JPH0539912A - 脱臭装置 - Google Patents
脱臭装置Info
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- JPH0539912A JPH0539912A JP3196532A JP19653291A JPH0539912A JP H0539912 A JPH0539912 A JP H0539912A JP 3196532 A JP3196532 A JP 3196532A JP 19653291 A JP19653291 A JP 19653291A JP H0539912 A JPH0539912 A JP H0539912A
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- JP
- Japan
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- gas
- combustion chamber
- heat exchanger
- heat
- burner
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- Chimneys And Flues (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 悪臭成分、塵埃等の有害成分を含むガスをク
リーンなガスとすると共に、ガス中のばい菌も死滅させ
ることができる脱臭装置を提供する。 【構成】 交互に異る位置に開口部１０′，１１′を有
し互いに間隔をおいて配置された複数のセラミックス多
孔板１０ａ，１０ｂ，１１ａ，１１ｂ，１１ｃ，１１ｄ
によって前後が区切られ被処理ガスが導入される燃焼室
３、同燃焼室３内に高温の火災を放射するバーナ４、及
び前記燃焼室３からの排ガスの排出経路に設けられ同排
ガスと燃焼室３へ導入される被処理ガスの間に熱交換を
行なう熱交換器２を備えた。
リーンなガスとすると共に、ガス中のばい菌も死滅させ
ることができる脱臭装置を提供する。 【構成】 交互に異る位置に開口部１０′，１１′を有
し互いに間隔をおいて配置された複数のセラミックス多
孔板１０ａ，１０ｂ，１１ａ，１１ｂ，１１ｃ，１１ｄ
によって前後が区切られ被処理ガスが導入される燃焼室
３、同燃焼室３内に高温の火災を放射するバーナ４、及
び前記燃焼室３からの排ガスの排出経路に設けられ同排
ガスと燃焼室３へ導入される被処理ガスの間に熱交換を
行なう熱交換器２を備えた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】ゴミ焼却炉にて発生する悪臭成分
等の有害物質を含むガスをクリーンな乾燥気体として大
気中へ放出する際に用いる脱臭装置に関する。
等の有害物質を含むガスをクリーンな乾燥気体として大
気中へ放出する際に用いる脱臭装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２に従来の焼却炉等に備えられている
脱臭技術の系統図を示す。１６は水洗塔、１７はブロ
ワ、１８は熱交換器、１９は加熱室、２０は触媒槽、矢
印はガスや流体の流れを示す。
脱臭技術の系統図を示す。１６は水洗塔、１７はブロ
ワ、１８は熱交換器、１９は加熱室、２０は触媒槽、矢
印はガスや流体の流れを示す。
【０００３】悪臭成分、塵埃、煤煙等の有害物質を含む
ガスは、まず水洗塔１６で水洗されて、塵埃等の固形物
やミストが洗い流される。
ガスは、まず水洗塔１６で水洗されて、塵埃等の固形物
やミストが洗い流される。
【０００４】次にブロワ１７で加圧されて熱交換器１８
を通り、加熱室１９へ入り、そこで２５０〜３００℃程
度に加熱されてから触媒槽２０に流入する。ここで悪臭
ガスは酸化分解されて無臭となった後、熱交換器１８で
加熱室へ流入する有害物質を含むガスを加熱してから外
部へ排出される。
を通り、加熱室１９へ入り、そこで２５０〜３００℃程
度に加熱されてから触媒槽２０に流入する。ここで悪臭
ガスは酸化分解されて無臭となった後、熱交換器１８で
加熱室へ流入する有害物質を含むガスを加熱してから外
部へ排出される。
【０００５】この装置は脱臭を触媒で行うものであり、
