JPH0539775A - 非鉄金属溶湯用セラミツクポンプ - Google Patents
非鉄金属溶湯用セラミツクポンプInfo
- Publication number
- JPH0539775A JPH0539775A JP3195144A JP19514491A JPH0539775A JP H0539775 A JPH0539775 A JP H0539775A JP 3195144 A JP3195144 A JP 3195144A JP 19514491 A JP19514491 A JP 19514491A JP H0539775 A JPH0539775 A JP H0539775A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- molten metal
- cylinder
- metal
- molten
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Reciprocating Pumps (AREA)
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シリンダーとピストンの摺動を容易にするた
めの間隙を設けながら、しかもこの間隙を通って溶湯が
ピストン上方に漏れることを極力防止し、漏れ出た溶湯
がピストン上方に溜ってそのまま固化する問題に対処し
て、ピストンの円滑な摺動を確保することができる非鉄
金属溶湯用セラミックポンプを提供すること。 【構成】 シリンダー７とこれに摺動自在に内嵌するピ
ストン８を備えた非鉄金属溶湯用セラミックポンプにお
けるピストン８の外周面に、その周囲にわたって凹凸部
Ｒを形成してある。
めの間隙を設けながら、しかもこの間隙を通って溶湯が
ピストン上方に漏れることを極力防止し、漏れ出た溶湯
がピストン上方に溜ってそのまま固化する問題に対処し
て、ピストンの円滑な摺動を確保することができる非鉄
金属溶湯用セラミックポンプを提供すること。 【構成】 シリンダー７とこれに摺動自在に内嵌するピ
ストン８を備えた非鉄金属溶湯用セラミックポンプにお
けるピストン８の外周面に、その周囲にわたって凹凸部
Ｒを形成してある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、シリンダーとこれに摺
動自在に内嵌するピストンを備えた非鉄金属溶湯用セラ
ミックポンプの製造方法に関する。
動自在に内嵌するピストンを備えた非鉄金属溶湯用セラ
ミックポンプの製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般的に、この種のセラミックポンプに
あっては、シリンダーとピストンの摺動を容易にするた
めに、両者間にある程度の間隙を設けることが考えられ
ているが、ピストンの外周面は滑らかな面に形成するこ
としか考えられていなかった。
あっては、シリンダーとピストンの摺動を容易にするた
めに、両者間にある程度の間隙を設けることが考えられ
ているが、ピストンの外周面は滑らかな面に形成するこ
としか考えられていなかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構成では、ピストンをシリンダーに内嵌して摺動させる
にともない、ピストンを押し込むときにピストンとシリ
ンダーの間隙を通してピストンの上方に溶湯が漏れやす
く、これが溜ってそのまま固化すると、ピストンの円滑
な摺動が阻害され、動かなくなる虞があった。つまり、
本来ピストンの摺動を容易にするために設けられた前記
間隙が、結果的にピストンの摺動を妨げるという逆効果
をもたらす虞があった。
構成では、ピストンをシリンダーに内嵌して摺動させる
にともない、ピストンを押し込むときにピストンとシリ
ンダーの間隙を通してピストンの上方に溶湯が漏れやす
く、これが溜ってそのまま固化すると、ピストンの円滑
な摺動が阻害され、動かなくなる虞があった。つまり、
本来ピストンの摺動を容易にするために設けられた前記
間隙が、結果的にピストンの摺動を妨げるという逆効果
をもたらす虞があった。
【０００４】そこで、本発明の目的は、シリンダーとピ
ストンの摺動を容易にするための前記間隙を設けなが
ら、しかもこの間隙を通って溶湯がピストン上方に漏れ
ることを極力防止するという一見相容れない要求を同時
に実現することによって、漏れ出た溶湯がピストン上方
に溜ってそのまま固化する虞があるという従来の非鉄金
属溶湯用セラミックポンプの有する問題に対処して、ピ
ストンの円滑な摺動を確保することのできる非鉄金属溶
湯用セラミックポンプを提供することにある。
ストンの摺動を容易にするための前記間隙を設けなが
ら、しかもこの間隙を通って溶湯がピストン上方に漏れ
ることを極力防止するという一見相容れない要求を同時
に実現することによって、漏れ出た溶湯がピストン上方
に溜ってそのまま固化する虞があるという従来の非鉄金
属溶湯用セラミックポンプの有する問題に対処して、ピ
ストンの円滑な摺動を確保することのできる非鉄金属溶
湯用セラミックポンプを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明による非鉄金属溶湯用セラミックポンプの特
徴構成は、ピストンの外周面に、その周囲にわたって凹
凸部を形成してあることにあり、その作用効果は次の通
りである。
め、本発明による非鉄金属溶湯用セラミックポンプの特
徴構成は、ピストンの外周面に、その周囲にわたって凹
凸部を形成してあることにあり、その作用効果は次の通
りである。
【０００６】
【作用】ピストンの外周面に、その周囲にわたって凹凸
部を形成してあると、ピストンを押し込むときに前記間
隙を通ってピストン上方に向かう溶湯の流路に、広い所
と狭い所が形成されるために、流れが乱されて不均一に
なる。従って、ピストンの外周面全体を滑らかに形成し
てあったために前記間隙を通って上昇する層流状の均一
な溶湯の流れが生ずる従来の非鉄金属溶湯用セラミック
