JPH053958A - パチンコホール用遊技システム - Google Patents

パチンコホール用遊技システム

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JPH053958A
JPH053958A JP18202991A JP18202991A JPH053958A JP H053958 A JPH053958 A JP H053958A JP 18202991 A JP18202991 A JP 18202991A JP 18202991 A JP18202991 A JP 18202991A JP H053958 A JPH053958 A JP H053958A
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JP
Japan
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pachinko
game
ball
balls
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JP18202991A
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English (en)
Inventor
Mitsutoshi Obara
光稔 小原
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Daikoku Denki Co Ltd
Original Assignee
Daikoku Denki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パチンコホール内での遊技、景品交換にパチ
ンコ玉を持ち歩く必要をなくすと共に、遊技客が占拠し
た状態のパチンコゲーム機が非稼働状態のまま長時間放
置される事態を未然に防止する。 【構成】 パチンコゲーム機1は、内部の玉受部2内の
封入パチンコ玉を玉発射機構3により盤面4へ発射し、
その発射玉を玉受部2へ回収する。玉発射機構3の電源
は、持ち玉数情報ΔNが記憶された遊技券が挿入口12
へ挿入されたとき、或は挿入遊技券の記憶金額情報ΔN
が玉貸スイッチ16の操作に応じて持ち玉数情報ΔNに
変換されたときに投入される。斯かる電源投入に応じて
ゲーム機1での遊技が行われたときには、上記持ち玉数
情報に対し賞球数が加算されると共に、その持ち玉数情
報から発射パチンコ玉総数が減算され、その減算結果が
遊技券に記憶される。休憩指令スイッチ16bがオンさ
れたときには、遊技券が排出されると共に、所定時間だ
け上記排出遊技券以外での遊技が禁止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコホール内での
遊技を、予め発行された遊技券を利用して行なうように
したパチンコホール用遊技システムに関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコホールにおいては、所謂キャッ
シュレス化を図るために磁気カードなどより成る遊技券
を利用することが行われている。具体的には、対価の支
払に応じてパチンコ玉数を示す遊技用データを記憶して
成る遊技券を発行すると共に、斯かる遊技券の挿入に応
じてその遊技券に記憶された遊技用データにより示され
るパチンコ玉数の範囲内でパチンコ玉を貸出す玉貸機を
各パチンコゲーム機間に設けることが考えられている。
【0003】しかしながら、このような構成では、遊技
客がパチンコゲーム機での遊技で獲得したパチンコ玉を
景品と交換する際、或は遊技対象のパチンコゲーム機を
変更する場合などにパチンコ玉を持ち歩く必要があり、
この点で不便さがあった。そこで、従来では、遊技客が
パチンコ玉を持ち歩かなくても済むようにしたパチンコ
ホール用遊技システムが考えられており、このようなシ
ステムでは、次のような構成のパチンコゲーム機が利用
される。
【0004】即ち、この種のパチンコゲーム機は、内部
に封入されたパチンコ玉を循環させながら盤面へ発射す
る動作を行う玉発射機構を備えており、この玉発射機構
によるパチンコ玉の発射は、前記遊技券の装着に応じて
その遊技券に記憶された遊技用データの範囲で許容され
る。この場合、発射パチンコ玉数(打込パチンコ玉数)
及び賞球としてのパチンコ玉数はリアルタイムで検出さ
れるようになっており、その検出結果に基づいて遊技客
の獲得パチンコ玉数及び損失パチンコ玉数が演算され、
少なくとも遊技終了時には、遊技券の記憶遊技用データ
が上記演算結果に基づいて変更され、この変更後に遊技
券が返却される構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなパチンコ
ゲーム機を含んで構成されたパチンコホール用遊技シス
テムでは、遊技客が、パチンコゲーム機から一時的に離
れる場合(たばこなどを購入しに行く場合、トイレへ行
く場合などが考えられる)に、遊技券を装着したままの
状態にしておくと、これが盗難にあう虞があり、かとい
って装着状態の遊技券を取り外して携帯した場合には、
そのパチンコゲーム機が他の遊技客に占拠されてしまう
虞がある。
【0006】このため、遊技客が遊技券を携帯した状態
でパチンコゲーム機から一時的に離れる場合には、当該
パチンコゲーム機が使用中である旨の表示をなんらかの
手段で行う必要があり、従来では、「使用中」であるこ
とを表示する目印(パチンコホール側が用意したタグ、
或は遊技客の持ち物など)をパチンコゲーム機の前に置
くことが行われる。
【0007】しかしながら、この場合には、上記のよう
な「使用中」の表示状態を利用して複数台のパチンコゲ
ーム機が一人の遊技客に不法に占拠されてしまう虞があ
り、このような不法占拠が行われた場合には、パチンコ
ゲーム機の稼働率が大きく低下してパチンコホールの売
上低下の原因となる。また、このような複数台のパチン
コゲーム機の不法占拠が行われなかった場合でも、遊技
客が「使用中」の表示を行ったまま帰ってしまった場
合、或は休憩時間が度を過ぎて長くなった場合には、矢
張パチンコゲーム機の稼働率の低下を招くことになる。
【0008】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、遊技客がパチンコ玉を持ち
歩く必要がなくなって遊技客側の利便性が向上すると共
に、遊技客が占拠した状態のパチンコゲーム機が非稼働
状態のまま長時間放置される事態を未然に防止できてパ
チンコホールの売上を高める上で有益になるなどの効果
を奏するパチンコホール用遊技システムを提供するにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、内部に封入されたパチンコ玉を循環させな
がら盤面へ発射する動作を行なう玉発射機構を備え、パ
チンコ玉の盤面への打込に応じて打込球信号を発生する
と共に、パチンコ玉の入賞に応じて賞球信号を発生する
ように構成されたパチンコゲーム機を設けた上で、パチ
ンコゲーム機と対応させて、パチンコ玉数を示す遊技用
データを記憶して成る遊技券が装着された状態で上記パ
チンコゲーム機でのパチンコ玉の発射を遊技券の記憶遊
技用データにより示されるパチンコ玉数の範囲内で許容
すると共に、その記憶遊技用データを前記打込球信号の
発生数だけ減少させる動作及び前記賞球信号の発生数に
所定の定数を乗じた数だけ増加させる動作を行なう遊技
制御装置と、遊技客による操作が可能な休憩指令スイッ
チとを設け、さらに、前記遊技制御装置に遊技券が装着
された状態で前記休憩指令スイッチがオンされたときに
その遊技制御装置に対応したパチンコゲーム機での遊技
が上記遊技券以外の遊技券で行われることを所定時間だ
け禁止する禁止装置を設ける構成としたものである。
【0010】この場合、遊技制御装置を、これに対して
遊技券が装着された状態で休憩指令スイッチがオンされ
たときにその遊技券に当該遊技制御装置を特定可能な識
別情報を記憶させると共に、他の遊技制御装置に対応し
た識別情報が記憶された遊技券が装着されたときには対
応するパチンコゲーム機でのパチンコ玉の発射を許容し
ないように構成しても良いのもである。
【0011】
【作用】パチンコゲーム機での遊技を行う場合には、対
応する遊技制御装置にパチンコ玉数を示す遊技用データ
を記憶して成る遊技券を装着する。すると、当該遊技制
御装置が、パチンコゲーム機でのパチンコ玉の発射を、
上記のように装着された遊技券の記憶遊技用データによ
り示されるパチンコ玉数の範囲内で許容するようになる
から、パチンコゲーム機での遊技が可能となる。
【0012】パチンコゲーム機での遊技時には、そのパ
チンコゲーム機から、パチンコ玉の盤面への発射に応じ
て打込球信号が出力されると共に、パチンコ玉の入賞に
応じて賞球信号が出力されるようになり、遊技制御装置
にあっては、装着状態にある遊技券の記憶遊技用データ
を、前記打込球信号の発生数だけ減少させる動作及び前
記賞球信号の発生数に所定の定数を乗じた数だけ増加さ
せる動作を行なうようになる。この結果、遊技券に記憶
された遊技用データは、パチンコゲーム機での遊技客の
パチンコ玉の収支と当初に記憶されていたパチンコ玉数
との合計に対応したものとなる。
【0013】しかして、遊技客がパチンコゲーム機から
一時的に離れる場合には、休憩指令スイッチをオン操作
する。すると、禁止装置が、そのパチンコゲーム機での
遊技が上記遊技券以外の遊技券で行われることを所定時
間だけ禁止するようになるから、この間は装着状態の遊
技券を取り外して携帯したとしても、当該パチンコゲー
ム機が他の遊技客に占拠されてしまうことがなくなる。
しかも、上記のような遊技禁止状態は、所定時間が経過
したときに解除されることになるから、パチンコゲーム
機が非稼働状態のまま長時間放置される事態が未然に防
止されるようになると共に、複数台のパチンコゲーム機
が一人の遊技客に不法に占拠される事態が長引く虞がな
くなる。
【0014】また、請求項2の構成によれば、上述のよ
うに休憩指令スイッチがオン操作された場合には、遊技
制御装置に装着された状態の遊技券に当該遊技制御装置
を特定可能な識別情報が記憶されるようになる。そし
て、斯様に識別情報が記憶された遊技券が他の遊技制御
装置に装着されたときには、その遊技制御装置が対応す
るパチンコゲーム機でのパチンコ玉の発射を許容しない
から、結果的に、遊技券を利用して複数台のパチンコゲ
ーム機が不法に占拠される事態が確実に防止されるよう
になる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について図1〜図
10を参照しながら説明する。
【0016】図1において、パチンコゲーム機1内に
は、これに封入された所定個数のパチンコ玉(図示せ
ず)を貯留する玉受部2が設けられており、この玉受部
2内のパチンコ玉が電動式の玉発射機構3により盤面4
へ発射されるようになっている。このとき、一旦発射さ
れたパチンコ玉は、盤面4に設けられた普通入賞孔5、
スタート入賞孔6、役物入賞孔7、アウト口8の何れか
を介して玉受部2に回収されるようになっており、斯様
なパチンコ玉の循環によって遊技が継続される。
【0017】上記役物入賞孔7は三連形のもので、所謂
羽根物と呼ばれる電気役物9内に設けられており、その
電気役物9の継続的な動作状態で入賞確率が大幅に高く
なる構成となっている。上記電気役物9は、スタート入
賞孔6への入賞に応じて短時間だけ動作すると共に、そ
の動作期間中に役物入賞孔7の中央にパチンコ玉が入賞
したときには、比較的長い時間ずつ継続動作する状態を
所定回数だけ反復する構成となっており、以てその反復
動作期間には役物入賞孔7の入賞確率が大幅に高くなっ
た状態が持続されるという特賞状態を呈する。
【0018】尚、普通入賞孔5、役物入賞孔7へのパチ
ンコ玉の入賞に応じた賞球は例えば13個に設定され、
スタート入賞孔6へのパチンコ玉の入賞に応じた賞球は
例えば7個に設定されている。
【0019】前記普通入賞孔5、スタート入賞孔6、役
物入賞孔7には入賞検知スイッチ5a、6a、7a(図
3参照)が設けられており、各検知スイッチ5a、6
a、7aは、パチンコ玉の入賞に応じて夫々検知パルス
P1 、P2、P3 を発生してパチンコゲーム機1が有す
る制御回路10に与える。前記アウト口8には外れ玉検
知スイッチ8a(図3参照)が設けられており、この検