触媒に塵埃やミストが付着すると、その機能が低下する
ので、塵埃やミストはその前段階で水洗で除去するよう
になっている。
触媒に塵埃やミストが付着すると、その機能が低下する
ので、塵埃やミストはその前段階で水洗で除去するよう
になっている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来の脱臭装置
においては次のような欠点がある。 （１）触媒には通常白金のコーティングがなされてお
り、かつ１〜２年で交換しなければならないので、コス
ト高となる。 （２）水洗塔の設備費や運転費が高い。また水洗後の廃
水処理の問題があり、そのコストも考慮する必要があ
る。 （３）水洗と比較的低温加熱の工程をもちいているの
で、ばい菌の処理に問題がある。
においては次のような欠点がある。 （１）触媒には通常白金のコーティングがなされてお
り、かつ１〜２年で交換しなければならないので、コス
ト高となる。 （２）水洗塔の設備費や運転費が高い。また水洗後の廃
水処理の問題があり、そのコストも考慮する必要があ
る。 （３）水洗と比較的低温加熱の工程をもちいているの
で、ばい菌の処理に問題がある。
【０００７】本発明は、以上の従来の脱臭装置の欠点を
解決し、低コストかつコンパクトで、さらにばい菌の完
全死滅も可能な脱臭装置を提供しようとするものであ
る。
解決し、低コストかつコンパクトで、さらにばい菌の完
全死滅も可能な脱臭装置を提供しようとするものであ
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の脱臭装置は、交
互に異なる位置に開口部を有し互いに間隔をおいて配置
された複数のセラミックス多孔板で前後が区切られ被処
理ガスが導入される燃焼室、同燃焼室内に高温の火炎を
放射するバーナ、及び前記燃焼室からの排ガスの排出経
路に設けられ同排ガスと前記燃焼室へ導入される被処理
ガスとの間に熱交換を行なう熱交換器を備えている。
互に異なる位置に開口部を有し互いに間隔をおいて配置
された複数のセラミックス多孔板で前後が区切られ被処
理ガスが導入される燃焼室、同燃焼室内に高温の火炎を
放射するバーナ、及び前記燃焼室からの排ガスの排出経
路に設けられ同排ガスと前記燃焼室へ導入される被処理
ガスとの間に熱交換を行なう熱交換器を備えている。
【０００９】
【作用】本発明では、悪臭成分等を含む被処理ガスは、
熱交換器において燃焼室の排ガスと熱交換してその温度
が上昇した状態で燃焼室へ流入し、バーナから放射され
る高温の火災によって悪臭成分等の有害成分が加熱分解
される。
熱交換器において燃焼室の排ガスと熱交換してその温度
が上昇した状態で燃焼室へ流入し、バーナから放射され
る高温の火災によって悪臭成分等の有害成分が加熱分解
される。
【００１０】さらに、前記バーナの火炎と同バーナによ
る加熱によって高温となった燃焼室内のガスからの熱伝
達によって燃焼室の前後を区切る複数のセラミックス多
孔板が高温になり、これら多孔板の間に高温雰囲気が形
成される。
る加熱によって高温となった燃焼室内のガスからの熱伝
達によって燃焼室の前後を区切る複数のセラミックス多
孔板が高温になり、これら多孔板の間に高温雰囲気が形
成される。
【００１１】燃焼室を構成する複数のセラミックス多孔
板の開口部は交互に異なる位置に設けてあるので、ガス
は複数のセラミックス多孔板の間の高温雰囲気を蛇行す
るような形で進む。高温雰囲気を蛇行状に進むことによ
って、ガスはセラミックス多孔板から十分な輻射熱を受
けるので、ガスが通過する時、含有されている有害成分
は一層完全に加熱分解される。従って、このような処理
を経て燃焼室から排出されるガスはクリーンなものとな
っている。
板の開口部は交互に異なる位置に設けてあるので、ガス
は複数のセラミックス多孔板の間の高温雰囲気を蛇行す
るような形で進む。高温雰囲気を蛇行状に進むことによ
って、ガスはセラミックス多孔板から十分な輻射熱を受
けるので、ガスが通過する時、含有されている有害成分
は一層完全に加熱分解される。従って、このような処理
を経て燃焼室から排出されるガスはクリーンなものとな
っている。
【００１２】燃焼室交流側のセラミックス多孔板を出た
クリーンな気体は、未だある程度高温の状態で排出さ