ポンプに比べて、本発明の構成による場合は、前記狭い
ところの間隙が従来と同じであったとしても、つまり、
平均的な間隙は従来よりも広くなっているにも拘らず、
不均一な流れが生ずるために流路抵抗はむしろ大きくな
るので、溶湯がピストン上方に漏れ出ることが最小限に
抑えられる。
部を形成してあると、ピストンを押し込むときに前記間
隙を通ってピストン上方に向かう溶湯の流路に、広い所
と狭い所が形成されるために、流れが乱されて不均一に
なる。従って、ピストンの外周面全体を滑らかに形成し
てあったために前記間隙を通って上昇する層流状の均一
な溶湯の流れが生ずる従来の非鉄金属溶湯用セラミック
ポンプに比べて、本発明の構成による場合は、前記狭い
ところの間隙が従来と同じであったとしても、つまり、
平均的な間隙は従来よりも広くなっているにも拘らず、
不均一な流れが生ずるために流路抵抗はむしろ大きくな
るので、溶湯がピストン上方に漏れ出ることが最小限に
抑えられる。
【０００７】
【発明の効果】従って、従来の非鉄金属溶湯用セラミッ
クポンプのように、ピストン上方に漏れ出した溶湯が固
まることによってピストンの動きが妨げられることがな
く、常に円滑なピストンの摺動が確保される非鉄金属溶
湯用セラミックポンプを提供することができた。
クポンプのように、ピストン上方に漏れ出した溶湯が固
まることによってピストンの動きが妨げられることがな
く、常に円滑なピストンの摺動が確保される非鉄金属溶
湯用セラミックポンプを提供することができた。
【０００８】
【実施例】以下、本発明による実施例を図に基づいて説
明する。図１に、本発明による非鉄金属溶湯用セラミッ
クポンプ１の使用状況の概要を示す。溶湯保持炉２から
アルミニウム、亜鉛等の非鉄金属の溶湯３をダイキャス
トマシン４に給湯するように、非鉄金属溶湯用セラミッ
クポンプ１を溶湯保持炉２内に配してある。前記ダイキ
ャストマシン４は、溶湯受入口１２からプランジャース
リーブ１３内に受け入れた溶湯３を、プランジャー１４
で金型１５内に圧入するようにしてある。前記非鉄金属
溶湯用セラミックポンプ１は、溶湯３を吸入するシリン
ダー吸込口５と、吸入した溶湯３を吐出するシリンダー
吐出口６とを備えたセラミック製シリンダー７を設け、
セラミック製ピストン８を、前記シリンダー７に上下摺
動自在に内嵌して設けてある。前記シリンダー７は、吸
込口５が溶湯３中に浸漬される状態で、垂直に配置し、
前記ピストン８は、ピストンロッド１６を介して、ピス
トン駆動装置１８で上下に摺動させるようにしてある。
前記ピストン８の外周面は、図２に要部縦断面図を示す
ように、その周囲にわたって上下方向に等間隔に環状溝
部Ｇを形成した凹凸部Ｒを形成してある。 前記シリン
ダー吸込口５はシリンダー側壁のピストン行程範囲内の
高さに配置し、ピストン吐出口６はシリンダー側壁のピ
ストン行程範囲よりもやや低い位置に配置してある。
又、前記シリンダー吐出口６に連通接続するセラミック
製溶湯輸送管９を設け、溶湯輸送管９の他端に図１に示
すように溶湯供給口１０を設けてある。上記の構成によ
り、従来の非金属溶湯用セラミックポンプのように、ピ
ストン上方に漏れ出た溶湯が固まって、これによってピ
ストンの動きが妨げられるということがなく、常に円滑
なピストンの摺動が確保される非鉄金属溶湯用セラミッ
クポンプを提供することができた。
明する。図１に、本発明による非鉄金属溶湯用セラミッ
クポンプ１の使用状況の概要を示す。溶湯保持炉２から
アルミニウム、亜鉛等の非鉄金属の溶湯３をダイキャス
トマシン４に給湯するように、非鉄金属溶湯用セラミッ
クポンプ１を溶湯保持炉２内に配してある。前記ダイキ
ャストマシン４は、溶湯受入口１２からプランジャース
リーブ１３内に受け入れた溶湯３を、プランジャー１４
で金型１５内に圧入するようにしてある。前記非鉄金属
溶湯用セラミックポンプ１は、溶湯３を吸入するシリン
ダー吸込口５と、吸入した溶湯３を吐出するシリンダー
吐出口６とを備えたセラミック製シリンダー７を設け、
セラミック製ピストン８を、前記シリンダー７に上下摺
動自在に内嵌して設けてある。前記シリンダー７は、吸
込口５が溶湯３中に浸漬される状態で、垂直に配置し、
前記ピストン８は、ピストンロッド１６を介して、ピス
トン駆動装置１８で上下に摺動させるようにしてある。
前記ピストン８の外周面は、図２に要部縦断面図を示す
ように、その周囲にわたって上下方向に等間隔に環状溝
部Ｇを形成した凹凸部Ｒを形成してある。 前記シリン
ダー吸込口５はシリンダー側壁のピストン行程範囲内の
高さに配置し、ピストン吐出口６はシリンダー側壁のピ
ストン行程範囲よりもやや低い位置に配置してある。
又、前記シリンダー吐出口６に連通接続するセラミック
製溶湯輸送管９を設け、溶湯輸送管９の他端に図１に示
すように溶湯供給口１０を設けてある。上記の構成によ
り、従来の非金属溶湯用セラミックポンプのように、ピ
ストン上方に漏れ出た溶湯が固まって、これによってピ
ストンの動きが妨げられるということがなく、常に円滑
なピストンの摺動が確保される非鉄金属溶湯用セラミッ
クポンプを提供することができた。
【０００９】〔別実施例〕前記ピストンの凹凸部Ｒは、
例えば図３に示すように、方形の凹部と凸部を千鳥に配
して形成したり、図４に示すように丸い穴を千鳥に配し
て形成する等、上記以外の形の凹凸部に形成してもよ
い。尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にす
るために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面
の構成に限定されるものではない。
例えば図３に示すように、方形の凹部と凸部を千鳥に配
して形成したり、図４に示すように丸い穴を千鳥に配し
て形成する等、上記以外の形の凹凸部に形成してもよ
い。尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にす