知スイッチ8aは、パチンコ玉(外れ玉)が通過する毎
に検知パルスP4を発生して制御回路10に与える。
【0020】本発明でいう遊技制御装置及び禁止装置の
機能を備えた制御ユニット11は、パチンコゲーム機1
の上方にこれと1対1で対応して設置されており、その
前面に、遊技券たるプリペイドカード(図示せず)が挿
入される挿入口12、この挿入口12に挿入された状態
のプリペイドカードを取出すときに操作されるイジェク
トスイッチ13、プリペイドカードに記憶された遊技用
データたる金額情報ΔMの表示機能の他に「休憩中」で
ある旨の表示機能を備えた残高表示部14、プリペイド
カードに記憶された遊技用データたる持ち玉数情報ΔN
の表示機能の他に後述する内部タイマのタイマ動作時間
の表示機能を備えた持ち玉数表示部15、残高表示部1
4に表示された金額情報ΔMの範囲内のパチンコ玉を持
ち玉に変更するための玉貸スイッチ16a、休憩指令ス
イッチ16b、打止表示ランプ17を備え、内部にはプ
リペイドカードの取込及び排出機能を有したカードリー
ダライタ(図2に符号18を付して示す)及び制御回路
19などを備えて成る。
【0021】尚、上記プリペイドカードは、磁気カード
を利用したもので、図4のような記憶エリアが設定され
ている。即ち、プリペイドカードには、パチンコホール
に固有のセキュリティコード、通し番号コード、有効期
限コードなどを記憶するためのコード記憶エリアW0、
前記金額情報ΔM(プリペイドカードの発行価額に対応
したもので、例えば100円単位)を記憶するための金
額記憶エリアW1、前記持ち玉数情報ΔNを記憶するた
めの持ち玉数記憶エリアW2、景品との交換のみに有効
なパチンコ玉数を示す景品玉数情報ΔKを記憶するため
の景品玉数記憶エリアW3、制御ユニット11に固有の
識別情報ΔUを記憶するための識別情報記憶エリアW4
が設定されている。尚、上記識別情報ΔUは、制御ユニ
ット11に対応したパチンコゲーム機1の台番号データ
と通し番号データを組み合わせて成るものである。
【0022】また、図示しないが、パチンコホール内に
は、プリペイドカードが挿入されたときに、これに記憶
された持ち玉数情報ΔN及び景品玉数情報ΔKに基づい
て景品の払出しを行う景品交換装置が設けられている。
【0023】パチンコゲーム機1が有する前記制御回路
10は、マイクロコンピュータにより構成されたもの
で、以下、この制御回路10の概略的な機能及び周辺回
路構成について図3を参照しながら説明する。
【0024】即ち、図3において、入力回路20は、前
記入賞検知スイッチ5a、6a、7aからの検知パルス
P1 、P2 、P3 及び外れ玉検知スイッチ8aからの検
知パルスP4 を受けるようになっており、内部に上記各
検知パルスP1 、P2 、P3、P4 を個別に計数して夫
々数値信号N1 、N2 、N3 、N4 として記憶するため
の複数のレジスタ(図示せず)を備えて成る。この場
合、上記各レジスタは、制御回路10からの指令に応じ
て、数値信号N1 、N2 、N3 、N4 を制御回路10へ
出力する動作を行うと共にその出力後に初期化される構
成となっている。
【0025】前記電気役物9が特賞状態にある期間中
は、これから出力される特賞信号Sfが入力回路20を
介して制御回路10に与えられるようになっており、制
御回路10は、斯様な特賞信号Sfを出力回路21を通
じて前記制御ユニット11へ送信すると共に、出力回路
21及び送信回路22を介して周知構成のパチンコホー
ル用集中管理コンピュータ(図示せず)へ送信する構成
となっている。尚、この場合において、入賞検知スイッ
チ7aからの検知パルスP3 に基づいて電気役物9の動
作状態を判別し、その判別結果に基づいて特賞信号Sf
を送信する構成としても良く、また、電気役物9の動作
を制御回路10により直接的に制御する構成としても良
い。
【0026】制御回路10が有するRAMには、入力回
路20からの数値信号N1 、N2 、N3 、N4 を順次更
新記憶するためのメモリ領域の他に、打込球メモリ領域
及び賞球メモリ領域が設定されており、打込球メモリ
は、普通入賞孔5、スタート入賞孔6、役物入賞孔7へ
の入賞パチンコ玉とアウト口8への外れパチンコ玉との
合計に対応した打込球数Moを記憶するために設けら
れ、賞球メモリは、賞球としての放出パチンコ玉数を示
す賞球数Msを記憶するために設けられている。
【0027】出力回路21には、上記打込球メモリ領域
及び賞球メモリ領域の各記憶データが転送される毎にこ
れを累算記憶する2個のレジスタ(図示せず)が設けら
れており、各レジスタの記憶内容は、夫々打込球信号S
a、賞球信号Sbとして制御ユニット11へ送信される
と共に、送信回路22を介して前記集中管理コンピュー
タへ送信される構成となっている。この場合、上記各レ
ジスタの記憶内容は、制御ユニット11側からリセット
パルスSpが後述のように与えられるのに応じて初期化
されるようになっている。また、出力回路21は、制御
回路10からの指令に基づいて前記玉発射機構3及び図
示しない他のパチンコゲーム機用負荷の動作を制御する
構成となっている。
【0028】制御回路10に対しては、制御ユニット1
1側から後述する駆動許可信号Skが与えられるように
なっており、制御回路10は、上述したような各入力信
号及びROMに記憶したプログラムなどに基づいて図5
に示すような制御を行う。
【0029】即ち、図5において、制御回路10は、制
御ユニット11から駆動許可信号Skが入力されたとき
に初めて玉発射機構3の電源を投入するものであり(ス
テップA1、A2)、この電源投入状態でデータ入力処
理ルーチンA3を行う。
【0030】このデータ入力処理ルーチンA3では、入
力回路20内の複数のレジスタに指令を与えて、これら
から出力される数値信号N1 、N2 、N3 、N4 をRA
Mに更新記憶すると共に、上記各レジスタを初期化す
る。
【0031】制御回路10は、上述のように更新記憶し
た数値信号N4 (アウト口8への外れパチンコ玉数を示
す)が「1」以上か否かを判断し(ステップA4)、
「YES」の場合にはRAMに設定された打込球メモリ
領域に記憶した打込球数Mo(初期値は零)に数値信号
N4 を加算する(ステップA5)。これに対して、記憶
数値信号N4 が「0」であった場合(ステップA4で
「NO」)には、上記加算ステップA5をジャンプす
る。
【0032】この後、制御回路10は、前述のように更
新記憶した数値信号N2 (スタート入賞孔6への入賞パ
チンコ玉数を示す)が「1」以上か否かを判断し(ステ
ップA6)、「YES」の場合には、数値信号N2 を、
RAMに設定された打込球メモリ領域に記憶した打込球
数Moに加算すると共に、数値信号N2 に所定の定数た
る「7」を乗じた数値(スタート入賞孔6への入賞に応
じた賞球数に対応)を、RAMに設定された賞球メモリ
領域に記憶した賞球数Msに加算する(ステップA7、
A8)。これに対して、記憶数値信号N2 が「0」であ
った場合(ステップA6で「NO」)には、上記加算ス
テップA7、A8をジャンプする。
【0033】次いで、制御回路10は、前述のように更
新記憶した数値信号N1 (普通入賞孔5への入賞パチン
コ玉数を示す)若しくは数値信号N3 (役物入賞孔7へ
の入賞パチンコ玉数を示す)が「1」以上か否かを判断
する(ステップA9)。ここで「YES」と判断した場
合には、制御回路10は、数値信号N1 若しくはN3
を、RAMに設定された打込球メモリ領域に記憶した打
込球数Moに加算すると共に、数値信号N1 に所定の定
数たる「13」を乗じた数値(普通入賞孔5への入賞に
応じた賞球数に対応)若しくは数値信号N3 に「13」
を乗じた数値(役物入賞孔7への入賞に応じた賞球数に
対応)を、RAMに設定された賞球メモリ領域に記憶し
た賞球数Msに対して加算し(ステップA10、A1
1)、データ出力処理ルーチンA12を実行する。
【0034】このデータ出力処理ルーチンA12では、
上述のようにしてRAMの打込球メモリ領域及び賞球メ
モリ領域に記憶した打込球数Mo及び賞球数Msを、出
力回路21内の図示しないレジスタに転送してそのレジ
スタに更新記憶させると共に、上記各メモリ領域を初期
化する。
【0035】制御回路10は、上記データ出力処理ルー
チンA12の実行後、並びに前記ステップA9で「N
O」と判断した場合には、制御ユニット11から駆動許
可信号Skが入力されているか否かを再判断し(ステッ
プA13)、駆動許可信号Skが継続して入力されてい
る場合には、ステップA3以降の制御を繰り返し実行す
る。
【0036】以上のような制御(A3〜A13)が反復
して行われる結果、制御ユニット11から駆動許可信号
Skが出力されている期間には、パチンコゲーム機1で
の遊技に伴う打込球数Mo及び賞球数Msを示す各デー
タが出力回路21内のレジスタに累算記憶されるもので
ある。
【0037】一方、駆動許可信号Skが入力停止したと
き(ステップA13で「NO」)には、制御回路10
は、待機フラグTFがセットされているか否かを判断し
(ステップA14)、セットされていない場合には玉発
射機構3の電源を遮断すると共に、待機フラグTFをセ
ットし(ステップA15、A16)、この後に所定時間
(この時間は盤面4へ発射されたパチンコ玉が入賞孔5
〜7、アウト口8の何れかへ入球するのに要する時間よ
り長くなるように設定される)だけ待機し、ステップA
3へ戻る(ステップA17)。また、前記ステップA1
4で「YES」と判断した場合には、待機フラグTFを
リセットした後にステップA1へ戻る(ステップA1
8)。
【0038】従って、パチンコゲーム機1にあっては、
制御ユニット11からの駆動許可信号Skが入力停止さ
れた場合に、玉発射機構3の電源遮断に応じて遊技不能
状態に切換えられるものであるが、この時点で既に盤面
4へ発射されていたパチンコ玉についても、そのパチン
コ玉の入賞孔5〜7、アウト口8の何れかへの入球に応
じた打込球数Mo及び賞球数Msの前述のような累算記
憶が行われるようになる。
【0039】一方、制御ユニット11が有する前記制御
回路19は、マイクロコンピュータにより構成されたも
ので、以下、これについて説明する。
【0040】即ち、図2において、制御回路19には、
前記イジェクトスイッチ13、玉貸スイッチ16a、休
憩指令スイッチ16bからのオン信号、及び前記パチン
コゲーム機1側からの打込球信号Sa、賞球信号Sb、
特賞信号Sf、並びに前記図示しないパチンコホール用
集中管理コンピュータからの開放信号Sop、図示しない
な外部操作手段からのリセット信号Srが入力回路23
を介して与えられるようになっている。制御回路19と
の間でデータの授受を行うように設けられた前記カード
リーダライタ18は、制御ユニット11の挿入口12に
プリペイドカードが挿入された状態で挿入検知信号を発
生するようになっている。
【0041】制御回路19は、前記残高表示部14、持
ち玉数表示部15、打止表示ランプ17を出力回路24
を介して制御すると共に、前記駆動許可信号Sk及びリ
セットパルスSpを出力回路24を通じてパチンコゲー
ム機1側へ出力するようになっている。さらに、制御回
路19は、パチンコゲーム機1での売上高を示すパルス
状の売上信号Pm、パチンコゲーム機1が打止中である
ことを示す打止信号Szを、出力回路24及び送信回路
25を通じて前記集中管理コンピュータへ送信する構成
となっている。
【0042】尚、制御回路19が有するRAMには、パ
チンコゲーム機1側からの打込球信号Sa及び賞球信号
Sbを夫々打込球数Mo′及び賞球数Ms′として順次
更新記憶するための打込球メモリ領域及び賞球メモリ領
域が設定されている。
【0043】制御回路19は、上述したような各入力信
号及びROMに記憶したプログラムなどに基づいて図6
〜図9に示すような制御を行うものであり、以下これに
ついて関連した作用と共に説明する。
【0044】即ち、図6において、制御回路19は、挿
入口12に対するプリペイドカードの挿入状態をカード
リーダライタ18からの挿入検知信号に基づいて判断し
(ステップB1)、非挿入状態ではそのまま待機する。
プリペイドカードが挿入された場合には、制御回路19
は、カードリーダライタ18を通じてプリペイドカード
を挿入状態に保持すると共に、その保持カードの記憶デ
ータのうち必要なもの(セキュリティコード、通し番号
コード、有効期限コード、金額情報ΔM、持ち玉数情報