れ、熱交換器に入った高温でクリーンな気体は前記のよ
うに未処理の被処理ガスと熱交換し、熱交換器を排出さ
れるときは低温化され放出される。
クリーンな気体は、未だある程度高温の状態で排出さ
れ、熱交換器に入った高温でクリーンな気体は前記のよ
うに未処理の被処理ガスと熱交換し、熱交換器を排出さ
れるときは低温化され放出される。
【００１３】一方、この熱交換によって燃焼室へ導入さ
れる被処理ガスは高温化され、燃焼室において被処理ガ
スを加熱するバーナの燃料消費率が低減する。
れる被処理ガスは高温化され、燃焼室において被処理ガ
スを加熱するバーナの燃料消費率が低減する。
【００１４】
【実施例】本発明の一実施例を、図１によって説明す
る。
る。
【００１５】１は脱臭装置本体、３は脱臭装置本体１内
に設けられた燃焼室であり、同燃焼室３のガスの排出側
である上部に熱交換器２が連設されている。５は悪臭成
分等の有害物質を含有するガス６を熱交換器２の上部へ
供給するブロワである。ブロワ５より供給される前記ガ
ス６は、熱交換器２内に上下方向に設けられた複数の熱
交換管２′の外側を下方へ流れ、矢印７−１に示すよう
に、燃焼室３と脱臭装置本体１との間の間隙を下方へ向
かって流れるようになっている。
に設けられた燃焼室であり、同燃焼室３のガスの排出側
である上部に熱交換器２が連設されている。５は悪臭成
分等の有害物質を含有するガス６を熱交換器２の上部へ
供給するブロワである。ブロワ５より供給される前記ガ
ス６は、熱交換器２内に上下方向に設けられた複数の熱
交換管２′の外側を下方へ流れ、矢印７−１に示すよう
に、燃焼室３と脱臭装置本体１との間の間隙を下方へ向
かって流れるようになっている。
【００１６】前記燃焼室３は、上下方向に互いに間隔を
おいて配置された複数のセラミックス多孔板によってそ
の上下（前後）が区切られている。前記燃焼室３の前流
側である下方の部分には、上下方向に間隔をおいて配置
されたセラミックス多孔板１０ａ，１０ｂが設けられ、
燃焼室の後流側（排出側）である上方の部分には、上下
方向に間隔をおいて配置されたセラミックス多孔板１１
ａ，１１ｂ，１１ｃ，１１ｄが設けられている。前記セ
ラミックス多孔板１０ａ，１０ｂの各々は、開口部１
０′を備え、また、セラミックス多孔板１１ａ，１１
ｂ，１１ｃ，１１ｄは開口部１１′を備え、これらのセ
ラミックス多孔板１０ａ，１１ｂの開口部１０′とセラ
ミックス多孔板１１ａ、１１ｂ、１１ｃ、１１ｄの開口
部１１′は交互に異なる位置に千鳥状に配置されてい
る。前記セラミックス多孔板１０ａ、１０ｂ，１１ａ，
１１ｂ，１１ｃ，１１ｄは、例えば、コージエライトと
アルミナを混合して焼成したものが用いられ、受けた熱
を輻射熱として放射してそれらの間に高温雰囲気を形成
する輻射変換体を形成している。
おいて配置された複数のセラミックス多孔板によってそ
の上下（前後）が区切られている。前記燃焼室３の前流
側である下方の部分には、上下方向に間隔をおいて配置
されたセラミックス多孔板１０ａ，１０ｂが設けられ、
燃焼室の後流側（排出側）である上方の部分には、上下
方向に間隔をおいて配置されたセラミックス多孔板１１
ａ，１１ｂ，１１ｃ，１１ｄが設けられている。前記セ
ラミックス多孔板１０ａ，１０ｂの各々は、開口部１
０′を備え、また、セラミックス多孔板１１ａ，１１
ｂ，１１ｃ，１１ｄは開口部１１′を備え、これらのセ
ラミックス多孔板１０ａ，１１ｂの開口部１０′とセラ
ミックス多孔板１１ａ、１１ｂ、１１ｃ、１１ｄの開口
部１１′は交互に異なる位置に千鳥状に配置されてい
る。前記セラミックス多孔板１０ａ、１０ｂ，１１ａ，
１１ｂ，１１ｃ，１１ｄは、例えば、コージエライトと
アルミナを混合して焼成したものが用いられ、受けた熱
を輻射熱として放射してそれらの間に高温雰囲気を形成
する輻射変換体を形成している。
【００１７】４は脱臭装置本体１に設けられたバーナ
で、同バーナ４の先端は前記燃焼室３内に開口してい
る。また、前記燃焼室３の後流側（排出側）からの排出
されるガスは、前記熱交換器２の熱交換器２ａ内を通
り、熱交換器２の上部に連設された煙道９に排出される
ようになっている。
で、同バーナ４の先端は前記燃焼室３内に開口してい
る。また、前記燃焼室３の後流側（排出側）からの排出
