止するとともに、
前記追焚中給湯点火機能15による点火動作の点火ステ
ップから、実行中の追焚中給湯点火動作の点火ステップ
に相当する前記給湯単独点火機能14の点火動作の点火
ステップに移行させて給湯点火動作を継続する点火ステ
ップ移行機能16とを備える。
【0012】
【第1、第3発明の作用】給湯運転中に追焚指示が与え
られると、給湯中追焚点火機能の働きによって、給湯バ
ーナに供給される燃料の供給量が、追焚点火動作開始時
の時点で保持される。そして、この保持した状態で、追
焚バーナに燃料を供給して、追焚バーナに点火動作を行
う。この給湯中追焚点火動作中に、給湯運転を停止する
指示が与えられると、点火ステップ変更機能の働きによ
って、給湯運転と給湯中追焚点火動作が停止する。そし
て、追焚単独点火機能によって追焚単独点火動作の点火
ステップで最初から追焚点火動作を開始する。
【0013】
【第2、第3発明の作用】追焚運転中に給湯指示が与え
られると、追焚中給湯点火機能の働きによって、追焚バ
ーナに供給される燃料供給量を、所定量に変更して、給
湯バーナに供給される燃料の供給量を給湯点火用供給量
と同じまたは近くする。そしてこの状態で、給湯バーナ
に燃料を供給して、給湯バーナに点火動作を行う。この
追焚中給湯点火動作中に、追焚運転を停止する指示が与
えられると、点火ステップ移行機能の働きによって、給
湯点火動作を、実行中の追焚中給湯点火動作の点火ステ
ップに相当する給湯単独点火動作の点火ステップに移行
させて給湯点火動作を継続しながら、追焚運転を停止す
る。追焚中給湯点火動作中の給湯バーナに供給される燃
料の供給量は、給湯単独点火時の供給量と同じまたは近
いため、点火ステップをそのまま移行させても、点火動
作を継続させることができる。
【0014】
【第1、第3発明の効果】第1、第3発明の追焚機能付
き給湯器は、給湯中追焚点火動作中に、給湯運転を停止
する指示が与えられると、給湯中追焚点火動作を停止し
て、追焚単独点火機能の点火ステップを利用して追焚点
火動作を開始する。この結果、点火過渡期における複雑
な点火制御を必要とせず、結果的に点火の制御を簡素化
して制御装置にかかるコストを低く抑えることができ
る。
【0015】
【第2、第3発明の効果】第2、第3発明の追焚機能付
き給湯器は、追焚中給湯点火動作中に、追焚運転を停止
する指示が与えられると、実行中の追焚中給湯点火動作
の点火ステップから、給湯単独点火動作の点火ステップ
にスライドさせて給湯点火動作を継続する。つまり、点
火動作を短くでき、使用者の出湯要求に対して、素早く
出湯でき、使い勝手が優れる。
【0016】
【実施例】次に、本発明の追焚機能付き給湯器を、図に
示す一実施例に基づき説明する。 〔実施例の構成〕図4は本発明の実施例を示す追焚機能
付き給湯器の概略図である。この追焚機能付き給湯器10
0 は、複合燃焼部200 、燃料供給部300 、給湯配管400
、追焚水配管500 および制御装置600 からなる。
【0017】複合燃焼部200 は、給湯燃焼部201 と、追
焚燃焼部202 とを備え、給湯燃焼部201 の燃焼室と追焚
燃焼部202 の燃焼部とは、独立して設けられている。給
湯燃焼部201 は独立した2つのバーナ(第1給湯バーナ
203 、第2給湯バーナ204)を備え、第1給湯バーナ203
のシングル使用あるいはダブル使用を切り換えること
によって大きな燃焼幅を実現している。給湯燃焼部201
の2つのバーナ203 、204 および追焚燃焼部202 の追焚
バーナ205 は、共通した送風機206 より燃焼用の空気の
供給を受ける。また、給湯燃焼部201 および追焚燃焼部
202 で発生した燃焼ガスは、共通の排気口207 より排出
される。第1給湯バーナ203 および追焚バーナ205 の近
傍には、それぞれ、燃焼のガスに点火を行うスパーカ20
8 、209、炎の検出を行うフレームロッド210 、211 が
取り付けられている。
【0018】燃料供給部300 は、第1、第2給湯バーナ
