JPH0539808Y2 - - Google Patents

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JPH0539808Y2
JPH0539808Y2 JP16502788U JP16502788U JPH0539808Y2 JP H0539808 Y2 JPH0539808 Y2 JP H0539808Y2 JP 16502788 U JP16502788 U JP 16502788U JP 16502788 U JP16502788 U JP 16502788U JP H0539808 Y2 JPH0539808 Y2 JP H0539808Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は連続鋳造用パウダの散布装置に関
し、特に発塵防止に有効な散布装置に係るもので
ある。
[従来の技術] 鋼の連続鋳造の際、鋳造モールドの湯面に、酸
化防止、潤滑及び保温等の目的でCaO,SiO2
主成分とする粉末状或は顆粒状のパウダを供給散
布するが、通常この散布作業は人手にて行つてい
た。しかしながら、作業能率の向上やパウダ投入
量の定量化及び安全性を考慮して、機械的手段を
用いてパウダ投入を行う技術が提案されてきてい
る。
例えば本件出願人等においても、パウダホツパ
内に貯蔵したパウダを空気と共にモールド上に設
置した散布ノズルまで送給し、モールド内溶鋼表
面上に散布する、気送方式によるパウダ自動供給
装置(特願昭62−271870号)を開発し、良好な結
果を得ている。
[考案が解決しようとする課題] しかして、上記の気送方式の供給装置の場合、
顆粒状のパウダでは問題はないが、粉末状のパウ
ダの散布時には粉塵が発生し、湯面を目視で確認
することができず、パウダ散布をコントロールで
きなくなつたり、浸漬ノズルからの溶湯注入の調
整も不可能となつて溶湯がモールドから溢れ出る
危険もあつた。このため気送方式の供給装置は、
粉末状のパウダの散布にはあまり使用されていな
いのが実情であつた。
この考案はこのような問題点を解決し、パウダ
投入の際の発塵を効果的に防止でき、作業環境、
作業安全性、作業性の改善を図ることができるパ
ウダ供給装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するためのこの考案の供給装置
は、連続鋳造用パウダを搬送流体とともにモール
ド内溶鋼上方に設置した散布容器内へ供給して溶
鋼表面に散布する装置において、前記散布容器の
上部に、該散布容器内を負圧にし得る粉塵吸引配
管を接続したことを特徴とする。
また、この考案では、上記に加えて、粉塵吸引
配管の散布容器への接続部近傍に、該散布容器内
の圧力を調整するための圧力調整機構を設けたこ
とも特徴としている。
[作用] このように散布容器内を粉塵吸引配管にて負圧
にすることができるので、パウダ供給配管から散
布容器へ送給されたパウダによつて生じる粉塵は
吸引配管により吸引され、しかも散布容器下部の
パウダ吐出口よりのパウダ吐出速度を遅くでき、
発塵を抑制し得る。また、粉塵吸引配管の圧力調
整機構により、散布容器内の圧力が調整可能とな
り、吐出速度及び発塵量をコントロールできる。
[実施例] 次に、図面に基いて実施例を説明する。
第1図はこの考案のパウダ供給装置の概要を示
すもので、連鋳用のパウダはホツパ1内に収容さ
れており、その下部のフイダ(エゼクタ)2から
所要量排出され、パウダ供給配管3を経て連鋳用
モールド4上に設置された散布容器(散布ノズ
ル)5内へと送り込まれる。この場合、供給配管
3内のパウダは一定圧力にて該配管内に送り込ま
れる搬送流体、例えば空気と共に搬送され、散布
容器5へ送られる。
勿論、散布容器へのパウダ供給手段は図示の例
に限らず、他の公知の手段のものを採用しても良
い。また、図示の散布容器5は、配管3から送給
されたパウダが遠心力により旋回しながら下部か
ら吐出する、サイクロン方式のものを示したが、
他の類似の構造のものでも代替可能である。
上記散布容器5の頂部には粉塵吸引配管6の一
端が接続されており、該配管6の他端には、この
配管6を介して吸引した粉塵を捕集して固気分離
する簡易集塵機7が接続されている。この簡易集
塵機7は、散布容器5内を負圧にして粉塵及び空
気を吸引する機能を有するもので、通常用いられ
ている、例えばサイクロン方式、ベンチユリー方
式等公知のタイプの集塵機を適宜選択すればよ
い。
また、前記粉塵吸引配管6の散布容器5への接
続部近傍には、該散布容器5内の圧力(負圧)を
調整するための圧力調整機構、例えば吸引空気調
整弁8を設けている。
第2図に散布容器5とその周辺の詳細な具体例
を示しているが、図示するようにサイクロン型散
布容器5は、円筒状本体5Aとその下部に設け