されるガスは、前記熱交換器２の熱交換器２ａ内を通
り、熱交換器２の上部に連設された煙道９に排出される
ようになっている。
【００１８】なお、図１中黒塗りの矢印は、未処理のガ
スの流れ、白抜きの矢印は処理されたクリーンなガスの
流れを示す。
スの流れ、白抜きの矢印は処理されたクリーンなガスの
流れを示す。
【００１９】以上のように構成された本実施例におい
て、悪臭成分、塵埃、煤煙、細菌等の有害物質を含む未
処理ガス６は熱交換器２を通ってある程度まで高温化
し、矢印７−１に示すように脱臭装置本体１と燃焼室３
との間の間隙を通って下方へ流れた上、矢印７−２に示
すように、燃焼室３の下部の多孔板１０ａ，１０ｂの開
口部１０′より燃焼室３内へ流入する。このように未処
理ガス６が熱交換器２によって加熱された上燃焼室３へ
流入するため、同燃焼室３で同ガスを加熱するバーナ４
の燃料消費量を低減することができる。
て、悪臭成分、塵埃、煤煙、細菌等の有害物質を含む未
処理ガス６は熱交換器２を通ってある程度まで高温化
し、矢印７−１に示すように脱臭装置本体１と燃焼室３
との間の間隙を通って下方へ流れた上、矢印７−２に示
すように、燃焼室３の下部の多孔板１０ａ，１０ｂの開
口部１０′より燃焼室３内へ流入する。このように未処
理ガス６が熱交換器２によって加熱された上燃焼室３へ
流入するため、同燃焼室３で同ガスを加熱するバーナ４
の燃料消費量を低減することができる。
【００２０】燃焼室３内はバーナ４の火炎によって加熱
されるが、前流側のセラミックス多孔板１０ａ，１０ｂ
及び後流側のセラミックス多孔板１１ａ〜１１ｄによっ
て熱のとじ込め現象が生じているので、燃焼室３内は９
００〜１０００℃程度の温度まで加熱される。また、前
記のバーナ４の火炎の輻射によって、前流側のセラミッ
クス多孔板１０ａ，１０ｂ及び後流側のセラミックス多
孔板１１ａ〜１１ｄも高温となっている。
されるが、前流側のセラミックス多孔板１０ａ，１０ｂ
及び後流側のセラミックス多孔板１１ａ〜１１ｄによっ
て熱のとじ込め現象が生じているので、燃焼室３内は９
００〜１０００℃程度の温度まで加熱される。また、前
記のバーナ４の火炎の輻射によって、前流側のセラミッ
クス多孔板１０ａ，１０ｂ及び後流側のセラミックス多
孔板１１ａ〜１１ｄも高温となっている。
【００２１】まず前流側の高温のセラミックス多孔板１
０ａ，１０ｂとその開口部１０ で形成される蛇行状の
通路をガスが通過する。このガスは、バーナ４の火炎に
よって高温となっているセラミックス多孔板１０ａ，１
０ｂより熱輻射を受けて、ガス中に含まれる悪臭成分、
塵埃等はそこで加熱分解される。次いで前流側の多孔板
１０ａ，１０ｂの開口部１０′を通過したガスは、燃焼
室３内でバーナ４の火炎によって９００〜１０００℃程
度まで加熱され、ガス中の悪臭成分や塵埃等は更に加熱
分解される。
０ａ，１０ｂとその開口部１０ で形成される蛇行状の
通路をガスが通過する。このガスは、バーナ４の火炎に
よって高温となっているセラミックス多孔板１０ａ，１
０ｂより熱輻射を受けて、ガス中に含まれる悪臭成分、
塵埃等はそこで加熱分解される。次いで前流側の多孔板
１０ａ，１０ｂの開口部１０′を通過したガスは、燃焼
室３内でバーナ４の火炎によって９００〜１０００℃程
度まで加熱され、ガス中の悪臭成分や塵埃等は更に加熱
分解される。
【００２２】その後、ガスは後流側のセラミックス多孔
板１１ａ〜１１ｄとそれらの開口部１１′で形成される
通路を通過して流れるが、後流側のセラミックス多孔板
１１ａ〜１１ｄは、バーナ４火炎からの輻射のほかに、
加熱されたガスが多孔板の間の部分と多孔板の開口部１
１′で形成される蛇行する通路を通過することによって
一層加熱されている。したがって、後流側の多孔板１１
ａ〜１１ｄに挟まれた空間は、相対する多孔板からの輻
射熱によって高温場が保たれ、熱のとじ込め現象が生じ
ているので、ここを通過するガス中の悪臭成分や塵埃
は、セラミックス多孔板１１ａ〜１１ｄより十分な熱輻
射を受けて一層完全に加熱分解される。
板１１ａ〜１１ｄとそれらの開口部１１′で形成される
通路を通過して流れるが、後流側のセラミックス多孔板
１１ａ〜１１ｄは、バーナ４火炎からの輻射のほかに、