203 、204 および追焚バーナ205 へ、燃料のガスの供給
を行う燃料供給路301 を備える。この燃料供給路301 に
は、元電磁弁302 が設けられ、その下流に比例弁303 が
設けられている。この比例弁303 は、通電量に応じて開
口比が変化し、通過するガス量を調節するものである。
比例弁303 の下流は、燃料供給路301 が3方に分岐して
設けられ、それぞれが第1給湯バーナ203 、第2給湯バ
ーナ204 および追焚バーナ205 にガスを供給するように
設けられている。比例弁303 と第1給湯バーナ203 を結
ぶ燃料供給路301aには、第1給湯バーナ203 への燃料の
供給の断続を行う第1給湯開閉弁304 が設けられてい
る。比例弁303 と第2給湯バーナ204 を結ぶ燃料供給路
301bには、第2給湯バーナ204への燃料の供給の断続を
行う第2給湯開閉弁305 が設けられている。比例弁303
と追焚バーナ205 を結ぶ燃料供給路301cには、追焚バー
ナ205 への燃料の供給の断続を行う追焚開閉弁306 が設
けられている。
【0019】給湯配管400 は、一端が給水口401 で、水
の給水源に接続される。また、給湯配管400 の他端は出
湯口402 で、湯を供給する配管に接続される。給湯配管
400の途中には、第1給湯バーナ203 および第2給湯バ
ーナ204 で発生した熱と、給水口401 から供給され出湯
口402 より流出する内部を流れる水とを熱交換する給湯
熱交換器403 が設けられている。給湯熱交換器403 の上
流には、水ガバナ404および給湯水流スイッチ405 が設
けられている。また、給湯熱交換器403 の下流には、給
湯熱交換器403を通過した水(湯)の温度を検出する出
湯温度センサ406 が設けられている。出湯温度センサ40
6 の下流の給湯配管400 には、加熱された湯を浴槽700
へ導く湯張り配管407 が接続されている。この湯張り配
管407 は、下流側端部が追焚水配管500 の途中(後述す
る循環ポンプ504 の下流側)に接続されており、給湯熱
交換器403 で加熱された水(湯)を浴槽700 内へ導くも
のである。なお、湯張り配管407 の途中には、湯張り電
磁弁408 、湯張り用水量センサ409 、逆止弁410 等が設
けられている。
【0020】追焚水配管500 は、両端が浴槽700 内に開
口する配管で、一端より浴槽700 内の水を吸引して、再
び浴槽700 へ戻す水の循環経路を形成するものである。
追焚水配管500 の途中には、追焚バーナ205 で発生した
熱と、内部を流れる水とを熱交換する追焚熱交換器501
が設けられている。この追焚熱交換器501 の上流には、
追焚水流スイッチ502 、追焚温度センサ503 および循環
ポンプ504 が設けられている。
【0021】制御装置600 は、使用者によって操作され
るコントローラ601 を備え、このコントローラ601 の指
示や、給湯水流スイッチ405 、追焚水流スイッチ502 、
出湯温度センサ406 、追焚温度センサ503 、2つのフレ
ームロッド210 、211、湯張り用水量センサ409 からの
信号と、制御装置600 に搭載されるマイクロコンピュー
タ602 のプログラムとに従い、送風機206 、2つのスパ
ーカ208 、209 、元電磁弁302 、比例弁303 、第1給湯
開閉弁304 、第2給湯開閉弁305、追焚開閉弁306 、湯
張り電磁弁408 、循環ポンプ504 を通電制御して、給
湯、湯張り、追焚を行うものである。
【0022】また、制御装置600 のマイクロコンピュー
タ602 には、給湯を単独で運転する給湯単独制御機能60
3 、追焚を単独で運転する追焚単独制御機能604 、給湯
と追焚とを同時に行う給湯追焚同時制御機能605 がプロ
グラミングされ、それぞれの運転状態に適切な比例弁30
3 の開度と送風機206 の空気供給量が得られるように設
けられている。
【0023】給湯単独制御機能603 は、給湯指示が与え
られると、給湯単独点火機能603aによって第1、第2給