ΔN、識別情報ΔU)を読み取ってRAMに記憶する
(ステップB2、B3)。
【0045】次いで、制御回路19は、上記読み取りデ
ータに含まれるセキュリティコード、通し番号コード、
有効期限コードなどに基づいて当該プリペイドカードが
適正なものか否かを判断し(ステップB4)、不適正で
あった場合には、そのプリペイドカードをカードリーダ
ライタ18により排出するステップB5、前記読み取り
データ及び各表示部14、15を初期化するルーチンB
6を実行してステップB1へ戻る。
【0046】挿入口12に適正なプリペイドカードが挿
入された場合(ステップB4で「YES」)には、制御
回路19は、そのプリペイドカードから読み取ってRA
Mに記憶したデータのうち、金額情報ΔM及び持ち玉数
情報ΔNを夫々残高表示部14及び持ち玉数表示部15
に表示する(ステップB7、B8)。
【0047】次いで、制御回路19は、上記持ち玉数情
報ΔNが零か否かを判断し(ステップB9)、零であっ
た場合には前記金額情報ΔMが零か否かを判断する(ス
テップB10)。持ち玉数情報ΔN及び金額情報ΔMが
双方とも零であった場合には、制御回路19は、プリペ
イドカードの金額記憶エリアW1及び持ち玉数記憶エリ
アW2(図4参照)を初期状態に書替えるルーチンB1
1を実行し、この後に前記排出ステップB5、初期化ル
ーチンB6を経てステップB1へ戻る。
【0048】制御回路19は、RAMに記憶した持ち玉
数情報ΔNが零でなかった場合(ステップB9で「N
O」)には、出力回路24を通じて駆動許可信号Skを
出力するものであり(ステップB12)、その駆動許可
信号Skがパチンコゲーム機1側の制御回路10に与え
られる。これにより、玉発射機構3の電源が投入されて
パチンコゲーム機1が遊技可能な状態に切換えられる。
【0049】この駆動許可信号Skの出力後には、制御
回路19は、金額情報ΔMが零か否かを再判断し(ステ
ップB13)、零の場合には後述するデータ入力処理ル
ーチンB14を実行する。また、制御回路19は、上記
ステップB13で「NO」、前記ステップB10で「N
O」と判断した各場合、つまりRAMに記憶した金額情
報ΔMが零以外であった場合には、玉貸スイッチ16a
がオン操作されたか否かを判断し(ステップB15
a)、玉貸スイッチ16aがオン操作されていない状態
では、イジェクトスイッチ13がオン操作されたか否か
を判断する(ステップB15b)。
【0050】イジェクトスイッチ13がオン操作された
場合には、後述するステップB41(図7参照)以下の
制御を実行するが、イジェクトスイッチ13がオン操作
されていない状態では、データ入力処理ルーチンB14
を実行する。
【0051】玉貸スイッチ16aがオン操作された場
合、制御回路19は、RAMの記憶金額情報ΔMを10
0円相当額だけ減少させると共に、RAMの記憶持ち玉
数情報ΔNを100円相当量である例えば「25」だけ
増加させ(ステップB16)、残高表示部14及び持ち
玉数表示部15の表示内容を、減少後の金額情報ΔM及
び増加後の持ち玉数情報ΔNに変更する(ステップB1
7)。
【0052】この後、制御回路19は、送信回路15か
ら集中管理コンピュータへ売上信号Pmを1パルスだけ
出力し(ステップB18)、駆動許可信号Skを出力し
た状態にあるか否かを判断する(ステップB19)。制
御回路19は、駆動許可信号Skを出力していない状態
では、ステップB12に戻って駆動許可信号Skを出力
した後にステップB13以降の制御を実行し、駆動許可
信号Skを出力した状態ではデータ入力処理ルーチンB
14を実行する。
【0053】データ入力処理ルーチンB14では、制御
回路19は、パチンコゲーム機1側の出力回路21内の
レジスタに記憶された打込球信号Sa及び賞球信号Sb
を読み込んでこれらを夫々打込球数Mo′及び賞球数M
s′としてRAMに更新記憶すると共に、その記憶後に
出力回路21に対してリセットパルスSpを与えること
により、上記レジスタを初期化する。尚、このデータ入
力処理ルーチンB14は、非常に短い周期で行われるか
ら、打込球数Mo′は実際には「1」ずつ変化するよう
になる。
【0054】次いで、制御回路19は、上記賞球数M
s′から打込球数Mo′を差し引くことにより差玉数Q
(これはマイナス値となる場合もある)を算出すると共
に、斯様に得た差玉数QをRAMに記憶した持ち玉数情
報ΔNに加算し(ステップB20、B21)、持ち玉数
表示部15の表示内容を上記差玉数Qを加算した後の持
ち玉数情報ΔNに変更する(ステップB22)。従っ
て、上記持ち玉数情報ΔNは、パチンコゲーム機1での
遊技に応じて増減するようになる。尚、前述したよう
に、打込球数Mo′は「1」ずつ変化するものであるか
ら、上記ステップB21での演算により得られる持ち玉
数情報ΔNが減少する場合には、「1」ずつ減少するよ
うになる。
【0055】この後、制御回路19は、持ち玉数情報Δ
Nが零か否かを判断し(ステップB23)、零以外の場
合には図7に示すステップB27以降の制御を実行する
が、零となった場合には駆動許可信号Skが出力中か否
かを判断する(ステップB24)。
【0056】ここで、ステップB24が初めて実行され
た時点では、駆動許可信号Skが出力された状態にある
から、制御回路19は、ステップB24で「YES」と
判断して、駆動許可信号Skを出力停止し(ステップB
25)、一定時間待機した後に(ステップB26)、デ
ータ処理入力ルーチンB14へ戻る。この後にルーチン
B14以降の制御が行われて前記ステップB24へ移行
したときには、制御回路19は「NO」と判断してステ
ップB10へ戻る。これにより、駆動許可信号Skの出
力停止に応じて玉発射機構3の電源が遮断された後にお
いても、その停止前に盤面4へ発射されたパチンコ玉が
持ち玉数情報ΔNに反映するように補償される。
【0057】図7において、制御回路19は、ステップ
B23で「NO」と判断した場合に移行するステップB
27では、ステップB21での演算により得た最新の持
ち玉数情報ΔNが打止設定値Z1(例えば「3000」
相当値)以上であるか否かを判断する。持ち玉数情報Δ
Nが打止設定値Z1未満である場合、制御回路19は、
イジェクトスイッチ13がオン操作されたか否かを判断
し(ステップB28)、オン操作されていない状態で
は、図9に示すステップB69へ移行する。
【0058】制御回路19は、上記持ち玉数情報ΔNが
打止設定値Z1以上となった場合には、特賞信号Sfが
入力中であった場合にその入力が停止するまで、つまり
パチンコゲーム機1での特賞状態が終了するまで待機す
る(ステップB29)。斯かる待機状態が終了したとき
には、制御回路19は、駆動許可信号Skの出力を停止
し(ステップB30)、打止信号Szの出力を開始する
と共に打止表示ランプ17を点灯させる(ステップB3
1、B32)。
【0059】次いで、制御回路19は、所定時間待機し
(ステップB33)、この後にデータ入力処理ルーチン
B34、差玉数Qの算出ステップB35、持ち玉数情報
ΔNの演算ステップB36、表示変更ステップB37
を、前記ルーチンB14、ステップB20〜B22と同
様に行うものであり、これにより、打止発生に伴う駆動
許可信号Skの出力停止に応じて玉発射機構3の電源が
遮断された後においても、その停止前に盤面4へ発射さ
れたパチンコ玉が持ち玉数情報ΔNに反映するように補
償される。
【0060】この後、制御回路19は、カードリーダラ
イタ18を駆動することにより、カードデータ書替えル
ーチンB38を実行する。このルーチンB38では、挿
入状態にあるプリペイドカードの金額記憶エリアW1に
記憶された金額情報ΔMをステップB16で減額された
金額情報ΔMに更新する動作、同カードの持ち玉数記憶
エリアW2に記憶された持ち玉数情報ΔNを零に初期化
する動作、同カードの景品玉数記憶エリアW3に対して
ステップB36で最終的に得られた持ち玉数情報ΔNを
景品玉数情報ΔKとして記憶する動作を行う。
【0061】斯かるカードデータ書替えルーチンB38
の実行後には、制御回路19は、プリペイドカードを排
出するステップB39、RAMに記憶した持ち玉数情報
ΔNなどのデータ及び各表示部14、15を初期化する
ルーチンB40を実行し、この後に図8に示すステップ
B54以降の制御を実行する。
【0062】一方、制御回路19は、イジェクトスイッ
チ13がオン操作された場合(ステップB28で「YE
S」)には、特賞信号Sfが入力中であった場合に図9
に示すステップB69へ移行し(ステップB41)、特
賞信号Sfが入力されていなかった場合には駆動許可信
号Skの出力を停止する(ステップB42)。
【0063】次いで、制御回路19は、所定時間待機し
(ステップB43)、この後にデータ入力処理ルーチン
B44、差玉数Qの算出ステップB45、持ち玉数情報
ΔNの演算ステップB46、表示変更ステップB47
を、前記ルーチンB14、ステップB20〜B22と同
様に行うものであり、これにより、イジェクトスイッチ
13のオン操作に伴う駆動許可信号Skの出力停止に応
じて玉発射機構3の電源が遮断された後においても、そ
の停止前に盤面4へ発射されたパチンコ玉が持ち玉数情
報ΔNに反映するように補償される。
【0064】この後、制御回路19は、ステップB46
での演算により得た持ち玉数情報ΔNが見なし打止値Z
2(例えば前記打止設定値Z1より小なる「2500」
相当値)以上であるか否かを判断する(ステップB4
8)。
【0065】ステップB46で得た最新の持ち玉数情報
ΔNが見なし打止値Z2未満である場合、制御回路19
は、カードデータ書替えルーチンB49において、挿入
状態にあるプリペイドカードの金額記憶エリアW1に記
憶された金額情報ΔMをステップB16で減額された金
額情報ΔMに更新する動作、同カードの持ち玉数記憶エ
リアW2に記憶された持ち玉数情報ΔNを上記最新の持
ち玉数情報ΔNに更新する動作を行い、この後にプリペ
イドカードを排出するステップB50、RAMに記憶し
た持ち玉数情報ΔNなどのデータ及び各表示部14、1
5を初期化するルーチンB51を実行してステップB1
へ戻る。
【0066】制御回路19は、上記持ち玉数情報ΔNが
見なし打止値Z2以上となった場合(ステップB48で
「YES」)には、打止信号Szの出力を開始すると共
に打止表示ランプ17を点灯させ(ステップB52、B
53)、この後に前記カードデータ書替えルーチンB3
8以降の制御を実行する。
【0067】図8において、制御回路19は、前記ルー
チンB40に引き続くステップB54では、挿入口12
に対するプリペイドカードの挿入状態を判断し、非挿入
状態では図示しないパチンコホール用集中管理コンピュ
ータから開放信号Sopが入力されるまで待機する(ステ
ップB55)。プリペイドカードが挿入された場合に
は、制御回路19は、カードリーダライタ18を通じて
プリペイドカードを挿入状態に保持すると共に、その記
憶データのうち必要なもの(セキュリティコード、通し
番号コード、有効期限コード、金額情報ΔM、持ち玉数
情報ΔN)を読み取ってRAMに記憶する(ステップB
56、B57)。
【0068】次いで、制御回路19は、上記読み取りデ
ータに含まれるセキュリティコード、通し番号コード、
有効期限コードなどに基づいて当該プリペイドカードが
適正なものか否かを判断し(ステップB58)、不適正
であった場合には、そのプリペイドカードをカードリー
ダライタ18により排出するステップB59、前記読み
取りデータ及び各表示部14、15を初期化するルーチ
ンB60を実行してステップB54へ戻る。
【0069】挿入口12に適正なプリペイドカードが挿
入された場合(ステップB58で「YES」)には、制
御回路19は、そのプリペイドカードから読み取ってR
AMに記憶したデータのうち、金額情報ΔM及び持ち玉
数情報ΔNを夫々残高表示部14及び持ち玉数表示部1
5に表示する(ステップB61、B62)。
【0070】この後、制御回路19は、前記開放信号S
opが入力されたか否かを判断し(ステップB63)、開
放信号Sopが所定時間内に入力されなかったときには前
記カード排出ステップB59、初期化ルーチンB60を
実行してステップB54へ戻る。
【0071】挿入口12に適正なプリペイドカードが挿
入された状態で開放信号Sopが入力された場合(ステッ
プB63で「YES」)には、制御回路19は、打止信
号Szを出力停止すると共に打止表示用ランプ17を消