るために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面
の構成に限定されるものではない。
【図１】本発明による非鉄金属溶湯用セラミックポンプ
の実施例の使用状況の概要を示す説明図
の実施例の使用状況の概要を示す説明図
【図２】実施例における非鉄金属溶湯用セラミックポン
プの要部縦断面図
プの要部縦断面図
【図３】別実施例におけるピストンの凹凸部を示す側面
図
図
【図４】別実施例におけるピストンの凹凸部を示す側面
図
図
７ シリンダー ８ ピストン Ｒ 凹凸部
Claims (1)
- 【請求項１】 シリンダー（７）とこれに摺動自在に内
嵌するピストン（８）を備えた非鉄金属溶湯用セラミッ
クポンプであって、前記ピストン（８）の外周面に、そ
の周囲にわたって凹凸部（Ｒ）を形成してある非鉄金属
溶湯用セラミックポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3195144A JPH0539775A (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | 非鉄金属溶湯用セラミツクポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3195144A JPH0539775A (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | 非鉄金属溶湯用セラミツクポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0539775A true JPH0539775A (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=16336175
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3195144A Pending JPH0539775A (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | 非鉄金属溶湯用セラミツクポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0539775A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000061943A1 (de) * | 1999-04-10 | 2000-10-19 | Eberhard Maucher | Kolben-dosierpumpe für aggressive flüssigkeiten |
| WO2003055626A1 (en) * | 2001-12-28 | 2003-07-10 | Bbs-Riva S.P.A. | Hydraulic device for pumping molten metal and/or controlling a molten metal flow |
| EP1342917A1 (de) * | 1999-04-10 | 2003-09-10 | MAUCHER, Eberhard | Pumpeinrichtung für aggressive Flüssigkeiten |
| JP2008051072A (ja) * | 2006-08-28 | 2008-03-06 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 液圧回転機 |
-
1991
- 1991-08-05 JP JP3195144A patent/JPH0539775A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000061943A1 (de) * | 1999-04-10 | 2000-10-19 | Eberhard Maucher | Kolben-dosierpumpe für aggressive flüssigkeiten |
| EP1342917A1 (de) * | 1999-04-10 | 2003-09-10 | MAUCHER, Eberhard | Pumpeinrichtung für aggressive Flüssigkeiten |
| WO2003055626A1 (en) * | 2001-12-28 | 2003-07-10 | Bbs-Riva S.P.A. | Hydraulic device for pumping molten metal and/or controlling a molten metal flow |
| US7427190B2 (en) | 2001-12-28 | 2008-09-23 | Bbs-Riva S.P.A. | Hydraulic device for pumping molten metal and/or controlling a molten metal flow |
| JP2008051072A (ja) * | 2006-08-28 | 2008-03-06 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 液圧回転機 |
| WO2008026501A1 (fr) * | 2006-08-28 | 2008-03-06 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | Machine à rotation hydraulique |
| US8087903B2 (en) * | 2006-08-28 | 2012-01-03 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | Hydraulic rotary machine |
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