湯バーナ203 、204 に、点火、着火を行なう。そして、
第1、第2給湯バーナ203 、204 の着火確認後、給湯要
求に応じた湯を供給できるように、送風機206 の回転数
および比例弁303 の開度を制御する。給湯単独点火機能
603aは、第1、第2給湯バーナ203 、204 に、点火を行
なう点火動作を行うプログラムで、給湯単独点火機能60
3aの点火動作は、まずプリパージ運転を行い、元電磁弁
302 、第1、第2給湯開閉弁304 、305 を開き、送風機
206 による燃焼用空気の供給量を第1、第2給湯バーナ
203 、204 の着火が容易な供給量とし、スパーカ208 を
作動させ、比例弁303 の開度を制御して、第1、第2給
湯バーナ203 、204 が着火し易い所定量のガス量(給湯
点火用供給量、例えば最大ガス量が36000kcal のとき点
火時のガス量が18000kcal )を第1、第2給湯バーナ20
3 、204 に供給する。その後、フレームロッド210 で着
火検出すると、給湯要求に応じた湯を供給できるよう
に、送風機206 の回転数および比例弁303 の開度を制御
する。
【0024】追焚単独制御機能604 には、追焚指示が与
えられると、追焚単独点火機能604aによって追焚バーナ
205 に、点火を行なう。そして、追焚バーナ205 の着火
確認後、追焚バーナ205 で最大燃焼が成されるように、
送風機206 の回転数および比例弁303 の開度を制御す
る。追焚単独点火機能604aは、追焚バーナ205 に、点火
を行なう点火動作を行うプログラムで、追焚単独点火機
能604aの点火動作は、まずプリパージ運転を行い、元電
磁弁302 、追焚開閉弁306 を開き、送風機206 による燃
焼用空気の供給量を追焚バーナ205 の着火が容易な供給
量とし、スパーカ209 を作動させ、比例弁303 の開度を
制御して、追焚バーナ205 が着火し易い所定量のガス量
(追焚点火用供給量、例えば固定供給量が10000kcal の
とき点火時のガス量が5000kcal)を追焚バーナ205 に供
給する。その後、フレームロッド211 で着火を検出する
と、追焚バーナ205 で最大燃焼が成されるように、送風
機206 の回転数および比例弁303 の開度を制御する。
【0025】給湯追焚同時制御機能605 は、使用者の希
望する出湯温度が得られるように、比例弁303 の開度
を、給湯運転に応じて制御する。また、給湯追焚同時制
御機能605 には、給湯運転中に追焚バーナ205 に点火を
行う給湯中追焚点火機能605a、追焚運転中に第1、第2
給湯バーナ203 、204 に点火を行う追焚中給湯点火機能
605bがプログラミングされている。なお、給湯運転と追
焚運転とが同時に運転開始指示が与えられた場合は、ま
ず、第1、第2給湯バーナ203 、204 の点火を行い、そ
の着火確認後に給湯中追焚点火機能605aによって追焚バ
ーナ205 に点火を行うようにプログラミングされてい
る。
【0026】給湯中追焚点火機能605aについて説明す
る。給湯中追焚点火機能605aは、給湯運転中に追焚指示
が与えられると作動するプログラムで、追焚指示が与え
られると、循環ポンプ504 を作動させて、追焚開閉弁30
6 を開き、スパーカ209 を作動させるとともに、追焚指
示が与えられた時点で第1、第2給湯バーナ203 、204
に供給されているガス量を保持するように、比例弁303
の開度を調節する。具体的には、追焚指示が与えられた
時点で、追焚開閉弁306 が開かれ、第1、第2給湯バー
ナ203 、204 に供給されていたガスが追焚バーナ205 に
流れ込み、第1、第2給湯バーナ203 、204 に供給され
るガス量が減少しようとしても、第1、第2給湯バーナ
203 、204 に供給されるガス量が変化しないように比例
弁303 の開度を大きく制御するものである。なお、フレ
ームロッド211 により、追焚バーナ205 の着火が確認さ
れると、第1、第2給湯バーナ203 、204 へ給湯運転の