灯させ(ステップB65、B66)、この後に図6に示
すステップB9へ戻る。これにより、パチンコゲーム機
1が打止開放されると共に、そのパチンコゲーム機1が
上記プリペイドカードにより遊技可能な状態となる。
【0072】挿入口12にプリペイドカードが挿入され
ていない状態で開放信号Sopが入力された場合(ステッ
プB55で「YES」)には、制御回路19は、打止信
号Szを出力停止すると共に打止表示用ランプ17を消
灯させ(ステップB67、B68)、この後に図6に示
すステップB1へ戻る。これにより、パチンコゲーム機
1が打止開放されるようになり、そのパチンコゲーム機
1は、プリペイドカードを対応する挿入口12へ挿入す
ることにより遊技可能な状態となる。
【0073】図9において、制御回路19は、前記ステ
ップB28で「NO」と判断した場合、並びに前記ステ
ップB41で「YES」と判断した場合に移行されるス
テップB69では、休憩指令スイッチ16bがオン操作
されたか否かを判断し、オン操作されていない状態で
は、図6に示すステップB15aへ戻るが、オン操作さ
れた場合には、特賞信号Sfの入力状態を判断する(ス
テップB70)。
【0074】このとき、制御回路19は、特賞信号Sf
が入力中であった場合には、図6に示すステップB15
aへ戻るが、特賞信号Sfが入力されていなかった場合
には駆動許可信号Skの出力を停止する(ステップB7
1)。
【0075】次いで、制御回路19は、所定時間待機し
(ステップB72)、この後にデータ入力処理ルーチン
B73、差玉数Qの算出ステップB74、持ち玉数情報
ΔNの演算ステップB75、表示変更ステップB76
を、前記ルーチンB14、ステップB20〜B22と同
様に行うものであり、これにより、休憩指令スイッチ1
6bのオン操作に伴う駆動許可信号Skの出力停止に応
じて玉発射機構3の電源が遮断された後においても、そ
の停止前に盤面4へ発射されたパチンコ玉が持ち玉数情
報ΔNに反映するように補償される。
【0076】この後、制御回路19は、残高表示部14
に「休憩中」の表示を行い(ステップB77)、カード
データ書替えルーチンB78において、挿入状態にある
プリペイドカードの金額記憶エリアW1に記憶された金
額情報ΔMをステップB16で減額された金額情報ΔM
に更新する動作、同カードの持ち玉数記憶エリアW2に
記憶された持ち玉数情報ΔNを上記最新の持ち玉数情報
ΔNに更新する動作、同カードの識別情報記憶エリアW
4に制御ユニット11に固有の識別情報ΔUを記憶する
動作を行い、プリペイドカードの排出ステップB79を
実行する。
【0077】制御回路19は、上記カード排出ステップ
B79の実行後には、タイマ動作時間が例えば5分に設
定された内部タイマのタイマ動作を開始すると共に、持
ち玉数表示部15に対し「休憩」の最大許容時間が「5
分」である旨の表示を行う(ステップB80、B8
1)。
【0078】斯かる表示状態において、制御回路19
は、図10に示すように、挿入口12に対するプリペイ
ドカードの挿入状態を判断し(ステップB82)、非挿
入状態では前記内部タイマがタイムアップしたか否か、
つまりプリペイドカードの排出後に5分が経過したか否
を判断し(ステップB83)、内部タイマがタイムアッ
プしていない状態では持ち玉数表示部15の表示内容を
残りタイマ動作時間に合わせて変更する(ステップB8
4)。
【0079】この後、制御回路19は、外部操作手段か
らのリセット信号Srの入力状態を判断し(ステップB
85)、リセット信号Srが入力されていない状態では
ステップB82へ戻るが、リセット信号Srが入力され
た場合には、RAMの記憶内容、及び各表示部14、1
5を初期化するルーチンB86を実行してステップB1
へ戻る。また、制御回路19は、内部タイマがタイムア
ップした場合(ステップB83で「YES」)にも上記
初期化ルーチンB86を実行して図6に示すステップB
1へ戻る。
【0080】制御回路19は、ステップB82で「YE
S」と判断した場合、つまり上記内部タイマがタイムア
ップする前の時点で挿入口12にプリペイドカードが挿
入された場合には、当該プリペイドカードをカードリー
ダライタ18を通じて挿入状態に保持すると共に、その
カードの記憶データのうち必要なもの(セキュリティコ
ード、通し番号コード、有効期限コード、金額情報Δ
M、持ち玉数情報ΔN、識別情報ΔU)を読み取ってR
AMに記憶する(ステップB87、B88)。
【0081】次いで、制御回路19は、上記読み取りデ
ータに含まれるセキュリティコード、通し番号コード、
有効期限コードなどに基づいて当該プリペイドカードが
適正なものか否かを判断し(ステップB89)、不適正
であった場合には、そのプリペイドカードを排出するス
テップB90、前記読み取りデータを初期化するステッ
プB91を実行してステップB82へ戻る。
【0082】挿入口12に適正なプリペイドカードが挿
入された場合(ステップB89で「YES」)には、制
御回路19は、そのプリペイドカードから読み取ったデ
ータに含まれる識別情報ΔUが自身に設定された識別情
報ΔUと一致するか否か、つまり当該プリペイドカード
が休憩指令スイッチ16bがオン操作された時点で挿入
口12に挿入されていたものであるか否かを判断し(ス
テップB92)、識別情報ΔUが一致しない場合には、
前記カード排出ステップB90、データ初期化ステップ
B91を実行してステップB82へ戻る。
【0083】挿入口12に適正で且つ識別情報ΔUが一
致したプリペイドカードが挿入された場合(ステップB
92で「YES」)には、制御回路19は、内部タイマ
をリセットし(ステップB93)、残高表示部14を金
額情報ΔMの表示状態に戻すと共に、持ち玉数表示部1
5を持ち玉数情報ΔNの表示状態に戻し(ステップB9
4、B95)、この後にプリペイドカードの識別情報記
憶エリアW4に記憶された識別情報ΔUを初期化するス
テップB96を実行して図6に示すステップB9へ戻
る。
【0084】しかして、以上のような制御により得られ
る制御ユニット11の機能の概略を要約すると次のよう
になる。
【0085】(1)…挿入口12にプリペイドカードが
挿入されていない状態では、対応するパチンコゲーム機
1を遊技不能状態に保持する。
【0086】(2)…適正なプリペイドカードが挿入さ
れたときにはそのカードに記憶されている金額情報Δ
M、持ち玉数情報ΔNを読み取ってRAMに記憶すると
共に、それらの記憶情報ΔM、ΔNを残高表示部14、
持ち玉数表示部15に表示する。このように読み取った
金額情報ΔM、持ち玉数情報ΔNが零であった場合、並
びに不適正なプリペイドカードが挿入されたときには、
そのプリペイドカードを排出する。
【0087】(3)…RAMに記憶した持ち玉数情報Δ
Nが零でなかった場合には、パチンコゲーム機1に駆動
許可信号Skを与えることにより、そのパチンコゲーム
機1を遊技可能状態に切換える。
【0088】(4)…RAMに記憶した金額情報ΔMが
零でない状態で、玉貸スイッチ16aがオン操作された
ときには、その記憶金額情報ΔMを100円相当額だけ
減少させると共に、前記記憶持ち玉数情報ΔNを100
円相当量である「25」だけ増加させ、さらに集中管理
コンピュータへ売上信号Pmを1パルスだけ出力する。
このとき、駆動許可信号Skが未出力状態であった場合
(つまり当初の記憶持ち玉数情報ΔNが零であった場
合)には、駆動許可信号Skを出力してパチンコゲーム
機1を遊技可能状態に切換える。
【0089】(5)…パチンコゲーム機1での遊技が行
われた場合には、その遊技に伴う賞球としての放出パチ
ンコ玉数と打込パチンコ玉数との差を差玉数Qとして順
次演算すると共に、その差玉数QをRAMの記憶持ち玉
数情報ΔNに順次加算する。これにより、上記RAMの
記憶持ち玉数情報ΔNは、パチンコゲーム機1での遊技
に応じて増減するようになる。
【0090】(6)…パチンコゲーム機1での遊技によ
り増減するRAMの記憶持ち玉数情報ΔNが零になった
ときには、駆動許可信号Skを出力停止してパチンコゲ
ーム機1での遊技を停止させる。このとき、RAMの記
憶金額情報ΔMも零であった場合には、プリペイドカー
ドの金額記憶エリアW1及び持ち玉数記憶エリアW2を
初期状態に書替えた後に、そのプリペイドカードを排出
する。また、RAMの記憶金額情報ΔMが零でなかった
場合には、玉貸スイッチ16aがオン操作された場合
に、前記(4)のような制御を行い、イジェクトスイッ
チ13がオン操作された場合に、金額記憶エリアW1に
対しRAMに記憶した金額情報ΔMを更新記憶すると共
に、持ち玉数記憶エリアW2に対しRAMに記憶した金
額情報ΔM(この場合、零)を更新記憶し、プリペイド
カードを排出する。
【0091】(7)…パチンコゲーム機1での遊技によ
り増減するRAMの記憶持ち玉数情報ΔNが打止設定値
Z1(=3000)に達したときには、駆動許可信号S
kを出力停止してパチンコゲーム機1での遊技を停止さ
せると共に、打止信号Szを集中管理コンピュータへ送
信し、さらに打止表示用ランプ17を点灯させる。ま
た、プリペイドカードの金額記憶エリアW1に対しRA
Mに記憶した金額情報ΔMを更新記憶すると共に、景品
玉数記憶エリアW3に対し上記持ち玉数情報ΔNを景品
玉数情報ΔK(景品との交換のみに有効なパチンコ玉数
を示すデータ)として記憶させ、そのプリペイドカード
を排出する。
【0092】(8)…パチンコゲーム機1での遊技によ
り増減するRAMの記憶持ち玉数情報ΔNが零でない状
態でイジェクトスイッチ13がオン操作されたときに
は、駆動許可信号Skを出力停止してパチンコゲーム機
1での遊技を停止させる。このとき、上記記憶持ち玉数
情報ΔNが見なし打止値Z2(=2500)に達してい
た場合には、打止信号Szを集中管理コンピュータへ送
信すると共に、打止表示用ランプ17を点灯させ、さら
にプリペイドカードの金額記憶エリアW1に対しRAM
に記憶した金額情報ΔMを更新記憶すると共に、景品玉
数記憶エリアW3に対し上記持ち玉数情報ΔNを景品玉
数情報ΔKとして記憶させ、そのプリペイドカードを排
出する。また、RAMの記憶持ち玉数情報ΔNが見なし
打止値Z2(=2500)に達していない場合には、プ
リペイドカードの金額記憶エリアW1に対しRAMに記
憶した金額情報ΔMを更新記憶すると共に、持ち玉数記
憶エリアW2に対し上記持ち玉数情報ΔNを更新記憶さ
せ、そのプリペイドカードを排出する。
【0093】(9)…打止表示ランプ17を点灯させた
状態(つまり、対応するパチンコゲーム機1を打止にし
た状態)では、集中管理コンピュータから開放信号Sop
が出力された場合のみ、打止信号Szを出力停止すると
共に、打止表示ランプ17を消灯させる。
【0094】(10)挿入口12に適正なプリペイドカ
ードが挿入されてパチンコゲーム機1が遊技可能状態に
あるときに休憩指令スイッチ16bがオン操作されたと
きには、玉発射機構3の電源を遮断してパチンコゲーム
機1を遊技不能状態に切換え、金額記憶エリアW1に対
しRAMに記憶した金額情報ΔMを更新記憶すると共に
持ち玉数記憶エリアW2に対しRAMに記憶した金額情
報ΔMを更新記憶し、プリペイドカードを排出する。ま
た、休憩指令スイッチ16bのオン操作後には、残高表
示部14に「休憩中」の表示を5分間だけ行うことによ
り、その間パチンコゲーム機1の遊技客が休憩中である
旨を報知すると共に、その休憩時間の残り時間を持ち玉
数表示部15に表示する。
【0095】(11)残高表示部14に「休憩中」の表
示が行われた状態で、挿入口12に対し前記(10)の
ように排出したプリペイドカードが挿入されたときに
は、パチンコゲーム機1を遊技可能状態に戻すが、挿入
口12に他のプリペイドカードが挿入されたときには、
パチンコゲーム機1を遊技不能状態のまま保持する。
【0096】(12)残高表示部14に「休憩中」の表
示が行われた状態が5分間継続したときには、他のプリ
ペイドカードでも遊技可能な初期状態に戻る。
【0097】上記した本実施例によれば、パチンコゲー
ム機1での遊技を行う際には、金額情報ΔM或は持ち玉
数情報ΔNを記憶したプリペイドカードを制御ユニット
11の挿入口12に差し込むだけで良く、また、パチン
コゲーム機1での遊技により獲得したパチンコ玉を景品
と交換する際には、その獲得パチンコ玉に関する情報
(持ち玉数情報ΔN、景品玉数情報ΔK)を記憶したプ
リペイドカードを景品交換装置に挿入するだけで良いも