た、径を絞つた形状のパウダ吐出口5Bとからな
り、該本体5Aの側面上方にはパウダ供給配管3
が、また頂部には粉塵吸引配管6の一端がそれぞ
れ取着されている。該吸引配管6の先端は本体5
A内に入り込む状態で取り付けられるが、この配
管6の本体への取付部近傍には空気取り入れ孔9
が設けられ、該孔9にはニードル弁の如き吸引空
気調整弁10が配置され、孔9から取り入れる空
気の量を調整し、散布容器5の圧力をコントロー
ルし得るようにしている。該孔9と空気調整弁1
0により、パウダ吐出圧力を調節し、吐出速度を
最適に調整し、また必要に応じて発塵量をコント
ロールする。
なお、散布容器5は、第3図に示すように、浸
漬ノズル11を中心にして、二方向に分岐した構
造のもの、或は四方向に分岐したものを採用する
ことも可能である。この場合当然粉塵吸引配管も
同様に分岐した構造となる。
また、第4図イ,ロ及び第5図イ,ロに示すも
のは、散布容器の他の例を示すもので、いずれも
散布容器15,25の吐出口15B,25Bが二
又状に分岐された構造となつている。この構造の
散布容器を用いる場合には、より均等にパウダを
溶鋼表面上に散布できる利点を有している。
さらに、前記した第3図の例ではビレツトタイ
プの鋳片を散布対象としたが、本考案においては
これに限らず、他の鋳片に対しても勿論適用可能
である。第6図イ,ロはスラブタイプの鋳片にパ
ウダを散布する散布容器を示すもので、モールド
14の長手方向に複数個(図では浸漬ノズルを挟
んで4個ずつ計8個)の散布容器35を配置した
ものを示す。33はパウダ供給配管、36は粉塵
吸引配管であり、各散布容器毎に分岐して配設さ
れている。このような散布装置によつてパウダを
溶鋼表面上にむらなく散布できる。
この考案の装置は以上のような構造であるの
で、モールド4上に設置した散布容器5から所定
のパウダを散布する場合、空気と共に供給配管3
から散布容器5内に送り込まれたパウダは、吐出
口から溶鋼表面に散布されるが、このとき吸引配
管6にて簡易集塵機7により散布容器5内が吸引
されて負圧となり、容器内で生じた粉塵は吸引配
管6を経て集塵機7に捕集される。このため溶鋼
表面上では粉塵が生ぜず、視界を妨げることはな
い。必要に応じてニードル弁10を操作して、孔
9のサイズを調整し、散布容器5内の負圧を最適
な状態(溶鋼表面で発塵せず、かつパウダ散布に
支障がない状態)に保持することができる。
[考案の効果] この考案の請求項1の散布装置によれば、粉末
状パウダを散布しても、散布ノズル部では僅かな
負圧になつているため、効果的に発塵を抑えるこ
とができ、作業環境、安全性及び作業能率性の改
善に多大の寄与を果たす。
また、この考案の請求項2の装置によれば、散
布ノズル部で圧力を調整できるため、パウダ吐出
速度や発塵量をコントロールすることが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る散布装置の一実施例を
示す全体概要図、第2図は本考案の要部である散
布容器の詳細図、第3図イ,ロはビレツトタイプ
用の散布容器の一具体例の平面図と正面図、第4
図イ,ロ及び第5図イ,ロは散布容器の他の例を
示すもので、イが平面図で、ロが断面図である。
第6図イ,ロはスラブタイプ用の散布容器の例を
示す平面図と正面図である。 1……パウダホツパ、2……フイダ、3,33
……パウダ供給配管、4……モールド、5,1
5,25,35……散布容器、6,36……粉塵
吸引配管、7……簡易集塵機、8……吸引空気調
整弁、9……空気吸引孔、10……ニードル弁、
11……浸漬ノズル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 連続鋳造用パウダを搬送流体とともにモール
    ド内溶鋼上方に設置した散布容器内へ供給して
    溶鋼表面に散布する装置において、 前記散布容器の上部に、該散布容器内を負圧
    にし得る粉塵吸引配管を接続したことを特徴と
    する連続鋳造用パウダの散布装置。 2 粉塵吸引配管の散布容器への接続部近傍に、
    該散布容器内の圧力を調整するための圧力調整
    機構を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    パウダの散布装置。
JP16502788U 1988-12-22 1988-12-22 Expired - Lifetime JPH0539808Y2 (ja)

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JPH0287546U JPH0287546U (ja) 1990-07-11
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