要求に応じたガス量が供給されるように、比例弁303 を
制御する。
【0027】また、給湯中追焚点火機能605aには、追焚
バーナ205の点火中に、追焚バーナ205 が着火し易い空
燃比となるように燃焼用空気量、つまり送風機206 を制
御するように設けられている。具体的には、給湯器1の
使用ガスがLPガスの場合は、追焚バーナ205 に供給さ
れるガス量に対してややガスリッチとなるように送風機
206 の回転速度を抑える。逆に、給湯器1の使用ガスが
都市ガス、天然ガスの場合は、追焚バーナ205 に供給さ
れるガス量に対してややエアリッチとなるように送風機
206 の回転速度を上昇させる。なお、送風機206 と比例
弁303 とが同時制御される場合は、送風機206 を制御す
る。送風機206 の回転速度に応じて比例弁303 の開度を
制御する場合や比例弁303 の開度に応じて送風機206 の
回転速度を制御する場合は、送風機206 の回転速度を変
化させても比例弁303 の開度が影響を受けないように、
送風機206 と比例弁303 の双方を制御する。
【0028】さらに、給湯中追焚点火機能605aには、未
着火時の点火動作を短くして、点火動作を複数回繰り返
すリトライ機能を備える。このリトライ機能は、追焚バ
ーナの点火時間である給湯中追焚点火時間を、追焚運転
や給湯運転を単独で開始する場合や、追焚中に給湯運転
を開始する場合の点火時間(追焚単独点火時間、給湯単
独点火時間、追焚中給湯点火時間)の例えば12秒に比
較して、例えば3秒などと短く設定される。そして、こ
の給湯中追焚点火時間中に、追焚バーナ205 が着火しな
い場合は、その後所定時間(例えば4秒)に亘って給湯
単独運転を行い、所定時間経過後、再び給湯中追焚点火
時間に亘って追焚バーナ205 の点火を行う。そして、こ
のリトライを所定回数(例えば4回)行っても着火しな
い場合は、給湯中追焚点火機能605aには失火と判断し、
制御装置600 によって周知の失火時に対応した動作を行
う。
【0029】追焚中給湯点火機能605bについて説明す
る。追焚中給湯点火機能605bは、追焚運転中に給湯指示
が与えられると作動するプログラムで、給湯指示が与え
られると、第1給湯開閉弁304 、必要であれば第2給湯
開閉弁305 を開き、スパーカ208 を作動させるととも
に、追焚バーナ205 に供給されるガス量をある所定量と
して、第1、第2給湯バーナ203 、204 が着火し易いガ
ス量とする。つまり第1、第2給湯バーナ203 、204 に
供給されるガス量が、給湯点火用供給量と同じ、あるい
はほぼ同じとされる。なお、フレームロッド210 によ
り、第1給湯バーナ203 の着火が確認されると、給湯運
転に応じて比例弁303 の開度が制御される。
【0030】さらに、制御装置600 のマイクロコンピュ
ータ602 には、給湯運転中の追焚点火動作中(給湯中追
焚点火機能605aの作動中)に、給湯運転の停止指示が与
えられた場合に作動する点火ステップ変更機能606 と、
追焚運転中の給湯点火動作中(追焚中給湯点火機能605b
の作動中)に、追焚運転の停止指示が与えられた場合に
作動する点火ステップ移行機能607 とがプログラミング
されている。
【0031】点火ステップ変更機能606 について説明す
る。点火ステップ変更機能606 は、給湯運転中の追焚点
火動作中に、給湯運転の停止指示が与えられると作動す
るプログラムで、給湯停止指示が与えられると、給湯運
転と給湯中追焚点火動作の両方を停止し(つまり追焚機
能付き給湯器100 の停止状態)、新たに追焚単独点火機
能604 によって、追焚バーナ205 に着火し易い追焚点火
用供給量のガスを供給し、追焚バーナ205 を点火して、
追焚運転を開始するのである。
【0032】点火ステップ移行機能607 について説明す
る。点火ステップ移行機能607 は、追焚運転中の給湯点
火動作中に、追焚運転の停止指示が与えられると作動す
るプログラムで、追焚停止指示が与えられると、追焚運
転を停止するとともに、追焚中給湯点火機能605bの点火