のであり、従って、遊技客がパチンコ玉を持ち歩く必要
が全くなくなって、遊技客側の利便性が大幅に向上する
ものである。
【0098】また、遊技客がパチンコゲーム機1から一
時的に離れる場合に休憩指令スイッチ16bをオン操作
すれば、プリペイドカードが排出されると共に、残高表
示部14に5分間だけ「休憩中」の表示が行われるよう
になり、その表示期間中は、パチンコゲーム機1での遊
技が上記排出プリペイドカードでのみ許容されるように
なるから、その間に当該パチンコゲーム機1が他の遊技
客に占拠されてしまう虞がなくなる。
【0099】この場合、上記のようなパチンコゲーム機
1の遊技禁止状態は、5分経過したときに解除されるこ
とになるから、パチンコゲーム機1が非稼働状態のまま
長時間放置される事態が未然に防止されるようになると
共に、複数台のパチンコゲーム機1が一人の遊技客に不
法に占拠される事態が長引く虞がなくなる。
【0100】しかも、パチンコゲーム機1での遊技客側
の獲得パチンコ玉数は、プリペイドカードを通じて管理
されるから、そのパチンコゲーム機1の打止制御を確実
に行うことができる。特に、本実施例によれば、パチン
コゲーム機1での遊技終了時に遊技客側の獲得パチンコ
玉数が見なし打止値Z2(=2500)以上あった場合
には、これを実質的な打止と見なしてパチンコゲーム機
1を打止にする構成となっているから、同一の遊技客が
不当に多くの景品を得る事態を未然に防止できるなど、
パチンコゲーム機1の打止制御を多様化できるものであ
る。
【0101】尚、上記第1実施例において、パチンコゲ
ーム機1での遊技途中において、持ち玉数表示部15に
表示された持ち玉数情報ΔNが所定の限度値以下に減少
したときに、金額情報ΔMを上記持ち玉数情報ΔNに自
動的に変換する構成としても良いものであり、この場合
には、制御ユニット11が有する制御回路19による制
御内容に図11に示すようなステップB97、B98を
追加すれば良い。
【0102】即ち、図11において、制御回路19は、
ステップB22に引き続くステップB97で、ステップ
B21での演算結果により示される持ち玉数情報ΔNが
所定の限度値たる例えば「10」以下か否かを判断し、
持ち玉数情報ΔNが「10」より多い場合にはステップ
B23以降の制御を行うが、持ち玉数情報ΔNが「1
0」以下であった場合には、ステップB98において、
RAMに記憶した金額情報ΔMが零か否かを判断する。
制御回路19は、金額情報ΔMが零であった場合にはス
テップB23以降の制御を行うが、金額情報ΔMが零以
外であった場合にはステップB16以降の動作を実行す
る。
【0103】従って、金額情報ΔMの残額がある状態で
持ち玉数情報ΔNが「10」以下に減少した場合には、
RAMの記憶金額情報ΔMが100円相当額だけ減少さ
れると共に、RAMの記憶持ち玉数情報ΔNが100円
相当量である例えば「25」だけ増加するようになり、
これにより玉貸スイッチ16aを一々オン操作しなくて
もパチンコゲーム機1での遊技を継続できるようにな
る。
【0104】図12には本発明の第2実施例が示されて
おり、以下これについて前記第1実施例と異なる部分の
み説明する。
【0105】即ち、この第2実施例は、制御回路19に
よる制御内容に図12に示すようなステップB99〜B
103を追加した点に特徴を有するものであり、制御回
路19は、判断ステップB4に引き続くステップB99
において、挿入口12に挿入されたプリペイドカードに
識別情報ΔUが記憶されているか否かを判断し、記憶さ
れていない場合にはステップB7以降の制御を行うが、
識別情報ΔUが記憶されていた場合には、その識別情報
ΔUが自身に設定された識別情報ΔUと一致するか否か
を判断し(ステップB100)、識別情報ΔUが一致し
ない場合には、プリペイドカードを排出するステップB
101、プリペイドカードから読み取ってRAMに記憶
したデータを初期化するステップB102を実行してス
テップB1へ戻る。
【0106】これに対して、識別情報ΔUが一致した場
合(ステップB100で「YES」)には、制御回路1
9は、プリペイドカードに記憶された識別情報ΔUを初
期化するステップB103を実行した後にステップB7
以降の制御を実行する。
【0107】従って、以上のような制御が行われる結
果、休憩指令スイッチ16bをオン操作すると共にこれ
に応じて排出されるプリペイドカードを携帯してパチン
コゲーム機1を離れた遊技客が、設定された休憩時間
(5分)の経過後に当該パチンコゲーム機1へ戻った場
合にそのパチンコゲーム機1が空いていたときには、プ
リペイドカードを挿入口12へ挿入することに応じてパ
チンコゲーム機1での遊技を開始することができる。
【0108】また、制御ユニット11の挿入口12に対
して、その制御ユニット11に固有の識別情報ΔUと異
なる識別情報が記憶されたプリペイドカードが挿入され
たときには、そのプリペイドカードがそのまま排出され
るから、休憩指令スイッチ16bのオン操作に応じて排
出されたプリペイドカードは、当該休憩指令スイッチ1
6bに対応したパチンコゲーム機1でのみ使用可能とな
るものであり、結果的に、プリペイドカードを利用して
複数台のパチンコゲーム機1が不法に占拠される事態が
確実に防止されるようになる。
【0109】図13〜図20には本発明の第3実施例が
示されており、以下これについて前記第1実施例と異な
る部分のみ説明する。
【0110】図13において、パチンコゲーム機1′の
普通入賞孔5、スタート入賞孔6、役物入賞孔7に設け
られた入賞検知スイッチ5a、6a、7a(図14参
照)からの検知パルスP1 、P2 、P3 は、本発明でい
う遊技制御装置及び禁止装置を兼ねた制御回路10′に
与えられる。また、アウト口8に設けられた外れ玉検知
スイッチ8a(図14参照)からの検知パルスP4 も制
御回路10′に与えられる。
【0111】パチンコゲーム機1′の前面側下部には、
前記第1実施例と同様構成のプリペイドカード(図示せ
ず)が挿入される挿入口26、この挿入口26に挿入さ
れた状態のプリペイドカードを取出すときに操作される
イジェクトスイッチ27、プリペイドカードに記憶され
た金額情報ΔMを表示するための残高表示部28、残高
表示部28に表示された金額情報ΔMの範囲内のパチン
コ玉を遊技玉数情報ΔAに変更するための玉貸スイッチ
29a、休憩指令スイッチ29b、上記遊技玉数情報Δ
Aを表示するための遊技玉数表示部30、プリペイドカ
ードに記憶された持ち玉数情報ΔNを表示するための持
ち玉数表示部31を備え、内部にはプリペイドカードの
取込及び排出機能を有したカードリーダライタ(図14
に符号32を付して示す)を備えて成る。また、パチン
コゲーム機1′の前面側上部には、打止表示ランプ33
が設けられている。
【0112】尚、本実施例においても、パチンコホール
内には、プリペイドカードが挿入されたときに、これに
記憶された持ち玉数情報ΔN及び景品玉数情報ΔKに基
づいて景品の払出しを行う景品交換装置(図示せず)が
設けられている。
【0113】前記制御回路10′は、マイクロコンピュ
ータにより構成されたもので、以下、この制御回路1
0′の概略的な機能及び周辺回路構成について図14を
参照しながら説明する。
【0114】即ち、図14において、入力回路34は、
前記入賞検知スイッチ5a、6a、7aからの検知パル
スP1 、P2 、P3 及び外れ玉検知スイッチ8aからの
検知パルスP4 を受けるようになっており、内部に上記
各検知パルスP1 、P2 、P3 、P4 を個別に計数して
夫々数値信号N1 、N2 、N3 、N4 として記憶するた
めの複数のレジスタ(図示せず)を備えて成る。この場
合、上記各レジスタは、制御回路10′からの指令に応
じて、数値信号N1 、N2、N3 、N4 を制御回路1
0′へ出力する動作を行うと共にその出力後に初期化さ
れる構成となっている。
【0115】前記電気役物9が特賞状態にある期間中
は、これから出力される特賞信号Sfが入力回路34を
介して制御回路10′に与えられるようになっており、
制御回路10′は、特賞信号Sfを出力回路35及び送
信回路36を介してパチンコホール用集中管理コンピュ
ータ(図示せず)へ送信する構成となっている。
【0116】制御回路10′が有するRAMには、入力
回路34からの数値信号N1 、N2、N3 、N4 を順次
更新記憶するためのメモリ領域の他に、打込球メモリ領
域及び賞球メモリ領域が設定されており、打込球メモリ
は、普通入賞孔5、スタート入賞孔6、役物入賞孔7へ
の入賞パチンコ玉とアウト口8への外れパチンコ玉との
合計に対応した打込球数Moを記憶するために設けら
れ、賞球メモリは、賞球としての放出パチンコ玉数を示
す賞球数Msを記憶するために設けられている。
【0117】出力回路35には、上記打込球メモリ領域
及び賞球メモリ領域の各記憶データが転送される毎にこ
れを累算記憶する2個のレジスタ(図示せず)が設けら
れており、各レジスタの記憶内容は、送信回路36を介
して前記集中管理コンピュータへ夫々打込球信号Sa、
賞球信号Sbとして送信される構成となっている。この
場合、上記各レジスタの記憶内容は、集中管理コンピュ
ータ側への送信終了毎に初期化されるようになってい
る。
【0118】制御回路10′には、上述した数値信号N
1 、N2 、N3 、N4 、特賞信号Sfの他に、前記イジ
ェクトスイッチ27、玉貸スイッチ29a、休憩指令ス
イッチ29bからのオン信号、及び前記図示しないパチ
ンコホール用集中管理コンピュータからの開放信号So
p、図示しないな外部操作手段からのリセット信号Sr
が入力回路34を介して与えられるようになっている。
尚、制御回路10′との間でデータの授受を行うように
設けられた前記カードリーダライタ32は、制御ユニッ
ト11の挿入口26にプリペイドカードが挿入されたと
きに挿入検知信号を発生するようになっている。
【0119】制御回路10′は、前記玉発射機構3の電
源、残高表示部28、遊技玉数表示部30、持ち玉数表
示部31、打止表示ランプ33を出力回路24を介して
制御すると共に、パチンコゲーム機1′での売上高を示
すパルス状の売上信号Pm、パチンコゲーム機1′が打
止中であることを示す打止信号Szを、出力回路35及
び送信回路36を通じて前記集中管理コンピュータへ送
信する構成となっている。
【0120】制御回路10′は、上述したような各入力
信号及びROMに記憶したプログラムなどに基づいて図
15〜図20に示すような制御を行うものであり、以下
これについて関連した作用と共に説明する。
【0121】即ち、図15において、制御回路10′
は、挿入口26に対するプリペイドカードの挿入状態を
カードリーダライタ32からの挿入検知信号に基づいて
判断し(ステップC1)、非挿入状態ではそのまま待機
する。プリペイドカードが挿入された場合には、制御回
路10′は、カードリーダライタ32を通じてプリペイ
ドカードを挿入状態に保持すると共に、そのカードの記
憶データのうち必要なもの(セキュリティコード、通し
番号コード、有効期限コード、金額情報ΔM、持ち玉数
情報ΔN、識別情報ΔU)を読み取ってRAMに記憶す
る(ステップC2、C3)。尚、RAMには、上記読み
取り情報用の記憶エリアの他に、前述した遊技玉数情報
ΔAを記憶するための記憶エリアも設けられており、こ
の記憶エリアには初期状態において零に相当した遊技玉
数情報ΔAが記憶されている。
【0122】次いで、制御回路10′は、上記読み取り
データに含まれるセキュリティコード、通し番号コー
ド、有効期限コードなどに基づいて当該プリペイドカー
ドが適正なものか否かを判断し(ステップC4)、不適
正であった場合には、そのプリペイドカードをカードリ
ーダライタ32により排出するステップC5、前記読み
取りデータ及び各表示部28、15を初期化するルーチ
ンC6を実行してステップC1へ戻る。
【0123】挿入口26に適正なプリペイドカードが挿
入された場合(ステップC4で「YES」)には、制御
回路10′は、そのプリペイドカードから読み取ってR
AMに記憶したデータのうち、金額情報ΔM及び持ち玉
数情報ΔNを夫々残高表示部28及び持ち玉数表示部3
1に表示する(ステップC7、C8)。尚、この場合に
おいて、遊技玉数表示部30は初期表示状態(零を表示
した状態)のままである。
【0124】次いで、制御回路10′は、上記持ち玉数
情報ΔNが零か否かを判断し(ステップC9)、零であ