加熱されたガスが多孔板の間の部分と多孔板の開口部１
１′で形成される蛇行する通路を通過することによって
一層加熱されている。したがって、後流側の多孔板１１
ａ〜１１ｄに挟まれた空間は、相対する多孔板からの輻
射熱によって高温場が保たれ、熱のとじ込め現象が生じ
ているので、ここを通過するガス中の悪臭成分や塵埃
は、セラミックス多孔板１１ａ〜１１ｄより十分な熱輻
射を受けて一層完全に加熱分解される。
【００２３】このようにして、ガス中に含まれていた有
害物質は完全に焼却され、また、ガスが有していた熱は
セラミックス多孔板１１ａ〜１１ｄを加熱するために有
効に利用された後クリーンとなったガス８が燃焼室３か
ら排出される。このクリーンなガス８は熱交換器２へ入
って未処理ガス６との熱交換により低温化され、クリー
ンな乾燥気体となって煙道９へ排出される。
害物質は完全に焼却され、また、ガスが有していた熱は
セラミックス多孔板１１ａ〜１１ｄを加熱するために有
効に利用された後クリーンとなったガス８が燃焼室３か
ら排出される。このクリーンなガス８は熱交換器２へ入
って未処理ガス６との熱交換により低温化され、クリー
ンな乾燥気体となって煙道９へ排出される。
【００２４】以上の通り、本実施例では、熱交換器２で
昇温した未処理のガスがセラミックス多孔板１０ａ，１
０ｂ及び多孔板１１ａ〜１１ｄで熱がとじ込められた燃
焼室３へ導入され、かつ、高温となったセラミックス多
孔板１０ａ，１０ｂ，１１ａ〜１１ｄとその開口部１
０′，１１′で形成される蛇行した通路を通過すること
によって、ガス中の悪臭成分や塵埃等を完全に焼却する
ことができる。また、ガスは前記のように高温の状態で
処理されるために、ガス中のばい菌を完全に死滅させる
ことができる。
昇温した未処理のガスがセラミックス多孔板１０ａ，１
０ｂ及び多孔板１１ａ〜１１ｄで熱がとじ込められた燃
焼室３へ導入され、かつ、高温となったセラミックス多
孔板１０ａ，１０ｂ，１１ａ〜１１ｄとその開口部１
０′，１１′で形成される蛇行した通路を通過すること
によって、ガス中の悪臭成分や塵埃等を完全に焼却する
ことができる。また、ガスは前記のように高温の状態で
処理されるために、ガス中のばい菌を完全に死滅させる
ことができる。
【００２５】
【発明の効果】本発明は脱臭装置においては、前後が交
互に異なる位置に開口部を有し間隔をおいて配置された
複数のセラミックス多孔板で区切られた燃焼室と、同燃
焼室内に高温の火炎を放射するバーナと、前記燃焼室か
らのガスの排出経路に設けられ同ガスと前記燃焼室へ導
入される被処理ガスとの間に熱交換を行なう熱交換器を
備えたことによって、悪臭成分を始めとする有害成分を
完全に加熱分解して焼却することができる。
互に異なる位置に開口部を有し間隔をおいて配置された
複数のセラミックス多孔板で区切られた燃焼室と、同燃
焼室内に高温の火炎を放射するバーナと、前記燃焼室か
らのガスの排出経路に設けられ同ガスと前記燃焼室へ導
入される被処理ガスとの間に熱交換を行なう熱交換器を
備えたことによって、悪臭成分を始めとする有害成分を
完全に加熱分解して焼却することができる。
【００２６】また、本発明では水洗塔や触媒を用いてい
ないので、低コストかつコンパクトであり、かつ高温で
ガスの処理を行なうことによってばい菌も死滅させるこ
とができる。
ないので、低コストかつコンパクトであり、かつ高温で
ガスの処理を行なうことによってばい菌も死滅させるこ
とができる。
【図１】本発明一実施例の断面図である。
【図２】従来の脱臭装置の系統図である。
１ 脱臭装置本体 ２ 熱交換器 ２ａ 熱交換器 ３ 燃焼室 ４ バーナ ５ ブロワ ６ 未処理ガス ８ クリーンなガス ９ 煙道 １０ａ，１０ｂ セラミックス多孔板 １０′ 開口部 １１ａ，１１ｂ，１１ｃ，１１ｄ セラミックス多孔板 １１′ 開口部
Claims (1)
- 【請求項１】 交互に異なる位置に開口部を有し互いに
間隔をおいて配置された複数のセラミックス多孔板で前
後が区切られ被処理ガスが導入される燃焼室、同燃焼室
内に高温の火炎を放射するバーナ、及び前記燃焼室から
の排ガスの排出経路に設けられ同排ガスと前記燃焼室へ
導入される被処理ガスとの間に熱交換を行なう熱交換器