動作から給湯単独点火機能603aの点火動作へ移行させ
て、点火動作を継続させる。具体的には、追焚運転停止
指示が与えられると、給湯点火動作を、追焚運転停止指
示が与えられた時点における追焚中給湯点火動作の点火
ステップに相当する給湯単独点火動作の点火ステップへ
移行させる。
【0033】〔実施例の作動〕次に、本発明にかかる上
記実施例の作動を簡単に説明する。給湯運転中に追焚指
示が与えられると、まず、循環ポンプ504 を作動させ
て、追焚水配管500 に水流を生じさせる。そして、追焚
水流スイッチ502 がONすると、追焚開閉弁306 を開き、
スパーカ209 を作動させるとともに、第1、第2給湯バ
ーナ203 、204 に供給されるガス量を、追焚指示が与え
られた時点のガス量で保持し、送風機206 を制御して追
焚バーナ205 の空燃比を着火し易い空燃比とする。
【0034】この給湯運転中における追焚点火動作中
に、給湯運転を停止する指示が与えられると、給湯運転
を停止するとともに、実行していた追焚点火動作も停止
する。つまり、送風機206 、スパーカ209 、元電磁弁30
2 、比例弁303 、第1、第2給湯開閉弁304 、305 、追
焚開閉弁306 、湯張り電磁弁408 、循環ポンプ504 な
ど、給湯運転と、追焚点火動作にかかる電気機能部品の
通電を停止する。そして、新たに追焚単独点火機能604a
の点火動作によって最初の点火ステップ(プリパージ運
転)から追焚点火動作を開始する。そして、追焚バーナ
205 が着火したら、追焚バーナ205 で最大燃焼が成され
るように、送風機206 の回転数および比例弁303 の開度
を制御する。
【0035】追焚運転中に給湯指示が与えられると、ま
ず、追焚バーナ205 に供給されるガス量を所定量に変更
するとともに、第1、第2給湯開閉弁304 、305 を開
く。追焚バーナ205 に供給されるガス量を所定量にする
と、第1、第2給湯バーナ203、204 に供給されるガス
量は、給湯点火用供給量と同じかほぼ同じになる。そし
て、送風機206 を制御して第1、第2給湯バーナ203 、
204 の空燃比を着火し易い空燃比とする。
【0036】この追焚運転中における給湯点火動作中
に、追焚運転を停止する指示が与えられると、追焚運転
を停止し、給湯点火動作は継続する。つまり、追焚開閉
弁306、湯張り電磁弁408 、循環ポンプ504 など、追焚
運転にかかる電気機能部品の通電を停止する。同時に、
給湯点火動作を、追焚運転停止指示が与えられた時点に
おける追焚中給湯点火動作の点火ステップに相当する給
湯単独点火動作の点火ステップへ移行し、点火動作を継
続する。そして、第1、第2給湯バーナ203 、204 が着
火したら、設定温度や水量などの給湯要求に応じて、送
風機206 の回転数および比例弁303 の開度を制御する。
【0037】〔実施例の効果〕本実施例の追焚機能付き
給湯器100 は、給湯中の追焚点火動作中に、給湯運転を
停止する指示が与えられると、給湯中追焚点火動作を停
止して、追焚単独点火機能604aの点火ステップを利用し
て追焚点火動作を開始する。この結果、点火過渡期にお
ける複雑な点火制御を必要とせず、結果的に点火の制御
を簡素化して制御装置にかかるコストを低く抑えること
ができる。
【0038】また、追焚中の給湯点火動作中に、追焚運
転を停止する指示が与えられると、実行中の追焚中給湯
点火動作の点火ステップから、給湯単独点火動作の点火
ステップにスライドさせて給湯点火動作を継続する。つ
まり、点火動作を短くでき、使用者の出湯要求に対し
て、素早く出湯でき、使い勝手が優れる。また、給湯単
独点火機能603aの点火動作へスライドする、給湯単独点
火機能603aを利用した制御のため、点火過渡期における
制御が単純化でき、制御装置にかかるコストを低く抑え
ることができる。
【0039】〔変形例〕上記の実施例では、燃料の一例
としてガスを示したが、灯油など液体燃料を用いても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の概略構成図である。