った場合には前記金額情報ΔMが零か否かを判断する
(ステップC10)。持ち玉数情報ΔN及び金額情報Δ
Mが双方とも零であった場合には、制御回路10′は、
プリペイドカードの金額記憶エリアW1及び持ち玉数記
憶エリアW2を初期状態に書替えるルーチンC11を実
行し、この後に前記排出ステップC5、初期化ルーチン
C6を経てステップC1へ戻る。
【0125】制御回路10′は、RAMに記憶した持ち
玉数情報ΔNが零でなかった場合(ステップC9で「N
O」)には、玉発射機構3の電源を出力回路35を通じ
て投入し(ステップC12)、これによりパチンコゲー
ム機1′を遊技可能な状態に切換える。
【0126】このような玉発射機構3の電源投入後に
は、制御回路10′は、金額情報ΔMが零か否かを再判
断し(ステップC13)、零の場合には後述するデータ
入力処理ルーチンC14を実行する。また、制御回路1
0′は、上記ステップC13で「NO」、前記ステップ
C10で「NO」と判断した各場合、つまりRAMに記
憶した金額情報ΔMが零以外であった場合には、玉貸ス
イッチ29aがオン操作されたか否かを判断し(ステッ
プC15)、玉貸スイッチ29aがオン操作されていな
い状態では、イジェクトスイッチ27がオン操作された
か否かを判断する(ステップC16)。
【0127】イジェクトスイッチ27がオン操作された
場合には、後述するステップC40(図16参照)以下
の制御を実行するが、イジェクトスイッチ27がオン操
作されていない状態では、データ入力処理ルーチンC1
4を実行する。
【0128】玉貸スイッチ29aがオン操作された場
合、制御回路10′は、RAMの記憶金額情報ΔMを1
00円相当額だけ減少させると共に、RAMの記憶遊技
玉数情報ΔAを100円相当量である例えば「25」だ
け増加させ(ステップC17)、残高表示部28及び遊
技玉数表示部30の表示内容を、減少後の金額情報ΔM
及び増加後の遊技玉数情報ΔAに変更する(ステップC
18)。
【0129】この後、制御回路10′は、送信回路36
を通じて集中管理コンピュータへ売上信号Pmを1パル
スだけ出力し(ステップC19)、玉発射機構3の電源
が投入状態にあるか否かを判断する(ステップC2
0)。制御回路10′は、玉発射機構3の電源を投入し
ていない状態では、ステップC12に戻ってその電源を
投入した後にステップC13以降の制御を実行し、玉発
射機構3の電源を投入した状態ではデータ入力処理ルー
チンC14を実行する。
【0130】データ入力処理ルーチンC14では、制御
回路10′は、出力回路35内のレジスタから出力され
る数値信号N1 、N2 、N3 、N4 を読み込んでこれら
を一時的に記憶し、この後に収支演算処理ルーチンC2
1を実行する上記収支演算処理ルーチンC21は、図2
0に別途に示す内容となっており、以下これについて説
明する。但し、このルーチンC21での制御は、数値信
号N1 、N2 、N3 、N4 が「2」以上の値を取らない
ことを前提に組み立てられている。
【0131】図20において、収支演算処理ルーチンC
21では、まず最初に数値信号N4(つまり、打込パチ
ンコ玉数)が零か否かを判断し(ステップD1)、「N
O」であった場合(実際にはN4 =1の場合)には、R
AMに設定された演算用メモリ領域の演算値P(初期値
は0)から「1」を差し引くと共に、RAMに設定され
た打込球メモリ領域に記憶した打込球数Moに「1」を
加算し(ステップD2、D3)、数値信号N1 (つま
り、普通入賞孔5に入賞したパチンコ玉数)が零か否か
を判断する(ステップD4)。
【0132】この判断ステップD4は、前記ステップD
1で「YES」と判断した場合にも実行されるものであ
り、ここで「NO」と判断した場合(実際にはN1 =1
の場合)には、前記演算用メモリ領域の記憶演算値Pか
ら「1」を差し引くと共に、前記打込球メモリ領域の記
憶打込球数Moに「1」を加算する(ステップD5、D
6)。さらに、演算用メモリ領域の記憶演算値Pに普通
入賞孔5に対応した賞球数である「13」を加算すると
共に、RAMに設定された賞球メモリ領域に記憶した賞
球数Msにも「13」を加算し(ステップD7、D
8)、数値信号N2(つまり、スタート入賞孔6に入賞
したパチンコ玉数)が零か否かを判断する(ステップD
9)。
【0133】判断ステップD9は、前記ステップD4で
「YES」と判断した場合にも実行されるものであり、
ここで「NO」と判断した場合(実際にはN2=1の場
合)には、演算用メモリ領域の記憶演算値Pから「1」
を差し引くと共に、打込球メモリ領域の記憶打込球数M
oに「1」を加算する(ステップD10、D11)。さ
らに、演算用メモリ領域の記憶演算値Pにスタート入賞
孔6に対応した賞球数である「7」を加算すると共に、
前記賞球メモリ領域の記憶賞球数Msにも「7」を加算
し(ステップD12、D13)、数値信号N3 (つま
り、役物入賞孔7に入賞したパチンコ玉数)が零か否か
を判断する(ステップD14)。
【0134】判断ステップD14は、前記ステップD9
で「YES」と判断した場合にも実行されるものであ
り、ここで「NO」と判断した場合(実際にはN3 =1
の場合)には、演算用メモリ領域の記憶演算値Pから
「1」を差し引くと共に、打込球メモリ領域の記憶打込
球数Moに「1」を加算し(ステップD15、D1
6)、演算用メモリ領域の記憶演算値Pに役物入賞孔7
に対応した賞球数である「13」を加算すると共に、賞
球メモリ領域の記憶賞球数Msにも「13」を加算し
(ステップD17、D18)、データ出力処理ルーチン
D19を実行する。
【0135】上記データ出力処理ルーチンD19は、上
述のようにしてRAMの打込球メモリ領域及び賞球メモ
リ領域に記憶した打込球数Mo及び賞球数Msを、出力
回路35内の図示しないレジスタに転送してそのレジス
タに更新記憶させると共に、上記各メモリ領域を初期化
する。
【0136】上記データ出力処理ルーチンD19の実行
後、及び前記ステップD14で「YES」と判断した場
合には、RAMに記憶した持ち玉数情報ΔNから前記演
算値P(これはパチンコゲーム機1′での遊技に伴う打
込球数から賞球数を差し引いた差玉数に相当)を差し引
くことにより変数Xを求め(ステップD20)、この変
数Xが零以上であるか否かを判断する(ステップD2
1)。
【0137】上記変数Xが零以上の場合、換言すればパ
チンコゲーム機1′での遊技に伴う差玉数(打込球数−
賞球数)が持ち玉数情報ΔNより少ない場合には、変数
Xを新たな持ち玉数情報ΔNとして更新記憶し(ステッ
プD22)、この後に図15に示すステップC22へリ
ターンする。
【0138】変数Xが零未満の場合(ステップD21で
「NO」)、つまりパチンコゲーム機1′での遊技に伴
う差玉数(打込球数−賞球数)が持ち玉数情報ΔN以上
の場合には、RAMに記憶した持ち玉数情報ΔNを零に
初期化すると共に、変数Xに対してRAMに記憶した遊
技玉数情報ΔAを加算することにより変数Yを求め(ス
テップD23、D24)、この変数Yが零より大きいか
否かを判断する(ステップD25)。
【0139】変数Yが零より大きい場合、換言すればパ
チンコゲーム機1′での遊技に伴う差玉数(打込球数−
賞球数)が持ち玉数情報ΔNより多く且つ持ち玉数情報
ΔNと遊技玉数情報ΔAとの合計値より少ない場合に
は、変数Yを新たな遊技玉数情報ΔAとして更新記憶し
(ステップD26)、この後に図15に示すステップC
22へリターンする。
【0140】変数Yが零以下の場合(ステップD25で
「NO」)、つまりパチンコゲーム機1′での遊技に伴
う差玉数(打込球数−賞球数)が持ち玉数情報ΔNと遊
技玉数情報ΔAとの合計値以上の場合には、RAMに記
憶した遊技玉数情報ΔAを零に初期化し(ステップD2
7)、この後に図15に示すステップC22へリターン
する。
【0141】以上のような収支演算処理ルーチンC21
が行われる結果、RAMに記憶した持ち玉数情報ΔN及
び遊技玉数情報ΔAが、パチンコゲーム機1′での遊技
に応じた打込パチンコ玉及び賞球としての放出パチンコ
玉の数に応じて順次変更されるものである。
【0142】さて、図15に翻って、制御回路10′
は、収支演算処理ルーチンC21の実行後には、遊技玉
数表示部30、持ち玉数表示部31の表示内容を、収支
演算処理ルーチンC21で更新した後の遊技玉数情報Δ
A、持ち玉数情報ΔNに変更する(ステップC22)。
【0143】この後、制御回路10′は、遊技玉数情報
ΔA及び持ち玉数情報ΔNの合計値が零か否かを判断し
(ステップC23)、零以外の場合には図16に示すス
テップC27以降の制御を実行するが、零となった場合
には玉発射機構3の電源が投入状態にあるか否かを判断
する(ステップC24)。
【0144】ここで、ステップC24が初めて実行され
た時点では、玉発射機構3の電源が投入された状態にあ
るから、制御回路10′は、ステップC24で「YE
S」と判断して、玉発射機構3の電源を遮断し(ステッ
プC25)、一定時間待機した後に(ステップC2
6)、データ処理入力ルーチンC14へ戻る。この後に
ルーチンC14以降の制御が行われて前記ステップC2
4へ移行したときには、制御回路10′は「NO」と判
断してステップC10へ戻る。これにより、玉発射機構
3の電源が遮断された後においても、その停止前に盤面
4へ発射されたパチンコ玉が持ち玉数情報ΔN、遊技玉
数情報ΔAに反映するように補償される。
【0145】図16において、制御回路10′は、ステ
ップC23で「NO」と判断した場合に移行するステッ
プC27では、ステップC21での演算処理により得た
最新の持ち玉数情報ΔNが打止設定値Z1(「300
0」相当値)以上であるか否かを判断する。制御回路1
0′は、持ち玉数情報ΔNが打止設定値Z1未満である
場合には、イジェクトスイッチ27がオン操作されたか
否かを判断し(ステップC28)、オン操作されていな
い状態では図18に示すステップC67へ移行する。
【0146】制御回路10′は、上記持ち玉数情報ΔN
が打止設定値Z1以上となったときには、特賞信号Sf
が入力中であった場合にその入力が停止するまで、つま
りパチンコゲーム機1′での特賞状態が終了するまで待
機する(ステップC29)。斯かる待機状態が終了した
ときには、制御回路10′は、玉発射機構3の電源を遮
断し(ステップC30)、打止信号Szの出力を開始す
ると共に打止表示ランプ33を点灯させる(ステップC
31、C32)。
【0147】次いで、制御回路10′は、所定時間待機
し(ステップC33)、この後にデータ入力処理ルーチ
ンC34、収支演算処理ルーチンC35、表示変更ステ
ップC36を、前記ルーチンC14、C21、ステップ
C22と同様に行うものであり、これにより、打止発生
に伴い玉発射機構3の電源が遮断された後においても、
その停止前に盤面4へ発射されたパチンコ玉が持ち玉数
情報ΔN、遊技玉数情報ΔAに反映するように補償され
る。
【0148】この後、制御回路10′は、カードリーダ
ライタ32を駆動することにより、カードデータ書替え
ルーチンC37を実行する。このルーチンC37では、
挿入状態にあるプリペイドカードの金額記憶エリアW1
に記憶された金額情報ΔMをステップC17で減額され
た金額情報ΔMに更新する動作、同カードの持ち玉数記
憶エリアW2に記憶された持ち玉数情報ΔNを零に初期
化する動作、同カードの景品玉数記憶エリアW3に対
し、ルーチンC35で最終的に得られた持ち玉数情報Δ
N及び遊技玉数情報ΔAの合計値を景品玉数情報ΔKと
して記憶する動作を行う。
【0149】斯かるカードデータ書替えルーチンC37
の実行後には、制御回路10′は、プリペイドカードを
排出するステップC38、RAMに記憶した持ち玉数情
報ΔN、遊技玉数情報ΔAなどのデータ及び各表示部2
8、30、31を初期化するルーチンC39を実行し、
この後に図17に示すステップC52以降の制御を実行
する。
【0150】一方、制御回路10′は、イジェクトスイ
ッチ27がオン操作された場合(ステップC28で「Y
ES」)には、特賞信号Sfが入力中であった場合にそ
の入力が停止するまで待機し(ステップC40)、斯か
る待機状態が終了したときには玉発射機構3の電源を遮
断する(ステップC41)次いで、制御回路10′は、
所定時間待機し(ステップC42)、この後にデータ入
力処理ルーチンC43、収支演算処理ルーチンC44、
表示変更ステップC45を、前記ルーチンC14、C2