を備えたことを特徴とする脱臭装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3196532A JPH0539912A (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | 脱臭装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3196532A JPH0539912A (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | 脱臭装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0539912A true JPH0539912A (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=16359307
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3196532A Pending JPH0539912A (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | 脱臭装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0539912A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1182978A (ja) * | 1997-08-29 | 1999-03-26 | Tokyo Gas Co Ltd | 有機物含有排気燃焼処理装置および有機物含有排気燃焼処理装置における廃熱回収システム |
| KR100596473B1 (ko) * | 2004-05-06 | 2006-07-03 | 신한다이아몬드공업 주식회사 | 내경에 테이퍼가 형성된 코어 드릴 비트 및 절삭팁 |
| US7214351B2 (en) | 2002-03-29 | 2007-05-08 | Tosoh Corporation | Catalytic combustion reactor with a heat exchanger tube bundle housed therein, catalytic structure and method for carrying out catalytic combustion-reaction using the reactor and the catalytic structure |
-
1991
- 1991-08-06 JP JP3196532A patent/JPH0539912A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1182978A (ja) * | 1997-08-29 | 1999-03-26 | Tokyo Gas Co Ltd | 有機物含有排気燃焼処理装置および有機物含有排気燃焼処理装置における廃熱回収システム |
| US7214351B2 (en) | 2002-03-29 | 2007-05-08 | Tosoh Corporation | Catalytic combustion reactor with a heat exchanger tube bundle housed therein, catalytic structure and method for carrying out catalytic combustion-reaction using the reactor and the catalytic structure |
| JP2009034682A (ja) * | 2002-03-29 | 2009-02-19 | Tosoh Corp | 熱交換器の管束を内蔵した触媒燃焼反応器及び触媒構造体 |
| KR100596473B1 (ko) * | 2004-05-06 | 2006-07-03 | 신한다이아몬드공업 주식회사 | 내경에 테이퍼가 형성된 코어 드릴 비트 및 절삭팁 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990323 |