【図2】第2発明の概略構成図である。
【図3】第3発明の概略構成図である。
【図4】実施例を示す追焚機能付き給湯器の概略図であ
る。
【符号の説明】
1 追焚機能付き給湯器 2 給湯バーナ 3 追焚バーナ 4 燃料供給路 5 比例弁 6 給湯開閉弁 7 追焚開閉弁 8 給湯熱交換器 9 追焚熱交換器 10 制御装置 11 追焚単独点火機能 12 給湯中追焚点火機能 13 点火ステップ変更機能 14 給湯単独点火機能 15 追焚中給湯点火機能 16 点火ステップ移行機能

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給湯バーナと、追焚バーナと、前記給湯
    バーナおよび前記追焚バーナへ、燃料の供給を行う燃料
    供給路に設けられ、通電量に応じた燃料を、前記給湯バ
    ーナおよび前記追焚バーナへ供給する1つの比例弁と、
    この比例弁と前記給湯バーナとの間に設けられ、前記給
    湯バーナへの燃料の供給の断続を行う給湯開閉弁と、前
    記比例弁と前記追焚バーナとの間に設けられ、前記追焚
    バーナへの燃料の供給の断続を行う追焚開閉弁と、前記
    給湯バーナで発生した熱と給水口から供給され出湯口よ
    り流出する水とを熱交換する給湯熱交換器と、前記追焚
    バーナで発生した熱と浴槽から供給され再び前記浴槽へ
    流出する浴槽の水とを熱交換する追焚熱交換器と、前記
    比例弁、前記給湯開閉弁、前記追焚開閉弁を通電制御し
    て、給湯および追焚を行う制御装置とを備えた追焚機能
    付き給湯器であって、 前記制御装置は、 (a1)追焚単独運転を開始するべく、前記追焚バーナに点
    火を行う場合、前記追焚バーナに供給される燃料供給量
    を、前記追焚バーナが着火し易い所定の追焚点火用供給
    量として前記追焚バーナに点火動作を行う追焚単独点火
    機能、 (b1)給湯運転中に、前記追焚バーナに点火を行う場合、
    前記給湯バーナに供給される燃料供給量を、追焚運転を
    開始する時点の量で一定に保持し、この保持した状態
    で、前記追焚バーナに燃料を供給して前記追焚バーナに
    点火動作を行う給湯中追焚点火機能、 (c1)給湯運転中における追焚点火動作中に、給湯運転を
    停止する指示が与えられた場合、給湯運転を停止すると
    ともに前記給湯中追焚点火機能の点火動作も停止し、前
    記追焚単独機能による点火動作によって、最初の点火ス
    テップから追焚点火動作を開始する点火ステップ変更機
    能を備える、ことを特徴とする追焚機能付き給湯器。
  2. 【請求項2】 給湯バーナと、追焚バーナと、前記給湯
    バーナおよび前記追焚バーナへ、燃料の供給を行う燃料
    供給路に設けられ、通電量に応じた燃料を、前記給湯バ
    ーナおよび前記追焚バーナへ供給する1つの比例弁と、
    この比例弁と前記給湯バーナとの間に設けられ、前記給
    湯バーナへの燃料の供給の断続を行う給湯開閉弁と、前
    記比例弁と前記追焚バーナとの間に設けられ、前記追焚
    バーナへの燃料の供給の断続を行う追焚開閉弁と、前記
    給湯バーナで発生した熱と給水口から供給され出湯口よ
    り流出する水とを熱交換する給湯熱交換器と、前記追焚
    バーナで発生した熱と浴槽から供給され再び前記浴槽へ
    流出する浴槽の水とを熱交換する追焚熱交換器と、前記
    比例弁、前記給湯開閉弁、前記追焚開閉弁を通電制御し
    て、給湯および追焚を行う制御装置とを備えた追焚機能
    付き給湯器であって、 前記制御装置は、 (a2)給湯単独運転を開始するべく、前記給湯バーナに点
    火を行う場合、前記給湯バーナに供給される燃料供給量
    を、前記給湯バーナが着火し易い所定の給湯点火用供給
    量として前記給湯バーナに点火動作を行う給湯単独点火