1、ステップC22と同様に行うものであり、これによ
り、イジェクトスイッチ27のオン操作に伴い玉発射機
構3の電源が遮断された後においても、その停止前に盤
面4へ発射されたパチンコ玉が持ち玉数情報ΔN、遊技
玉数情報ΔAに反映するように補償される。
【0151】この後、制御回路10′は、収支演算処理
ルーチンC44での演算により得た最新の遊技玉数情報
ΔA及び持ち玉数情報ΔNの合計値が見なし打止値Z2
(「2500」相当値)以上であるか否かを判断する
(ステップC46)。
【0152】上記遊技玉数情報ΔA及び持ち玉数情報Δ
Nの合計値が見なし打止値Z2未満である場合、制御回
路10′は、カードデータ書替えルーチンC47におい
て、挿入状態にあるプリペイドカードの金額記憶エリア
W1に記憶された金額情報ΔMをステップC16で減額
された金額情報ΔMに更新する動作、同カードの持ち玉
数記憶エリアW2に記憶された持ち玉数情報ΔNを上記
最新の遊技玉数情報ΔA及び持ち玉数情報ΔNの合計値
に更新する動作を行い、この後にプリペイドカードを排
出するステップC48、RAMに記憶した持ち玉数情報
ΔN、遊技玉数情報ΔAなどのデータ及び各表示部2
8、30、31を初期化するルーチン49を実行してス
テップC1へ戻る。
【0153】制御回路10′は、上記遊技玉数情報ΔA
及び持ち玉数情報ΔNの合計値が見なし打止値Z2以上
となった場合(ステップC46で「YES」)には、打
止信号Szの出力を開始すると共に打止表示ランプ33
を点灯させ(ステップC50、C51)、この後に前記
カードデータ書替えルーチンC37以降の制御を実行す
る。
【0154】図17において、制御回路10′は、前記
ルーチンC39に引き続くステップC52では、挿入口
26に対するプリペイドカードの挿入状態を判断し、非
挿入状態では図示しないパチンコホール用集中管理コン
ピュータから開放信号Sopが入力されるまで待機する
(ステップC53)。プリペイドカードが挿入された場
合には、制御回路10′は、カードリーダライタ32を
通じてプリペイドカードを挿入状態に保持すると共に、
その記憶データのうち必要なもの(セキュリティコー
ド、通し番号コード、有効期限コード、金額情報ΔM、
持ち玉数情報ΔN)を読み取ってRAMに記憶する(ス
テップC54、C55)。
【0155】次いで、制御回路10′は、上記読み取り
データに含まれるセキュリティコード、通し番号コー
ド、有効期限コードなどに基づいて当該プリペイドカー
ドが適正なものか否かを判断し(ステップC56)、不
適正であった場合には、そのプリペイドカードをカード
リーダライタ32により排出するステップC57、前記
読み取りデータ及び各表示部28、30、31を初期化
するルーチンC58を実行してステップC54へ戻る。
【0156】挿入口26に適正なプリペイドカードが挿
入された場合(ステップC56で「YES」)には、制
御回路10′は、そのプリペイドカードから読み取って
RAMに記憶したデータのうち、金額情報ΔM及び持ち
玉数情報ΔNを夫々残高表示部28及び持ち玉数表示部
31に表示する(ステップC59、C60)。尚、この
場合において、遊技玉数表示部30は初期表示状態(零
を表示した状態)のままである。
【0157】この後、制御回路10′は、前記開放信号
Sopが入力されたか否かを判断し(ステップC61)、
開放信号Sopが所定時間内に入力されなかったときには
前記カード排出ステップC57、初期化ルーチンC58
を実行してステップC52へ戻る。
【0158】挿入口26に適正なプリペイドカードが挿
入された状態で開放信号Sopが入力された場合(ステッ
プC61で「YES」)には、制御回路10′は、打止
信号Szを出力停止すると共に打止表示用ランプ33を
消灯させ(ステップC63、C64)、この後に図15
に示すステップC9へ戻る。これにより、パチンコゲー
ム機1′が打止開放されると共に、そのパチンコゲーム
機1′が上記プリペイドカードにより遊技可能な状態と
なる。
【0159】挿入口26にプリペイドカードが挿入され
ていない状態で開放信号Sopが入力された場合(ステッ
プC53で「YES」)には、制御回路10′は、打止
信号Szを出力停止すると共に打止表示用ランプ33を
消灯させ(ステップC65、C66)、この後に図15
に示すステップC1へ戻る。これにより、パチンコゲー
ム機1′が打止開放されるようになり、そのパチンコゲ
ーム機1′は、プリペイドカードを挿入口26へ挿入す
ることにより遊技可能な状態となる。
【0160】図18において、制御回路10′は、前記
ステップC28で「NO」と判断した場合、並びに前記
ステップC40で「YES」と判断した場合に移行され
るステップC67では、休憩指令スイッチ29bがオン
操作されたか否かを判断し、オン操作されていない状態
では、図15に示すステップC15へ戻るが、オン操作
された場合には、特賞信号Sfの入力状態を判断する
(ステップC68)。
【0161】このとき、制御回路10′は、特賞信号S
fが入力中であった場合には、図15に示すステップC
15へ戻るが、特賞信号Sfが入力されていなかった場
合には玉発射機構3の電源を遮断する(ステップC6
9)。
【0162】次いで、制御回路10′は、所定時間待機
し(ステップC70)、この後にデータ入力処理ルーチ
ンC71、収支演算処理ルーチンD72、表示変更ステ
ップC73を、前記ルーチンC14、C21、ステップ
C22と同様に行うものであり、これにより、休憩指令
スイッチ29bのオン操作に応じて玉発射機構3の電源
が遮断された後においても、その停止前に盤面4へ発射
されたパチンコ玉が持ち玉数情報ΔNに反映するように
補償される。
【0163】この後、制御回路10′は、残高表示部2
8に「休憩中」の表示を行い(ステップC74)、カー
ドデータ書替えルーチンC75において、挿入状態にあ
るプリペイドカードの金額記憶エリアW1に記憶された
金額情報ΔMをステップC17で減額された金額情報Δ
Mに更新する動作、同カードの持ち玉数記憶エリアW2
に記憶された持ち玉数情報ΔNを上記最新の持ち玉数情
報ΔNに更新する動作、同カードの識別情報記憶エリア
W4にパチンコゲーム機1に固有の識別情報ΔUを記憶
する動作を行い、プリペイドカードの排出ステップC7
6を実行する。
【0164】制御回路10′は、上記カード排出ステッ
プC76の実行後には、タイマ動作時間が例えば5分に
設定された内部タイマのタイマ動作を開始すると共に、
持ち玉数表示部31に対し「休憩」の最大許容時間が
「5分」である旨の表示を行う(ステップC77、C7
8)。
【0165】斯かる表示状態において、制御回路10′
は、図19に示すように、挿入口26に対するプリペイ
ドカードの挿入状態を判断し(ステップC79)、非挿
入状態では前記内部タイマがタイムアップしたか否か、
つまりプリペイドカードの排出後に5分が経過したか否
を判断し(ステップC80)、内部タイマがタイムアッ
プしていない状態では持ち玉数表示部31の表示内容を
残りタイマ動作時間に合わせて変更する(ステップC8
1)。
【0166】この後、制御回路10′は、外部操作手段
からのリセット信号Srの入力状態を判断し(ステップ
C82)、リセット信号Srが入力されていない状態で
はステップC79へ戻るが、リセット信号Srが入力さ
れた場合には、RAMの記憶内容、及び各表示部28、
31を初期化するルーチンC83を実行してステップC
1へ戻る。また、制御回路10′は、内部タイマがタイ
ムアップした場合(ステップC80で「YES」)にも
上記初期化ルーチンC83を実行して図15に示すステ
ップC1へ戻る。
【0167】制御回路10′は、ステップC79で「Y
ES」と判断した場合、つまり上記内部タイマがタイム
アップする前の時点で挿入口26にプリペイドカードが
挿入された場合には、当該プリペイドカードをカードリ
ーダライタ32を通じて挿入状態に保持すると共に、そ
のカードの記憶データのうち必要なもの(セキュリティ
コード、通し番号コード、有効期限コード、金額情報Δ
M、持ち玉数情報ΔN、識別情報ΔU)を読み取ってR
AMに記憶する(ステップC84、C85)。
【0168】次いで、制御回路10′は、上記読み取り
データに含まれるセキュリティコード、通し番号コー
ド、有効期限コードなどに基づいて当該プリペイドカー
ドが適正なものか否かを判断し(ステップC86)、不
適正であった場合には、そのプリペイドカードを排出す
るステップC87、前記読み取りデータを初期化するス
テップC88を実行してステップC79へ戻る。
【0169】挿入口26に適正なプリペイドカードが挿
入された場合(ステップC86で「YES」)には、制
御回路10′は、そのプリペイドカードから読み取った
データに含まれる識別情報ΔUが自身に設定された識別
情報ΔUと一致するか否か、つまり当該プリペイドカー
ドが休憩指令スイッチ29bがオン操作された時点で挿
入口26に挿入されていたものであるか否かを判断し
(ステップC89)、識別情報ΔUが一致しない場合に
は、前記カード排出ステップC87、データ初期化ステ
ップC88を実行してステップC79へ戻る。
【0170】挿入口26に適正で且つ識別情報ΔUが一
致したプリペイドカードが挿入された場合(ステップC
89で「YES」)には、制御回路10′は、内部タイ
マをリセットし(ステップC90)、残高表示部28を
金額情報ΔMの表示状態に戻すと共に、持ち玉数表示部
31を持ち玉数情報ΔNの表示状態に戻し(ステップC
91、C92)、この後にプリペイドカードに記憶され
た識別情報ΔUを初期化するステップC93を実行して
図15に示すステップC9へ戻る。
【0171】しかして、以上述べた制御回路10′によ
る制御内容の概略を要約すると次のようになる。
【0172】(1)…挿入口26にプリペイドカードが
挿入されていない状態では、パチンコゲーム機1′を遊
技不能状態に保持する。
【0173】(2)…適正なプリペイドカードが挿入さ
れたときにはそのカードに記憶されている金額情報Δ
M、持ち玉数情報ΔNを読み取ってRAMに記憶すると
共に、それらの記憶情報ΔM、ΔNを残高表示部28、
持ち玉数表示部31に表示し、遊技玉数表示部30には
初期値零の遊技玉数情報ΔA(これも上記RAMに記憶
されている)を表示する。また、上述のように読み取っ
た金額情報ΔM、持ち玉数情報ΔNが零であった場合、
並びに不適正なプリペイドカードが挿入されたときに
は、そのプリペイドカードを排出する。
【0174】(3)…RAMに記憶した持ち玉数情報Δ
Nが零でなかった場合には、玉発射機構3の電源を投入
することにより、パチンコゲーム機1′を遊技可能状態
に切換える。
【0175】(4)…RAMに記憶した金額情報ΔMが
零でない状態で、玉貸スイッチ29aがオン操作された
ときには、その記憶金額情報ΔMを100円相当額だけ
減少させると共に、RAMに記憶した遊技玉数情報ΔA
を100円相当量である「25」だけ増加させ、さらに
集中管理コンピュータへ売上信号Pmを1パルスだけ出
力する。このとき、玉発射機構3の電源が未投入状態で
あった場合(つまり当初の記憶持ち玉数情報ΔNが零で
あった場合)には、玉発射機構3の電源を投入してパチ
ンコゲーム機1′を遊技可能状態に切換える。
【0176】(5)…パチンコゲーム機1′での遊技が
行われた場合には、その遊技に伴う賞球としての放出パ
チンコ玉数と打込パチンコ玉数との差を示す差玉数Pを
順次演算し、その演算結果に基づいてRAMの記憶持ち
玉数情報ΔNを増減させる動作を行う。このとき、持ち
玉数情報ΔNが零未満に減少したとき(差玉数Pが持ち
玉数情報ΔNより多くなったとき)には、RAMに記憶
した遊技玉数情報ΔAを上記差玉数Pに基づいて減少さ
せる動作を行う。
【0177】(6)…パチンコゲーム機1′での遊技に
より増減する遊技玉数情報ΔAと持ち玉数情報ΔNとの
合計値が零になったときには、玉発射機構3の電源を遮
断してパチンコゲーム機1′での遊技を停止させる。こ
のとき、RAMの記憶金額情報ΔMも零であった場合に
は、プリペイドカードの金額記憶エリアW1及び持ち玉
数記憶エリアW2を初期状態に書替えた後に、そのプリ
ペイドカードを排出する。また、RAMの記憶金額情報
ΔMが零でなかった場合には、玉貸スイッチ29aがオ
ン操作された場合に、前記(5)のような制御を行い、
イジェクトスイッチ27がオン操作された場合に、金額
記憶エリアW1に対しRAMに記憶した金額情報ΔMを
更新記憶すると共に、持ち玉数記憶エリアW2に対しR
AMに記憶した金額情報ΔM(この場合には零)を更新
記憶し、プリペイドカードを排出する。
【0178】(7)…パチンコゲーム機1′での遊技に
より増減する持ち玉数情報ΔNが打止設定値Z1(=3
000)に達したときには、玉発射機構3の電源を遮断
してパチンコゲーム機1′での遊技を停止させると共
に、打止信号Szを集中管理コンピュータへ送信し、さ
らに打止表示用ランプ33を点灯させる。また、プリペ
イドカードの金額記憶エリアW1に対しRAMに記憶し
た金額情報ΔMを更新記憶すると共に、景品玉数記憶エ
リアW3に対し上記持ち玉数情報ΔNとRAMに記憶し
た遊技玉数情報ΔAとの合計値を景品玉数情報ΔKとし
て記憶させ、そのプリペイドカードを排出する。
【0179】(8)…パチンコゲーム機1′での遊技に
より増減する持ち玉数情報ΔNが零でない状態でイジェ
クトスイッチ27がオン操作されたときには、玉発射機
構3の電源を遮断してパチンコゲーム機1′での遊技を
停止させる。このとき、上記持ち玉数情報ΔNが見なし
打止値Z2(=2500)に達していた場合には、打止
信号Szを集中管理コンピュータへ送信すると共に、打
止表示用ランプ33を点灯させ、さらにプリペイドカー
ドの金額記憶エリアW1に対しRAMに記憶した金額情
報ΔMを更新記憶すると共に、景品玉数記憶エリアW3
に対し上記持ち玉数情報ΔNとRAMに記憶した遊技玉
数情報ΔAとの合計値を景品玉数情報ΔKとして記憶さ
せ、そのプリペイドカードを排出する。また、持ち玉数
情報ΔNが見なし打止値Z2(=2500)に達してい
ない場合には、プリペイドカードの金額記憶エリアW1
に対しRAMに記憶した金額情報ΔMを更新記憶すると
共に、持ち玉数記憶エリアW2に対し上記持ち玉数情報
ΔNとRAMに記憶した遊技玉数情報ΔAとの合計値を
新たな持ち玉数情報ΔNとして記憶させ、そのプリペイ
ドカードを排出する。
【0180】(9)…打止表示ランプ33を点灯させた
状態(つまり、対応するパチンコゲーム機1′を打止に
した状態)では、集中管理コンピュータから開放信号S
opが出力された場合のみ、打止信号Szを出力停止する
と共に、打止表示ランプ33を消灯させる。
【0181】(10)挿入口26に適正なプリペイドカ
ードが挿入されてパチンコゲーム機1′が遊技可能状態
にあるときに休憩指令スイッチ29bがオン操作された
ときには、玉発射機構3の電源を遮断してパチンコゲー
ム機1′を遊技不能状態に切換え、金額記憶エリアW1
に対しRAMに記憶した金額情報ΔMを更新記憶すると
共に持ち玉数記憶エリアW2に対しRAMに記憶した金
額情報ΔMを更新記憶し、プリペイドカードを排出す
る。また、休憩指令スイッチ29bのオン操作後には、
残高表示部28に「休憩中」の表示を5分間だけ行うこ
とにより、その間パチンコゲーム機1′の遊技客が休憩
中である旨を報知すると共に、その休憩時間の残り時間
を持ち玉数表示部31に表示する。
【0182】(11)残高表示部28に「休憩中」の表
示が行われた状態で、挿入口26に対し前記(10)の
ように排出したプリペイドカードが挿入されたときに
は、パチンコゲーム機1′を遊技可能状態に戻すが、挿
入口26に他のプリペイドカードが挿入されたときに
は、そのパチンコゲーム機1′を遊技不能状態のまま保
持する。
【0183】(12)残高表示部28に「休憩中」の表
示が行われた状態が5分間継続したときには、他のプリ
ペイドカードでも遊技可能な初期状態に戻る。
【0184】従って、上記した本実施例によっても、前
記第1実施例と同様に、パチンコゲーム機1′での遊技
時においてパチンコ玉を持ち歩く必要が全くなくなっ
て、遊技客側の利便性が大幅に向上すると共に、遊技客
がパチンコゲーム機1′から一時的に離れる場合に休憩
指令スイッチ29bをオン操作しておけば、当該パチン
コゲーム機1′が他の遊技客に占拠されてしまう虞がな
くなるものである。
【0185】特に、本実施例によれば、遊技客がプリペ
イドカードの記憶金額データΔMをパチンコ玉に変換し
たしたときの遊技玉数情報ΔAについては、これが打止
設定値Z1に基づいた打止制御に反映しない構成、つま
りパチンコゲーム機1′の打止制御の対象を遊技による
獲得パチンコ玉のみに絞る構成となっているから、遊技
客側に不利益が発生することを防止できるものである。
【0186】尚、上記第3実施例においても、パチンコ
ゲーム機1′での遊技途中において、遊技玉数表示部3
0及び持ち玉数表示部31に表示された遊技玉数情報Δ
A及び持ち玉数情報ΔNの合計値が所定の限度値以下に
減少したときに、金額情報ΔMを遊技玉数情報ΔAに自
動的に変換する構成としても良いものである。
【0187】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、請
求項1に記載されたパチンコホール用遊技システムによ
れば、パチンコゲーム機での遊技を遊技券に記憶した金
額情報に基づいて行うと共に、パチンコゲーム機での遊
技に伴う遊技客側の終始状況を遊技券に記憶させる構成
とし、さらに遊技制御装置に対して遊技券が装着された
状態でパチンコゲーム機に対応された休憩指令スイッチ
がオンされたときに、当該パチンコゲーム機での遊技が
上記遊技券以外の遊技券で行われることを所定時間だけ
禁止する構成としたから、遊技客がパチンコ玉を持ち歩
く必要がなくなって遊技客側の利便性が向上すると共
に、遊技客が占拠した状態のパチンコゲーム機が非稼働
状態のまま長時間放置される事態を未然に防止できてパ
チンコホールの売上を高める上で有益になるなどの優れ
た効果を奏するものである。
【0188】また、請求項2に記載されたパチンコホー
ル用遊技システムによれば、遊技制御装置を、これに対
して遊技券が装着された状態で休憩指令スイッチがオン
されたときにその遊技券に当該遊技制御装置を特定可能
な識別情報が記憶させると共に、他の遊技制御装置に対
応した識別情報が記憶された遊技券が装着されたときに
は対応するパチンコゲーム機でのパチンコ玉の発射を許
容しない構成としたから、遊技券を利用して複数台のパ
チンコゲーム機が不法に占拠される事態を確実に防止で
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるパチンコゲーム機
及び制御ユニット部分を示す正面図
【図2】制御ユニットの電気的構成を示す機能ブロック
【図3】パチンコゲーム機の電気的構成を示す機能ブロ
ック図
【図4】プリペイドカード(遊技券)のフォーマットを
示す図
【図5】パチンコゲーム機内の制御回路による制御内容
を示すフローチャート
【図6】制御ユニット内の制御回路による制御内容を示
すフローチャートその1
【図7】制御ユニット内の制御回路による制御内容を示
すフローチャートその2
【図8】制御ユニット内の制御回路による制御内容を示
すフローチャートその3
【図9】制御ユニット内の制御回路による制御内容を示
すフローチャートその4
【図10】制御ユニット内の制御回路による制御内容を
示すフローチャートその5
【図11】第1実施例の変形例を説明するためのフロー
チャート
【図12】本発明の第2実施例を説明するためのフロー
チャート
【図13】本発明の第3実施例におけるパチンコゲーム
機を示す正面図
【図14】パチンコゲーム機の電気的構成を示す機能ブ
ロック図
【図15】パチンコゲーム機内の制御回路による制御内
容を示すフローチャートその1
【図16】パチンコゲーム機内の制御回路による制御内
容を示すフローチャートその2
【図17】パチンコゲーム機内の制御回路による制御内
容を示すフローチャートその3
【図18】パチンコゲーム機内の制御回路による制御内
容を示すフローチャートその4
【図19】パチンコゲーム機内の制御回路による制御内
容を示すフローチャートその5
【図20】パチンコゲーム機内の制御回路による制御内
容の要部を示すフローチャート
【符号の説明】
図中、1、1′はパチンコゲーム機、3は玉発射機構、
4は盤面、10は制御回路、10′は制御回路(遊技制
御装置、禁止装置)、11は制御ユニット(遊技制御装
置、禁止装置)、14は残高表示部、15は持ち玉数表
示部、16aは玉貸スイッチ、16bは休憩指令スイッ
チ、18はカードリーダライタ、19は制御回路、28
は残高表示部、29aは玉貸スイッチ、29bは休憩指
令スイッチ、30は遊技玉数表示部、31は持ち玉数表
示部、32はカードリーダライタを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A63F 7/02 337 8804−2C G06F 15/21 340 A 7218−5L G07F 7/08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下(a)、(b)、(c)及び(d)
    に示すパチンコゲーム機、遊技制御装置、休憩指令スイ
    ッチ及び禁止装置を備えたことを特徴とするパチンコホ
    ール用遊技システム。 (a)内部に封入されたパチンコ玉を循環させながら盤
    面へ発射する動作を行なう玉発射機構を備え、パチンコ
    玉の盤面への打込に応じて打込球信号を発生すると共
    に、パチンコ玉の入賞に応じて賞球信号を発生するよう
    に構成されたパチンコゲーム機。 (b)前記パチンコゲーム機と対応して設けられ、パチ
    ンコ玉数を示す遊技用データを記憶して成る遊技券が装
    着された状態で、対応するパチンコゲーム機でのパチン
    コ玉の発射を上記遊技券の記憶遊技用データにより示さ
    れるパチンコ玉数の範囲内で許容すると共に、その記憶
    遊技用データを前記打込球信号の発生数だけ減少させる
    動作及び前記賞球信号の発生数に所定の定数を乗じた数
    だけ増加させる動作を行なう遊技制御装置。 (c)前記パチンコゲーム機と対応した位置に遊技客に
    よる操作が可能に設けられた休憩指令スイッチ。 (d)前記遊技制御装置に対して遊技券が装着された状
    態で前記休憩指令スイッチがオンされたときに、その遊
    技制御装置に対応したパチンコゲーム機での遊技が上記
    遊技券以外の遊技券で行われることを所定時間だけ禁止
    する禁止装置。
  2. 【請求項2】 遊技制御装置は、これに対して遊技券が
    装着された状態で休憩指令スイッチがオンされたときに
    その遊技券に当該遊技制御装置を特定可能な識別情報を
    記憶させると共に、他の遊技制御装置に対応した識別情
    報が記憶された遊技券が装着されたときには対応するパ
    チンコゲーム機でのパチンコ玉の発射を許容しないよう
    に構成されていることを特徴とする請求項1記載のパチ
    ンコホール用遊技システム。
JP18202991A 1991-06-26 1991-06-26 パチンコホール用遊技システム Pending JPH053958A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5628685A (en) * 1992-07-23 1997-05-13 Kabushiki Kaisha Ace Denken Game play media lending machine and gaming machine system each having a charge collection function, and charge collection method in a gaming house
JP2007282902A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Daikoku Denki Co Ltd 遊技機用表示装置
JP2011177393A (ja) * 2010-03-03 2011-09-15 Sankyo Co Ltd 遊技用装置、遊技用管理装置並びに遊技用システム
JP2012170533A (ja) * 2011-02-18 2012-09-10 Sankyo Co Ltd 遊技機および遊技システム
JP2013061755A (ja) * 2011-09-13 2013-04-04 Asahi Seiko Co Ltd ゲーム機のプレイ可能信号出力装置、ゲーム機およびゲーム場運営システム

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