    機能、 (b2)追焚運転中に、前記給湯バーナに点火を行う場合、
    前記追焚バーナに供給される燃料供給量を、所定量に変
    更して、前記給湯バーナに供給される燃料の供給量を前
    記給湯点火用供給量と同じまたは近くし、前記給湯バー
    ナに点火動作を行う追焚中給湯点火機能、 (c2)追焚運転中における給湯点火動作中に、追焚運転を
    停止する指示が与えられた場合、追焚運転を停止すると
    ともに、前記追焚中給湯点火機能による点火動作の点火
    ステップから、実行中の追焚中給湯点火動作の点火ステ
    ップに相当する前記給湯単独点火機能の点火動作の点火
    ステップに移行させて給湯点火動作を継続する点火ステ
    ップ移行機能を備える、ことを特徴とする追焚機能付き
    給湯器。
  3. 【請求項3】 給湯バーナと、追焚バーナと、前記給湯
    バーナおよび前記追焚バーナへ、燃料の供給を行う燃料
    供給路に設けられ、通電量に応じた燃料を、前記給湯バ
    ーナおよび前記追焚バーナへ供給する1つの比例弁と、
    この比例弁と前記給湯バーナとの間に設けられ、前記給
    湯バーナへの燃料の供給の断続を行う給湯開閉弁と、前
    記比例弁と前記追焚バーナとの間に設けられ、前記追焚
    バーナへの燃料の供給の断続を行う追焚開閉弁と、前記
    給湯バーナで発生した熱と給水口から供給され出湯口よ
    り流出する水とを熱交換する給湯熱交換器と、前記追焚
    バーナで発生した熱と浴槽から供給され再び前記浴槽へ
    流出する浴槽の水とを熱交換する追焚熱交換器と、前記
    比例弁、前記給湯開閉弁、前記追焚開閉弁を通電制御し
    て、給湯および追焚を行う制御装置とを備えた追焚機能
    付き給湯器であって、 前記制御装置は、 (a1)追焚単独運転を開始するべく、前記追焚バーナに点
    火を行う場合、前記追焚バーナに供給される燃料供給量
    を、前記追焚バーナが着火し易い所定の追焚点火用供給
    量として前記追焚バーナに点火動作を行う追焚単独点火
    機能、 (a2)給湯単独運転を開始するべく、前記給湯バーナに点
    火を行う場合、前記給湯バーナに供給される燃料供給量
    を、前記給湯バーナが着火し易い所定の給湯点火用供給
    量として前記給湯バーナに点火動作を行う給湯単独点火
    機能、 (b1)給湯運転中に、前記追焚バーナに点火を行う場合、
    前記給湯バーナに供給される燃料供給量を、追焚運転を
    開始する時点の量で一定に保持し、この保持した状態
    で、前記追焚バーナに燃料を供給して前記追焚バーナに
    点火動作を行う給湯中追焚点火機能、 (b2)追焚運転中に、前記給湯バーナに点火を行う場合、
    前記追焚バーナに供給される燃料供給量を、所定量に変
    更して、前記給湯バーナに供給される燃料の供給量を前
    記給湯点火用供給量と同じまたは近くし、前記給湯バー
    ナに点火動作を行う追焚中給湯点火機能、 (c1)給湯運転中における追焚点火動作中に、給湯運転を
    停止する指示が与えられた場合、給湯運転を停止すると
    ともに前記給湯中追焚点火機能の点火動作も停止し、前
    記追焚単独機能による点火動作によって、最初の点火ス
    テップから追焚点火動作を開始する点火ステップ変更機
    能、 (c2)追焚運転中における給湯点火動作中に、追焚運転を
    停止する指示が与えられた場合、追焚運転を停止すると
    ともに、前記追焚中給湯点火機能による点火動作の点火
    ステップから、実行中の追焚中給湯点火動作の点火ステ
    ップに相当する前記給湯単独点火機能の点火動作の点火
    ステップに移行させて給湯点火動作を継続する点火ステ
    ップ移行機能を備える、ことを特徴とする追焚機能付き
    給湯器。
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